2016-17 SERIE A 第10節 JUVENTUS 4-1 Sampdoria 歓喜からわずか4日、惨敗・・・

2016-10-31 00:55:11 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第10節 10/26(水)  20:45@ユヴェントス・スタジアム(トリノ)  主審:ルッソ氏(Nola出身)

サンプドリア 1 - 4 逆賊ユーヴェ(前半0-2)

  • (前半4分)ユーヴェ[1] マンジュキッチ
  • (前半9分)ユーヴェ[2] キエッリーニ
  • (後半11分)サンプ[1] シック
  • (後半20分)ユーヴェ[3] ピアニッチ
  • (後半42分)ユーヴェ[4] キエッリーニ

 ターンオーバーを敷き、開始わずか10分でノックアウト負け。救いはシックとプラートの活躍ぐらいか…

 

↑↑©i.eurosport.itより

[試合前情報]

 DERBY快勝!の後を受けて中3日ですぐにユーヴェ戦。DERBYの勝利で一気に波に乗っていきたい。一方のユーヴェは前節、内容は押していながらミランに敗北。4連勝でストップした。この後ナポリ戦とCLの試合も控えており、ホームに戻ったこの試合は本気で勝ちに来るだろう。ユーヴェは昨季の開幕戦(ウディネーゼ)に負けて以来ホーム負け無し。ホーム20連勝中。

 ちなみに昨年もDERBYの後に組まれていたこの対戦。しかもシーズン最終戦の消化試合だったが圧敗した。それ以来約5ヶ月ぶりの対戦。→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d19af7ae47484c3ee603164a56ee9d7b

 さてサンプは中3日でのこの試合。大胆なターンオーバーを敷いてきた。まず2トップを2人とも温存して、若いブディミルとシックを先発起用。トップ下はブルーノ・フェルナンデスではなく再びリッキー。中盤ではリネッティとトレイラを休ませて、プラートを左サイドハーフ、チガリーニをボランチで起用してきた。プラートは楽しみだ。一方、人材がいないDF陣は前節と同じスタメン。GKはまだヴィヴィアーノの怪我が治らず、再びプッジョーニ。

↑↑©sampdorianews.netより 久々先発のチガリーニ

 一方のユーヴェはアッレグリ監督の3ー5ー2。こちらもGKのブッフォンを休ませてネトを起用してきたが、後は温存と言う感じは無い。DF陣ではキエッリーニが怪我から復帰してキャプテンを務める。ボヌッチとダニエル・アルヴェスと3バックを形成。中盤では195日ぶりにマルキージオが怪我から復帰した。彼がアンカーの位置に入り、ピアニッチ&ケディラと強力な中盤を形成。ここまでアンカーが決まらず色々試していたユーヴェにとっては、マルキージオ復帰は朗報だろう。サイドは右クアドラードの左エブラ。一番の変化はFW。前節の怪我でディバラが離脱。そこでイグアインとマンジュキッチの9番タイプコンビの2トップとなった

★水曜日20時45分に行われたミッドウィークのナイター。サンプは3rdユニで登場

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

ブディミル(60分ムリエル) シック(60分クアリアレッラ)

     アルヴァレス

プラート     バッレート(74分ジュリチッチ)

      チガリーニ

レジーニ(Cap)       サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

        プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFアムジー、ペレイラ、クラインツ

MFエラモ、フェルナンデス、リネッティ、パロンボ、トレイラ FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Juventus (3-5-2) 監督:アッレグリ

   マンジュキッチ    イグアイン

   ケディラ   ピアニッチ(82分アサモア)

エブラ(40分アレックス・サンドロ) クアドラード

         マルキージオ(73分レミナ) 

 キエッリーニ(Cap)  D.アルヴェス

       ボヌッチ

         ネト

ベンチ: Audero, Loria, Benatia, Hernanes, Barzagli, Rugani, Lichtsteiner, Sturaro, Kean.

備考:警告:前半42分シルヴェストレ,後半17分バッレート,44分チガリーニ;年間チケット保有者数24.234人(1試合平均1.091.145euro),有料入場者数13.393人(539.640 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半3分 エブラに頭を蹴られて、バッレートいきなり負傷。しばらく数的不利、そしてバッレートは頭に包帯を巻いてプレーする事を余儀なくされる

前半4分 マンジュキッチGoal:0-1

→クアドラードが右サイドを縦に突破。そしてクロスをあげて、突っ込んできたマンジュキッチがニアでヘッド。あっという間に先制を許す

↑↑©outdoorblogより 

前半9分 キエッリーニGoal:0-2

→右からのCK。ピアニッチの蹴ったボールを、キエッリーニが中央でヘッドで叩き込み追加点、まずマンジュキッチ、すぐ後ろからキエッリーニの迫力のある飛び込みに対して、サンプDFはレジーニ1人。なす術もなく完敗。10分たたずに0-2・・・

 26分 プラートがボールカットからミドルに持ち込むが、左に外れる

 27分 ボヌッチのロングフィードをマンジュキッチが落とす。走りこんできたイグアインが左にダイレクトにスルーパス。そこから再び中に折り返してイグアインがシュートを放つが右に外れる

 31分 惜しい!シックがペナ内をえぐって、最後ブディミルにラストパス。ブディミルの左足シュートはわずかに右に外れる・・

 33分 リッキーのミドル。左足のシュートは枠を外れる

 40分 エブラが負傷でアレックス・サンドロと交代

 41分 イグアインを倒したシルヴェストレにイエロー

 42分イグアイン、DFラインの裏へ抜けるが、シュートを外す。

ロスタイム3分。そのまま終了

前半は0-2。ボールポゼッションはサンプ9分20秒:ユーヴェ16分46秒。シュート数はサンプ4本(枠内2本)、ユーヴェ6本(枠内3本)。スタメン慣れしていない選手が多い中、立ち上がりに先制パンチを入れられたのは大きかった。しかも2発も。試合の大勢はここですでに決まってしまったと言えよう。ようやく25分ぐらいからサンプも前線からプレスをかけられるようになり、何本かチャンスを作る。しかし1点で無くて2点と言うのは重い。後半、主力の投入はあるか?

