2023-24 Serie B 第6節 Parma 1-1 SAMPDORIA 仲良し対決は結果も引き分け

2023-09-26 23:58:38 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

FWのエスポジトとデ・ルーカが怪我からベンチに復帰しました

そして前節良く無くてティフォージの槍玉に上がっていたMFリッチに代えて若いジェペス

左SBジョルダーノに代えてバッレーカ。さらにMFヴェッレに代えてヴィエイラ

ターンオーバー的な意味もあるでしょうが、ピルロは前節の出来を見て早速動いてきました

またFWもラ・グミーナをCFから外して、ボリーニを偽CF”ファルソ・ヌエヴェ”に起用

左に本職のエース・ペドローラが回り、右にはデパオリがSBから昇格しました

元パルマは怪我中のコンティがいます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑯ボリーニ(77分⑦エスポジト)

⑪ペドローラ        ㉓デパオリ(56分㉜ジレッリ)

 ④ヴィエイラ       ⑭カザミ(85分⑩ヴェッレ)

     ㉘ジェペス

③バッレーカ(83分㉝ゴンザレス) ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ;MF:⑤アスキルドセン、⑧リッチ、⑰マラグリーダ;FW:⑨デ・ルーカ、⑳ラ・グミナ、⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ボリーニ、ペドローラ、デパオリ、ジェペス、エスポジト 


※一方のパルマはペッキア監督の4-2-3-1

昨季からずっと採用しているシステムです

セリエBとしてはタレント軍団で、若手も多く魅力的なチームだと思います

ブレイク候補のFWボニーを支える代表クラスのマンベネディチャク

レジスタではベルナベエルナニが中盤を引き締めます

右SBは私好みでサンプに是非欲しいクリバリ。しかしセリエにクリバリやディアラは何人いるんでしょう!?

ミハイラやエステヴェスがベンチスタートなのも層の厚さを感じさせますね

余談ですが、GKのチチゾラとMFエルナニは3月27日で私と誕生日が一緒!

私と誕生日が一緒なサッカー選手は古いところでは”ジャンルイジ・レンティーニ”そしてサンプでは”ペドロ・オビアング”

さらに日本では”内田篤人”がいます

やはり彼らには親近感を感じますな(笑)

元サンプは昨季在籍したGkトゥルク、そしてペッキア監督

Parma<4-2-3-1>監督:ファビオ・ペッキア

        ボニー(58分コラク)

ベネディチャク   ソーム     マン

(73分アンサルディ)(64分ミハイラ)(58分パルティピロ)

    エルナニ     ベルナベ

ザガリティス(64分ディキアラ)  クリバリ

  チルカーティ     オソリオ

        チチゾラ

アマトゥッチ(61分マストラントニオ) ヴィータ

     ブランカ(c)(80分ダンツィ)

ジラウド(46分カリッソーニ)  サルヴィ

   フラーレ  パヴァン

     カストラーティ

ベンチ:Turk, Corvi, Balogh, Estevez, Begic, Del Prato, Hainaut.

イエロー:チチゾラ、ザガリティス、ベルナベ

*備考:アボナメント7.452人(54.033 euro),有料入場者数9.607人(125.519 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半2分、後半5分

★日曜16:15キックオフで行われたゲーム。サンプは青、パルマは白の共にホームユニで臨みました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 7 3試合連続で出色の出来。失点はGKの責任はほぼ無く、この日も素晴らしいセーブを何度も見せた。後半日差しが眩しかったのかベースボールキャップをかぶって登場。久しぶりにそのスタイルのGKを見た。赤のユニに紺のサンプキャップと言う、ファッション的に何とも似合わない出で立ちがサンプだとゼンガを思い出す
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 個人的な出来は悪くは無かったと思うが、彼のサイドから何本か決定的なクロスを上げられていたのが気になるところ
  •  ギラルディ 6 強力なパルマオフェンスに対してなんとか1失点でしのぐ。中央で唯一に近いヘッドが強い存在
  •  ムッルー 6 経験を頼りになんとか1失点でしのぐ。スピードはなんとかなるが、クロスに対する対応が課題。最後10分は左SBでプレー
  •  バッレーカ 5.5 前節のジョルダーノよりはマシだったが、特に輝けたわけでもない。噂の彼の縦への突破の強さを早く見てみたい
  • →83分ゴンザレス ND 途中交代で念願のサンプデビューとなった。同点の残り10分でCBに投入と言うヒリヒリする場面だったが、なんとか無事に試合を終わらせた。早くもう少し長い時間見てみたい
  • MFカザミ 5 フィジカル的には少し貢献しているのかもしれないが、特に後半のミスパスは多過ぎ、酷すぎ。まだブランクと言う言い訳が通用する時期だが、コンディション上がってくれば変わってくるのだろうか?
  • →85分ヴェッレ ND このスタメン落ちで彼のお尻にも火がつけば良いが
  •  ジェペス 6 とにかく走り回って、ボールにアタックし続けた。チーム全体が守勢だったので効果的なパスなどは少なかったが、1試合通じてとりあえず走り続ける姿勢だけでも今までとの違いを見出せる
  •  ヴィエイラ 6 まさに前号で私がした指摘。MFでの守備、ボール奪取の弱さに関してはヴェッレとの違いは出せていた。もちろん技術的な限界は有り、終盤に決定的なシュートを吹かしたりしていたが、彼なりの良さは出していた
  • FWデ・パオリ 5.5 ここ数試合の彼の出来に比べると少し劣ったが。チーム全体で厳しかった部分もある。後半11分に負傷で交代。重症でなければ良いが・・・
  • →ジレッリ 5.5 本来のポジションではない、右WG(前目の右MFのような感じだったが)での起用。頑張ってはいたが、攻撃の面ではやはり物足りない
  •  ボリーニ 6 得点のアシストは彼だったし、ポストに関してもものすごく強いわけでは無いが、偽9番なりにラ・グミナよりはボールは収まる。あとはとにかく得点が待たれる
  • →エスポジト 5.5 まだわずかな時間の出場だが、絶好調になった時の期待は相変わらず抱かせる。ポストプレーも出来そうだし。無駄なイエローカードがマイナス点
  •  ペドローラ 7 もはやセリエBでは敵無し感がある。貴重な先制点を決め、それ以外にもサンプのチャンスはほとんど彼がらみ。早くもサンプは300万€での買い取りOP行使を決めたと言われる
  • 監督 ピルロ 6 前節の敗戦を生かしてすぐさまスタメンもいじってきたのは評価できる。ただし、ジレッリのあそこのポジションの起用が疑問符。守備固めだったのか?それにしては中途半端な気もして、逆にシステムごと守備固め→例えば4-2-3-1への可変とか戦術的な柔軟性が欲しい。4-3-3だけで1シーズン、全試合の90分を戦うわけにはいかないだろう。あと、あの場面でのファクンド・ゴンザレスの投入は個人的にはかなりリスキーだと思ったが。結果に響かず良かった

後半、4人投入してからの最終フォーメーションはこうなりました

[後半40分~ 4‐3-3]

    エスポジト

ペドローラ     ジレッリ

ヴィエイラ     ヴェッレ

    ジェペス

ムッルー(C)   ストヤノヴィッチ

 ゴンザレス  ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはパルマ55%:サンプ45%

最終シュート数はパルマ12本(枠内7):サンプ8本(枠内3)

・前半はポゼッションほぼ互角だったものの、後半は同点を狙ったパルマの攻勢が強くなりました

システムやスタメンに誰を起用するとか机上では色々言われますが、結局は選手たちがどれだけ走り続けてどれだけ戦えるかという事。この試合はそれを特に感じました

・メンバーが変わった事もありますが、みんながそれを体現した結果セカンドボールが明らかに今までより拾えてました

またこれはある程度予想していましたが、今までの相手と違ってサンプを相手にボールを回せる相手、アウェイでのパルマ戦だったのでサンプの方が引いてカウンターを繰り出すと言う今までと逆の展開が上手くさく裂しました

・チーム全体の危機感、戦う姿勢

・GKスタンコヴィッチとFWペドローラ、この2人はもはや今季の”鉄板のスター”と言えるでしょう。今のサンプはこの2人+その他大勢と言われてしまってもおかしくないと思います

・現在セリエBで1番強いと思われる相手にアウェイで勝点1

・とりあえずファクンド・ゴンザレスがデビュー

・結果は上々だが、83分まで持ちこたえたので欲を言えば勝点3が欲しかったです

・その結果、順位的には16位のままという勝点1の積み重ねとなってます

・デパオリの怪我。重症でなければ良いですが


さて、次節はわずか中2日で連続アウェイでコモ戦

コモも決して弱い相手ではありません

前節はクトローネのドッピエッタも含めて、サンプがホームで完敗したチッタデッラ相手に3-0で快勝。そして3連勝中

厳しい相手です

FWのサンプの天敵チェッリとかが怪我しているので、おそらく3-4-2-1でクトローネの1トップをダブルトップ下が支える形

そしてイオアノウイオヴィーネの両サイドのウィングハーフを生かしたサイド攻撃が主体となるでしょう

まだ今季のサンプは3バック相手に試合をしていないので、このサイドの攻防が一つ鍵になると思います

 

ただしパルマ戦でも証明した通り、フォーメーションも大事ですがセリエBを勝ち抜くにはとにかく気持ち

1試合続けて走り止めずに戦い続ける姿勢が大事です

このパルマ戦の勝点1を意味あるものにするためには、コモ戦でも勝点を挙げなければいけません

ピルロが言う通り、ホームの大声援が若いサンプイレブンにとってプレッシャーになってしまっているとしたら、このコモ戦は平日のアウェイ戦ですしそんなにプレッシャーは無いでしょう

パルマ戦で結構スタメンをいじってきたので、このコモ戦は先発がどういうメンバーにしてくるかも注目されます

頼むから、ピルロさん。正解を選んでください!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第7節 2023年 9/27(水) 対コモ@コモ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

6試合 1勝2分3敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点6 失点9 得失点差 -3 暫定16位


2023-24 Serie B 第5節 SAMPDORIA 1-2 Cittadella ホーム3連敗...

