ほぼ週刊SAMP通信 第31節 SAMPDORIA 0-0 Fiorentina 極上のスペクタルな0対0!

2014-03-30 20:10:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第31節   @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

サンプドリア 0-0 フィオレンティーナ
↓元サンプでの盟友の二人。友達だが、今日は敵。
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 ちょうど1年ぶりの0対0引き分け。しかし内容は見ごたえのある攻め合い。
 

 ☆第31節、日曜のデーゲーム。本日からサマータイム!

Marcatori
*無し

SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ

         マクシ・ロペス 
       (68分オカカ)
 

エデル    ソリアーノ   ガッビアディーニ

  
 

   クルスティチッチ パロンボ 

     (81分レナン)

ベラルディ              デ・シルヴェストリ

  ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 
   (75分フォルナジエール)
           ダ・コスタ 
 

 ベンチ:GKフィオリッロ、

DFコスタ、サラモン、M・ロドリゲス、

MFオビアング、ゾレック、ビャルナソン、セストゥ
FWサンソーネ
----------------------------------------------------------

Fiorentina  (4-3-1-2): Neto; Cuadrado, Diakité, Savic, Tomovic; Mati Fernandez (33'  s.t. Ambrosini), Aquilani, Borja Valero; Wolski (14' s.t. Vargas); Ilicic (25'  s.t. Matos), Matri.
A disposizione: Lupatelli, Rosati,  Roncaglia, Bakic, Joaquin, Venuti, Fazzi.

Arbitro: Russo di  Nola.
Assistenti: Barbirati di Ferrara e Marzaloni di  Rimini.
Quarto ufficiale: Di Fiore di  Aosta.
Arbitri addizionali: Tagliavento di Terni e Merchiori  di Ferrara.
Note: espulso al 48' s.t. Mihajlovic per  proteste; ammoniti al 19' p.t. Berardi, al 30' p.t. Savic, al 33' p.t. Wolski,  al 44' s.t. Okaka per gioco scorretto, al 45' s.t. Matos per comportamento non  regolamentare; recupero 1' p.t. e 5' s.t.; abbonati 19.108 (rateo gara 156.124  euro), paganti 2.587 (incasso netto 39.287); terreno di gioco in discrete  condizioni.  

 前節の快勝から中3日。前節、主力を休ませながらも連勝したおかげで、この日はほぼレギュラー。ミハイロビッチ監督になってから、ホームではミラン以外に負けていない。5勝3分1敗。しかしフィオレンティーナにはここ4年間勝ってはいない。元サンプの英雄「ヴィンチェンツォ・モンテーラ」監督になってから、セリエAナンバーワンと言われるスペクタクルなサッカーを繰り広げており、結果も現在も4位と伴っている。前半戦の勢いは少し弱まっているが、もちろん強敵だ。
☆ミハイロビッチは4-2-3-1の布陣を敷く。そしてほぼレギュラーの面々。左サイドバックだけ、レジーニが出場停止の為、久しぶりにベラルディが先発。ミハイロになってからほとんど使われていなかったので、干されていたと思っていたが、ここらあたりがシニサの上手さか?やはりベンチのメンバー含めて、全員を常に考えているという事を示した。そして実際、今のサンプは、かなりサブとレギュラーの差が無い。攻撃陣ではチーム得点王のエデルが3試合ぶりのスタメン。

★フィオレンティーナは4-3-1-2。FWのロッシやゴメスを怪我で欠くなど最近苦しいが、マティ・フェルナンデス、ボルハ・バレーロなどテクニシャンをそろえる。そして右サイドには、去年やられたクアドラード。FWは冬にサンプ入りの噂も一瞬あったマトリが先発。

(さあ試合)

  • 前半6分 デ・シルヴェストリが右サイド深くから切り返しで中に侵入し、倒れこみながら懸命にクロス。これが最高のボールとなり、待っていたエデルは合わせるだけだったが、ゴールわずかに左へ・・・結果的にはこれが一番惜しいチャンスだった。
  •   16分 マクシ・ロペスがディアキテをかわしてフィニッシュへ持ち込む。しかしこれはもう一人のDFサヴィッチに阻まれる。
  •   19分 ベラルディがウォルスキへのレイトタックルでイエロー
  •   30分 今度は逆にサヴィッチがマクシ・ロペスへのファールでイエロー
  •   34分 ゴールから30mぐらいのFK。ガッビアディーニの蹴ったボールは、壁の外を低い弾道で巻いてゴールへ。決まったかと思われたが、ネトのスーパーセーブに阻まれる。
  •   40分 ボルハ・バレロが右サイドで一人かわして、フェルナンデスへのラストパス。これをダイレクトでシュートにいったが、ゴール左にわずかに外れる。
  •   44分 中盤でフリーになったクルスティチッチが前を向き、ミドルシュート。しかしこれはGK正面。
  •   45分 すぐフィオレンティーナも反撃。左サイドからマトリの左足。しかしこれもダ・コスタの正面。ロスタイムは1分。

前半は0-0で終了。お互い、チャンスは多かったが得点には至らず。お互い、ボールを良く回しきれいな攻めを見せて、見ごたえは十分だった。サンプの中では、スタメンを2試合外されていたエデルが、守備でも頑張っていたのが目立った。今まであんなにやらなかったのに。強敵相手と言うのと、シニサにも言われていたのだろう。あれなら左サイドでも十分やっていけると思う。