後半12分 プラートGoooooL:1-2 

→キエッリーニのサイドチェンジをヘッドでカットしたプラート。そのまま左サイドからペナ内まで持ち上がり、最後左足でグラウンダーのクロス。走りこんできたシックが、ダイレクトで完璧なコースにこのボールを合わせてゴール。嬉しい自身サンプ初ゴール!1点差!!

↑↑©ansa.itより GRAZIE SCHICK!!

 15分 シック、ブディミルの2トップを2枚替え。ムリエルとクアリアレッラを投入

 17分 バッレート、足裏を見せてスライに行きイエロー

 

後半20分 ピアニッチGoal:1-3

 

→左サイドのアレックス・サンドロのクロス。ファーでクアドラードがヘッドで逆ポストに折り返す。走りこんできたピアニッチがシュート。プッジョーニがポストに激突しながら1度は弾く。このボールにみんな群がり、シルヴェストレがクリアしきれずボールは再びピアニッチの元へ。今度はピアニッチが強烈に蹴りこんで1-3・・・ヴィヴィアーノだったら入っていない失点だったかもしれない

 23分 惜しい!バッレートのスルーパスからムリエルシュート⇒バーの上

 27分 6ヶ月ぶり出場のマルキージオに代わってレミナ

 29分 バッレートに代わって、攻撃的なジュリチッチを投入

  31分 プッジョーニ!素早いFKからピアニッチのロングフィード。完璧なトラップをしたイグアインが1対1に持ち込みシュートい⇒プッジョーニが反応してセーブ

 37分 ピアニッチに代わってアサモア投入

 38分 ボールをチェイシングする際、プラートが右腰を痛める。交代枠を使い切っている為に、無理矢理プレー続行。リッキーとポジション入れ替わってトップ下へ

 

後半42分 キエッリーニGoal:1-4 

 

→左からのFK。クアドラードのクロス、ラインぎりぎりで抜け出したキエッリーニがヘッドでゴール。サンプの選手は全員オフサイドを主張したが認められず。キエッリーニはドッピエッタ

 43分 アレックス・サンドロを後ろからスライで倒したチガリーニにイエロー

 45分 痛んでいたプラートが遂にピッチ上で倒れて、ついに退場。サンプ10人に

ロスタイム3分。そのまま終了。1-4

(ポイント)

・ユーヴェ、ホーム21連勝

・いつからだろう、ユーヴェ相手のアウェイ戦にこんな絶望感を持って戦わなければいけなくなったのは・・・

・DERBYの勝利でみんな舞い上がっていたが、さすがに中3日でレギュラークラス6人を代えてターンオーバーを敷いちゃ無理だ

・シックのゴールで1-2になった時に一瞬夢を見たが

・あそこで2トップ2枚替えでは無く、シックは残してバッレートを代えて3トップで攻撃的に行って欲しかった

・サンプで良かったのはプラートとシックかなー

・プラートの怪我は心配

 さて、またすぐ日曜にインテル戦が来る。このターンオーバーを生かす意味でもインテル戦は絶対結果を出さねば。今のインテルは決して調子良くない。突然のマンチーニ監督辞任から、デ・ブール新監督は全くチームをまとめきれていないのだ。

インテルに元サンプは多い。逆賊イカルディにはまず当然の大ブーイングをお見舞いする。さらにラノッキア(出ないだろうけど・・・)には嘲笑を。エデルに対しては、サンプファンの中でも意見は分かれるだろうが、概ね歓迎なのでは無いか?私個人的には今のインテルでのエデルの立ち位置は非常にもったいないし、サンプから出て行ったのは大失敗だとは思っている。ただ、移籍金+給料でかなり稼いでるのは事実であろうが・・・そんなわけでエデルの移籍は未だにかなり残念ではあるが、サンプでの功績には敬意を表するし、イタリア代表でも彼が活躍すると嬉しい。ただ対戦するとなったら話は別!

倒すぞインテル!!この振る舞い、忘れねーぞイカルディ!!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第11節 2016年 10/30(日) 対インテル@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45=サマータイム終了!)

’16-’17 SERIE A

10試合 3勝2分5敗 勝点11 得点11 失点16 得失点差-5 現在16位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero97:

Se fanno un triangolare

Bari - Samp - Italia

gioco mezzora in ciascuna.

格言97:

もしバーリ、サンプ、イタリア代表の3チームで試合をしたら、それぞれのチームで30分ずつプレーするよ

(この3チームが、カッサーノが愛したクラブと言う事)


2016-17 SERIE A 第9節 SAMPDORIA 2-1 GenoaMerda ジェノヴァの覇権は再び我らの元に!!!

2016-10-25 20:15:32 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第9節 10/22(土)  18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:タリアヴェント氏(Terni出身)

サンプドリア 2 - 1 うんこジェノア(前半1-1)

  • (前半12分)サンプ[1] ムリエル
  • (前半24分)ジェノア[1] リゴーニ
  • (後半2分)サンプ[2] オウンゴール(イッツォ)

 近年稀に見るスペクタクルなDERBY。ムリエルと敵クルヴァ下でのイッツォの自殺点で第113回DERBYは爆勝!!2節以来55日ぶりの勝利

↑↑©stadiosportより

Genova e' solo Blucerchiata!!

