2013-14 シーズン選手寸評④ FW編

2014-07-19 18:50:35 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

 

ロッシ体制の2トップ時はエデル&ガッビアディーニのペアが基本。そして冬のメルカートでマクシ・ロペスとオカカが加入して、1トップ+左右攻撃的、ウィング的なサイドハーフという形に変化。1トップはマクシが華々しいスタートダッシュでレギュラーを獲ったかのように見えたが、結果的にはDERBYの1ゴールだけ。最終的にはオカカがレギュラーとなった。

オカカを支える2列目は、左エデル-中ソリアーノ-右ガッビアディーニが基本。シニサは、右利きの選手を左、左利きの選手を右に置くことにより、カットインしてのシュートや、トップに当ててのワンツーなどを好んだ。その分、サイド攻撃には右デ・シルヴェストリと左レジーニの両サイドバックが積極的に攻撃参加。サイドハーフが中に切れ込んで空いたスペースを上手く使う。

”未来のイタリア代表のホープ”と言われているマノーロ・ガッビアディーニはユーヴェとの共同保有の形を続行。来シーズンもサンプに残る。しかしマクシは買取オプションを行使せずに退団し、FWの補強は必須。今名前が挙がっているのが

・サマラス(セルティック=ギリシャ代表)

・ベルヘッシオ(カターニャ=アルゼンチン)

・オビンナ(キエーヴォ=元ナイジェリア代表)

・大穴 アレッシャンドレ・パト(元ブラジル代表)など。

カッサーノとクアリアレッラの帰還は、現実的には難しいだろう・・・

あとはこの冬に先行投資してレンタルに出していた、フェダートとベルトラーメが一旦戻ってくる。このままサンプでシーズンを迎えるか、レンタルに出されるか・・・ベルトラーメはGKフィオリッロの保有権の半分を手放してまで獲得した選手なので、活躍してもらわなければ!

----------------------------------------------------------------------

FW 23 エデル 7.5

シーズン通してレギュラーを張ったFW。最初は2トップの一角として。ミハイロビッチに代わってからは左ウィング(左サイドハーフ)が基本となった。しかし緊急時には1トップのセンターフォワードとしても機能。無くてはならない選手だ。抜群のスピードとドリブルでカウンター攻撃の担い手となる。シーズン終盤には、守備をする場面も多々見られ、シニサの期待に応えた。来季は3トップになる事から、今まで以上に攻撃に専念できるはず。ややダイブが多いと、セリエの審判団に思われているのがまずいが・・・さらに得点数は伸ばせるはずだ。(33試合/12ゴール(3PK)/8アシスト)

FW 11 マノーロ・ガッビアディーニ 8 イカルディに代わる得点源として期待されて入団したガッビア。強烈な左足から数々のチャンスを生み出して、期待通りの働きを見せた。タイプ的にはヘディングも出来るようになったシニョーリのような選手。左足のFKは、ミハイロビッチ監督も「自分のようだ」と高評価。終盤戦はディフェンス面の働きも求められた為にゴール数は伸びなかったが、来季はエデルと同じく、より攻撃に専念できるようになるはず。イタリア代表の未来も背負える選手として、サンプでもさらなる成長を見せて欲しい!いつかユーヴェに帰るのは避けられなさそうだが・・・(34試合/8ゴール/4アシスト)

FW 9 ステファノ・オカカ 7.5 冬のメルカートで、ポッツィとの交換トレードで加入。昔の西武の鹿取と巨人の西岡のトレードばりに得したトレードだった。元々ローマで16歳でデビューして、将来を嘱望されていたが伸び悩んでいた。しかしその才能の片鱗をサンプで発揮。カターニャ戦で40mぐらいドリブルでぶち抜いて決めたゴールは、往年のジョージ・ウェアを思い出させるものだった。フルシーズン働く今季が勝負の年となる。大化けするか、このまま大成できずに終わるか。身体能力、ドリブルは目を見張るものが有るので、課題は決定力。ポジショニングと嗅覚と言うFWに必要なセンスの向上が必要だ。彼にモンテッラやインザーギのセンスが加われば、20ゴールは軽くいくと思うのだが・・・(13試合/5ゴール/4アシスト)

FW 10 マクシ・ロペス 5.5

 昨年のサンプの10番が、冬のメルカートで帰還。いきなり出場したDERBYで、華麗な決勝ゴールを挙げて、一気にティフォージの心をつかむ。しかし結局昨年と同じく尻すぼみに終わってしまう。ゴールもDERBYの1ゴールだけ。イカルディと元妻を巡っての不倫騒動スキャンダルの渦中、インテル戦では熱くなってPKを外してしまう。あそこで彼のシーズンは終わったのだろう。「チャンスしか生み出さないFW」という表現は的を得てるかも。プロヴィンチャのエースは、来季はキエーヴォに活躍の場を求める事になりそうだ。(11試合/1ゴール)

