Sightsong

自縄自縛日記

マリリン・クリスペル+バリー・ガイ+ジェリー・ヘミングウェイ『Cascades』

2015-01-16 00:33:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

マリリン・クリスペル+バリー・ガイ+ジェリー・ヘミングウェイ『Cascades』(Music & Arts、1993年)を聴く。

Marilyn Crispell (p)
Barry Guy (b)
Gerry Hemingway (ds, vib, gamelon)

いつも感じることだが、バリー・ガイの音は、弦をかちかちに張ったベースを力強く弾いているのか、岩のように硬い。おそらくナマで聴いたならたいへんな高密度のパルスが聴き手の身体を震わせるのではないかと想像する。今後そのような機会が訪れるだろうか。

マリリン・クリスペルのピアノもまた硬質で知的。あえて中心を設定せずあらゆる方面から攻めてくるというのか、あらゆる場所で火花を散らすというのか。

このふたりと、やはりクリアな中心を設定せずマッスで攻めるジェリー・ヘミングウェイ。こんどの来日時にこのイメージがどう変わるのか楽しみなのだ。

●参照
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』(マリリン・クリスペル)
ペーター・ブロッツマン(マリリン・クリスペル)
ペーター・コヴァルトのソロ、デュオ(バリー・ガイ)
マッツ・グスタフソン+バリー・ガイ『Frogging』
レジー・ワークマン『Summit Conference』、『Cerebral Caverns』(ジェリー・ヘミングウェイ)


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