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結局やるみたいです...…さぁ、生死を賭けたセリエB降格プレーアウト 展望👀

2025-06-15 00:20:31 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
結局プレイアウト実施へ
明日からクラブW杯!?
そんなのかんけーねー

負けても何も失わないでしょ?
明日はいよいよセリエBの降格プレーアウト
こちとら生活かかってるんじゃい!!

昨日、最終的にセリエBの降格プレイアウトは行われる事が決定されました。
スポーツ裁判所(ナツィオナーレフェデラーレ トリブナーレ=TFN)がサレルニターナから出されたプレイアウト中止の申し立てを却下したことで、サンプドリアとのプレイアウト対戦に青信号が灯りました。これはクラブも認識しており、公式の最終順位も尊重しているという結果に帰結しました。

これにより、FIGC(イタリアサッカー連盟)およびレガ・セリエBがマンフレディ会長のクラブに対して依怙贔屓しているという疑念も払拭されました。

・マンフレディ会長の言葉
「上訴に臨まないというブレッシャの決断(1審により課された4ポイントのペナルティも最終確定)により、すべてが臆測にすぎないという確証も得られた」(サンプを救うために贔屓しているというチェリーノの発言に対して)と、マンフレディは昨日『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応えて述べました。
「被害にあっているのは私たちです。というのも、もしポイントの剥奪がシーズン中に行われていたならば(コゼンツァに対して行われたように)、この問題はまったく異なる結末に到達していたという理由です。法の手続きも整理された日程に従っておこなわれたものですから」。

グランド上の「怒り」
ここからはグランド上に視線を向け、自分たちの後世に関わる大一番に臨まなければならない。(約 30,000 人の観客も後押ししてくれているという情報もある)クラブ内から漏れてくるのは、この数週間に浴びた攻撃、不当な中傷に対して抱く『怒り』。
サレルノからも根拠のない中傷に晒されたという悔しさ。
だからこそ、このダブルプレイアウトに臨むにあたって、この『怒り』を『戦うエネルギー』(アゴニスティックチャージ)に変えて臨まなければならない。
これはクラブの運命、シーズンの帰趨、真っ新な再スタートに関わってくるものなのであります!

と言う言葉を残しました。
さぁ、ほーーーんとうに色々ありましたが、やっと(試合2日前にw)決まりました。
私もここから急速にモードを変えていきます。
ちょっとプレーアウトに向けて準備していきましょう!

前回も紹介しましたが、我々サンプクラブ東京も所属する
Sampdoria Federclub会長エマヌエーレの言葉

「試合に向けて気持ちを一つにしよう、みんな。
俺たちはサポーターだ、弁護士じゃない。
そして弁護士にすら確かなものなんてない。
でも今日から俺たちには、2つの確かなものがある。
日程が決まった。そして15時からはチケットが発売される。

これは強いメッセージだ。
試合がないまま1か月が過ぎて、失われていた熱を取り戻すチャンスなんだ。」


そう、、やると決まったら応援するのみ
ただ、簡単ではありません
だって一度すでにセリエCに落ちてるチームですからね・・・
そこから補強されたわけでは無いし、誰か重要なケガ人が帰ってきたわけではありません。

プレーアウト日程はこれ↓↓
  • 6/15(日)20:30 サンプドリア(ホーム)vsサレルニターナ
  • 6/20(金)20:30 サレルニターナ(ホーム)vsサンプドリア
サンプとサレルニターナの過去の対戦はこんな感じです

ジェノヴァにおける対戦成績(セリエAおよびセリエB)
✅ 試合数:10
✅ サンプドリアの勝利数:7
✅ 引き分け数:1
✅ サレルニターナの勝利数:2
✅ サンプドリアの総得点:17
✅ サレルニターナの総得点:10

そう、ホームでは分は悪くありません。と言うかシーズンの順位が下のサンプはこのプレーアウトが例えば同じ成績で終わった場合は、残れません。
例えば”2引き分け”や”1勝1敗で得失点差が0”だった場合はサレルニターナの勝利となります。なので、このホームでの試合は是が非でも勝ちたいところです。

・ジェノヴァでの最初の対戦
サンプドリア 6-3 サレルニターナ(1947/1948シーズン 第34節)

・ジェノヴァでの最後の対戦
サンプドリア 1-0 サレルニターナ(2024/2025シーズン 第38節)

このジェノヴァでの最後の対決はつい1か月前。今季の本来は最終節だったはずの試合です。そして私はこの試合を現地で生観戦してました↓↓




内容的にはそんな褒められる感じじゃなかったですが、CKのどさくさからオランダ人がゴールを決め、なんとかかんとかその1点を守り切りました。この時はなー このめちゃくちゃデカい勝利で、何とか残留できるんじゃないかと思ったんですがね・・・

明日も正直めちゃくちゃ泥試合になると思います。極端な話「2試合とも0-0」でも勝ちとなるサレルニターナは、特にジェノヴァでの試合はガチガチに守ってくる事が予想されます。そしてカウンターからシミーとか、セットプレーでチェッリの高さを生かしてあわよくば点を取ると言う戦術が予想されます。
サンプもエヴァーニが監督になってから、DFは多少マシになったものの相変わらず流れからの得点の香りはしません。この試合同様に、セットプレーからでも何とか1点取りたいモノです。

とりあえず、良いイメージを残す為に1ヶ月前のハイライトを貼っておきます↓↓
🏃‍♂️1ヶ月も間空いてしまったので、ここでこのプレーアウト2試合に向けての現在のサンプの陣容を確かめておきましょう

FW:ニアングは怪我で別メニュー。まぁあれだけ戦犯扱いされた彼がサンプのユニを着られる事は無いだろう。トゥティーノはまだ戻れず。 必然的にコーダとシビッリのコンビとなるか?ボリーニはベンチには何とか間に合う可能性有り。あと控えにはアビウーゾ、 セクロフ

MF:レジスタはジェペス有力、リッチは終盤に株を下げた。左右MFはメウレンスティーンとベネデッティが有力。ヴィエイラとベッレーモがそれに続く。攻撃的に行くためにはウデンとアキンサンミーロが控える。ここは意外と怪我人はいない

WB:馬鹿ベルアットはサンプになんの断りもなく、レンタル元のピサとの相談により、シーズン中から怪我をしていた肩の手術に踏み切った。残されたのは3人。右デパオリ、左はイオアノウかヴェヌーティの争い。イオアノウはキプロス代表にも出ていたので調子が戻ってきた事を祈る 

DF:3バックだろうが、アルターレが怪我してしまったのが痛手。ロマニョーリもまだ復帰できず。フェラーリが中心となる陣容は不安しかない。ベレジンスキも怪我明けで、ポーランド代表に召集されたが0分出場。クルトはシーズン終盤にテクニックの無さを露呈してしまったので、フェラーリが真ん中でヴェロリとリッチョの若手が脇を固める形か?フェラーリはサンプ愛は有るはずだし、若手2人は自分の為に頑張る事を期待するしかない

GK:唯一希望が持てるポジション。クラーニョの怪我も1ヶ月で癒えたはず。クラーニョは6月までの契約だが、レンタルでも無いし本人の来季での良い契約を勝ち取る為にも(サンプでもそれ以外でも)、全力でアピールするはず。冬に加入したばかりの割にはクラブ愛も有りそう

明日の予想フォーメーションはこんな感じでしょうか?

サンプドリア<3-5-2> 監督エヴァーニ      
       コーダ(アビウーゾ)
   シビッリ

 メウレンスティーン ベネデッティ

イオアンヌ          デパオリ
      ジェペス(ヴィエイラ)

  ヴェロリ    リッチョ(クルト)
      フェラーリ
  
      クラーニョ

ベンチ:GKギドッティ、キオッラ
    DF:ベレジンスキ
    MF:リッチ、ベッレーモ、アキンサンミーロ、ウデン
    FW:ボリーニ、セクロフ

ケガ人:GKペリザン、DFロマニョーリ、アルターレ、ベルアット FWトゥティーノ、ニアング

一方のサレルニターナはこんな感じか
SALERNITANA (3-4-2-1): 監督:マリーノ
    シミー(チェッリ)

  トンギャ フルスティッチ(ソリアーノ)

コラッツァ      ギリオーネ
  
  カリガーラ アマトゥッチ
  
 ロコシュヴィリ ルッジェーリ
     フェラーリ
    クリステンセン

まぁ特出した選手はそれほどいないが、チームで守ってきてカウンターに賭けてくる感じだろう。シミーやヘッド強い天敵のチェッリ、元サンプのソリアーノなど攻撃陣はベテランが多い