  • 後半3分 右サイドからガッビアディーニがマクシもつけパスを出して、ワンツー。落としてもらったボールから中に切れ込んで左足でシュート。しかしGK真正面。
  •    7分 カウンターからソリアーノのスルーパス。マクシがワントラップして、DFを引き連れながらもシュート。強烈なシュートはGKに弾かれてコーナー。
  •   12分 クアドラードが右サイドを深くえぐって、ラストパスを出すが、ムスタフィがクリア。
  •   14分 ヴィオラ、ウォルスキに代えてヴァルガスを投入
  •   15分 カウンターから右サイドをデ・シルヴェストリが疾走。中央に出したセンタリングをマクシが絶妙なスルー。ボールは左サイドのガッビアディーニの下にいくが、トラップがやや流れてしまい、シュートは戻ってきたDF陣のブロックに阻まれる。
  •   20分 左サイドでベラルディが切り返して中央のパロンボにパス。パロンボがためてミドルを放つが、ネトの右側に外れる。
  •   23分 マクシに代えてオカカ投入。この試合も良かったマクシにはスタンディングオベーションが送られる
  •   31分 ここでキャプテンのガスタが左足ハムストリングの不調を訴えて交代。代わりはフォルナジエール。ガスタは自らキャプテンマークをパロンボに巻きに行く
  •   34分 ヴィオラのFK。ちょっとずらしたボールをヴァルガスが左足で強烈なシュート。しかしバーに当たり、真下にボールは叩きつけられてノーゴール。
  •   47分 フィオ、最後のチャンス。ボルハ・バレロのFKからアンブロジーニのヘッド。わずかに合わず。ロスタイムは5分。
  •   48分 第4審判への抗議でミハイロビッチ監督が退場。しかしそのまま守りきり、試合終了。次節、古巣ラツィオとの対戦を嫌がってわざと退場したとも・・・そんな事は無いか。疲れのみえたイレブンに再度エネルギーを注入するべく、猛チャージを審判に欠けた模様。0対0

 この試合、600人ものジェノヴァに通う小学生たちを集めて行われた。彼らの甲高い声援も響く中、勝利はならなかったが良い試合は見せられていたと思う。0-0はちょうど365日ぶり。しかし退屈な0-0では無く、両チーム見ごたえのある攻撃はしていた。

  アンダータでのフィオレンティーナ戦は、負けてロッシ前監督が首になった試合。それからちょうど19試合を消化という事か・・・あの頃と比べればえらい違いだ。この引き分けで、順位は12位まで落ちてしまったが、これは仕方が無いだろう。今のセリエAは、サンプの12位から5位のインテルまで勝点差わずか7の間でひしめき合ってる。1試合1試合の結果次第で、大きく変動するのだ。次節は今季苦手とするランチタイムゲーム。EL目指すなら負けられない

 次節:セリエA第32節 4/6(日) 対ラツィオ @ローマ 現地12:30Kick Off(日本時間19:30)

 Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

  ’13-’14 SERIE A 

 勝点41 31試合 11勝8分12敗 得点 40 失点 43 得失点差 -3 12.


ほぼ週刊SAMP通信 第30節 Sassuolo 1-2 SAMPDORIA 敵地で連勝!!勝点はついに40で、今季最高の9位!!

2014-03-26 19:05:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第30節   @マペイ スタジアム(レッジョ・エミリア)

サンプドリア 2-1 サッスオーロ
 
 今季最多得点!!。ついにジェノア、さらにはミランも抜き去る!!
 

 ☆第30節、久々のミッドウィークナイター。

Marcatori

(前半1分) サンプドリア サンソーネ③:オカカが落としたボールをビャルナソンがのつけパス。サンソーネがこれを受けて、まず股抜きでアリアウドを抜き、続いてガッツォーラをドリブルでかわして利き足で無い右足のシュート。GKも一歩届かず、何と開始18秒でのゴール!67年半のサンプの歴史で、最速ゴール新記録!!

(前半16分)サッスオーロ① ロンギ:カウンターからキブサーのスルーパス。ザザが右サイドを抜け出してグラウンダーのクロス。ファーポストに詰めたロンギがこれにあわせて同点。ただ、リプレーで見ると、最後のロンギは明らかにオフサイドだった・・・。

(後半21分) サンプドリア オカカ③:中盤、前を向いたエデルがループスルーパス。GKとDFの間に落っこちるボールに、突っ込んできたオカカが一瞬早く到達して、GKをあざ笑うかのようなループシュート。再度突き放す!!

SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ

 

                オカカ 

ビャルナソン サンソーネ  ゾレック

(58分エデル) (69分ガッビアディーニ)
 

      レナン  オビアング 

 

コスタ             デ・シルヴェストリ

      レジーニ ムスタフィ
 
        ダ・コスタ(Cap) 
 

 ベンチ:GKフィオリッロ、ファルコーネ

 DFサラモン、M・ロドリゲス、ベラルディ、フォルナジエール
 MFパロンボ、ソリアーノ
FWマクシ・ロペス
----------------------------------------------------------
Sassuolo (4-3-3): Pegolo;  Gazzola, Cannavaro (41' p.t. Mendes), Ariaudo, Longhi; Chibsah (28' s.t.  Sanabria), Magnanelli, Missiroli; Zaza, Floccari (11' s.t. Masucci), D.  Berardi.
A disposizione: Pomini, Polito, Masucci, Biondini,  Bianco, Terranova, Farias, Ziegler, Rosi,  Gliozzi.
Allenatore: Eusebio Di  Francesco.
Arbitro: Irrati di  Pistoia.
Assistenti: Paganessi di Bergamo e Iannello di Novi  Ligure.
Quarto ufficiale: Vuoto di  Livorno.
Arbitri addizionali: Di Bello di Brindisi e Bruno  di Torino.
Note: espulso al 43' s.t. Regini per doppia  ammonizione; ammoniti al 25' p.t. Cannavaro, al 30' p.t. Regini per gioco  scorretto; recupero 3' p.t. e 3' s.t.; terreno di gioco in non perfette  condizioni
 
 前節の快勝から中2日。大幅にメンバーを入れ替えて、ターンオーバーを敷いたサンプ。敵はディ・フランチェスコ監督率いる、現在降格圏内にいるサッスオーロ。アンダータではホームで3-4の壮絶な打ち合いの末に負けて、ロッシ監督更迭の要因となっていた。サッスオーロには元サンプのザザがいる。ガッビアディーニを獲得するために、この若きストライカーの保有権を売り渡した。
☆ミハイロビッチはメンバーを大分入れ替え、システムも4-2-3-1に戻す。CFスタメンは再びオカカ。右にゾレック、左ビャルナソンは今季初めて。左利きのゾレックは今までずっと左サイドで使われていたが、ガッビアと同じ起用法の右サイドへ。サンソーネとレナンが前節の活躍の勢いを買われて先発。ガスタやパロンボのベテラン勢にもお休みが与えられた。CBはレジーニが入りムスタフィとコンビを組む。左SBはコスタ。よってキャプテンはGKダ・コスタ

