2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない

2019-09-28 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
最下位サンプと5戦全勝で首位のインテル。オッズをつけるのは物凄く簡単だろう。
しかし、それが度々くつがえるのがセリエAの面白さでもある。
実際、サンプは古来より不可能そうな状況の強豪相手の試合に良く勝ってきた。
だから好きになったのだ。
しかし、しかしこの日はさすがに相手が悪すぎた・・・

Serie A 第6節 9/28(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:カヴァレーゼ氏(Teramo出身)

サンプドリア 1-3 インテル

得点者:前半20分センシ、22分サンチェス

    後半10分ヤンクト①、後半16分ガリアルディーニ

↑↑©sampnews24より

唯一盛り上がったのが、このヤンクトのゴールの後の数分間。しかしそれも長くは続かず…

[試合前情報] 

・フィオレンティーナとの最下位対決に敗れたサンプ。そこから中2日での首位インテル戦。

昨季4位のインテルは今季コンテ新監督を迎えてガラッとチームが変わった。

強力な戦艦へと生まれ変わったMr.マープコンテ・インテルがここまで5戦全勝と抜群のスタートダッシュを決めたとしたら、それにはやはり理由があるのだろう。しかも1つだけではなくたくさんの理由が。

去年ゴタゴタの根源となっていた”逆賊”バカルディ、さらにペリシッチやナインゴランなどの主力を躊躇なく切り捨て。このあたりの選手は、個の力は強いがまさにまとまらそうな選手たち。代わりに主力に据えようとしてるのが、センシやバレッラなどの純国産イタリア人の若手。やはりチームの主力が生え抜きや、国産の若手で固まるチームは強いと思う。

フォーメーションも基本は3-5-2へと移り変わり、後方から細かいタッチでパスを幾何学的につなぐポゼッションサッカー。

コンテは同じサッカーでユーヴェやイタリア代表、チェルシーなどで数々の実績を作ってきた。弱点はやはり髪型だけか

前回の対戦はアウェイで1-2で惜敗↓↓

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/1775a81a8236483554c9314c98623a79

2018-19 SERIE A 第24節 Inter 2-1 SAMPDORIA 3連敗・・・ - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

SERIEA第24節2/17(日)18:00@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)サンプドリア1-2インテル...

2018-19 SERIE A 第24節 Inter 2-1 SAMPDORIA 3連敗・・・ - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

以下がサンプvsインテルの直近9試合↓↓

  1. 2019/02/17 Inter 2-1 SAMPDORIA 
  2. 2018/09/22 SAMPDORIA 0-1 Inter
  3. 2018/03/18 SAMPDORIA 0-5 Inter
  4. 2017/10/24 Inter 3-2 SAMPDORIA 
  5. 2017/04/03 Inter 1-2 SAMPDORIA
  6. 2016/10/30 SAMPDORIA 1-0 Inter
  7. 2016/02/20 Inter 3-1 SAMPDORIA
  8. 2015/10/04 SAMPDORIA 1-1 Inter
  9. 2015/03/22 SAMPDORIA 1-0 Inter

 2015-17年まで3勝1分け1敗だったが、その後4連敗中・・・マロッタGMがインテルに移ってから負けているのは偶然じゃない気がする・・・インテルとサンプの両クラブ間での移籍は近年非常に多く、かなり因縁の対決となる。

インテルからは憎きイカルディはいなくなったが前述のマロッタCEO、その他にもシュクリニアールラノッキア、そしてGKの2人ベルニパデッリもサンプ経験がある。

一方サンプにいた元インテル勢は昨シーズンまででだいぶ減ったが、まだFWカプラーリ、ボナッツォーリの2人がいる


さてサンプはディフランチェスコの3‐5-2。前節からはトップ下を無くして、守備も出来る中盤をいれて分厚くしてきた。出場停止はムリージョ。怪我人ではGKセクリンフェラーリマローニが不在。

DF陣はフェラーリムリージョ不在で真ん中はチャボットがスタメンデビュー。左右は変わらず右CBにSBのベレシンスキ、左にはコリー

MF陣はサイドハーフは変わらず右にデパオリ。左はムッルー。3センターハーフのような形はエクダルがアンカーの左にヤンクト、右にリネッティ。リネッティはやっぱりスタメンで使わないとダメだ!

FWは前節ターンオーバーで休ませたクアリアレッラとちょっと1列下がり気味にリゴーニ

ちなみにベンチのGKラスパはプリマヴェーラのGKで#28を背負って初ベンチ入り

SAMPDORIA3-5-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

 クアリアレッラ(cap)リゴーニ

  ヤンクト リネッティ(73分カプラーリ)

ムッルー      デパオリ(56分ボナッツォーリ)

    エクダル(69分ヴィエイラ)

  コリー  ベレシンスキ

    チャボット

     アウデーロ

ベンチ:GKラスパ、ファルコーネ DFアウジェッロ、レジーニ、フェラーリ MFバッレート、トルスビー、レリス FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

インテルはコンテ監督の3‐5‐2。DFはデフライを真ん中で元サンプのシュクリニアル、ゴディン休ませて若干20歳のバストーニ。

MFはセンシ、ガリアルディーニのイタリア代表を中心にアンカーには昨季から新境地を見出したブロゾヴィッチ。

左はユーヴェ時代干されていた時からずーーーと個人的に獲得したいアサモア。右は昔のメンディエタとプレースタイルが被るようになってきたカンドレーヴァ。

2トップはCL用にルカクを温存してサンチェスとラウタロ・マルティネス

Inter(3-5-2) 監督:アントニオ・コンテ

 サンチェス■46分マルティネス(56分ルカク)

 センシ(65分バレッラ)ガリアルディーニ

アサモア      カンドレーヴァ(57分ダンブロージオ)