[試合前情報]

 さあDERBY,とにかくDERBY。今までの調子なんとかは関係無い。内容はどうでも良い。勝てば良い。試合前の情報は前号でお伝えした通り。→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/397c3ffa38c1452429477b6163439484

 さて、サンプ注目のスタメンで一番目を引いたのはトップ下。ここ2試合の活躍が評価されて、ついにブルーノ・フェルナンデスがリッキーに代わって今季初スタメン。後はほぼ予想通り。かねてからお伝えした通り、怪我のヴィヴィアーノに代わってGKはサンプ公式戦デビューとなるサンプ愛溢れるプッジョーニ。DFは怪我から歯を食いしばってシルヴェストレが出てきた。出場が危ぶまれたクアリアレッラもスタメン。

↑↑試合前SUDのコレオグラフィア

「I COLORI DELLA SUD / SON QUELLI DEGLI EROI」

=SUDのこの色は 我々の英雄の色だ

↑↑一方のNORDのコレオグラフィア

 一方のジェノアも試合前の予想通り。監督のユリッチは出場停止の為、アルベルト・コッラーディ助監督がベンチで指揮を取る。ユリッチはガスペリーニ監督時代のジェノアの選手であり、同じようなサッカーをしている。3-4-3の攻撃的布陣でピッチをワイドに使いサイド攻撃を多用。しかし何故か今季は7試合5失点と守備が固い。エースのパヴォレッティは怪我でスタメンは間に合わなかったが、ベンチ入りはした。マケドニア代表のパンデフとリゴーニとあのシメオネの息子、ジョヴァンニ・シメオネの3トップ。

シメオネ息子は親父とは全然タイプが違う、スピードも有るストライカーだ。まだ若いがパヴォレッティの負傷でチャンスを掴みつつある。中盤はヴェネズエラ代表キャプテンのリンコンとポルトガル代表のミゲル・ヴェローゾが中央に陣取り、ガスペリーニサッカーの代名詞とも言える3-4-3のサイド攻撃の担い手には、右はラゾヴィッチの出場停止を受けてエデニウソン。左はラクザール。DFはアルゼンチン人の「キャプテン」ブルディッソとオルバンと、昨季もレギュラーでDERBYも出ていたイッツォ。GKはジェノアのバンディエラっぽくなってきた”ペリン”。 

↑↑©スカパー!の映像を筆者撮影 

★土曜日18時、まだ陽が落ちてない時間から始まった一応ナイター。試合前には雨が降る予報もあった

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  クアリアレッラ ムリエル(87分ジュリチッチ)

     フェルナンデス(67分アルヴァレス)

リネッティ     バッレート

       トレイラ(76分パロンボ)

レジーニ(Cap)       サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

        プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFアムジー、ペレイラ、クラインツ

MFエラモ、プラート、チガリーニ FWシック、ブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Genoa (3-4-3):

パンデフ(82分ニンコヴィッチ) シメオネ

         リゴーニ

ラクザール          エデニルソン

リンコン(74分パヴォレッティ) ヴェローゾ

 オルバン(60分ムニョス)  イッツォ

        ブルディッソ

         ペリン(Cap)

ベンチ: Lamanna, Zima, Gentiletti, Cofie, Ntcham, Ocampos, Biraschi, Brivio, Fiamozzi.
監督: Alberto Corradi.
備考:警告:前半45分ペリン,後半4分リネッティ,11分オルバン,23分ラクザール, 34分プッジョーニ;年間チケット保有者数13.739人=DERBYだからNordの分、人数が少ない (1試合平均143.128 euro),有料入場者数16.085人(407.063 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半3分 サンプいきなり最初のチャンス。サーラの右からのクロス。クアリアレッラのヘッド。ブルディッソに当たってコースが少し変わるが、GKペリンが反応して間一髪セーブ。

 10分 フェルナンデスが、浮き球を左足で素晴らしいロングパス。ムリエルがDFラインの裏に抜け出して完璧なトラップ。そのままペナ内まで持ち込んでシュートを放つが、GK正面

前半12分 ムリエルGoooooL:1-0 

→サーラの縦パスで抜け出したブルーノ・フェルナンデスが右サイドからグラウンダーのクロス。クアリアレッラがDFと競りながらこのボールを反転しながらトラップ。そしてすぐ近くにいたムリエルに絶妙なラストパス。これをムリエルが豪快に蹴りこんでゴール!!サンプ先制!!

↑↑サンプ新生2トップ!!

 17分 左サイドからのロングスローから、シメオネがオーバーヘッドを試みるがDFがブロック。こぼれ球をエデニルソンがボレーで狙うが再びブロック

前半24分 リゴーニGoal:1-1

→左から右へボールを展開されて、マークがルーズになった右サイドのエデニルソン中央からスライドしてカバーに行くべきだったシルヴェストレの対応も遅れ、かなりフリーでグラウンダーのクロスをニアサイドへ上げられる。GKの鼻先で突っ込んできたリゴーニが触ってゴール・・・同点

 29分 左サイド、サーラのギャンブルタックルをかわしてペナ内まで侵入したシメオネ。グラウンダーのクロスをファーでエデニルソンが合わせるが、シュートミスで救われる

 30分 右サイドからイッツォのシュートクロス→バーを直撃

 31分 左からのCK、中央でブルディッソがドンピシャでヘッド→プッジョーニがナイスセーブ!何とか反応してボールはバーに当たり、跳ね返りをパンデフが押し込むがこれはオフサイド

 39分 バー×2本!!右からのトレイラのFK。シルヴェストレがドンピシャでヘッド→バーを直撃。その跳ね返りをバッレートがシュートもブロックにあい、さらにそのこぼれをムリエルが高いボールで折り返すがこれもバー…

ロスタイム2分

 46分 PK獲得!!バッレートのスルーパスから、一瞬早く抜け脱したクアリアレッラ。飛び出してきたペリンより先にボールに触れ倒される!!PKを貰いに行ったなありゃ。ペリンにはイエローカード

 47分 クアリアレッラPK失敗!クアリアレッラの右上を狙ったシュートは、ペリンに完璧に読まれてセーブされる・・・

そのまま終了

前半は1-1。シュート数がサンプ7本(枠内6本)、ジェノア6本(枠内4本)。両チームチャンスを多く作り出して、スコア以上に面白かった。前半の入りからかなりのサンプペース。その流れで先制したが、先制した事でやや引き気味になり、そのせいでジェノアが息を吹き返す。15~30分ぐらいまではジェノアペース。プッジョーニがヘッドを止めてからまたサンプに流れが戻ってきて、最後はPKを獲得。ただ、これを止められたのは痛い・・・また後半は分からなくなってしまった。サンプではムリエル&クアリアレッラの2トップとフェルナンデスが特に目立つ。ジェノアはエデニルソンがチャンスに多く絡んだ

 後半1分 ブルーノ・フェルナンデスが斜めに走ってきたクアリアレッラに絶妙なスルーパス。クアリアは左足でファーにコントロールされた良いシュートだったが、これもペリンがファインセーブ

 

後半2分 オウンGoooooL(イッツォ):2-1 

 

→右サイド、サーラの縦パスで抜け出したムリエル。中へ上げたライナー性の速いクロス。詰めてきたクアリアの前でGKペリンがダイビングでパンチングするが、戻ってきたDFイッツォの腹にこの球が当たりそのままゴールイン!!2012年11月、チェザーレ・ボヴォがやってくれたのと同じ、敵ティフォージが集まるGradinata NORDの真下でのオウンゴール。サンプ再び勝ち越し!!

