2019-20 Serie A 第10節 SAMPDORIA 1-1 Lecce わずか過ぎる慰めの勝点1

2019-10-30 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ラニエリ体制になって3戦目。

ラニエリ2戦目からわずか中2日で行われたホーム試合。

ラニエリは試合前の記者会見でこう言った。

「レッチェはセリエC⇒B⇒Aとかなり同じメンバーで戦ってきて、結束力がある。ユーヴェとも良い戦いをしたし、ホームでよりアウェイで勝点を稼いでいるので侮れない強敵だ。

前節は1-1の同点になってからカプラーリを投入して勝ち越しを狙ったが上手くいかずに一発のCKでやられてしまった。

しかしローマ戦での引き分けに続き、戦いぶりには満足している。

このレッチェ戦ではいよいよ結果を出さなければいけない。オウンゴールでもなんでも幸運も必要だが、勝点3を取りに行く」

Serie A 第10節 10/30(水) 21:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マッサ氏(Imperia出身)

サンプドリア 1-1 レッチェ

得点者:前半8分ラパトゥーラ

    後半46分ラミレス①

↑↑©ilmattino.itより

この土壇場でのラミレスのヘッドでかろうじて引き分け。ただ、残留を争う相手にホームでこの結果は寂しすぎる・・・

[試合前情報] 

この時点で引き続き最下位のサンプ勝点4、レッチェは勝点11で13位。

レッチェの監督はペルージャやラツィオなどで活躍した左利きのボランチ、リヴェラーニ。かつて白人ではない初のイタリア代表選手としても有名になった。

一作季はセリエCを首位、昨季はセリエBを2位で終えてとんとん拍子に8年ぶりにセリエAに復帰した南部の雄。あの独特な黄色と赤の縦縞ユニフォームは記憶に残りやすい。このジャッロロッソのユニを着て活躍した選手では、チェヴァントンヴチニッチのイメージが強い。

直近5試合 ホームでのサンプvsレッチェ(SERIE Aのみ)
2010-2011 Sampdoria-Lecce 1-2 39′ Di Michele (L), 66′ Rubén Olivera (L), 69′ Maccarone (S)
2008-2009 Sampdoria-Lecce 3-2 11′ Delvecchio (S), 14′ Cassano (S), 55′ Tiribocchi (S), 60′ Stankevičius (S), 82′ Tiribocchi (L)
2005-2006 Sampdoria-Lecce 1-3 25′ Delvecchio (S), 53′ Konan (S), 86′ Konan (S), 90′ Flachi (S)
2004-2005 Sampdoria-Lecce 3-0 23′ Diana (S), 32′ Kutuzov (S), 87′ Edusei (S)
2003-2004 Sampdoria-Lecce 2-2 7′ Flachi (S), 37′ Chevantón (L) 41′ Flachi (S), 90′ Konan (L)
※2勝2敗1分け。撃ち合いが多く、意外と最近は成績が良くない

通算成績 (セリエAでのサンプホーム)
試合: 11
サンプ勝利: 7
引き分け: 2
レッチェ勝利: 2
サンプGol: 22
レッチェ: 11

通算成績 SERIE A (全部)
試合: 22
サンプ勝利:14
引き分け: 4
レッチェ勝利:4
サンプGol: 42
レッチェ: 18
※通算するとかなりサンプに分がある。サンプvsレッチェで印象深いのはやはり1990-91、スクデットを決めた試合。
ホームで3-0で勝利、DFマンニーニの生涯no.1とも言えるボレーは忘れられない!


さてサンプはラニエリ監督が4-3-1-2に変えてきた。サンプ番記者に”Formazione Giampaolina"=ジャンパオロフォーメーションと書かれていたが、去年に戻ってしまった感じだ。

ディフランチェスコはなんだったんだろう?を継続。そして中2日の試合と言う事も有り、かなりメンバーを変えてきた。実に5人がラニエリ体制になって初先発

怪我人リストにリネッティセクリンとマローニトルスビーレジーニはベンチ外

DF4バックは右に初のデパオリ。中央はコリームリージョに代わってフェラーリムッルーが左。

MFはやっと完調したかエクダルがアンカー。右にバッレートが今季初先発。左はヴィエイラベルトラッチがこの日は何mかポジションを前にしてトップ下となった

FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラと組んだのが若手のボナッツォーリ

SAMPDORIA4-3-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

クアリアレッラ(cap)ボナッツォーリ(66分レリス)

   ベルトラッチ(66分リゴーニ)

ヴィエイラ   バッレート(46分ラミレス)

    エクダル

ムッルー     デパオリ

  コリー フェラーリ

    アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ、アヴォガドリ DFアウジェッロ、チャボット、ムリージョ、ベレシンスキ

   MFヤンクト FWカプラーリ、ガッビアディーニ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レッチェはリヴェラーニ監督の4-3-1-2

