2015-16 SERIE A 第10節 SAMPDORIA 1-1 Empoli 先制され、追いつき、勝ちきれず、ドロー

2015-10-31 20:41:11 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

SERIE A 第10節 10/29(木) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 11 エンポリ (前半0-0)

 主審:チェルヴェレッラ氏(Taranto出身)

 組織的なエンポリの布陣を崩し切れず。互角の戦いから先制を許し、追いついて勢いに乗るが逆転ゴールは逃す・・・

Marcatori 

(後半14分) エンポリ[1] プッチャレッリ

(後半22分)サンプ エデル

[試合前情報]

まず、前回お伝えしたNEWスポンサー、韓国の雙龍(サンヨン)自動車。売り出したい車は、この写真のTIVOLIだそうな…しかし何とも野暮ったいお披露目だ(笑)練習場で、選手たちに「おーい、ちょっと写真とるぞー」って声かけただけじゃないか?

 

 さて、サンプのフォーメーションで4日前から変わったのは2人だけ。1人は戦術的理由、もう1人は必然的に。まずは前線、ムリエルに代えて5年ぶりのホーム先発出場「アントニオ・カッサーノ」。中3日の試合で、スタミナに難があるムリエルを温存し、先日初先発である程度結果を残したカッサーノを遂にホームでも頭からと言う形か。形的には、カッサーノが中央で左エデル、右カルボネーロの3トップのような形。カッサーノは下がったり左にいったりかなり自由に動いていたが。もう1人は、試合前のアップで負傷してしまった左SBレジーニに代わって急遽出場のメスバー。後は快勝した前節のメンバーがそのまま起用された

 一方のエンポリは躍進した昨シーズンから、サッリ監督が引き抜かれ、そのサッリは教え子のヴァルディフィオーリやイザイーを連れて行ってしまった。今シーズンは期待の若手監督ジャンパオロに再建を託す。元々若手育成に定評があるクラブ。今季も若手を積極的に起用している。ミランから去年出戻りのサポナーラをトップ下に据え、4-3-1-2から組織重視の堅実なサッカーを繰り広げる。元サンプ勢は、サンプB落ちの立役者(^^;)「ビッグ・マック」ことマッカローネ。彼はエンポリではスターである。後はイカルディに対する抗議で、サンプファンの心をつかんだアンドレア・コスタがいる。コスタはパルマ破産を受けて、今季急遽エンポリへ。また、ヴィンチエンツォ・モンテッラの出身クラブとしても有名だ。

 この試合は黒のアウェイユニ。これは珍しく、初めて見た。

★1試合だけ残ったポスティチポ。木曜のナイター

SAMPDORIA <4-3-3> 監督ワルテル・ゼンガ

エデル   カッサーノ カルボネーロ

       (61分ムリエル) (88分ロドリゲス)

ソリアーノ(Cap)    バッレート 
(65分コレア)
         フェルナンド
 
メスバー           カッサーニ 
 
  ズカノヴィッチ シルヴェストレ
             
      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFモイサンデル、ペレイラ、デ・シルヴェストリ

MFパロンボ、ロッカ、イヴァン FWボナッツォーリ

Empoli (4-3-1-2): Skorupski; Laurini, Tonelli, Costa, Mário Rui; Zielinski, Maiello (1′ s.t. Diousse), Buchel (41′ s.t. Paredes); Saponara; Maccarone, Pucciarelli (25′ s.t. Krunic).
A disposizione: Pugliesi, Pelagotti, Zambelli, Bittante, Ronaldo, Barba, Piu, Camporese, Livaja.
Allenatore: Marco Giampaolo.

備考:退場 後半43分Diousse 警告:前半21分Costa,41分Soriano,後半7分Diousse,26分Buchel,20分Muriel,46分Skorupski;年間パス保有者19.114(1試合平均152.366 euro),有料入場者数1.201人(23.655 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半15分 右サイドのカッサーニから短いクロス。ペナ内でこれをトラップしたカルボネーロが、至近距離から強烈なシュートを放つが、ニアのサイドネットへ

   21分 カッサーノの絶妙なスルーパスからエデルが抜け出しかけるが、元サンプのコスタがファールでこれを止めてイエロー

   40分 報復行為を取られて、ソリアーノにイエロー

   44分 カウンター、サポナーラのスルーパスからジエリンスキーのシュート。しかしシュートは弱く、GKヴィヴィアーノが難なくキャッチ

 

ロスタイム0分。そのまま終了。

 