FW 12 ジャンルカ・サンソーネ 6.5 強烈な左足を生かし、スーパーサブとして活躍。ただ試合途中に流れを変えるというよりは、誰かが欠場でスタメン出場した時に結果を残した。来季もその役割は変わらないだろう。周りが若すぎるのでベテランっぽく見えてしまうが、彼もまだ27歳。まだ成長する可能性も十分に有る。FKもガッビア、レナンとかぶってしまうが、かなり強烈。現在のサンプは左足のキッカーの宝庫だ。(24試合/3ゴール/1アシスト)

FW 9 ニコラ・ポッツィ 5 今年も怪我に泣いたDIN DON。2年前の昇格の立役者も、冬のメルカートで遂にパルマへ完全移籍した。もう彼をサンプで見る事は無いだろう。”In Bocca Al Lupo NICK!"(14試合/2ゴール(1PK)/3アシスト)

FW 37 アンドレア・ペターニャ ND 昨弱18歳でミランからレンタルで加入したペターニャ。結局彼は何をしに来たのだろう?まだ彼のレンタル先として、サンプはレベルが高すぎた。しかも冬にあっさりミランに帰還。彼がやった事は、練習中の風景を頻繁にFACEBOOKにアップしただけだった。来季はセリエBあたりにレンタルで出されるのではなかろうか?ただもちろん、将来化ける可能性はある。アントニーニやアバーテも、正に若すぎる時期にサンプにレンタルで来て何もできずに帰還。その数年後にブレイクを果している。ペターニャもそうなる可能性はあると思う。(3試合/0ゴール)

   前半のFW陣(2トップ)

   エデル  ガッビアディーニ

   (ポッツィ) (サンソーネ)

      ↓↓↓↓↓

  ミハイロビッチの4-5-1

           オカカ(マクシ・ロペス)

エデル(ゾレック) ソリアーノ  ガッビアディーニ(サンソーネ)

      ↓↓↓↓↓↓

 来季は4-3-3(3トップ予定)

エデル    オカカ   ガッビアディーニ(サンソーネ)

・・・なんの面白味もないが補強前の現段階ではこの3トップ。ここからどうなるか!?さぁ次回からはいよいよ移籍情報。今年は例年より、たのしみたのしみ!

 


2013-14 シーズン総括 選手寸評③ MF編

2014-07-08 18:18:52 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

10354069_687810144633718_6609746863

 W杯疲れが溜まりまくった今日この頃・・・アズーリはご存じのとおり、スアレスに噛まれた挙句に敗退した。まぁ正直今回のアズーリは、いずれにせよ優勝は無理であっただろう。将来、ガッビア、オカカ、ソリアーノが躍動するアズーリが観てみたい。

-----------------------------------------------------------------------

 さて続いては13-14シーズンのMF陣。DFと同じく監督が代わりシステムが3-5-2から4-5-1に変わった影響で、様々な選手の運命が変わった。監督交代で一番恩恵をこうむったのはソリアーノ。得点力も開花してきて、ブレイクを果たした。さらにパロンボがDFから本来のボランチへと戻り、完璧にレギュラーとして柱となる。一方、ガヴァッツィやゲンツォグロウは使われる見込みが無いという事で、冬のメルカートで放出。序盤結構出ていたビャルナソンも出番を減らした。ミハイロビッチの4-5-1では、攻撃的な中盤両サイドをFWのエデルとガッビアディーニが務めていたが、彼らはFW扱いとして次回に紹介する。

MF 17 アンジェロ・パロンボ 6.5 ロッシ監督は昨シーズンに引き続き、3バックのリベロとして起用。しかしシニサは本来のボランチとして彼を信頼した。まだまだこのポジションでも十分やれる事を自ら証明。押しも押されぬサンプの”バンディエラ”、そして副キャプテンとして若い選手達を引き締める。ヴェローナ戦で、FKからかなり久しぶりのゴールも記録。まだまだ老け込む歳では無い。やはり彼にはボランチのポジションが似合う。オビアングやクルスティチッチが成長しきるまで、バリバリやって欲しい。(32試合/1ゴール/2アシスト)

MF 10 ネナド・クルスティチッチ 5.5 やや厳しい評価かもしれないが、背番号10を期待を込めて与えられた今季、やはり期待に100%答えられたとは言い難い。ロッシ時代は1ボランチ、ミハイロビッチ時代はパロンボとのダブルボランチ、共に一応レギュラーではあった。しかし3節のDERBYで負った負傷の為、先発出場は26試合にとどまる。元々10番タイプの選手(獲得が噂されるカンビアッソに似ているか?)ではないと思うが、まだまだ特に攻撃面で伸びる可能性は十分ある。球際に激しくなった分、自分の怪我も多い。無駄な激しいプレーを無くせば・・・”未来のキャプテン”の名を取り返すためにも、来季の奮起が期待される。(32試合/1ゴール)

MF 14 ペドロ・オビアング 5 3年目のジンクスにはまってしまったか。過去2シーズンの順調な成長、活躍を考えるとかなり物足りないシーズンになってしまった。ヴィエラやヤヤ・トゥーレのような選手になれる可能性はあると思うが、現時点ではパスミスが多すぎる。プレーが全体的に雑で、テクニックと身体能力を生かし切れていない。しかしシーズン中盤から怪我を我慢してプレーしていたようだ。シーズン終盤、残留を決めてからはミハイロビッチはベンチからも外し無理やり休ませた。よくよく考えたらまだ21歳。パルマを筆頭に様々なクラブからオファーがあるようだが、簡単に安値で手放しては絶対にいけない。2人で成長すれば、クルスティチッチとのダブルボランチはゆくゆく脅威になると思うのだが・・・・スペインU-21代表。(26試合/0ゴール)