2023-09-23 16:00:43 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWエスポジト、デ・ルーカ

前号の通り、フェラーリベネデッティが怪我で長期離脱となります。

またエスポジトも焦らずに完治するまで待つという事で負傷者リストに

ここに来て新加入のカザミがいきなりの先発となりました!

前節から変わったのはそのカザミが右MFに入って、デパオリが本職?の右SBに戻り

そしてジョルダーノが左SBで再びスタメンで、キャプテンのムッルーがCBに戻りました

その他は前節と同じ顔ぶれ

元チッタデッラはいなそうです

ちなみにガッビアディーニはチッタデッラ出身でありましたが

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑳ラ・グミナ(72分⑦⑦デッレ・モナケ)

⑯ボリーニ        ⑪ペドローラ 

 ⑩ヴェッレ       ⑭カザミ(56分㉜ジレッリ)

     ⑧リッチ(72分④ヴィエイラ)

㉑ジョルダーノ(72分③バッレーカ) ㉓デパオリ(79分㊵ストヤノヴィッチ)

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑰マラグリーダ、㉘ジェペス;FW:⑨②レミナ

イエロー:リッチ、ラ・グミナ 


※一方のチッタデッラはゴリーニ監督の4-3-1-2

今は少数派になりつつあるジャンパオロシステム。その肝となるトップ下はサンプ・プリマヴェーラ出身のテッシオーレです

守護神にアルバニア代表でもあるカストラーティ

それ以外は全員イタリア人の国産重視のスタメンできました

元サンプはさっきも触れたテッシオーレ

Cittadella<4-3-1-2>監督:エドアルド・ゴリーニ

  ピッタレッロ マグラッシ

(73分マイストレッロ) (61分パンドルフィ)

     テッシオーレ

アマトゥッチ(61分マストラントニオ) ヴィータ

     ブランカ(c)(80分ダンツィ)

ジラウド(46分カリッソーニ)  サルヴィ

   フラーレ  パヴァン

     カストラーティ

ベンチ:Maniero, Angeli, Cassano, Kornvig, Carriero, Rizza.

イエロー:ジラウド、ヴィータ、カリッソーニ

*備考:アボナメント18.224人(200.227 euro),ミニアボナメント281人(3.832 euro),有料入場者数2.789人(56.967 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半6分

★月曜20:30キックオフで行われたポスティチポ。サンプはホームユニ、チッタデッラは黄‐黄‐黄のアウェイユニで挑んできました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 6.5 負けたから7にはしなかったがこの日も一番良かったのは彼。開始40秒のミスパスで決定的を作ってしまい、それを自分のファインセーブで防ぐと言う「自作自演劇」を行っていたが、それ以外はほぼ完ぺき。失点にGKの責任は無く、少なくともあと2失点は決定的なシュートを防いだ
  • DFデパオリ 6 守備面より攻撃面で目立っていた。やはり前の方が良いのかな?最後はガス欠
  • →79分ストヤノヴィッチ 6 やや驚きのスタメン落ちから途中出場。なんとか同点にしようと、攻撃で頑張っていたが実らず。最後同点になってればアシストだったが
  •  ギラルディ 5.5 1対1でピッタレッロに負けるシーンが有ったり、初めてやや不安定な面ものぞかせた。ただレギュラーの地位は確立しつつある
  •  ムッルー 6 1試合でSBあらCBに戻ったが、もはやCBの方が良いだろう。少なくともBでは。Aでは通用しないと思うが
  •  ジョルダーノ 5 アウジェッロとプレーぶりも似ているが、現在はその劣化版と言う感じ。ひ弱な感はいなめず、1失点目は彼のマークなので責任は有る
  • →72分バッレーカ 5.5 可もなく不可もなく。コンディションは戻ってきたようなので1度、1試合通していてみたい。ジョルダーノの調子が上がらないので
  • MFカザミ 5.5 いきなりの先発はやや驚きだったが、ブランクはあまり感じさせなかった。もちろんこの日はそんなに満足できる出来では無かったが、時間と共にコンディションが戻り、チームに馴染んでいけば戦力になる可能性は有る
  • →56分ジレッリ 5 途中投入でチームを好転させる事を期待されたが、特に変わらず。目立つはずのアフロはあまり試合に出た来なかった。やはり攻撃面では期待が薄い
  •  リッチ 5 ごくたまに縦への効果的なパスが有ったが、それ以外はただボールを回すだけに終始。そして彼の羽根のように軽いディフェンスが2失点目につながった。期待も大きいので評価は辛い
  • →72分ヴィエイラ 5.5 リッチと特に変わらず。失点に絡まなかっただけ彼の方がマシな程度
  •  ヴェッレ 5.5 得点のアシストは彼の左足のクロスだったが、働いたのはそれぐらい。運動量が少ない割に決定的なパスは出せず、後半はティフォージからもブーイングの標的となった
  • FWペドローラ 6.5 やはりセリエBでは別格。彼の突破から何度かチャンスが生まれた。後半、カットインからの強烈なミドルがポストに阻まれたのが残念
  •  ラ・グミナ 6 やっと彼の力での得点を見れたので、及第点はつけるが。それ以外では相変わらずポストも潰される事が多いし、特に目立たず
  • →72分デッレモナケ 5.5 やはり彼はもっとゴールに近いポジションで見たい。期待はできそうなのだが・・・
  •  ボリーニ 5.5 特にミスは無かったが消えてる時間も多く。途中からCFにポジションを移すが、まだ彼にゴールは生まれず
  • 監督 ピルロ 5 チッタデッラのハイプレスが来るとわかってながら、それに対して十分な対策はできておらず。交代もあまり適確だったとは言えない。そして、試合後のインタビューは残念過ぎる

後半、5人全員投入してからのフォーメーションはこうなりました

[後半34分~ 4‐3-3]

    ボリーニ

デッレモナケ    ペドローラ

 ジレッリ    ヴェッレ

    ヴィエイラ

バッレーカ    ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C) ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ61%:チッタデッラ39%

・最終シュート数はサンプ12本(枠内5):チッタデッラ11本(枠内6)

・この試合前まではジェノヴァでのサンプvsチッタデッラはサンプの3勝1分けでしたが、ついに初黒星です

・前半から組織的なチッタデッラのハイプレス。途中からサンプも慣れてきたのと、ややスタミナ切れてきたのでかいくぐれるようにはなりましたが。後半はまたチッタデッラのプレスが効き始めました

・1失点目→マークのずれから左サイドを完全にフリーにしてしまう

・2失点目→スローインから軽いディフェンスで同じく左を突破されて、懸命にしのいだが最後は相手キャプテンのダイレクトボレー”ゴラッソ”

・FWラ・グミナの先制点

・GKスタンコヴィッチが安定した活躍

・ホーム3連敗、しかも逆転負け

と言うわけで「組織的な守備」が全然できていません

・名前で見れば格下とも言えるチッタデッラに、ホームで完全に実力で負ける

・前半戦は圧倒され・・・DFラインは終始不安定でした

・交代選手の出来が、層の薄さを感じさせます。まぁ怪我人も多いですが

・16位勝点マイナス有るとはいえ、5試合で勝点わずか2


周死氏の眼👀】

やはりこの結果で当然と言えば当然ですが、厳しいイタリアメディアでは早くもピルロ解任の報道が始まってます

ピルロの理想とするグアルディオラのような細かいパスを繋いでいくサッカー、そして4‐3‐3

やはりこの戦術に関しては「それ相応の選手がいないと出来ない」とか、「肉弾戦の激しいセリエBでは向いていない」と言う声が多いです

もちろんそうなのですが、個人的に一番の問題は組織的な守備が全然できていない事だと思っていて、それはDFだけのせいにはできない問題だと思います。確かにDFも急造CBのムッルーが統率していたり、若いジョルダーノギラルディが現在レギュラーだったり問題は有りますが、むしろ問題はMFとフォーメーションだと思っています。

前号のサンプ名鑑でも触れましたが、今のサンプのMF陣10人。

あれから1試合観てちょっと変わりましたが、なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類するとこんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

                         ヴェッレ

                        パナダ

       カザミ              ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ  リッチ

            

              

               守備

こうやって見ると、守備に長けているMFが全くいない。

やはり強いチームにはマケレレやカンテのような良いフィルター役が必ずいます

最近のサンプにしても良い時はトルスビーエクダルトレイラなど守備で効いてるMFがいました

さらに4‐3‐3のフォーメーションで、しかもヴェッレは基本守備なんてほとんど期待できないと来たもんです

これでは10人中4人はほぼ守備してないようなものですから・・・

それは厳しいなーと思います

4‐3‐3で3トップが攻撃偏重となるのはまぁ仕方ないにせよ、そういうチームの3人のMFはやはり攻守共に強い選手でなければならない

例えばミリンコビッチ=サビッチのような

今のサンプのMF陣で一番それが出来そうなレギュラー候補だったベネデッティが怪我。リッチとカザミがまだコンディション上がってこない。ヴィエイラとアスキルドセンは能力的伸び悩みを露呈。あとは、全員若手で成長待ち

これが現状のサンプMF陣ですね

 そして、4‐3‐3に最適なCFがいない。もちろんエスポジトが怪我から復帰したらガラッと変わる可能性は有りますが、彼にしても生粋の1トップや3トップの真ん中タイプのCFでは無いでしょう。

そこで、現状のサンプの陣容を鑑みて私なら4‐4‐2か4‐3-1‐2を試してみたいです。

もちろんピルロは絶対やらないと思いますが、仮に監督が代わったら可能性は有りますね。

4‐3-1‐2だとペドローラをトップ下にするのですが、ウィングタイプが全員行き場を失ってしまうので、とりあえず4‐4‐2で考えてみます

賛成も反対も有るでしょうが、本気で勝点にこだわるフォーメーション

SAMPDORIA 2023-24<4‐4‐2> 仮想監督Shussissi ※2023・9・23現在

     ⑯ボリーニ ⑦エスポジト

    (⑨デ・ルーカ) (⑳ラ・グミナ)