DFはキャプテンのルチオーニロッセンティーニのベテランコンビ

MFはこの日目立っていた”モドリッチョーネ”ことペトリッチョーネをアンカーに左がギリシャ代表のタクシディス、ウクライナ代表シャコフをトップ下に

FWは💩ェノアで失敗したラパドゥーラと”サレルノのメッシ”ことファルコの2トップ

Lecce(4-3-1-2) 監督:ファビオ・リヴェラーニ

ファルコ ラパトゥーラ(69分ババカル)

    シャコフ(69分マンコース)

タクシディス■72分 タバネッリ

  ペトリッチョーネ

デッロルコ   メッカリエッロ(87分リスポリ)

ロッセンティーニ ルチオーニ(cap)

    ガブリエル

ベンチ:ヴィゴリート、リッカルディ、ヴェーラ、ドゥマンチッチ、ラマンティア、ドゥビカス、カルデローニ、リモーリ、インブラ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数1.654(28.171euro),芝状態良好

★水曜21時から行われたミッドウィーク・ナイター。

SUDでは

↑↑©calciowebより

”Prezzi Popolari per Settori piu Popolati

=1番客が入る席を、1番庶民的な値段に

の横断幕が


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=SS_j8018WTk

開始118秒でサンプはいきなりチャンスを迎える。デパオリのパスからこの日スタメンのボナッツォーリがGKと1対1を迎えるが、これはガブリエルがセーブ

一方のレッチェのファーストチャンスは8分。彼らはこのチャンスを間違えなった

ラパドゥーラがシャコフとワンツーから抜け出して、冷静にGKの目の前からゴールを決める

まるで今季のサンプの悪い流れから、運命づけられているかのようなあっさりした先制弾・・・

その後はボナッツォーリが①切り返しから珍しい右足シュート、②ニアですらしボレー

クアリアレッラのコース変えヒール、など攻めはするが得点は奪えず

逆に45分にペナ内ピンチでシュートブロックにいったフェラーリがハンドを取られ(正直そう見えた)、一発レッド&PK

この時点で、決められたらもうTVを消して寝ようかと思った・・・・・・

しかし人類が開発した最高の制度?!?VARのおかげでマッサ主審が判定を覆して、奇跡のノーファール及び退場無し!

↑↑©Lecce News 24より

そのすったもんだでロスタイムは4分。なんとか0-1のまま終了

それでもまだ負けているサンプは、まずはバッレートに代えてラミレスをトップ下に入れてより攻撃的に

さらに21分にはボナとベルトラッチに代えてリゴーニとレリスを投入。

4-2-3-1にして得点を奪いに行く

サンプ後半途中~ 4-2-3-1

  クアリアレッラ(cap)

レリス ラミレス リゴーニ

 エクダル ヴィエイラ

ムッルー     デパオリ

 コリー フェラーリ

   アウデーロ

この交代が少しは生きたか

右サイドを突破したリゴーニを、タクシディスが倒して2枚目のイエロー⇒退場(27分)

数的有利になってサンプはボールは持てるが、その攻めはそんなに褒められたものではなかった

より守りを固めてこもったレッチェに対して効果的な攻めは繰り出せず、ミスも多かった

このまま下克上を起こさせてしまうのが濃厚になってきた後半ロスタイム

何十本めかわからないCKから、なぜかゴール前で突然どフリーになったラミレスがしっかりヘッドをジャストミート

この球もすんなりは入らず、一瞬DFにぎりぎりでクリアされたかに見えたが、しっかりゴールラインは割っていた

↑↑©il Secolo XIXより

土壇場の土壇場でなんとか同点!

ロスタイム4分。そのまま1-1で試合終了

(ポイント )

・ラニエリ体制になってから3試合目。一番内容は良くなかった

・試合後はサンプティフォージからブーイングが。ラニエリ体制になってからはおそらく初めて

・ラニエリは試合後

「ティフォージのブーイングはよくわかる。彼らは90分間ずっと我々を支えてくれた。その結果、最後に試合内容に対して正直な意思表示をした」

 

せっかくラニエリになって良くなってきた3戦目。最悪の結果は免れたが、ここでの逆戻りは寂しい限りだ。

確かにディフェンスはましになった。失点は一瞬の隙をつかれている物が多く、(そこは当然まだまだ改善点だが)

全体的に組織整備はされてきた。ただし、攻撃力不足は深刻だ。

補強の問題も有るので、監督が変わったからと言っていきなり良くなるわけはないが・・・

すぐさま中4日でまたもや残留争いの直接ライバルとなるであろうSPAL戦。ここでもたつくようだと本当にB落ち危機が・・・

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

10試合 1勝2分7敗 勝点5 得点6 失点19 得失点差-13 現在20位

次節:セリエA 第11節 2019年 11/4(月) 対SPAL@フェラーラ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)


2019-20 SERIE A 第9節 Bologna 2-1 SAMPDORIA シニサの勝利

2019-10-27 23:30:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ラニエリ体制になって2戦目。

ラニエリ初戦から1週間後に行われたアウェイ試合。

ラニエリは試合前の記者会見でこう言った。

「私にとってはホームの試合もアウェイの試合も全く変わらない。

いやむしろアウェイの試合は、我々のティフォージ達がいつも以上の犠牲を払って来てくれているから、さらにその分も頑張らないと」

https://www.youtube.com/watch?v=d5G-InzRkfI

Serie A 第9節 10/27(日) 12:30@レナト・ダラーラ(ボローニャ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)←この日主審149試合目