★サッスオーロは4-3-3。ミラン戦で4得点でブレイクしたベラルディ(前回のサンプ戦でもハットトリックを決められている)、とザザ、さらにフロッカーリの3トップ。またDFには冬に出場機会を求めて移籍したカンナヴァーロ弟がいる。ただ失点はリーグ最多

(さあ試合)

前半1分 サンソーネGooooooooooool!!サンプ最速記録(18秒)でいきなり先制!
  • 前半9、10分 オカカ2度のチャンス。エリア内で反転シュートはど真ん中。その後のシュートはGKに阻まれる。

前半16分 ロンギGoal

  •   25分 カンヴァーロがビャルナソンへのレイトタックルでイエロー
  •   30分 今度はレジーニがベラルディへのレイトタックルでイエロー
  •   41分 カンナヴァーロ負傷交代ロスタイムは3分。
  •   47分 ペナすぐ外からのFK。レナンがジャンプした壁の下をくぐる強烈なシュートを放ち、GKも届かないがポスト!
  •   プ時代はこの2人でボランチコンビを組んだ事も。
  •   48分 デ・シルヴェストリが右サイドから切り返して左足でクロス。こぼれたボールをオカカが胸トラップからオーバーヘッド。しかしゴールの上・・・

前半は1-1で終了。あっけなく先制した後も、チャンスは何度も作る。しかし明らかなオフサイドゴールを決められ、同点でハーフタイム。

  • 後半8分 ゾレックが右サイドからペナ内に侵入し、切り返して左足でグラウンダーのラストパス。走りこんできたビャルナソンがダイレクトで合わせるが、GKペゴロのファインセーブにあう。
  •    9分 中盤からボールを運んだレジーニが、強烈な左足のミドルシュート。だがこれは惜しくもバー。
  •   14分 ゾレックに代えてエデルを投入。点を取りに行く

後半21分 オカカGooooooooooool!!

  •   25分 ガッビア投入。サンソーネがお役御免
  •   38分 ここでキャプテンのガスタを投入。守り切りを図る
  •   43分 左サイドからガッビアがきれいなラストパス。しかし詰めてきたエデルはこれをダイレクトで外してしまう。
  •   44分 左サイドバックに回ったレジーニがサイドライン際でベラルディを倒す。2枚目のイエローで退場。しかしそのまま守りきり、試合終了。2対1!!

 前節の勢いをそのまま持ち込み連勝!!スコアは2-1だが、チャンスもたくさんあり、快勝と言えよう。サブのメンバー中心でこの出来は大きな収穫だが、最後にレジーニが退場して、次節出られなくなってしまったのが痛い。

  とりあえず、今のセリエAで残留確実な勝点とされる40までは到達した。さらに今季初の一桁順位の9位。次は「また新たな目標に向かう。それはジェノアより上の順位という事では無い」とはシニーサの言葉。すぐ中3日でヴィオラ戦。今のサンプの調子、そして逆に前半戦ほど勢いがないフィオレンティーナを考えれば、勝てるチャンスは十分ある。EL圏内(5位)のインテルまでは8点差。今の勢いなら決して不可能な数字ではない

 次節:セリエA第31節 3/30(日) 対フィオレンティーナ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

 Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

  ’13-’14 SERIE A 

 勝点40 30試合 11勝7分12敗 得点 40 失点 43 得失点差 -3 9.


ほぼ週刊SAMP通信 第29節 SAMPDORIA 5-0 Hellas Verona 全てが上手くかみ合い、快勝!!!!!

2014-03-23 19:56:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第29節  @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

サンプドリア 5-0 エラス・ヴェローナ
 
 今季最多得点!!。ついにジェノア、さらにはミランも抜き去る!!
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 ☆第29節、日曜デーゲーム。相手は同盟国のヴェローナ。

Marcatori

(前半4分) サンプドリア サンソーネ②:右サイドからの展開で、中央で受けたパロンボが中央左のレナンにパス。レナンがトラップから大砲に弾を込めて、左足の弾丸ミドル。グラウンダーの鋭いシュートを、敵GKラファエルは弾くのが精いっぱい。そこに詰めてきたサンソーネが敵DFより一瞬早くスライディングで押し込み先制!!

(前半23分) サンプドリア レナン②:CKからサインプレー。サインプレー自体は45度で出されたゴロのパスを、ペナ外のレナンがダイレクトでミドルを撃つというものだったと思う。しかしガッビアディーニのグラウンダーのパスは、全く見ていなかった審判に当たりややコースがずれる。これが逆に幸いし、ヴェローナDF陣が意表をつかれたところ、レナンが走りこむコースを微妙に変え、利き足で無い右足でダイレクトシュート。ビリヤードをみているようだった。追加点

(前半38分) サンプドリア ソリアーノ②:左サイドライン際。サンソーネが浮き球を胸トラップからループパス。このボールに抜け出したレジーニが左サイドを突破。ペナ内まで侵入し、タッチラインぎりぎりでマイナスの折り返し。そこに詰めてきたソリアーノがダイレクトで合わせて3点目

(後半3分) サンプドリア ソリアーノ③:今度は右サイド、DFから丁寧につないだカウンター。ガッビアのパスを受けたソリアーノがドリブルで中に切れ込み、一人DFをかわして左足でシュート。ペナすぐ外からのシュートはゴール右サイドに突き刺さる!!4点目

(後半13分) サンプドリア パロンボ①:至近距離のFK。ボールの元にはガッビアやサンソーネなど何人も。しかし蹴ったのはパロンボ。低い弾道の強烈なボールは、壁の外を巻き、GKも弾くが取れず。パロンボは1134日ぶりのゴール。ダメ押しのダメ押し

