2017-18 SERIE A 第16節 Cagliari 2-2 SAMPDORIA ヴィヴィアーノ痛恨のミスで引き分け・・・・

2017-12-13 21:41:10 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第16節 12/9(土) 18:00@サルデーニャ・アレーナ(カリアリ)  主審:パスクァ氏(Tivoli出身)

サンプドリア 2 - 2 カリアリ(前半2-0)

・前半(12分)サンプドリア[1] クアリアレッラ

・   (19分)サンプドリア[2] クアリアレッラ

・後半(11分)カリアリ[1] ファリアス

・   (15分)カリアリ[2] パヴォレッティ

 

↑↑©tuttosportsより

ヴィヴィアーノのキックがファリアスの背中に当たって思いっきり跳ね返り、そのままゴール・・・・信じられない・・・・

前半は幸先よく2-0で良い流れで折り返したが、ヴィヴィアーノのミスから流れが一変。勝てる試合を引き分ける。カリアリのタブーは打ち破れず・・・

[試合前情報] 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。プレビューの予想からは左SBだけが外れた。結局ストリニッチはベンチ入りしたが本調子では無く、スタメンはムッルー。カリアリ生え抜きのムッルーにとっては、この感慨深い試合に先発できたのは嬉しいだろう。もしかしたらジャンパオロは、そのプラスの力も期待してストリニッチに無理させなかったのかもしれない。リネッティはまだ筋肉系に問題を抱えており、招集外。その他の招集外はドド。トップ下はカプラーリとの争いを制してラミレスがスタメンを務めた。元カリアリ勢は先ほどのムッルーだけ 

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 クアリアレッラ(cap)サパタ(89分コフナツキ) 

      ラミレス(70分カプラーリ)

プラート    バッレート

     トレイラ

ムッルー     ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、ストリニッチ、レジーニ

MFジュリチッチ、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のカリアリはロペス監督の3-5-1-1。プレビューの予想から外れたのはGK。3人とも何かしら問題を抱えていたが、ロペス監督のチョイスはクラーニョ。結果、このクラーニョに活躍されてしまうのだが・・・ブラジル人のラファエルは怪我の問題でベンチ外となった。3バックは3人ともイタリア人。右は若い20歳のロマーニャ。中央は元インテルのアンドレオッリ。左にチェッピテッリ。MFでは若手有望株のバレッラが出場停止。右にファラゴー、左にパドイン。中央は元サンプのアンカー”チガリーニ”を中心にバレッラの代わりはこちらも元サンプのデッセーナ。彼がキャプテンマークを巻く。あとイオニータ。FWは元ジェノアのパヴォレッティの1トップの下を10番のジョアン・ペドロが支える形か。元サンプ勢はMFのチガリーニ、デッセーナ

Cagliari(3-5-1-1) 監督:ディエゴ・ロペス 

    パヴォレッティ

    ジョアン・ペドロ

パドイン          ファラゴー(34分ファン・デル・ヴィール)

  イオニータ デッセーナ(cap)(40分ファリアス)

     チガリーニ

 チェッピテッリ ロマーニャ

 (4分ピサカーネ)

     アンドレオッリ

      ラファエル

GKダーガ DFカプアーノ、ミアングエ

MFコッス、デイオラ FWジャンネッティ、サウ、メルキオッリ

 備考:警告:前半28分イオニータ、後半22分ファリアス、39分チガリー;年間チケット保有者数8.460枚;有料入場者数4.964枚(57.000euro);芝状態良好

★土曜日18:00時キックオフで行われたアンティチポ。遠くサルデーニャ島にもたくさんのドリアーニが詰めかけた


<あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=VROhkRC7Uow

前半4分 いきなり負傷でチェピテッリとピサカーネが交代

前半12分 クアリアレッラGoooooL:1-0 

→右サイドのスローインからラミレスの浮き球スルーパス⇒DFロマーニャともつれながら、クアリアレッラが一瞬先に足を伸ばし、飛び出してきたGKの下をコロコロ抜く泥臭いゴール!先制!!