サンプドリア 1-2 ボローニャ

得点者:後半3分パラシオ、19分ガッビアディーニ②、33分バーニ

↑↑©il secolo XIXlより

中盤での激しい攻防。写真は元サンプのソリアーノ。内容は悪くなかったが惜敗・・・

[試合前情報] 

この時点で最下位のサンプ勝点4、ボローニャは勝点10で真ん中ら辺。

まずボローニャで触れなければいけないのは、監督のシニサ・ミハイロビッチの事。骨髄性急性白血病を発症し7月から入院治療を行っている。11月に3度の入院治療サイクルを完了して退院しているが。シニサはカメラで練習をチェックしつつ、体重も白血球量も減らしながら(開幕戦の)エラス・ベローナ戦を指揮した。骨髄移植後は高熱が続いて練習を追えずチームが3連敗したり簡単ではないが。この最大の敵と戦いながらもチームを指揮し続けるなんて凄すぎる。私のサンプ歴代ベスト11には常に彼の名前がある。やはりあの芸術的な左足FKは彼の右に出る者はいない。この戦いにも打ち勝って早く完璧な姿を見たいものだ。

Forza Sinisa!!

ただ、試合となると別の話だ。サンプはボローニャに勝たなければならない。ボローニャにはそのミハイロビッチ監督以外にも元サンプ勢がたくさんいる。MFのソリアーノ、ポーリ、そして控えGKダ・コスタだ。特にMFの2人は今もレギュラーだし、サンプ時代もバリバリのレギュラーだったので記憶には深く残っている

 前回の対戦はアウェイで4月に対戦。0-3の完敗。

直近5試合のアウェイでのボローニャvsサンプ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Bologna-Sampdoria 3-0 54′ Tonelli (S – autogol), 69′ Pulgar (B), 83′ Orsolini (B)
2017-2018 Bologna-Sampdoria 3-0 3′ Verdi (B), 23′ Mbaye (B), 73′ Okwonkwo (B)
2016-2017 Bologna-Sampdoria 2-0 45′ Verdi (B), 50′ Destro (B)
2015-2016 Bologna-Sampdoria 3-2 12′ Mounier (B), 24′ Donsah (B), 54′ Muriel (S), 80′ Correa (S), 87′ rig. Destro (B)
2013-2014 Bologna-Sampdoria 2-2 25′ Éder (S), 41′ Moscardelli (B), 64′ Kone (B), 71′ Gabbiadini (S)

なんと1分けの後4連敗中。実はボローニャでは16年間サンプ勝ち無し

通算成績  SERIE A (BOLOGNAホーム)
47試合

ボローニャ勝利: 22
引き分け: 18
サンプ勝利: 7
ボローニャ得点: 75
サンプ得点: 46

通算成績 SERIE A (全て)
94試合
ボローニャ勝利: 33
引き分け: 30
サンプ勝利: 31
ボローニャ得点: 122
サンプ得点: 121

お互いホームで圧倒的に強く、トータルではほぼ互角


さてサンプはラニエリ監督の4-4-2を継続。前節そこそこ良かったので右MFリゴーニをレリスに変えた以外の10人はそのまま。怪我人リストにリネッティセクリンマローニトルスビーレジーニはベンチ外

DF4バックは同じ布陣。コリーとムリージョが真ん中でムッルーが左。右SBにベレシンスキ

4MFは台形。ダブルボランチで新加入のベルトラッチが引き続きヴィエイラと組む。左にヤンクト、右にはレリスがラニエリになってからは初めて起用された

FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラと元ボローニャのガッビアディーニ

SAMPDORIA4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ

ヤンクト(63分カプラーリ)    レリス(46分デパオリ)

 ベルトラッチ  ヴィエイラ

  (46分エクダル) 

ムッルー     ベレシンスキ

   コリー ムリージョ

     アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ、アヴォガドリ DFアウジェッロ、チャボット、フェラーリ

   MFバッレート、リゴーニ、ラミレス FWボナッツォーリ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ボローニャはミハイロビッチ監督の4-2-3-1。

DFではレギュラー右SBになってる冨安が左足太もも裏の怪我でこの日は欠場。代わりに私の好きなムバイエ

CBのバーニは今年、サンプとボローニャのオファーを天秤にかけてボローニャを選んだので何かムカつく

MFはキャプテンのジェマイリの周りを元サンプのポーリソリアーノが固める。

サイドハーフは左はサンソーネ。ソリアーノとはバイエルンユースからヴィジャレアルと続く腐れ縁。右はこの日はオルソリーニでは無くてスコフ・オルセン

FWは💩ェノア臭が強いパラシオの1トップ。だいぶベテランだが現在絶好調だ

ラニエリも警戒していたFWサンタンデールとオルソリーニはベンチスタート

Bologna(4-2-3-1) 監督:シニサ・ミハイロヴィッチ

     パラシオ

サンソーネ ソリアーノ スコフ・オルセン(54分オルソリーニ)