SAMPDORIA <4-3-3> 監督シニサ・ミハイロビッチ

 

               マクシ・ロペス 

 
サンソーネ           ガッビアディーニ
(71分ビャルナソン) (62分エデル)
 

   レナン  パロンボ ソリアーノ 

             (80分サラモン)

 レジーニ              デ・シルヴェストリ

  ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 
 
           ダ・コスタ 
 

 ベンチ:GKフィオリッロ、ファルコーネ

 DFコスタ、ベラルディ、フォルナジエール
 MFオビアング、ゾレック、ロンバルド
FWオカカ
----------------------------------------------------------
Hellas Verona (4-3-3): Rafael; Cacciatore (23'  s.t. Pillud), Moras, Maietta, Albertazzi; Rômulo (19' s.t. Rabusic), Donadel,  Hallfreðsson; Iturbe, Toni (30' s.t. Cacia), Jankovic.
A  disposizione: Nicolas, Martinho, Marquinho, Cirigliano, A. González,  Marques, Sala.
Allenatore: Andrea  Mandorlini.
Arbitro: Calvarese di  Teramo.
Assistenti: La Rocca di Ercolano e Preti di  Mantova.
Quarto ufficiale: De Luca di  Pescara.
Arbitri addizionali: Abbattista di Molfetta e  Minelli di Varese.
Note: ammoniti al 17' p.t. Gastaldello,  al 29' p.t. Donadel, al 36' p.t. Jankovic, al 25' s.t. Sansone per gioco  scorretto; recupero 0' p.t. e 0' s.t.; abbonati 19.108 (rateo gara 156.124  euro), paganti 1.841 (incasso netto 26.677 euro); terreno di gioco in buone  condizioni.

 前節の完敗を受けて、この1週間ピリピリしたムードで過ごしたサンプ。相手はサンプより上、序盤戦の台風の目だった8位のエラス。アンダータでは0-2で完敗した。元サンプ勢としては、右サイドバックのカッチャトーレ、MFのドナデル。あとは現在いないがドナーティもいる。サンプでは、人数不足もあって、90年代に活躍した右サイドの鉄人、「ポパイ」ことアッティリオ・ロンバルドの息子、マッティア・ロンバルドが待望のベンチ入り。現在プリマヴェーラでキャプテンを務めている19歳。スピードと抜群の運動量を誇った親父とは違い、今のところテクニカルなレジスタ。背番号「31」が与えられ、この日のスタンドには「31」のプラカードがチラホラお目見え

☆ミハイロビッチは前節の完敗から、システムをいじってきた。CFスタメンにマクシを再起用し、右ガッビアと左サンソーネでトリデンテを形成する4-3-3を採用。クルスティチッチが怪我で欠場の為、オビアングがスタメンかと思われたが、レナンを抜擢。ソリアーノを右に持ってきて3センターハーフの布陣を敷く。DF陣は変わらず。

★ヴェローナも4-3-3。中心はCFのルカ・トーニ。彼を中心に若いイトゥルベと、元ジェノアのヤンコヴィッチでトリデンテを形成。中盤は元サンプのレジスタ「ドナデル」を中心に、ファイトあふれるハルフレッドソン(ビャルナソンとアイスランド代表で一緒)、右サイドを切り裂くロムロ。前半戦ブレイクしたジョルジーニョは、冬のメルカートでローマに引き抜かれてもういない。

(さあ試合)

前半4分 サンソーネGooooooooooool!!最初のチャンスでいきなり先制!
  • 前半8分 ムスタフィのミスからトニがGKと1対1に。しかしトニのシュートはダ・コスタが左足1本でスーパーセーブ。
  •   10分 トニのポストから、ロムロ、イトゥルベが立て続けにミドル。ややDF陣が浮き足立ってるか・・・
  •   16分 左サイド、ワンツーで抜け出したレジーニのラストパス。ペナ内に侵入したサンソーネが左足で強烈なシュート。しかしGKパンチングに阻まれる。
  •   20分 左サイドからのクロス、DFがクリアミスしたボールが、トニの胸元に。しかし戻ってきたDFレジーニが間一髪でボールをかっさらい、何とか難を逃れる。
  •   21分 ドリブルからサンソーネが再び左足でミドルシュート。これもGKパンチングに阻まれるが、これで得たCKから・・・・・・・・

前半23分 レナンGooooooooooool!!

  • 前節審判にやられたから、これぐらいは良いだろう。それにしても、偶然とはいえ新しいサインプレーが生まれそうな、見事な審判のアシストだった。
  •   28分 パロンボを倒したドナデルに、この試合初のイエロー。サンプ時代はこの2人でボランチコンビを組んだ事も。
  •   35分 デ・シルヴェストリのスピードに乗ったドリブルを、後ろから倒したヤンコビッチにイエロー

前半38分 ソリアーノGooooooooooool!!

前半は3-0で終了。前線からのプレスが非常に効いていた。前半の間は最初から最後までペースは落ちず。さすがに前節の完敗で気合のノリが違ったのだろう。さらにレナン、サンソーネ、ガッビアと3人強烈な左足のミドルを持つ選手が集まると面白い。DF陣はやや怪しかったが、GKダ・コスタは安定している。

  •  
  • 後半3分 ソリアーノGooooooooooool!!後半もいきなり追加点。

    • 後半6分 マクシの見事なポストワークから、絶妙なヒールパス。サンソーネが抜け出して左足でシュートを放つが、ちょっと角度が無かった。
    •   13分 またもマクシが受けたパスをヒールでガッビアに落として、ガッビアがドリブルで突っかける。ペナ内に入る間際で切り返したところを倒され、FK獲得。そのFKを・・・・

    後半13分 パロンボGooooooooooool!!