↑↑©calciomercato.comより

前半19分 クアリアレッラGoooooL:2-0

→ペナ内の浮き球をパドインがヘッドでクリアミス。真上に上げてしまう。そのボールをラミレスが絶妙なヒールの落とし⇒走りこんで来たクアリアレッラが左足で狙い澄ましてゴールサイドネットに決める!貴重な追加点はクアリア自身9点目!!

前半24分 決定的!トレイラがクアリアレッラとワンツーでペナ内に侵入。GK正面からスライディングシュート⇒GKが左手1本でファインセーブ。入れば試合が決まっていたかもしれないが・・・

   28分 トレイラ倒したイオニータにイエロー

   33分 今度はファラゴも傷んで、ファン・デル・ヴィールと交代

   40分 この日のカリアリは何かに祟られてるのか・・・キャプテンのデッセーナまでもが負傷で、ファリアスと交代。キャプテンマークはジョアン・ペドロの元に。ただ、この交代は同時に攻撃的にシフトチェンジもしている

   45分 惜しい!右サイドからカットインしてラミレスの強烈な左足ミドル⇒GKクラーニョ、左手1本でセーブ

ロスタイム3分

   46分 左サイドからパドインのクロス⇒イオニータが突っ込んできてヘディングシュート⇒わずかに上に外れるクロス

前半は2-0。ポゼッションはカリアリ11分49秒:サンプ12分22秒。入りだけ少しバタついたが、幸先良く2得点。内容も含めて今までのアウェイの戦いとの違いを感じさせた。しかもカリアリはなぜか負傷者続出。全てそれほど激しい接触の末とかでは無いので、ほぼ筋肉系。怪我で3人の交代枠を前半使い切ったチームはなかなか見ない。これもサンプに取って有利に働いているだろう。ただ、トレイラが3点目を24分に決めて入ればすでにそこで試合は終わってたのだろうが、カリアリの息の根を完全に消す事は出来なかった。DFは決して盤石だったわけでは無く、そこからは何本かカリアリにもチャンスを作られた。

 

後半11分 ファリアスGoal:1-2

 

→この試合の最大のハイライト。GKヴィヴィアーノがバックパスを貰ってフィードに行く。そのキックは弾丸となって思いっきりファリアスの背中に・・・跳ね返ったボールは無人のゴールに吸い込まれる。間違いなく今シーズンの珍プレー大賞に選ばれる失点だ⇒

https://www.youtube.com/watch?v=KZ0Dcp2Desc

後半13分 右サイドからファンデルヴィールのクロス⇒パヴォレッティのヘッド⇒これは汚名挽回に燃えるヴィヴィアーノがファインセーブ

   14分 そのCK。右からのクロスをファーでヘッドで競り勝ち、イオニータが押し込んでゴール・・・・・これはオフサイド

 

後半15分 パヴォレッティGoal:2-2 

 

→右サイドからのイオニータのクロス⇒中央でパヴォレッティがドンピシャでヘッドで叩き込む。同点・・・・

↑↑©repubblica.itより

  20分 左サイドからカットインしてファリアスの強烈なグラウンダーのシュート⇒わずかに右に外れる

  22分 ラミレスを後ろからスライで倒したファリアスにイエロー

  25分 ガストンに代わってカプラーリ投入

  38分 チガリーニがカプラーリの手をつかんで倒してイエロー

  40分 決定的!ペナ内で絶妙なトラップを見せたカプラーリ⇒反転して強烈なシュート⇒GK右手1本で反応

  44分 疲れの見えたサパタに代えてコフナツキ投入

ロスタイム2分

  45分 チャンス!カプラーリの強烈なミドル⇒GKなんとか弾く⇒こぼれをクアリアレッラがボレーシュートに行くも、DFのブロックにあう 

そのまま試合終了。2-2で引分け・・・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ28分33秒:カリアリ19分52秒