    ブロゾヴィッチ

 バストーニ シュクリニアール

     デフライ

    ハンダノヴィッチ(cap)

ベンチ:パデッリ、ゴディン、ベシーノ、ラノッキア、ポリターノ、ラザロ、ヴァレーロ、ディマルコ、ビラーギ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数6.663(205.528euro),芝状態良好

 

★インテルがCLの試合を来週に控えているため、土曜日18時に行われたアンティチポ。

SUDの1階には、FEDELISSIMIの横断幕が

”DAL 1961 OGNI ANNO TI AMIAMO SEMPRE PIU'"

=1961年から毎年毎年、お前への愛が深まっていく


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=q7MCF9MWhrs

サンプは中2日の疲れが見られるのか、せっかく厚くした中盤もあまり鋭い動きは見られない。

11人中6人はこの1週間で3試合連続のスタメンとなっており、インテルとの選手層の厚さの違いも出ているだろう。

徐々にインテルの中盤での細かい繋ぎに、少しずつプレスが遅くなってしまい。前半20分にあっさり先制を許す。

カットインから思いっきりミドルを撃ったセンシ。このシュートがサンチェスのお尻に当たってコースが変わり・・・さすがにGKアウデーロなすすべ無し

これはやや不運な失点ではあった。ただ、続けざまの2分後に失点した事は良くない

同じような位置からのセンシのミドル。これはシュートミスだろうが、逆にゴール前のサンチェスに絶妙なシュートパスになってしまう。

間違いなくそこはオフサイドでしょ?っていう場所でサンチェスはボールを受けてシュート決める。

「大丈夫、どうせオフサイだよ。さぁリプレーリプレー」と振り返ったらサンチェスの出足が最高に良く、オフサイドでは無かった・・・・

そんなわけであっという間に2失点。

0-2になって前掛かりになったサンプ。それをあざ笑うように35分。インテルがカウンターからカンドレーヴァがゴールを決めるが、これは本当にオフサイドで取り消し。

ロスタイム3分。そのまま前半は0-2で終了。チャンスらしいチャンスも無く、熱くなれる要素が何もない

順風満帆に見えたインテルだが、一つのハプニングが後半開始直後に起こる

↑↑©tuttosportより

前半、得点も決めて絶好調だったアレクシス・サンチェス。インテルは後半開始直後にすぐさままたチャンスをつくる。

サンチェスはアウデーロのミラクルセーブの後のこぼれ球に突っ込んで倒されてPKを要求。

これが逆にシミュレーションを取られてイエロー。すでにイエローを1枚貰っていたサンチェスはこれが2枚目となり退場。思わぬ形でサンプは数的有利になった。

これを受けてサンプはフォーメーションも4-4-2に変えてやや攻撃的に。これでサンプは良くなった。

後半10分、リネッティのパスからヤンクトがペナ内。混戦から左足を一閃。うれしいサンプでのカンピオナート初ゴール!

これでわずかに可能性が出てきたサンプ。ティフォージも俄然勢いづく

その勢いを買って、デパオリに代えてFWボナッツォーリを投入。古巣対決。

一気に同点を目指す

サンプ後半途中~ 4-4-2

クアリアレッラ(cap)ボナッツォーリ

ヤンクト      リゴーニ 

 ヴィエイラ リネッティ

ムッルー    ベレシンスキ

  コリー チャボット

   アウデーロ

しかし、その時間も長くは続かない。わずか6分後にブロゾヴィッチからきれいな対角線上のスルーパスからガリアルディーニがペナ内どフリーになる。

アウデーロと1対1になって、アウデーロが一度は防ぐがこぼれ球をもう一度ガリアルディーニに決められて再び2点差・・

その後もリネッティに代えてカプラーリを投入し、さらに攻撃的にして反撃を試みるが実らず。

クアリアやヴィエイラなど、最後までチャンスは作ったが。

ロスタイム4分。

そのまま1-3で敗け

(ポイント )

・はい、インテル6連勝~

・まぁ頑張ってた方だが、実力が違った、この日は

・だって首位と最下位だもん

・#FerreroVattene みんなの願い

  さぁ、余談を許さなくなってきた。

サンプファンになって30年になるが、開幕6試合で1勝5敗は経験が無い。

私がファンになってからBに落ちた2回も、ここまで酷くは無かった・・・

どうする?会長さん。どうする??ディフラ

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

6試合 1勝0分5敗 勝点3 得点4 失点14 得失点差-10 現在20位

次節:セリエA 第7節 2019年 10/5(土) 対エラス・ヴェローナ@ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)


2019-20 Serie A 第5節 Fiorentina 2-1 SAMPDORIA 晴れのち雨…

2019-09-25 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
初勝利から3日後。ミッドウィークの試合。相手は昨シーズンの2/17から7ヶ月以上勝ち星に見放されているフィオレンティーナ。
サンプも酷いがフィオも相当酷い状況。少なくとも勝点1は取って、ここから波に乗っていかないといけなかった・・・

Serie A 第5節 9/25(水) 21:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)

サンプドリア 1-2 フィオレンティーナ

得点者:前半31分ペッツェッラ

    後半12分キエーザ息子、後半34分ボナッツォーリ①

↑↑©the guardianより

敵はこのリベリー&キエーザの2トップのヴィオラ。最下位対決は痛い敗戦…

[試合前情報] 

・相手は昨季16位のフィオレンティーナ。かつてはセリエAの中位の雄という事で、サンプと共に切磋琢磨していたが・・・この日の対戦はなんと19位対20位。最下位対決!サンプは1勝3敗、フィオレンティーナは2分け2敗。

