サンプメルカート<冬>中間報告 ~もうすぐ終局だけど・・・

2015-01-28 14:45:47 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15

もうまもなく冬の移籍市場が閉まろうとしている。しかし近年の傾向として、期限ぎりぎりまで引っ張って少しでも儲けようとしたりする動きが強いので、まだ動きはあるだろう。 一旦ここまで決定した移籍と、今後の展望&願望をまとめてみる

メルカート情報

まずは4人の入団会見。メディカルチェックで問題が見つかったり紆余曲折あったが、ムリエルの交渉も最終的にまとまった。そしてずっと噂に上っていたエトオのオフィシャル発表↓↓29(木)に、ジェノヴァ水族館で公式会見が開かれる模様だ。

それも含めて今のところ獲得決定選手は5人。ガッビアの穴をエトオと、3月復帰予定のムリエルで埋められるか?ムリエルのおまけだと思われているコーダは、意地を見せられるか!?

IN:

  • MFホアキン・コレア(エストゥディアンテス)⇒背番号8!!
  • FWルイス・ムリエル(ウディネーゼ)買取オプション付き(2019.6月まで)レンタル⇒背番号24!!
  • DFアンドレア・コーダ(ウディネーゼ)買取オプション付き(2017.6月まで)レンタル⇒背番号25!!
  • GKアルベルト・フリゾン(カターニャ)買取オプション付きレンタル⇒背番号88
  • FWサムエル・エトオ(エヴァートン)3.5年契約(2018.6月まで)背番号99

そして放出も5人。フォルナジエールとフェダートは武者修行。フェダートとサンソーネはすでにゴールを決めている。ガッビアは今のところナポリでスーパーサブ扱い。

OUT:

  • FWガッビアディーニ→ナポリ
  • FWサンソーネ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)
  • FWフェダート→モデナ(レンタル)
  • GKダ・コスタ→ボローニャ
  • DFフォルナジエール→ペスカラ(レンタル)

  (その他の移籍ニュース)

    • リーガ・エスパニョーラ最年少得点記録を持つ18歳FWファブリス・オリンガも獲得濃厚。この年齢ですでにW杯のベンチを経験している。彼はサムエル・エトオ財団サポートで海を渡り、マラガやマジョルカで修業をしたので、エトオとの結びつきがものすごく深い。
    • キャプテンのガスタルデッロ⇒ボローニャ行きはかなり濃厚。500万ユーロと言う噂が本当なら、もはや彼のキャリアの為にも、これからCLを目指すならば戦力的な面でもしょうがないと思う。もちろん個人的には好きな選手だし、残念ではあるが。その場合パルマのDFパレッタを迎え入れる事が濃厚。
    • クルスティチッチ⇒ボローニャ 怪我の後調子を落とした事も有り、現在のMF陣の中では序列が下の方になっているが、本人のサンプ愛が強いためすんなり首を縦に振っていない模様。ただボローニャにはすでにダ・コスタとサンソーネが行っており、予断は許さない
    • ベルヘッシオ⇒ラツィオ ずっと放出が噂されている。しかもエトオやムリエルが来て立場は厳しい。しかし意外と本人はサンプに残りたがっている。とりあえず、第1弾のオファーは断った模様
    • マルキオンニ⇒エンポリorパルマ エンポリの場合有望株のセンターバック”ビアンケッティ”と、パルマの場合MF”アクアー”とのトレードが噂される。いずれにせよこれは良い話だと思うので、実現させてほしい
    • MFの補強の一番手、ユーヴェのマッローネ。彼はセンターバックも出来るボヌッチタイプ。正直かなり欲しい。ロマニョーリはさすがに来年サンプにいる可能性は限りなく少ないので、若手のCBとして是非欲しい。
    • 次がアタランタのバゼッリ。バゼッリは将来楽しみだが、今の段階でアタランタが言ってる900万ユーロは高すぎると思う。500万ユーロでサンプは交渉を続けてる模様。
    • CBで候補に挙がってるのがアヤックスのキャプテンDFモイサンデル。後、夏にも話題にのぼったコロンビア代表のバランタ。ただこの2人は今年の夏に向けての話の可能性が高い
    • 左SBで噂に上ってるのがカリアリのムッルー。ただ可能性はそんなに高くないと思う。
    • インテルからダンカンの買取も交渉が始まっている。最近の好調ぶりが、サンプのフロントに認められた形だ。これは実現すれば一番良い補強かもしれない

ここまで悪くないメルカートだとは思うが、ティフォージは舞い上がっている割に即戦力はほぼ無い。ガッビアディーニの穴は大きく、シニサもフォーメーション自体を4-3-3から4-3-1-2に変更して対応している。エトオがどれだけ使えるのか、ムリエルが怪我からいつ戻ってくるのか次第で、また4-3-3を試すことも有るのだろう。ただコレアやムリエルも含め、若手に積極的に投資する姿勢は、金を使える幅が増えても変わっていないので良いと思う。若くないエトオも、移籍金自体はタダなので最終的には良い買い物となった事を期待しよう!

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp


ほぼ週刊SAMP通信 第20節 SAMPDORIA 1-1 Palermo 幻のゴールにも救われ引き分け・・・

2015-01-25 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15
SERIE A 第20節 1/25(日)  @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 1-1 パレルモ

             (前半1-0)  

         主審:チェルヴェッレーラ氏(Taranto出身)

  いよいよセリエAも折り返して、後半戦のスタート。1-1で引き分けだった開幕戦に続いて、今回も1-1の引き分け。前半はサンプ、後半はパレルモの試合。幻のゴールに助けられたので、引き分けで良しとせざるを得ないか。試合後には新入団のエトオとムリエルの、マラッシお披露目

Marcatori
(前半5分) サンプドリア エデル:ベルヘッシオの落としからソリアーノのスルーパス。右斜めに走りこんできたエデルが、逆に左斜めにシュート。先制
 
(後半3分) パレルモ ヴァスケス:バレットの縦へのドリブル突破から、併走してきたヴァスケスに右足アウトサイドでパス。このボールをヴァスケスが絶妙なトラップで浮かせ、強烈な右足ボレーシュート。さすがのヴィヴィアーノも全く届かず同点・・・
 
*
 
 
★日曜行われたデーゲーム。まずはこの日の相手、パレルモの監督として凱旋したベッペ・イアキーニにSUDからの大歓迎の横断幕が!
 