・シュート数はサンプ15本(枠内10本):カリアリ11本(枠内6本)

・明らかに勝てた試合を落とした。カリアリで10年以上勝てない魔力・・・

ジャンパオロも怒っていたが、ヴィヴィアーノのミスで間違いなく流れが変わった。ヴィヴィアーノは去年のアウェイでのカリアリ戦で、敗戦につながる痛恨のバックパス空振りをしており、カリアリのユニフォームは見たくもないだろう

・前節でも触れたヴィヴィの劣化。これはしばらくサンプティフォージの間でも論争になりそうだ

・攻撃は良かった。特にラミレスの出来がこの日は際立っていた。

クアリアレッラはさすが。とにかくカルチョのFWは点を取れば偉い。それ以外に何も言う事は無い。細かいプレースタイル等にあーだこーだ言う前に、日本人FWも見習ってほしい。35歳、しかも出戻りで2度目のサンプで、なぜか輝きを増し始めた男

ムッルーは前節より良かったが、古巣相手でいつも以上のプレーを見せたかと言うとそうでも無かった。やはりここはストリニッチの復帰が待たれる

・ゴールを決めたパヴォレッティが、この同点弾をジェノアファンにも捧げるとか言ってるのが本当にムカツク

  2試合連続で勝てた試合を逃す。この2試合は最低でも勝点4、いや6点取れた可能性も大きかったのに、結果1点。これは痛い。救いとしては、前半はホームと同じようなサッカーをアウェイの地でも出来た事ぐらいか・・・

今週はすぐに水曜TIM CUPが有る。ターンオーバーは敷くだろうが、前回のコパの時同様、早くこの試合を忘れよう。ただ今回は相手はフィオレンティーナ。さすがに一筋縄ではいかない。ピオリ監督が、「我々は1日休みが少ないから不利だ」とか言っていたが、どうせターンオーバー敷くだろうから、あまり関係ないだろ!それよりアウェイで戦わなければいけないハンデの方が大きい。カップ戦の得点王、コフナツキの覚醒に期待しよう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次試合:TIM CUP ベスト16 2017年 12/13(水) 対フィオレンティーナ@フィレンツェ 現地17:30Kick Off(日本時間深夜1:30

’17-’18 SERIE A

15試合 8勝3分4敗 勝点27 得点30 失点22 得失点差+8 現在 6位(1試合未消化)


SERIE A 第16節 Cagliari - SAMPDORIA プレビュー!

2017-12-09 17:03:02 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第16節 12/9(土) 18:00@サルデーニャ・アレナ(カリアリ)  主審:パスクァ氏(Tivoli出身)

サンプドリア  -  カリアリ  

↑↑©ansa.itより

 昨季のカリアリでの対戦はこのヴィヴィアーノの痛恨のミスで1-2の負け。昨季カリアリには1分け1敗と勝ってない

 http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/336513f452296898fb4edccee4e337c4

【試合前情報】

 カンピオナート2連敗中のサンプはこの土曜のアンティチポで現在13位のカリアリと対戦する。カリアリは現在5勝9敗1分け。勝ちか負けかがはっきりしてる感じだ。今季はラステッリ監督3年目のシーズンとしてスタートしたが、8試合を終えて2勝6敗と大きく負け越し、順位では14位に位置しているものの、降格圏の18位SPALとは勝ち点差がわずか「1」となっていた時点で解任された。そして現役時代にはカリアリで公式戦344試合に出場した同クラブのレジェンドであるディエゴ・ロペスが監督に復帰した。2013-14シーズン以来の復帰で、2019年6月30日までの契約を締結している。ロペスはカリアリの下部組織の監督としてキャリアをスタートさせ、トップクラブの助監督を経て、2013年夏に監督に昇格した。カリアリでの指揮は1シーズンに留まったが、その後、ボローニャとパレルモの監督を歴任している。