前半は0-0。両チーム共に互角の前半。サンプも悪いわけでは無いが、お互いよく組織された中盤で、相手の良い所を殺しあっている感じだ。先発したカッサーノは、やはりさすがと言う良いパスを何本か出してはいた。ただ、ボールを貰う位置がだいぶ低いので、あまり大チャンスに直結するボールは出せなかった。フォーメーションは、カッサーノが左サイドでよく引いてもらっていたので、4-3-3と言うより、中盤台形の4-4-2のような形か。前節に比べると、ソリアーノなどは特に疲れている感じか。お互いチャンスらしいチャンスは殆どなかった。

後半1分 エンポリ、マイエッロに代わって17歳のセネガル人デューセが登場。うちのペレイラほどでは無いが、彼も1997年生まれ。なんか、自分の歳を感じるようになったなぁ・・・

   1分 いきなりチャンス!カッサーノとのワンツーで左サイドを突破したエデル。深く切り込んで中へのラストパスは、DFに当たってコースが変わり、誰も合わせられず惜しくもノーゴール

   7分 デューセが、自分が滑ってボールを失いそうになり、慌ててソリアーノを倒してイエロー

 

後半14分 プッチャレッリGoal 0-1:

 

→右サイドのサポナーラからペナ内のプッチャレッリへつけパス。これを受けたプッチャレッリが、DFを背負いながら反転して左足でシュート。きれいなカーブを描いたボールは、GKも全く届かない見事なゴール・・・

     

16分 カッサーノに代わっていよいよムリエル登場

19分 そのムリエル、ちょっと張り切ってボールにアタックし過ぎて、最終的に審判への抗議でイエロー

20分 ソリアーノに代わってコレア投入。これは良い判断。この日のソリアーノはあまり良くなかった。フォーメーションは攻撃的に。キャプテンマークはエデルの元へ

後半22分 エデルGoooooooooooL!! 1-1:

→高い位置でデューセからボールを奪ったフェルナンド。すぐさまエデルへスルーパス。エデルはDFに身体を寄せられながら、倒れながらも出てくるGKも届かない対角線へのシュート。同点!エデルは再びイグアインに並んで得点王!!

36分 右からエデルの絶妙なライナークロス。ファーでどフリーのコレアがドンピシャでヘッドで合わせるも、バーのわずかに上・・・決定機だった・・・

41分 またも決定機。再び右からエデルのクロス。ファーでコレアがヘッドで落とし、中央でムリエルがダイレクトで左足ボレー。叩きつけたボレーに、GKは一歩も動けないが、わずかに右に外れる・・・

42分 デューセがカウンターに入ろうとしたフェルナンドのドリブルを倒してイエロー。2枚目で退場このフェルナンドとデューセのボランチ対決は、フェルナンドの圧勝だった

43分 サンプ最後のカード。カルボネーロに代わってロドリゲス投入。4トップへ

44分 高い位置でボールを奪ったバッレート。そのままドリブルで持ち込んで左足ミドル。枠はとらえていたが、威力が弱すぎた。

ロスタイム4分。そのまま1-1で終了

(ポイント)

・先制されてからエンジンがかかった感じで、勝ちきれなかった

・カッサーノも悪くは無かったが、やはりムリエルの方が脅威を感じさせる

・まぁ後半疲れてる時に、あのスピードは怖いだろう

・エデルはイタリアのクラブで通算100ゴール!目下絶好調!!

↑↑キャプテンマークも意外と似合う

・フェルナンドとバッレートの安定感

・フェルナンドのボランチとしての完成度。バッレートの最後の1cmまで全力プレー

↑↑だんだん恐竜みたいになってきたが、変な髪形の割にいぶし銀の彼のプレーは素晴らしい。彼ならパロンボも納得してボランチのポジションを奪われているだろう

 2試合前言った通り、できれば連勝したかったが最低限のホーム2試合で勝点4。ただしつこいけど、このサッカーをアウェイでも見せないと。次節キエーヴォは勝点差も3しかないし、本当に重要。前線・中盤は充実しているが、DF陣に問題を抱えてる現在のサンプ。アウェイでも受け身にならずに、点取られても撃ち勝つぐらいの気持ちでやって欲しい。1996-97年のアウェイ、ウディネーゼ戦5-4。サン・シーロのインテル戦で4-3。あんなイメージで

 次もサンプは変則日程。中3日で月曜19時キックオフ=日本は深夜3時。次の日、祝日という奇跡。

 Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第11節 2015年 11/2(月) 対キエーヴォ@ヴェローナ 現地19:00Kick Off(日本時間深夜3:00)

’15-’16 SERIE A 
10試合 4勝3分3敗 勝点15 得点 18 失点 14 得失点差 +4 現在9

なんで私がサンプドリアファンになったか?