”Insieme abbiamo sofferto,lottato,vinto...Grazie Mister Iachini”
=「共に苦しみ、闘い、勝ち取った。グラッツィエ イアキーニ監督」
”Bentornato A Casa BEPPE”
=ホームにお帰り、ベッペ(イアキーニの愛称) 、AはセリエAのAと掛けている。
 
ベッペは'11-'12シーズン、絶望的だったサンプのA昇格を、途中から就任して成し遂げたという事で、ティフォージの評判がものすごく高い。イアキーニ自身もドリアーニとの結びつきもものすごく強く、昇格後にフェラーラ新監督に代わった時はかなり賛否両論だった。半年いただけで、ここまで慕われる監督は彼しかいないだろう
 
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
     エデル   ベルヘッシオ 
           (60分分オカカ)
       
       ソリアーノ
        
 
  ダンカン       オビアング 
(89分クルスティチッチ)   
 
       パロンボ(Cap)
        (68分リッツォ)        
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
   ロマニョーリ シルヴェストレ
        
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKロメロ、フリゾン

DFコーダ、ガスタルデッロ

MFコレア、マルキオンニ、イヴァン

FWジョルジェビッチ、ゾレック
    -------------------------------

Palermo (3-5-1-1): Sorrentino; Vitiello, G. González, Andelkovic; Morganella, Rigoni, Bolzoni (46' s.t. Belotti), Barreto, Lazaar (36' s.t. Daprelà); Vázquez; Dybala.
A disposizione: Ujkani, Fulignati, Pisano, João Silva, Emerson, Della Rocca, Chochev, Terzi, Quaison, Feddal.
Allenatore: Giuseppe Iachini.

Note: ammoniti al 21' p.t. G. González, al 15' s.t. Obiang, al 16' s.t. Bolzoni, al 22' s.t. Andelkovic, al 28' s.t. Soriano, al 32' s.t. De Silvestri per gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 4' s.t. ; abbonati 18.077 (rateo gara 155.730 euro), paganti 3.692 (incasso netto 61.234 euro); terreno di gioco in buone condizioni.

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 イアキーニ・パレルモと開幕戦以来の対戦。パレルモは勝点26で8位と、悪くない位置につけている。そして絶好調で売出し中のFWディバラ中心に、攻撃陣が好調。やっているサッカーもスペクタクルで評価が高い。開幕戦の時はディバラの、メッシ並みの個人技ゴールにやられて1-1の引き分け。サンプはキャプテン・ガスタルデッロのゴールだった。
 *
 
 パレルモは3-5-1-1。未来のスーパースター「ディバラ」を1トップ。左利き右利きの差はあるが、クラブOBパストーレの再来の声もあるヴァスケスをトップ下に据える。さら右のモルガネッラ、左のラザールが積極的に攻撃を仕掛ける。守備は実力派GKソレンティーノを中心に、CBはW杯で名を挙げたコスタリカ代表のG・ゴンザレス。序盤に怪我したが、彼が復帰してからチームは上昇し始めた。
 
 サンプはミハイロビッチ監督がベンチに戻ってきた。4-3-1-2は継続。ミッドウィークのコパでターンオーバーを敷いたので、スタメンは前節と全く一緒。パロンボがキャプテン。ベンチには動きが有り、GKダ・コスタ、DFフォルナジエールが旅立ち、GKフリゾンとDFコーダが初のベンチ入りした。DFカッチャトーレはコパで負った怪我でトリブーナ行き。同じくトリブーナにはフェレーロ会長と一緒にエトオ&ムリエルの姿が。 

 (あらすじ)

半5分 エデルGoooooooooooooooL!!

  • 前半 14分 ダンカンのCK。ニアでエデルがすらし、シルヴェストレがファーに突っ込む。しかしモルガネッラがゴールラインぐらいで間一髪ヘッドでクリア
  •     15分 続けざまのCK。パロンボがショートコーナーからワンツーを貰い、ペナ内に侵入。1人かわしてシュートまでいくが、バーの上
  •     20分 ベルヘッシオへのファール(殴った)でゴンザレスにイエロー
  •     21分 そのFK。ダンカンの左足クロス。ファーでフリーのシルヴェストレのところまでボールが流れる。腹トラップして左足でシュートに行くが、上手く当たらずGKソレンティーノのスーパーセーブを許す
  • この頃、ロマニョーリがモモカンを受けて痛む。シニサは心配して、5分ごとに状態を聞くが結局最後までプレー
  •     32分 得点シーンと似た形。ソリアーノの縦へのロングスルーパスに、対角線に走りこんだエデル。しかし今度は必死で戻ったDFにシュートは阻まれる。
  •     42分 またもや左サイドからダンカンのFK。今度はシルヴェストレがドンピシャで強烈なヘッド。しかしソレンティーノのナイスセーブ。ロスタイム0分。そのまま終了

前半は1-0。圧倒的なサンプペース。ただチャンスはありながら2点目を取れなかったのがどう響くか・・・ソリアーノは中盤でボールを失わず、効果的なパスを何本も出す。エデル、ベルヘッシオは良く動いて前線をかき乱し、中盤ではダンカンも利いていた。CKやFKも任されるようになり、キックに自信がついてきた感じ。

半3分 ヴァスケスGoal

  • 後半 7分 シルヴェストレのミスパスから、ディバラに独走を許す。しかしロマニョーリが1対1で、しっかり左足を警戒しながら寄せて防ぐ。素晴らしい対応!
  •     8分 素早いリスタート(FK)から、裏へ抜け出したディバラ。角度の無いところから左足で強烈なシュート。しかしヴィヴィアーノがスーパーセーブで反応し、バーに逃れてCK
  •    10分 左からのクロスを受けたモルガネッラ。ペナ外から強烈な右足ミドル。ボールはバーに当たって、真下の地面に叩きつけられる。微妙な感じだったが、正直リプレーを見ると入ってるように見える

しかし運良くノーゴールの判定で、試合続行

  •    12分 ペナ外からまたもやヴァスケスの強烈なミドル。今度は左足ボレー。しかしヴィヴィアーノがファインセーブ
  •    15分 オビアングにイエロー
  •    15分 ベルヘッシオに代わってオカカ登場
  •    16分 ダンカンを後ろから刈ってボルツォーニにイエロー
  •    20分 パレルモのCKを防いでのカウンターからファールを貰う。エデルのグラウンダーの直接FKは、強烈だったがGK正面
  •    23分 キャプテン・パロンボに代わってリッツォ投入。キャプテンマークは若きオビアングの元へ 
  •    25分 ペナ内、右サイドに侵入したソリアーノ。GKに近付いてニア上への強烈なシュート。しかしソレンティーノのスーパーセーブでコーナー
  •    26分 左のエデルからグラウンダーのクロス。ニアでオカカがあわせようとするが、DFのスライに阻まれる。
  •    28分、31分 ソリアーノ、デ・シルヴェストリに続けざまにイエロー
  •    32分 CKからディバラのヘッド。やや弱く、ヴィヴィアーノがダイビングキャッチ。ディバラはドリブルは素晴らしいが、ヘッドはまだ弱点のようだ。
  •    44分 クルスティチッチがダンカンに代わって登場ロスタイムは4分。このまま終了。