 フィオレンティーナの監督は我々もよーく知ってる元サンプのモンテッラ(その後、解任されている)。モンテッラはカターニャで好成績を残し、さらに前回のヴィオラ監督時代に評価を高める。しかしその後サンプ、ミラン、セヴィージャと立て続けに評価を落とし・・・昨季途中から再びフィオの監督に就任した。サンプのディフランチェスコ監督とは共にキャリアをスタートしたエンポリ時代からの間柄。さらにローマでも一緒にプレーしており、物凄く仲が良い。兄弟のような関係だ、と本人たちも

 フィオレンティーナは昨季の低迷を受けて大物リベリーボアテングを補強したり、今やエースとなって、ユーヴェへの移籍間違いなしとまで言われたキエーザ息子を引き留めたり、悪くはない陣容だとは思う。かつて1990年台後半にはセリエAのBIG7と呼ばれた強豪で(私は当時からなんでサンプも入れてBIG8じゃないんだ、と不満だったが)、2002年に一度破産を経験してセリエC2まで落ちたがその後復活。2012年~は6年間4位~8位までの一桁順位をキープ。やはり昨季の順位はショッキングだった偉大なアストーリの死去がなんだかんだ言って響いているのではないか・・・

昨季の対戦はこれ↓↓

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/e8f4e5449a48ce4fcafe32214cf31cfa

2018-19 SERIE A 第20節 Fiorentina 3-3 SAMPDORIA 様々な事があったが引き分け - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

SERIEA第20節1/20(日)15:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)主審:ディベッロ氏(Brindisi出身)サンプドリア3-...

2018-19 SERIE A 第20節 Fiorentina 3-3 SAMPDORIA 様々な事があったが引き分け - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

↑↑この試合は3-3の壮絶な打ち合いだった


さてサンプはディフランチェスコの3‐4-1-2を継続。出場停止はいないが前節の怪我でフェラーリがベンチにも入れず。その他の怪我人ではGKセクリンマローニが不在。また中2日での試合の為に、少しだけターンオーバーしてきた

DF陣はフェラーリが怪我の為にムリージョが真ん中。左右は変わらず右CBにSBのベレシンスキを持ってきて、左にはコリー

MF陣は変わらず。サイドハーフは前節良かった右にデパオリ。左は引き続きムッルー。ダブルボランチがエクダルヴィエイラ

FWはトップ下のリゴーニを休ませてラミレスが先発。クアリアレッラもお休みで、ガッビアディーニと2トップを組むのはカプラーリ

元フィオレンティーナは現在はいないはず。

SAMPDORIA3-4-1-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

 カプラーリ  ガッビアディーニ

  (65分チャボット)   (46分ボナッツォーリ)

    ラミレス(46分リゴーニ)

  ヴィエイラ エクダル(cap)

ムッルー      デパオリ

  コリー  ベレシンスキ

    ムリージョ■54分

      アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ DFアウジェッロ、レジーニ MFリネッティ、バッレート、ヤンクト、トルスビー、レリス FWクアリアレッラ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フィオレンティーナはモンテッラ監督の3‐5‐2。DFはキャプテンのペッツェッラを中心とした3バック。MFは出戻りのバデリをアンカーに、期待の若手のカストロヴィッリが攻撃的に振る舞う。FWはリベリーとキエーザのドリブルが得意な2トップ。元サンプはモンテッラ監督と、強いて言えばキエーザの親父

Fiorentina(3-5-2) 監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ

  リベリー  キエーザ

 (92分ヴラホヴィッチ)  (73分ソッティル

カストロヴィッリ(81分ベナッシ)プルガル

ダウベルト     リローラ

     バデリ

 カセレス  ミレンコヴィッチ

   ペッツェッラ(cap)

   ドラゴフスキ

ベンチ:テッラッチャーノ、ラニエリ、ボアテング、クリストフォロ、チェッケリーニ、ゲザル、ヴェヌーティ、ズルコフスキ

備考:年間パス保有者数28.026(1試合平均329.005euro),有料入場者数5.443(99.558euro),芝状態微妙

ミッドウィーク、水曜の2100に行われたナイター


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=Cfo8N8tAzM4

サンプは前節の勢いをそのままこのフィオ戦にも持ち込む。スタメンで気合が入ってるカプラーリが、開始わずか1分半で強烈なシュート。しかしこれはGKドラゴフスキに阻まれる。それも含めて最初の20分間ぐらいはサンプが押していた。しかしGKアウデーロのバックパスの処理ミスあたりから徐々にその勢いも弱まり、31分に失点してしまう・・・ちょうど私が、「アストーリが死んで、今のヴィオラのキャプテン誰になってたんだっけ?あっそうだ、ペッツェッラだ!」と思った時に、リベリーからのクロスをヘッドで叩き込まれた。

そのまま前半は0-1で終了。あと、この試合で目を引いたのはこれ。

↑↑©il secolo XIXより

近場のFKに対する壁で、これなら壁がジャンプした時に下を狙われても、寝ているデパオリが防げるという画期的な水陸両用の新システム!

