ジェイムスズー『Fool』(Brainfeeder、2016年)を聴く。
Jameszoo (produce)
John Dikeman (ts)
Steve Kuhn (rhodes, vo)
Niels Broos (p, synth, Wurlitzer)
Arthur Verocai (g)
Julian Sartorius (ds)
Richard Spaven (ds)
Raphael Vanoli (bass g)
Stephen Bruner (bass g) etc.
ビート・ミュージックやクラブ・ジャズの文脈でこの音楽を位置付ける知識はわたしにはないのだが、これは確かにカッコいい。もはや一次音と二次音、打ち込みと生音を構えて区別するような相にはいないのであり、そのスタンスでの先人へのリスペクトのような感覚。1曲だけ参加するスティーヴ・キューンのキーボードと地域アイデンティティが希薄なヴォーカルも悪くない。
実はジョン・ダイクマンが目当てだったのだ。かれもそこかしこでフリーキーなテナーを吹いていて嬉しい。(ファラオ・サンダースがそうだったように、今後、二次利用のアイコンにならなければいいのだが。)