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(ポイント)

    • 前半はサンプ、後半はパレルモの試合
    • 両GKは素晴らしかった。共に当たっていなかったら、3,4点ずつ入ってもおかしく無かった
    • ヴィヴィアーノとロメロは相乗効果で、共に高レベルのプレーを見せている
    • オカカもポストプレーに関しては、開幕当時の良い感じが戻ってきた
    • 後半1-0を守りにいってしまった事が、苦戦の原因か
    • ディバラはメッシっぽい
    • 後半のパレルモは、ビッグクラブに引けを取らない強さだった
    • 幻のゴールもあったので、とりあえず最低限の結果はOK
    • 後半最後の方、トリブーナのムリエルが寝てる姿がカメラに抜かれる^^;
    • ナポリ、ラツィオが共に勝ったので4位タイ
    • ジェノアとは6ポイント差

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 ◎そして、試合後にはムリエルとエトオがピッチに降り立ってティフォージに挨拶。エトオはついに正式に契約も結び、2018年6月までの3年半契約。やや意外だ。引退までサンプでと考えてくれるのなら、若手FWにも積極的に教えてくれる可能性もある。ムリエルやオカカには最高の先生となるだろう。本人がどこまでやれるかは、私は舞い上がっている大多数のドリアーニほど楽観視していないが・・・またエトオは、同じカメルーン代表、弱冠18歳のFWオリンガもサンプに連れて来てくれそうだ。これに伴ってベルヘッシオのラツィオ移籍(FWジョルジェビッチが怪我した)の可能性がかなり高くなっている。

 そしてエトオが選んだ注目の背番号は99。これによりカッサーノの復帰は無くなったように思える。カッサーノはパルマと給料未払いで揉め、契約破棄したばかり。当然サンプ復帰も取りざたされたが、シニサが監督のうちは実現の見込みは低い。本人も当然サンプに戻りたがっているが、今は給料問題等でつかれたから半年ぐらい休みたいと言っている。しかし、本当かな?マロッタ・ユーヴェがあっさりかっさらったりしそうな気もするが・・・

 

↓↓さて次節はトリノ戦。トリノには移籍したばかりのマクシ・ロペスがいる。マクシはトリノに移籍初戦で、去年サンプに移籍してきた初戦(DERBY)と同じようなゴールを決めている。また今節のインテル戦では0-0で迎えた後半ロスタイム、CKからニアで憎敵イカルディに競り勝ち、貴重なゴールをおぜん立てしている。そしてこのゼスチャー。

↑イカルディとの、昼ドラみたいなドロドロの愛憎劇は終わらない。ただ渡り鳥のマクシも、ドリアーニには特別な感情を持っているようだ。まぁそれはそれとして、3位を狙うなら勝点3が欲しい。エトオのデビューはあるのか!?

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第21節 2015年 2/1(日) 対トリノ @トリノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点34 19試合 8勝10分2敗 得点 26 失点 18 得失点差 +8 4

    サンプに歌え~ 


TIM-CUP BEST16 INTER 2-0 Sampdoria 2人退場出して、コパイタリア敗退・・・!

2015-01-21 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15

TIM Cup 1/21(水)  @ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)

 サンプドリア 0-2 インテル

             (前半0-0)  

         主審:タリアヴェント氏(Terni出身)

  コパイタリアBEST16(5回戦)。前半早々12分に疑惑の一発レッドで数的不利になり、PKストップなど懸命の抵抗は見せるも敗退。マンチョに華を持たせた形となった。色々良い噂はありティフォージは舞い上がってきてるが、この敗退に関してはフロントのミスだと思う。ガッビアを早々に放出しながら、その代わりとなるべく選手をこのミッドウィークの対戦に間に合わせられなかったのだから・・・

Marcatori
(後半26分) インテル① シャキリ:ポドルスキーがポストプレーからヒールでシャキリにパス。抜け出したシャキリはGKと1対1になり、左足で確実に決める。
 *
(後半43分) インテル② イカルディ:デ・シルヴェストリのバックパスミスをかっさらって、GKロメロをかわし無人のゴールへ・・・これはデ・シルヴェストリの自殺点に近い
 *
 
 
★水曜ナイターで行われたゲーム。写真は元サンプのバンディエラ「BOBBY GOL!」。監督としてインテルに帰ってきてから、初の対戦となった。またミハイロビッチとマンチーニは監督ー助監督としてコンビを組んでいた事も有り、親友同士の対戦にもなった。ミラニスタにとっての「バレージ」「マルディーニ」、ロマニスタにとっての「トッティ」、我々にはやはり「ロベルト・マンチーニ」しかいない。ドリアーノで彼の事を悪く言う人間は、間違い無く1人もいないであろう・・・
 
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督ネナド・サキッチ(シニサ・ミハイロビッチ出場停止)
 
     ジョルジェビッチ オカカ 
           
       ソリアーノ
       (46分ダンカン) 
 
クルスティチッチ(12分) リッツォ 
             (68分デ・シルヴェストリ)   
 
       マルキオンニ
     
 
カッチャトーレ        ゾレック(76分)
(45分シルヴェストレ) 
   ロマニョーリ ガスタルデッロ(Cap)
         
         ロメロ 
      

ベンチ:GKヴィヴィアーノ、マッソーロ

DFフォルナジエール

MFコレア、オビアング、パロンボ、イヴァン

FWベルヘッシオ、エデル

 
    -------------------------------
Inter (4-2-3-1): Carrizo; D'ambrosio, Andreolli, Juan Jesus, Dodò (44' s.t. Obi); Medel, Kuzmanovic; Shaqiri (34' s.t. Bonazzoli), Kovacic, Podolski; Icardi (44' s.t. Puscas).
A disposizione: Handanovic, Berni, Palacio, Guarin, Campagnaro, Vidic, Khrin, Donkor, Hernanes.
Allenatore: Roberto Mancini.
Note: ammoniti al 23' p.t. Andreolli, al 37' p.t. Wszolek, al 41' p.t. Podolski; al 15' s.t. Romagnoli, al 17' s.t. Shaqiri, al 32' s.t. Gastaldello; espulso al 12' p.t. Krsticic e al 31' s.t. Wszolek ; recupero 2' p.t. e 0' s.t.; terreno di gioco in discrete condizioni. *
  