水陸両用と言えばやっぱりタイヨーのホバークラフトだなぁ

・・・と、これが記憶に残っているという事は試合内容は大した事無かったていう事だろうな・・・

0-1で前半は終了。ここでディフラは思い切って2枚替えに出る。ガッビアとラミレスに代えてボナッツォーリとリゴーニを投入。クアリアレッラは意地でも休ませるという方向で。

この交代は当たった。フレッシュなリゴーニはトップ下で躍動して、いきなり強烈なシュートがバーを直撃。こうやって数試合振り返ると、リゴーニも最初の数試合は悪くなかったんだなぁ

しかしドヴェーリの一発の判定が全てを変えてしまった・・・

9分、どうみても厳しすぎるムリージョへの判定で2枚目のイエロー、退場

 これで一気に厳しくなった。もちろんムリージョもはっきり言ってそれ以外のプレーも良くなかったし、負けた原因はこれだけでは無いけどこの判定はおかしい

数的不利になり、その直後にゴールキックからの一発のカウンターの応対をミスして、キエーザにスピードで持ってかれて追加点を許す。

その後も押されて、アウデーロが何とか追加点を防ぐがディフェンスの崩壊は顕著で、0-2ながらディフラもたまらずDFを入れて守備のバランスを整えようとする

この日がサンプデビュー戦となるDFチャボットが入れられて、サンプのフォーメーションは以下のように変化

サンプ後半途中~ 3-4-2

 ボナッツォーリ

      リゴーニ 

ムッルー     デパオリ

 ヴィエイラ エクダル(cap)

コリー   ベレシンスキ

   チャボット

   アウデーロ

2点差、1人少ない、厳しい状況の中、突然一筋の光が差し込む

34分にリゴーニのCKからファーでボナッツォーリが一度は防がれるが、2度目で押し込む!彼にとってはうれしいセリエA初ゴール!

↑↑©Sampdoria Newsより

ロスタイム3分。しかしさすがに逆転まではいたらず・・・

そのまま1-2で敗け

(ポイント )

・やっぱり全体的に球際が軽い。ゲームキャプテンとなったエクダル以外は魂が感じられなかった

・ボナッツォーリぐらいかなー、収穫は

・ディフェンスは本当にやばい。ンデルセンとムリージョの差が顕著過ぎる

・フィオレンティーナに昨季から数えて18試合ぶりの勝ち星をプレゼント

  最下位に逆戻り。ムリージョは次節も出場停止だし・・・まぁ要らないけど

相手は、相手として不足なさすぎの5連勝負けなしの、新生コンテ監督インテル。

歴史を見ると、普段のサンプはこう言う

シチュエーションで意外と奇跡を起こしてきたのだが・・・

それどころでは無い、この頃のチーム力のヤバさを感じる・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

5試合 1勝0分4敗 勝点3 得点3 失点11 得失点差-8 現在20位

次節:セリエA 第6節 2019年 9/28(土) 対インテル@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)


2019-20 Serie A 第4節 SAMPDORIA 1-0 Torino ついに初勝利!

2019-09-22 17:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
 
やっと勝ち試合をお届けできる。これがセリエAのカンピオナートでディフランチェスコ監督が挙げた最初で最後の白星まぁこの時点ではティフォージは望んだ補強をしないフェレーロに対する不満一色で、ディフラ監督はあまり槍玉には上げられていなかった。もちろん楽観主義者で基本的に好意的にサンプを捉える私も、まだこの勝利をきっかけにディフラサンプが復活していくと信じていた。
と言うのも、夏のメルカート始まった時点では最良の監督を選んだと思っていたから。ただ、ちょっと采配にもブレが有るなぁと思い始めていたのも事実ではあるが・・・

Serie A 第4節 9/22(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ジャコメッリ氏(Trieste出身)

サンプドリア 1-0 トリノ

得点者:後半11分ガッビアディーニ①

↑↑©La Repubblicaより

このガッビアディーニの初ゴールで、雨のマラッシで4試合目にしてやっと初勝利!

[試合前情報] 

・相手は昨季7位のトリノ。この時点では2勝1敗で6位。ミランがはく奪されたために、繰り上げでELの予備予選に出る事になった今季のトリノ。すでに7/25からEL予備予選2回戦で公式戦は開幕している。そこから毎週のように2回戦(ホーム&アウェイ)、3回戦、プレーオフと戦いEL予備予選だけで6試合。結果的にプレーオフでWolverhampton Wanderersに負けて敗退した。しかしある程度仕上がりは早く開幕2連勝スタートから1敗。サンプも何年か前のゼンガ監督の時に、同じ条件で7月スタートを経験したが、つらいんだなーこれが。まぁその時のサンプはあっさり最初の2回戦で敗退したわけだが・・・

 元サンプでもあるマッツァーリ監督は3年目に突入(1年目は半分)。その他の元サンプには”ロッロ”デ・シルヴェストリザザがいる。

ディフラの試合前会見

「トリノは同じ監督の元、成熟してきている。我々は過去3試合、20-30分間は良いプレーを見せていた時間があった。しかし試合を通しての継続性が無い。そして集中力が切れた時に必ず失点している」


さてサンプはディフランチェスコの3‐4-1-2を継続。出場停止はいないが怪我でGKセクリンマローニが不在

ただDF陣は丸っきり変えてきた。ムリージョレジーニを下げて、フェラーリが真ん中。右CBにSBのベレシンスキを持ってきて、左にはコリー

サイドハーフは右に初先発のデパオリ。左は引き続きムッルー。ダブルボランチがエクダルと出場停止明けのヴィエイラ

FWはトップ下にリゴーニを下げて、クアリアレッラが再びガッビアディーニと2トップを組む。

元トリノはクアリアレッラ

SAMPDORIA<3-4-1-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ

  (82分カプラーリ)        (75分リネッティ)

    リゴーニ

  ヴィエイラ エクダル

ムッルー      デパオリ

  コリー  ベレシンスキ

   フェラーリ(68分ムリージョ)

      アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ MFバッレート、トルスビー、ヤンクト FWボナッツォーリ、ラミレス

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

トリノもマッツァーリ監督の3‐4‐1‐2。DFにはDERBYでオウンゴールを決めてくれた事があるイッツォがいる。他にもリンコンとかイアゴ・ファルケとか💩ェノア臭がする選手たちがチラホラ。またウィングのヴェルディはサンプも争奪戦に参加していたが、最終的にトリノを選んだ。トリノで欲しい選手はやっぱりアイナかなぁ。バゼッリも昔から好きだけど…