2015-10-29 18:39:39 | 管理人のただの日記

アンケートで、お題「応援しているサッカーチームは?」に参加してみる! ポイントが欲しいから^m^ 

まあ、このBLOGをやっていて、「はい、チェルシーです」とか言ったらこいつアホかと言われてしまうから、好きなチーム「サンプドリア」である前提で一つ書いてみる。

なんでサンプが好きか?

元々、私はスポーツ全般特に球技が好きである。そして小さい頃から野球やサッカーをTVで観ていて思ったのは、やっぱりどっちかのチームを応援した方が、数倍ゲームが面白く観れる。

生で無く、結果を知っているスポーツの試合を観ると、当社比1/3ぐらいつまらない。結果がどうなるかわからないストーリーに当然人々は興奮する。そして、応援するチームを決めて、少しでも実際戦ってる者と共感できればなおさら。だから、私は偶然甲子園の試合とかを見始めた時も、どっちかを応援するようにしている。それか観ない。

サンプへの愛は本物だ。自分でも間違いなく思うし、死ぬまで変わらないだろう。

最近は、CL決勝とか観てもほとんど面白くない。レベルの高いプレーは、プレーヤーとして参考にしたりするが、夏の練習試合のサンプ対アマチュアのチームとかの方がよっぽど面白い。

まぁイタリア人のファンもこうなんだろうなと思う。まだまだ凄い人もいる。

かなり脱線したが、サンプファンになったきっかけは25年前

サンプがスクデット(優勝)を取った年に、TVでサンプの試合を偶然観た。ダイヤモンドサッカーだったか?

衝撃的だった。

とにかくユニフォームがカッコ良かった。元々青色が好きで、プロ野球は西武ライオンズが好きな私。同じような色を基調として、しかも美しいトリコロール。

こんなユニ見た事が無かった。しかもそのユニを着た、ヴィアッリ、ロムバルド、トニーニョ・セレーゾが生き生きと躍動する。そして彼らを操るロベルト・マンチーニの魔法のパス。

これらが私がドリアーノになったきっかけだ。先ほど述べた理由で、どんなスポーツも応援するチームを決める私。

その後、サンプの事を詳しく調べると、ますます自分が応援するにふさわしい理由がどんどん出てきて、生涯の愛へと発展した。

-何事もトップの奴が嫌いな私(セリエAで言えばユーヴェ、野球で言えば巨人)

-でもある程度強い

-攻撃的でスペクタクルなサッカー

-強豪を倒すが、格下にコロッと負けたりする

-明るい港町をホームとするチーム

-ピッチに非常に近くアットホームで、独創的な雰囲気を持つスタジアム(ルイジ・フェラリス)

こんなところか。その後、グーリットやセードルフ(オランダ代表)、ミハイロビッチ(旧ユーゴ代表)、カランブー(フランス代表)、ヴェロン(アルゼンチン代表)など私好みの魅力的な選手がどんどん入ってきて、昔ではスクデット取った年のチームより、個人的には1996-97年のチームに思い入れがある。自分自身、初めてイタリアに行って生観戦したシーズンと言う理由も有るが。

よくサンプへの愛と、好きな女の子を比較されるが、まぁ別のベクトルだがサンプの方が上かな~

女の子には裏切られたりもした。過去色々なタイプの女性と知り合い、結婚も経験したが女心はいまだに難しい。

ただサンプは裏切らない・・・・・・・・・はずだ。最近、サンプも人間っぽいなぁと思う事が出てきたが・・・

こっちの話題は、また長くなりそうなのでまたの機会に

そんなこんなで、もはや四六時中サンプ(とライオンズ)の事しか考えてない。

↓↓筆者、ハナウマ湾にて↓↓

そして、このblogを書いている理由は2つ。

-日本にも少しでもサンプの事に興味を持っている人と、知り合いたい、サンプの情報を届けたい。

-自分のメモ帳、自分自身で昔のサンプをいつでも調べられるため

15年前くらいに一度オフ会をやった時、全然違うタイプの様々な人が来た。サンプと言う共通の話題が有れば、どんな人とも簡単に打ち解けられると思っていた。

元々、私の性格も、あまりどんなタイプの人も苦にしないから。ただ、そんなに簡単では無かった。当時20歳そこそこだった私に対して、サンプスクデットを知るメンバーは年輩の方ばかり。