 ジェマイリ(cap)ポーリ

 (67分サンタンデール)(72分ショウテン

クレイチ       ムバイエ

   バーニ ダニーロ

    スコルプスキ

ベンチ:ダ・コスタ、サール、デンスウィル、パズ、コルボ、ジュワラ、スヴァンベルグ、バルドゥルッソン、ポルタノーヴァ

備考:年間パス保有者数15.375(1試合平均181.498euro),有料入場者数8.724(110.911euro),芝状態良好

日曜12時半から行われたランチタイムゲーム。今季初の昼飯ゲームだ。

↑↑©la Repubbulicaより

アウェイのサンプクルヴァには

”Gli Uomini Vincenti Trovano Sempre Una Strada

Avanti Sinisa!

=勝者は常に道を見つける。進め、シニサ!

の横断幕が


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=ria5o8jAYLc

前半から互角の戦い。サンプもボローニャもお互い右サイドでは優位に立つ

25分にはCKから、レリスのボレーをガッビアディーニが追加ボレー⇒これが惜しくもポストを叩く

ボローニャは右サイドをスコフ・オルセンがえぐってクロスからパラシオと言う形が目立った

ロスタイムは1分。そのまま0-0で終了

後半サンプはレリスとベルトラッチに代えて、頭から同ポジションでデパオリとエクダルを投入。

結果から言うとデパオリはこの日、物凄く良かった

しかし、一瞬の隙をついて先制したのはボローニャ

後半3分:カウンターからソリアーノ⇒サンソーネ⇒パラシオと見事にこのタイミングしか無いという感じのダイレクトパスがつながった先制・・・

すぐさま5分:CKからムリージョがヘッドでゴール・・・⇒これはオフサイドで取り消し

しかし19分にはガッビアディーニが彼にしかできないミドルで同点!

まさにミハイロビッチを思い起こさせる強烈な左足で追いついた。

↑↑©la Repubbulicaより

初代サンプの前にはボローニャにいたガッビアディーニは、古巣へのリスペクトから喜ばず

その後互いにチャンスを作ったが

後半33分:右CKからニアでムバイエがヘッドですらした球⇒ファーに突っ込んできたバーニが前足で押し込んでゴール・・・

その後はカプラーリがチャンスになりかけたが、ショウテンがイエロー覚悟のファールで止めたり・・

あとは記録帳にはコリーがカウンターを止めて貰ったイエローカードしか残らなかった・・・

ロスタイム4分。そのまま1-2で試合終了

(ポイント )

・レッジョ・エミリア、ナポリ、フィレンツェ、ヴェローナに続き、アウェイで5戦5敗・・・

・敵地ボローニャでは16年間未勝利

・深刻さを表すデータしか出てこないが・・・ここまで9試合戦って前半にあげた得点がいまだにゼロ

・しかし敵ながらパラシオはすごいな。クアリアレッラよりも年上だしな。1トップだし。あのラーメンマンもびっくりなポニーテールは、ロベルト・バッジョか彼しかいないな。

 

ラニエリの2戦目、結果は伴わなかったが、ディフラ時代に比べるとそんなに悪くは無かった

ここはシニサに花を持たせたと言うことで。

ただ、そんな余裕は全く今のサンプには無い

ここからミッドウィークにレッチェ、そしてSPALと本来は勝点を稼がないといけない1週間なのだが・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

9試合 1勝1分7敗 勝点4 得点5 失点18 得失点差-13 現在20位

次節:セリエA 第10節 2019年 10/30(水) 対レッチェ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00)


2019-20 SERIE A 第8節 SAMPDORIA 0-0 Roma ラニエリサンプ、始動!

2019-10-20 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ついに監督が交代。

ちょうど代表ウィークで2週間空く日程。

成績。

再開初戦が新監督ラニエリの古巣のローマ戦。

しかもその日はラニエリの誕生日。

全てのタイミングが揃った監督交代だ。

これは運命か。

ローマ戦を観て気付いた事がある。

もう約30年サンプを追いかけてきて良い時も悪い時も観てきたが、私個人的には常に監督に関しては比較的徳川家康、つまり「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトドキス」なスタンスだと思う。

しかし口では色々言っていながら、ずっとサンプの試合を観てきた身としてはディフランチェスコのサッカーは生理的に、観るに堪えなかった

思えば今季の全試合ちゃんと見てはいるが、決定機を外してぬいぐるみをぶん投げたり、ソファーを蹴飛ばして子供が起きてしまったりという事がほとんど無かった・・・

それだけ気持ちが入らず、ただ淡々と観ていたのだろう。忙しいのもあったけど、序盤はそれで更新する気がなかなか起きなかったのかなー・・・^^;

ローマ戦のサンプも、手放しで褒められたものでは無かったが、少なくとも一人一人が魂を込めて戦っていた。非常に残りのシーズンに期待を抱かせる内容だった。

さぁここから新たな開幕だ!