    • もうこのFKは、蹴る前から入る予感がしていた。おめでとう、我らが永遠のキャプテン・Angelinoooooo!! 
    •   16分 トニがペナ内でボールを受けて、切り返して左足の強烈なシュート。ダ・コスタのスーパーセーブ。そのこぼれに詰めてきたハルフレッドソンのシュートは枠の上。
    •   20分 再びゴール前にこぼれてきた決定機を、ダ・コスタ鋭い飛び出しで許さじ
    •   23分 トニの落としから、イトウルベの左足ミドル。これもまたまたダ・コスタのファインセーブ。サンプの勢いにつられてか、ダ・コスタも当たりまくっている。
    •   30分 ヴェローナの交代。トニに代えてFWカチア。大分歳を重ねたとはいえ、トニは元代表エースの片りんをいまだ見せていた。唯一この日怖い存在だったがここで疲れで交代。
    •   35分 パロンボお役御免で、サンプでリーグ戦デビューとなるサラモンを投入。ミハイロビッチ監督になってから、DFでは無くボランチとして使われている。
    •   43分 ヴェローナ最後のチャンス。左サイドから右足アウトサイドでクロス。カチアがヘッドで合わせ、絶妙なところに飛ぶが、この日のダ・コスタにとっては範囲内。ロスタイム0分。このまま試合終了。5対0!!!!!

     前節、0-3で完敗したことが逆に良かったのかもしれない。システム変更も当たり、圧勝だった。昨シーズン、イカルディが4点取ったペスカラ戦(6-0)を思い出すようなゲームだった。5点取った後も、だれる事無く最後までしまったゲームだった。

     ソリアーノは新しいポジション(3センターハーフの右)でも抜群の存在感。素晴らしかった。マクシもゴールこそ無かったが、献身的なポストとラストパスで、オカカよりバリエーションの多さを感じさせる。ガッビアディーニはややおとなしかったが、他の攻撃陣が良すぎたという事か。怪我をしていないエデル、オビアングがベンチという事が、層が厚くなってきた事を物語る。サンソーネ自身も言っていたが、自分やレナン等出場時間が短い選手も、全員がチームに貢献できるという事。

     次はすぐ中2日でサッスオーロ戦。どういう布陣を敷くか見物だが、オカカ、エデル、オビアングは休養十分。そういう意味でも価値ある勝利だ。ミランとジェノアは抜き去った。7位までは勝点5差。EL圏内(5位)までは10点差。今の勢いなら決して不可能な数字ではない

     次節:セリエA第30節 3/26(水) 対サッスオーロ @エンツォ・リッチ(サッスオーロ) 現地20:45Kick Off(日本時間4:45)

     Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

      ’13-’14 SERIE A 

     勝点37 29試合 10勝7分12敗 得点 38 失点 42 得失点差 -4 11


    ほぼ週刊SAMP通信 第28節 Atalanta 3-0 SAMPDORIA 酷すぎる試合。まだまだ

    2014-03-16 17:32:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

    セリエA 第28節  @アトレーティ・アズーリ・ディタリア(ベルガモ)

    サンプドリア 0-3 アタランタ
     
     敵地で完敗。今季、ランチタイムゲームは勝ち無し・・・
     

     ☆第28節、日曜12:30キックオフのデーゲーム

    Marcatori
     

    (前半36分)アタランタ① カルモナ:エスティガリビアがショートカウンターからデニスに楔のパス。デニスがダイレクトでカルモナに落とし。走りこんできたカルモナがダイレクトでボレー。ボールはゴール右隅へ。先制を許す。

    (前半42分)アタランタ② ボナヴェントゥーラ:左サイドからのCK。混戦のポジション獲りの最中、ベナルーアンがレジーニをワンパンチで倒す。おかげでどフリーになったボナヴェントゥーラがヘッドで叩き込み2点目・・・
    (後半10分)アタランタ③ デニス:デニスが右サイドのM・モラレスにパスを出し、再びモラレスがデニスとワンツーで右サイドを突破。ライナーのクロスは、懸命に戻ってきたクルスティチッチがクリアにいくも、滑って届かず。ぴたりとデニスの下に。あとはデニスが落ち着いてトラップして、ゴール右側にインサイドで叩き込む。
     

    SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ
     

                      オカカ 

         (57分マクシ・ロペス)
     

    ソリアーノ   エデル    ガッビアディーニ

           (72分サンソーネ)
     

       クルスティチッチ パロンボ 

     

     レジーニ              デ・シルヴェストリ

      ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 
     (46分フォルナジエール)
               ダ・コスタ 
     

     ベンチ:GKフィオリッロ、ファルコーネ

     DFコスタ、サラモン、ベラルディ、
     MFレナン、オビアング、ゾレック、ビャルナソン
    ----------------------------------------------------------
     

    Atalanta  (4-4-1-1): Consigli; Benalouane, Stendardo, Yepes, Del Grosso (40' s.t.  Bellini); Estigarribia, Cigarini (32' s.t. Baselli), Carmona, Bonaventura;  Moralez (28' s.t. De Luca); Denis.
    A disposizione:  Sportiello, Nica, Lucchini, Giorgi, Livaja, Migliaccio, Bentancourt, Brienza,  Raimondi.
    Allenatore: Stefano  Colantuono.

     

    Arbitro: Cervellera di  Taranto.
    Assistenti: Santoro di Catania e Longo di  Paola.
    Quarto ufficiale: Faverani di  Lodi.
    Arbitri addizionali: Baracani di Firenze e Maresca di  Napoli.
    Note: ammoniti all'8' p.t. Okaka, al 7' s.t. Del  Grosso per gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 1' s.t.; terreno di gioco in  buone condizioni. 