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 マンチョとの久々対戦。ただシニサはコパの4回戦のブレッシア戦での退場で出場停止。今になって、この試合でミハイロビッチを人種差別発言で挑発していたブレッシアウルトラに警告が出された模様だ。
 冒頭にも書いたが、大物の決定、もしくはほぼ確定ニュースが流れているサンプのメルカートだが、現実は
  1. FWムリエル=怪我であと1,2ヶ月出場不可
  2. MFコレア=シニサ曰く、セリエAレベルまでは最低3,4カ月
  3. FWエトオ=エヴァートンの抵抗にあい、まだ最終決定せず

という形で、この試合の面子が足りていないのだ。しかもシニサは「コパも本気で獲りにいく」とは言っていたものの、やはりリーグ戦にプライオリティーを置いており、このミッドウィークの試合にはターンオーバーを採用。FWのスタメンは、ふてくされているオカカを何とか和解したのは良いが、もう一人は若きジョルジェビッチ。決してジョルジェビッチが悪いとは全く言わないが、マンチョを新監督に据えて、ポドルスキーやシャキリを獲得。元々選手層の差もあるが、ほとんどターンオーバーせずにこの試合に臨んできたインテルとは、この1日に関して言えば状況が違った。

 *
 
 インテルはマンチョの4-2-3-1。シャキリを初めて先発で使ってきてアホ・イカルディの1トップのサポートをコヴァチッチとポドルスキーの3人で。ボランチにはセリエA前半戦の中でかなり評価が高かったメデル。マンチョのサンプ愛か、GKだけ手加減して、ハンダノビッチでは無くカリーソを使ってくれた。
 
 サンプは助監督サキッチがベンチで采配をふるい、4-3-1-2を継続。リーグ戦からは、ヴィヴィアーノ、デ・シルヴェストリ、シルヴェストレ、ダンカン、パロンボ、オビアング、エデル、ベルヘッシオ、レジーニの9人を休ませる。レジーニだけは元々出場停止。その上メスバーがアフリカネーションズカップで取られている為、左SBがいない。注目された起用は、控え右SBのカッチャトーレを左SBで使い、右ウィングのゾレックを緊急で右SB。もちろん初めてだろうし、左利きの右SBなんて聞いた事も無い。意外と頑張ってはいたけど・・・ボローニャへの移籍が騒がれるガスタがキャプテン。 

 (あらすじ)

  • 前半 12分 シャキリのパスでイカルディが抜け出す。後ろから2人で追っかけ、クルスティチッチが後ろから引っかけファールで止める。このプレーに対して一発レッド。確かに最終ラインではあったが、ボールが少し流れた上に、まだゴールまで距離があった。そして並走してDFがもう一人カバーに来ていたので、一発レッドは正直きついと思う。イエローは間違い無いが・・・結果的にこれでこの試合がすべて決まってしまった
  •     16分 コバチッチの決定機。リッツォからボールを奪いカウンター。GKロメロと1対1を迎える。横にイカルディもいたが、自分で決めにいく。しかしロメロが足でスーパーセーブ!
  •     21分 オカカ、ペナ外からミドル。枠には行く。前半唯一か?
  •     23分 マルキオンニへのファールでアンドレオッリにイエロー
  •     32分 ガスタがボールを奪われ、カウンターを食らう。コバチッチのスルーパスでシャキリが抜け出す。しかしものすごいスピードで戻ったロマニョーリが、後ろからきれいなスーパースライでクリア
  •     35分 一発のパスで裏を取られたゾレック。ペナ内に侵入したドドを倒してしまいPK&イエロー

前半36分 ロメロPKストップ!!

  • 逆賊イカルディの右下へのPKを読み切り、完璧にセーブ!
  •     45分 カッチャトーレ負傷続行不可能。おそらく予定には無かったシルヴェストレ投入。CBに入り、ロマニョーリを左SBにもってくる。ロスタイムは2分。そのまま終了

前半はなんとか0-0。とにかく早々の退場でゲームプランはがらっと変わった。オカカを1トップにして、ジョルジェビッチがほぼ左MFみたいな形に。本来のポジションでは無い選手も多い中、かなり頑張っていた。さすがにチャンスは殆ど無かったが、運動量豊富に必死に守り何度かカウンターも。インテルではコバチッチとシャキリのプレーが目立っていた。

  • 後半 1分 ソリアーノに代わってインテル学校出身のダンカン投入
  •     9分 リッツォのクロスからオカカのシュート。枠には飛ばず
  •    10分 イカルディのヒールでの落としから、コバチッチのシュート。わずかに左
  •    14分 左サイドでシャキリとロマニョーリの1対1。ここはシャキリが優り、ファールで止めたロマニョーリにイエロー
  •    17分 今度はペナ内でPKを貰いにいったシャキリがシミュレーションを取られイエロー。審判にすぐ謝っていた事からもわかるとおり、計画犯だ
  •    21分 リッツォが痛んで、デ・シルヴェストリ登場。右SBに入り、ゾレックを本来の右ウィングのような形に
半26分 シャキリGoal

 

  •    31分 ゾレック、レイトチャージを取られて2枚目のイエローで退場⇒サンプついに9人に・・・  
  •    33分 この試合のインテルの主役、シャキリに代えて17歳のFWボナッツォーリ投入。ボナッツォーリと言う名を聞くと、サンプの長身ボンバー、”エミリアーノ・ボナッツォーリ”を思い出してしまう・・・

半42分 イカルディGoal

↑↑やつは、ドリアーニは絶対許さない!しかし正にヒールの鏡。サンプ戦に今のところやたら強い。余計ティフォージの神経を逆なでする。

  •    43分 イカルディに代わって18歳FWプスカシュ投入ロスタイムは0分。このまま終了。

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(ポイント)

    • とにかくクルスティチッチの退場が全て
    • 元々分が悪い面子で、強豪相手にこれはきつかった
    • サンプのMVPは間違い無くGKロメロ
    • PKストップ以外にもファインセーブ連発!
    • 波はあるが、当たった時はすごいので、カップ戦はヴィヴィアーノより良いのかもしれない
    • もちろんそれはW杯で証明済み
    • FWジョルジェビッチも将来は楽しみ
    • 強豪が後から登場した上に、常にホームと言うコパイタリアのトーナメント
    • イタリアらしいと言えばイタリアらしいが・・・
    • 今年は番狂わせがほぼ無い。

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  メルカート情報

OUT:

  • FWガッビアディーニ→ナポリ
  • FWサンソーネ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)
  • FWフェダート→モデナ(レンタル)
  • GKダ・コスタ→ボローニャ
  • DFフォルナジエール→ペスカラ(レンタル)

 

IN:

  • MFホアキン・コレア(エストゥディアンテス)⇒決定、背番号8!!
  • FWルイス・ムリエル(ウディネーゼ)⇒決定、背番号24!!
  • DFアンドレア・コーダ(ウディネーゼ)⇒決定、背番号25!!
  • GKアルベルト・フリゾン(カターニャ)買取オプション付きレンタル⇒背番号88

 

↑↑新たに決まった移籍は

GK 88 Alberto FRISON <アルベルト・フリゾン>

出生地:Mirano (VENETO) 

誕生日:1988年1月22日

身長:191 cm 

体重:85 Kg
噂されていたロメロの放出より先にダ・コスタが放出。ただこのフリゾンは、カターニャで正GKを務めていた事も有り、第3GKながら第2GKになり得る可能性もある・・・・のでロメロの去就はまだわからない。このインテル戦のように出れば活躍するのだから
 
そして、サンプの第3GKダ・コスタ、ボローニャに移籍と言うのも触れておかなければ。
4年半の間、主にロメロの控えとして、緊急時にはサンプの危機を救った。
控えでも文句ひとつ言わずに耐え、昨季はついにレギュラー。
実力は正直大したことなかったが、その偉大な人間性に感謝❗
この4年前、SerieA昇格プレーオフのサッスオーロ戦のPKストップは絶対に忘れない...