ちなみにサレルニターナには
フェラーリ、ストヤノヴィッチ、ソリアーノ、ジレッリ
の4人の元サンプ選手がいる。
1人ぐらい内通者がいても悪くは無いのだが・・・

ところで、FIGC(イタリアサッカー連盟)は公式声明にて、サンプドリアとサレルニターナに所属する選手たちの買取権および買い戻し権の行使期限を延期することを発表しました。これは、両クラブがまだセリエBのプレーアウト(6月15日・20日予定)を戦う必要があり、来季どのカテゴリーに所属するかが決まっていないためです。そのため、これらの手続きは6月22日から27日の間に行えるようになります。以下、公式声明の概要です。
連盟会長の決定内容
  • 2025年6月11日発行のセリエBリーグ公式コミュニケーション第226号でプレーアウトの日程が定められたことを確認。
  • プレ―アウトに参加するクラブから、買取権・買い戻し権の行使期限をプレーアウト終了後に延期してほしいという要請があったことを確認。
  • クラブおよび選手たちの計画を円滑に進めるため、その要請は妥当であると判断。
  • 緊急性を認め、プロリーグからの賛同意見も取得。
  • 連盟規約第24条第3項に基づき、副会長の意見も聴取の上、以下を決定。
決定
3月21日発行の公式コミュニケーション212/A号および4月30日発行の263/A号の第3項を改訂し、買取権・買い戻し権の行使期限を以下の通り延期します(詳細は別紙Aに記載)。
この決定は次回の連盟理事会で正式に承認される予定です。
オプション・カウンターオプションの新日程
2024/2025シーズンの年契約・2年契約の選手の買取権・買い戻し権の行使は以下の通りです。
  • 2025年6月1日~4日:オプション行使期間
  • 2025年6月5日~8日:カウンターオプション行使期間
  • 2025年6月22日~24日:オプション行使期間(プレーアウト参加クラブ対象の特例)
  • 2025年6月25日~27日:上記オプションに関連するカウンターオプション行使期間
※まぁサンプの選手にはかなりこれに当てはまる選手がいる。来季の待遇を少しでも良くするためにも、選手には自分の為にも精一杯戦って欲しいもんだ。サンプ愛を望める選手など正直大していないのだから

さあ、時は来ました
SUDからの呼びかけ

「みんなでユニフォームを着て、この魔法のような色のために歌おう」
サンプドリアの「グラディナータ・スッド」のグループが、セリエB残留をかけたプレーアウト初戦(対サレルニターナ)に向けて、全てのサンプサポに向けて呼びかけを行いました。
「このシーズンに降りかかったあらゆる“クソ”を振り払う時が来た。この魔法のような色のために歌うという、我々を最も象徴する行為をする時が来た。それは我々の歴史のため、我々の子どもたちのため、そして父たちのためだ。
我々のユニフォーム、そのユニフォームのためにやる。明日、皆が誇りを持ってそのユニフォームを着る。胸を張って。
日曜日18時30分には全員ヴィア・デル・ピアーノに集まろう。全員がブリュチェルキアーティのユニフォームを着て。サンプドリアのために、サンプドリアを愛する全ての者のために

と声明の中で語られています。

 チケット販売開始がものすごく遅かったにも拘わらず、マラッシでは日曜夜の試合に向けて完売、あるいはほぼ満席が予想されます。サレルニターナ側の内部事情(講義を続けてるウルトラスが一部応援をボイコットする可能性有り)もあり、アウェー席の前売りは伸び悩んでいるものの、ホームのチケットは急速に売れており、すでに3万1千人の観客がサンプドリアを勝利へと後押しする予定です。SUDはすでに完売しており、NORD、ディスティンティ席、トリブーナ席、セッター6にはわずかなチケットが残っているのみとなっています。

 我々の歴史のため、我々の子どもたちのため、そして父たちのために戦え!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
38試合 8勝17分13敗 勝点41 得点38 失点49 得失点差 -11 17位


セリエB降格プレーアウト
第1戦(ホーム): 2025年 6/15(日) 対サレルニターナ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

第2戦(アウェイ): 2025年 6/20(金) 対サレルニターナ@サレルノ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

いまだシーズン終了せず!!ドタバタ、セリエB降格争い協奏曲 いよいよPOやるのか!?

2025-06-13 08:00:56 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
wひさしぶりの更新になります

ちょっとイタリア行ってました

35年前、優勝を争ってたチームの虜になった少年は24年前に憧れの選手に初めて会いました。24年経った今日、その選手はまたチームを救おうと戻ってきてくれました。私も苦しんでるチームを見ていてもたってもいられなくなって、10000km離れた島国から飛んでいきました

 イタリアお得意の日程のズレにより(今回はローマ教皇の突然の崩御だったのでしょうがないか・・)、予定では36節クレモネーゼ戦、37節カタンザーロ戦(ジェノヴァで友人と)、最終節サレルニターナ戦とシーズン最後まで見る予定でしたが、その後に34節が来る結果となりましたが。



まぁイタリア自体はめちゃくちゃ楽しかったですし、大勢のドリアーニの旧友達と会えたり、また後日更新しますが様々な目的を達したので良かったのですが・・・

その後もうさすがにみなさんご存知の通り、シン最終節のユーヴェ・スタビア戦に勝てなかった事により、サンプドリア79年の歴史で初のセリエC降格が決まりました。

そのまま約2週間、私は放心状態でした。Blog更新なんて言う気力も全くありませんでした・・・

以下が、降格決定後数日間での私の錯乱状態のSNS集です↓↓

「え?
ちょっとホントに意味わかんない
Serie Cってどこ行けば良いの?
チケットいくら??
何人選手放出するの???
エヴァーニさんとロンバルドさんは??
サンプドリア 79年の歴史で初のセリエCです
え?80周年記念ユニもセリエC!?
おい てめー Ferrero見てんのか?このやろー」

「心にぽっかり穴が空いた
まぁ正直な話CだろがBだろが日本で観辛さは大して変わらない
サンプ対SPALの方が決勝より重要だし面白いと思っちゃうのは私にとって変わらない
ただしGenovaの私の仲間達がきっと変な奴らに揶揄われていると想像すると心が痛い
日本にはその変な奴らは殆どいないから....」

「あー 時間戻す魔法使えたら、すぐ使うのになぁ
とりあえず昨日の試合前...
いや、どうせならシーズン前...
本当にヤバいのはFerrero就任前か...
って言うかいつまで戻せば良いかわかんないから、もうこのままでいいや

はい。
現実を受け止めて、前を向いて生きていきます
〜涙の数だけ強くなれるよ〜」

まぁこんな感じでした・・・
どんだけメンヘラなんだろw
↓↓ちなみに24年前と今回お会いした、私のアイドルです


しかし、降格決定1週間後に事件は起きました

「セリエB残留争いに激震! ブレッシャが勝ち点はく奪処分で、サンプドリアに残留プレーオフ参戦の可能性」 

はい。
これはかなりの確率で私が「あるかな?」と思っていたことなので、ものすごく驚いたりはしませんでした。ただ、残留争いの最中は「これ」にすがっていてはダメなので考えないようにしていましたが。

イタリアカルチョ界あるある
・降格するクラブ、破産しがち
・有力クラブ、政治に救われる
まさにこれですねー。

かくいうブレッシャも2年前に一度C降格してから他チームのペナルティで救われているので、そんなに文句は言えないはず・・・

とにかくサンプは奇跡のセリエB残留を果たす可能性が出てきました。
ただし、私は移籍メルカートもそうですが、決定事項で無い事に関して書くのは非常に嫌いです。イタリアではメディアで100%決定と報じられた移籍が土壇場で破談になる事など日常茶飯事。まして、今回のこのセリエB降格争いは複雑怪奇過ぎる。

しかしここに来てついに、ついにLega Serie Bから、公式発表が出ました

・レギュラーシーズン終了から1ヶ月後
・プレーアウト実施日(6/15、6/20)の4日前
・来季の登録期限(延長版)=6/24の13日前

チケットなんかも当然まだここまで販売開始できずでしたが…..