Torino(3-4-1-2) 監督:ワルテル・マッツァーリ

  ザザ  ベロッティ(cap)

    メイテ(68分ヴェルディ

アイナ(62分ラクサール) デ・シルヴェストリ

  バゼッリ リンコン

ブレーメル(82分ベレンゲル イッツォ

    リャンコ

     シリグ

ベンチ:ウイカニ、ロザーティ、イアゴ・ファルケ、ボニファツィ、エデラ、ミッリコ、ジジ

備考:年間パス保有者数17.026(1試合平均177.284euro),有料入場者数2.015(40.696euro),芝状態そこそこ

★今季初めて日曜の15:00とレギュラー時間に行われる試合。もはやイレギュラーが多すぎて何がレギュラー時間かわからなくなっているが。ホームでは開幕戦(8/25)以来、約1ヶ月ぶりの試合となる


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=IajSu28g4Bk

Sampdoria 1-0 Torino | Gabbiadini Goal Clinches Sampdoria Win | Serie A

An opportunistic Gabbiadini Strike Seals victory for Sampdoria. This i...

YouTube

 

 

ここまでの今季では間違いなく一番の出来。5バックに近い3バックながら、かなり高いラインを保つ事に成功。トリノの攻撃陣を度々オフサイドトラップにかける。

またボールポゼッションも前半は約60%と最近では一番高い。

今季初先発となったデパオリが躍動。ファーストチャンスも彼の思い切った攻め上がりからのシュートから⇒結果シリグのファインセーブに合い、こぼれ球をガッビアが外すが。

こんな感じで枠内シュートは前半はサンプの2本だけ。トリノには枠内シュートを許さなかった。

 

0-0で前半は終了。押していて点が入らないと嫌なもんだが、先制点はサンプ!

11分、クアリアレッラのロビングをデパオリが敵DFと競り勝ってマイボールに

⇒そこからグラウンダーのクロスを敵DFが処理ミス

ガッビアディーニが強引に奪い取り倒れながら左足シュート!

その後も17分、右サイドのデパオリのクロスからヴィエイラが決定機を迎えたり、シリグが強くて阻まれたがチャンスは何度も作った

トリノも後半の途中からは反撃をみせる。サンプはフェラーリが負傷してムリージョを同じポジションで投入。

この日の立役者のガッビアに代えてリネッティを投入(ガッビアも軽いケガを負っていたので、双方納得の交代だった模様)

守備面を強化して3-5-2っぽくしてトリノの攻めに対応。

最後はクアリアレッラも後退して、おそらく公式戦初めてだと思うけどエクダルがキャプテンマークを巻いた

サンプ後半途中~ 3-5-2

 カプラーリ リゴーニ 

ムッルー    デパオリ

 ヴィエイラ リネッティ

   エクダル(cap)

コリー   ベレシンスキ

   ムリージョ

   アウデーロ

いまだ未勝利のプレッシャーも有り、最後はヒヤヒヤだったが何とかこのままウノゼロで逃げ切る!

ロスタイム4分。最後は長く感じたなー

そのまま1-0で勝利!

(ポイント )

・過去3試合より、1対1に負けなくなった。相手の問題もあるかもしれないが、さすがに球際に気合が入ったか

・ミスも減って、ディフェンスはかなり良かった。攻撃はコンビネーション含めてまだまだ課題多し

ベレシンスキのCB起用は、「4バックの時も場面に応じてはスライドしてCBみたいな役割を果たす事も良くあるので、全く問題ない」とディフラは言っていた

・選手間のコミュニケーションも良くなってきているように見える

  やっと今季初勝利。ディフラは「ここが終わりではない。ここが始まりでなければいけない」

そして今週は1週間で3試合。中2日あけてフィオレンティーナ、さらにまた中2日で土曜日にインテルと厳しい日程が続く。

ここからどんどん上がっていきたいが・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

4試合 1勝0分3敗 勝点3 得点2 失点9 得失点差-7 現在19位

次節:セリエA 第5節 2019年 9/25(水) 対フィオレンティーナ@フィレンツェ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜4:00)


2019-20 Serie A 第3節 Napoli 2-0 SAMPDORIA 開幕3連敗!!!

2019-09-14 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
まだまだ振り返りたくない試合が続く……夏のメルカートも前節の翌日に終了し、結局1人だけは補強した。当初から噂に上っていたゼニトのWGエミリアーノ・リゴーニ。いきなり10番が与えられ、この時点では私も彼には期待していた。ただ、アタランタで一度失敗してるっていうのが不安要素だったのと、結局1ヶ月以上前から噂に上っていた彼を獲得するなら、なぜ2試合すでに始まっているこのギリギリまで買わなかったのか、とは思っていたが。ちなみに彼は4ヶ月後には光の速さでサンプからいなくなっている・・・
もう忘れかけていたが、迷走するディフランチェスコはこの試合から3バックに切り替える。解任されるまで。まるで、「優秀なウィングを補強してくれなかったのでもう4‐3‐3は無理です~」と訴えるように

Serie A 第3節 9/14(土) 18:00@サンパオロ(ナポリ)  主審:ラ・ペンナ氏(Roma1出身)

サンプドリア 0-2 ナポリ

得点者:前半13分メルテンス

    後半23分メルテンス

↑↑©Gspより

メルテンスの2発にやられて開幕3連敗。後ろには哀愁漂う我らが永遠のキャプテン「ヴァスコ・レジーニ」の姿が・・・

[試合前情報] 