Serie A 第8節 10/20(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マレスカ氏(Napoli出身)

サンプドリア 0-0 ローマ  

得点者:-

↑↑©U.C.Sampdoria Officialより

たがいに譲らない激しい守りあいは、0-0ドロー

[試合前情報] 

 この時点で最下位のサンプ勝点3、今季のローマはいまいち勝ちきれないで引き分けが多いが3勝3分1敗の勝点12で順位表の左側にはいる。

この2週間の代表休みの間にサンプはついにディフランチェスコ監督を解任。新監督にクラウディオ・ラニエリを迎えた。就任してわずか6日目の試合。奇しくもこの日の対戦相手のローマは昨季、ディフランチェスコ監督体制でスタートして途中解任。その後をラニエリが継いでいる。ディフランチェスコは先日直近のインタビューで

「プレミアのチームからのオファーもあったし、イングランドも含めて将来は検討してるよ。ただし、ラニエリの予定も聞いておかないとな。だって、また僕が解任されたら彼にケツを拭いてもらわなけりゃいけないだろう?だって2度ある事は3度あるって言うじゃない」と答えていた

68歳となったラニエリはかなりのキャリアを持つベテラン監督。フィオレンティーナやヴァレンシアのイメージが強いが、ユーヴェやローマ、チェルシーなどのビッグクラブも歴任しており、彼のハイライトはやはりプレミアのレスターを奇跡の優勝に導いた事か。イタリアだけに留まらず、プレミアやリーガ、フランスリーグまでかなりの経験を持っている。ここ2年はフルハムとローマの途中再建を任されており、今のサンプにはぴったりではないかと思う。私の中では彼か、闘魂注入のガットゥーゾのどちらかが良いなぁと思っていたので歓迎だ

 前回の対戦はホームで4月に対戦。相手は正にラニエリ率いるローマ。互角の戦いでかなり攻めたが得点奪えず、デロッシの魂のゴールで0-1で敗れた。この敗戦で2018-19シーズンの目標がかなりなくなってきたと言う試合だった。

https://www.youtube.com/watch?v=boeCRimlKQw

ところで、ここに来ていきなり新加入ニュース

↑↑©La Roma24.itより

Andrea Bertolacci  91アンドレア・ベルトラッチ

・ポジション:MF

・1991年1月11日生まれ(28歳)

・イタリア ローマ出身

・179cm 75kg

・昨季:ACミラン 0試合0得点(ヨーロパッリーグで4試合0得点)

 10月8日にサンプがベルトラッチの獲得を発表。契約期間は1年間で2020年6月までとのこと。ローマユース出身、💩ェノアで名を上げたベルトラッチは、2015年7月からミランに加入。初年度は良かったが2年目は出場機会が激減。2017年7月から古巣💩ェノアへ1年レンタルで戻ってまたレギュラーでプレーしたが、昨季2018年6月から再びミランでプレー。ただ昨季は怪我も有りリーグ戦出場無し。出場はEL4試合のみで2019年7月に契約切れでチームを退団、フリーになっていた。

 イタリア代表歴も5試合有り、タイプ的にはなんでも平均点8でこなすが傑出した特徴のないボランチと言う個人的なイメージ。サンプで言うとポーリとかが近いのかな?どうも💩ェノア臭も強いし、ローマやミランと渡り歩いていたクラブを見ると”敵キャラ”と言う感じだが、まぁ怪我が治ってれば実力は有るし歓迎しよう。契約切れ選手の中で、私も「唯一獲っても良いかなぁ」と思っていたのが彼だった。補強するポジションがここでは無いのは間違いないが監督交代を機にMF陣容も変わるし、いきなりデビューしたという事はラニエリにリクエストされたという事か


さてサンプは新生ラニエリデビュー。注目のフォーメーションは、まずは4-4-2。出場停止はいないが怪我人リストにリネッティセクリン。怪我明け間もないトルスビーレジーニはベンチ外

DF4バックは開幕当初と同じ布陣。コリーとムリージョが真ん中でムッルーが左。右SBにベレシンスキ

4MFは台形。ダブルボランチで新加入のベルトラッチが驚きのいきなりデビュー。組むのは本調子では無いエクダルでは無くてヴィエイラ。左にヤンクト、右にリゴーニと言うウィング色が強い2人がサイドハーフに。マローニが長い怪我から復帰してベンチには入っている

FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラガッビアディーニ

SAMPDORIA4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ(65分ボナッツォーリ)

ヤンクト        リゴーニ(60分デパオリ)

 ベルトラッチ ヴィエイラ

  (73分エクダル) 

ムッルー      ベレシンスキ

   コリー ムリージョ

     アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、フェラーリ

   MFバッレート、ラミレス、マローニ、レリス FWカプラーリ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ローマはフォンセカ監督の4-2-3-1。ただ彼が出場停止の為に、ベンチには助監督のヌーノ・カンポス