なんだこの若造は、と言う感じもあったのだろう。

また自分は良くても、やはりメンバーの中では馬が合う人合わない人出てくる。

まぁそう言うもんだろう。

今は原点回帰。とにかくサンプを応援する。サンプの話で盛り上がれる新たな知り合いが出来ればうれしいし、中には合わない人もいる。

 昨年、イタリアのサイトで「サンプクラブ東京」の活動が取り上げられて、インタビューされた。嬉しかった。

イタリアからは遠い日本にも、サンプをファッションでは無く本気で応援している人たちがいる事を、もっと知らせたい。

いつかは「サンプクラブ東京」の横断幕をルイジ・フェラリスに掲げたい。実現する頃には新スタジアムになってるかもしれないが^^;

↓↓以下がイタリアで紹介されたサイト。イタリア語オンリーだが・・・↓↓

http://www.sampdorianews.net/no-al-calcio-moderno/esclusiva-sn-sampdoria-club-tokyo-la-maglia-della-samp-e-la-piu-bella-del-mondo-72578

さて、今日深夜4:45からエンポリ戦。この試合はそれこそサンプ愛が問われる試合だと自分で勝手に思っている。

ULTRAS TITO CUCCHIARONIに所属して、イタリアにいた頃は、アウェイの遠征は楽しかった。

友達と一緒のプルマン(長距離バス)の中、飲みながらサンプの話題ばかり。純粋に違う街に旅行も出来る。

圧倒的に人数は少なくても、鳥かごに押し込められてても、そこはドリアーノの聖地。

どんなにやじられようが、発煙筒投げ込まれようが関係無い。

そして何より、勝つ可能性が低くなるアウェイで、強豪を倒した時の喜びは3倍増!

それに比べると今日の状況の方が、よっぽどアウェイだ。

日本にいて、TV中継は無く、変なストリーミングで観るしかない。

夜1時まで仕事、朝6時45分から仕事の合間でほぼ寝ずに観るしかない。

日本でこのサンプ-エンポリを生で観ている人が、何人いるのだろう?そう思うと楽しくて仕方が無い

さて、今日はカッサーノが先発で出てくると言う噂も有る。どれだけターンオーバーを使うか?今季連勝は未だに無し。頼むぞサンプ~ 

Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第10節 2015年 10/29(木) 対エンポリ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)

’15-’16 SERIE A 
9試合 4勝2分3敗 勝点14 得点 17 失点 13 得失点差 +4 現在7

2015-16 SERIE A 第9節 SAMPDORIA 4-1 Hellas Verona ホームでは最強!!現在7位◎

2015-10-27 21:58:15 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

SERIE A 第8節 10/25(日) 12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 41 エラス・ヴェローナ (前半3-0)

 主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)

 怒涛のゴールラッシュで内容的にも快勝。同盟国一蹴して、ホーム無敗!何なのか、このアウェイゲームとの差は・・・

Marcatori 

(前半11分)サンプ ムリエル

(前半28分)サンプ ズカノヴィッチ

(前半45分)サンプ ソリアーノ

(後半9分) サンプ エデル

(後半30分) ヴェローナ[1] イオニータ

[試合前情報]

まず、この試合前にサンプのNEWスポンサーも発表となった。韓国の雙龍(サンヨン)自動車SsangYong Motor Company Limited)

 

↑↑写真の様に、サンプとしては初めての、ユニの背中の背番号の下にスポンサーが入った↑↑

韓国の自動車会社と言えば、1997年にDAWEOO(大宇自動車)がサンプのスポンサーになっていた。あまり良いイメージは無いが・・・ちょっと調べたら、この雙龍自動車も1997年には大宇傘下になっていたが、その後大宇が2000年に経営破綻して、アメリカのGMに買収される。そのタイミングで雙龍自動車も切り離されるが、後にこちらも経営破綻。2010年にインドの自動車メーカー「マヒンドラ&マヒンドラ」社が5225億ウォンで雙龍自動車を買収する契約を締結。これによりマヒンドラは雙龍自動車の株式の70%を保有することになった。と言う事は、スポンサー元はインドか!? 

 さて、サンプはまず出場停止のフェルナンドが帰ってくる。そして怪我で欠場していたDFシルヴェストレ、カッサーニ、MFバッレートが一気に帰ってくる。現在のほぼベストメンバー。左SBメスバーはまだ戻ってこれないが、前節の左SBズカノヴィッチ、CBレジーニを入れ替えて逆にしてきた。MFでは、前節良かったカルボネーロをトップ下と言うか3トップに近い形で起用してきた

 一方エラスは、現在未勝利で19位。フォーメーションは3-5-2。エースのトーニが不在の為に、元サンプの”パッツォ”ことパッツィーニがキャプテンマークを巻いて先発。DFの中心は元バルサのメキシコ代表マルケス。なんか懐かしい。他の元サンプ勢は、クリストドゥロプーロスと、移籍最終日にトレードされたゾレックがいるが、怪我でベンチ外。