↑↑©socialfc.itより GRAZIE IZZO!!

  4分 リゴーニに足裏を見せてファール。リネッティにイエロー

  8分 惜しい!クアリアレッラのループ!敵DFがロビング処理にもたついたところを狙って、クアリアレッラがループで狙うがわずかに上

 10分 ムリエル倒したオルバンにイエロー

 12分 強烈なシュート!ムリエルがクアリアレッラのパスから抜け出して、ブルディッソとの1対1をかわし、強烈な右足シュート。ペリンがジャンピングパンチでセーブ

  14分 オルバンに代わって元サンプの裏切り者ムニョス投入。オルバンはこの直前にもムリエルをイエローっぽいファールで倒しており、レッドを貰わない為の交代だろう。この日のムリエルを止めるのは難しい

 22分 フェルンデスに代わってリッキー投入。いつもと逆

 23分 サーラを後ろから倒したラクザールにイエロー

 29分 MFリンコンに代わっていよいよFWパヴォレッティ投入。超攻撃的に

 31分 トレイラに代わってパロンボ投入。パロンボは今季初登場か。これを見てレジーニはキャプテンマークをパロンボに譲ろうとするが、パロンボは固辞。「これからはお前がしっかりやれよ」と

 33分 プッジョーニ、ゴールキックの際に遅延行為を取られてイエロー

 36分 パンデフに代わってニンコヴィッチ。ジェノア最後ののカードを切る

 37分 入ったばかりのニンコヴィッチの右からのクロス。中央でパヴォレッティがフリーでヘッド。しかしGK正面

 38分 足がつってピッチ上でムリエルが倒れて助けを要求。サンプイレブンは足を止めるが、ジェノアは無視してプレーを続行。左からラクザールのクロスをパヴォレッティがヘッド。わずか右に外れる。相変わらず汚ねー奴らだ!!

 42分 足が攣ったムリエルに代わってジュリチッチ投入。ジュリチッチはこのDERBYでサンプ&セリエAデビュー!

 43分 惜しい!ジェノアのCKをカットしてカウンター。入ったばかりのジュリチッチにボールが出て、ジュリチッチはドリブルでボールを運んだ後切り返して絶妙なラストパス。しかしこれを受けたリッキーのシュートタイミングがワンテンポ遅くて、戻ってきたDFにブロックされる

 44分 左からリッキーのFK。ファーで合わせようとするが合わずに、高く上がったボールがニアでフリーのクアリアレッラの元へ。クアリアは左足ボレーで狙うが、力んで思いっきり宇宙開発・・・

 45分 左からミゲル・ヴェローゾのクロスがファーまで抜けてくる。角度の無い所からニンコヴィッチがボレーで思いっきり狙うが、プッジョーニがセーブ!

ロスタイム5分。そのまま終了。2-1

(ポイント)

・シュート数はサンプ13本(枠内10本):ジェノア11本(7本)

・サンプのMVPはムリエルかなー

・後半もサンプペースから始まったが、パヴォレッティ投入からジェノアも何本かチャンスを作る

・そこをしのぐと再びサンプにペースが戻り、最後は危なげなく勝利!

・PKストップでやや不安になったが、それにめげずに後半頭にすぐに点が取れたのが良かった

・パロンボ、ジュリチッチと今までほぼ構想外になってそうだった2人を使えたのも大きい

・チーム全員で戦っている

・GKプッジョーニにとっては最高のデビュー!

 ↓↓「私が来るまでサンプは、レッコからキアヴァリ(いずれもジェノヴァ近郊の都市)までしか知られていなかった」と言う失言がティフォージの怒りを買ってしまったフェレーロ会長。DERBY直前に謝罪の手紙を発表したが、この日は勝利後にもピッチには降りてこられず・・・Tribunaで愛人と熱いキス

 

 さてDERBYの勝利をずっと喜んでいたいが・・・・

今までの不安を消す意味でも、ものすごく大きな1勝である事は間違いない。内容的にもジャンパオロがやりたいサッカーは見えている。ただ、DERBYの勝利で勝点10貰えるわけでも無い。冷静に日程を見ると、この後すぐ水曜日にユーヴェ、さらに日曜インテル、翌週フィオレンティーナと厳しいカレンダーが続く。まさに正念場。

 ここは一つ、今まで出番の少なかった選手のチャンスでも有る。この日パロンボやジュリチッチまで使われたように、ジャンパオロはとりあえず全員をきちんと見ているようだ。プラート、シック等にもチャンスが来るだろうか?まず、逆賊ユーヴェ相手のアウェイゲームは失う物は何もない。どうせ中3日のゲームなので、思い切ってプラートとか先発で試して欲しいものだが・・・反対にホームでのインテルは勝点を取らなければいけない。全くデ・ブールが何をやりたいか見えてこない今のインテル。選手の名前はスゴイが、恐れる必要は無い。

まずは、すでに明日。逆賊ユーヴェ討伐!!

そして、とりあえずDERBYの勝利を届けてくれた監督や選手たちには感謝しかない!

これだからサンプファンは辞められないや

GRAZIE RAGAZZI !!

↑↑©raisport.itより

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第10節 2016年 10/26(水) 対逆賊ユーヴェ@トリノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45)

’16-’17 SERIE A

9試合 3勝2分4敗 勝点11 得点10 失点12 得失点差-2 現在15位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero107:

Dicono che la droga sia buona.

Evidentemente non sono mai stati con una donna...

格言107:

みんな薬は最高だと言う

明らかに、最高の女と寝てない証拠だ...


DERBY直前 スペシャル!!