DFはスモーリングにマンチーニと言う新加入の2人をセンターに。

MFも新加入のヴェルトゥをボランチに、スーパーユーティリティーのキャプテン・フロレンツィはこの日は左サイドハーフ。

トップ下にはローマの未来、ザニオーロでトップはジェコ温存のカリニッチ先発

元サンプはGKミランテ。FWシックはライプツィヒにレンタル中

Roma(4-2-3-1) 監督:パウロ・フォンセカ

     カリニッチ(46分ジェコ)

フロレンツィ(cap)ザニオーロ クライファート■86分

 (75分ペロッティ

  ヴェルトゥ  クリスタンテ(8分パストーレ)

コラロフ      スピナッツォーラ

   スモーリング マンチーニ

       ロペス

ベンチ:フザート、ミランテ、フアン・ジェスス、チェティン、サントン、ファツィオ、アントヌッチ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数3.180(95.929euro),芝状態良好

久々日曜15時から行われたレギュラー時間ゲーム。

トリブーナにはポパイことロンバルドの姿が

SUD

”Avanti Sampdoria Combattiamo Insieme”

=進め、サンプドリア!一緒に戦おう!!

の横断幕が


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=uSINJTCs0Sc

前半7分にいきなりローマにアクシデント。クリスタンテが怪我してパストーレに交代。

しかしパストーレが結構良くて、逆にこの交代でローマのポゼッションは上がった気がする。

ローマがボールを回して攻め、サンプがしっかり守ってカウンターを繰り出す感じ

この試合良かったベレシンスキの惜しいミドルなどもあった。

彼がシュートを放っているというのが、引いて守りっぱなしではない証明と言えよう

ローマは前半46分にはカリニッチが怪我の為に、温存していたはずのジェコも投入する事になった

怪我人も多く、ロスタイムは5分。そのまま0-0で終了

前半のポゼッションはサンプ8分51秒:ローマ14分35秒。しかしサンプも回っされっぱなしでは無くて、きっちり反撃していた。

チャンスはサンプの方が作ったのでは?

後半も同じような展開だが、サンプはリゴーニに代わってデパオリガッビアに代わってボナッツォーリと同じポジションで交代

ボナじゃなくてカプラーリかと思ってたけど、ここまで2枚とも妥当な交代。

この試合を見る限り、少なくともマノーロがボールを取られた後に敵を追うようになった

これはジャンパオロ、ディフラの時に見られなかった事

いきなり先発のベルトラッチはビックリしたけど、試合勘無しのブランクを感じさせない良い出来だった

さすがに90分はまだ戦える身体では無い模様で、28分には怪我気味のエクダルと交代

0-0のまま進んだ86分、クライファートがムッルーへのファールで2枚目のイエローで退場

↑↑©Forza Roma infoより

これによって負けの危険性が少し減り、攻め立てるサンプだったがさすがに時間が無さ過ぎた。

しかし、今季のサンプホーム試合では相手が退場する試合が多いなぁ

全く生かして無いけど・・・・

ロスタイム3分。そのまま0-0で試合終了

(ポイント )

・最終的にポゼッションはサンプ19分21秒:ローマ30分27秒

・ただシュート数は逆にサンプ7本(枠内2):ローマ5本(枠内1)

・全然良くなってる。ディフラにあげた3ヶ月半は何だったんだ!?

・ 違う違う。彼がベースを作ってくれたんだ(笑)

・勝てなかったのは痛いが、明日に繋がる0ー0だ。SUDの反応がそれを良く示してる。 この魂が入った戦いを続ければ、少なくとも残留は問題無い。

・個人的にやって欲しかった4-4-2で戦ってくれた。ただ、攻めの質とコンビネーションはまだまだ過ぎる。

・リネッティをどう組み込むのか。マロー二は?あとは格下相手、アウェイで同じ戦いが出来るかだなー

・ディフェンスは少し整備された。しかし質の高いプレーは少ない・・・・・ はい。その通りだと思います。

・しかし観客、入ってないなー 降りそうだった雨も結局降ってなさそうなのにな・・ フェレーロがいる限りこれは変わらないだろうな

↑↑©skysportより

ラニエリの初戦は上々の出来。”ローマは1日にしてならず”と言うことわざがあるが、就任してわずか5日間での試合。

それにしては十分だと思う。とりあえず、選手のモチベーションが明らかに違って見えた

ラニエリには立て直し期待してるけど、年齢的にもあくまで繋ぎだと思う。パロンボが早くライセンス取らないと!