ペドローラ(⑦⑦デッレモナケ)  ㉓デパオリ(⑩ヴェッレ)(⑭カザミ)

(⑨②レミナ)          (⑰マラグリーダ)

 ヴィエイラ(㉘ジェペス) ⑧リッチ(⑧⓪ベネデッティ🏥)

  (⑤アスキルドセン)   (⑥パナダ)(㉜ジレッリ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)   ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

MFはベネデッティが帰ってきたら変わると思いますが、まずはディフェンスも出来るMFと言う事で、ヴィエイラとデパオリを選びました。やはり守備が上手なMFが全然いないと言う事で、なんとかダブルボランチを守備重視の2人にしてフィルターをかけ、サイドMFはスピード生かして縦突破。負けてる時はヴェッレやデッレモナケを投入できます。サンプが強かった頃の2009-10のデルネーリ4‐4‐2やノヴェリーノ4‐4‐2のような形です。かつては1996-97のエリクソンや、スクデットサンプも良く良く考えればこのフォーメーションでしたね

ちょっと脱線しますが、私自身が好きなのでこれらの懐かしいフォーメーションを振り返ってみましょう

SAMPDORIA 2009-10<4‐4‐2> 監督デル・ネーリ

   カッサーノ パッツィーニ(ポッツィ)

セミオーリ(グベルティ)   マンニーニ(パダリーノ)

   パロンボ(c)  ポーリ(ティッソーネ)

ツィーグレル        ザウリ(スタンケヴィチウス)

  ルッキーニ(ロッシ) ガスタルデッロ

      ストラーリ(カステラッツィ)

セリエA4位 CL出場権獲得

カッサーノ&パッツィーニ”コンビが引っ張りましたが、周りも良い選手でしたねー

SAMPDORIA 2004-05<4‐4‐2> 監督ノヴェリーノ

   フラーキ バッツァーニ(S.インザーギ)

ドニ(トネット)    ディアナ(ガスバッローニ)

   ヴォルピ(c) パロンボ(ドナデル)

トネット         ゼノーニ(サケッティ)

  カステッリーニ  ファルコーネ

     アントニオーリ(トゥルチ)

セリエA5位 EL出場権獲得

こちらは”フラーキ&バッツァーニ”コンビ。ヴォルピ‐パロンボのダブルボランチも効いてました

SAMPDORIA 1996-97<4‐4‐2> 監督エリクソン

   マンチーニ モンテッラ(カルパレッリ)

レイグル        カランブー(カルパレッリ)

   ヴェロン フランチェスケッティ(カランブー)

ペサレージ(エヴァーニ)  バッレーリ

  ミハイロビッチ マンニーニ

     フェロン

セリエA6位 UEFAカップ出場権獲得

個人的には近年のサンプで一番好きなチーム。サンシーロでミランやインテル相手に壮絶な打ち合いを制して逆転勝ちしたり、派手な試合が多かったですねー。王様マンチーニの元、モンテッラヴェロン、カランブー、ミハイロビッチなどワールドクラスがキラキラ輝いてました

SAMPDORIA 1990-91<4‐4‐2> 監督ボスコフ

   マンチーニ ヴィアッリ(ブランカ)

ドッセーナ         ロンバルド

   パーリ   トニーニョ・セレーゾ

(インヴェルニッツィ) (ミハイリチェンコ)

カタネッチ(ボネッティ)  マンニーニ

  ランナ   ヴィエルコウッド

 (ペッレグリーニ)

     パリュウカ

セリエA優勝!!

やはり素晴らしいチームでした。”マンチョ&ルカ=Gemelli del Gol”コンビ。若きパリュウカヴィエルコウッドがDFを引き締め、中盤にはブラジル代表戦士のセレーゾ。そして右でロンバルドが躍動して、左には老練なドッセーナ。優勝に値するチームです

4チーム見てきましたが、やはり強いサンプは4‐4‐2と言うのが私の持論です

いずれにせよ、共通しているのが強力な2トップがいて、真ん中はDFとMFも守備が強い。サイドハーフは右が縦突破に優れ、左がパス主体が多いですがいずれにせよかなり攻撃的な選手で、自由にやってます

世のサッカーのトレンドは目まぐるしく変わってます。もちろんサンプのフォーメーションも都度変わっていますが、6-7年に1回この4‐4‐2が登場してくるのがなかなか面白いですね

かなり脱線しましたが・・・・

ここまで4‐4‐2の話ばかりしましたが、ただ、私はそれでもピルロをここですぐ変えるべきでは無いと思います

まずは若手に切り替えてチームを預けたわけですし、ここで変えるとサンプドリア自体がまだまだ「バタバタ騒動が続いている」と思われてしまいます

もしかしたらピルロのサッカーも時間を与えれば、今シーズン途中からすぐ花開くかもしれません

MFカザミやCBファクンド・ゴンザレス、そして左SBバッレーカはまだあまりプレーを見られていないので、ここから戦力になってくれる可能性は秘めてると思います

とにかく、今年は温かく見守りましょう。そして冬のメルカート時点で順位と財政状況が好転していたら、ギアを上げた補強をして1年でA復帰を当然夢見ましょう!


さて、次節はアウェイでパルマ戦

その前夜に、真のサンプファンには欠かせないチャンネル、”Samp Tube”に招待されまして、現況やチッタデッラ戦の振り返り、パルマ戦の展望などをしゃべりました。イタリア語なら良かったのですが、招待されたのが英語版だったので下手すぎて恥ずかしいですが。言いたい事の半分も語れませんでした。悔しい・・・

私以外のコメンテーターは結構面白い事を言っていたので、ヒマな方は見てみてください。英語です↓↓

サンプにとって一番の同盟国と言える、パルマとの対戦

1勝1分け3敗のチームのアウェイ戦ながら、6000人を超える!ファンがパルマに詰めかけると予想されてます

私も2019年にパルマで生観戦しましたが、試合内容とか以上に”お祭り”が楽し過ぎました

これがその時の記念ユニです

これを着る機会は、滅多に無いので、私は今日はこれを着て1日過ごして応援します!!

正直、個人的には間違いなく昇格1番候補、本当に強いパルマ相手のアウェイ戦ですが・・・

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第6節 2023年 9/24(日) 対パルマ@パルマ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

5試合 1勝1分3敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点5 失点8 得失点差 -3 暫定16位


保存版 サンプドリア '23-'24 完全選手名鑑 新加入選手特集!!

2023-09-18 14:13:46 | 保存版 サンプ名鑑

さて、いよいよ2週間の代表Week休みを経てセリエBが再開されます。

夏のメルカートも閉まり、その後フリー選手からカザミを獲得して一旦は’23-’24サンプの陣容も落ち着いたと思います。

開幕して4試合戦いましたが、DFフェラーリとMFベネデッティが長期離脱の怪我を負ってしまいました。2人とも無事手術は成功👏👏しかし復帰までそれぞれ、フェラーリ→6か月、ベネデッティ→8~10週間ぐらいと言われてます。そこで急遽のカザミを獲得し、またフリー選手の中からもう1人DFを取る可能性は有ります(良い選手なら獲って欲しいですが)。今名前が挙がってるのが、Tuia,Mustafi,Papastathopoulos,Donati,Feddal,Boateng,Rami

私個人的にはSvincolati選手、特にプレーしてない期間が長い選手は当てにしてないので、名前上がってるパパソタスプーロスとかは絶対やめて欲しいですね。ムスタフィは昔が好きだったからまだ許せますが…それならロティオネン上げて、ゴンザレス使って何とか1月まで凌いで、ちゃんと冬メルカートでまともな補強した方が良いと思います。ジョビンコオイコノモウ、ヘセ・ロドリゲスなど前例が物語っているでしょう。どうせ今獲れる選手がまともになる頃にはすでに冬でしょうし。まぁまだサラリーキャップの目標すら達してないので色々難しいですが。

とりあえず2023-24夏、我らがサンプドリアの現陣容です!!

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ 2023・9・17現在

        ⑦エスポジト(⑳ラ・グミナ)(⑨デ・ルーカ)

⑯ボリーニ(⑦⑦デッレモナケ)    ⑪ペドローラ(㉓デパオリ )(⑨②レミナ)

⑩ヴェッレ(⑭カザミ)(㉜ジレッリ) ⑧⓪ベネデッティ🏥(㉓デパオリ)(⑤アスキルドセン)(④ヴィエイラ)(⑰マラグリーダ)   

        ⑧リッチ(㉘ジェペス)(⑥パナダ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)    ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

※まず大前提として、セリエBのサラリーキャップ規定により年棒総額はNETで2400万ユーロ以内に収めなければいけませんでした。実際サンプは約3600万€だった昨季の年棒総額から

クアリアレッラ、ガッビアディーニ、ベレジンスキ、アウジェッロ、アウデーロ、ファルコーネ

などを犠牲にして現在2800-2900万€まで削減に成功しております。しかしまだ十分ではなく、このままでは余剰金額の40%を払わなければなりません。また1999年12月31日生まれ以前の選手、つまり大体23.5歳以上の選手は18人しか登録できません
ですので、いくらラドリッツァーニが本気で一気にチームを強くしてくれようとしても、そこまでの大型補強は現実的にできません

そこでサンプは新監督の若いアンドレア・ピルロの元に完全に若手育成路線に切り替える事にしました。元々彼は若手を積極的に登用する監督です。とりあえず年棒が高いベテラン選手はどんどん放出して、積極的に若手を獲得した結果サンプの平均年齢は23.9歳と言う「驚くべき若いチーム」になりました。

 序盤からかなり飛ばしていたサンプのメルカートだと思いましたが、ちょっと尻すぼみになった感が有りますね。まぁ怪我人はしょうがないとして、最終日、FWは絶対取るレグロッタリエも明言してましたが、誰も取れませんでした。そのCF1人とCB1人獲れればかなり現在の状況のサンプとしては最高のメルカートだったと思いますが、それを差し引いて個人的には85点と言ったところでしょうか

 まぁ正式にスポーツディレクターとなったマンチーニJrのアンドレア、新監督のアンドレア・ピルロ、そしてオーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ。それぞれの肩書としては若手となる

”3人のアンドレア”

が間違いなく今季のサンプの運命を握っているでしょう

とりあえず、人員の総入れ替えはある程度終わったので、これで12月まで戦ってみて昇格有りそうなら冬のメルカートでさらなる補強を頑張る。そうでなければさらに若手強化する。と言う感じでしょうか?

