サンプドリア 1-2 アタランタ
得点者:後半4分サパタ、22分クアリアレッラ(PK)⑳、32分ゴセンス
↑↑©telenordより
EL圏内を争う直接対決は、ホームで惜敗。勝ったのは今回もSUDだけ
左はSampierdarenese、右はAndrea Doriaのユニフォーム。この2チームが合併してSAMPDORIAができた
[試合前情報]
この時点ではアタランタ勝点41に対してサンプ勝点39とまだまだCLやELを争っていた。順位が近い直接対決、裏切り者のイリチッチやジャンPに見放されてしまったサパタと言うサンプにいてもおかしくなかった選手との対決、さらにユニはJOMA同士での対決でもあった。サンプは前身の片割れサンピエルダレネーゼの120周年という事で、SAMPIERDARENESEの復刻記念ユニで登場した。ちなみにこの重要な試合の前にAWAYっぽい白のユニにして、アタランタにホームユニを着させてしまうのはなんか嫌だなと思った記憶がある。
今季のアンダータのアタランタとの対決ではアウェイながら実は1-0で勝っている。トネッリのヘッド。トネッリが点を取れるDFとして、これでレギュラーを確固たるものにしていくのかなと思った試合だ。この時期のアタランタは最悪の状態で、この8節を終わった時点でまさかアタランタがCL出場権を獲得するなんて、70年間アタランタ一筋の熱狂的なベルガマスコでも思わなかったはずだ。
⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/65c6ad8b07908ab37412acdd97b05e41
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。出場停止は無し、トネッリとラミレスが怪我から回復してベンチには入ってきた。この直前のインテビューで、ベレシンスキがいつかはサンプから移籍したいと答えた。それでややティフォージから冷たい目を向けられ始めた。そのお灸を据える意味もあるのか、この試合はサーラが先発。元アタランタ勢はバッレート。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ
サポナーラ(46分ラミレス■)
リネッティ(84分デフレル)プラート
エクダル
ムッルー■ サーラ(59分ベレシンスキ)
コリー アンデルセン
アウデーロ
ベンチ:GKラファエル、ベレッツ DFタヴァレス、フェラーリ、トネッリ MFヴィエイラ、ヤンクト FWサウ
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一方のアタランタはガスペリーニ監督の3-4-1-2。相変わらずの3バック。元サンプのCFサパタと裏切り者のイリチッチがその下を動き回る2トップ。そしてトップ下にキャプテンの”パプ”ゴメス。中盤は昨季&今季対戦した時と変わらずフロイラーとデ・ローンがダブルボランチを務める。右WBはハテブール。左WBはゴセンスでござんす。DF陣は真ん中にジムシティ。そして左にマシエッロと右にマンチーニの3バック。元サンプ勢はサパタ。サパタの放出、デフレルの獲得に関しては前回対戦時はデフレルが勝っていたが、ここにきて逆転してしまってる感じだ
Atalanta(3-4-1-2) 監督:ジャンピエロ・ガスペリーニ
サパタ■ イリチッチ(87分カスターニェ)
A・ゴメス(cap)(73分パサリッチ)
ゴセンス(93分パロミーノ)ハテブール
フロイラー■ デ・ローン
マシエッロ マンチーニ
ジムシティ
ゴリーニ
ベンチ:GKベリシャ、F・ロッシ;レカ、ペッシーナ、イバニェス、コルパーニ、バロウ
*備考:年間チケット保有者数17.057(1試合平均170.851euro),有料入場者数3.839(86.780euro);芝状態そこそこ
★日曜の15:00、定時スタートのゲーム。サンプは白-黒-黒のサンピエルダレネーゼ記念ユニ。
何気にアタランタもJOMAなので、珍しいJOMAユニ同士の対戦。
↑↑©telenordより
ULTRAS TITOのコールリーダーがもう一つのサンプの前身クラブ、”アンドレア・ドリア”のユニを着てリードを取っていたのが個人的には熱かった。
アタランタウルトラの声がかなり大きく、中継で目立っていた。やはり今のクラブの勢いにティフォージもやる気がみなぎっているのか
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=r6oyQhImdmU
前半8分、相変わらずのGK含めた後ろでのパス回しでアウデーロがクリアミス。いつか失点につながる致命的なミスを1回はやりそう
26分 エクダルの惜しいミドル。最近少しエクダルに攻めっ気が出てきた気がする。
41分 サーラの抜け出しからリネッティ決定的!得点以外でこの日1番のチャンスだった気がする。
45分にはサポナーラが怪我ってラミレス投入
そんなこんなでロスタイム1分。そのまま0-0で終了。得意のポゼッションでもアタランタの方がやや上だったか?と思ったらやはりサンプ12分41秒:アタランタ15分36秒。ただ一番の決定機はサンプのリネッティのやつ。主審
のファブリが全然ファール取らなくてお互い苦労していた。
後半はすぐにアタランタが立て続けに2つのチャンスを作る。そして3個目は外さなかった
後半4分 サパタGoal:0-1
イリチッチからサパタへつけパス。サパタがDF引き連れながらゴリゴリドリブル→ゴリゴリ押しこみ
↑↑©atalantacalcionews24より
59分 サーラが怪我してベレシンスキ投入
65分 ラミレスがパプに倒されPK獲得
この判定に怒ったガスペリーニが審判に文句言いまくって退席。そして退場する際にサンプの職員にパンチ
↑↑©ilromanistaより
後半22分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:1-1
↑↑©U.C.Sampdoria Officialより
その後はアタランタの怒涛の攻め
21分パサリッチのヘッドをアウデーロがスーパーセーブ。しかし耐え切れずに
後半32分 ゴセンスGoal:1-2
39分にはリネッティに変えてデフレルを投入して3トップへ。最後の反撃を試みる
43分にはムッルーの左からのクロスにエクダルがドンピシャヘッド→しかしGKゴッリーニのスーパーセーブ。これで万事休す
ロスタイム6分もあったが、サンプもスタミナ切れ。そのまま1-2で終了・・・
(ポイント )
・ポゼッションはサンプ25分57秒:アタランタ25分44秒
・シュート数はサンプ11本(枠内6本):アタランタ13本(枠内6本)
・まぁやはりユニが良くない
・アタランタの実力は本物だった。ただ、アンダータは勝ってるし、そこまで差は無い。結局サパタを直接のライバルに放出したサンプが馬鹿だった。
後から振り返ると、この敗戦が分岐点でELへの道が無くなった。なんと言うかこの試合の前までは全然現実的な目標だったヨーロッパが、試合内容でもホームであるにもかかわらずアタランタに差を見せつけられてしまった事により、不穏な空気が立ち込めてしまった。この時点では負けてもまだアタランタと勝点差5だったのだが、ここからずるずる差が広がっていく
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第28節 2019年 3/16(土) 対サッスオーロ@サッスオーロ 現地15:00Kick Off(日本時間深夜23:00)
’18-’19 SERIE A
27試合 11勝6分10敗 勝点39 得点44 失点35 得失点差+9 現在 9位