MF 21 ロベルト・ソリアーノ 7.5 ミハイロビッチの一番の功績は、彼を抜擢してブレイクさせた事であろう。ロッシ時代はいまいちポジション的にはっきりしない、特徴が中途半端なので一皮むけなかった。しかしシニサの4-5-1のトップ下もしくは左MFで攻撃センスが開花。FWとのからみからどんどん前に飛び出し、ほぼシーズン後半だけで5ゴール。左右両足でシュートも打て、ヘッドも強い。印象的だったのはヴェローナ戦の2ゴール。特に中盤からドリブルで持ち込んで、3人ぐらい抜いて決めた左足のミドルは素晴らしかった。ちょっと違うけど、昔アヤックスで活躍したリトマネンみたいな選手。個人的には10番はクルスティチッチより、ソリアーノの方が似合うんじゃないかと?ネナドは8番かな?あとはまだ残っている、プレーのムラを無くせば・・・来シーズン活躍できるかが、今後の彼の人生を大きく左右するだろう。(29試合/5ゴール/1アシスト)

左MF 5 レナン 6  ロッシ時代はほぼ出番無し。しかしシニサに代わると、オビアングとクルスティチッチが調子を崩した事も有り、ボランチの控えとして重宝された。強烈な左足は錆びついておらず、サンシーロのインテル戦で決めた同点ゴールは、私的にはサンプの今シーズンの全ゴールの中で、2番目に素晴らしいゴールだったと思う。ただ、今後さらに上を目指すサンプの中では、レギュラーを獲るのは厳しいか。セリエA下位やセリエBのチームなら彼を欲しがるクラブは結構あると思うが。(18試合/2ゴール)

センターMF 22 ビルキル・ビャルナソン 5 昨季移籍したポーリの後釜が、最終的に決まっていなかったので移籍市場が終わる寸前に加入。レギュラーが期待された”バイキング”(アイスランド代表)だったが・・・3節のDERBYでいきなりスタメン出場を果たす物の、途中交代。それからなかなか確固たる活躍が出来ず。汗かき役ではあるが、テクニックが中途半端。かといってボランチで潰し役と言うわけでもない。ポーリがテクニックやスピード、ディフェンス等々全て平均8点の選手だったとしたら、このビャルナソンは全て7か6.5点の選手。コパイタリアでは得点もあげたが、最終的にどちらの監督の下でもサブから抜け出せなかった。ペスカラからオプションを行使して買取はせず。1シーズンでサンプから去る事となる。(13試合/0ゴール)

左MF 15 パヴェル・ゾレック 5.5 弱冠21歳のポーランド代表の期待の星。私は正直、今年こんなに出番が与えられるとは思わなかった。左利きで、ドリブルを得意とするウィンガー。主に左サイドハーフ、終盤はガッビアディーニが怪我の時に右MFの代わりとしても少し使われた。スピードとテクニックは期待できるものを持っている。しかし状況判断がまだかなり甘い。無謀なドリブルを繰り出したり、パスの場面で強引にシュートを打ってしまったり。最後から2番目のナポリ戦で嬉しい初ゴール!左足の良いシュートだった。しかし最終節でディナターレにハットトリックを許す、自殺点並みのキラーバックパス。最後に天国と地獄を味わった。来シーズンは、良いレンタル先が見つかれば、レンタルか?サラモンとのポーランド代表・1歳しか違わないコンビ。共に成長していって欲しい。(18試合/1ゴール)

左MF 77 アレッシオ・セストゥ ND 冬のメルカート終了間際に加入。加入直後のDERBYで、いきなり途中交代で出場。そして決定的なチャンスをもらったが、ボレーシュートは弱すぎ。振り返ってみれば、この瞬間にサンプでの彼の冒険は終わっていたのだろう。あそこでゴールを決めて、センセーショナルなデビューを飾っていれば、全然違う未来が彼には待っていた。仮にもキエーヴォの10番だったので、もう少しやるとは思ったが・・・3年後に彼の名前を憶えているサンプファンは素晴らしい。(2試合/0ゴール)

センターMF 31 マッティア・ロムバルド ND 偉大な父アッティリオ・ロムバルドの息子が、ついにサンプからセリエAデビュー。「鉄人」「ポパイ」など様々なニックネームを持つ、ドリアーノのアイドルの父。親父がスピードを生かした右サイドハーフだったのに対して、息子はテクニカルなボランチ。プリマヴェーラではキャプテンを務めているように、前から期待はされていたが、思ったより早いデビューとなった。親子でサンプ一筋。なんてすばらしい響きだ!クルスティチッチと並び、”未来のキャプテン”として期待は大きい。(1試合/0ゴール)

