2017-18 SERIE A 第2節 Fiorentina 1-2 SAMPDORIA 開幕連勝!!

2017-08-28 21:05:42 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第2節 8/27(日) 20:45@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)  主審:ドヴェーリ氏(Volterra出身) 

サンプドリア 2 - 1 フィオレンティーナ(前半2-0)

前半(32分)サンプ[1] カプラーリ

・前半(35分)サンプ[2] クアリアレッラ(PK)

・後半(5分)フィオレンティーナ[1] バデリ

↑↑©sampnews24よ

この日もゴールのクアリアレッラに駆け寄る歓喜のイレブン!

 タブーを打ち破った。2004年9月26日以来、フィレンツェで4718日ぶりの勝利!開幕ダッシュだ~!!

[試合前情報]

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。私の予想スタメンと違ったのはMFだけ。試合前のアップ中に背中に違和感を感じたバッレートに代わってリネッティが先発で起用されて左MFで起用される。それによってプラートが右で先発。後は予想通り。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

クアリアレッラ  カプラーリ

       ラミレス(76分アルヴァレス)

リネッティ    プラート

      トレイラ

ムッルー      サーラ

(68分フェラーリ)   (68分ベレシンスキ)

  レジーニ(cap)シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFレヴェルベ

MFバッレート、ジュリチッチ、ヴェッレ、カペッツィ FWコフナツキ

 一方のフィオレンティーナはピオリ監督の4-2-3-1。予想とはCBとトップ下が違った。キャプテンでもあるCBのアストーリの相棒を務めたのはペッツェッラ。また、トップ下はジル・ディアスでは無くてベナッシが先発。元サンプ勢はいないが、サンプのアイドルのキエーザの息子、フェデリコ・キエーザがいる。

Fiorentina(4-2-3-1) 監督:ステファノ・ピオリ

          シメオネ

 エイセリック  ベナッシ  キエーザ

(21分ジル・ディアス)(75分ババカル)

     ヴェルトゥ   バデリ

ビラーギ          トモヴィッチ(46分ガスパール)

   アストーリ(cap) ペッツェッラ

        スポルティエッロ

ベンチ:ドラゴウスキ、チェロフォリーニ、ミレンコヴィッチ、オリヴェーラ、

ヴィトール・ウーゴ、クリストフォロ、ハジ息子、サンチェス、ゼクニーニ 

ーーーーーーーーーーーーーー

備考:警告:前半1分プラート、29分トモヴィッチ、30分バデリ、

後半35分シルヴェストレ、後半43分キエーザ、47分トレイラ、47分クアリアレッラ;

年間チケット保有者数16.568人(1試合平均236.850 euro),有料入場者数9.043(140.041 euro);芝状態完璧では無い

 

↑↑©⇐il giornale di Puglia  と ⇒goal.com より

★日曜日20時45分、ナイターで行われたフィオレンティーナのホーム開幕戦。サンプはアウェイユニ:白-白-白で臨んだ。

上の写真はキエーザ親子。サンプ時代の「エンリコ」キエーザと、成長著しくこの日も脅威になっていた「フェデリコ」キエーザ。やっぱりどことなく似ている。そしてプレーぶりもますます似てきた。両足で思いっきりの良いシュートを放つあたりはそっくり。

<あらすじ>

前半1分 いきなりイエロー!ビラーギを倒したプラートにイエロー

   9分 キエーザがペナ内で左サイドからのクロスをトラップして切り返す。そして左足ボレー⇒Gkプッジョーニがキャッチ

  13分 チャンス!右サイドからサーラのクロス⇒カプラーリのヘッド⇒左に外れる

  20分 ケガでエイゼリックが退きジル・ディアスが投入される

  21分 ムッルーのトラップミスからフィオのチャンス。入ったばかりのディアスの左足ミドル⇒GKキャッチ

  24分 ガストン・ラミレスの絶妙な浮き球パス⇒飛び出してきたGKの上をクアリアレッラがダイレクトでループで狙うが、弱すぎてGKにキャッチされる

  29分 カプラーリを倒したトモヴィッチにイエロー

  30分 ラミレスを倒したバデリにイエロー

前半32分 カプラーリGoooooL:1-0 

→右サイドからカットインしたガストンが左足で強烈なミドル⇒GKが弾いたところを詰めていたカプラーリがダイレクトで押しこみ先制!カプラーリは嬉しいサンプ初ゴール!!