・相手は昨季2位のナポリ。開幕2戦は共にアウェイでフィオレンティーナに4‐3、ユーヴェに3‐4と派手な打ち合いの末に1勝1敗。アンチェロッティ監督2年目だが、なかなか試行錯誤してる様子だ(その後冬に解任になる)。正直サッリの時より弱くなっている印象。今季の4‐2‐3‐1はより攻撃的にはなっているが、バランスは悪くなっている気がする。それが開幕2戦の成績に表れている

↑↑©Spazio Napoliより

 サンプの元ナポリはまずこの2人。DFレジーニは半年だけ一瞬ナポリにいた。今季のチームでも5番手CBの位置づけでなかなか厳しいが、まさかの古巣との対戦で出番が回ってきた元キャプテン。ちなみにレジーニは冬のメルカートでパルマに行った(レンタル)。一方ガッビアディーニは、初代サンプにいた時に活躍してナポリに引き抜かれる。その2014-15シーズンはサンプで7得点、ナポリで8得点のシーズン合計15得点。これは彼にとってキャリアハイ。ナポリには2年半いたが、分厚い選手層の中、なかなかレギュラーまではいかなかった。その後サウザンプトンを経てサンプパートⅡ。

 もう一人は我らが真のキャプテン、ファビオ・クアリアレッラ。ガッビアと全く同じで、初代サンプにいた時に活躍してウディネーゼに行った後にナポリに引き抜かれる。ナポリでは活躍は見せたがストーカーの問題で1シーズン限りでユーヴェに移る事になる。その後トリノを経てサンプパートⅡ。サンプでの活躍は今更語るまでも無い

ちなみにちょっと前までサンプに在籍していた元ナポリのGKラファエルは8月にイングランドのレディングに移籍。その代りにメルカート最終日にリゴーニと共に獲得されたGKが元キエーヴォのセクリン。一方昨季サンプで活躍したCBのトネッリはこの時点ではレンタルバックでナポリに戻っているが、結局冬のメルカートでまたサンプに戻ってきた。


さてサンプはディフランチェスコの3‐4-1-2。開幕2連敗を受けて早くも大改革。前節サッスオーロ戦の後半3バックにして安定したという事でこの日も3バック(どちらかと言うと5バックだったが)

一番変わったセンターバック陣。コリーをベンチに下げ、新加入のムリージョが真ん中。右に今季初先発のフェラーリと左にもまさかのレジーニ。

サイドハーフはいつものサイドバックがそのまま上がる形で右ベレシンスキの左ムッルー。ダブルボランチがエクダルリネッティヴィエイラは前節のレッドカードで出場停止。マローニヤンクトは怪我で不在。

FWはトップ下にカプラーリを置いて、クアリアレッラが加入したてのリゴーニと2トップを組む。リゴーニはウィング的な使い方を予想していたが、普通に2トップの一角で起用してきた

SAMPDORIA<3-4-1-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

 クアリアレッラ(cap)リゴーニ(78分デパオリ)

    カプラーリ(68分ガッビアディーニ)

  リネッティ エクダル

ムッルー     ベレシンスキ

  レジーニ(65分レリス)フェラーリ

      ムリージョ

      アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、コリー MFバッレート、トルスビー FWボナッツォーリ、ラミレス

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ナポリはメルテンスを偽のCFに置く4-2-3-1。GKはアウデーロとU-21イタリア代表で正GK争いをしているメレト。ミッドウィークにCLのリヴァプール戦を控えるナポリはややメンバーを温存してきてるみたいだ

Napoli(4-2-3-1) 監督:カルロ・アンチェロッティ

       メルテンス(80分ユーネス)

ジエリンスキ ロザーノ カジェホン(cap)

       (654ジョレンテ)

エルマス(76分インシーニェ)ファビアン・ルイス

マリオ・ルイ      ディ・ロレンツォ

  クリバリ マクシモヴィッチ

       メレト

ベンチ:オスピナ、カルネジス、マルキュイット、アラン、ルペルト、グーラム、マノラス、ガエタノ

備考:有料入場者数32.679(774.308euro),芝状態良好

★ナポリがCL控えているため土曜の18:00に行われたアンティチポ。サンプは今季初となる3rdユニ。紺-紺-紺でのぞむ


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=OQq7_pRQiGk

Napoli 2-0 Sampdoria | Mertens Bags Brace to take the Three Points! | Serie A

A Dries Mertens brace gives Napoli the three points against Sampdoria,...

YouTube

 

 

5バックに近い3バックで守りを固めて何とか強力なナポリの攻めを耐え・・・リゴーニカプラーリなどのスピードを生かしてカウンターで得点を挙げられればと言うのがディフラの作戦だったのだろう。しかしその望みは前半早々にあっさり崩れる。最初のチャンスはCKからサンプだったが、ムリージョの押し込みはGKメレトに防がれる。すると前半14分、右サイド新加入のディロレンツォからクロスをメルテンスがペナ内で合わせて先制を許す。

サンプもやられっぱなしではなく、前半19分にはカウンターからリゴーニが抜け出してGKと1対1を迎える。しかしリゴーニはこの決定機をメレトに止められてしまう。今考えると、デビュー戦の初めてのチャンスを決められるか決められないかは物凄い大きいと思う。これが入っていたらリゴーニのサンプ人生も違うものになっていたかもしれない。中田と柳沢のイタリアでの成功の差は、まさにデビュー戦だったと思う。初戦でユーヴェ相手に2得点決めてセンセーショナルな印象を残して、その後の活躍は言うまでもない。一方の柳沢はサンプでのデビュー戦のファーストシュートがポストに当たり、それ以来結局得点を挙げることが出来なかった。

0-1で前半は終了。ただ、相手が強豪ナポリという事を考えれば、実は前節よりはちょっとはファイティングスピリットを出して戦っていたかもしれない。ただやはり守ってカウンターのゲームプランは先制されてしまうとキツい。20分にはDFレジーニに代えてMFレリスを投入してより攻撃的な4バックに変更