2016-10-22 23:37:53 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第9節 10/22(土)  18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 

主審:タリアヴェント氏(Terni出身)=前回のDERBYの時、なぜか試合直前に変更なった

 サンプドリア  うんこジェノア(前半-) 

  第113回DERBY DELLA LANTERNA

↑↑©サンプドリアTwitterより

フェッレーロ会長は、今回のDERBYで8月に起こったイタリア中部大地震の被災者の為の特別ユニを着用し、チケット売り上げの50%を寄付する事を発表したこのユニ、欲しい・・・

 

↑↑さて今年も、我が家にて必勝祈願のお祈り後に撮影

[試合前情報]

 前回、今年5月8日のDERBYからわずか5ヶ月半。早くも今シーズン1回目のDERBYがやってきた。正直両チームあまり芳しく無いチーム状況だが、とにかくDERBYは別。今までと全く違う内容の試合が期待できるし、このDERBYで一気に調子を取り戻したり、逆にどん底に落ちたりする事もある。それだけ重要な試合だ

両チームの監督、ジャンパオロとユリッチにとっては初のDERBY。ユリッチは選手としてはあるが。さらに両チームのスタメンにはおそらく6人ずつ位、初DERBY体験の選手がいる。つまり前回の対戦は...........もう忘れよう。とりあえず昨年は1勝1敗だった。今年は絶対勝ーつ!!

サンプの予想スタメンは

SAMPDORIA <4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ  

    クアリアレッラ  ムリエル

      アルヴァレス

 リネッティ      バッレート

       トレイラ

レジーニ(Cap)        サーラ  

 シュクリニアール シルヴェストレ 

         プッジョーニ

Sampdoria:ヴィヴィアーノ、パヴロヴィッチ、カルボネーロ、ドドが怪我で不在。GKはサンプに戻ってきて2年目にして、遂に初公式戦出場。サンプ愛に溢れる「クリスチャン・プッジョーニ」。またドド、シルヴェストレ、クアリアレッラも怪我明けで怪しい。その場合、FWブディミル、センターバックにパロンボ起用の可能性が有る。フェルナンデスやプラートの先発起用がティフォージから望まれているが、ジャンパオロの考えはどうか?いきなりこの重要な一戦に冒険できるか?

一方のGenoa(3-4-1-2):

GK ペリン

DF イッツォ、ブルディッソ、オルバン

MF エディニルソン、リンコン、ヴェローゾ、ラクザール

          リゴーニ

FW シメオネ、パンデフ

Genoa:右SBのラゾヴィッチが出場停止の為にエディニルソンがスタメン予想。また昨季のDERBYでも大活躍しているFWパヴォレッティが怪我で間に合わない予想の為に、シメオネとコンビを組むのはベテランのゴラン・パンデフ。パヴォレッティは望みは捨てていないらしく、召集メンバーには入っている。キャプテンは、もう大分ジェノアの顔になってきたGKペリンか

データ

DERBY通算試合数: 112

SAMPDORIA勝利: 39

引き分け: 44

GENOA勝利: 29

-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サンプトピックス 

1.何といっても一番大きいのはヴィヴィアーノの怪我。練習中の怪我で、幸い重大ではないので次節には間に合いそうだが、とにかくDERBYには間に合わない。この大一番に、サンプユース出身で誰よりもDERBYの重要さがわかっているプッジョーニに出番が回ってきたのは運命か。彼は「心は熱く、頭は冷静に」と語っている。

↑↑©ヴィヴィアーノオフィシャルtwitterより

2.この試合の前に、以前ローマやフィオレンティーナでDSを務めたダニエレ・プラデ、センシから始まってデッラヴァッレそしてこの度フェレーロに仕える事になった。ただオスティはそのままのポジションに留まり、2人態勢で移籍を担当する事になる。1967年生まれのローマ人。2000年より、ローマではルッケージやフランコ・バルディーニの下でGM職の帝王学を学ぶ。2001年にカペッロ監督と共にスクデットを獲得。2004年にバルディーニとカペッロがいなくなるとDSに昇格。タッデイ、ドーニ、リーセを発掘したり、ヴチニッチやブルディッソ、ピサーロ等の大物を補強。またキヴ、マンシーニ、アクイラーニ等の売却も成功させた。その後フィオレンティーナに移り、そこではクアドラード、アクイラーニ、サヴィッチ、ゴンサロ・ロドリゲス、ボルハ・ヴァレーロ、ロッシ、マリオ・ゴメス、サラー、ホアキン等を獲得。大きな経験を持ってサンプにやってくる。元々オスティだけでは手一杯になっていたので、期待しよう。仲違いだけはしないように祈りつつ 

↑↑©sampdoria.itより

さてこんな風に盛り上がってきたところで・・・・・

とにかくこの試合だけは譲れない。絶対勝つ!!  

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第9節 2016年 10/22(土) 対うんこジェノア@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’16-’17 SERIE A

8試合 2勝2分4敗 勝点8 得点8 失点11 得失点差-3 現在15位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero101:

Se sei bravo tecnicamente

non hai bisogno della forza

格言101:

もしお前がテクニックに優れた選手だったら、

パワーは必要無い


2016-17 SERIE A 第8節 Pescara 1-1 SAMPDORIA 元サンプのカンパニャーロのワンマンショー

2016-10-18 19:23:44 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第8節 10/15(土)  18:00@アドリアティコ(ペスカラ)  主審:チェーリ氏(Bari出身)

サンプドリア 1 - 1 ペスカラ(前半1-1)

  • (前半12分)サンプ オウンゴール(カンパニャーロ)
  • (前半23分)ペスカラ[1] カンパニャーロ

 後半まるまる数的有利を生かせず・・・PKストップ無ければ負けてた可能性すらある。6試合連続勝ち星無し。DERBYに向けて不安の残る引き分け

[試合前情報]

 5試合勝利が無い同士の対戦。この試合も残留争いの直接対決と言われてもしょうがない。サンプもそうだが、ペスカラも内容的にはそれ程悪くないが、勝点に反映されていない。前回の対戦は2013年の1月27日まで遡る。その時はマラッシでなんと6-0の大勝利。今や逆賊のイカルディがPOKER(4得点)を決めた試合だ。

