世界最凶リーグ・セリエB 2023-24出場クラブ決定!! 

2023-06-20 02:24:51 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

 CL決勝も終わってヨーロッパサッカー愛好家たちは「22-23シーズンもついに終了して一息」と思ってる方が多いと思いますが、実はそうではありません。サンプが来季戦うであろう土俵(予定)である「世界最凶リーグ・セリエB」を巡る戦いはまだ終わっていなかったのです。その最後の1枠を巡ってセリエCからのプレーオフの決勝2戦目、レッコ(グループA・3位)vsフォッジャ(グループC・4位)が行われ、レッコが激戦を制してその座を掴み取りました。レギュラーシーズンを38試合戦った後に、28チームから1チームだけ⁉を決めるプレーオフ!!いかにセリエBリーグが過酷で最凶かがわかりますねー。プレーオフだけで8試合目(笑)、20チーム×3グループで60チームからなるセリエCの中から、自動昇格や降格、B昇格プレーオフ、D降格プレーアウト、何にも絡まないのはわずか16チーム。イタリア人、プレーオフ制度が好きね(笑)。ちなみに内訳はこんな感じです

セリエC 20チーム×3グループ

  • 自動昇格 3チーム(各グループの優勝)
  • 昇格プレーオフ 28チーム(そこから1チームだけ昇格)
  • なんも無し 16チーム
  • 降格プレーアウト 8チーム(そこから4チーム降格)
  • 自動降格 5チーム

というわけで、セリエB2023-24はこうなる予定ですー (一応6/20登録期限なので)

それでは各クラブをABC順で せっかくなのでサンプ的目線からの超簡単レビューを


  • Ascoli アスコリ

スタジアム=Cino e Lillo Del Duca 11,326人 昨季Serie B12位 

サビリの出身クラブ。昨季はサンプからレンタルのジョルダーノ(左SB)が活躍した。その他の元サンプ選手ではクロアチア人のロレンツォ・シミッチ。アスコリ・ピチェーノと言う街の名物料理は、グリーンオリーブの中に兎や鳥などの肉を詰めて揚げた”オリーヴェ・アスコリターネ”。美味しい

  • Bari バーリ

スタジアム=San Nicola 58,270人 昨季Serie B3位 

惜しくもA昇格プレーオフ決勝でカリアリに敗れる。熱狂的なファンを持つ、ご存じカッサーノの原産クラブ。かつてはサンプウルトラとGemellaggio関係にあり、一応は解消はされてるはずだが現在も関係はかなり良い。昨季はサンプからレンタルされたベネデッティが活躍。バーリはカルドンチェッロと言うキノコの名産地。エリンギとポルチーニのあいのこみたいなキノコで、触感も良く美味しい。また美味しくて安いワインがたくさんある。プリミティーヴォとか

  • Catanzaro カタンザーロ

スタジアム=Nicola Ceravolo 14,650人 昨季Serie C・Group C優勝 

昨季Cでは102得点、21失点 の+81、勝点96の結構ダントツで優勝した。南部のカラブリア州のクラブで、最大のライバルは同州のコセンツァ。セリエBは2005-06以来の昇格だが、かつて1980年代にはセリエAでも活躍した。その時代の選手として活躍したのが、サンプの指揮も取ったクラウディオ・ラニエリ。また元サンプのジェンナーロ・デルヴェッキオもカタンザーロでプレーした。ユニはレッチェみたい

  • Cittadella チッタデッラ

スタジアム=Piercesare Tombolato 7,623人 昨季Serie B15位 

1973年創立と比較的若めのクラブ。2018-19、2020-21シーズンとセリエA昇格プレーオフまで駒を進めているが、いまだにセリエAの経験は無い。昨季のエース10番は元ローマのアントヌッチ。ちなみにマノーロ・ガッビアディーニが若き頃(2010-11)に1年だけプレーして27試合5ゴール

  • Como コモ

スタジアム=Giuseppe Sinigaglia 13,602人 昨季Serie B13位 

元スペイン代表のセスク・ファブレガスが加入した事でも話題になりました。コモ湖はイタリアでも有数の別荘地。2006年イタリア代表W杯優勝メンバーでもあるジャンルカ・ザンブロッタがキャリアをスタートさせたクラブでもあり、彼には名誉会長と言う職が与えらえている

  • Cosenza コセンツァ

スタジアム=San Vito-Gigi Marulla 20,987人 昨季Serie B17位 

1912年創設のカラブリア州のクラブ。1990年代はセリエBに定着していたが、2003年さらに2011年と2度も破産して、一時はセリエDまで落ちた。その後2018年にBまで返り咲いてからはギリギリ留まっている。元サンプのアンドレア・リスポリが昨季所属。他にはサリハミジッチの息子がいたりする