In bocca al lupo ANGELO!!

 ◎繰り返しになるが、決して今のメルカート戦略は悪いとは思わないが、ムリエルが破談になりかけたり、エトオが中々決まらなかったり・・・これだけ我々をやきもきさせるのだから、せめてどっちかが決まってからガッビアを放出して欲しかった。まぁマノーロは逆賊ユーヴェ主導の交渉だからしょうがないのだろうが・・・

↓↓さてコパが終わってしまい、あとはリーグ戦に集中するのみ。フェッレーロは、「日曜スタジアムに来れば、驚きをもたらそう」と言っており、いよいよ日曜”サムエル・エトオ”がマラッシにやってくる模様だ。エトオは「サンプをCLに導く為に、俺はやってきた」と言ってる。確かにここ最近で、これほど夢を見られるメルカートは無かった。

 しかしシニサが記者会見で言っていた通り、「我々は地に足をつけなければならない。エトオはただの夢であってはならない。我々のグループにしっかり迎え入れて、結果を出してもらわないと」。特に次のパレルモ戦、戦力は何一つ変わっていないのだ。本気で3位を狙いに行くなら、ホームでのパレルモ戦は勝点3マスト。

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第20節 2015年 1/25(日) 対パレルモ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点33 19試合 8勝9分2敗 得点 25 失点 17 得失点差 +8 3

    サンプに歌え~ 


ほぼ週刊SAMP通信 第19節 Parma 0-2 SAMPDORIA 2試合連続完封で快勝!! 3位タイで前半戦を終える

2015-01-18 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15

SERIE A 第19節 1/18(日)   @エンニオ・タルディーニ(パルマ)

 サンプドリア 2-0 パルマ

             (前半0-0)  

         主審:ジェルヴァゾーニ氏(Mantova出身)

  GEMELLAGGIOを結ぶパルマとの対戦。ただ今年は珍しく両者の調子が、明暗くっきり分かれている。サンプは現在4位、パルマは降格圏と言うより最下位タイ。その今年の結果通りに、試合はサンプが完封で快勝。前半戦を勝点33の新記録、3位タイという成績で締めくくった。

Marcatori
(後半9分) サンプドリア ベルヘッシオ:ソリアーノのスルーパスが右サイドを切り裂く。エデルがそのボールに走りこんで、グラウンダーでGKの前を横切る絶妙なクロス。ファーに詰めてきたベルヘッシオは、飛び出してきたGKミランテを落ち着いてみて、ダイレクトで浮かせてゴーール。”EL TORO”はうれしいセリエAリーグ戦初ゴーール
(後半26分) サンプドリア ソリアーノ:ダンカンがペナ内にドリブルで深く切り込む。ゴール前へのラストパスを、ベルヘッシオがGKともつれながらシュートするもポストに阻まれる。しかし跳ね返ってきたボールに、詰めてきたソリアーノが豪快に叩き込んでゴーール
 
 
 
★日曜の定刻に行われたデーゲーム。パルマの”BOYS"とサンプの”ULTRAS TITO CUCCHIARONI”は同盟関係を結んでおり、今年で25周年。前日からティフォージ同士の親善試合や、試合前に、両サポーターが旗を振ってピッチ内を行進するなど様々なセレモニーが行われた。ジェノヴァからは3000人ものティフォージが詰めかけた。
↓↓試合前のドリアーニ。サンプ&パルマの歌も歌っている。
 
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
       エデル   ベルヘッシオ 
    (74分オカカ)   (92分ジョルジェビッチ)
       
       ソリアーノ
        
 
  ダンカン       オビアング 
             (84分クルスティチッチ)   
 
       パロンボ(Cap)
        
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
   ロマニョーリ シルヴェストレ
        
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKダ・コスタ、ロメロ

DFガスタルデッロ、フォルナジエール、カッチャトーレ

MFコレア、リッツォ、マルキオンニ

FWゾレック
↑↑サンプ期待の新戦力「ホアキン・コレア」がついに練習合流。そして早速ベンチ入りした。ただシニサ曰く「コレアは使えるようになるまで3,4か月かかるだろう。(今活躍している)ディバラやフェリペ・アンデルソンもそれぐらい時間はかかっている」と....

    -------------------------------
Parma (3-5-1-1): Mirante; Costa, Paletta, Lucarelli; Rispoli, Mauri, Lodi (1' s.t. Mariga), Nocerino (13' s.t. Palladino), Gobbi (27' s.t. Pozzi); Bidaoui; Cassano.
A disposizione: Iacobucci, Rossetto, Cassani, Mendes, De Ceglie, Galloppa, Felipe, Santacroce, Lucas.
Allenatore: Roberto Donadoni.

 
Note: ammoniti al 38' p.t. Obiang, al 43' p.t. Lucarelli, al 15' s.t. Paletta per gioco scorretto; recupero 1' p.t. e 3' s.t. ; abbonati 9.580 (rateo gara 140.052 euro), paganti 4.550 (incasso 74.464 euro); terreno di gioco in discrete condizioni
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 同盟国でもあり、選手の行き来も多く何かと縁があるパルマ戦。しかしパルマは昨年の6位からは信じられないほどの体たらくぶり。やはりEL出場権剥奪から始まり、給料未払い問題などクラブ経営の問題がもろに降りかかってる。元サンプの英雄「カッサーノ」も1人でもがいているが、中々1人では、いくらファンタントニオと言えども難しい。そのカッサーノを筆頭に、コスタ、ポッツィ、ミランテ、リスポリ、カッサーニ、ヴィヴィアニーと実に7人もの元サンプ勢が。一応紹介すると
  1. FWカッサーノ=ご存じ悪童
  2. DFコスタ=逆賊イカルディを罵り続けた熱血漢
  3. FWポッツィ='11-'12サンプA昇格の立役者 愛称"DIN DON” これはかつての応援歌https://www.youtube.com/watch?v=XuLRl_lKfSU
  4. GKミランテ=惜しくもサンプで正GKになれなかった男
  5. DFリスポリ=右サイドの機関車
  6. DFカッサーニ=サンプに来たのは若過ぎた…
  7. FWヴィヴィアニー=残念ながらサンプではB降格の戦犯