各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです ※評価はセリエBを戦う上で10段階評価
  • FW陣 7⇒左のベテラン・ボリーニと右の超新星ペドローラは現サンプで一番頼れる存在。怪我で出遅れてるCF候補のエスポジトがハマれば最高の3トップになるのですが。彼も生粋のCFタイプでは無いのでそれだけが不安です。CFの残りの2人ラ・グミナ、デ・ルーカ頼りないだけに…逆にサイドタイプは多く、控えのデッレ・モナケレミナは共に将来性はものすごくものを秘めています。ちなみにDFデパオリが右WGを務めるオプションもすでに開幕戦から登場してます

 

  • MF陣 6.5⇒最後に加入したカザミはまだ全く見ていないのでわからないですが。レギュラーだったベネデッティの怪我は痛いです…ピルロとバローニオと言う稀代の2人のレジスタの元で、4人もいるレジスタがどこまで成長できるか?守備・フィジカルタイプのリッチとヴィエイラ、テクニシャンタイプのジェペスとパナダ。使い分けも重要です。左右のMFもとりあえずヴェッレが10番を背負ってレギュラーになっているが、正直盤石ではないと思います。ただ全員ドングリの背比べ状態。人数が多いだけに、ここから突き抜けてくる若手が表れてくる事を期待したいですし、冬のメルカートで甲乙が選手の差が出てきたら余剰人員整理も必要だと思います。ちなみにFWでも出てきたデパオリがここでも右MFとして登場することがあります

なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類すると、こんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

      カザミ                ヴェッレ

                        パナダ

                     ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ

             リッチ

              

               守備

  レジスタタイプ⇒リッチ、ヴィエイラ、ジェペス、パナダ

  インサイドハーフ(スピード、テクニシャンタイプ)⇒ヴェッレ、ベネデッティ、アスキルドセン、マラグリーダ

  インサイドハーフ(パワータイプ)⇒ジレッリ、カザミ

  • DF陣 6.5⇒昨季の終わりから残ってるのはムッルーコンティ(ずっと怪我だが)だけ。そしてそのムッルーがCBにコンバートされて、しかも今のところキャプテンを任されております。フェラーリが開幕後に怪我してしまった事により、CBはギラルディゴンザレスと言う、U-20ワールドカップでそれぞれイタリアとウルグアイのレギュラーとして決勝を戦った2人の成長&活躍が物凄く重要になるでしょう。サイドバックは比較的安泰なポジション。右はベレ放出でそれほど変わらない代表クラスのストヤノヴィッチを手に入れられて良かったです。左はサンプユース出身のジョルダーノの成長に期待しつつ、ダメならバッレーカがバックアップと言う形で。CBは人数的にもまだ補強は必要かもしれません

 

  • GK陣 7アウデーロファルコーネのどちらか1人は残ると思われていましたが、結局2人とも放出となり21歳ながら将来性抜群のスタンコヴィッチの息子に今季のサンプのゴールマウスは任される事になりました。開幕から経験不足は早速露呈してしまいましたが、ポテンシャルも感じさせてくれてます。あとの願いは、仮に彼が活躍してセリエAに復帰出来たら、何とか彼を買取りして長期間サンプのGKを任せたい。誰でも良いのですが、GKが長期間安定してるとチームの成績も安定してくると思います。1990年以降サンプで複数年以上レギュラーを張っていた正GKは
    • ジャンルカ・パリュウカ
    • ファブリツィオ・フェロン
    • マッテオ・セレーニ
    • フランチェスコ・アントニオーリ
    • ルカ・カステラッツィ
    • セルヒオ・ロメロ
    • エミリアーノ・ヴィヴァーノ
    • エミル・アウデーロ

なかなか、我らがドリアーノにとっては懐かしくて魅力的な名前が続いてますねー。これ以外にもゼンガパゴット、トゥルチ、そしてわずか半年ながら絶大なインパクトを残したマルコ・ストラーリなんかもいましたが

スタンコヴィッチJrにも彼らと同じサンプに名前を残せるような期待をしたいです。ちなみに控えは世界一性格の良いサブGKのラヴァーリア。彼はロッカールームのまとめ役にもなるでしょう。そして結局獲得を見送った3rdGKはプリマヴェーラのタンタロッキが務める事になりますが、試合を見る感じだと彼もなかなかのポテンシャルを秘めています


さた、あとは新加入と主要なレンタルバック、今季のニューカマー選手を詳しく紹介したいと思います

’23-’24 夏メルカート サンプ新加入選手紹介!

Filip Stankovic ①フィリップ・スタンコヴィッチ

 ●GK  ●セルビアU-21代表 2試合-3G  ●2002年2月25日(21歳)  ●187cm78kg  ●昨季:33試合71失点(フォレンダム=オランダ)

買取OP付きレンタル(300万€)でアウデーロとの実質トレードでインテルから加入してきた昨季監督“デキ”の息子。買戻しOPもついているが。エスポジトと同じインテルユース出身だがここ2季はオランダのフォレンダムにレンタルされ、1年目は1部に昇格、昨年は残留を果たした。今夏、インテルの一員として来日してPSGとの試合でもプレー

 

Antonio Barreca ③アントニオ・バッレーカ

 ●左SB  ●元U-21代表 13試合0得点  ●1995年3月18日(28歳)  ●184cm70kg  ●昨季:22試合0G(カリアリ=B)

カリアリから完全移籍。彼プラス200万€貰い、アウジェッロと交換トレード。若くから期待されていたが、度重なる怪我とモナコ行ってから不遇の時期を過ごしてレンタルを繰り返した。縦突破が魅力

 Simone Giordano ㉑シモーネ・ジョルダーノ

 ●左SB  ●ジェノヴァ生  ●2001年12月21日(21歳)  ●185cm70kg  ●昨季:18試合0G(アスコリ=B)

本当に地元ジェノヴァ生まれでユース出身の期待の星。強烈な左足のミドルシュートを持つ。昨季は1年間セリエBのアスコリで修行してレンタルバックで戻ってた。レギュラー獲れるか?と言うか取って欲しい!以下がU‐16時代に受けていたインタビュー

Daniele Ghilardi ⑧⑦ダニエレ・ギラルディ 

 ●CB  ●U-20代表 10試合0得点  ●2003年1月6日(20歳)  ●189cm80kg  ●昨季:21試合1G(マントヴァ=C)

エラス・ヴェローナから買取OP付きレンタルで加入したルッカ出身のCB。長身生かした守備が強み。若いのに成熟しておりDF陣に落ち着きを与える。U-20イタリア代表でW杯準優勝のレギュラー。エスポジトとも一緒にプレーした。そのままU-21でもレギュラー

Leonardo Benedetti ⑧⓪レオナルド・ベネデッティ

●MF  ●ラ・スペツィア生  ●2000年6月6日(23歳)  ●182cm77kg  ●昨季:31試合3G(バーリ=B)

Liguria州生まれでユース出身の万能MF。昨季はバーリでA昇格プレーオフ迄活躍してレンタルバックで復帰した。質と量を兼備するMFで強烈なミドルシュートを持つ。守備でも攻撃でも貢献するレgヒュラー候補

Simone Panada ⑥シモーネ・パナダ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2002年6月2日(21歳) ●175cm68kg ●昨季:10試合0G(マントヴァ=B)

アタランタから買取OP付きレンタルで加入。ピルロと同郷出身で、それこそピルロのようなテクニカルで長短のパスを操るアンカー。守備力は課題だが、展開力は面白い。

Matteo Ricci ⑧マッテオ・リッチ

 ●MF ● ローマ生 ●1994年5月27日(29歳)  ●176cm68kg ●昨季:16試合1G(カラギュムリュク=トルコ)

フロジノーネから完全移籍。ローマユース出身の守備的MF。昨季もピルロの元でプレーして連れてこられた。双子のフェデリコもレッジーナでプロ選手。

Stefano Girelli ㉜ステファノ・ジレッリ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2001年1月9日(22歳) ●177cm74kg ●昨季:38試合3G(レッコ=C)

昨季レンタルでレッコのセリエB昇格に貢献。ユースから所属のクレモネーゼから完全移籍。ピルロと同郷で幼少期現コーチ、ベルトーニの下でプレー。自分では質より量の選手だと言っている

Marco Delle Monache ⑦⑦マルコ・デッレモナケ

 ●FW ● U-18代表(1試合0G) ●2005年2月3日(18歳) ●169cm59kg ●昨季:26試合2G(ペスカーラ=C)

ペスカーラ出身で昨季サンプが獲得したが地元のゼーマン・ペスカーラにレンタルでそのままとどまる。昨季は18歳ながら昇格プレーオフまでフルシーズン戦った。ドリブル得意で左右のWGが主戦場

Fabio Borini ⑯ファビオ・ボリーニ

 ●FW ●ベンティヴォーリオ生 ●1991年3月29日(32歳) ●180cm74kg ●昨季:30試合20G(カラギュムリュク=トルコ)

昨季もピルロ監督の元カラギュムリュクでプレーし、フリーで完全移籍。左WGが主戦場だが昨季はCFもこなして20ゴール決める。若き頃はローマやリバプール、ミランで活躍

Estanis Pedrola ⑪エスタニス・ペドローラ

●スペイン カンブリス生 ●2003年8月24日(20歳) ●185cm78kg ●昨季:23試合8G(バルセロナB=3部)