  • Cremonese クレモネーゼ

スタジアム=Giovanni Zini 15,191人 昨季Serie A19位 

赤と灰色と言うウルトラマンみたいなユニをまとうクレモナのクラブ。クレモナはヴァイオリンの名産地でも有名で、1台1億円はくだらないと言われる名器「ストラディバリウス」を生み出している。サンプ的にはやはり「ジャンルカ・ヴィアッリ」の出身クラブとしてのイメージが強いが、キエーザ親父やリカルド・マスペロなどもクレモネーゼで名を挙げた。昨季は冬からアレックス・フェラーリをレンタルで貸し出し

  • Feralpisalò フェラスピサロ

スタジアム=Lino Turina 2,364人 Serie C Group A優勝 

2009年にできたばかりの若いクラブ。人口わずか10000人の村salòのクラブだ。もちろんセリエBも初めて。元サンプのマルコ・サウが昨季プレー。またマックス・トネットの息子も在籍。親父とそっくりで、ポジションも同じ左SBだ 

  • Lecco レッコ

スタジアム=Rigamonti Ceppi 4,997人 Serie C プレーオフ勝者 

最後の最後で1972-73以来50年ぶりのセリエB復帰を決めた マルディーニの長男、クリスチャン・マルディーニが昨季プレー

  • Modena モデナ

スタジアム=Alberto Braglia 21,151人 昨季Serie B10位 

1912年創設の古豪。2002-04はセリエAにも在籍したが、その後財政が厳しくなり2018年に破産宣告。その後5年間でセリエDからBまで復帰。フェラーリ博物館やバルサミコ酢が有名なモデナ。昨季は元サンプのアンドレア・ポーリが在籍

  • Palermo パレルモ

スタジアム=Renzo Barbera 36,365人 昨季Serie B9位

ピンク色ユニが特徴的な南の雄。思い浮かぶのはやはりディバラやカバーニ、ミッコリなどの名選手が躍動していた21世紀初頭。昨季は冬からヴァレリオ・ヴェッレがレンタルでプレー。監督は元サンプでもあるエウジェニオ・コリーニ

  • Parma パルマ

スタジアム=Ennio Tardini 22,352人 昨季Serie B4位

Ultras TitoとGemellaggioを結ぶ最大とも呼べる同盟国。かつてはビッグ7とも呼ばれ、サンプともAの強豪同士としてしのぎを削っていたが、お互いBとは寂しい限り。昨季監督のファビオ・ペッキアも元サンプ。ブッフォンは今年もプレーするのか!?

  • Pisa ピサ

スタジアム=Arena Garibaldi 14,000人 昨季Serie B11位 

斜塔で有名なピサ。隣町のリヴォルノと激しいライバル関係にある。私はLivornoに住んでいたので、当時セリエCだったがDERBYは非常に熱くて面白かった。ユニはインテルに似ているネロアズーリ。元サンプではデ・ヴィティスやトッレグロッサが昨季プレー。なお、新監督はフィオレンティーナのプリマ監督だったアルベルト・アクイラーニになる模様

  • Reggiana レッジャーナ

スタジアム=Mapei Stadium – Città del Tricolore 21,525人 Serie C・Group B優勝 

昨季は元サンプのアイモ・ディアナ監督の元で昇格を勝ち取る。元サンプのルカ・チガリーニもプレー。今季はアレッサンドロ・ネスタが指揮を取る。ちなみに私が初めて現地生観戦したゲームは1996-97シーズンのサンプvsレッジャーナ。場所的にはパルマとレッジャーナが合わさってパルミジャーノ・レッジャーノチーズが出来る。また、キャプテン翼で日向小次郎がユーヴェからレンタル移籍して、セリエB昇格に導いた

  • Reggina レッジーナ

スタジアム=Oreste Granillo 27,543人 昨季Serie B7位

 日本では良くレッジャーナと間違えられるが、とにかくかつて中村俊輔が所属した事でも有名なクラブ。カラブリア名物は何といっても唐辛子。昨季の監督はサンプの新監督候補にも挙がってるピッポ・インザーギ。また、昨季冬から元サンプのGKコンティーニがプレー