その様子はこれ→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/d/20130128

自分のBLOGの拙さに笑える。まぁ基本はあまり変わっていないか(笑) 

 さて、サンプ出場停止もおらずFW以外は前節と全く同じ。FWではムリエルが代表戦の疲れで本調子ではないと言う事でベンチから。ブディミル初スタメン。中盤ではフェルナンデスやプラートの先発も噂されたが、結局バッレートが先発。元ペスカラ勢は、去年まさに昇格に貢献したトレイラ。また前回書いたようにジャンパオロもペスカラとは縁がある

 一方ペスカラはオッド青年監督の4-3-2-1、いわゆるクリスマスツリーフォーメーション。バエベックの1トップをインテルに既に買われているカプラーリと10番ベナーリが支える。サンプが獲得を狙っているヴェッレは怪我でお休み。中盤にはいつの間にかベテランになったアクイラーニが。センターバックはコーダカンパニャーロの元サンプコンビ。カンパニャーロはキャプテンでもある。元サンプ勢はさらにGKフィオリッロとDFフォルナジエール

↑↑©zimbio.comより 

★土曜日18:00から行われたアンティチポ。土曜で遠路でチームも不甲斐無いながら本当のドリア―ニは見参

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

   ブディミル クアリアレッラ(69分ムリエル)

     アルヴァレス(54分フェルナンデス)

リネッティ     バッレート(84分プラート)

       トレイラ

レジーニ(Cap)       サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFドド、ペレイラ、クラインツ

MFエラモ、チガリーニ、ジュリチッチ FWシック

Pescara (4-3-2-1): Bizzarri; Vitturini (9′ s.t. Zuparic), Campagnaro, Coda■45分, Biraghi; Cristante, Brugman, Aquilani; Benali (1′ s.t. Fornasier), Caprari; Bahebeck (22′ s.t. Pepe).
ベンチ: Fiorillo, Bruno, Memushaj, Pettinari, Mitrita.
監督: Massimo Oddo.

備考:退場:前半45分コーダ;警告:前半30分コーダ,39分アクイラーニ,後半32分ヴィヴィアーノ;芝状態良好

<あらすじ>

前半10分 右からのCK。中央でバエベックがドンピシャでヘッド。しかしヴィヴィアーノ正面で救われる

 

前半12分 オウンGoooooL(カンパニャーロ):1-0

 

→カンパニャーロのサンプ愛!リネッティが倒されて得たFK。左サイドからトレイラのクロス。中央混戦の中、バッレートのシュートを阻止しようとしたカンパニャーロがヘッドで叩き込みオウンゴール。サンプ先制!!

 

 

↑↑©calciomercato.comより

 

前半23分 カンパニャーロGoal:1-1

 

→右からのCK。ファーで、今度はカンパニャーロが敵ゴールにちゃんと叩き込む・・・同点

↑↑©ilsecolo XIXより

 24分 右サイドを抜け出したカプラーリのシュート→ヴィヴィアーノがセーブ

 26分 ヴィヴィアーノ!右からのCKのこぼれ球。至近距離でフリーになったベナーリの強烈なシュート→ヴィヴィアーノ素晴らしい反射神経でセーブ!

 29分 リッキー倒した元サンプのコーダにイエロー

 31分 クアリアレッラのパスからブディミルのシュート→弱すぎてGKキャッチ

 34分 右サイドを突破したベナーリのクロス。ファーでサーラがクリアするもあわやオウンゴール

 38分 ボールを奪われたアクイラーニがリッキーをファールで倒してイエロー

 45分 バックパスのミスで飛び出したGKヴィザーリがクリアしきれずに大ピンチに。ボールを奪ったブディミルをコーダがスライで倒して2枚目のイエロー。退場。サンプ数的有利に

ロスタイム2分

 46分 チャンス!その右からのCK、リッキーが蹴ったゴールに向かうクロスをファーでクアリアヘッド。しかしGK正面…

そのまま終了

前半は1-1。前半の入りはサンプ良かった。しかし先制した後にペスカラが攻勢に転じてペースを持って行かれる。15分位からは立て続けにペスカラに何本もチャンスを作られて、CKが同点に追いつかれる。ここまではオウンゴールをして、それを取り返したカンパニャーロのワンマンショー

↑↑©ansa.itより

カンパニャーロはやはりオウンゴールには責任を感じていたようで、その直後の同点弾の際「愛着もあるかつて所属したサンプ相手のゴールで喜ぶべきでは無かった。謝るよ。ただ(オウンゴールをしていた)あの状況でかなり興奮してしまった」とキャプテンとしての責任感を感じさせる試合後のインタビューだった。

前半の終わりの方からまた、サンプが持ち直して最後の最後に数的有利と言うご褒美をもらう。これで後半丸々11対10で戦う事に

後半1分 ベナーリに代わって元サンプのDFフォルナジエール。4-4-1へチェンジ

   4分 サーラがバエベックを倒してPK。この判定は絶対ありえない!俺がDFだったら猛抗議してる

↑↑©i.eurosport.comより

  5分 スーペルヴィヴィアーノ!カプラーリのPKを完璧に読み切ってストップ!

  9分 リッキーに代わってフェルナンデス投入

  9分 ケガしたヴィットゥリーニに代わってズッパリッチ投入

 18分 右からのサーラのクロス。ニア、GKの目の前でフェルナンデスが触ろうとしたがわずかに届かず。惜しい

 22分 やや傷んだバエベックに代わってペペ投入

 24分 クアリアレッラに代わってムリエル投入

 25分 シルヴェストレ、30m位から強烈なミドル!良いシュートだったがヴィザーリがファインセーブ

 28分 左サイド、リネッティからムリエルにスルーパス。ムリエルがニアでシュートもヴィザーリが弾き、リネッティ詰めるも枠外

 31分 クリスタンテに蹴られたと思い怒りにいったヴィヴィアーノにイエロー

 35分 カプラーリの突然のミドル。右からのクロスをワントラップしてペナ外からのシュートだったが、ヴィヴィアーノがナイスセーブ

 39分 バッレートに代えてプラート投入。攻撃的に

 45分 バー!良い攻撃。右サイドのサーラのクロス。ファーでリネッティがヘッドで丁寧に落とし、突っ込んできたトレイラがドンピシャのボレー。しかしGKわずかにかすり、バーに弾かれる・・・