↑↑★日曜のランチタイム(12時半)ゲーム。エラス・ヴェローナとサンプウルトラは同盟関係を結んでいる。もちろん勝負は別だが↑↑

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督ワルテル・ゼンガ

      エデル  ムリエル

    (70分コレア) (62分ボナッツォーリ)

       カルボネーロ

ソリアーノ(Cap)    バッレート 
       フェルナンド (75分イヴァン)
 
レジーニ          カッサーニ 
 
  ズカノヴィッチ シルヴェストレ
             
      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリDFモイサンデル、ペレイラ、デ・シルヴェストリ

MFパロンボ、ロッカ FWロドリゲス、カッサーノ

Hellas Verona (3-5-2): Rafael; Moras, Márquez, Helander (1′ s.t. Ionita); Pisano (1′ s.t. Siligardi), Sala, Greco, Hallfreðsson (12′ s.t. Matuzalem), Souprayen; Pazzini, J. Gómez.
A disposizione: Coppola, Gollini, Jankovic, Zaccagni, Bianchetti.
Allenatore: Andrea Mandorlini.

備考:警告:前半38分J. Gómez,後半14分Cassani,25分Fernando,42分Sala;芝状態良好

<あらすじ>

半11分 ムリエルGooooooooL!! 1-0:

→カルボネーロが相手DFからボール奪取し、左のムリエルへパス。ムリエルのシュートは一度はブロックされるも、高~く上がったボールをカルボネーロが必死にKEEP。そして混戦からムリエルに再びボールがこぼれ、今度はムリエルが豪快に蹴りこむ!先制!!

前半26分 ペナ内、右からファニートのソフトなパス。中央パッツィーニがボレーで合わせるもわずかに左に外れる。決定機だった

27分 ピンチの後にはチャンス。直後にバッレートが強烈なミドルを放つが、GKパンチングでCKに逃れる

半28分 ズカノヴィッチGooooooooL!! 2-0:

→CKの崩れから、右からカルボネーロのクロス。惜しくも中央で合わずにボールは逆サイドまで抜けていく。そのボールを拾ったソリアーノが、サイドクロス。今度はニアにズカノヴィッチが飛び込んで、ドンピシャのダイビングヘッド!!ズカノ、うれしいサンプ初ゴールで追加点!!

38分 フェルナンドへのアフタータックルで、ファニート・ゴメスにこの試合初のイエロー

半45分 ソリアーノGooooooooL!! 3-0:

→オフサイドラインぎりぎりを抜け出したソリアーノに、エデルが左足のロビングでよだれが出るような、美味しいパス。ソリアーノがダイレクトでボレーで叩き込み3点目!!!

ロスタイム0分。そのまま終了。

前半は3-0。前節が嘘のような自信を持ったパス回し。メンバーも戻ったし、相手も違うが同じチームでこうも変わる物か。フェルナンドは特に効いており、マラッシからも彼のプレーには度々拍手が送られる。ボランチの渋いプレーに拍手が起こるのは、やはりイタリア人のカルチョを見る目は肥えている証拠だと思う。またカルボネーロもトップ下のようなポジションで生き生きしており、ソリアーノも中盤1歩下がって躍動。この日の前線のフォーメーションは、非常に機能していた。

後半9分 エデルGooooooooL!! 4-0:

→右サイドを突破したムリエルから、中のエデルにグラウンダーのラストパス。エデルはこの球をトラップでDFをかわしGKの前まで。放ったシュートは1度はGKに止められるも、こぼれをムリエルが柔らかくGKの頭上を越す折り返しで、あとはエデルが無人のゴールにヘッドで叩き込む。エデルは再び得点王7点目!ダメ押し!!

後半12分 ハルフレッドソンに代わって、ドリアーノの宿敵マトゥザレム登場

17分 ムリエルお役御免で、ボナッツォーリ投入。サンプでセリエAデビュー!