  • Sampdoria サンプドリア

スタジアム=Luigi Ferraris 33,205人 昨季Serie A20位 

「サンピエルダルネーゼ」と「アンドレア・ドリア」が合併して1946年に誕生した港町ジェノヴァの雄。1990-91にはマンチーニ現伊代表監督やヴィアッリ、トニーニョ・セレーゾ、ロムバルド、パリュウカなどを擁してクラブ史上初のスクデットを獲得した。近年、財政難に苦しんでいたが、2014年に詐欺師オーナーに買われてからクラブの足取りが不安定となり、昨季通算4度目のセリエB降格となってしまった。ただし過去3回の内、2回は1年でAに復帰。77シーズン中、セリエA=71シーズン、セリエB=6シーズン。2023年5月30日、ようやく新オーナー「アンドレア・ラドリッツァーニ」への売却が決まり、ここからの巻き返しを図る。ジェノヴァの名物料理は何といってもバジルソース=ジェノヴェーゼ。母を訪ねて3千里のマルコ少年が旅立った街だったり、クリストファー・コロンブス生誕の地でもある。ちなみに一応観光名所にもなっているコロンブスの生家は、素通りしてしまうほど小さい

  • Spezia スペツィア

スタジアム=Alberto Picco 11,968人 昨季Serie A18位 

エラスとのプレーアウトに敗れ降格。ざまーみろ。かつては仲良かったが、今や憎敵。今季は唯一のリグーリアDERBYが繰り広げられる。アウジェッロの出身クラブ

  • Südtirol ズュートティロール 

スタジアム=Druso 5,539人 昨季Serie B6位 

昨季クラブ史上初のセリエB昇格から一気にプレーオフ圏内へと旋風を巻き起こした、半分オーストリアのズュートティロール。惜しくも昇格はならなかった。昔はサンプも良くキャンプを張っていたボルツァーノが本拠地

  • Ternana テルナーナ

スタジアム=Libero Liberati 22,000人 昨季Serie B14位

 ウンブリア州のテルニのクラブ。古くからサンプUltrasとGemellaggioを結ぶ同盟国。昨季は元サンプのGKティタス・クラピカス、DFブルーノ・マルテッラ、MFアントニオ・パルンボらがプレー。監督はクリスチャーノ・ルカレッリからアンドレアッツォーリにシーズン途中で変わった。ミッコリやカンドレーヴァもかつて4年ずつプレーした事が有る

  • Venezia ヴェネツィア

スタジアム=Pier Luigi Penzo 11,150人 昨季Serie B8位 

かつて名波が所属した古豪。アウェイ用の観客席は船でしか入場できない。昨季キュイザンスがレンタルで来たり、かつてはノヴェッリーノ監督とヴォルピ、ペドーネ、ヴァルトリーナ、バッツァーニが一気に来たり意外と移籍の行き来は多い。元サンプユース出身のフランチェスコ・ザンパーノが昨季プレー。良い選手だからずっと呼び戻したいと思っていたのだが・・・


というわけで、駆け足でセリエB20チームを見てきましたが

セリエBのクラブを地図にするとこんな感じです

まだ移籍市場も大して始まってないのでまだ今季の展望とまではいきませんが、なんとなくの勢力分布図

これを見ると中部が少なくて、北と南に固まっておりやや北が多勢と言った感じです

正直プレーオフはフォッジャが勝たなくて良かったと思ってます。やはり南部のクラブはファンも熱狂的なところが多いし、移動も大変。パレルモ、バーリ、レッジーナに加えてフォッジャまでいたら、もうたーいへん。サンプもかつて率いたデリオ・ロッシ監督も歴戦の勇者ですし。(決してレッコが楽な相手と言うわけではありませんが・・)

戦力が決まる前の段階でも、かつてセリエAでも強豪だった同盟国のパルマや、Aでもなじみ深い名前のバーリ、パレルモ。日本人がかつて活躍したレッジーナヴェネツィアとの対戦はすでに面白そう

そして一番燃えるのはスペツィアとのリグーリアDERBYですな

ここは負けられない戦いとなるでしょう

この号をたたき台にして、次セリエB特集をやる時はより深く各クラブを掘り下げられていければなぁと思っています

 ちなみに昨季セリエBだったブレッシャは、元サンプ・キャプテンのダニエレ・ガスタルデッロ監督の元で16位となり、降格プレーアウトを戦った末に敗れて1984-85以来のセリエC降格が決まってしまいました・・・バッジョやピルロ、グアルディオラも在籍した名門でこの現状なので、本当にセリエBは大変です。他に今季セリエC降格したのはSPAL、ベネヴェント、ペルージャとついこの間までセリエAにいた面々でした

しかしそんな中でも、今季のセリエBのクラブの中でAで優勝経験があるのはサンプドリアただ1チームのみ

(もちろん新会長次第にはなってしまうのですが)

ここは贔屓目無しで、我らがサンプはBの中では優勝候補筆頭にならなければならないクラブなのです

1年で返り咲くために

過去3回のB降格時は2回は1年で戻りました。しかし1年で戻れなかった時は復帰まで4年かかりました。その時も財政はまずい事になってました

しかしリッカルド・ガッローネがクラブを買収して救ってくれて、投資してすぐさまAに返り咲きました。今回のラドリッツァーニの買収でも同じパターンを期待しましょう!!

次号からはやんわりサンプのメルカート、そしてラドリッツァーニ中心に触れていきたいと思います

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


ついに!やっと!新オーナー!!

2023-06-10 14:52:43 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

おひさンしぷりドリア!!

ずっと更新できずにすみませんでした💦

仕事忙しかったり引越したり飲み増えたり言い訳はたくさんありますが。。。。。

一番はサンプの不甲斐なさで更新する気が失せてたのも事実

えー でもちゃんと全試合観てますよ。

どうせ負けるとわかってても

今年のウルトラスのNewチャント通りですな

「Ti seguo sempre anche se non vinci mai♪」

(=俺たちはずっとお前についていくぜ、例え絶対勝つ事がなかったとしても!)

真冬の午前3:45に起きてクソ寒い中、下位相手の塩試合とかでもちゃんと

ジャンパオロ解任となった第8節のモンツァ戦は現地でも観てましたし

そう、忘れてる方もいらっしゃるかもしれませんが、今季のサンプは最初ジャンパオロマークⅡが監督だったんですよ!

と言うわけで、現状のサンプドリアと言うクラブがどうなってるか全く知らない方もいらっしゃると思うので、久々に更新してみます!

’22-’23 SERIE A 

最終成績:38試合 3勝10分25敗 勝点19 得点24 失点71 得失点差 -47 20位

これが最終成績です

コロナ禍明けでやっとまともに戻ってきた感があるセリエA2022-23シーズン。あっという間に終わってしまった気がしますなー

我らがサンプドリアはダントツの最下位で、2011-12シーズン以来のセリエB降格が決定しました。

勝利数最少、得点も最少、失点は最多、まさに完全な最下位と言えるでしょう

私個人的にはドリアーノになって35年ぐらいになると思いますが、ピッチ上を見れば間違いなく過去イチ最低・最悪のシーズンだったと言えるでしょう!

得点者を見てみると:

  • ガッビアディーニ ⑦得点
  • ジュリチッチ ③得点
  • サビリ、サニオーロ、アウジェッロ ②得点
  • クアリアレッラ、コリー、カプート、アミオーネ、ヘセ・ロドリゲス、ランメルス、レリス、O・G ①得点

少ないですなー。2桁得点もいないですし。途中でいなくなった選手もチラホラ

唯一の救いは”我らがカピターノ”ファビオ・クアリアレッラが最後の最後でセリエA18季連続ゴールを決めた事ぐらいですか

ちなみに個人タイトルなんているわけも無いじゃん、と思いきや1人だけいました

ハイ、こちら

我らが”ちょっと残念なジダン”メフメド・レリス最多イエローカード王に輝きました!!

13枚とは中々の成績で、試合にはたくさん出てた事がうかがえます。そしてその大半が「変な事やらかして、無理やり奪い返しに行った結果のイエロー」が多いと思われ、堂々のタイトル獲得と言えるでしょう

そんな散々なシーズンだった今季のサンプ

しかし、正直あまり選手や監督を責める事はできません

なぜなら彼らは基本、給料もまともに支払われない中プレーをしていたのですから

そりゃあ私だって、3ヶ月も勤務先の給料が滞納して支払われなかったらやる気は出ませんよ。それどころか、2ヶ月目には当然転職活動を始めて、3ヶ月後には悪態をつきながら出て行く事でしょう

今季のサンプは悪名高い前オーナーのせいでそんな状況でした

しかしシーズン最後の最後で、我々サンプファンはセリエB降格なんて吹き飛ぶご褒美をもらいました✨

ついに

やっと

念願の

”フェッレーロからの解放!!”

もし次カラオケに行ったら、私は尾崎豊さんの卒業を入れて叫ぶでしょう

「こーの支配からの、卒業!!!!」

尾崎さんの歌詞は

 仕組まれた自由に誰も気付かずに

 あがいた日々も終わる

 この支配からの卒業

 闘いからの卒業

まさに、フェッレーロに騙され続けてきて、気付いて抜け出したくても抜け出せなかった我々サンプファンの事を歌ってるようではないですか!!

と言うわけで、2023年5月30日

ついに”ポルノ映画王兼サギ師”のフェッレーロはU.C.SAMPDORIAの売却を承認

我らがサンプドリアはリーズ・ユナイテッドのオーナー「アンドレア・ラドリッツァーニ」とビジネスパートナーであるGestio Capitalの「マッテオ・マンフレディ」に売却される事となりました。その後ラドリッツァーニはリーズの49ers財団への売却を発表。当面はサンプ買取&立て直しに集中してくれると信じましょう

左Radrizzani 右Manfredi

ただ、やる事はまだ山積みのようで・・・とりあえず6/20の来季のセリエB登録期限までにある程度全てを整えなければいけません。

詐欺師フェッレーロが作り上げたサンプの巨額負債を考えると、最終的に総投資額が1億9000万ユーロにもなる見込みですが、彼らはQSI(カタール・スポーツ・インヴェストメンツ)と提携し、20%の株を買ってくれるのを待っています。

QSIと言えばあのPSG(パリ・サンジェルマン)のナセル・アル・ケライフィ会長が会長を務める、カタールの投資部門のスポーツ分野に特化した子会社として知られ、まさにカタールそのものと言える組織。マンチェスター・シティを保有するシティ・フットボール・グループ(CFG)のように、世界中のクラブを傘下に入れてネットワークを構築したいと考えているとされる中、PSG、ブラガ(ポルトガル)に続き3つ目のクラブとしてサンプドリアの買収を検討しているとの事です。

これが実現すればPSGで出番が無い若手がサンプに来たり、サンプがPSGのサテライトクラブ的なチームになって行く事も考えられます。まぁなんにせよ破産寸前まで行っていたサンプから考えると、すべてがバラ色の世界に見えます。

マネーに支配された現代サッカー。全てのドリアーノが理想郷だったと語る、故マントヴァーニ会長の元、「選手を売らずに選手やファンも巻き込んでファミリーのようなクラブを作り上げ、挙句の果てに優勝までもたらす」。もちろん現実は彼の時代もクラブ単体でみれば赤字で、相当ポケットマネーをつぎ込んでいたはずで(だからこそ評価もされている)、こんなクラブが今後出てくる可能性は現在のサッカー界には無いに等しいでしょう。しかしそんな中、私はファンドグループの中でもイタリア人2人がオーナーになると言う事が非常にうれしい。その上でカタールマネーも使えれば最高!非常に個人的な偏見ですが、やっぱりサンプが中国資本とかに渡るのは嫌だったので

と言うわけで、この売却はまずは天国のこの2人に報告しなければなりません

このサンプの大厄年となった今季、その苦しみを正面からサンプの事を考えて受け止めてくれた2人

苦しむサンプを何とか救おうと、先陣を切って買収に動いてくれたジャンルカ・ヴィアッリ

選手として、監督としてもサンプで闘ってくれたシニサ・ミハイロビッチは、苦しむサンプを見て自身が白血病と闘っている大変な状況の中、弟分とも言えるデヤン・スタンコヴィッチを監督に後押ししてくれました

Ciao LUCA  &  SINISA

そして最終戦後、そのデヤン・スタンコヴィッチ監督の退任も発表されました

正直今季のサンプでは彼の監督の力量はわかりませんが、まずまともに給料を払われない中闘ってくれた事、今までサンプに縁もゆかりも無かったのにサンプの誇りをしっかり理解して守ってくれた事、に感謝です

また違うタイミングで会えるといいですね!

In Bocca Al Lupo DEKI!!

さて、これから買収問題が徐々に落ち着いてセリエBの登録。「5/31までに3ヶ月未払いだった選手への給料が支払われないと、来季も勝点4剥奪スタート」というペナルティーがどうなるかは、登録が終わった時点で正式な裁定が下されるでしょう。そこからスタートですが、セリエBながら今季は一応計画的な補強が出来る可能性があります。昨季のメルカートは捕弱。”桃鉄”やった事ある人ならわかると思いますが、「持ち金マイナスなったから持ってる物件をとりあえずプラスになるまで全部半額で売らなければならない」状態だったので・・・

あと現在のところ決まってるのはここ数年ずっと行われていた”Ponte di Legno"での夏季キャンプが終了となり、近場のMonzaでの開催となる予定です。まぁオーナーも決まってなくて、セリエB降格が濃厚だった頃に計画していたでしょうからあまり思い切った事はできなかったのでしょう。

まぁとりあえず、補強を楽しみに

セリエBになると少し情報も手に入りにくくなると思うので、

ボチボチ私も更新していこうと思います

日本のサンプファンを無くさない、いやなぜかここから増やすために!

サンプが3年後にかつてのチェルシーやマンC、最近ではPSGみたいになった時の為に、今からファンになっといた方が良いですよ~(笑)

Foooooooorza Saaaaaaamp!!