公式発表でブレッシャが今季勝点4マイナスされて18位に
その結果、18位サンプが17位、17位サレルニターナが16位に繰り上がり、当初から一番有力な説と言われていた
セリエC降格プレーアウトを
  • 6/15(日)20:30 サンプドリア(ホーム)vsサレルニターナ
  • 6/20(金)20:30 サレルニターナ(ホーム)vsサンプ
でやる

と言う形となります。やっとチケットも販売開始されたという事で、さすがに筆を取る気になりました。
ここまで何回も書いては発表しようとして止めていたので、溜まってます…...はっきり言ってもう過去の話になってしまった記事も有りますし、長ったらしくて大して面白くも無いので、飛ばしてください。まぁこの3週間ホントにグダグダだったという事がわかるだけでしょう(笑)

一応私なりになるべく正確に状況をまとめてみましたが・・・
ただ。まだ一波乱あると思っています。
なぜなら、サレルニターナがまだあきらめずに訴訟を起こしてるから・・・
この結果が出るのが6/13(金)
現在PO予定日のわずか2日前
そこで、さすがにPO初戦を行うか決まるでしょう。


6月3日(火)の時点ではこうでした

★まだすべてが解き明かされていない未来の中で、今後どのようなシナリオが展開されるかを待ちながら、サンプドリアは今日、プレイアウトの可能性に備えてトレーニングを再開します。

今回は、6月15日を目標にしたミニ合宿のような、より競技的に激しいトレーニングセッションとなる予定ですが、この日程もまだ正式に確定しているわけではありません。なぜなら、ブレシアの状況が不透明で、すべてが大きな「?」のままだからです。

ただ、日に日に状況は明確になっていく可能性があり、今後の期限や動きによってシナリオが変化していくことが予想されます。

5月29日の判決では、ブレシアが存在しない税額控除(クレジット)を使ってINPS(国立社会保障機関)とIRPEF(個人所得税)への支払いを行ったことで勝ち点8の減点処分を受けました。そして、その後にその処分の理由が公表されました。

連盟によると、ブレシアはアルフィエーリSPVグループからチェッリーノ会長に譲渡された税額控除の有効性を事前に確認できたはずだとして、詐欺の主張は却下されました。

チェッリーノ会長率いるブレシアは、この裁定に対して7日以内に控訴する権利があり、当然ながらその期限ぎりぎりである6月6日に控訴する見込みです。

❓しかし、6月6日は同時に「最後の四半期の給料支払い期限」でもあります。
そして、サンプドリア、サレルニターナ、フロジノーネと同様に登録期限は6月24日まで延長されていますが、6月6日までに支払いを完了している必要があります。

現在売却を待っているブレシアは、6月4日までに600万ユーロが必要で、支払いは48時間前までに完了していなければなりません。
もしこの期限が守られなければ、破産のリスクが高まり、現在進行中の法的争いはすべて無効となります。
破産すればすべての控訴は無意味となり、リーグはサンプドリア対サレルニターナのプレイアウトを正式に決定できるようになります。

一方で、もしブレシアが支払いと法的手続きを整え、6月6日に控訴を提出した場合は、第2審の判決が6月10〜12日頃に下されることになります(場合によってはそれ以前に)。
この時点で初めて、プレイアウトの日程が正式に決定される可能性があります。

しかし、ブレシアの弁護団は最終的にTAR(行政裁判所)への控訴も視野に入れており、これによりさらに日程が延びる可能性があります。
もし6月13日頃に判決が出た場合、サンプとサレルニターナ側も準備期間が短すぎるとして控訴する可能性が高く、より複雑な状況になるでしょう。

❓6月10日12時30分には、サレルニターナがCONIの保証裁判所に提出した控訴の審理も予定されています。
この控訴は、フロジノーネとのプレイアウトの延期に対するもので、「日程未定(sine die)での延期はリーグ規定第27条2項に違反する」**と主張しています。
この控訴も事態の長期化を招く可能性があり、最終的な登録期限である6月24日(場合によっては最大6月30日まで延長可能)が迫ってきています。
なぜなら、6月30日はシーズン最終日でもあるからです。
★その後6月8日(日)にはこうなりました

ブレッシャは、6月6日期限の最後の四半期分の給与を支払いませんでした。
この件は、現時点で第一審で下された決定に対して変更を与えるものではありりません。ブレッシャが 最後の四半期分の給与を支払わなかったことにより、今後のセリエCへの登録が認められなくなる見通しとなります。これは、セリエBからの降格を決定づけた4ポイントの減点処分(第一審)に続く措置となります。
 
ここで明確にしておかなければならないのは、規則に基づけば、ブレッシャが除外される可能性があるのは2025-26シーズンのセリエCからであって、2024-25シーズンのセリエBではありません。第一審の判決によってすでに降格が決まっているからです。この判決は、6月10日に改めて確認される見通しとなっています。 まだ不確定なのは、裁判所や控訴の可能性が関わっているためであり、確定的なことは第二審判決後まで言えないからです。

複雑ですが、控訴に関しては技術的には「消える」わけではありません。ブレッシャは清算手続きに入っていない限り破産とは見なされず、その間は法人格を保持しています。つまり理論上はまだ「有効な」存在であり続けているのです。この構造は一見パラドックスだが、実際には意味があります。 なぜなら、ブレッシャが控訴に勝てばセリエBに残る資格を得ますが、破産していたらアマチュアリーグからの再出発となります。逆に控訴に敗れてセリエC降格が確定した場合でも、清算されていなければエッチェレンツ(5部)から再スタートできます。 
なお、Lega Bからプレーアウト(降格決定戦)の日程は公式に発表されました。
6/15 20:30~
6/20 20:30~
と発表されましたが、出場チームはまだ明かされていません。これは、6月10日以降に第二審の結果が出てから正式発表されるためです。現時点では、判決が無効化されたという公式発表は一切ありません。 よって、第一審での4ポイント減点が有効である限り、プレーアウトはサンプドリアとサレルニターナが行うべきものと見られています。ブレッシャはすでに減点処分を受けており、給与未払いは第一審判決後に発生しました。そして、ブレッシャというクラブは技術的にはまだ破産していない、これが事実です。 6月10日の第二審判決をもってスポーツ裁判手続きが終了し、今後どうなるかが明確になるでしょう。

★そして第二審判決の後6月11日(水)に、冒頭お話しした通り正式にプレーアウト日程が公式発表になりました。ただ、まだサレルニターナの再審要求が残されてます

マッシモ・チェッリーノ率いるブレッシャは、スポーツ裁判の道を放棄し、完全に通常の司法の道に専念することを決めたことで、事実上サレルニターナとサンプドリアのプレーアウト(残留をかけた入れ替え戦)開催にゴーサインを出しました。一方、サレルニターナは、今もなおスポーツ裁判所の間を行き来する道を歩み続けています。

本日付の『ラ・ガッゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、サレルニターナはフロジノーネとのプレーアウトが延期されたことに異議を唱えており、本来であればその試合は行われるべきだったと主張しています。その後にブレッシャに科された勝点剥奪の処分が順位表を再編し、プレーアウトの敗者が救済される形になり、結果として4クラブが自動降格となったはずだと述べています。それらはコゼンツァ、チッタデッラ、サンプドリア、そしてブレッシャです。

一方で、セリエBリーグ(Lega B)はこの見解を採りませんでした。なぜならその場合、サンプドリアが4位から下の順位(=プレーアウト圏内)に入り、プレーアウトを戦う権利を得ることになるため、さらなる訴訟が発生する可能性があったからです。

しかしサレルニターナはこれを受け入れず、CONI(イタリア・オリンピック委員会)の保証委員会に対して、Lega BとFIGC(イタリアサッカー連盟)に「延期の無効化または撤回を求めた訴え」を起こしたものの、これは却下されました。さらに、この種のケースでは異例ともいえる重い罰金まで科されました。

似たような内容の別の訴えも、連邦スポーツ裁判所(Tribunale Federale Nazionale)に提出されており、予備審理がプレーアウト第1戦の2日前となる金曜日に予定されています。もしこれが受理された場合でも、実質的な審理は*6月19日(木)まで始まらないため、その前に試合を行うのはほぼ不可能になります。これがPOが中止になるケースです。

現時点では、Lega BとFIGCの判断の方に理があるように見えるが、サレルニターナは今後も、スポーツ以外の司法の場での戦いに備えています。

いずれにせよ、Lega Bはすでに試合日時を発表しており、昨日正式に、プレーアウトはサレルニターナ対サンプドリアで行うことを決定しました。
延期は困難であり、さらに「セリエBを21クラブに拡大する」といった案は不可能とされています。

長かったですねー
わけわからないですねー
まぁイタリア人は基本自分勝手で自らは正しいと思ってる人が多いですから(笑)

🔍**「サンプドリアを救う陰謀があった」という指摘について**

一部で、サンプドリアに対して「特別な優遇があったのでは」との声が上がっておりますが、それについては以下の通り、明確に説明させていただきます。

これはブレッシャのチェリーノ会長が、ペナルティを課せられるというニュースが出た時に、やけっぱちになって「サンプを救おうとするLega Bの陰謀にはめられた」と言った事に対してです

1️⃣ 2023年5月のセリエB降格時の資金支給について
セリエAリーグは、サンプドリア、クレモネーゼ、スペツィアの3クラブに対して、規定に基づき“パラシュート資金”の一部を前倒しで支給いたしました。これは「特別待遇」ではなく、給与支払いを可能にするための正当な制度であり、支給額も各クラブの在籍期間に応じて適切に算出されたものです。