ロスタイム4分

 47分 決定的!ショートコーナーから。GK飛び出して、こぼれ球をプラートが左足でシュートするもDFブルグマンがライン上でクリア・・・

 48分 右からのCK。プラートのクロス。中央でブディミルがヘッドもバーの上・・・

そのまま終了。1-1 

(ポイント)

・6試合連続勝ち無し

・順位はずっと15位

・後半数的有利を生かせず。逆にあわや勝ち越しを許しそうになる場面も

・ヴィヴィアーノはカリアリ戦のミスを忘れさせる大活躍

・昨季から数えて5本目のPKセーブ

↑↑©calcioweb.itより

・プラートを入れてから怒涛の攻撃で決定機を2つ作るが、時すでに遅し。後半39分からだもの

・結果論だが、数的有利になった後半すぐにプラートとフェルナンデスをどんどんつぎ込んで、攻撃的に行った方が良かったのでは?

・現地でもジャンパオロ懐疑論が増えてきた

・カッサーノは1月にチームのリストに加えられる可能性が出てきた

・インテルでは逆賊イカルディがティフォージと喧嘩。アホだなあいつやっぱ。とても名門インテルのキャプテンを務める器では無い

 ボローニャ、カリアリ、パレルモ、ペスカラと比較的楽な4連戦で勝点わずかに2。これは後々間違いなく響いてくるだろう。と言うのも次節からDERBY(ジェノア)、逆賊ユーヴェ、インテル、フィオレンティーナと続く。ここは早くも前半戦の正念場。ここで息を吹き返さないと、イタリアの場合早くもジャンパオロ監督の首が危なくなる。

 ただ次のDERBYはともかく特別な一戦。この試合に良い内容で(じゃなくても)勝ちさえすれば、今までの結果を全て帳消しに出来るチャンスで有る。まぁ逆の可能性も有るだろうが。いずれにせよ、ジャンパオロの去就と、今シーズンのサンプの運命を占う重要な一戦になる事は間違いないだろう。幸い、今のところ大きな故障者や出場停止者はいない。全力で憎敵ジェノアを倒す!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第9節 2016年 10/22(土) 対うんこジェノア@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’16-’17 SERIE A

8試合 2勝2分4敗 勝点8 得点8 失点11 得失点差-3 現在15位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero107:

Dicono che la droga sia buona.

Evidentemente non sono mai stati con una donna...

格言107:

みんな薬は最高だと言う

明らかに、最高の女と寝てない証拠だ...


2016-17 SERIE A 第7節 SAMPDORIA 1-1 Palermo 起死回生で最低限の引き分け

2016-10-15 16:48:57 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第7節 10/2(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)

サンプドリア 1 - 1 パレルモ(前半0-0)

  • (後半15分)パレルモ[1] ネストロフスキ
  • (後半49分)サンプ フェルナンデス

 負けを覚悟したが、本当に最後のチャンスでフェルナンデスのブザービートゴール!まぁそれで引分けも情けないが、取りあえず5連敗は阻止

[試合前情報]

 4連敗中のサンプと、前節ユーヴェに惜敗を喫したパレルモの対戦。まぁ先は長いし、恥ずかしい話だが残留争いの直接対決と言われてもしょうがない対戦。パレルモは名物会長「ザンパリーニ」のやる気が失せたらしく、身売りの意思も示しており実際選手もかなり流出した(バスケスとか)。間違いなくしっかり勝点を稼がないといけない相手だ。 

 さて、サンプはサーラが怪我から、バッレートが出場停止から戻ってくる。早速その2人はスタメンに復帰。左SBは継続してキャプテンのレジーニ。また前節お休みだったトレイラも、チガリーニに代わってスタメンボランチに戻った。トップ下はプラート、フェルナンデスとの争いを制してリッキーが先発。元パレルモ勢としては、キャプテンまで務めたバッレート、さらにGKヴィヴィアーノ。不調にあげくチームだが、相変わらず干されてるカサ坊。ボリアスコに見学に来たファンの少年が「ユニフォーム下さい」とせがんだところ、「俺は今背番号が入った自分のユニさえ与えられていないから、あげられないよ・・・」と。なんとも切ない・・・

一方パレルモは第2節で早くもバッラルディーニが辞任。3節から後任に座ったのは37歳と若いデ・ゼルビ監督。昨季は選手時代の古巣のフォッジャをレガプロで昇格プレーオフまで導いた。フォーメーションは3-4-2-1。昨季サンプが採用していたフォーメーションだ。しかし陣容は結構厳しく、ここ2年で主力のディバラ、バッレート、ケア、バスケス等を次々に売り払っている。今季加入の目玉はフリートランスファーのディマンティと言うのは少し寂しい。彼と期待のスウェーデン人ヒリエマルクをダブルトップ下に置き、ワントップはマケドニア代表のネストロフスキ。この試合の後に行われたイタリア代表対マケドニア代表のW杯予選で、パンデフと2トップを組んで先発出場していた。元サンプ勢としては右WBのリスポリがいる

↑↑©ilsecoloXIXより 跡の同点ゴールを決めて喜ぶ我らが10番!!

★久々、通常の日曜デイゲームで行われた試合

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

   ムリエル  クアリアレッラ(60分シック)

     アルヴァレス(81分プラート)

リネッティ(64分フェルナデス)バッレート

       トレイラ

レジーニ(Cap)       サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFドド、ペレイラ、クラインツ

MFエラモ、パロンボ、チガリーニ FWブディミル

Palermo (3-4-2-1): Posavec; Cionek, Goldaniga, Gónzalez, Rispoli, Gazzi■94分, B. Henrique (25′ s.t. Jajalo), Aleesami; Hiljemark (11′ s.t. Chochev), Diamanti (s.t. 43′ Bouy); Nestorovski.
ベンチ: Marson, Fulignati, Vitiello, Andelkovic, Sallai, Balogh, Morganella, Pezzella, Lo Faso.
監督: Roberto De Zerbi.