21分 超決定機!敵のCKをヴィヴィアーノがキャッチしてカウンター。カルボネーロからの最高のスルーパスがエデルに。エデルはシュートも撃てそうだったが、余裕を持ちすぎてフェルナンドへのラストパスを選択。懸命に帰ってきたDFに防がれてしまう。

25分 フェルナンド、危険なスライでイエロー。点差考えても、このイエローはいらないなぁ

25分 エデルに変わってコレア登場

30分 バッレートに代わってイヴァン投入

後半30分 イオニータGoal 4-1:

→交代の一瞬の隙を突かれ、CKから真ん中どフリーのイオニータにヘッドで叩き込まれる・・・ 

ロスタイム2分。そのまま4-1で終了

(ポイント)

・ホーム4勝1分(14得点5失点)、アウェイ1分3敗(3得点8失点)

・毎年その傾向は有るが、今年は特に顕著

・ドリアーニがルイジ・フェラリスで作り出す雰囲気も、間違いなく要因の一つであろう

・23エデル&24ムリエルの2トップは現在セリエA最強

・2人で作り出したフィニッシュの回数はすでに今季37回

・カッサーノ、ロドリゲス出番無かったのを感じさせないほど、前線は充実している

・課題はとにかくDF。ゼンガもレジーニ、ズカノ入れ替えたように試行錯誤が激しい

・ズカノはCB、ソリアーノはトップ下では無くセントラルMF、バッレートは右MF、これは前から言ってきたが現在の最良形

・勇気をもって入れ替えるのは良いが、素人でも分かる適性を試合でないと見つけられないゼンガの力量はやはり疑問符

・私は他のドリアーニ程、否定的では無いが、若手の登用と、良い雰囲気を作っている以外の功績は今のところ無い。

・ある程度選手を育てて、すぐ戦術家の監督にバトンタッチだ!サンプOBと言っても、結局やつはインテリスタだからな・・・

 この試合の解説を珍しく英語で聞いていたら、エデルのアシストパスに「ラブリーパス」と言っていた。大好きな表現だ。イタリア語でも”Passaggio DELIZIOSO”(デリシャス・パス)みたいな言葉が有る。このblogの、特にあらすじを書く時にいつも思うのだが、日本語でサッカーを文章で表現するのはかなり難しい。もちろん私の文章力の無さが一番ではあるが・・・でもふと思ったけど、単純に「パス」と言う単語は日本語で何て言うかと思ったら、見当たらない。やはり改めて、サッカーは欧米のスポーツなんだと思う。

 本田とミハイロビッチがやりあってる。個人的には100年早いと思う。ミランは嫌いだし、今のシニサを評価するつもりも無いが、カルチョの歴史・文化、ミランの伝統、自分の実際の実力、そこら辺を全て考えて発言しているのか?長友がサンプを蹴った?お前なんか全く必要無い。お前にサンプを下に見られる筋合いは無い。

 日本人は特に海外レベルで見ると、自己表現・アピールが下手。そういう意味で見れば2人とも言いたい事を表現していて素晴らしいと思う。逆に海外でやっていくにあたって最も必要な事であろう。しかし、彼らの発言が日本人には100%正義・真実と取られ、イタリアカルチョとサンプが蔑まされるのは残念だ。イタリアカルチョは必ず復活する。長年の文化が支えるサッカー環境。遅ればせながら来た自前スタジアム建設の流れ。積極的な外国資本の受け入れ。何より、ここ最近の魅力的な若手選手達の出現。以前ほどでは無いかもしれないが、セリエAはまたその名を世界に轟かせるはず。その中で、また日本人選手もレベルアップして活躍してほしいと思う・・・ ちょっと話がそれたが 

さあこの勢いで、次のミッドウィーク(木曜)のエンポリ戦もホーム。連勝と行こう!前回ターンオーバーを敷かないで失敗したゼンガ。今度はどうするか?

 Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第10節 2015年 10/29(木) 対エンポリ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)

’15-’16 SERIE A 
9試合 4勝2分3敗 勝点14 得点 17 失点 13 得失点差 +4 現在7

2015-16 SERIE A 第8節 Frosinone 2-0 SAMPDORIA アウェイ3連敗・・・・

2015-10-20 15:23:36 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

 SERIE A 第8節 10/18(日) 15:00@マトゥーザ(フロジノーネ)

 サンプドリア 02 フ ロジノーネ (前半0-0)

 主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)

 格下相手に攻めきれないどころか、魔の2分間に立て続けに2点取られて敗北・・・

Marcatori 

(後半9分) フロジノーネ[1] パガニーニ

(後半10分) フロジノーネ[2] ディオニージ

[試合前情報]

直前のケガで、出場停止のフェルナンドに加えて、バッレートとメスバーも欠場。それもあって、遂に今季初のカッサーノの先発が実現した。しかもカッサーノトップ下の3トップのような形

中盤はイヴァンをレジスタに置き、これも初先発のカルボネーロとソリアーノが先発。かなり攻撃性の強いメンバーだ。DFではメスバーの欠場を受けて、左SBにズカノヴィッチ、CBにレジーニと言う布陣を敷いてきた。