2️⃣ 2023年のクラブ登録について
サンプドリアは、裁判所(ジェノヴァ裁判所)の承認のもと、緊急資金を投入し、期日内に必要な現金を確保しました。その結果、登録を審査するCovisoc(監督機関)も、6月20日時点で証拠を確認し、正式に登録を認めました。すべて正規の手続きを踏んだものです。

3️⃣ 勝ち点剥奪についての比較
2023年、サンプドリアは税金(IRPEF)と年金(INPS)の未納により勝ち点-2の処分を受けました。一方、2025年のブレシアは、より重大な再違反を含めて**-8(今季-4、来季-4)の処分**となっております。スポーツ司法規定では処分の重さは違反の性質や再犯歴などを考慮して決定されており、「サンプドリアだけ軽く処分された」という事実はございません。

4️⃣ プレーアウト(サレルニターナ vs フロジノーネ)の延期について
これは、ブレシアに関する調査結果を待つために行われた法的に正当な措置です。スポーツリーグにおいて公平性を担保するため、こうした判断は必要不可欠なものです。

5️⃣ サンプドリアの再建計画(コンコルダート)について
クラブは実際に新たな資金を投入し、破産を回避いたしました。その再建計画は裁判所(ジェノヴァ)によって正式に承認されており、FIGC(イタリアサッカー連盟)もこの判断に基づいて、規則に沿った手続きを行ったにすぎません。

サンプドリアに関する様々な声がありますが、これらの事実に基づいた判断と制度により、すべては透明性と公正性を持って処理されてきたことをご理解いただければ幸いです。今後もクラブは、規律を守りつつ、復活に向けて全力で取り組んでまいります。


🔁さぁ まとめると以下のようになります:
• 🗓 6月4〜5日:最後の四半期の給与支払いの期限(6日提出のため)
• 🗓 6月6日:ブレシアの控訴期限・給与支払い最終日
• 🗓 6月10日:サレルニターナの控訴審理(CONI)
• 🗓 6月10〜12日:ブレシアの第2審の判決予定。TARへの控訴の可能性あり
プレイアウトの公式発表
• 🗓 6月13日:サレルニターナの第2審の判決(ただし控訴次第で延期あり)
• 🗓 6月24日:来季リーグ登録の最終期限
• 🗓 6月30日:2024-25シーズン終了日

さぁ、プレーアウト行われるとなったら、サンプも準備しなければなりません


🏃‍♂️サンプドリアはプレーアウトに備え始動

サンプドリアは、プレーアウト出場を想定し、火曜日からボッリャスコでのトレーニングを再開いたしました。月曜はチーム内での紅白戦(トレーニングマッチ)が行われ、結果は2対2の引き分けとなりました➡アビウーゾの2得点

ニアングとボリーニは、引き続き別メニューで調整中ですが、ボリーニは今週中にコンディションを見極め、プレーアウト出場を目指しております。

監督のエヴァーニとアシスタントのロンバルドは、3-5-2のフォーメーションでの戦術準備を進めており、前線にはシビッリとコーダの2トップを配置。守備にはフェッラーリ、クルト、リッチョの3バック、サイドにデパオリとイオアンヌ、中盤にはジェペス、ベネデッティ、メウレンスティーンを起用する構想です。

サンプドリア<3-5-2> 監督エヴァーニ      
       コーダ(アビウーゾ)
   シビッリ

 メウレンスティーン ベネデッティ

イオアンヌ         デパオリ
      ジェペス(ヴィエイラ)

 リッチョ(ヴェロリ)   クルト
      フェラーリ
  
      クラーニョ

あー
なんか嫌ですねー
1ヶ月も経って、まあ選手も変わってるわけでもなく
また、降格を決めてくれた彼らたちに人生を賭けなければいけないのか・・・

そう言っても始まらない

ベルアットはサンプになんの断りもなく、レンタル元のピサとの相談により、シーズン中から怪我をしていた肩の手術に踏み切った。これにより非難囂々

ニアングは怪我で別メニュー。まぁあれだけ戦犯扱いされた彼がサンプのユニを着られる事は無いだろう。

純粋に痛い離脱はCBのアルターレ。これはシン最終戦のユーヴェ・スタビア戦で負った怪我だ。彼が不在なので非常に不安なフェラーリにDF陣を任せる事になる。

今のところこんな感じ
不安しかないが、どうせ一度降格した身だ
開き直ってやれ!!
って選手も考えてくれ!!!!

最後に各チーム、それぞれの立場をまとめてみましょう

ブレッシャ
⇒チェリーノ会長はサンプのフェッレーロ元会長とそっくり。ティフォージも降格に抗議すると言うか、チェリーノ会長に怒りの矛先をぶつけています

フロジノーネ
⇒一貫して沈黙を貫いてました。このまま事が運べばプレーアウト無しで残留となり、一番おいしい思いをするのは彼らでしょう。

サレルニターナ
⇒怒りの矛先は、30000枚のチケットが売れに売れてすでにフロジノーネとのプレーアウト初戦に気合満々だった前日に突然の延期発表。これが彼らの一番の怒りの矛先です。やはりあまり調子が良くなかったフロジノーネと、勢いがあったあの時点でやりたかった。そしてサンプはやはりフロジノーネに比べるとビッククラブ。実情決して強くないとしても、政治力含めてなんか嫌な感じはするでしょう。実際36節では負けてますし。まぁ正直サンプ側から見るとプレーアウト、分がある気は全くしないのですがね・・・
サレルニターナのウルトラスは今のところホームの応援をボイコットしてLega Bに抗議する事も視野に入れています

サンプドリア
⇒まぁ一度死んだ身だったので、可能性が出てきたのは素直に喜ばなければいけません。ただ、一度降格決定した後に、ウルトラス達は選手を相当非難し、「2度とうちのユニを着るな!」と糾弾しています。そんな選手達でプレーアウトを戦わないといけないのも中々つらいところ。怪我人の状況も含めて、プレーアウトになったからと言って全然残留が決まったわけでは無く、むしろ改めて降格再決定と傷口に泥を塗られる可能性もあります。

それを避けるためにも、この異常事態を何とかドサクサに紛れてセリエBを㉑もしくは㉒チームに増やして来季開催=サンプとサレルニターナはもう日程も押し迫っていて難しいから、PO無しで両チーム特例で残留の方向に持っていきたい。
また、ヤケクソになったブレッシャのチェリーノ会長に「ブレッシャのペナルティはサンプを救うために仕組まれた陰謀だ」とほざかれ、物議をかもす被害者ともなっています。

チッタデッラ
⇒こんな騒動なのに、チッタデッラまでが救われる可能性はあまり話題にのぼらずちょっとかわいそう。ブレッシャ勝点4減だとブレッシャよりも上には来るのにね。

💩ェノア
⇒馬鹿みたいに葬式やりやがって。結果残留したら、Cって腕にタトゥー掘ってたジェノアーノ、どうすんだ!?アホ丸出し(笑)(笑)(笑)

そして、プレーアウトのチケットが販売開始されたら、サンプの妨害作戦に出る。
席種によって1€とか5€とか今回のチケットは破格なので、大量に買い占めてスタジアムには行かずになるべく空席を作ると言う作戦・・・
あきれて物も言えない・・・
他にやる事無いんかい!!!

まぁまさにこの言葉通り

「ジェノヴァのサッカーファンはただ一つのチームの事でしか一喜一憂しない」

最後に、やっとプレーアウトが決まった時のサンプのFederClubの会長の言葉です。
「試合に向けて気持ちを一つにしよう、みんな。
俺たちはサポーターだ、弁護士じゃない。
そして弁護士にすら確かなものなんてない。
でも今日から俺たちには、2つの確かなものがある。
日程が決まった。そして15時からはチケットが発売される。

これは強いメッセージだ。
試合がないまま1か月が過ぎて、失われていた熱を取り戻すチャンスなんだ。
今日からすぐに、みんなでチケットを取ろう。

俺たちのユニフォームのために。
サンプドリアのために。

あのユニフォームを着ている奴ら(選手たち)は、何度も俺たちを裏切ってきた。
でも、俺たちまで裏切るわけにはいかない。

アバンティ・サンプドリアーニ!」

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
38試合 8勝17分13敗 勝点41 得点38 失点49 得失点差 -11 17位


次節:セリエB降格プレーアウト  2025年 6/15(日) 対サレルニターナ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

2024-25 Serie B 第34節 Juve Stabia対SAMPDORIA ローマ教皇死去に伴い延期

2025-04-25 16:47:39 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
セリエB 第34節 2025年 4/21(月) 
ユーヴェ・スタビア vs サンプドリア@カステラッマーレ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

