1月23日くもり きょうも雪の予報
ハノイから手荷物で持ち帰った、ひとつが1.2kもある重い包み2個。
ローカルスタッフが冷蔵庫にいれてはいけないというから手荷物で運んだけど、中身はわからないという。
私にはピンときた、テト前だしこの四角い包みは、バインチュン。
旧正月にあたるテトはベトナム人にとって大切な行事、その時の伝統料理のひとつに、バインチュンとよばれるものがある。
土地土地によって多少味の違いがあるようだが、ベトナム風ちまきは、もち米を葉っぱにくるんで蒸したもの。
今回いただいたのも、バナナの葉っぱのようなものにもち米、豚バラ肉、緑豆を層になるように包んだものと、葉っぱにくるまれた魚肉ソーセージみたいなもの。
毎年テト前に会社関係でいただいていたが、多すぎるしそんなにおいしいものでもないので完食したことがない。
困ったぞ、どうしようと考えている時、ふっと思いだしたのが…
テト休暇の後にいったゴルフ場のキャディーさんが食べているお昼ご飯を、私の口をあけさせて自分のお箸で入れてくれたのが、おそらく、残ったバインチュンを油で揚げたもの、意外とおいしいかった。
日本でも硬くなったお餅を油で揚げるけど、それと同じ、お味がまろやかになる。
もち米のとソーセージみたいなのと両方を油でいためて、野菜と一緒にオットがハノイから買ってきた春巻の皮でくるんでみたら、結構おいしい。
しかし量が多すぎ、小口に分けた包みで冷凍庫は満杯状態。
先日テレビで、「3丁目の夕日パート2」を見ている時、、「50年前の日本っていまのベトナムみたいだね」と、オットと話したのを思い出す。
今朝のニュースで中国の春節の休暇は金持ち層は海外旅行にでかけるといっていた。
いま、日本のお正月の過ごし方が随分昔と変わってきたように、近い将来、ベトナムも急速に変わってゆくことだろう。
その時、伝統行事とか伝統の食べ物も変わってゆくと思うと、このおもたせのバインチュン、大事にいただこうという気になった。