フロジノーネは4-4-2。元サンプ勢には、前号でも触れた左サイドハーフの10番ソッディモ。そしてベンチにサンマルコがいる

↑↑★日曜のデイゲーム。カッサーノ・リターンズ、遂に初先発。↑↑

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督ワルテル・ゼンガ

      エデル  ムリエル(83分ロドリゲス)

        カッサーノ

ソリアーノ(Cap)    カルボネーロ 
        イヴァン(65分コレア)
 
ズカノヴィッチ           ペレイラ 
(83分カッサーニ) 
    レジーニ  シルヴェストレ
             
       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ

DFデ・シルヴェストリ

MFパロンボ、ロッカ

FWボナッツォーリ

Frosinone (4-4-2): Leali; Rosi, Diakité, Blanchard, Crivello; Paganini, Chibsah, Gucher (36′ s.t. Gori), Soddimo (24′ s.t. Sammarco); D. Ciofani, Dionisi (41′ s.t. Carlini).
A disposizione: Zappino, Russo, Frara, Verde, Longo, M. Ciofani, Tonev, Castillo, Bertoncini.
Allenatore: Roberto Stellone.

備考:警告:前半16分Zukanovic, 20分Blanchard,40分Ivan,後半32分Dionisi,33分Moisander,43分Carbonero;芝状態良好

<あらすじ>

前半1分 いきなり先制のチャンス。中央やや左からドリブルでペナ内に侵入したソリアーノ。深くえぐって中にグラウンダーで折り返し、突っ込んできたカルボネーロが触るがわずかに右に外れる

   6分 ムリエル、ポスト!カッサーノの魔法のパス一発でDFの裏をとったムリエル。GKと1対1になりGKレアーリの股間を抜くシュートを放つが、左ポストに阻まれる

  16分 パガニーニに対するファールで、ズカノヴィッチにイエロー

  40分 2度立て続けにファールを犯したイヴァンにイエロー

ロスタイム0分。そのまま終了。

前半は0-0。ポゼッションはサンプ12分00秒に対してフロジノーネ8分07秒。ボールはサンプが支配するが、引いて守るフロジノーネを崩し切れない。やや攻撃が中央に偏り過ぎており、単調。フロジノーネは浮き球のダイレクトプレーが多く、パチンコのようなサッカー。しかし、がっちり守ってカウンターという戦術は徹底されていた。カルボネーロは良く滑っており、全体的に芝は良くなさそうに見えたが・・・・現地新聞のピッチ評価は良好

 

後半9分 パガニーニGoal 0-1:

 →左からのCK。ニアでパガニーニがドンピシャでヘッド。先制を許す・・・ 

 後半10分 ディオニージGoal 0-2:

 →中盤でルーズになっていたチブサーが、DFラインの裏へロビングのパス。オフサイドラインをかいくぐって抜け出したディオニージ。飛び出してきたGKヴィヴィアーノをあざ笑う、ダイレクトループシュート。先制から1分後の追加点 

後半20分 イヴァンに代えて、コレア投入。攻撃的に

   23分 ソッディモに代わってサンマルコ投入。元サンプ勢同士の交代

↑↑元サンプの10番ソッディモは左サイドで、縦のドリブルやカットインからシュートなど効いていた。

32分 モイサンデルが、敵のカウンターを止める覚悟のスライでイエロー

38分 故障から復活したカッサーニが、ズカノヴィッチに代わって登場。右のペレイラが左に

    さらにロドリゲスとムリエルが交代

43分 カルボネーロも無駄なイエローをもらう

ロスタイム5分。そのまま0-2で終了

(ポイント)

・アウェイで3連敗。4試合共に2失点

・パスが雑過ぎ、持って回してはいるものの、相手を疲れさせられない

・急造CBのレジーニを始め、DF陣は最悪では無いが、不安が残る

・カッサーニ、デ・シルヴェストリ、メスバー、シルヴェストレの4人が出てないので当然か

・唯一の光明はカッサーノ、先発フル出場

・スピード&運動量は無いが、得点に直結し得る決定的なパスを、少なくとも5本は出した

・カルボネーロも精力的に動き、ドリブルで抜いたりもしていたが、相手のレベルが上がった時によりプレーの正確性が求められると思う

・ムリエルは最初のチャンスをポストに当て、あとは終始消えていた

・フェルナンドが戻り、DFのけが人も戻ってくる、しかもホームの次節。ここで負けたりしたら、ゼンガの首も本当に危ない

 まあ、前半終わった時点では攻めてるけど決定機は創れないし、アウェイ苦手だから結局引き分けになっちゃいそうだなぁと思っていた。しかし、後半開始早々、青天の霹靂で点を取られて一気に情勢が変わる。あっけにとられて、ボーとしている間に2点目をとられる。昨シーズンも良くあった失点後の立て続けの失点だ。去年と何も変わってないじゃないか!!そして、元々引いている相手に、さらに閉じこもられて万事休す。こうなった相手を崩すのはイタリアでは至難の業。セリエAで番狂わせが起きやすく、上位と下位との差が少ないのは、やはりどんなチームも守ろうと思えばDFはしっかりしているからだ。

