Sightsong

自縄自縛日記

ソフィー・アニェル+フィル・ミントン+ウテ・カンギーサー@ロンドンCafe OTO

2024-06-08 13:44:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

ロンドンのCafe OTO(2024/6/4)。

Sophie Agnel (p)
Phil Minton (voice)
Ute Kanggiesser (cello)

ソフィー・アニェル還暦記念3デイズの初日、ゲストは愛しのフィル・ミントンとはじめて名前を見るウテ・カンギーサー。ミントンのプレイを観るのは14年ぶり、それも同じCafe OTOだった。他にだれがいたとミントンさんに尋ねられ、ロル・コクスヒルの名前を出した。かれはその2年後に亡くなった。

どうしてもフィル・ミントンが中心のようになってしまうけれど、やはり奥深いつや消しの声は特別なものだ。なにに例えるべきか、紙か、布か、蛙か、オーガニックなもの。そして喉を完全に開いたままで発する口笛のごとき音も健在。1998年にはじめて目の当たりにしたときにはひどく驚いたものだが今回も驚いた。淡々とヘンなことを続けるアニェルもカンギーサーもさすがなのだった。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4

●フィル・ミントン
フィル・ミントン、2010年2月、ロンドン(2010年)
フィル・ミントン+オッキュン・リー『Anicca』(2009年)
フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』(2002年)
フィル・ミントン+ロル・コクスヒル+ノエル・アクショテ『My Chelsea』(1997年)
コクスヒル/ミントン/アクショテのクリスマス集(1997年)