さすが安心印のバルサカンテラ出身の金の卵。買取OP付きレンタルで加入。左WGが主戦場でカットインからのミドルを得意とする。ただし若手に見られがちなドリブルだけの波がある選手では無く、視野の広さとプレーの幅の広さを持つ。ボリーニがいたのも有るが、右利きならよりピッチ全体を見られる右サイドでピルロが使っているのは、そのサッカーセンスをさらに生かす為の気がする

Sebastiano Esposito ⑦セバスティアーノ・エスポージト

●FW ●カステッラマーレ生 ●2002年7月2日(21歳) ●186cm75kg ●昨季:14試合1G(アンデルレヒト)/11試合4G(バーリ)

インテルから買取OP付レンタル。スタンコヴィッチとは仲良し。またFQ27と同郷出身なあたりが、サンプのエース候補としてより期待がかかる。3兄弟の真ん中で、他2人は同州のスペツィア在籍。昨季は冬に加入したバーリでベネデッティと共にプレーオフまで戦った。

Petar Stojanovic ㊵ペタル・ストヤノヴィッチ 

●右SB ●スロヴェニア代表45試合2G ●1995年10月7日(27歳) ●178cm72kg ●昨季:27試合0G(エンポリ)

ベレジンスキとトレードでエンポリから買取OP付レンタル。代表経験豊富で加入翌日には先発デビュー。同郷OBにカタネッチ

Facundo González ㉝ファクンド・ゴンザレス

●CB ●ウルグアイU-20代表21試合1G ●2003年6月6日(20歳) ●193cm78kg ●昨季:17試合1G(ヴァレンシアB=スペイン3部)

今夏U-20W杯7試合全て出場して優勝に貢献した左利きの大型CB。その活躍に目を付けたユーヴェが獲得し、今季はサンプにレンタル

Noah Lemina ⑨②ノア・レミナ

●トップ下、WG ●フランスU-17代表5試合0G ●2005年6月17日(18歳) ●179cm79kg ●昨季:20試合9G(PSG U-19)

PSGからレンタル移籍のガボン出身のダイヤの原石。小柄なテクニシャン。兄はユーヴェにもいたマリオ・レミナ。サンプとPSGの関係強化にもつながるか?

Pajtim Kasami ⑭パイティム・カザミ

 ●MF ●元スイス代表12試合2G ●1992年6月2日(31歳) ●188cm80kg ●昨季:12試合2G(オリンピアコス=ギリシャ)

メルカート終了後、契約切れのところを練習参加でテストを経て24年6月まで1年契約。フルハムやバーゼルで活躍した左利きのセントラルMF。10-11にはパレルモでセリエAの経験も有り、その後CLなどヨーロッパ戦の経験も豊富


※移籍情報総まとめ<2023・9・17現在>

IN(金額は全て推定)

GKフィリップ・スタンコヴィッチ(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル(300万€)。セルビアU-21代表

 

DFファビオ・デパオリ(26)⇒エラス・ヴェローナからレンタルバック

DFアレックス・フェラーリ(29)⇒クレモネーゼからレンタルバック

DFダニエレ・ギラルディ(20)⇒エラスから買取OP付きレンタル。イタリアU-20代表

DFシモーネ・ジョルダーノ(21)⇒アスコリからレンタルバック

DFアントニオ・バッレーカ(28)⇒カリアリからアウジェッロー200万€で完全移籍

DFペタル・ストヤノヴィッチ(27)⇒エンポリから買取OP付きレンタル。ベレジンスキとトレード。スロヴェニア代表

 

MFレオナルド・ベネデッティ(23)⇒バーリからレンタルバック

MFロナウド・ヴィエイラ(25)⇒トリノからレンタルバック

MFシモーネ・パナダ(21)⇒アタランタから買取OP付きレンタル

MFステファノ・ジレッリ(22)⇒クレモネーゼからフリーで完全移籍

MFマッテオ・リッチ(29)⇒フロジノーネから完全移籍

MFヴァレリオ・ヴェッレ(29)⇒パレルモからレンタルバック

MFクリストファー・アスキルドセン(22)⇒ベネヴェントからレンタルバック

MFノア・レミナ(18)⇒PSGからレンタル。フランスU-18代表

MFパイティム・カザミ(31)⇒オリンピアコスからフリーで完全移籍。元スイス代表

 

FWファビオ・ボリーニ(32)⇒カラギュムリュク(トルコ)からフリーで完全移籍

FWマルコ・デッレ・モナケ(18)⇒ペスカーラからレンタルバック。イタリアU-18代表

FWアントニオ・ラ・グミーナ(27)⇒ベネヴェントからレンタルバック

FWエスタニス・ペドローラ(19)⇒バルセロナ(スペイン)から買取OP付きレンタル

FWセバスティアーノ・エスポジト(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル。イタリアU-21代表

  総額0ユーロ 

OUT (金額は全て推定)

【さよならサンプ】※契約満了でフリー、もしくはレンタルバック

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒サントス(ブラジル)
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC(オランダ)
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒アル・シャマル(カタール)
  16. DFオイコノモウ ⇒パネトリコス(ギリシャ)
  17. GKトゥルク ⇒パルマ
  18. GKヴラディミーロ・ファルコーネ(28)⇒レッチェに400万€で完全移籍。イタリア代表
GKエミル・アウデーロ(26)⇒インテルに買取OP付きレンタル
GKイヴァン・サイオ(21)⇒ブリンディシ(セリエC-C)にレンタル移籍
GKマッテオ・ラスパ(21)⇒セストリ・レヴァンテ(セリエC-B)にレンタル移籍 ※ちなみにヴァスコ・レジーニと同僚になる
 
DFトンマーゾ・アウジェッロ(28)⇒カリアリにバッレーカ+200万€で完全移籍
DFマルコ・ソンマ(21)⇒プロパトリア(セリエC-A)に完全移籍
DFエマヌエル・エルコラーノ(20)⇒ラティーナ(セリエC-C)に完全移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFジュリアン・チャボット(25)⇒1FCケルン(ドイツ)に250万€で完全移籍
DFエルトン・ジェガ(21)⇒アレッサンドリア(セリエC-A)にレンタル移籍
DFバルトシュ・ベレジンスキ(32)⇒ナポリからレンタルバック⇒エンポリに買取OP付レンタル移籍。ストヤノヴィッチとトレード。ポーランド代表
DFルイジ・アクイノ(21)⇒契約解消
 
MFシモーネ・トリンボリ(21)⇒マントヴァ(セリエC-A)に完全移籍
MFメーディ・レリス(25)⇒ストーク・シティ(イングランド2部)に完全移籍。アルジェリア代表
MFフラヴィオ・パオレッティ(20)⇒カラギュムリュク(トルコ)に完全移籍
MFマッティ・ヴィターレ(18)⇒カターニャからレンタルバック⇒アウダーチェ・チェリニョーラ(セリエC-C)にレンタル移籍
 
FWフェリーチェ・ダミーコ(22)⇒アヴェッリーノ(セリエC-C)に完全移籍
FWエリック・ジェルビ(23)⇒ルメッツァーネ(セリエC-B)にレンタル移籍
FWマノーロ・ガッビアディーニ(31)⇒アル・ナスル(UAE)にフリーで完全移籍
FWマッテオ・ストッパ(22)⇒パレルモからレンタルバック⇒カタンザーロ(B)にレンタル移籍
FWロレンツォ・ディフテファノ(20)⇒グッビオからレンタルバック⇒レッコ(B)に完全移籍
FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)⇒グッビオ(セリエC-B)にレンタル移籍

   総額850万ユーロ

収支 +850万ユーロ


さて、本日は2週間ぶりの試合でチッタデッラ戦。

まだ怪我人はいますが、とりあえずは少なくとも冬までは戦う選手が揃ってプレーする初ゲームとなります。

今季のサンプを一つ占うゲームと言えるでしょう

激戦で実力差も少ない世界最凶リーグではありますが、正直その中では下位の方になるチッタデッラ相手にホームで結果を残せないと、いよいよティフォージやメディアの間でも不穏な空気が流れるでしょう

なんとか快勝で、そんな空気を解消しましょう!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位


2023-24 Serie B 第4節 Cremonese 1-1 SAMPDORIA とりあえずポジティブな勝点1

2023-09-13 08:07:18 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、バッレーカ MFベネデッティ FWデ・ルーカ

待望されるエスポジトは招集されましたが、まだ先発は尚早でした

中3日ながら前節からそれほどスタメンはいじらず

まずCFは怪我で招集外となったデ・ルーカに代わり再びラ・グミナ

そしてジョルダーノに代わって左SBにキャプテンのムッルーが移り、CBにフェラーリが入りました

その他は前節と同じ顔ぶれ

元クレモネーゼは、ついこの6月までレンタルで在籍していたフェラーリがいます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑳ラ・グミナ(67分⑦⑦デッレ・モナケ)

⑯ボリーニ(86分⑦エスポジト) ⑪ペドローラ 

 ⑩ヴェッレ(86分㉜ジレッリ) ㉓デパオリ

     ⑧リッチ(46分㉘ジェペス)

㉙ムッルー(c)       ㊵ストヤノヴィッチ(62分④ヴィエイラ)

   ㉕フェラーリ ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑥パナダ、⑰マラグリーダ;FW:⑨②レミナ

イエロー:ストヤノヴィッチ、ヴェッレ、ヴィエイラ、フェラーリ 


※一方のクレモネーゼはバッラルディーニ監督の4-4-1-1

開幕2試合無得点で危機感を感じたクレモネーゼは、それこそサンプとの争いを制してCFのコーダの獲得に成功します。コーダはセリエBでは様々なクラブでエースを張ってきた点取り屋です

DF陣は昨季のメンバーが結構残っていて、そこそこ計算できる。なんとか点取り屋さえいれば得意の堅守速攻型サッカーでと監督のバッラルディーニは思っているのでしょう

昨季途中から率いて降格してしまったバッラルディーニ監督ですが、昨季は戦力不足と大勢が有る程度決まっていたのでなかなか厳しい戦いでした。しかし彼自身はマフィアみたいな風貌から的確な采配で、セリエBのクラブを昇格に導いたり、Aでも戦ってきたベテラン監督。まぁ、どうしても💩ェノア臭がするので、私は嫌いですが