 フロジノーネには大してインパクトを感じなかった。セリエAはどんなチームも侮れないと言う事を再認識しただけだ。この試合はサンプ自身の責任であろう。アウェイながらカッサーノを先発させて、3トップを採用した戦術は面白いとは思ったが。バッレートとフェルナンドが2人ともいなかったのは痛かったか。また次節以降のサイドバックも気になる。17歳のペレイラは、引き続き特に攻撃面では非凡なものを発起しており、デ・シルヴェストリとカッサーニが共に復帰した時に、左右も含めてどう起用されるかが注目だ。まだ今季のサンプはベストメンバーで戦ったことが無い・・・・・と言うか、どれがベストメンバーか未だ模索中の段階である。

 さて来週はミッドウィークも含めて1週間で3試合。とくにホームでヴェローナ、エンポリと続く2試合には是が非でも連勝したい。最低でも勝点4!

 Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第9節 2015年 10/25(日) 対エラス・ヴェローナ@ジェノヴァ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)

’15-’16 SERIE A 
8試合 3勝2分3敗 勝点11 得点 13 失点 12 得失点差 +1 現在10

明日は SERIE A 第8節 Frosinone - SAMPDORIA 直前情報!!

2015-10-17 18:07:27 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

セリエA第8節、世間的に注目はユーヴェ対インテルのイタリアダービーや、ナポリ対フィオレンティーナと言う事になるのだろう。

しかしそんな試合、我々には関係無い。今節一番の注目はフロジノーネ対サンプドリア!

SERIE A 第8節 10/18(日) 15:00@マトゥーザ(フロジノーネ)

サンプドリア  フロジノーネ (前半 - )

主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)
 
[試合前情報]

 ローマ近郊の人口わずか47000人の街、フロジノーネ。1991年創設の若いクラブは、今季初めてセリエAに昇格した。当然サンプとは初対戦。

今季は4連敗スタートであったが、ユーヴェ相手にアウェイで奇跡の引き分け、そして先日ついにエンポリ相手にセリエA初勝利を挙げた。

サンプもアウェイで今季未勝利であり、侮れない相手だ。

 サンプでは今節はフェルナンドが出場停止。フロジノーネの隣町出身であるパロンボにとっては、相当思い入れのある一戦であり、ちょうどタイミング良くいよいよ先発かと思われたが、

不運な事に軽い負傷を負って先発出場が危ぶまれている。おそらくイヴァン先発。コレアはケガから間に合いそうなので中盤はバッレート、イヴァン、ソリアーノになるか?

また、エデルも2007-2009の2シーズン、当時セリエBのフロジノーネでプレーしており「自分をイタリアに紹介してくれた重要なクラブ」と愛着を表している。

その他、カッサーニといよいよデ・シルヴェストリが全体練習には合流しており、復帰が待たれる。クルスティチッチ、クリストドゥロプーロス、シルヴェストレの3人は怪我

以下予想フォーメーション↓↓

 

SAMPDORIA <4-3-1-2> 監督ワルテル・ゼンガ

 

      エデル   ムリエル

         コレア 

バッレート  イヴァン ソリアーノ(Cap) 
         
メスバー               ペレイラ 
 
   ズカノヴィッチ モイサンデル
             
       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ

DFカッサーニ、レジーニ、デ・シルヴェストリ

MFパロンボ、カルボネーロ、ロッカ、

FWロドリゲス、ボナッツォーリ、カッサーノ

***********************************

 

一方のフロジノーネはナポリやトリノで活躍した長身FWロベルト・ステッローネが監督。現役最後をフロジノーネで過ごし、そのまま残ってユースから順調に指導者となった形だ。

フォーメーションは中盤が台形の4-4-2。10番はサンプユース出身のサイドハーフ「ダニーロ・ソッディーモ」。サンプでは芽が出なかったが、成長した姿を見せたいだろう。

GK、アズーリの未来を嘱望される若きレアーリ、センターバックの巨漢ディアキテ中心に守ってカウンターサッカーか

しかし、サンプもこの相手にアウェイとは言え勝てなければ、中位以上を望むのは不可能。なめてはかかれないが、勝点3必須

Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 

’15-’16 SERIE A 勝点11 7試合 3勝2分2敗 得点 13 失点 10 得失点差 +3 9