 ジェノヴァから地中海を挟んで遠く向こう岸のサルデーニャ島。この島でのアウェイの対戦は、かなり相性が良くない。41回対戦してサンプから見ると5勝12分け24敗。1964年の初対戦からサンプの初勝利まで31年もかかった。1995年の5月14日、エリクソン監督率いるサンプがマンチーニのドッピエッタで2-0の勝利。これがアウェイの対カリアリ戦初勝利。直近で最後にカリアリでサンプが勝ったのは10年前。2007年の11月4日。当時マッツァーリ率いるサンプは、ヴォルピ、カラッチョロ、そしてマッジョのゴールで3-0で勝利。運命的な事にその時のカリアリの監督が、なんとジャンパオロだ。直近5試合は下の通り↓↓

    1. 2017/02/19 SAMPDORIA 1-1 CAGLIARI
      22'(1°T) F.クアリアレッラ 6'(1°T) M. ISLA
    2. 2016/09/26 CAGLIARI 2-1 SAMPDORIA
      37'(1°T) JOAO PEDRO, 43'(2°T) F. MELCHIORRI 41'(2°T) B.フェルナンデス
    3. 2015/03/07 SAMPDORIA 2-0 CAGLIARI
      33'(1°T) L.デ・シルヴェストリ, 27'(2°T) S.エトー
    4. 2014/10/19 CAGLIARI 2-2 SAMPDORIA
      14'(2°T) D. AVELAR, 32'(2°T) M. SAU 28'(1°T) M.ガッビアディーニ, 38'(1°T) P.オビアング
    5. 2014/02/09 SAMPDORIA 1-0 CAGLIARI
      11'(1°T) D.ガスタルデッロ

 

【プチサンプニュース】

1.

サンプのテクニカルスポンサー、JOMAとの契約延長が決定した。今シーズンいっぱいで切れる3年契約だったが、新たに2019‐20までの2年契約+2020‐21シーズンもサンプが望めば延長できるオプション契約。スペインのスポーツ用品メーカーであるJOMAは、フィオレンティーナを皮切りにセリエAに進出してきた。他社に比べればそれほど高くないが、斬新なデザインも多く質もそんなに悪くないので私は気に入ってる。この3年間、3rdユニは上下ソックスまで1色で揃えるパターンが続いており、来シーズンがどんなものになるか楽しみだ。

2.

少し前だが、プリマヴェーラの監督が変わった。Massimo Augustoが成績不振の責任を取らされて解任。1勝2分け7敗ではいくら育成主眼とは言え、去年は結構強かったサンプのプリマヴェーラだけにしょうが無いか。元々あまりサンプと縁もゆかりも無さそうな人だったので、なんで登用されたのか良くわからないが・・・代わりに元サンプのDFでもあったSimone Pavan(シモーネ・パヴァン)が就任した。早速、DERBY(ジェノア戦)でも3-1の勝利を収めたので、良い交代となるか?

3.

 前節のベネヴェント対ミラン戦。後半ロスタイムの劇的なGKのヘディングゴールで、2-2の引き分けに持ち込んだ。ベネヴェントは今季初めてセリエAの舞台に上がってきたが、開幕14連敗。この引き分けの勝点1が、歴史的なクラブ史上初の勝点となった。その立役者がGKのアルベルト・ブリニョーリ。セリエAでもマッシモ・タイービ以来16年ぶりとなるGKのゴール。しかもそのゴールがロスタイムの貴重な同点弾と言う事で注目を集めた彼。現在もユーヴェが保有権を持っているブリニョーリだが、一昨年レンタルでサンプに来て1年間プレーした。その時に地元ジェノヴァの娘に手を出したのが現在の婚約者、カミッラちゃん。元々サンプファンの彼女は、ブリニョーリが他チームに移籍してもそのチームのファンになる事は無く、サンプファンを公言してはばからない。そんな彼女を持つブリニョーリなので、彼自身も「いつの日かまたサンプでプレーできるようになったら嬉しいね」と、このゴールを決めた後のインタビューで答えた。このまま成長を続け、サンプに来る日は有るのだろうか?