     

     連勝中のサンプ。アタランタは勝点も近く、勝てば順位も逆転する相手。敵には冬のメルカートで加入した元サンプのエスティガリビアがいる。昨季のサンプのレギュラー左ハーフで、結構好きな選手だったのだが。スタンドにはアズーリのプランデッリ監督も観に来ていた。アタランタ、サンプの若手のチェックと言ったところか。

    ☆サンプの4-2-3-1はいくつかスタメン争いがあった。インフルエンザで出場が危ぶまれたパロンボはスタメン。前節の途中からの働きが認められて、オビアングとの争いを制してクルスッティチッチがスタメン。オカカとマクシは再びオカカの勝ち。

    ★アタランタは4-5-1-1。9得点を挙げているFWデニスを1トップに据え、堅守速攻の形からプロヴィンチャながら勝点を積み重ねている。もうアタランタで長いコラントゥオーノ監督のサッカーが浸透しており、ここ何年か常に残留争いを制して同じような順位を続けている。元サンプ勢としては、センターバックのステンダルド。2000-01シーズン、グランドーニとコンテの2人のレギュラーに育てられていた姿が懐かしい。当時はでかいだけだったが(笑)

    (さあ試合)

    • 前半7分 オカカが相手とほぼ同時に追いついたボールに足を上げ、スパイクの裏を見せてこの試合初のイエロー
    •   31分 アタランタGKコンシーリの2つのビッグセーブ。右サイドのガッビアディーニが落としたボールをデ・シルヴェストリがクロス。ソリアーノがドンピシャのヘッド。Gkに止められて返ってきたボールを再びソリアーノが丁寧な落とし。ここに走りこんできたレジーニが左足で強烈なシュートを放つが、再びコンシーリのファインセーブ。

    前半36分 カルモナGoal

    前半42分 ボナヴェントゥーラGoal

    • この2点目のコーナーのポジション獲りで疑惑の判定。確かに審判からはかなり見えにくいと思うが、何度見てもレジーニはパンチで倒されている。これはファールを取って欲しかった。

       

    前半は0-2終了。前節のリヴォルノと同じ展開。しかし、サンプのDF陣の足取りは重かった。代表の収集や、久しぶりに暖かくなったランチタイムのゲームも影響したか。

  •  
    • 後半1分 後半頭から、前節に続いてフォルナジエールを投入。しかし今日はガスタルデッロの状態が思わしくないために、そのままセンターバックに入る。
    •    7分 エデルに対してデル・グロッソがレイトタックルでイエロー

    後半10分 デニスGoal

     

    •   11分 マクシ・ロペスとオカカ交代。 
    •   15分 デニスの強烈なシュートはなんとかポストに救われる。
    •   16、22分 久しぶりに反撃。マクシが一人DFをかわしてシュート。しかし全然外れ。その後、カットインしたガッビアの得意な形のミドル。これはわずかにバーの上。
    •   27分 サンプ最後の交代。エデルに代えてFWサンソーネ
    •   36分 FKからサインプレー。フリーになったクルスティチッチのクロス。デ・シルヴェストリがヘッドで合わせるが、ゴール上に外れる。
    •   44分 サンプ唯一の決定機。パロンボがペナ内のマクシとワンツー。浮き球の戻しを貰って、GK至近距離から強烈なジャンピングボレー。しかしこれは敵GKコンシーリに阻まれる。
    •   45分 カウンターからデ・ルーカがGKダ・コスタと1対1。これはダ・コスタがなんとかCKに逃れる。ロスタイム1分。そしてこのまま試合終了・・・

     連勝が嘘のようなひどい試合。内容的にも負けですな。誤審はあったにしろ。前半を終わって前節と全く同じ展開だったので、大逆転の再現があるかと思ったが・・・・・そんなにセリエAは甘くない。

     ソリアーノやムスタフィなども代表に呼ばれて、全体的に調子に乗り始めそうなので、この完敗は良い薬となるかもしれない。というかしなければならないだろう。昨年もそうだったが、残留はまだ決まってはいないが、大分落ち着いている。とかく目標を無くしそうなこの時期。モチベーションを保たないと、昨年みたいにずるずる後退して、最終的にまた残留争いに巻き込まれるという結果もありうる。やはり目標を高く、EL圏内ぐらい目指して、改めてねじを締めなおして欲しい。

     余談になるが、この試合の3日後、2点目のシーンで問題となったベナルーアンのパンチ 再度ビデオ判定が行われ、当事者のベナルーアンに3試合の出場停止処分が下された。つまりクロだったという事だ。タラレバの話にはなってしまうが、ちゃんとこのファールが試合の中で認められていれば、1点差で前半を終え、間違いなくベナルーアンは退場であっただろうから後半丸々数的有利で試合を行えていたという事だ。間違いなく全然違う試合となっていただろう。

     ただ、内容もたいして良くなかったのも事実。今更あーだこーだ言ってもしょうがない。切り替えて次節に臨むしかない。次節はGEMELAGGIOを結んでいる。エラス・ヴェローナ。今季はセリエAの台風の目となっているが、やや勢いは衰えているか。上を目指すには直接たたくチャンスだ ↓↓の画像は直訳すると「サンプファンとBUTEI(エラスファン)は常に兄弟」と言う事ですな

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    DORIANI E BUTEI PER SEMPRE FRADEI

    最後は、しつこいけど今年のウルトラスの新曲。Youtubeで良いのを見つけたので・・・さぁ歌おう!!

    http://www.youtube.com/watch?v=hQivHfYE4y8

    サンプに歌え~

    BEVO E CANTO PER IL DORIA....       (飲めや、歌えや、ドリアの為に)

        BEVO E CANTO PER LA SAMP....   (飲めや、歌えや、サンプの為に)   

        VENGO AL DI LA' DEL RISULTATO.... (結果なんか関係なく)

        C'ERO CI SONO E CI SARO'.......    (俺たちはここにいた、ここにいる、そしてこれ                  からもずっとここに来る)

        ALE ALE ALE ALE OH

       ALE ALE ALE ALE OH

        ALE ALE ALE ALE OH......... 

     次節:セリエA第29節 3/23(日) 対エラス・ヴェローナ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

     Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

      ’13-’14 SERIE A 

     勝点34 28試合 9勝7分12敗 得点 33 失点 42 得失点差 -9 13


    ほぼ週刊SAMP通信 第27節 SAMPDORIA 4-2  Livorno 前半0-2から大逆転!!連勝!!

    2014-03-09 01:54:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

    セリエA 第27節  @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

    サンプドリア 4-2 リヴォルノ

     前半雨、後半快晴!すーぺる”オカカ”の大活躍で20年ぶりとなる大逆転で連勝!!