こんな感じ。一方のサンプにもFWオカカとMFマルキオンニと言う、昨年までパルマにいた2選手がいる。マルキオンニはサンプでは全く出場していないが、今日年のパルマでは主軸だったので彼を引き抜かれたのはパルマにとっては大きかったと思う。

 *
 
 パルマは中々解任されない(出来ない)ドナドーニの下3-5-1-1。冬のメルカートで移籍してきたノチェリーノが早速先発。また中盤では、弱冠18歳のマウリもスタメンに名を連ねた。そしてカッサーノを偽のセンターフォワードに据える1トップ。
 
 サンプは4-3-1-2を継続。移籍が騒がれるキャプテンのガスタルデッロはベンチスタートとなり、CBはシルヴェストレとロマニョーリ。後は前節のエンポリ戦と全く同じ。キャプテンマークはパロンボが巻く。同じくメルカートの雑音に悩まされるオカカが、2試合連続ベンチスタート。再びベルヘッシオにチャンスが与えられた。中盤では前節の活躍が評価されて、ダンカンがスタメン。 

 (あらすじ)

  • 前半 21分 エデルのDFラインの裏へのパスで抜け出したダンカン。一発の切り返しでDFを振り切り、左足の強烈なシュート。しかしGK正面でパンチングされる
  •     26分 右のリスポリからのグラウンダーのクロス。ニアで1人にスルーされて、中央フリーのゴッビの強烈なシュート。しかしGKヴィヴィアーノ、倒れながら足でスーパーセーブ!後から考えると、これが一番危なかった。しかし赤ユニを着たヴィヴィアーノは、ホントにルパン三世にしか見えない(笑)

  •     42分 エデルの裏へ抜け出す動きを、ユニを引っ張って止めたルカレッリにイエロー。次節出場停止
  •     43分 そのファールで得たFKを、エデルが右足インステップで狙うが、わずかにゴール右
  •     44分 エデルがペナ内左サイドを突破。マイナスのクロスにソリアーノが戻りながら反応して、後ろから倒されるがPKは取られず・・・・ロスタイムは1分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはパルマ10:52対サンプ11:46。シュート数はパルマ1本対サンプ4本。あまり見せ場は多くなかったが、サンプの方がゲームは作れていた感じだ。カッサーノは前を向いてボールを持つと、惚れ惚れするような味方が取りやすい絶妙なパスを出す。さすがだったが、いかんせん孤立してボールに絡む回数は少ない、ゴールに直結する働きはここまでは無い。

  • 後半 1分 パルマ:後半開始からローディに代わってマリガ投入
  •     3分 エデルがロマニョーリとワンツーを受ける時に倒される。ゴール近距離のFKパロンボが外す
半9分 ベルヘッシオGoooooooooooooooL!!

 

  •    14分 カウンターからエデルが得意の高速ドリブル。パレッタをかわし、ルカレッリもぶち抜き、戻ってきたパレッタにファールで止められるパレッタにイエロー  
  •    15分 そのプレーで得たFK。エデル自身が強烈な右足シュート。しかしGK正面

半26分 ソリアーノGoooooooooooooooL!!   

  •    27分 ゴッビに代わって、元サンプのアイドル“DIN DON”ポッツィ登場。すでに投入していたFWパッラディーノ(奴は元ジェノアの敵役だ)と共に3トップにして点を取りに来る
  •    29分 エデルに代わってオカカ投入
  •    37分 右サイドをえぐったビダウィが中央へラストパス。しかしダイレクトで合わせたパッラディーノシュートはバーのはるか上。
  •    38分 オビアングに代わってクルスティチッチ登場。クルスティチッチは最近時間稼ぎ要員みたいになってきてしまってる・・・
  •    47分 ベルヘッシオに代わって、ジョルジェビッチ投入。嬉しいセリエAリーグ戦デビュー!ロスタイムは3分。このまま2-0で勝利!!

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(ポイント)

    • 2試合連続クリーンシート。内容的にも快勝!
    • 前半戦勝点33は1996-97の勝点29(18チームだったが)を抜いてクラブ史上最高
    • 4-3-1-2はソリアーノ次第。この日は機能
    • マークが緩いとソリアーノにもトップ下は務まる
    • 強豪相手には厳しい。コレアが使えてトップ下となり、ソリアーノが一列下がって中盤というのが理想的
    • ムリエルが使えて、ガッビアの代わりとなれれば、やはり4-3-3
    • エトオはどうやって使う?
    • 少ない出番に我慢して結果を出したベルヘッシオは立派
    • 反対にオカカは今まずい状況に・・・

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  ここで少し盟友パルマにも目を移すと、残念ながら納得の最下位と言う感じ。サンプがB落ちした時に雰囲気が似てる。セリエはホントに上位と下位の実力差が少ないリーグで、これは今も昔も変わっていないと思う。たまになんでこのチームが最下位なの?と言うような戦いぶりを見せられる事もある。ただ今のパルマは、面子は決して最悪では無いが、やはり給料問題含めて、フロントが揺れているのが一番の問題であろう。戦術的には、カッサーノをトッティの様な偽のCFにするのは私は間違ってると思う。やはり左サイドに張らせるか、トップ下でもっとボールに絡ませないと・・・カッサーノのパスは、味方の走るスピードを含めて一番取りやすいところに出てくる。ホントに素晴らしいと思う。サンプ時代のマッジョや去年のビアビアニーが点を取れたのは、間違い無くカッサーノのお陰。左サイドから前を向き、右サイドへのスルーパスと言うのが、ファンタントニオの必殺プレー。あとはパッツォみたいな得点感覚に優れたFWとコンビを組めれば。まぁこうやって書いてみると、CL出場権を決めたあの時のサンプは強かったわけだ。そして我らがサンプは、その時以来のCL出場権を目指さなければならない

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↓↓さて前半戦終了。ジェノアともずっと競っていたが、ここにきて勝点5差をつけた。素敵な順位表だそして以下が昨年の19節時点での順位表。いかに今年のサンプが良いかわかる。ここからDERBYまで、パレルモ、トリノ、サッスオーロ、キエーヴォ。このカレンダーで一気に勝点を稼がなくては!