   この状況で幸いなのが、コッパイタリアもまだ勝ち残っているという事。唯一ディフラが残した功績?か。

つまりリーグ戦はさすがに残留が第一目標でそれ以上は厳しいかもしれないが、この時点ではまだ失っている物は何もなかった。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

8試合 1勝1分6敗 勝点4 得点4 失点16 得失点差-12 現在20位

次節:セリエA 第9節 2019年 10/27(日) 対ボローニャ@ボローニャ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)


2019-20 Serie A 第7節 Hellas Verona 2-0 SAMPDORIA さよならディフランチェスコ・・・

2019-10-05 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ここまで足早に2019-20シーズンを振り返り始めてきたが、早くもディフランチェスコ監督の最後の試合となってしまった。

初戦ラツィオ、3戦目ナポリは相手が強豪だし仕方がない。

2戦目サッスオーロは酷かったけど、アウェイだし、年間1試合ぐらいはこんな試合もあるだろう。

4戦目トリノでついに勝った(ホームで1-0で何とかだが)

5戦目フィオはアウェイだし元々強豪だし仕方がない

6戦目インテルは5戦全勝の首位だし無理無理

ときて、7戦目。昨季セリエBのエラス・ヴェローナ戦。

ついに思いつく言い訳も何も無くなってしまった・・・

Serie A 第7節 10/5(土) 18:00@マルカントニオ・ベンテゴーディ(ヴェローナ)  主審:ファブリ氏(Ravenna出身)

サンプドリア 0-2 エラス・ヴェローナ

得点者:前半9分クムブッラ

   後半36分O・G(ムッルー)

↑↑©U.C.SAMPDORIA Official Siteより

同盟国エラスとの試合。”Tessera del tifoso"も必要ないこの試合に、サンプファンも大勢つめかけた

[試合前情報] 

・最下位をひたはしる勝点3のサンプ。この日は勝点6で14位のエラス・ヴェローナ戦。昨季はセリエB5位でそこからプレーオフを経て1年でAに返り咲いた。

ちなみにこのサンプ戦に勝ったあたりからグングン調子を上げて、中断している現在も8位と昇格1年目としては立派な成績を残している。

Gemellaggioを結んでいるエラスではあるが、監督のユリッチはめちゃくちゃジェノア臭のする監督。憎きガスペリーニの愛弟子で、実際このエラスにも彼らの子飼いの選手達が6人も一気に獲得された。

ヴェローゾやラゾビッチ、ギュンター、ボッケッティ、ペッシーナ、サルセドあたりがそう。そういう意味では闘志が湧いてくる相手だ。

サンプvsエラス・ヴェローナのセリエAでの対戦成績

サンプ18勝 17引分け エラス11勝

ヴェローナでの対戦ではサンプ3勝 10引分け エラス10勝

前回の対戦は2シーズン前、ホームで2-0で快勝↓↓

2017-18 SERIE A 第24節 SAMPDORIA 2-0 Hellas Verona 同盟国相手に快勝! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

SERIEA第24節2/11(日)15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パイレット氏(Nichelino出身)サンプドリア2...

2017-18 SERIE A 第24節 SAMPDORIA 2-0 Hellas Verona 同盟国相手に快勝! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

しかし、この時のスタメンと今回のスタメンは1人も同じ選手がいない。参考に全くならないが、懐かしい。

どうでも良いけど、この時のGKヴィヴィアーノはこの時点で職を失っており、サンプの練習場”ボリアスコ”で練習させてもらっていた


さてサンプはディフランチェスコの3‐5-2。出場停止はいないが怪我人リストに新たにリネッティトルスビーが入って、GKセクリンとフェラーリは復活。引き続きマローニも不在。

DF陣はフェラーリが真ん中でチャボットが左。右CBにSBのベレシンスキ。ムリージョとコリーはベンチスタート。

MF陣はサイドハーフは変わらず右にデパオリ。左はムッルー。3センターハーフのような形はエクダルがアンカーの左にヤンクト、右は怪我したリネッティに代わってヴィエイラ

FWはクアリアレッラボナッツォーリ。リゴーニとガッビアはベンチスタート

ディフランチェスコも色々試して苦悩の様子がうかがえる

SAMPDORIA3-5-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

クアリアレッラ(cap)ボナッツォーリ(63分カプラーリ)

 ヤンクト(57分リゴーニ)ヴィエイラ

ムッルー      デパオリ

    エクダル

  チャボット  ベレシンスキ(76分ガッビアディーニ)

    フェラーリ

     アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、コリー、レジーニ、ムリージョ MFレリス FWラミレス

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エラス・ヴェローナはユリッチ監督の3‐4-1‐2。

DFはこの時点で弱冠19歳のクムブッラを中心の3バック

MFは子飼いの左利きミゲル・ヴェローゾがゲームメイクして、左サイドにもジェノア臭が強いラゾヴィッチがいる

2トップは15歳の時にユリッチ💩ェノアでデビューしてるサルセドと、サンプに来る噂もちょっとあったステピンスキ

元サンプはベンチに”パッツォ”ことパッツィーニとレンタル中のヴェッレがいる

Hellas Verona(3-4-1-2) 監督:イヴァン・ユリッチ

 ステピンスキ サルセド(70分ヴェッレ)

   ペッシーナ(86分ヘンダーソン)

