Sightsong

自縄自縛日記

トリスタン・ホンジンガー+本藤美咲+宮坂遼太郎@公園通りクラシックス

2023-06-15 07:54:01 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2023/6/14)。

Tristan Honsinger (cello, voice, dance)
Misaki Motofuji 本藤美咲 (cl, bs)
Ryotaro Miyasaka 宮坂遼太郎 (perc)

トリスタン・ホンジンガーは久しぶりの来日。2007年と10年の「KAIBUTSU LIVES!」のあとにもあったかな。自分自身は4年前にアムステルダムでICPを観て以来。ステージ上を諧謔と驚きの祝祭空間にしてみせるヴァイタリティは健在で、嬉しくなってしまう。本番が始まる前にステージ奥の楽屋スペースで悪態を聞こえるように話すのも。(ICPではメンバーが「Hi there, hi there」と挨拶しながら登壇し、それがそのまま演奏につながってゆき愉快だった。)

ふたりの共演者は敢えてかれの世界を中心にまわそうとしているように見えた。宮坂さんはトリスタンの動きを凝視して身体全体を使ったプレイ(身体表現というよりも、自然にそのように)。本藤さんのクラリネットはトリスタンの濁り豊かなチェロにとてもマッチしており、リズムを創出して独自の時間を進める役割を担った。

Fuji X-E2, 7Artians 12mmF2.8, XF60mmF2.4

●トリスタン・ホンジンガー
ICP+Waterlandse Harmonie@アムステルダムBimhuis(2019年)
ジャスト・オフ『The House of Wasps』(2015年)
「KAIBUTSU LIVEs!」をエルマリート90mmで撮る(2)(2010年)
「KAIBUTSU LIVEs!」をエルマリート90mmで撮る(2007年)
トリスタン・ホンジンガー『From the Broken World』、『Sketches of Probability』(1991、96年)
セシル・テイラー『Corona』(1996年)
ICPオーケストラ『Bospaadje Konijnehol』の2枚(1986-91年)
浅川マキ『Stranger's Touch』(1989年)
1988年、ベルリンのセシル・テイラー(1988年)

●本藤美咲
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
池田千夏+本藤美咲@下北沢Apollo(2023年)
People, Places and Things × Ex@小岩BUSHBASH(2022年)
本藤美咲+岡千穂@Ftarri(2022年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)

●宮坂遼太郎
ダブトライアングル@東北沢OTOOTO(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
秘密基地『ぽつねん』(2019年)
秘密基地@東北沢OTOOTO(2019年)


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