の予定だったセリエB第34節のユーヴェ・スタビア戦は

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が4月21日に88歳で逝去したことを受け延期されました。
世界最凶リーグはその日に全試合開催予定だったので、わかりやすく第34節が全て延期。ちなみに代替え試合は本来の最終節終了後の5/13(火)開催予定です。昇格プレーオフが5/16始まるので、もうそこしかないでしょう。

13億人と言う地球上で1番多い人数を誇る団体。そのトップという事で、時には神格化されるような存在のローマ教皇。最近通り名がローマ教皇に統一されたそうですが、まだ日本での呼び名がローマ法王が一般的だった頃、私もバチカン市国に見に行きました。日本人的には天皇のような存在ですね。

つい最近、まさにこの題材を扱う「教皇選挙」と言う映画を見ました。
13億人以上の団体のトップを決める教皇を決める選挙。そんな時でも極めて下衆な人間的な有象無象の争いが繰り広げられています。枢機卿の中ではタバコを吸っている者もいたり方言丸出しのヤツもいたり、この映画ではそこら辺の姿が上手く描かれており、面白かったと思います。

ちなみに
フランシスコ教皇(Papa Francesco、本名:ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ / Jorge Mario Bergoglio)は、ローマ・カトリック教会の第266代教皇で、2013年3月13日に選出されました。彼は史上初の南米出身、史上初のイエズス会出身の教皇としても知られています。

🧑‍🏫 基本情報
出身国:アルゼンチン(ブエノスアイレス)
生年月日:1936年12月17日
教皇就任:2013年(前任はベネディクト16世)

🌍 特徴と信条
貧しい人々への配慮
 教皇フランシスコは「貧しい人々のための教会」を掲げ、社会的弱者、移民、ホームレス、障害者などに強い関心を持っています。

謙虚で質素なライフスタイル
 豪華な教皇専用車を使わず、小型車で移動し、バチカン内でも質素な住居に住んでいます。

環境問題に積極的
 2015年には回勅「ラウダート・シ(Laudato si’)」を発表し、環境保護・気候変動対策を宗教的責任として訴えました。

対話と包摂を重視
 他宗教との対話を進めたり、LGBTQ+や離婚・再婚者など、カトリック教会の中で周縁に置かれがちな人々にも理解と寛容を示す姿勢をとっています。

改革派としての側面
 バチカンの腐敗問題や金融改革にも取り組んでおり、保守派との間で意見が割れることもありますが、それでも「対話と変化」を重んじています。

✝️ 名前の由来
「フランシスコ」という教皇名は、**聖フランチェスコ・ダッシジ(清貧と平和の象徴的な聖人)**にちなんでいます。彼のように「謙虚で、貧しい人々に寄り添う存在でありたい」という思いが込められています。

🌟 こんな教皇です!
温かくて親しみやすく、世界の人々に「開かれた教会」を目指している、現代的でグローバルなリーダーでした。
そして、大のサッカー好きとしても知られてます。アルゼンチンの「サン・ロレンソ」の熱烈なティフォージでも有ります。

サンプもフェッレーロ悪徳前会長の時代、チームでローマ教皇訪問を行い、ユニフォームをプレゼントしたりしました。




フランシスコ教皇の逝去に世界中から追悼の声が寄せられるなか、サッカー界でも大きな影響が出ています。フランシスコ教皇の葬儀が4/26にバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂の正面にあるサン・ピエトロ広場で執り行われることが発表されると、同日に予定されていたすべてのスポーツ競技が延期されています。セリエBもしかり。ただし、次のサンプの試合(カッラレーゼ戦)は元々4/25開催予定だったので、変わらず行われます。

本当に試合直前の延期だったのでやや肩透かしを食らいましたが、ここはポジティブに考えましょう。
エヴァーニの戦術をしっかりと理解するための時間も得られるし、特にボリーニにとってはコンディションを取り戻す時間が増えます。またユーヴェ・スタビアが最終戦に行くまでにPO決めてれば、彼らにとって消化試合になってる可能性があります。まぁこれは逆もありますが。いずれにせよ、本来2試合連続アウェイでの戦いだったはずが分断されましたし!

さあ、気を取り直して本日はカッラーラ戦です。
エヴァーニ監督はこのマッサ出身で、現役の最後にカッラレーゼでもプレーしており彼自身のDERBYでも有ります。なかなかこの試合への思い入れは強いはず!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
33試合 7勝14分12敗 勝点35 得点35 失点46 得失点差 -11 16位

次節:セリエB 第35節 2025年 4/25(金) 対カッラレーゼ@マッサ・カッラーラ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

2024-25 Serie B 第33節 SAMPDORIA 1-0 Cittadella エヴァーニ新監督、大勝利!!

2025-04-20 12:17:14 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
劇的な監督交代劇からわずか4日後
現実は待ってくれずに、早くもエヴァーニ新監督の初陣がやってきました。
マンチョを始めとして愛するクラブの為に、一肌脱いでくれたサンプドーロのメンバーたち。それに我々ティフォージも答えないわけにはいきません。

まずは、2年前と同じ状況を作り出します。当時悪会長フェッレーロからサンプを取り戻す!という事で、当時サンプの本社があったGenova唯一のタワービルディング。Corte Lambruschiniの下に集結して、抗議デモを行いました。その結果フェッレーロは失脚して、サンプから追い出すことに成功したのです。
今回もその再現をという事でティフォージはこのCorte Lambruschini に集結し(もう本社はBogliascoに移転したのでここにはありませんが)、そこからスタジアムまでの道のりをチャントを唄いながら大行進を繰り広げたのです
 
この試合、なんとセリエBの18位のチームの1試合としては本当に異例の27000人もの観客がマラッシに詰めかけました(ルイジ・フェラリスの収容人数は現在約33,000人)。

その様子はのちほどタップリ!
Sempre Forza Samp!!
💙🤍❤️‍🔥🖤🤍💙
2024-25 Serie B 第33節 4/12(土) 17:15@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:アビッソ氏(Palermo 出身)
サンプドリア 1-0 チッタデッラ
得点者:後半20分シビッリ②

※さて、新監督エヴァーニの注目のフォーメーションは4‐3‐3でした。
マンチーニ監督がアズーリでEuro2020優勝した時と同じフォーメーションですね。私個人的にもずーーーーっと4バックを待望してましたので、やっと!と言う感じです。ピッチ全体に配置される4‐3‐3でエヴァーニは「全員守備・全員攻撃」を標榜します

 その初陣。キャプテンのベレジンスキが出場停止。その他 Tutino,Bellemo,Ioannou,Romagnoli,Perisanの5人の怪我人は変わらずで不在。またニアングも軽いケガで先発からは外れました

監督が代わればこうも変わるのか・・・
やはりプロでこのクラスのサッカー選手は一定レベルのスキルは全員持っており。監督の好みや戦術でガラッと出番が変わる事は多々あるでしょう。
この試合でもいきなりそれが如実に表れました。
DFは大体予想通りでしたが、右SBはベレ出場停止だったのでデパオリではなく、ヴェヌーティが先発。デパオリは攻撃力を生かすべく前の右WGで起用されました。
MFが一番のサプライズで、ここまで3監督であまり出番が無かったヴィエイラとベネデッティが先発。レジスタにはセンプリチに再発掘されたリッチが起用されます。またリッチはエヴァーニがイタリアアンダーの監督だった時に起用してるので良く知っています。
また、アッカルディ&センプリチに干されていたボリーニがチームの練習には再合流してますが、まだ登録リスト人数の関係でベンチ入りまではいってません
SAMPDORIA<4-3-3> 監督アルベリコ・エヴァーニ 
     コーダ(60分ニアング)
シビッリ      デパオリ
(79分アキンサンミーロ)
ベネデッティ    ヴィエイラ
          (86分ジェペス)     
     リッチ
ベルアット     ヴェヌーテ
(86分ヴェロリ)    (60分メウレンスティーン)
 アルターレ(c) クルト

    クラーニョ
ベンチ:GK:ギドッティ、キオッラ DF:リッチョ、フェラーリ
    MF:ウデン FW:セクロフ、アビウーゾ
備考:
  • 警告:前半5分にパルミエーリ、前半26分にパンドルフィ、前半41分にカプラドッシ、前半45分にシビッリ、後半16分にデパオリ、後半32分にリッチ、後半48分にアキンサンミロが反則プレーにより
  • アディショナルタイムは前半2分、後半5分
  • シーズンチケット保有者:19,405人(収入:195,258ユーロ)、当日券購入者:7,535人(収入:99,264ユーロ)
  • ピッチの状態は良好
Cittadella (3-5-2): Kastrati; Salvi (25′ s.t. Casolari), Pavan, Capradossi; Carissoni, Vita (41′ s.t. Tessiore), Palmieri (25′ s.t. Amatucci), Tronchin (33′ s.t. Voltan), Masciangelo; Okwonkwo (25′ s.t. Rabbi), Pandolfi.
ベンチ: Maniero, Angeli, Matino, D’Alessio, Rizza, Piccinini, Sanogo.
監督: Dal Canto

