Sightsong

自縄自縛日記

さがゆき+登敬三@日暮里Porto

2020-09-02 07:47:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

日暮里のBar Porto(2020/9/1)。

日暮里DARK:
Yuki Saga さがゆき (g, vo)
Keizo Nobori 登敬三 (ts)

はじめて入るバーに、さがさんをよく観に来ると思しき人たち。

「夏の記憶」から、文字通り隠れあいをするような「かくれんぼ」。最近さがさんは高田渡や浅川マキを歌うことが多いのか、「夕暮れ」(渡)と「夜が開けたら」(マキ)。ことばをそこに置くような高田渡の感覚が踏襲されつつも別のものになっている。またちょっとやさぐれた口調になった「夜が開けたら」。そして早川義夫の「からっぽの世界」、高田渡の「酒心」、オリジナルの「ゆびきり」、エノケンの「私の青空」。

どうも歌いすぎたようで、マスターに終わりの時間がありますからとセカンドセットを急かされ、「奴隷解放だー」とさがさん。ジョアン・ジルベルトの「Corcovado」における伸ばす声がさがさんらしくて嬉しい。ここで井上陽水の「少年時代」と「結詞」を歌ったのだが、陽水がここまでさがゆきカラーになるとは驚きだ。最後はマキさんの「かもめ」と高田渡の「ブラザー軒」。

登敬三さんのテナーは、身体の中から情が渋く漏れ出してくるようだ。こんなに歌伴が素晴らしいとは。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●さがゆき
Fado-mo-two@in F(2020年)
さがゆき+高田ひろ子@中野Sweet Rain(2019年)
広瀬淳二+さがゆき@なってるハウス(2019年)
さがゆき+高田ひろ子@川崎ぴあにしも(2018年)
さがゆき+アニル・エラスラン『Shadows』(2018年)
ファドも計画@in F
(2018年)

●登敬三
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
『森山威男ミーツ市川修』(2000年)