サンプ後半途中~ 4-3-3

   クアリアレッラ(cap)

リゴーニ     ガッビアディーニ

リネッティ    レリス

     エクダル

ムッルー      ベレシンスキ

  フェラーリ ムリージョ

    アウデーロ

しかし、その直後に2点目をまたまたメルテンスに決められ・・・

必死に反撃を試みるが、得点は奪えず・・・可能性を感じさせたのはガッビアの左足ぐらいかな~

ロスタイム5分。最後にフェラーリが足攣っても、チームメイトが誰も助けに行かないのが今のチーム状況をよく表していたと思う・・・

そのまま0-2で敗戦

(ポイント )

・初戦インモービレ、2節ベラルディ、そしてこの日のメルテンスと、1人に集中してやられるのが好きだねー

・1950-51、1970-71、1972-73、2004-05以来5度目の開幕3連敗

・うーん、そもそもリゴーニを2トップ起用と言うのはどうだったんだろうか?

  3連敗となったが夏のメルカートも終了し、2週間の休みも終わったので仕切り直しの一戦だった。その答えがこの結果なので、これからも3バックでずっと行くという事だ。トリノ、フィオレンティーナ、インテルとまだまだ厳しい日程が続く・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

3試合 0勝0分3敗 勝点0 得点1 失点9 得失点差-8 現在20位

次節:セリエA 第4節 2019年 9/22(日) 対トリノ@トリノ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)


2019-20 Serie A 第2節 Sassuolo 4-1 SAMPDORIA 悪夢の夜

2019-09-01 20:45:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
振り返りたくない試合が続く……この試合はメルカートの締め切りを翌日に控えた試合。開幕戦完敗の後を受けて、それでも補強がなにもされない事にイライラしながら迎えた試合だ。ちなみに昨日のフラーキに続き、これを書き始めた4/9は唯一無二の我らが偉大なプレジデンテ、Paolo Mantovaniの誕生日である。(90年前)
Auguri eterno Presidente!!
 
ディフラは前節の完敗を受けて、「フォーメーションが槍玉に挙げられるが、そういう問題ではない。まだまだやらなければいけない事はたくさん有る。カッティヴェリア(イタリア語でマリーシア)も足りないし。例えば1失点目は、FKの球を止めて開始を遅らせれば防げた失点だ。メルカートは今のところ我々の思うような展開になっていない。なんとか最後に良い補強出来ることを願う。ただ、私は監督だ。今の選手たちとピッチ上で出来ることをやるだけだ」などと語っていた

Serie A 第2節 9/2(日) 20:45@マペイスタジアム(サッスオーロ)  主審:パイレット氏(Nichelino出身)

サンプドリア 1-4 サッスオーロ

得点者:前半29分、36分、43分ベラルディ

    後半2分トラオーレ、21分クアリアレッラ(PK)①

↑↑©fantamagazineより

ベラルディに前半でトリプレッタを決められ・・・開幕2連敗で堂々の最下位!

[試合前情報] 

・相手は昨季11位のサッスオーロ。元々サッスオーロで名を上げた古巣との対戦は、ディフランチェスコ監督にとってはゆかりのある対戦。ちなみに去年サッスオーロでプレーしていた息子のフェデリコは今季はSPALにレンタルで出されている。

・監督はロベルト・デ・ゼルビ。ミランユース出身のMFだったが、現役時代は鳴かず飛ばず。ただ監督としては才能を発揮して、「イタリアのグアルディオラ」とも呼ばれている。まだ40歳と若いが攻撃的なサッカーで将来を期待されている監督だ。その彼の元に、なんと元サンプ5人衆が集まっている

 MFペドロ・オビアング=私と誕生日が同じ、サンプユース出身の万能MF。昨年プレミアのウェストハムからサンプ帰還の一歩手前までいったが、結局移籍金で折り合わず。今季サッスオーロが獲得した

FWグレゴワール・デフレル=昨季クアリアレッラと2トップを組んでいたレギュラーFW。32試合11得点とまずまずの成績だった。彼もサンプがギリギリまで買い取るかと言う噂があったが、最終的にサッスオーロ移籍を選んだ。元々サッスオーロで名を挙げた

アルフレド・ダンカン=左足のキャノン砲を持つMF。それこそオビアングとかと同じ時代にサンプにいた。私は好きな選手だったので放出は残念だったが、サッスオーロでさらに成長している

MFフィリップ・ジュリチッチ=かつてバルカンのクライフと呼ばれた攻撃的MF。サンプ時代はジャンパオロの元、MF陣が豊富だったためにあまり出番は与えられなかった。最終的に不平をもらすようになり、あまり良い別れとは言えずに移籍していった。サッスオーロでもそこまで活躍しているわけでは無いが、今季から10番を背負っている。

DFジャンマルコ・フェッラーリ=もともとサッスオーロから一昨年、1シーズンだけだがレンタルでサンプに来てレギュラーを務めた左利きCB。ヘッドも強く、得点力もあったので私は好きだったが・・・買い取りオプションがやや高かったので、買い取られずにサッスオーロに戻っている。

その後、現在のサンプにはまた違う、しかも同じCBでアレックス・フェラーリが加入している。今のサンプのCBの有様を見ると、初代フェラーリは買い取っておけば良かったと思う。そうすれば今ごろ夢のダブルフェラーリのCBコンビが組めたのに・・・