※元サンプはテッシオーレ

ちなみに前回のチッタデッラ戦は第11節10/30。その時の先発がこれです↓↓

  トゥティーノ  コーダ
         (70分ペドローラ)
  ベッレーモ  ベネデッティ
         (58分アキンサンミーロ)
イオアノウ       ヴェヌーティ
            (58分デパオリ)
      ジェペス
    (58分メウレンスティーン)
    
 ヴリキッチ     ベレジンスキ(c)
      リッチョ  (76分ロマニョーリ)

     ヴィスマーラ

📓この試合は0-0の引き分け。かなりの塩試合のスコアレスドローでした。今見ると、この3バックは凄い。よくこれで0点に抑えていたもんだ・・・

※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓


(トピックス😎 )
  • シュート数はサンプ10 本(枠内3):チッタデッラ5本(枠内0)
  • ポゼッションはサンプ57%:チッタデッラ43%
  • 前半ロスタイム47分、終了間際。出てたっぽかったけど相手に与えられたCKから失点。結局環境は変わったけど、試合結果は変わらずか・・・と一瞬思いましたが、VARでオフサイドが発覚して取り消し。これは相当大きかったです
  • 前半はポゼッション66%、シュート数も7(枠内2):2(枠内0)と押してはいました
  • 後半、シビッリのかなり難易度高いヘッドでゴールをこじあけ、あとは気合でそれを守り切った感じ
  • ポストプレーも出来ず、スパイクが合わないのか滑りまくっていたコーダ。交代で入ったニアングとの差は歴然でした
  • ベネデッティ、ヴィエイラ、リッチの新鮮な中盤もそれぞれなかなかの出来。ベネデッティは一番監督交代を喜ぶべき選手で、アシストも彼からでした
ちなみに交代を使い切って後半の最後の4-3-3はこんな感じでした↓↓
     
     ニアング
アキンサンミーロ  ベネデッティ

メウレンスティーン  ジェペス
     リッチ
 
ヴェロリ       デパオリ
  アルターレ(c) クルト
 
    クラーニョ

※途中からデパオリが右SBに下がり。最後は3トップの両翼もアキンとベネデッティと言う本来MFの選手でやや守備的、フィジカル重視の布陣

なんとか貴重なゴールを守り切って・・・

ついに、ついに 勝ったーーーーー!!




ロンバルドは泣いていました
天に向かってこの勝利を捧げてました

「試合終了の笛の後に天に向けて手を挙げたのかって? そう、それはヴィアッリのためだったよ。でもその仕草には、会長のマントヴァーニやミハイロヴィッチ、ボレア、それにジョルジョ・アヤッツォーネといった他の人たちのことも忘れていなかった。ルカ(ヴィアッリ)はきっと喜んでくれたはずだ。彼の夢だったからね。あの光景を見て、“もうこの世にいない人たちも、僕たちの心の中に生き続けている”ということが伝わればと思うよ。
あの雰囲気は、まるで現役選手の頃の感情を思い出させてくれた。試合を観に来ていた何人かの元チームメイトにとっても、きっと同じだったはずだ。当時のあの時代をリアルタイムで体験した幸運なサポーターたちも、すごく感動していたよ。
アップのためにピッチに出なければならないってわかっていたけど、すごく感情が高ぶっていた。ピッチに立って、若い選手たちを見ていたとき、“彼らの力になってあげられたら”って思ったよ。
このスタジアムは本当に素晴らしい。数週間前も、たくさんの観客が集まっていた。マントヴァーニが言っていたように──
『サポーターが歌い続ける限り、サンプドリアは生き続ける』
んだ。」

アツい
アツすぎる!!

さて、以下は世界最凶リーグBの順位です↓↓
  1. USサッスオーロ・カルチョ 75
  2. ACピサ 66
  3. ASDスペツィア・カルチョ59
  4. USクレモネーゼ 53
  5. SSユーヴェ・スタビア 50
  6. USカタンザーロ 48
  7. USパレルモ 45
  8. FCバーリ44
  9. ACチェゼーナ 44
  10. モデナFC 41
  11. カッラレーゼ・カルチョ 38
  12. フロジノーネ・カルチョ 38
  13. マントヴァFC 37
  14. ブレシア・カルチョ 35
  15. FCズュートティロール 35
  16. UCサンプドリア 35
  17. ASチッタデッラ 35
  18. USサレルニターナ 33
  19. ACレッジャーナ32
  20. コセンツァ・カルチョ  27(勝点4減点)
※自動昇格
※昇格プレーオフ
※降格プレーアウト
※自動降格

※この結果サンプは降格PO圏内の16位にちょっと上がりました。勝点35でサンプと同勝点が4チーム。11位~19位は勝点6差の団子状態は変わらず。結局最後の最後までわからないでしょう。コセンツァがペナルティで勝点4減されてなければ勝点31。本当に下の方は飛びぬけて弱いチームが1つも無いと言う、まれに見る激戦です。

そして上の方では5試合残してサッスオーロの1年でのセリエA復帰が決定。まぁ本当に強かった。オビアングだけ、おめでとう!(笑)

また、同じリグリア州では、こちらもサンプがスパーリング相手に良く使う「ヴィルトゥス・エンテッラ」のセリエB昇格も決まりました


アントニオ・カッサーノが晩年に所属クラブが無い時に、家が近いの練習させてもらっていたクラブとしても有名ですね。
この結果、LIGURIA州の4クラブは
2025-26シーズン
サンプドリア   ⇒Serie  AかBかC
ヴィルトゥス・エンテッラ ⇒Serie B 
スペツィア ⇒Serie AかB
💩ェノア ⇒Serie AかB

もしかしたらセリエBに4チーム揃うなんて言う可能性もあるかも!?(笑)

そして、サンプがスクデットメンバーを呼び戻してこの成功を果たしたので、💩ェノアも真似して旧スクデットメンバーを呼び戻すことにしたようです

以下がその面子です↓↓


まぁしょうがないですね
最後に💩ェノアがスクデットを獲得したのが1923-24です(笑)


さて、以下が残留争いの今後のカレンダーです

サンプの残り試合はこれ
色々計算した結果、これで行けば残留できることがわかりました

34節 ユーヴェ・スタビア(A) 〇
35節 カッラレーゼ(A) 〇
36節 クレモネーゼ(H) 〇
37節 カタンザーロ(A) 〇
38節 サレルニターナ(H) 〇

これを達成すると勝点50。逆に昇格プレーオフに行ってしまうかもしれません(笑)
ただ実際不可能は無い。カタンザーロがPO圏内決めてやや消化試合みたいになってる可能性があるので、次のユーヴェ・スタビアのアウェイ戦が一番キツいかもしれません。かなりフィジカルに優れるチーム。ここで最低勝点1取れば次につながります。

 悲観的な事を言わせてもらうと、チッタデッラ戦の勝利は本当にサポーターの力が大きい。逆に言うとサッカー的には大して変わってない。チッタデッラが大して強くなかっただけです。
さらに悪いニュースとしては10番トゥティーノの再手術が決まり、今季絶望がほぼ確定。代わりに干されていたボリーニが再登録されそうですが、もうここから戦力的な上積みはあまり期待できないでしょう。

まぁ今いるメンツで頑張るのみ
さあ、「サンプドリアらしさ」を見せよう!!!


Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
33試合 7勝14分12敗 勝点35 得点35 失点46 得失点差 -11 16位

次節:セリエB 第34節 2025年 4/21(月) 対ユーヴェスタビア@カステラッマーレ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

2024-25 Serie B 第32節 Spezia 2-0 SAMPDORIA 惨敗。センプリチ解任⇒新監督エヴァーニ!!