ただ、メルカート終了直前にDFギリオーネやMFマジェールを獲得したり、将来性豊か過ぎるアフェナ‐ギャンがまだベンチだったり、チーム作りはまだまだ途中なチームでしょう

元サンプはMFに昨季はピルロ監督のもと、トルコでプレーしていたベルトラッチがいます

Cremonese <4-4-1-1>監督:ダヴィデ・バッラルディーニ

   コーダ(75分ツァジュウ)

       バスケス

ブォナイウート(86分アブレゴ) コッロコロ(75分ザニマッキナ)

 ピッケル ベルトラッチ(75分カスタニェッティ)

クアリアータ         セルニコラ

 ロコシュビリ  ビアンケッティ(C)

      サール

ベンチ:Saro, Jungdal, Sekulov, Ciofani, Afena-Gyan, Ghiglione, Antov, Majer
監督:バッラルディーニ

イエロー:ロコシュビリ、ピッケル

*備考:アボナメント6.033人+有料入場者数3.220人、芝状態そこそこ
*ロスタイム前半2分、後半6分

★日曜18:30キックオフで行われたゲーム。サンプは今季初、3rdの黒‐黒‐黒ユニで挑んだ


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 7  2試合連続で重大なミスをやらかしてしまい、ドリアーノの批判も増えてきたこの試合。彼はプレーで彼の価値を示した。失点は決定的を2回セーブした3度目のこぼれ球なのでしょうがない。それ以外に、少なくとも3個は決定的なセーブを。おそらくGkが彼じゃなければこの試合負けていただろう
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 加入したてで連戦の疲れか。あまり良くなかった。彼を下げたピルロの采配は妥当と言える
  • →67分ヴィエイラ 6 彼も前節良くなくて批判されていたが、この日はまずまずの出来。アンカーより左右MFの方が良い気がする
  •  ギラルディ 6 2試合連続フル出場。安定感ある。とにかくこのままレギュラー獲って、どんどん成長して欲しい
  •  フェラーリ 6.5 1試合空けての試合となった古巣対戦。3ヶ月前まで一緒にプレーしていた選手の特徴を知ってるのが生きたのか、この日は良かった。 
  •  ムッルー 5.5 せっかくCB及びキャプテンで評価を上げたのに、本来の左SB任されまた元のムッルーに戻った感がある。まぁオプションとしてこの起用はしょうがないかもしれないが
  • MFデパオリ 6 前節に続いて新たなポジションの右MFだった。まずまずの出来。ストヤノヴィッチ交代の67分からは右SBに
  •  リッチ 5 怪我明けの連戦でまだコンディション不足か、この日は良くなかった。失点もややボールウォッチャーになっており、責任有り。ジェペスが交代で入った後半リズムがガラっと良くなったので彼の出来の悪さが余計目立ってしまった
  • →46分ジェペス 6.5 彼の投入で間違いなく流れが変わった。リズムも良くなり、効果的なパスも出していた。ただし、シュート力不足。後半早々の決定機はセリエAレベルのMFなら確実に決めているはず
  •  ヴェッレ 5.5 前半は良くなく、チーム全体が押し込まれる原因の一つになっていた。後半チームと共に持ち直したが、セリエBレベルでは、好不調の波を少なくしてもう少し安定的に良いプレーを見せて欲しい
  • →86分ジレッリ ND ずっと怪我に泣かされていたが、うれしいサンプデビュー戦。さすがによくわからなかったので、今後プレー時間が増えてくるのを見たい
  • FWペドローラ 7 貴重な同点ゴールも含めて、この日も攻撃の中心は彼。本職は左WGだが、右サイドだと独力の突破だけでなく視野の広さも生かされる
  •  ラ・グミナ 5.5 同点ゴールの場面だけ貢献したが‥それ以外は相変わらず皆無。やはり厳しいなぁ
  • →67分デッレモナケ 6 もう少し長い時間見てみないとまだわからないが、期待は抱かせる出来。突破の仕方が若い
  •  ボリーニ 6 前節よりは良くなかったが。同点弾のアシストのヒールはさすが。この日は20分ぐらいCFとしてもプレー
  • →86分エスポジト 6 さすがに10分ぐらいではわからないが、その10分だけでもラ・グミナよりは貢献していた。早くスタメンが見たい
  • 監督 ピルロ 6.5 前半でリッチを見切ってジェペスを投入した彼の采配がズバリ当たった。また、ストヤノヴィッチやラ・グミナなど代えるべき選手を適確に交代。ボリーニのCFを試したりもした。ムッルーの左SB起用がちょっと疑問符

後半、5人全員投入してからのフォーメーションはこうなりました

[後半41分~ 4‐3-3]

    エスポジト

デッレモナケ    ペドローラ

 ジレッリ    ヴィエイラ

     ジェペス

ムッルー(C)    デパオリ

 フェラーリ ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはクレモネーゼ24分29秒:サンプ30分49秒

・最終シュート数はクレモネーゼ19本(枠内6):サンプ9本(枠内3)

・前半はクレモネーゼペース。ジェペス投入して流れが変わった後半はサンプペース

・ボールはサンプの方が支配していましたが、シュートはクレモネーゼの方が撃ってました。スタンコヴィッチが当たっていなかったらクレモネーゼが勝っていた可能性が高いでしょう

・とりあえず連敗は止め。Aから降格のBの強豪相手にアウェイで最低限の勝点1は評価できます

・しかも前半戦あまり良くなかったところから、流れを変えて同点に追いついたので

スタンコヴィッチ、フェラーリ、ジェペス、ヴィエイラなど、3節までで評価を落としていた選手たちが頑張りました

エスポジト、ジレッリの2人がついにサンプでピッチに立ちました

・前半戦は圧倒され・・・DFラインは終始不安定でした

・CF問題は解決されず・・・とにかくエスポジトが待たれます。彼がダメなら本当にボリーニCF試した方が良いでしょう

・15位勝点マイナス有るとはいえ、4試合勝点2はきついですねぇ


ちょこっとサンプニュース

サンプドリアWOMEN 

9/2 サンプは公式声明文で

「サンプドリアは、女子チームと女子セクター全体への取り組みを継続する。所有権は連盟、団体、選手、技術者との合意に忠実であり続けています。クラブの再建計画に伴う経済的困難にもかかわらず、ジェノヴァとイタリアの女子サッカー界を支援し続ける重要なプロジェクトに継続性を与えることが必要であると判断された。」

と発表しました

7月に青天の霹靂で、突然サンプWomen(女子)からサンプは手を引く事を発表しました。せっかく結構なミラクルで昨季のセリエA残留を勝ち取って、大喜びで”Lettera daAmsterdam”を大合唱していたサンプガールズ。さぁいよいよ今季も頑張るぞ、と言うタイミングで突然のチーム撤退でした。しかし何も知らされなかった選手もかなり失意の模様で、「イタリア女子サッカー全体への冒涜だ」とまで言って多数の選手が抗議してきました。その結果、猛烈な抗議を受けたラドリッツァーニ&マンフレディも少し考え直したみたいで、とりあえずSampdoria Femminileを継続して保有することを発表し、この度無事に2023-24シーズンもセリエAで戦う事になりました。

ただし、元から問題になっていた今までのスタジアム=ボリアスコ(サンプの練習場の隣のグラウンドでプリマヴェーラもそこで試合してる)ではなく、9/17の開幕戦のインテルWomenとの試合は、ホームながらジェノヴァから約2時間かかるヴェルチェッリの”スタディオ・シルヴィオ・ピオラ”で行われます

まぁとりあえず良かったと思います

ただし、一旦手を引くと言ってから再度セリエA加入が承認されるまで、7/19~9/2までサンプガールズは一切の補強を許されておらず、昨季のチームからエースのリンコンやノヴェリーノの姪のスピネッリなど含め20人がすでに離脱。残ってるのは9人だけと言う事態。今急ピッチでチーム再建に奔走してる模様ですが、今季のカンピオナートは棘の道が予想されます。こちらもゼロからのスタートですね・・・

SAMPDORIA WOMEN ※9/8現在
(監督:サルヴァトーレ マンゴ)

残留選手:

  • Rachel Cuschieri (c, 1992)
  • Bianca Fallico (c, 1999)
  • Aurora De Rita (d, 1999)
  • Elisabetta Oliviero (d, 1997)
  • Vanessa Panzeri (d, 2000)
  • Elena Pisani (d, 1997)
  • Cecilia Re (c, 1994)
  • Amanda Tampieri (p, 1997)
  • Stefania Tarenzi (a, 1998)

放出選手:

  • Sara Baldi (a, 2000) Como
  • Elena Battistini (d, 2003) Pomigliano
  • Agnese Bonfantini  (a, 1999) Inter
  • Emma Brunelli (p, 2005) svincolata
  • Lineth Isabel Cedeño (a, 2000) svincolata
  • Dominika Čonč (c, 1993) svincolata
  • Francesca Fabiano (p, 2003) Napoli
  • Kelly Gago (a, 1999) Parma
  • Michela Giordano (d, 2002) Juventus
  • Nicole Lazzeri (d, 2006) svincolata
  • Giada Lopez (a, 2005) svincolata
  • Siria Mailia (c, 2006) svincolata
  • Chiara Marenco (d, 2004) svincolata
  • Kirvil Odden (p, 1992) svincolata
  • Tecla Pettenuzzo (d, 1999) Napoli
  • Cecilia Prugna (c, 1997) Sassuolo
  • Alice Regazzoli (c, 1999) Como
  • Yoreli Rincón (c, 1993) Atletico Nacional
  • Valentina Soggiu (p, 2002) Chievo
  • Giorgia Spinelli (d, 1994) Fiorentina

2022-23 選手一覧
 ※赤字は残留予定選手

GK  1 Amanda Tampieri, 36 Valentina Soggiu, 77 Francesca Fabiano, Emma Brunelli 99, SN Kirvil Odden;

DF  2 Vanessa Panzeri, 3 Chiara Marenco, 5 Giorgia Spinelli, 14 Aurora De Rita, 15 Elena Battistini, 22 Elisabetta Oliviero, 23 Elena Pisani, 28 Nicole Lazzeri, 44 Tecla Pettenuzzo67 Michela Giordano;

MF  7 Dominika Čonč, 8 Rachel Cuschieri, 10 Yoreli Rincón, 11 Siria Mailia, 21 Cecilia Re, 37 Cecilia Prugna, 40 Bianca Fallico, sn Alice Regazzoli;

FW  9 Giada Lopez, 19 Lineth Isabel Cedeño, 24 Sara Baldi, 27 Stefania Tarenzi, 29 Kelly Gago, Agnese Bonfantini.