左右MF 79 ダヴィデ・ガヴァッツィ 5 ロッシ監督時代に、レギュラーでは無いが3-5-2の左右ウィングハーフとして6試合先発出場。テクニックは無いが、献身的な姿勢が認められた。しかしシニサの構想には漏れて、冬のメルカートでセリエBのテルナーナに移籍。一旦レンタル終了でサンプに帰ってくるが、上を目指すサンプ残留は年齢的にも厳しいか。(7試合/0ゴール)

センターMF 33 サヴァス・ゲンツオグロウ 5.5 ガヴァッツィと同じく、ロッシ時代にボランチの控えとして3試合スタメンで出場。全く同じようなコメントになってしまうが、冬のメルカートでシニサの構想に漏れてBのスペッツィアに移籍。ただ彼の場合は若いし、将来的にはまだサンプに帰ってくる可能性がある。(5試合/0ゴール)

左WB&SB 20 アントニーノ・バリッラ ND 夏のメルカート終了間際に電撃加入。左WBのレギュラー候補としてレッジーナから引き抜かれたと思っていた。しかし蓋を開けたら全くの期待外れ。結局3試合、レッドカード1枚の実績だけを残し、冬にレッジーナに帰って行った。カラブリアに慣れ親しんだ彼に、ジェノヴァの気候は合わなかったのだろう。(3試合/0ゴール)

センターMF 25 エンツォ・マレスカ ND 彼の場合は、元々ロッシ監督の構想に漏れていたので、夏のメルカートで買い手が見つからなかっただけ。冬にBのパレルモに移籍すると、A昇格の立役者となった。元々実力派ある選手だが、晩年のヴォルピのように、ロングボールを駆使したゲームメイクの反面、プレースピードの遅さが合わない監督はいるのだろう。でも、昨シーズンの見事なオーバーヘッドも有り、悪いイメージを残していったわけでは無い。サンプとは関係なくなるだろうが、今後もセリエで勇姿が観られそうな気がする。(1試合/0ゴール)

MF 27 ミルコ・エラモ ND 長年のレンタル生活に終止符を打ち、いよいよサンプに凱旋帰還したが結局居場所を見つけられず。開幕前はレギュラー候補として期待されたが、怪我の影響もあり結局開幕戦のユーヴェ戦1試合だけの出場にとどまる。冬のメルカートで、昨年も活躍したBのエンポリにレンタル移籍。マレスカと同じくA昇格を果たした。一旦は帰ってくるが、来シーズンもサンプに残る可能性は低いであろう。何か飛び抜けた特徴が欲しい。(1試合/0ゴール)

 

ロッシ体制時は3-5-2。しかし3人(クルスティチッチ、オビアング、デ・シルヴェストリ)以外のレギュラーが固まらず、フォーメーションも4-4-2や3-4-1-2など試行錯誤が続く。一応の基本はこうだった。

 5人の時のレギュラーは

 レジーニ - オビアング - ビャルナソン - デ・シルヴェストリ

(ガヴァッツィ) (ゾレック)   (ソリアーノ)

            クルスティチッチ

            (ゲンツォグロウ)

ミハイロビッチ体制の4-5-1が固まるとこう

エデル     ソリアーノ    ガッビアディーニ

 クルスティチッチ(オビアング) パロンボ

ご覧のとおり、かなりの変化があった。後半戦はオビアングが実力で控えに回る事も有るほどの充実ぶり。やはり監督が代わった効果はあった。

来シーズンの補強候補は、カンビアッソ、クーリン、コネなどの名前が挙がっているが、どうなる事やら!?


2013-14 シーズン選手寸評② DF編

2014-06-17 20:18:31 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

10390212_806948419315754_8790957603

次はディフェンダー編。メルカートの動きを含め、各選手の去就にも注目しながら今シーズンのディフェンス陣を振り返っていきたいと思う。ちなみにガッローネ会長は、ミハイロビッチ監督を残留させ、「目標は残留では無く7位」と言った。それに向けての補強も楽しみだ。

・・・・・・・て書いていたところに、青天の霹靂のクラブ売却!!新会長は「マッシモ・フェッレーロ」その詳細は次号で^_^

そして、我らがセンターバック「シュコドラン・ムスタフィ」がW杯デビュー!!サンプから唯一のブラジルW杯に行ってる選手。

FORZA SHKODORAN!!

右SB 29 ロレンツォ・デ シルヴェストリ 7 背番号が19→29に変更。しかしプレースタイルは変わらず、むしろ進化したよう。ロッシ監督の3-5-2の右ウィングハーフ、監督がシニサに代わって4バックの右サイドバック。どちらにも適応し、豊富な運動量を生かして効果的なオーバーラップを繰り返した。今シーズンはイタリア代表にも度々選出。W杯に行けなかったのは残念だったが・・・。技術的にはまだまだ改良の余地、そしてまだまだ伸びしろが有ると思う。まだ一応フィオレンティーナからレンタルでは有るが,さすがに買い取るであろう。愛称は”ロロ”(35試合/2ゴール/3アシスト)