2025-04-12 13:51:31 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
もう、このヒドイ試合の結果を忘れるぐらいのビッグニュースが飛び込んできたので、試合自体はそんなに振り返らなくて良いでしょう・・・😅 
勝たなければ行けなかったSpeziaとの対戦で、あっさり完敗

その結果センプリチ監督は解任され、新監督に90年代黄金期の選手でもあったアルベリコ・エヴァーニ氏が就任しました。めでたしめでたしw

その様子はのちほどタップリ!
Sempre Forza Samp!!
💙🤍❤️‍🔥🖤🤍💙
2024-25 Serie B 第32節 4/6(日) 17:15@アルマンド・ピッコ(ラ・スペツィア) 主審:ラプアーノ氏(Rimini 出身)
スペツィア 2-0 サンプドリア
得点者:後半21分、29分ラパドゥーラ

※さて、サンプはニアングが出場停止から復帰。その他 Tutino,Bellemo,Ioannou,Romagnoli,Perisanの5人の怪我人は変わらずで不在。
この必勝の試合、センプリチは予想外に選手を入れ替えてきました。フォーメーションは3‐4‐2-1のまま。やはりここが一番変えて欲しかったところなのですが・・・3バックでも4バックでも良いから2トップにして欲しかった。センプリチ監督はコーダとニアングを併用したとしても、その時はニアングがかなワイド気味、下がり目になる。結果フォメはほぼ変わらずでした・・・もうセンプリチ監督の戦術は(振り返らなくて)良いですね

予想外の先発はヴィエイラが久々の先発。そしてデパオリを1列あげて、ベレジンスキが右WBになりました。3位のスペツィアを警戒してフィジカル&守備力重視と言う事だったのですかね?それか自棄になってたか・・・w

ちなみに元スペツィアの選手はベネデッティ
SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     ニアング

  シビッリ  デパオリ
(46分アキンサンミーロ)
ベルアット      ベレジンスキ(c)
           (87分アビウーゾ)     
  ジェペス  ヴィエイラ
         (74分ウデン)
 リッチョ    クルト
         (74分コーダ)
    アルターレ

    クラーニョ
ベンチ:GK:ギドッティ、キオッラ DF:ヴェヌーティ、フェラーリ、ヴェロリ
    MF:リッチ、メウレンスティーン FW: -
  • 備考:
    後半40分にウィスニエフスキが2枚目の警告で退場
  • 警告:
    前半28分 ヴィエイラ、
    前半37分 ウィスニエフスキ、
    前半45分 シビッリ、
    後半15分 ベレジンスキ、
    後半26分 リッチョ、
    後半44分 ウダン(いずれも反則による)
  • ロスタイム 前半:2分 後半:4分
  • 観客数:記載なし
    ピッチの状態:良好
Spezia (3-5-2): Gori; Mateju, Hristov, Wisniewski■85分; Elia, Bertola, Bandinelli (48′ s.t. Candelari), Nagy (13′ s.t. S. Esposito), Aurelio; Lapadula (36′ s.t. Di Serio), F. Esposito.
ベンチ: Mascardi, Chichizola, Ferrer, Falcinelli, Colak, Benvenuto, Giorgeschi, Kouda, Djankpata.
監督: D’Angelo.

※元サンプはいませんが、昨季サンプで活躍したセバスティアーノ・エスポジトの兄サルヴァトーレと弟フランチェスコ・ピオのエスポジト兄弟がチームの中核。実際ケガで先発から外れていたサルヴァトーレが途中出場した途端に、スペツィアはさらにギアが上がり2得点。セバも含めたエスポジト3兄弟はいずれもインテル保有ですが、近い将来アズーリでの共演なんて言う姿も見られるかもしれませんね
また、GKゴーリが3ヶ月ぶりぐらいに先発復帰しました

ちなみに前回のスペツィアネ戦は12/14。なんとセンプリチ監督の初戦でした。その時の先発がこれです↓↓

  トゥティーノ  コーダ
         (82分ボリーニ)
  ベッレーモ  ベネデッティ
         (82分カザミ)
イオアノウ        デパオリ(c)
(24分バッレーカ)
      リッチ
    (74分アキンサンミーロ)
    
 リッチョ     ヴェヌーティ
    メウレンスティーン
  
      ギドッティ

📓この試合は0-0の引き分け。メウレンスティーンをいきなりDFで使って、強豪相手に守備は安定。悪くない船出だなーと言う感じではありました。今考えると、ボリーニ、バッレーカ、カザミの3人はここから最初の数試合で試して、すぐ首を切りましたね・・・

※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓

はっきり言って振り返りたくない試合なので、大して振り返りません
(トピックス😎 )
  • シュート数はサンプ9 本(枠内3):スペツィア15本(枠内5)
  • ポゼッションはサンプ43%:スペツィア57%
  • 85分に敵が1人少なくなったのでさすがにちょっと攻勢になりましたが、もっとポゼッションも負けてました。
  • 後半37分にはF・エスポジトにダメ押し弾を喰らいましたが、それはVARでハンドが発覚して取り消してもらいました
  • というわけで、正直力負け。個々のフィジカルと運動量。そしてチーム全体の総合力で負けていた感じです。
ちなみに交代を使い切って後半の最後の4-4-2はこんな感じでした↓↓
     
   コーダ アビウーゾ

ニアング         ウデン
  
  ジェペス アキンサンミーロ
 
ベルアット       デパオリ
  アルターレ(c) クルト
 
     クラーニョ

※じつはサンプはスペツィアのホームで勝った事がありません・・・これで4敗1分け。以前は格下のクラブとして、夏のキャンプの最後の練習試合の調整相手と言う感じだったのに・・・お恥ずかしい限りです。それでもDERBYとは我々は呼びません。だって彼らはほぼトスカーナでしょ!?

さて、以下は世界最凶リーグBの順位です↓↓
  1. USサッスオーロ・カルチョ 72
  2. ACピサ 63
  3. ASDスペツィア・カルチョ58
  4. USクレモネーゼ 52
  5. SSユーヴェ・スタビア 49
  6. USカタンザーロ 47
  7. USパレルモ 45
  8. ACチェゼーナ 43
  9. FCバーリ41
  10. モデナFC 41
  11. カッラレーゼ・カルチョ 37
  12. フロジノーネ・カルチョ 37
  13. マントヴァFC 36
  14. FCズュートティロール 35
  15. ASチッタデッラ 35
  16. ブレシア・カルチョ 34
  17. ACレッジャーナ32
  18. UCサンプドリア 32
  19. USサレルニターナ 30
  20. コゼンツァ・カルチョ  26(勝点4減点)
※自動昇格
※昇格プレーオフ
※降格プレーアウト
※自動降格

※この結果サンプは自動降格圏内の18位のまま。この時期にこの順位と言うのは79年間のサンプの歴史の中で過去最悪でしょう。なんせサンプドリアはイタリアサッカー界の中でも数少ないセリエCに降格した事が無いクラブなのですから。いよいよ予断を許さない、残りわずか6試合となってきました
(ちなみにサッスオーロのわずか1年でのセリエA昇格は、次節の結果次第でもう決まるところまで来ています。)
と言うわけで、先週「次節の結果次第ではセンプリチ監督の首も・・・」と言われていた通り・・・

さて、ここからが本題です(笑)

この結果を受けまして
U.C.サンプドリア:2025年4月7日付 公式声明

「U.C.サンプドリアは、テクニカルディレクターのピエトロ・アッカルディ氏およびその協力者ジュゼッペ・コルッチ氏との職務上の関係を終了したことをお知らせします。両氏が今季に示した尽力とプロフェッショナリズムに感謝し、今後のキャリアの成功を心より祈念します。

同時に、U.C.サンプドリアはトップチームの監督レオナルド・センプリチ氏を解任したこともお知らせします。監督およびそのスタッフ(アンドレア・コンスーミ氏、アレッシオ・アリボーニ氏、ロッサーノ・カソーニ氏、ユーリ・ファブリッツィ氏)に対しても、クラブにおける勤務期間中の尽力とプロフェッショナリズムに感謝の意を表します。」

と言うわけで、センプリチ監督は解任されました。
そして

「UCサンプドリアは、アルベリコ・エヴァーニ氏にトップチームの責任者コーチの役割を委ねたことを発表する。エヴァーニのスタッフは、アッティリオ・ロンバルド(アシスタントコーチ)、アンジェロ・グレグッチ(テクニカルコラボレーター)、パオロ・ベルテッリ(アスレチックトレーナー)などで構成される。ボリアスコの「ムニャーニ」での最初のトレーニングセッションは、明日の午後、4月8日火曜日に予定されています」

という事でエヴァーニ新監督が発表されました
新体制は以下の通りです
アルベリーゴ・エヴァーニ監督
アッティリオ・ロンバルド(アシスタントコーチ)
アンジェロ・グレグッチ(テクニカルコラボレーター)
パオロ・ベルテッリ(アスレチックトレーナー)

ロベルト・マンチーニ=(マンフレーディの顧問)
ジョヴァンニ・インヴェルニッツィ =テクニカルディレクター
アンドレア・マンチーニJr(息子)=スポーツディレクター




これはイタリア代表がEURO2020に優勝した時のスタッフです。本当に「サンプドーロ=(黄金のサンプ)」のメンバーが勢ぞろい。マンチーニ監督を始めとして、エヴァーニ助監督やロンバルドコーチ。その他にもサルサノとGKコーチにヌチアリ。そしてチームマネージャーにヴィアッリとオールドサンプファンには涙( ;∀;)のメンツでした。