こうやってみると、サッスオーロには個人的に好きな選手が非常に多い。これ以外にもトラオーレとかボガとかサンプに欲しい選手だ。ここ5年の成績はサンプと非常に競っているが、今季の補強を見ているとやはりフェレーロがムカついてくるベラルディを残留させたり、サンプが諦めたデフレルオビアングを獲得したり。やはりサンプは歴史としても格としても、サッスオーロあたりのチームよりは常に上を目指さないといけない。決してサッスオーロを馬鹿にしているわけでは無く、今季のサンプの補強や目標設定が情けないと言っているのだ。


さてサンプはディフランチェスコの4-3-3。開幕戦の惨敗を受けてだいぶメンバーを変えてきた。

と言ってもDF陣は一緒。は右SBベレシンスキ、左SBムッルー。CBはコリーと新加入のムリージョ。

MFはエクダルがアンカーは変わらないが、リネッティが外れて左にヤンクト。前節左だったヴィエイラが右。

FWは昨季得点王のクアリアレッラを真ん中に、驚きの左WGレリス、右WGはガッビアに代わって再びラミレスのトリデンテ。まだディフランチェスコが望むWGの補強はなされていない・・・

SAMPDORIA<4-3-3> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

   クアリアレッラ(cap)

レリス      ラミレス

(46分バッレート)     (61分カプラーリ)

ヤンクト(54分フェラーリ) ヴィエイラ■46分

     エクダル

ムッルー     ベレシンスキ

   コリー ムリージョ

      アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ、アヴォガドリ DFアウジェッロ、チャボット、デパオリ MFリネッティ、トルスビー FWボナッツォーリ、ガッビアディーニ

ーーーーーーーーーーーーーー

サッスオーロはトラオーレをトップ下に置く4-3-1-2。左利きのダンカンを右MFに置くのが面白い。元サンプ勢はそのダンカンオビアングフェラーリの3人が先発。

Sassuolo(4-3-1-2) 監督:ロベルト・デ・ゼルビ

   カプート ベラルディ(cap)(75分ボガ)

    トラオーレ

ロカテッリ(84分ジュリチッチ)ダンカン(79分マッツィテッリ)

    オビアング

ペルーゾ      ミュルドゥル

  フェラーリ マルロン

    コンシーリ

ベンチ:ペゴロ、ゴルダニーガ、デフレル、ラスパドーリ、トルヤン、マトリ、トリパルデッリ、ギオン、ブリニョーラ

備考:芝状態良好

★日曜の20:45、真夏のナイターが続く。この日はアウェイクルヴァに”Ultras Tito Cucchiaroni"のどデカい大旗が置かれていた


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=vGf3QcnjPh0

Sassuolo 4-1 Sampdoria | Berardi Scores a Hat-Trick As Sassuolo Thrash 10-Man Sampdoria | Serie A

Domenico Berardi scored a first half hat-trick as Sassuolo thrashed 10...

YouTube

 

前半の入りは実はサンプが良かった。レリス、ヤンクト、ラミレスの代えた選手が功を奏し、立て続けにチャンスを作る。特に左サイドのムッルーからヤンクト、レリスのコンビが良かった。ディフラ監督のやりたい「サイドをワイドに使い、縦への早いサッカー」が初めて見えた気がする。

前半25分までの間に

クアリア、ヤンクト、エクダル、ヴィエイラ

と4回も決定的チャンスを迎えるがゴールは奪えない。そうするとサッカーは必然的に相手に流れが傾く・・・1回のミスからあっさり失点を許す

最初の失点はラミレスのミスからカウンターを食らう。カプートが左サイドを独走してクロス⇒ベラルディが確実に合わせる

2失点目も左サイドから。ダンカンの左足のクロス⇒ムッルーとコリーの間でマークに付ききれずにフリーになっていたベラルディにヘッドで合わされ・・・

3失点目は右サイド、ベラルディのカットインからこれは見事な左足シュート。おいおい、前半のうちにトリプレッタ決められるってなんやねん!

挙句の果てに前半ロスタイムにヴィエイラが危険なタックルで一発退場!これは厳しすぎる判定だと思ったが・・・最初の方でコリーもハイキックだけでイエロー貰ったので、この審判に嫌な予感はした。

0-3、しかもヴィエイラの退場ですでに勝利確率3%ぐらいになっていたサンプ。後半は今季初出場のバッレートを投入して立て直しを図るが、開始わずか2分のトラオーレのゴールで完全に終戦。その後はなんとか1つでもポジれる内容を探せるかだけで見続ける

とりあえずフェラーリとカプラーリも投入して、フォーメーションは3-4-2に変化。何気にここで試した3バックを次節も続ける事になる

 クアリアレッラ(cap)カプラーリ

ムッルー      ベレシンスキ

  エクダル バッレート

 コリー     フェラーリ

    ムリージョ

    アウデーロ

 サッスオーロも当然トーンダウンして、無用な時間が過ぎるが・・・

途中でお情けでPKを貰って、記念すべき今シーズン初得点!

アウェイに駆けつけたティフォージ、UTCの大旗に1mmだけお返しをした

そのまま1-4で惨敗

(ポイント )

・前節のラツィオでも感じたが、全体的にフィジカル負けが目立つ

・2試合7失点のDF陣。ひど過ぎ。アンデルセンいなくなっただけでこうも変わるのか。あと、もちろん中盤の責任も大きいが

・攻撃も前半の前半だけ少しやりたい事は見えたが・・・選手が足りない・・・

  ここで代表ウィークで2週間のお休みに入る。全てを忘れて立て直すしかない。さあ、1日だけ残っているメルカート。この結果を受けてフェレーロさんよーー、どんな補強をしてくれるんだい??とサンプファンも怒りが溜まっていた9/1であった。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

2試合 0勝0分2敗 勝点0 得点1 失点7 得失点差-6 現在20位

次節:セリエA 第3節 2019年 9/14(土) 対ナポリ@ナポリ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)