※現在急ピッチで補強が始まっており、とりあえずJuve Womenからミケーラ・ジョルダーノ(昨季もサンプに在籍)とエヴァ・シャツェール(2005年生)をレンタルで獲得しました

開幕までに20人ぐらいは揃えたいですね・・・

サンプの代表選手

若手切り替えと年棒節減で代表選手もかなり減った現サンプ

しかし、まだ意外とこんなにいます(笑)。ただ、ほとんどがアンダー代表ですけどね

サンプで出場機会が限られてるパナダが、なぜここに来て選ばれたのかが謎ですが?

ただ、僕も彼はポテンシャルは有ると思ってます

※黒字はユース

  • DFストヤノヴィッチ – スロヴェニア代表

  • DFロティオネン – フィンランドU-21代表

  • DFギラルディ –  イタリアU-21代表

  • MFパナダ - イタリアU-21代表 ※初招集

  • GKスタンコヴィッチ – セルビアU-21代表

  • FWンタンダ  – ベルギーU-19代表

  • MFアンドレア・ダクール – フランスU-19代表

  • DFチャラランポス・ジェオルジアディス – ギリシャU-19代表

  • FWデッレ・モナケ –  イタリアU-19代表

  • DFアレッサンドロ・ヴェントレ – イタリアU-18代表

  • FWルカス・メネア  – リトアニア U-15代表

フェラーリ、ベネデッティ長期離脱の恐れ

と言うわけで、負傷中の2人に長期離脱の恐れが出てきました。そこでサンプは契約フリー選手の中から

MFパイティム・カザミ

を現在ボリアスコで練習帯同させてテストしております。

マケドニア出身の元スイス代表、31歳、身長188㎝、左利きのMF。ベネデッティやヴェッレの代わりが務まれば御の字

直近はオリンピアコスでプレーしましたが、バーゼルやフルハムでプレーした事もあり、若かりし頃はパレルモで14試合セリエAも経験しております


さて、代表ウィークで2週間空いて、次節はホームでチッタデッラ戦

今まで4試合は全く思っていませんでしたが、新加入選手も揃いこの試合はそろそろ結果が求められます。チッタデッラはBの中では強い部類では無いチームなので 

この試合勝てないようですと少なくともメディアやサンプティフォージは騒がしくなっていくでしょう。昇格なんてとても無理だと。

 

次節の前か後にはサンプの選手名鑑とセリエB全体のガイドを配信したいのですが…

時間と気力次第で、すいません・・・

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位


2023-24 Serie B 第3節 SAMPDORIA 1-2 Venezia ホームで手痛い逆転負け…

2023-09-03 11:22:11 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止バローニオ助監督

怪我DFコンティ、バッレーカ;MFジレッリ、ベネデッティ;FWエスポジト

いよいよスタメンにボリーニリッチが戻ってきました。そしてCBはフェラーリではなく、ついに20歳のギラルディが初先発

また、CFもラ・グミナに変わってデ・ルーカが先発です

その他は前節と同じ顔ぶれ

キャプテンマークを巻くのは引き続きムッルー

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑨デ・ルーカ(46分⑳ラ・グミナ)

⑯ボリーニ(74分⑨②レミナ) ⑪ペドローラ(91分⑦⑦デッレモナケ) 

 ⑩ヴェッレ    ㉓デパオリ(74分⑥パナダ)

     ⑧リッチ(56分④ヴィエイラ)

㉑ジョルダーノ      ㊵ストヤノヴィッチ

  ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉕フェラーリ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑰マラグリーダ、㉘ジェペス;FW:⑲モンテヴァーゴ

イエロー:ヴェッレ、ラ・グミナ、パナダ、ストヤノヴィッチ、ヴィエイラ


※一方のヴェネツィアはヴァノーリ監督の4-3-2-1

そのヴァノーリは前節の退場で出場停止で、ベンチにはポルトガル人の助監督ゴディーニョが入りました

移籍の噂で揺れるエースFWポーヤンパロがしかし、キャプテンマークを巻いて1トップ

前節とはCBのスヴェルコに代わってアルターレを起用しただけで、あとの10人は同じスタメン

⑩番のピエリーニは2試合ですでに3得点をあげてます

元サンプは、トップチームでは結局出場した事は無いですがDFザンパーノ

ずっと右SBでしたが、今季は左SBを務めるようです

また去年レンタルで借りたキュイザンスがいるはずですが、高年棒がネックで放出リストに載っており現在構想外のようです

Venezia <4-3-2-1>監督:パオロ・ヴァノーリ

    ポーヤンパロ(C)(86分スヴェルコ)

 ヨンセン(71分ギッキエル) ピエリーニ(71分オリヴィエリ)

エレルソン(61分レッラ)  ブシオ(60分ビャルカソン)

     テスマン

ザンパーノ        カンデラ

 イドゥゼス  アルターレ

     ヨロネン

ベンチ:Bertinato, Grandi, Modolo, Cherishev, Ullmann, Andersen, Busato.
監督:ヴァノーリ(出場停止の為、ベンチにはゴディーニョ)

イエロー:無し

*備考:アボナメント18.224人(200.227euro)+ミニアボナメント425人(7.257euro)+有料入場者数2.789人(56.967euro)、芝状態良くない
★水曜20:30キックオフで行われたミッドウィークナイター


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 4.5  前節に続けて重大なミスをやらかしてしまった。終了間際許した勝ち越し点。直接FKをクロスを警戒しすぎておろそかになったニアに直接叩き込まれる。ただし、このミスもこれで身に染みれば2度と同じ過ちを繰り返さない事は出来る。そうやって成長して欲しいが3度目は許されない。その他のセーブは悪くなかったし、ビルドアップも危険な時は大きく蹴っていたので反省の色は見られた
  • DFストヤノヴィッチ 6 ちょっと調子に乗り過ぎドリブルを取られる事もあったが、セリエBでは十分なレギュラーだ
  •  ギラルディ 6 初先発だったがまずまずの出来。ヘディングの強さも見せた。このままレギュラー獲って欲しい
  •  ムッルー 7 失点に責任はあるが、それ以外はものすごく良かった。壁となり立ちはだかる。これが続けばCB補強は急務ではなくなるが……騙されてるんだろうなぁ.…..まぁBだからだろうし.…..
  •  ジョルダーノ 5.5 悪くは無かったが、なかなかプレシーズンの頃まで調子は上がってこない
  • MFデパオリ 6.5 この日もまた新たなポジションの右MFだったが、存在感を出していた。DFじゃ無ければ良いのかな?得点のアシストは彼 
  •  →75分レミナ 5 18歳のテクニシャンがデビュー。思ってたより身体が強く、球際負けなくて良い!と思ったのも最初の数プレーだけで、あとは持ち過ぎやミスも多くてさすがにまだ成長が必要だった。ただし、この年齢、そして加入1週間という事を考えると当然まだまだ楽しみではある
  •  リッチ 6.5 ついに先発に復帰。ここまで同ポジションを務めてきたジェペスに比べると落ち着き、どっしり感がある。まだフル出場は難しく57分で交代
  •  →57分ヴィエイラ 5 ジェペスかと思いきや意外な交代だったが、結果はあまり良くなかった。彼自身も怪我明けだし。とにかくトラップが下手
  •  ヴェッレ 6 チームが良かった65分までは彼も輝いていたが、終盤は彼もガス欠
  • FWペドローラ 7 うれしいサンプ初ゴール!そしてこの日もチームでNo.1の出来。良いCFが居ればさらに生きるだろう
  •  →デッレモナケ ND レミナじゃなくて、先に彼を投入だったのではないか?8分じゃ何も出来ない
  •  デ・ルーカ 5.5 ラ・グミーナよりはまぁ良いかと言う感じだったが、物足りない 
  •  →46分ラ・グミナ 5 ほんのちょっとチャンスは作ったが・・・ポストも出来ないしやはり厳しいなぁ
  •  ボリーニ 6 やはり現時点でレギュラーで有るのは間違いない。ただ、そろそろゴール決めて欲しい
  •  →75分パナダ 5 采配の被害者かな?右MFは彼のポジションでは無い気がする。身体のひ弱さが目立った
  • 監督 ピルロ 5.5 GKからの組み立てが改善されたり、65分までは物凄く良かったり前節との違いは見せた。ただし、この試合の交代は疑問符。結果論ではあるが、ヴィエイラとパナダ、レミナでは無く、ジェペス、デッレモナケ、アスキルドセンだったのではないかな?正直ヴァノーリとの采配の差でこの試合を落としたとも言える・・・ただ、彼も若い。そして柔軟性はある

後半、5人全員投入してからのフォーメーションはこうなりました

[後半46分~ 4‐3-3]

    ラ・グミナ

デッレモナケ    レミナ

ヴェッレ      パナダ

    ヴィエイラ

ジョルダーノ  ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C) ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ28分43秒:ヴェネツィア33分41秒

・最終シュート数はサンプ10本(枠内5):ヴェネツィア8本(枠内6)

・ヴェネツィアがマラッシでサンプに勝ったのは1962年以来61年ぶりらしいです

・審判ミネッリは終始怪しかったです。PK取ってくれなかったし、自分にボール当たってサンプボールを相手ボールにしたりしてました

・後半25分ぐらいまではサンプペースでした。その後サンプは交代で弱体化。まぁボリーニやリッチはまだ90分戦える体力が戻ってないと言う事で、交代自体はしょうがないにせよ、問題は交代選手の人選と戦術