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     ☆第27節、日曜デーゲーム、↑↑写真はこの試合のマンオブザマッチ、”タイソン”オカカ。

    Marcatori

    (前半19分)リヴォルノ① エムバイエ:左サイドのベルフォディルがドリブルでカットインして、縦にスルーパス。走りこんだメスバーが強烈な左足のシュート。ダ・コスタが間一髪ボールにかすりバーに逃れるが、詰めてきたエムバイエのヘッドまではとても止められず。先制を許す。

    (後半27分)リヴォルノ② エムバイエ:次も左サイドのメスバーのパスから、グレコがドリブルでペナ内に侵入。深くえぐってマイナスに出したグラウンダーのクロスを、ベナッシがわずかに触りコースを変える。またまた突っ込んできたエムバイエが今度は足で押し込み瞬く間に2点目・・・

    (後半4分) サンプドリア クルスティチッチ①:クルスティチッチが中盤から2回ワンツーを繰り返して上がっていく。そしてラストパスを受けたソリアーノが左足に持ち替えてシュート。GKが弾いたところに、サポートに来ていたクルスティチッチが逆足の右足で押し込み1点差。サンプの10番は今季初得点!!

    (後半8分) サンプドリア O・G(チェッケリーニ):右サイドからのフォルナジエールの高~いクロス。ボールは飛び過ぎてファーまで行くが、このボールをオカカがヘディングで折り返し。デンジャラスゾーンに飛んだボールを、敵DFのチェッケリーニが思わず足を出して味方のゴールへ。痛恨のオウンゴール同点

     

     

    (後半23分) サンプドリア オカカ②:ソリアーノの鋭いグラウンダーのパス。左サイドで受けたオカカがカットインして、強烈な右足のミドル。先ほどO・Gしてしまったチェッケリーニに代わって入ったDFコーダ。彼ににわずかに当たってコースが変わり、この試合当たっていたGKバルディも反応できず。ついに逆転

     

    (後半30分) サンプドリア ガッビアディーニ⑧:中盤でボールをインターセプトしたガッビアディーニ。すぐさまカウンターでオカカにボールを預けて、長いワンツーから完璧に抜け出す。最後はGKと1対1となり。左足で肩越しに強烈なシュート。4点目

    SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ

                      オカカ 

         (78分マクシ・ロペス)

    ソリアーノ   エデル    ガッビアディーニ

      

         パロンボ オビアング  

               (46分クルスティチッチ)

    レジーニ              デ・シルヴェストリ

                     (46分フォルナジエール)

      ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 

     

               ダ・コスタ 

     ベンチ:GKフィオリッロ

     DFコスタ、サラモン、ベラルディ、

     MFレナン、ゾレック、ビャルナソン、セストゥ

    FWサンソーネ

    ----------------------------------------------------------

    Livorno (3-5-2): Bardi; Ceccherini (13' s.t  Coda), Emerson, Castellini (36' s.t. Piccini); Mbaye, Benassi, Biagianti (25'  s.t. Emeghara), Greco, Mesbah; Paulinho, Belfodil.
    A  disposizione: Anania, Aldegani, Gemiti, Mosquera, Borja, Valentini,  Duncan, L. Rinaudo.
    Allenatore: Domenico Di  Carlo.

    Arbitro: Giacomelli di  Trieste.
    Assistenti: Meli di Parma e Musolino di  Taranto.
    Quarto ufficiale: Iannello di Novi  Ligure.
    Arbitri addizionali: Mariani di Aprilia e Saia di  Palermo.
    Note: ammoniti al 23' p.t. Biagianti, al 9' s.t.  Greco, al 27' s.t. Soriano per gioco scorretto, al 36' p.t. De Silvestri per  comportamento non regolamentare; recupero 1' p.t. e 2' s.t.; abbonati 19.108  (rateo gara 156.124 euro), paganti 1.793 (incasso 27.840 euro); terreno di gioco  in discrete condizioni.

     前節、良い形での勝利の流れを持ち込みたいサンプ。リヴォルノは元サンプの監督ディ・カルロが率いる。今季のリヴォルノは、インテルからのレンタル選手のたまり場となっている。GKバルディやベナッシ、エムバイエさらにはベルフォディルもそうだ。サンプも昨年、GKフィオリッロやMFゲンツォグロウがお世話になり、今現在はついこの間、1月までサンプにいたDFカステッリーニが冬のメルカートで移籍している。そしてスタメンで出てきた。現在18位のリヴォルノに着実に勝って、B行きの印藤を渡したい。スタンドにはマンチョの姿が!ガッビアディーニを欲しがってるマンチョ。その偵察も兼ねてか・・・そしてこの試合スタメンとなったパロンボは、サンプで通算400試合出場を達成。マンチョに晴れ姿を見せた。

    ☆サンプの4-2-3-1は怪我人も出場停止も無く、ベストメンバー。それだけにレギュラー争いが注目された。まずFWは前節の良い働きが認められてオカカが先発。ボランチにはクルスティチッチとレナンとの争いに勝ってオビアングが先発。キャプテン・ガスタルデッロは怪我が完治。

    ★リヴォルノは3-5-2。エースでキャプテンのパウリーニョと、インテルでは出番が無かった期待の若手、ベルフォディルの2トップ。GKバルディはイタリアアンダー代表、期待の若手。左右のウィングバックのエムバイエとメスバーは良い選手だ。ディ・カルロに監督が代わってからは調子は上向きだ。

    (さあ試合)

    • 前半10分 CKからニアでガスタルデッロがヘッドですらす。そしてファーでエデルがヘッドで合わせるが、これはDFが間一髪ライン際でクリア・・・
    •    11分 ベルフォディルの右からのクロスを、パウリーニョがダイレクトでボレー。しかしこれはバーに直撃でセーフ。

    前半19分 エムバイエGoal

    •    22分 オビアングを倒したビアジェンティにこの試合初のイエローカード。
    •    23分 そのファールで得たFK。キッカーは当然ガッビアディーニ。強烈なシュートは壁に当たってコースが変わりながらゴールへ向かうが、敵GKバルディのスーパーセーブ。
    •    23分 続けざまのCK。エデルがボレーで合わせるが、DFにブロックされる。

