ハノイから北部に5時間程度の町で、ヤギ料理を食べた。
「De Nui」とはヤギの意味らしい
日本には沖縄を除いてヤギ食文化がないが、平川宗隆『沖縄でなぜヤギが愛されるのか』(>> リンク)によれば、東アジア(韓国、台湾)、東南アジア(フィリピン、ベトナム、インドネシア)、南アジア(インド)にもヤギ食文化はあり、むしろヤマトゥが例外的だということになる。わたしにとっても、沖縄でヤギの刺身とヤギ汁を1回ずつ食べて以来のヤギ食だ。
とは言っても、ハノイで頻繁にヤギが食べられているわけではなく、むしろ良いヤギ肉を使う店を見つけるのは難しいという。そんなわけで、郊外で、つぶしたばかりの新鮮なヤギ肉を食べる機会に恵まれるとは、実に幸運なことだった。
最初はホルモン。スターフルーツ、葱、そして臭み取りのためか大量のスパイスとともに炒められており、肉はコリコリしている。汁気が多い。
次は脂身の多い部位で、やはりスターフルーツ、葱とともに炒めてある。ライスペーパーに包んで食べる。爽やかな酸味はレモングラスか?
3皿目はカレー煮のようなもの。揚げパンのような一風変わったフランスパンに窪みを作り、中に入れて食べる。パンもヤギも果てしなく旨い。
カレー煮を撮り忘れた
4、5皿目は正肉(のどこか)。胡麻とスパイスの風味が効いている。旨いのだが、もう満腹で食べられない。はじめに5皿あると通知されていればペース配分ができたのに。
『沖縄で・・・』には、「ヤギ鍋」、「雌ヤギの乳房のスライス焼」、「生血と生肉のプディン」(動脈血を塩で固め、それに生肉を入れただけ!)も紹介されている。これらはもっと凝った料理なのかもしれない。
これで、沖縄のヤギ汁にヨモギを入れ過ぎて目を白黒させたトラウマは解消できた。もうどんどんいらっしゃい。
フランス軍に対抗した大砲か?
翌日は、ニンビン省へ用があり出かけて、
帰りにヤギ料理を食べるのを楽しみにしていました。
でも、同行している人たちが海鮮料理にかえてしまって残念でした。
写真を拝見してその想いが強くなりました。
ヤギの肉のかおりに幼い時の思い出があり忘れかけたその情景や人の声、顔立ちなどが蘇るのではとほんとうに楽しみにしていました。
その想いをはっきりと伝えなかった私もダメですね。
もう、記憶におさまりましたから今度行くときは必ず食べてきます。
ベトナムの後は、ラオスに寄って来ました。
色を見つめる眼が育つ国!
今度は、ひとりで行くか、波動があう人とゆっくりと歩いてみたいです。
同じ日にハノイ入りしたのですね。空港できょろきょろしたら大木さんを発見できたかもしれません。
海老の直焼きや春巻など、海鮮も旨いですね。ヤギはぜひ次の機会に。
ラオスも良い国ですね。どうやらヴィエンチャンもずいぶん発展しているとか、自分が歩いた4年前とは違うのかもしれません。また行きたいです。