そして今回、サンプが史上初のセリエCに降格と言う危機に、この時の最強メンバーが
「お国の一大事であれば!」という事で、一肌脱いで再集結してくれたのです。
マンフレディ会長に助言を求められたマンチョが声をかけて実現した今回のスタッフ。きっと「サンプの会長にどうしてもなりたい」と言う夢半ばであきらめざるを得なかったヴィアッリも上から見守ってくれているでしょう
↑↑©Sampdoria Official Page
さて、今回新監督にしたエヴァーニの紹介です
Alberico Evani アルベリコ・エヴァーニ
  • 愛称    キッコ(Chicco)
  • 生年月日/年齢: 1963/1/1 (62歳)
  • 出生地:  Massa
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,74 m
  • ポジション:MF
  • サンプ通算:94試合2ゴール(4シーズン)
  • イタリア代表:15試合0ゴール
1963年の元旦に生まれたエヴァーニ。
左利きのパッサータイプのMFだったエヴァーニ。グランデミランの中核として活躍したのち、1993年にあのルート・グーリットと共にサンプにやってきました。ちなみにエヴァーニが来た1993-94サンプは攻撃的で非常に魅力的なチームでした。規律厳しいカペッロ・ミランからやってきたグーリットとエヴァーニが躍動。グーリットもそうでしたが、「期間はミランより短かったが、サンプでは人生で一番思い出に残る時間を過ごした」と言っています。スヴェン・ゴラン・エリクソン監督の元、セリエAは3位で終わりましたがコパ・イタリアは優勝。実際はスクデット時のチームより強かったのでは?と言われています。そのメンツがこちらです↓↓

サンプドリア1993-94 監督:スヴェン・ゴラン・エリクソン

  マンチーニ グーリット
        (アモルーゾ)
エヴァーニ      ロンバルド

 ユーゴヴィッチ  プラット
(インヴェルニッツィ) (サルサノ)
セレーナ        マンニーニ

 ヴィエルコウッド サケッティ

     パリュウカ
     (ヌチアリ)
※そして、今回この面子の黄色で覆った4人がダイレクトにサンプの再建に関わっているのです。もちろんそれ以外のメンバー、ヴィエルコウッドやサルサノ、ヌチアリやマンニーニとかも非常にサンプを気にしてました。
残念ながら最近続いたヴィアッリやエリクソンの訃報の際にも彼らは常に集まっていましたので、より連絡は密となっているのでしょう


実は私、個人的にかなりエヴァーニが好きで、私が持ってる唯ニのアズーリのユニフォームがパロンボとこのエヴァーニでした。これも何かの奇跡と信じます✨
5月にイタリア行きますが、俄然彼らに会いたくなって,やる気が湧いてきました😍😍正直センプリチ監督のままだったら、ボリアスコも別に行かなくて良いかなぁと思ってましたが....

ただ、気がかりな点はトップチームの監督経験が無い事
エヴァーニの引退後の経歴を見ると
  • 1998-2008 ミランユース
  • 2008-2009 ミランプリマヴェーラ
  • 2009-2010 サンマリノ
  • 2010-2011 イタリアU-19(アシスタントコーチ)
  • 2010-2013 イタリアU-18 
  • 2011-2013 イタリアU-19 
  • 2013-2017 イタリアU-20 
  • 2017-2018 イタリア代表(アシスタントコーチ)
  • 2018 イタリアU-21(暫定)
  • 2018-2023 イタリア代表(アシスタントコーチ)
と、ミランの下部組織の後はずっとイタリア代表とのかかわりが強い。そして2018年にマンチーニがアズーリの監督に就任すると、ずっと助監督を務めた。マンチョがコロナでお休みの際は実際指揮を執ったりもしていたが

まぁマンチーニの分身という事で期待しよう。トップチームの監督経験が無くとも、経験豊富で有る事は間違いないのだから。 寄せ集めの代表での経験は、今残り6試合でしかも寄せ集め軍団の現サンプを立て直すのに、逆にうってつけなのかもしれない



これは今回助監督となったロンバルドが、現役晩年にサンプに戻ってきた時(2000-01)に撮ってもらった写真です。この時もセリエBでもがき苦しむサンプの為に、現役最終盤だったランナとロンバルドが愛情で戻ってきました。
やはり昔も今も、サンプと選手の愛情関係は他クラブとは少し異なる独特の感情があるでしょう。

今回の監督交代に際して、アメリカで最大のジェラートチェーン「Stefano Versace Gelato(ステファノ・ヴェルサーチ・ジェラート)」を設立し、20店舗以上を展開しており、生粋のサンプドリアファンとしても有名なステファノ・ヴェルサーチCEOの投稿が非常に印象的だったので、ここにご紹介します。

「もしサンプドリアのすべてのティフォーゾ(サポーター)に「クラブ史上最高の会長は誰か」と尋ねたなら、おそらく誰もがこう答えるでしょう――パオロ・マントヴァーニ、と。

しかし、ではマントヴァーニが達成した「最も高い成果」は何か?と聞かれれば、おそらく意見は二つに分かれます。一方はウェンブリーでの決勝(技術的にはサンプドリアがスポーツ面で到達した最も高い地点)だと答え、もう一方はスクデット(クラブのトロフィー棚で最も重要なタイトル)と答えるでしょう。
ですが今日からは、私たちは皆、別の答えで一つになれると思います。それは私たちの「サンプドリアらしさ」を表す答えです。

30年以上前の、そして再び成し遂げられることのないあのスポーツの成功から長い時を経て――白髪も増え、残念ながら早すぎる別れをした仲間もいる中――あの時の若者たちが、今、サンプ史上最悪の瞬間に、ボリャスコでチームを救うために全力を尽くしてくれているのです。これこそが、パオロ・マントヴァーニが40年以上前に始めた仕事の実りであることに他なりません。

私は今でも、スクデット翌日の「プロチェッソ・デル・ルネディ(テレビ番組)」での彼のインタビューを覚えています。サンプドリアを応援する母たちに優勝を捧げたあと、マントヴァーニはこう言いました。

「私たちはサッカーに感情を持ち込みたかった。そして昨日、それがライバルたちにも理解されたのではないかと思います。」

その“感情”とは、グループへの、クラブへの、そしてこのユニフォームへの“帰属意識”です。そしてそれは、彼らがその後いくつものクラブでスクデットやカップを獲得した後でも消えることはありませんでした。なぜならそれは、深い価値観に基づいていたからです。

30年経っても毎年集まり、食事を共にし、最後には“彼らを育て、有名にしてくれた母(=サンプドリア)”の元に戻って力を貸す。そんな事例が、世界のサッカー界に他にあるでしょうか?ナポリのマラドーナ時代のチームですら、これほど団結してはいません。

それができるのは、サンプだけです。

そしてそれを可能にしたのは、すべてパオロ・マントヴァーニの功績です。亡くなって30年以上経った今でも、彼の遺産は実を結び続けています。いや、むしろ今この瞬間こそが、彼の遺したものの中でも最も美しい果実なのです。

あの「サッカーに感情を持ち込む」というロマンチックな狂気は、実は彼の最大の成功だったのだと、私たちは今ようやく理解できるのです。まるで彼は、このような暗黒の時代が来ることを予見していて、その解決の種を植えておいてくれたかのようです。

だからこそ、マントヴァーニ体制の最高地点は――2025年4月7日なのです。

ありがとう、永遠の会長 パオロ。」



 素晴らしい言葉ですね
さて、本当に夢のような時間を過ごさせてもらってる今回の監督交代ではありますが、現実は厳しいですしすぐにやってきます。新監督就任からわずか4日後にはチッタデッラとの試合、そしてわずかではありますが重要な残り6試合が待っています
 正直、別にセリエCに落ちても構わない・・・・・・・・・・・ぐらいうれしい今回の1件ではありますが、降格したら降格したでさすがに彼らもセリエCでは仕事をしてくれないかもしれないですからさすがに嫌ですが。そもそも今回の新監督はとりあえずこの6試合を何とかする事だけに集中されており、あまりその先の事は考えられていない気もします。
まぁマンチョJrがDSとなったのは長期を見据えての事だと思うので、それはうれしいですが。それにしてもマンチョJrのインタビューを聞いていると、声もしゃべり方もお父さんとそっくり!耳だけで聞いてると一瞬本当にお父さんかと思いました(笑)

さあ、「サンプドリアらしさ」を見せよう!!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
32試合 6勝14分12敗 勝点32 得点34 失点46 得失点差 -12 18位

次節:セリエB 第33節 2025年 4/12(土) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜00:15)