ラゾヴィッチ(58分ヴィターレ)ファラオーニ

 アムラバット M-ヴェローゾ

 ギュンター ラフマニ

   クムブッラ 

  シルヴェストリ

ベンチ:ベラルディ、パッツィーニ、ボケッティ、ザッカーニ、ダンツィ、ダヴィドヴィッチ、エンペレウール、トゥティーノ、アジャポン

備考:年間パス保有者数10.718(1試合平均108.753euro),有料入場者数7.069(108.858euro),芝状態良好

★土曜18時から行われたアンティチポ。

試合前には急死を遂げたサッスオーロの会長、スクインツィ氏の為に黙とうが捧げられた


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=zjf7wUFjqVM

もう余談は許されないサンプ。普通に1週間休みが有って、前節の惨敗を受けて3人ぐらいスタメンを入れ替えて仕切り直し。

しかし、いきなりつまずく

左CKからミゲル・ヴェローゾが左足で蹴ったボール⇒ペナ内中央でクムブッラがドンピシャのヘッドで合わせ前半9分にあっさり先制を許す・・・

↑↑©SportMediasetよ

若くて長身のCBクムブッラ「こいつ、サンプに欲しいな」などと呑気な事を考えている余裕は無い・・・・

いきなりプランが狂ったサンプ。

前半の反撃は右サイドからデパオリのクロスをボナッツォーリが合わせたぐらい。

それ以外はほとんどエラスペース。

CFタイプのクアリアレッラボナッツォーリの共存はやはり難しいのでは?と感じさせた

2人が孤立する場面が多く、ほとんどコンビネーションも無い。

逆にステピンスキの決定機はアウデーロが何とか防いだが

ロスタイム3分。そのまま前半は0-1で終了

後半もそれほど流れは変わらず。ファーストチャンスはやはりエラスで、アウデーロはペッシーナの左足をかろうじてCKに逃れる

ただ、ヤンクトに代えてリゴーニ、ボナッツォーリに代えてカプラーリ、この交代で3トップにしてからやっと少し反撃の兆しが。

交代で入ったこの2人、特にカプラーリが何度かチャンスを作った。

それでも同点弾が生み出せないサンプは、最終的にDFベレシンスキを下げてFWガッビアディーニを入れるスクランブル態勢で4トップに

サンプ後半途中~ 4-2-4

 カプラーリ クアリアレッラ(cap)

リゴーニ      ガッビアディーニ        

  エクダル ヴィエイラ

ムッルー    デパオリ

 チャボット フェラーリ

   アウデーロ

必死さは伝わるが、効果的かと言われると全く効果的では無かった

残り9分のところで、一瞬の隙から失点

M・アロンソのFKを、関ヶ原の戦いの小早川秀秋ばりの裏切りを見せたムッルーが、絶妙なバックヘッドで自陣のゴールに叩き込み0-2

万事休す

ロスタイム3分。そのまま0-2で敗け

(ポイント )

この敗戦を受けて、ディフランチェスコ監督は去っていった・・・

1勝6敗で堂々の最下位では仕方がないところだろう。

ティフォージは最初から不振の原因をずっとフェレーロ会長のせいばかりにしていたので、意外とディフラ解任要求の話はあまり上がってこなかったが

やはり監督の責任もあったとは思う。

つい先日、4月中旬にCorriere dello Sportでディフランチェスコがインタビューに答えていた

「サンプで監督をやれた事は最高の経験だったが、引き受けた時期が間違っていた。この経験は私を成長させるだろう。

サッスオーロ戦の後(第2節)、私はすでに辞任しようと思った。なかなか困難な状況だったし、私が望んだ補強も何人か結局されなかった。

また、ずっと騒がれていたクラブ身売りの話も誰にとってもプラスにならなかった。

最終的に私が自ら辞任する事を決めた。フェレーロは望まなかったが。

少なくはない金額と2年間の契約を捨てて。ただこの決断のおかげで、私は自由に私の将来を決める事ができる。

2月にはプレミアのあるクラブからオファーが届いた。しかし現在はコロナの状況で一旦白紙になっている。

私は今後そういう話もあるかもしれないので、現在英語を勉強しているところだ」

↑↑©Gianluca Di Marzio.comより

 今このインタビューを聞くと、サッスオーロ戦の次の試合から急に3バックに変えた事は納得がいく。

アンデルセンの代わりのムリージョが使えなかった、プラートの代わりが来なかった、ウィング2人の補強が1人はされず、1人は最終日にやっと来た(リゴーニ)。

ここら辺がディフラの情状酌量の余地か。この補強が全てされた状態のサンプで指揮を執るディフラを見たかった気はする。

ただ、与えられなかった戦力に対して、それなりに戦う事は彼には出来なかった。それはこの後のラニエリサンプを見ると明らかだ。

彼は彼のサッカーに適した人材が与えられて初めて力を発揮するタイプの監督だという事だ

ディフランチェスコ ⇒ ラニエリ

この交代によって明らかにマイナスになったのがリゴーニ。もう移籍してしまった彼だが、今振り返るとディフラ時代はまだ少しだけ活躍していた

逆に明らかにプラスになったのがトルスビー。彼はラニエリになって初めて起用され始めた

そこら辺は次回から詳しく見ていく事にしよう

 

  さぁ次節からはラニエリサンプ!

  最下位からの逆襲が始まる・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

7試合 1勝0分6敗 勝点3 得点4 失点16 得失点差-12 現在20位

次節:セリエA 第8節 2019年 10/20(日) 対ローマ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00