CB 8 シュコドラン・ムスタフィ 7.5 今シーズン一番成長した選手ではないか?シーズン当初のロッシ監督の3バックでは控え予想だったが、数試合でスタメンに名を連ねるようになり、シニサになってからは完璧なレギュラー。機動力も生かした屈強なディフェンス。そして何より、ビルドアップの面でかなりの成長を見せた。センターバックが主戦場ながら、右SBもこなす。その活躍が認められて、ドイツA代表にも選出。補欠繰上げ合格ではあったがW杯にも選ばれて、サンプから唯一ブラジルに向かった。さすがに夏の移籍市場でも注目の的になってしまい、ブンデスのチーム中心に引き抜かれる可能性が高い・・・もう1年はサンプでやった方が本人の為にもいいと思うのだが・・・(33試合/1ゴール/1アシスト)

CB 28 ダニエレ・ガスタルデッロ 7 今シーズンもキャプテンとして、チームをそしてディフェンスをまとめる。良い意味でも悪い意味でもあまり印象的なシーンは今年は無かったが、逆に言うと一番安定していたという事にしよう。3バックでも4バックでも難なく対応。元々1対1よりカバーリングに長けており、ムスタフィとのコンビも補完性があった。歳は重なってきたが、まだまだDF陣のリーダーとして頑張って欲しい。若い選手が多いサンプの中では貴重な存在だ。アズーリは年齢的にもうさすがに無理か・・・(32試合/2ゴール)

左SB&CB 19 ヴァスコ・レジーニ 7 レンタル先のエンポリで名を挙げて、サンプに帰還。シーズン当初はロッシ監督の3-5-2の左サイドハーフをやらされ、慣れないポジションに苦戦。なかなか活躍できなかったが、シニサが監督になり4バックの左SBになってから開花。完全にコスタとのレギュラー争いを制した。CBも出来る守備力に加えて、何気に時折見せる長い距離のドリブルが得意。左サイドを切り裂いて、上げたクロスから5アシストを計上。これはエデルに次いでチーム2位。共同保有だったエンポリから完全に買い戻して、来季からは晴れて念願の100%サンプのプレーヤー。細かいテクニックの向上を含めて、まだまだ成長できるはず!(29試合/0ゴール/5アシスト)

左SB&CB 3 アンドレア・コスタ 5.5 前半戦は3バックのレギュラー。左のセンターバック。しかしミハイロビッチ監督に代わってからは、レジーニとのレギュラー争いに敗れてポジションを失った。左利きで左SBとCBとマルチに使える貴重な選手ではあるが、今シーズンはファウル、しかもPKや失点に直結するファウルが多かった。熱くなる過ぎるのが玉にキズで、彼の後半戦の見せ場はインテル戦、ありえない振る舞いをしたイカルディに対して、サンプの選手を代表して罵りまくり、ベンチにいながらイエローカードをもらう。これだけだったとはかなりさみしい。まだ28歳なので、他のクラブではまだやれるとは思うが、これから上を目指すとしたらサンプは放出しなければいけない選手なのかもしれない。(20試合/0ゴール/1アシスト)

CB&右SB 44 ミケーレ・フォルナジエール 6 マンUから来た弱冠20歳の若武者。正直、将来へ向けての投資の選手だと思っていたので、今シーズン出場する姿を観られるとは思っていなかった。しかし最後はCBの控え1番手に結果としてなっていた。ムスタフィの2年前ぐらいを見ているような感じ。顔や体格、プレーも似てるし、ムスタフィのようになれるか!?(10試合/0ゴール)

右SB 13 ガエターノ・ベラルディ 5 

 左右のサイドバック(ウィングバック)の3番手と言う感じで、今シーズンはほとんど出場機会が無かったが、出たときはレギュラーに遜色ない働きを見せた。守備はアグレッシブすぎてファウルが多い、攻撃はちょっとセンスに欠ける。若いしスピードもあるから売り込み先はあると思うので、売り時か・・・(5試合/0ゴール)

右SB 6 マティアス・ロドリゲス ND 加入当初は期待されていた”マティ・クラック”。しかし複雑なセリエAの戦術・守備にとまどい、今シーズンもわずか2試合4分間の出場にとどまる。シーズン終了と共にブラジルのグレミオへの移籍が決定。Facebookではかなり良い奴っぷりを発揮していたので(試合出られなくてヒマだっただけか!?)、新天地で頑張って欲しい。(2試合/0ゴール)

CB&ボランチ 4 バストシュ・サラモン ND ポーリと引き換えにミランから加入した期待の若手。何気にポーランド代表。一昨年のブレッシア(セリエB)ではリベロとして活躍して、ミランに引き抜かれたが、今季はその片鱗は見れず。ミハイロビッチが本職のMFに戻したことからもわかるとおり、セリエでDFとしてやるには線が細すぎる。ただ将来は期待されており、シーズン終了後、ポーリをミランに完全に売り渡す代わりに全保有権を獲得。白いライカールトになってくれれば!チームメイトのゾレックと共に現役ポーランド代表。(2試合/0ゴール)

左SB 7 パオロ・カステッリーニ ND(→リヴォルノ) 元々パルマやヴァレンシアなどで活躍してきた、サンプ一のベテラン。昨シーズンからすでに構想外だったが買い手があらわれず。しかし冬のメルカートで遂に移籍。38歳となったが、そのプロ精神は若手の模範となったはず。2年前にサンプをAに上げた立役者の一人でもある。移籍先のリヴォルノではレギュラーを獲得。拍手を送りたい!(1試合/0ゴール)