備考:退場:後半49分Gazzi;警告:前半21分Alvarez,28分Hiljemark,後半1分Gazzi,後半7分Gónzalez,30分Diamanti;16′Viviano;チーム保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数1.304人(26.259 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半4分 ムリエルがドリブルで持ち込んでミドルシュート。この試合初シュートはGKポサヴェックがCKに逃れる

  4分 チャンス!左からのCK、ムリエルがニアでヘッドですらしてクアリアレッラがボレー。しかしDFが身体でブロック…

 14分 カウンターからムリエルがペナ内で1対1。個人技からシュートまで。しかしわずかにニアに外れる

 20分 カウンターに入るディアマンティをファールで止めてリッキーにイエロー

 27分 バッレートを後ろから倒してヒリエマルクにイエロー

 39分 ネストロフスキがペナ内でフリーで球を貰うが、なぜかパスを選択。しかもミスパス。助かった~

 42分 右からのリッキーのCK。ファーでバッレートがヘッドで合わせるが、GKパンチング

ロスタイム1分。

 46分 GKへのバックパスに対してクアリアレッラがプレッシャーをかけ、ミスを誘発。GKのパスをムリエルがカットしてそのままシュートまで持ち込むが、キーパー何とかパンチングで逃れる

そのまま終了

↑↑©foxsportより 中盤での攻防 リネッティ

前半は0-0。シュート数はサンプ9(枠内3):パレルモ2(枠内1)。いわゆるファンにとってストレスの貯まる展開。サンプはかなり積極的に前からプレスに行き、ボールは取れていたし回せてはいた。ボールは持てていたのでピンチはほぼ無かったが、ラストパスにアイデアも精度も欠き決定機をなかなか創れない。リッキーの出来がかなり悪かったのも原因の一つか。サンプの攻撃はほぼ右サイドからに偏っていた

後半1分 ガッツしか無いガッツィがリネッティを倒してイエロー

   7分 ムリエルのユニ引っ張ってゴンザレスにイエロー

  10分 ゴールキックからムリエルがカウンター。抜群の早さを生かして1対1のシュートまで持ち込むが、GKが足でセーブ

  11分 ヒリエマルクに代わってチョチェフ投入

後半15分 ネストロフスキGoal:0-1

→サーラのミスパスから相手のスローイン。パレルモは素早くリスタートして、左サイドを突破して中央に低いクロス。シュクリニアールがクリア届かずに、フリーのネストロフスキへ。ネストロフスキは落ち着いて1対1を決めて先制・・・

その後SUDの下で挑発的に喜ぼうとしてネストロフスキに対して、怒って突っかかったヴィヴィアーノにイエロー

 16分 クアリアレッラに代わってシック投入

 19分 リネッティに代わってフェルナンデス投入

 23分 ブルーノ・フェルナンデスの直接FK。GKが2歩動いてキャッチ

 24分 惜しい!ムリエルの右からのシュートクロス。ファーにフェルナンデスが突っ込んできたが、わずかに届かず

 25分 エンリケに代わってヤヤロ投入

 29分 レジーニに代わってディアマンティにイエロー

 36分 リッキーに代わってプラート投入。今日の出来から考えて当然の交代。むしろ遅すぎるぐらいだ

 42分 右からのクロスを、中央でフェルナンデスがオーバーヘッド。わずかにバーの上

 43分 ディアマンティに代わってボウイ投入。守備固め

ロスタイム4分

 47分 ガッツィ、シックのドリブルを引っかけて倒して2枚目のイエロー、退場。サンプ残りわずかで数的有利に

後半49分 フェルナンデスGoooooL:1-1

→左サイドからプラートのクロス。中央で敵DFがヘッドでクリアしたボールを、フェルナンデスがダイレクトでボレー。ややアウトにかかった豪快なボレーは、そのままゴールに突き刺さる!サンプ、まさに最後のチャンスで同点!!!

↑↑©il sussidiario.itより

↑↑©ilovepalermocalcio.comより 落胆する元サンプのリスポリ

ロスタイム4分 そのまま終了。1-1 

(ポイント)

・今季初引き分け

・フェルナンデス、共に途中出場で2試合連続ゴール

・唯一と言って良いパレルモのチャンスで失点

・戦術を超えた武器、カッサーノやドドを特効薬に使ってみても良いのでは無いか!?

・裏番組ジェノア対ボローニャでボローニャのガスタルデッロ退場。1人でDERBYやっていたのだろう。熱い!

・ネストロフスキ、ここ4試合で3得点。この試合の後のアズーリとの試合でも活躍

・イタリア代表では遂にDFロマニョーリがデビュー。2試合連続スタメン。遂に気づいたか

・2週間の代表ウィーク休み後に第8節

 とりあえず連敗は4で止まった。しかし内容の割には得ている勝点が少ない。まぁもうしばらくは、騒がずにジャンパオロを見守る方が良いと思うが。ただ、ドド、ジュリチッチ、カッサーノ等は謎の宝の持ち腐れになっている可能性が有る。ダメならダメで冬のメルカートまでには決着をつける必要があると思うが。

 次のペスカラはジャンパオロが30歳で現役を退き、指導者の道を歩み始めたクラブ。そして監督オッドの父はなんとジャンパオロが現役時代の監督だった。オッド父がジャンパオロをMFからDFリベロにコンバートしたらしい。また、トレイラにとっては古巣対決にもなる。敵のCBカンパニャーロ、フォルナジエールは共に元サンプ。そんな因縁の相手。その次がいよいよDERBYなので、サンプより順位が下のこの相手に取りこぼしは許されない!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第8節 2016年 10/15(土) 対ペスカラ @ペスカラ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’16-’17 SERIE A

7試合 2勝1分4敗 勝点7 得点7 失点10 得失点差-3 現在15位タイ

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero93:

Il mondo del calcio oggi si divide in 3 categorie:

giocatori normali,fuoriclasse e Leo Messi.

格言93:

現在のサッカー界において選手は3津のカテゴリーに分類される:

普通の選手、スーパースター、そしてレオ・メッシ