Sightsong

自縄自縛日記

鈴木俊祐@稲毛Candy

2020-01-13 11:07:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

稲毛のCandy(2020/1/12)。

Shunsuke Suzuki 鈴木俊祐 (p, ds)

Candyに集う人たちの中で一押しのピアニストだということで聴きにきた。

オリジナルも、「Caravan」や「Just One of Those Things」といったスタンダードも弾く。ときに椅子の隣に置いた太鼓を叩いたりもする。

はじめは随分と性急で、狂ったブギウギピアニストのようで、驚かされた。何か衝動のようなものをぶつけているようでもあり、その躊躇の無さ自体を追求しているようにもみえた。しかし演奏の中で自身のプラトーにのぼったときのやすらぎが、そのために新鮮にも思えた。おもしろい。このユニークなプレイは氏の佇まいにもあらわれていて、やはりジャズは人間の音楽なんだなと思わせられる。

最後は氏の友人と先輩のピアニストも弾き、良い雰囲気。

Fuji X-E2、7artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4


岩川光『バロッケーナ』@木内ギャラリー

2020-01-13 09:32:43 | アヴァンギャルド・ジャズ

市川市の木内ギャラリー(2020/1/12)。

Hikaru Iwakawa 岩川光 (quena)

岩川光さんが1本のケーナのみで、バッハとその息子、テレマンらのバロック音楽を吹くユニークなコンサートである。ケーナは岩川さんの自作であり、竹林で立ち枯れになっていたものを切りだしたのだという。それが木で囲まれた古い建物の中で鳴り響く。

まずは息という風と身体とがまるで一体化しているかのような音楽のあり方に強く印象付けられる。そしてバッハの極めて複雑な旋律を高速で目の前に展開するさまには驚嘆してしまった。

Fuji X-E2、7artisans 12mmF2.8

●岩川光
岩川光+山崎阿弥@アートスペース.kiten(2018年)