というわけでDF陣は監督交代と共に3バックから4バックへシステムが変更。

ロッシ時代

 レジーニ(ガヴァッツィ)          デ・シルヴェストリ

      コスタ(ムスタフィ)     ガスタルデッロ

             パロンボ

               ↓↓↓

ミハイロビッチ監督

 レジーニ(コスタ)              デ・シルヴェストリ

        ガスタルデッロ  ムスタフィ

 そしてシニサは我らがバンディエラ「アンジェロ・パロンボ」をDFから本来のMFに戻した。1年を通してずっと出ていたのはキャプテン「ガスタルデッロ」とデ・シルヴェストリ。来シーズンもこの2人とレジーニ中心にDF陣は組み立てられるのだろう。ムスタフィが移籍する可能性はかなりあるので、CBは一人良い選手を補強したいものだ!!


2013-14 シーズン総括 選手寸評① 監督&GK編

2014-06-07 17:27:56 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

↓サンプの守り神!?@マザー牧場↓

Dvc00498

さて、CL決勝も終わり、長かった2013-14シーズンも終焉を迎えた。ロッシからミハイロビッチへの監督交代も有り、前半戦と後半戦全く別チームのようになった今シーズン。夏のメルカートがスタートする前にポジション別にそれぞれの選手を振り返っていきたい。ちなみにもうすぐ始まるW杯。ムスタフィ(ドイツ代表)が最後の最後まで候補に残っていたが、残念ながら落選したことによりサンプからの出場選手は0になってしまった。

(その後、ロイスの怪我によりムスタフィW杯行き決定!(^O^))

 サンプゆかりの選手はアルゼンチン代表の正GKロメロ。そして個人的にはアズーリの10番となったカッサーノを応援していきたい。

監督 デリオ・ロッシ 4 残念ながら2年目は結果を出す事が出来なかった。昨年のフォーメーション3-5-2を継続させたが、結果から言うとイカルディ、ポーリ、エスティガリビア、ロメロの昨年のレギュラー4人。彼らが抜けて代わりに入った選手たちに、ロッシの3-5-2は最適では無かったのであろう。そして彼はイタリアの古い監督の典型で、非常に守備に関する戦術が細かい。一人で点を取れる人がいないと、彼のスタイルはなかなか難しかったという事か。ただ昨年の功績や、若手の登用などもちろん貢献は0では無い。

監督 シニサ・ミハイロビッチ 7 去年と同じ言葉を使う。壊滅まではいかないが、闇の中をさまよいもがいていたサンプに、一筋の道を与える。今年のサンプのメンバーに最適な4-5-1と言うフォーメーションを見出して、とにかく選手達に魂を注入。正直ここまでやっているサッカーが変わるとは思わなかった。「点は取られてもいいから、とにかく攻撃的に」という明確なコンセプトを打ち出したのも、若い選手たちにとっては良かったのだろう。さらに、オスティとの協力で開幕前は膨れ上がっていた人員の整理にも成功。9人を上手くレンタルや完全移籍で他クラブに行かせて、オカカとマクシ・ロペスという効果的なピンポイントの補強。加えてDFになりつつあったバンディエラ「パロンボ」を本来のMFとして甦らせた。2転3転あったが、2年間の契約延長に成功。久しぶりの生え抜き監督。長期政権を見てみたいが・・・

GK1アンジェロ・ダ・コスタ 5.5 今年は、開幕直前に昨年の正GKロメロがモナコに移籍。開幕戦から急遽レギュラーとなった。大きなミスは無かったものの、やはり一流のGKと呼ぶには実力不足。安定感はあるものの、ミラクルセーブはあまり見られず、サンプの今までの正GKの系譜を考えると寂しい。性格的にも、プロフェッショナリズムという観点から見ても最高の第2GKと言えるだろう。ただ、監督がミハイロビッチに代わり、GKからも短いパスでつなぐサッカーとなった時に、足技の上手さを発揮した。来季は移籍してしまう可能性が高い。(33試合/0ゴール)

GK30ヴィンチェンツォ・フィオリッロ 6 以前からドリアーニの期待を多大に受けていた「オレジーナの鷲」。ついに、開花の兆しを見せた。きっかけはコパ・イタリアのローマ戦。この試合で0-1と負けはしたものの、ミラクルセーブを連発すると、終盤の消化試合でレギュラーの座に昇格。そこでも反応の速さとバネをいかんなく発揮。来季はいよいよ生え抜きの正GKが誕生する可能性が高い。(5試合/0ゴール)

 
  • 来シーズンのGK陣の焦点はフィオリッロが正GKになるか否か。ダ・コスタは移籍の可能性が高く、フィオリッロにゴールを任せない場合、噂されているのは今のところ「ブルキッチ」(ウディネーゼ)、「ヴィヴィアーニ」(アーセナル)、「バルディ」(リヴォルノ)。さらにはロメロの帰還も可能性は無くは無い。

 