・ヴェネツィアは最終的に隔離席から電話も使わず大声で指示を出していたヴァノーリ監督のパワープレー。1トップからCFタイプのFW3人を近くに寄せる3トップが当たって逆転に成功しました

・とりあえずBの強豪相手に、十分以上戦えると言う事は示せました。70分間は

・この試合もペドローラの活躍。末恐ろしく楽しみです

ボリーニ、リッチも徐々に完全復活に近づいており、やはりこの2人は大きい

・ギラルディも1試合通して戦えそうです

・前節失敗したGKからの組み立てを早速修正できたのは良かったと思います

ムッルー主将をこの試合は褒めてあげたいです

・スタメンとサブの実力差が大きいですね。

・ホームで連敗と言う結果・・・

・経験値の少なさが出てしまってますね

・CFはデ・ルーカが最初はラ・グミナより良いかなぁと思いましたが、結局ドングリの背比べ。今一番の問題ですね。エスポジトはもちろん期待大ですが、この3トップのCFとして活躍できるか期待と不安で胸がいっぱいです

・GKスタンコヴィッチがティフォージから見放されつつある…これ以上の失敗は許されません。ただ、僕は彼に信頼を寄せるべきだと思いますが


 さて、ついに夏のメルカートが閉まりまして、前号から変わった部分ちょっとだけメルカート情報を

’23-’24 夏のメルカート 

※移籍情報総まとめ<2023・9・2現在>

IN(金額は全て推定)

GKフィリップ・スタンコヴィッチ(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル(300万€)。セルビアU-21代表
 
DFファビオ・デパオリ(26)⇒エラス・ヴェローナからレンタルバック
DFアレックス・フェラーリ(29)⇒クレモネーゼからレンタルバック
DFダニエレ・ギラルディ(20)⇒エラスから買取OP付きレンタル。イタリアU-20代表
DFシモーネ・ジョルダーノ(21)⇒アスコリからレンタルバック
DFアントニオ・バッレーカ(28)⇒カリアリからアウジェッロー200万€で完全移籍
DFペタル・ストヤノヴィッチ(27)⇒エンポリから買取OP付きレンタル。ベレジンスキとトレード。スロヴェニア代表
 
MFレオナルド・ベネデッティ(23)⇒バーリからレンタルバック
MFロナウド・ヴィエイラ(25)⇒トリノからレンタルバック
MFシモーネ・パナダ(21)⇒アタランタから買取OP付きレンタル
MFステファノ・ジレッリ(22)⇒クレモネーゼからフリーで完全移籍
MFマッテオ・リッチ(29)⇒フロジノーネから完全移籍
MFヴァレリオ・ヴェッレ(29)⇒パレルモからレンタルバック
MFクリストファー・アスキルドセン(22)⇒ベネヴェントからレンタルバック
MFノア・レミナ(18)⇒PSGからレンタル。フランスU-18代表
 
FWファビオ・ボリーニ(32)⇒カラギュムリュク(トルコ)からフリーで完全移籍
FWマルコ・デッレ・モナケ(18)⇒ペスカーラからレンタルバック。イタリアU-18代表
FWアントニオ・ラ・グミーナ(27)⇒ベネヴェントからレンタルバック
FWエスタニス・ペドローラ(19)⇒バルセロナ(スペイン)から買取OP付きレンタル
FWセバスティアーノ・エスポジト(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル。イタリアU-21代表

  総額0ユーロ 

OUT (金額は全て推定)

【さよならサンプ】※契約満了でフリー、もしくはレンタルバック

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒サントス(ブラジル)
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC(オランダ)
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒アル・シャマル(カタール)
  16. DFオイコノモウ ⇒パネトリコス(ギリシャ)
  17. GKトゥルク ⇒パルマ
GKヴラディミーロ・ファルコーネ(28)⇒レッチェに400万€で完全移籍。イタリア代表
GKエミル・アウデーロ(26)⇒インテルに買取OP付きレンタル
GKイヴァン・サイオ(21)⇒ブリンディシ(セリエC-C)にレンタル移籍
GKマッテオ・ラスパ(21)⇒セストリ・レヴァンテ(セリエC-B)にレンタル移籍 ※ちなみにヴァスコ・レジーニと同僚になる
 
DFトンマーゾ・アウジェッロ(28)⇒カリアリにバッレーカ+200万€で完全移籍
DFマルコ・ソンマ(21)⇒プロパトリア(セリエC-A)に完全移籍
DFエマヌエル・エルコラーノ(20)⇒ラティーナ(セリエC-C)に完全移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFジュリアン・チャボット(25)⇒1FCケルン(ドイツ)に250万€で完全移籍
DFエルトン・ジェガ(21)⇒アレッサンドリア(セリエC-A)にレンタル移籍
DFバルトシュ・ベレジンスキ(32)⇒ナポリからレンタルバック⇒エンポリに買取OP付レンタル移籍。ストヤノヴィッチとトレード。ポーランド代表
DFルイジ・アクイノ(21)⇒契約解消
 
MFシモーネ・トリンボリ(21)⇒マントヴァ(セリエC-A)に完全移籍
MFメーディ・レリス(25)⇒ストーク・シティ(イングランド2部)に完全移籍。アルジェリア代表
MFフラヴィオ・パオレッティ(20)⇒カラギュムリュク(トルコ)に完全移籍
MFマッティ・ヴィターレ(18)⇒カターニャからレンタルバック⇒アウダーチェ・チェリニョーラ(セリエC-C)にレンタル移籍
 
FWフェリーチェ・ダミーコ(22)⇒アヴェッリーノ(セリエC-C)に完全移籍
FWエリック・ジェルビ(23)⇒ルメッツァーネ(セリエC-B)にレンタル移籍
FWマノーロ・ガッビアディーニ(31)⇒アル・ナスル(UAE)にフリーで完全移籍
FWマッテオ・ストッパ(22)⇒パレルモからレンタルバック⇒カタンザーロ(B)にレンタル移籍
FWロレンツォ・ディフテファノ(20)⇒グッビオからレンタルバック⇒レッコ(B)に完全移籍
FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)⇒グッビオ(セリエC-B)にレンタル移籍

   総額850万ユーロ

収支 +850万ユーロ

以下、現陣容↓↓

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ 2023・9・2現在

        エスポジト(ラ・グミーナ)(デ・ルーカ)

ボリーニ(デッレモナケ)    ペドローラ(デパオリ )(レミナ)

 ヴェッレ(ジレッリ)(ヴィエイラ) ベネデッティ(アスキルドセン)(マラグリーダ)   

        リッチ(ジェペス)(パナダ)

ジョルダーノ(バッレーカ)    ストヤノヴィッチ(デパオリ)(コンティ)

   ムッルー(ゴンザレス) フェラーリ(ギラルディ)(ロティオネン)

        スタンコビッチ

         (ラヴァーリア)(タンタロッキ)

※結局序盤から飛ばしたサンプのメルカートは、ちょっと尻すぼみになった感が有りますね

最終日、FWは絶対取るとレグロッタリエ自身も明言してましたが、誰も取れませんでした

まもなく公式発表有ると思いますが、どうやらマンチーニJrが正式にスポーツディレクターに就任する模様です。今回最終日に何も決められなかったのが、彼の経験不足から来るもので無ければ良いのですが・・・大体最終日1日だけでアルゼンチン人のアラリオ獲得なんて、南米との手続きやメディカルチェックの問題を考えると無謀すぎると思いましたが

そして狙っていた大物、元ウディネーゼのMFロベルト・ペレイラはやはりサンプの名前が向こうのエージェントの戦略に使われた感が有りますね。ただ、現在無所属の状態なので、可能性はかなり薄いですがまだ一応チャンスは有ります

その他リヴァス、オカカ、ソリアーノ、カイセド、クアリアレッラ、ムスタフィなどまだ獲得できるフリーの選手はいますが、どうやら一旦サンプは満足しているような気がしますね

とりあえず、人員の総入れ替えはある程度終わったので、これで12月まで戦ってみて昇格有りそうなら冬のメルカートでさらなる補強を頑張る。そうでなければさらに若手強化する。と言う感じでしょうか?


ちょこっとサンプニュース

①大物の息子たちがが続々サンプアカデミーに!

 先日キエーザ息子がサンププリマヴェーラに加入しましたが、その流れはまだ続きます

まずは一人目。マロッタの右腕としてサンプで活躍して、ユーヴェやトッテナムのGMとして名をはせたファビオ・パラティチの息子、「ロレンツォ・パラティチ」がサンプのU-15 に加入しました。2008年生まれの15歳。将来性あふれるFWだそうです。これは政治的にも意味が大きいですかね!?

次はローマやインテルで活躍した元フランス代表のオリヴィエ・ダクールの息子、「アンドレア・ダクール」がサンプ・プリマエーラに加入。こちらは2005年生まれの18歳。ニースからの移籍で、トップ下のようです

未来のサンプも楽しみです!!

↑↑©ClubDoria46より


さて、次節は同じく降格組のクレモネーゼとアウェイで対戦です

クレモネーゼはサンプ同様にCF不足でしたが、サンプと獲りあったFWマッシモ・コーダが前節早速結果を出して強化されてます

クレモネーゼは奇しくもジャンルカ・ヴィアッリが出身のクラブ。サンプと共にヴィアッリを偲びながらの戦いになりますが、ヴィアッリのようなCFが今本当に欲しい!

なかなか厳しいアウェイ戦になりますが、サンプはエスポジトのデビューが待望されるところ。とりあえずついに招集はされました。この試合の後は2週間代表ウィークで試合が無いので、なんとか全てを出し切って勝点を!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第4節 2023年 9/3(日) 対クレモネーゼ@クレモナ 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)

’23-’24 SERIE B 

3試合 1勝0分2敗 勝点1(-2点ペナルティ) 得点3 失点5 得失点差 -2 暫定13位