阿佐ヶ谷天(2020/8/28)。
1st set
Teruhito Yamazawa 山澤輝人 (ts)
Kuniyoshi Yamada 山田邦喜 (ds)
2nd set
Houhi Suzuki 鈴木放屁 (ts)
Takenori Saeki 佐伯武昇 (perc)
3rd set
Hideo Tokioka 時岡秀雄 (ts)
Kaori Komura 香村かをり (チャンゴ、チン)
テナーと打楽器のデュオを3セット。
ファーストセット、山澤+山田。冷静なのか奔流で暴れるようなことがないドラムスで、様々なパターンにより打音を放つ。シンプルゆえにずれや変化に焦点が当てられる。山澤さんは終始抉るようなブルースを吹いた。大きなヴィブラートの片方で濁り、もう片方でそれがリリースされたりして、情と濁りのグラデーションがとても良かった。
セカンドセット、鈴木+佐伯。放屁さんはやはり飽くことなく波動砲を放ち続ける。その一方で佐伯さんはあらゆるものを叩く。リミッター外しが放屁さんとマッチしておもしろい。放屁さんは4番のリードをなんども取り替えていたのだが、それを含めて、終わったあとに山澤さんから調子いまいちでしょうとツッコミがあった。(いや、いつもながらにのけぞったけれども)
サードセット、時岡+香村。血流を止めて時が来るのを待っているかのような、時岡さんのテナー。それが即興の場を作り出すために模索する香村さんのチャンゴと相まって良いサウンドが醸成された。ちょっと間を置いてもういちど始めた演奏は、韓国的なものに時岡さんが近づいていくもので、もろもろの要素が混じった時岡さんのメロディが興味深いものだった。香村さんの音は強弱と時間の伸び縮みが特徴的。
Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4
●山澤輝人
Meg with Reed Dukes@武蔵境810 Outfit Cafe(2019年)
Sono oto dokokara kuruno?@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
●鈴木放屁
Meg with Reed Dukes@武蔵境810 Outfit Cafe(2019年)
日本天狗党、After It's Gone、隣人@近江八幡・酒游館(2019年)
Sono oto dokokara kuruno?@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
第三回天下一Buzz音会 -披露”演”- @大久保ひかりのうま(2017年)
●時岡秀雄
原田依幸@アケタの店(2018年)
●香村かをり
梅津和時+香村かをり@白楽Bitches Brew(2020年)
三浦一壮+丸田美紀+香村かをり+木村由@なってるハウス(2020年)
金剛督+香村かをり+大由鬼山@包丁処たち花(2020年)