 

 さぁ次はホームに戻ってパレルモ戦。一回りしていよいよ後半戦だ。ANDATAでは、今ブレイクしてしまったFWディバラに、メッシの様なゴールを決められて引き分け。

 の前に、マンチョ率いるインテルとのコパイタリアが有る。こちらも狙いに行くと言っている以上、注目だ。不穏な動きのオカカの出場はあるのか?新戦力は誰か観られるのか?

 

Fooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaamp

次の試合:TIM CUP ベスト16 2015年 1/21(水) 対インテル @ミラノ 現地21:00Kick Off(日本時間早朝5:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点33 19試合 8勝9分2敗 得点 25 失点 17 得失点差 +8 3

 

   サンプに歌え~ 

 

毎年ほぼ1個新しい応援歌を生み出すウルトラス。今年の新曲がいよいよ出てきた。

↓↓↓↓

 

 https://www.youtube.com/watch?v=FNkkm7Mmm6I

 

<歌詞>

 

La SAMPDORIA scende in campo.... (サンプドリアがグラウンドに降り立つ)

 

Al suo fiano ci sarò'....           (その横にはいっつも俺がいる)

 

Per quei magici colori...          (この魔法の様な色を)

 

Che per sempre sosterrò...       (いつも支えて行く為に)

 

*去年のBevo e Canto...ほどインパクトは無いが、なかなか良いんでない!?


ほぼ週刊SAMP通信 第18節 SAMPDORIA 1-0 Empoli 久々完封で再び4位タイ‼

2015-01-11 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15

SERIE A 第18節 1/11(日)   @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 1-0 エンポリ

             (前半0-0)  

         主審:トンマージ氏(Bassano del Grappa出身)

  2015年ホーム初戦。前節の惨敗のショックで心配されたが、選手たちはきっちり切り替えた。決して楽な相手では無かったが、エデルのビューティフルゴールを、何とか守り切って勝点3を死守。冬のメルカートが終了するまで、メンバーも不安定な1月中はとにかく結果が第一だ。ガッビアディーニの穴はとりあえず全員で埋め、後は新戦力の合流を待つ。

Marcatori
(後半4分) サンプドリア エデル:エデルが左サイドからペナ内のベルヘッシオにつけパス。ベルヘッシオはこれをダイレクトで再びエデルに落とす。このボールをエデルがまたもやダイレクトでシュート。右インフロントで狙い澄まされたボールは、きれいな弧を描き、ファーに突き刺さる‼GKも一歩も動けず先制
 
 
 
★久々に日曜の定刻に行われたゲーム。真冬ではあるがこの日のジェノヴァは暖かかった模様で、半袖の選手も数多くみられた。写真はゴールを決めたエデルだが、写真は昔、この日の対戦相手エンポリ時代にゴール決めた時の物。当時からエデルのゴール後パフォーマンスは変わっていない。そして5年前だがエデル自身の風貌も全く変わって無い。
  
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
        エデル  ベルヘッシオ 
   (87分クルスティチッチ) (64分オカカ)
       
       ソリアーノ
        
 
  ダンカン       オビアング 
 (79分リッツォ)   
 
          パロンボ
        
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
 ガスタルデッロ(Cap)シルヴェストレ
        
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKダ・コスタ、ロメロ

DFロマニョーリ、フォルナジエール、カッチャトーレ

MFルリッチ、イヴァンクルスティチッチ

FWジョルジェビッチ、ゾレック
    -------------------------------
Empoli (4-3-1-2): Sepe; Hysaj, Rugani, Barba, Mario Rui; Vecino (34' s.t. Tavano), Valdifiori, Croce; Verdi (42' p.t. Zielinski); Pucciarelli, Maccarone (13' s.t. Mchedlidze).
A disposizione: Pugliesi, Bassi, Laurini, Perticone, Signorelli, Laxalt, Bianchetti, Aguirre.
Allenatore: Maurizio Sarri.
Note: ammoniti al 24' p.t. Mario Rui, al 36' p.t. Hysaj, al 14' s.t. Palombo per gioco scorretto; recupero 3' p.t. e 3' s.t.; abbonati 18.077 (rateo gara 155.730 euro), paganti 1.870 (incasso netto 30.097 euro); terreno di gioco in discrete condizioni.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2015年ホーム初戦。相手は若手育成には定評があるエンポリ。サンプの選手の中ではモンテッラ、エデル、ルッキーニ、ポッツィ等はエンポリ出身だ。今季もイタリア人の若手が中心で、元銀行員のサッリ監督の元、ここのところ7試合負け無しと頑張っている。共に引き分け9でリーグ最多タイ同士の対決。また何故かはわからないが、フェッレーロが今季初めてマラッシ欠席のゲームとなった。
 *
 
 エンポリはサッリ監督の下4-3-1-2。すでにアズーリに選ばれた20歳のCBルガーニを守りの中心に。キャプテンは元サンプのFWマッカローネ。ただサンプではB落ちの戦犯の1人となってしまったが・・・このマッカローネとタヴァーノの35歳ベテランコンビで昨季Bから昇格してきた。そこに今年は若いプッチャレッリが割って入っている。今日は10番タヴァーノ控え。
 
 サンプは4-3-1-2を継続。デ・シルヴェストリが出場停止から戻ってきて先発。翌12日に20歳の誕生日を迎えるロマニョーリは怪我の影響でベンチ。CBはシルヴェストレが戻ってきてく、キャプテン・ガスタと先発コンビを組む。中盤はリッツォに代えてダンカンが先発。ここ2試合パッとしなく、メルカートの雑音もうるさいオカカがベンチスタート。オカカがリーグ戦スタメンで無かったのは今季初めて。代わりにベルヘッシオにチャンスが与えられた。その他はレギュラー陣。 

 (あらすじ)

  • 前半 10分 ソリアーノの縦パスをベルヘッシオがダイレクトで裏へ。エデルが抜け出してボールに触りながら倒されるが、PKは取られず・・・
  •     14分 オビアングがエデルとのワンツーから抜け出して、右足インフロントで絶妙なコースにシュート。しかしGKセペのファインセーブ
  •     24分 デ・シルヴェストリの縦へのスピードに乗った突破を、スライで止めたマリオ・ルイにイエロー。次節出場停止
  •     35分 ダンカンをショルダーで倒した右SBイサイにイエロー
  •     36分 セペのゴールキックが、味方のヴァルディフィオリの後頭部に直撃、負傷。今年の珍プレー好プレーに出るかも
  •     42分 機能していなかったトップ下のヴェルディをスパッと諦め、代わりにジエリンスキを投入
  •     46分 ダンカンがペナすぐ外でボールを奪取。敵DF2人を足裏を使った巧みなステップでスルスルかわしてペナ内に侵入。あとはGKだけだったが、最後のタッチがわずかに長く、シュートは飛び出してきたGKに阻まれる。ロスタイムは3分。そのまま終了

前半は0-0。エンポリは前半から激しいプレスをかけてくる。しかしサンプは何とかそのプレスをかいくぐりながらボールをつなぎ、何度かチャンスを作り出す。この日先発起用されたダンカンの頑張りが目立った。後半、エンポリの体力は持つのか?

  • 後半 1分 後半に入って、左に張るようにポジションを修正したエデル。早速そのエデルがボールを貰って、カットインしてからの右足ミドル。後半ファーストシュートはGK正面
半4分 エデルGoooooooooooooooL!!

 

  •     7分 エデルが、後半1分と全く同じような形からミドルシュート。GK前でワンバウンドさせた強烈なシュートは、GKが何とか弾く。こっちの方が惜しかった。
  •    13分 パロンボが、自分のミスで失ったボールからのピンチを、なんとか防ごうとファールで止めイエロー
  •    19分 ベルヘッシオに代えてオカカを投入。ベルヘッシオはオカカに比べると、周囲を生かすプレーが目立った。ワンツーでの落としやダイレクトでのはたきは何度も見られ、オカカと違う持ち味は見せた
  •    26分 左サイドでボールを受けたプッチャレッリ。切り返してゴール正面から強烈なシュート。ヴィヴィアーノは逆を突かれながらも、足でファインセーブ。振り返るとこれが一番危ないシュートだった
  •    33分 サンプ:ダンカンに代わってリッツォ投入。この試合良かったダンカンにはスタンディングオベーション
  •    33分 一方エンポリ:MFベシーノに代わってFWタヴァーノを投入。いよいよ3トップ+トップ下で超攻撃的に
  •    35分 ムチャドリーゼがペナ内でボールをキープして、崩れながら反転シュート。マークしていたガスタルデッロが必死に身体でブロックに行く。エンポリ選手たちはハンドを主張するが、審判の判定はノー↓↓↓
  

 

  •    42分 この試合のヒーロー、エデルに代わってクルスティチッチ投入。いつの間にか出来ていた、エデルの個人応援歌で讃えられる

↑↑「オエー オエ オエ オエー エデール エデール」 ちなみにサンプで個人の応援歌がある選手は珍しい。

  •    45分 オビアング⇒ソリアーノ⇒オカカとつないで、オカカがペナすぐ外・正面からシュート。わずかにバーの上。ロスタイムは3分。このまま1-0で勝利!!

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(ポイント)

    • この試合はとにかく勝点3が必要だった、そしてそれを達成した
    • 久々、リーグ戦では10試合ぶりの完封
    • 勝点3制度になってから、前半戦の勝点30はサンプ史上最多
    • ホーム負け無しのまま前半戦を終える

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 メルカート情報

OUT:

  • ガッビアディーニ→ナポリ
  • サンソーネ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)
  • フェダート→モデナ(レンタル)

IN:

  • MFコレア(エストゥディアンテス)⇒決定、背番号8!!
  • FWルイス・ムリエル(ウディネーゼ)⇒決定!
  • DFアンドレア・コーダ(ウディネーゼ)⇒決定!

 今のところこんな感じ。ボローニャが強く狙ってきているガスタルデッロは、私は残ると思う。コーダはフォルナジエールをレンタルに出した時の(ヴァレーゼ濃厚)CB4人目の控えか?ゾレックのレンタル、マルキオンニの放出の可能性も非常に高い。

 エトオはどうも売名行為の気が強いが、ベルヘッシオは意外と残りそうなので、どちらかと言うとオカカが出た時(ミラン、ローマの噂)の保険か?コレアは無事イタリア国籍が取れそうなので(サンプは彼をEU外外国人枠を使わずに獲りたい)、次節からは出場可能になる模様だ。メルカート情報は正式発表を待って、後日まとめてアップします。

コロンビアの至宝ルイス・ムリエル!

Luis Fernando Muriel Fruto<FW
1991年4月18日生まれ
178cm 75kg
コロンビア代表 4試合1得点
 

こんな感じの選手↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=PQmzu5ZEepY

 ウディネーゼからDFコーダとセットで、1200万ドル+ボーナスで獲得。抜群のスピードと、左利きながら両足で強烈なシュートが打てる点取り屋。本領を発揮すればガッビアの代役は十分務まる。

 不安点は怪我がちな所。今シーズンあまり出場していないのは怪我+ウディネーゼの王様ディナターレとの確執が噂される。シニサは「俺のところに来れば覚醒させてやる」と豪語しているが、それほどミハイロビッチが強く望んで獲得したようだ。

🔵🔴⚫⚪🔵 BENVENUTO MURIEL!! 🔵🔴⚫⚪🔵

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  サンプに歌え~ 

毎年ほぼ1個新しい応援歌を生み出すウルトラス。今年の新曲がいよいよ出てきた。

↓↓↓↓

 https://www.youtube.com/watch?v=FNkkm7Mmm6I

<歌詞>

La SAMPDORIA scende in campo.... (サンプドリアがグラウンドに降り立つ)

Al suo fiano ci sarò'....           (その横にはいっつも俺がいる)

Per quei magici colori...          (この魔法の様な色を)

Che per sempre sosterrò...       (いつも支えて行く為に)

*去年のBevo e Canto...ほどインパクトは無いが、なかなか良いんでない!?

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最後に余談だが、今節からガッビアディーニが背番号23を背負ってナポリで出場。ユーヴェ戦の後半28分から出場。チラッと観たが、さすがにまだコミュニケーションが取れておらず、全く見せ場は無かった。

私もそうだが、イタリア人の99%はどんな好きな選手が移籍しようが、応援するチームは変わらないと思う。ただガッビアディーニは我々にも良い思い出を残してくれた。サンプの選手として公式戦50試合19ゴール。さらにDERBYでのゴールも有る。また、今後のアズーリを担っていく選手になって欲しいと思うので、久々にサンプから出て行った後も気になる選手。キエーザが出て行った時と少し似ているかな?まぁサンプ戦以外で頑張って、マノーロ!

 

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↓↓さて以下が最新の順位表。素敵な順位表だ開幕前にはサンプファン以外は全く想像していなかった成績だ。しかしこれに手を緩めず、比較的楽なDERBYまでのカレンダーで一気に勝点を稼がなくては。

 

 さぁ次はパルマ戦。GEMELAGGIOを結ぶ同盟国。そしてB落ちしそうな、カッサーノ率いるクロチャーティ(パルマの愛称)。しかし試合では情けはかけられない。早速コレア、ムリエルの姿が観られるのか!?

 

Fooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第19節 2015年 1/18(日) 対パルマ @パルマ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点30 18試合 7勝9分2敗 得点 23 失点 17 得失点差 +6 4