ほぼ週刊SAMP通信 最終節 Udinese 3-3 SAMPDORIA 最終戦、ディ・ナターレ引退?試合はスペクタルなドロー

2014-05-17 00:34:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第38節    @フリウリ(ウディネ)

サンプドリア 3-3 ウディネーゼ
 
 今シーズン最終戦。サンプ対ディ・ナターレはノーガードの打ち合い。宿敵ジェノアより上の12位でシーズン終了。

 ☆第38節、ついに最終戦。Anticipoで行われた土曜のナイター。

Marcatori
(前半10分) サンプドリア オカカ⑤:デ・シルヴェストリが右サイドで粘り、ガッビアディーニに戻す。ガッビアが左足でゴール中央に上げたクロスを、オカカがドンピシャでヘッド。先制!
(前半27分) ウディネーゼ① ディ・ナターレ:ゴールから約25m。やや左寄りのFK。ディ・ナターレの完璧なフリーキックは、壁を越えてきれいな放物線を描いてゴールへ吸い込まれる。GKフィオリッロ1歩も動けず・・・
(前半32分) ウディネーゼ② ディ・ナターレ:ペレイラが中央からドリブルでスピードに乗る。ムスタフィがコケたせいで真ん中がぽっかり空き、エリア内に侵入。最後はGKもかわして中へクロス。詰めてきたディ・ナターレがダイレクトボレーで合わせる。逆転。
(後半8分) サンプドリア エデル⑫:カウンターからオカカが敵陣に少し入ったところでパスを受けて前を向く。ドリブルを開始して、スルーパス。少しオフサイドっぽかったが、ぎりぎりで抜け出したエデルがGKと1対1へ。エデルは落ち着いてゴールに流し込む
(後半10分) サンプドリア ソリアーノ⑤:ソリアーノが中盤でボールをオカカに預けてカウンター。先ほどに似た形だが、オカカが前を向いてドリブルしてソリアーノにラストパス。ソリアーノはワンタッチでDFを振り切り、GKもかわして角度の無いところから左足シュート。逆転!!
(後半43分) ウディネーゼ③ ディ・ナターレ:ゾレックの信じられない自殺バックパス。ディ・ナターレへの最高のアーリークロスのようなボールとなった。ディ・ナターレは落ち着いてこのボールをトラップして、GKと1対1からゴール左隅に流しこむ。ハットトリック&同点弾。
SAMPDORIA <4-2-3ー1> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
         オカカ 
  
エデル    ソリアーノ  ガッビアディーニ
 
(66分サンソーネ)              (82分ゾレック)
 

   クルスティチッチ パロンボ 

 
                      (46分レナン)
 

レジーニ           デ・シルヴェストリ

  ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 
 
       フィオリッロ 
 

 ベンチ:GKダ・コスタ、

DFコスタ、サラモン、M・ロドリゲス、フォルナジエール
MFビャルナソン、ロンバルド、セストゥ、
FWマクシ・ロペス
 
-------------------------------------------
Udinese (4-3-1-2): Brkic; Widmer, Bubnjic (33' s.t.  N. López), Domizzi, Gabriel Silva (18' p.t. Naldo); Pinzi, Allan (20' s.t.  Badu), Lazzari; Pereyra; Fernandes, Di Natale.
A  disposizione: Kelava, Benussi, Mlinar, Beleck, Jadson, Corrado,  Zielinski.
Allenatore: Francesco  Guidolin.

Arbitro: Saia di  Palermo.
Assistenti: Pentangelo di Nocera Inferiore e Raparelli di Albano Laziale.
Quarto ufficiale: Barbirati di  Ferrara.
Arbitri addizionali: Mazzoleni di Bergamo e  Borriello di Mantova.
Note: ammoniti al 42' p.t. Mustafi, al  3' s.t. Eder, al 17' s.t. Pinzi, al 30' s.t. Domizzi per gioco scorretto, al 33'  s.t. N. López per comportamento non regolamentare; recupero 2' p.t. e 3' s.t.;  terreno di gioco in discrete condizioni.

 シーズンも早いもので、ついに最終戦。ウディネーゼにとっては、ミスター・ウディネーゼとも言える「アントニオ・ディ・ナターレ」の引退試合となる。サンプも有終の美を飾るためにベストメンバーで試合に臨む。そして、試合前の様子では、サンプの方もFWマクシ・ロペス、GKダ・コスタの二人がサンプ最後の試合となるであろう。

 ミハイロビッチは前節の4-2-3-1とほぼ同じ布陣を敷く。オカカが出場停止から戻ってきて、スタメン。パロンボはベストコンディションでは無かったがスタメン。

★ウディネーゼはグイドリン監督の下、4-3-1-2の布陣を敷いてくる。やはりエースはディ・ナターレ。元サンプ勢としては左利きのDFのドミッツィがいる。彼とは個人的に、去年仕事でミラノのホテルに泊まった時に、偶然エレベーターで遭遇した。

--------------------------------------------------------

(さあ試合)

  • 前半3分 サンプ、ガッビアディーニがオカカとのパス交換からボレーシュート。高く外れる。
  •    4分 ウディネーゼ、左からのグラウンダーのクロスをペナ内で受けたフェルナンデス。GKと1対1だったが、フィオリッロのスーパーセーブ。

前半10分 オカカGooooooooooooool!!

