Sightsong

自縄自縛日記

トリオ・タペストリー@ブルーノート東京

2024-06-14 22:47:33 | アヴァンギャルド・ジャズ

ブルーノート東京(2024/6/13)。

Joe Lovano (ts)
Marilyn Crispell (p)
Carmen Castaldi (ds)

ジョー・ロヴァーノは自分の芸風を知り尽くした歌手のようで、ウェイン・ショーターの<Lady Day>(『The Soothsayer』所収)であろうと、スタンダード曲<If I Should Lose You>であろうと、またそこから続くオーネット・コールマンの<Lonely Woman>であろうと、自分のうたにしてしまう。

もちろんそれもみごとなのだけれど、この日の目当てはマリリン・クリスペル。NYのStoneで魅せられてから9年ぶりだ。目立つロヴァーノの音を敢えて脇に置くようにしてクリスペルを聴くと、硬質でありながら有機的に包まれた一連の流れが主役になってくる。

●マリリン・クリスペル
マリリン・クリスペル+タニヤ・カルマノヴィッチ+リチャード・タイテルバウム『Dream Libretto』(2018年)
ハーヴェイ・ソルゲン+ジョー・フォンダ+マリリン・クリスペル『Dreamstruck』(2018年)
マリリン・クリスペル+ルーカス・リゲティ+ミシェル・マカースキー@The Stone(2015年)
「ニューヨーク、冬の終わりのライヴ日記」(2015年)
ガイ+クリスペル+リットン『Deep Memory』(2015年)
プール+クリスペル+ピーコック『In Motion』(2014年)
ゲイリー・ピーコック+マリリン・クリスペル『Azure』(2011年)
クリスペル+ドレッサー+ヘミングウェイ『Play Braxton』(2010年)
ルイス・モホロ+マリリン・クリスペル『Sibanye (We Are One)』(2007年)
マリリン・クリスペル『Storyteller』(2003年)
マリリン・クリスペル+バリー・ガイ+ジェリー・ヘミングウェイ『Cascades』(1993年)
ペーター・ブロッツマン
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』(1985年)
マリリン・クリスペル『A Concert in Berlin』(1983年)
映像『Woodstock Jazz Festival '81』(1981年)