↑↑©La Repubblica.itよ

 33分 ペナ内の右サイド深くからプラートの折り返し⇒クアリアレッラがトラップで抜こうとしたところ、トモヴィッチが手で止めてハンド⇒PK

前半35分 クアリアレッラGoooooL:2-0

→このPKをクアリアレッラが豪快に左上に蹴りこむ。続けざまの追加点!!

↑↑©Napoli Sport.netよ

  36分 ジル・ディアスが左足でミドル⇒プッジョーニ、ナイスセーブ

スタイム2分。

 46分 カプラーリを後ろから引っ張って倒したトモヴィッチ。さっきのPKも有るし、これは2枚目のイエローで退場じゃないの!?

そのまま終了

前半はサンプの2-0。ポゼッションはフィオレンティーナ10分52秒:サンプ16分15秒。前半早々から両チームがチャンスを作りあうスペクタクルな展開。先に均衡を打ち破ったのはサンプ。この日も良い動きを見せていたガストンの強烈なシュートから先制!気落ちしたヴィオラに畳み掛けるように追加点を取れたのが良かった。これは昨季のサンプが良くやられていた展開だ。さて、ヴィオラもこのまま黙ってはいないだろう。

後半1分 トモヴィッチに代わってガスパール投入。ホントに退場していてもおかしくなく、フィオもやばいと思ったのだろう

   2分 決定機!ガストンから完璧な対角線のスルーパス。カプラーリ、GKと1対1になりループを狙うが外す・・・これを決めていれば展開はかなり楽になっていたが

後半5分 バデリGoal:2-1

 →昔の人は言った。ピンチの後にチャンス有りと。ディアスからガスパールへのスルーパス⇒これをゴールラインぎりぎりからマイナスで折り返し、突っ込んで来たバデリがダイレクト右足ボレーで叩き込む。1点差・・・

  11分 ムッルーに代わってフェラーリ投入。CBに入ってレジーニが左SBに。後半入ってきたガスパールに手を焼いていた左サイドの対策か

  23分 少し傷んだサーラに代わってベレシンスキ投入。ある意味おなじみの交代だ

  27分 プッジョーニ!バデリのスルーパスで抜け出したキエーザ。左足で強烈なボレー⇒プッジョのスーパーセーブ!

  29分 ベナッシに代わってババカル投入。いよいよ超攻撃的シフト

  30分 大ピンチ!右CKをニアでラミレスがヘッドで後ろにすらしてしまい、Gk目の前で入ったばかりのババカルに当たってこぼれをペッツェッラが押し込もうとするがプッジョーニ懸命のセーブ

  31分 ガストン・ラミレスに代わってリッキー・アルヴァレス投入ドリアーノからはスタンディングオベーション(元からずっと立っているが)。ガストンは前半は最高の出来。レギュラーで良いだろう。後半はやや消えていたので、あとは90分もつスタミナさえ戻ってくれば!

↑↑©La Repubblica.itよ

  34分 シメオネ息子を倒したシルヴェストレにイエロー。後で同じアルゼンチン代表だった父ちゃんに怒られるのかな?

  35分 またもプッジョ!ペナすぐ外からババカルの強烈なミドル⇒左手一本でパンチング

  40分 ペナ内でフィオの波状攻撃⇒トレイラが身体を懸命に張ってブロック

  42分 カプラーリを蹴飛ばしたキエーザにイエロー

ロスタイム4分

  46分 大ピンチ!右サイドからババカルのクロス⇒レジーニがヘッドで後ろにすらしてしまい、詰めてきたキエーザのダイレクト左足ボレー⇒ふかす

  47分 トレイラがG・ディアスを覚悟の上で止めてイエロー

  47分 クアリアレッラがファールの判定に不服で、ボールを蹴飛ばしてイエロー

のまま終了。2-1!!

(ポイント)

・ポゼッションはフィオレンティーナ25分01秒:サンプ28分38秒

・シュート数はフィオレンティーナ19本(枠内14本):サンプ8本(枠内4本)

・後半2分のカプラーリの超決定機を逃した事で、フィオが息を吹き返して試合がもつれた

・後半5から20分あたりまでは防戦一方

ガスパールを最初から使われていたらヤバかった

・GKプッジョーニも勝利の立役者!この日は素晴らしかった

トレイラを中心に、カッティヴェリア(=マリーシア)も発揮しつつ、しつこく懸命に守り切った

⇒今のところ主力がかなり残っておりチーム全体の成熟、去年からの成長が伺える。

プラートがこの日もかなり良かった。ガストンと共に前半の優勢は彼ら2人の力が大きい

・結果論では、バッレートが怪我でリネッティが出場したこのMF陣が良かったのではないか?