  •   14分 ディ・ナターレがスルーパスに抜け出してGKフィオリッロと1対1。しかしフィオリッロが足で間一髪セーブ。

半27分 ディ・ナターレGoal

半32分 ディ・ナターレGoal

  •    38,39,43分 サンプはさらにディナターレに続けざまにゴールを脅かされる。FKをポストに当てたり、速さで振り切りエリア内に侵入したり・・・・全てフィオリッロのセーブに助けられた形だ。ロスタイム2分。

前半はウディネーゼの2-1で終了。中盤が間延びして、両チームカウンターの応酬。この日の主役、ディ・ナターレがとにかくキレキレだ。

  • 後半1分 サンプ、本調子でないパロンボに代わってレナンが後半から登場

後半8分 エデルGooooooooooooool!!

後半10分 ソリアーノGooooooooooooool!!

  •    20分 サンプ、サンソーネとエデルが交代。エデルは自身セリエA最高となる12得点でシーズンを終える。
  •    32分 ウディネーゼ、びっくりするようなイエローカード。アップ中だった控えのニコ・ロペスがボールに触ってしまいイエローカード
  •    35分 もう何度目かわからないディ・ナターレのチャンス。中央でボールを受けて、DFを背負いながらも反転してシュートへ。しかしフィオリッロのミラクルセーブ。
  •    37分 サンプ最後の交代。ガッビアディーニに代わってゾレック投入。ガッビアは惜しくもボーナス獲得となる、シーズン10得点には届かず

半43分 ディ・ナターレGoal

  •    45分 ロスタイムは3分。このまま試合、そして2013-14シーズンは終了・・・

 ------------------------------------------------------------

ついに迎えた今シーズン最終戦。お互い特になにもかかっていなかったが、試合は打ち合いに。とにかくディ・ナターレ対フィオリッロと言う感じだった。ディ・ナターレはこの試合のハットトリックで32試合17ゴール。動きから見てもまだまだやれるだろうし、ホントにこの試合で引退なの?って言う感じだった・・・・・・・・・・・・が実際、この試合の後、引退撤回を示唆するコメントを残し始めた。そりゃそうだ、今季のウディネーゼの成績じゃ物足りないだろうし(サンプの下の13位)、まだまだやれるだろう。

 一方のサンプは、ブレイク中のオカカが全ての点に絡む大活躍。そしてGKフィオリッロがスーパーセーブ連発。正直ディ・ナターレは4,5点取っていてもおかしくない出来だった。2人とも、来季のレギュラー取りを大きくアピールした(もちろん残れば^^;)。早々残留を決めたサンプだったが、一つ不名誉な記録も。レッドカード年間10枚はワーストの記録になってしまった。

 シニサになってからの課題は、攻撃サッカーを掲げていたからある程度はしょうがないが、強豪相手の失点の多さ、そして結局いわゆるビッグクラブに1勝も出来なかった事だ。ここら辺はシニサが残ってくれたら、選手補強も含めて課題となる。一方、ジェノアとの覇権争いでは、当然のサンプに軍配。過去68回共に同じリーグ戦を戦い、57回ジェノアよりサンプの方が順位が上。それはさておき・・・

 これで、いよいよW杯、そしてメルカートに突入するわけだが。とにかくサンプはまずミハイロビッチの去就。今週の日曜日に全てを決定すると本人は語っているが、怖い。元助監督をやっていたインテル、選手としてスクデットを取った経験があるラツィオ、元サンプGMマロッタ率いるユーヴェ。この3チームは全て監督が変わる可能性がある。ちょっと良いオファーが来れば危ない。それ次第で補強の内容も含めてガラっと変わるだろう。

 W杯は、入るかなーと思っていたデ・シルヴェストリも30人にすら入れなかったので、サンプから可能性があるのはドイツ代表のムスタフィのみ。将来に向けて、サンプに来て欲しい新しい選手の発掘に努めるしかない。あとはカッサーノが選ばれたので、カッサーノをひたすら応援しよう。イタリアはいきなりイングランド。コスタリカ、そしてフォルラン、スアレスらのウルグアイ。下馬評は間違い無く低そうなアズーリだが、こんな時は意外と強い。あと個人的にはベルギー代表が楽しみだ。

 さて、一旦シーズンも終わり、今シーズンも長らく、この読みにくい長ったらしいBLOGにお付き合い頂いて、ありがとうございました。自分でも読みにくいなーとは思ってるので、入れて欲しい情報、逆にこれは余計だとか見にくいとかあれば、どんどん教えて下さい。あと、オフシーズンにやって欲しい特集なども有れば!

 

  SU 68 Campionati,57 volte Sopra!!

    GENOVA E’ SOLO BLUCERHIATA!!

  ’13-’14 SERIE A 最終成績  

 勝点45 38試合 12勝9分17敗 得点 48 失点 62 得失点差 -14 12

(ロッシ時代)       勝点9 12試合  2勝3分7敗  得点13 失点22 -9 

(ミハイロビッチ時代) 勝点36 26試合 10勝6分10敗 得点35 失点40 -5 

来シーズンも 

Foooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaamp