ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

浦安三社祭りは今週末

2012-06-11 09:51:14 | Weblog

6月11日 くもり

三社祭りは浅草だけでなく、浦安でも行われる。

4年に一度、オリンピックイヤーに行われるこのお祭りは、浦安の氏神を祀っている清瀧神社、豊受神社、稲荷神社が合同で行うお祭り。

財政事情で中断した時期もあったが、1974年から復活し現在に至っているという。

今年、浦安三社祭りは、6月15,16,17日の3日間。

大小100基以上の神輿や山車が浦安の町を練り歩き、10万人以上の観客で賑わうそうだ。

浦安の昭和初期頃の様子は、山本周五郎の「青べか物語」に描かれていて、陸の孤島ともよばれていた片田舎だった。

1964年、埋立事業開始

1969年、東西線開通

1981年、浦安市となり現在人口は17万人くらい

埋立工事前からある旧市街と埋立地の新市街は目にみえない線引きがあるのか、バス路線は不便だし、なかなか連携がないように思える。

わたしは、旧市街にある整骨院まで、天気がよければ川沿いを自転車でいっている。

このごろは、市役所を超えたあたりから、突然道路に万国旗がはためきはじめ、街中に近づくにつれ、ちょうちんが路地の隅々にまで飾られてお祭りムードが盛り上がってきて、突然豹変する町の様子にびっくりした。

神社の前や町の中心街にずらりと並んだ高張提灯、夕方には明かりがともされて美しいと友達がいう。 

            

近所にある荒神様もいつもと様子が違い、お祭り仕様になっている。

            

まちに点在する空き地を不思議に思っていたが、そこには各町会の神酒所と神輿小屋が建てられお祭りの準備基点となる。

よしずばりの神酒所をのぞいてみると、お神輿や山車が並んでいて、「きれいに塗ったので写真撮ってってよ」、と声をかかられる。

 

ほほえましいのは、いつもは家の中に引きこもりがちのお年寄りが家の周りの掃除をしたり、植木の手入れをしたりと外仕事に励んでいること。

そしてなんだかみんなニコニコして、いつもは静かな町なのに、よそ者のわたしにも愛想よく声をかけてくれる。

これがお祭りの効用かしら、みんながわくわく楽しい気分になり、誰にでもやさしくなれる。

町会は人が集ればお祭りのはなしで盛り上がっているそうだが、新市街は静かなのが少し寂しい気持になる。