    前半28分 エムバイエGoal

    •    30分 オビアングのスルーパス。右サイド抜け出したエデルが中央へシュートクロス。しかし中のガッビアディーニにはわずかに合わず。
    •    35分 デ・シルヴェストリ、ハンドでイエロー。ロスタイムは1分。

     

    前半は0-2終了。ホントにこの順位にいるのか?って言うぐらいリヴォルノは良かった。ベルフォディルやパウリーニョを中心にスピードのある攻撃を仕掛け、続けざまに得点。サンプもチャンスが無いわけではなかったが、オープンな展開から一転、2点差をつけられて徐々に引かれ始めると、なかなかチャンスを作れなくなる。

    • 後半1分 後半頭から、流れを変えるべく2人選手交代。オビアングに代えてよりクリエイティブなクルスティチッチを投入。また、前半敵との接触で頭を強く打っていたデ・シルヴェストリに代わってフォルナジエール。この交代は、前半右サイドを2回破られたのと、デ・シルヴェストリ自身もイエローカードを貰っていた事も影響していたのかもしれない。さらには左のソリアーノと右のガッビアディーニのポジションを入れ替える。

    後半4分 クルスティチッチGooooooooooool!!

    後半8分 チェッケリーニ(オウン)Gooooooooooool!!

    •   13分 交代がドンピシャに当たり、代わった2人が絡んで立て続けの得点で追いついたサンプ。さらにオカカのパスからソリアーノがダイレクトでボレー。決まればスーパーゴールだったが、これはわずかに上。
    •   14分 後半初のリヴォルノのチャンスはパウリーニョ。DFを1人外して左足のシュートは、ダ・コスタのファインセーブ。
    •   16分 ゴール近距離のガッビアFK。壁に直撃。

    後半23分 オカカGooooooooooooooooool!!!

    •   25分 逆転されたリヴォルノ、ビアジェンティに代えてFWのエメゲラを入れて反攻を試みる。
    •   26分 エデルが中盤からドリブルを開始し、怒涛の4人抜き。最後の最後でDFに身体を入れられてゴールキック。
    •   27分 今度はオカカが中盤から豹のようなドリブル。ファールまがいのタックルにも倒されず、ひたすら前へ突き進む。4人ぐらい抜いて最後にスルーパス。しかし僅かに長すぎてソリアーノはGKに寸前でキャッチされる。勢い余ってGKを蹴ってしまったソリアーノにイエローカード。
    •   28分 またもやオカカがポストプレーからガッビアディーニにスルーパス。しかしガッビアはDFを引き連れながらのGKとの1対1を決められず、CK。

    後半30分 ガッビア GOOOOOOOOOOOOL!!!!

       

    •  33分 オカカお役御免で、マクシ・ロペスを投入。大活躍のオカカに、マラッシ全体から当然の大スタンディング・オベーション。
    •   38分 リヴォルノの唯一の反撃。エメゲラのミドルシュートはダ・コスタ正面。ロスタイム2分。そしてこのまま試合終了!!!!

     いやー素晴らしい。前半と後半ではまるで別人のチーム。ミハイロビッチ監督の采配も見事。前半0-2からの大逆転勝利は20年以上ぶり。1993年10月31日。ここルイジ・フェラリスでミラン相手に0-2から3-2へ逆転。カタネッチのゴールと、マンチョのPK,さらに逆転ゴールは、ミランから移籍してきたばかりのあの「ルート・グーリット」。この大逆転で喜びを爆発させた。いやー時代を感じる。

     とにかくこの試合は「オカカ」に尽きる。さすが元祖「トッティが認めた男」。これでますますシニサは、マクシとどちらを使うか悩むだろう。それにしてもマクシはついていない。去年もサンプデビューは上々だった。しかし怪我で離脱して、後から出てきたイカルディに瞬く間に鮮烈な活躍をされてレギュラーを失った。今回はどうなるだろう?

     もう一つ重要な出来事が。DERBY以来険悪な関係となっていたサンプの2大ウルトラス「Ultras Tito Cucchiaroni」と「Fedelissimi」。この試合前に、サンプのSUDに縄張りを持つ15個ぐらいのサポーターグループが全部集められ会合が行われた。その結果、無事に和解が成立。結局力を合わせて、とにかくサンプを応援しようという結論になった模様。とにかくチームが良いサッカーをみせ、結果が伴ってるときには万事がうまく行くという事だろう。

     この結果、ジェノアとミランとは勝点1差。ラツィオとも4差。降格圏内のリヴォルノとは13点差。とにかく何も目標が無くなるのが怖いから、無理矢理でも上を見ていこう。今年のセリエAはCLが3位まで。ELがコパ枠以外は5位まで。現在5位のインテルまでは10点差。決して不可能では無い。5位以下でそんなに良いサッカーをしているチームは見当たらないのだ。まだアタランタ、エラス、サッスオーロと勝点を取らなければいけない相手が続く。目指せヨーロッパリーグ

              LEI VIAGGIA SPESSO PER EUROPA!!

    最後は、しつこいけど今年のウルトラスの新曲。Youtubeで良いのを見つけたので・・・さぁ歌おう!!

    http://www.youtube.com/watch?v=hQivHfYE4y8

    サンプに歌え~

    BEVO E CANTO PER IL DORIA....       (飲めや、歌えや、ドリアの為に)

        BEVO E CANTO PER LA SAMP....   (飲めや、歌えや、サンプの為に)   

        VENGO AL DI LA' DEL RISULTATO.... (結果なんか関係なく)

        C'ERO CI SONO E CI SARO'.......    (俺たちはここにいた、ここにいる、そしてこれ                  からもずっとここに来る)

        ALE ALE ALE ALE OH

       ALE ALE ALE ALE OH

        ALE ALE ALE ALE OH......... 

     次節:セリエA第28節 3/16(日) 対アタランタ @アタランタ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)

     Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

      ’13-’14 SERIE A 

     勝点34 27試合 9勝7分11敗 得点 33 失点 39 得失点差 -6 12