・その上で2試合通じて、FWがしっかり得点が取れているのも良い

・不安材料はムッルー。彼の調子が上がってこないと、今年も結局レジーニの出場が多くなる・・・

・途中出場だったが、フェラーリは既に十分やれるだろう

 さて、最高のスタートを切って代表ウィークで2日間のお休みの後、試合は2週間後になる。ただ去年も開幕連勝のあと4連敗しているので気を付けないと・・・次もアウェイで強豪ローマ。もしかしたらシックがローマに移籍していて、いきなり対戦と言うパターンも有る。シックは自身も混乱している様子で、ジャンパオロもフィレンツェに行く前にシックとは話をしたと言っている。

「20歳の若者に5つも6つもビッグクラブからオファーが来れば悩むのは当然だ。私は彼に、サンプに残ってくれればもちろん嬉しいし最大限協力はする。しかしどこかに行くのであれば、自分のプレースタイルに有ったチームを選ぶのが一番良いだろう。お前は何でもできてしまうが、適性はセコンダプンタ(2枚目のFW)だ。ウィングにされそうなチームはやめた方が良いだろう。そういう意味ではインテルは合っているだろうし、ローマも良いだろうと」

いずれにせよ次の試合までには夏の移籍市場は終了しているので、FWが誰になっているか・・・不安だが楽しみだ。ジャンパオロも言っていたが、開幕した後の移籍期限ぎりぎりの移籍は好きじゃない、と。私もそう思う。この開幕2連勝は、去年からのメンバーが多くてやる事がある程度わかってるからと言うのは相当大きいと思う。ヴィオラとの差はまさにそこだったであろう。それにプラスでガストンと言うスパイスが加わった。だから後はFW一人と、余剰の放出で十分。個人的にはサパタは好きだけど、ああ言う巨漢タイプのFWでサンプで成功した選手はほぼいないからなー。

とりあえずアウェイでローマは厳しいが、去年も良い試合してるしまだ陣容が固まらないどさくさに紛れて勝ってしまえ!目指せ開幕3連勝!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第3節 2017年 9/10(日) 対ローマ@ローマ  現地15:00Kick Off(日本時間22:00) 

’17-’18 SERIE A

2試合 2勝0分0敗 勝点6 得点4 失点2 得失点差+2 現在 首位タイ

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero180:

Mio cugino un giorno ha conosciuto una ragazza e le ha detto:

"Vediamoci a Nervi di nascosto da tuo marito".

Il giorno dopo all'appuntamento

c'erano mio cugino e il marito della ragazza.

格言180:

ある日、俺の従兄弟は1人の女と出会って彼女にこう言った

「NERVI(ジェノヴァ・ネルヴィ)で、君の旦那に隠れてまた会おう」

数日後の約束の日、その場所には俺の従兄弟とその女の旦那がいた



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-08-31 00:21:16
シックはローマに決まりましたね。
キエーザ大好きだったから息子がサンプに来てくれたらな〜。
親父ははサンプよりシエナの方が思い入れあんのかな
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>Unknown (周死氏@管理人)
2017-08-31 16:36:29
ユーヴェに行かれるよりはローマで結果的に良かったと思います。ローマも去年サンプとのシック争奪戦に負けて、400万ユーロだったのを4200万ユーロで買わないといけないのは悔しいでしょうね。次、いきなり対戦ですが・・・さすがに試合にはまだ出られないかな?

キエーザ息子は僕も欲しいです!
一昨年キエーザ父がサンプのプリマヴェーラでの監督だった時、当時フィオプリマヴェーラだったキエーザ息子との親子対決がありました。キエーザはフィレンツェに家を買っちゃったみたいので息子はヴィオラユースになってしまいました。
マンチョの息子が花開かなかったので、一番魅力的な2世はこのキエーザでしょうね。あと、ミハイロビッチの息子が今年サンプユースに入ってきましたが(笑)
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