  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。出場停止は無く、怪我人もストリニッチは戻ってこれそう。逆にリネッティはまだ筋肉系に問題を抱えており、招集外。その他の招集外はドドか。基本的にはレギュラーメンバーでスタメンが組めそうで、微妙なポジションはストリニッチが100%では無かったとしたら左SBと、トップ下がラミレスとカプラーリの争い。ラミレスの方が優勢か。元カリアリ勢はムッルー。カリアリユース出身で、去年まではカリアリ一筋だった彼はこの対戦を心待ちにしているだろう。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

      ラミレス(カプラーリ)

プラート   バッレート

     トレイラ

ストリニッチ(ムッルー) ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

        ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ、ムッルー

MFアルヴァレス、ジュリチッチ、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • ラツィオ戦の出来も悪くなかったので、我々は我々の目指すサッカーにこだわってそれを続けなければならない。もしかしたらアウェイのゲームではその姿勢が少し足りないのかもしれない。
  • ロペス(相手のカリアリの監督)は、私がカリアリの監督だった時のキャプテンだ。彼は真面目で真のリーダーだった。最近はあまり連絡を取っていなかったが、彼とは非常に良い関係を築いていた。カリアリは彼が監督に戻ってきた後、元々彼がやっていたサッカーを再開して、以上に良い戦いを見せている。明日は特に心して試合に臨まなければならない。
  • ストリニッチは通常練習に復帰した。ただまだ100%では無いので、明日の試合に出場できるかはわからない
  • カリアリでは10年間勝っていないが、我々は6位のチームとしてこの島に渡る。我々はこの順位にふさわしい戦いを見せなければならない
  • 水曜日にまたTIMカップの試合が控えているが、我々はまずこのカリアリ戦を精一杯戦わなければならない。その後にコパについては考える

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のカリアリはロペス監督の3-5-1-1。GKは3人とも本調子ではないが、ブラジル人のラファエルが起用されそう。3バックは3人ともイタリア人。右は若い20歳のロマーニャ。中央は元インテルのアンドレオッリかピスカーネ。左にチェッピテッリ。MFでは若手有望株のバレッラが出場停止。右にファラゴー、左にパドイン。中央は元サンプのアンカー”チガリーニ”を中心にバレッラの代わりはこちらも元サンプのデッセーナ。一応ゲームキャプテンになるのかな?あとイオニータ。FWでは去年のサンプ戦でもゴールを決めたメルキオッリが怪我。元ジェノアのパヴォレッティの1トップの下を10番のジョアン・ペドロが支える形か。元サンプ勢はMFのチガリーニ、デッセーナ

Cagliari(3-5-1-1) 監督:ディエゴ・ロペス 

    パヴォレッティ

    ジョアン・ペドロ

パドイン          ファラゴー

  イオニータ デッセーナ

     チガリーニ

 チェッピテッリ ロマーニャ

     アンドレオッリ

      ラファエル

 

クラーニャ、ダーガ DFファン・デル・ヴィール、ピスカーネ、カプアーノ、ミアングエ

MFコッス、デイオラ FWジャンネッティ、サウ、メルキオッリ、ファリアス

  《ロペス試合前公式会見》

  • ボローニャ戦のアウェイでの引き分けはポジティブな物だった。我々はまた正しい道を進み始めている。まだまだ良くしないといけない部分はたくさんあるが、我々は着実に成長している
  • サンプは難しい相手だ。非常に良いサッカーを見せているしかなりアグレッシブに戦ってくる。
  • ジャンパオロ監督の事は尊敬している。私にとっては最高のイタリア人監督のうちの1人だ。彼の事は良い事しか言う事が出来ない
  • デッセーナは良くなっており、彼が(出場停止の)バレッラの代わりを務めるだろう。ジョアン・ペドロは素晴らしい仕事をしている。我々にとっては重要な選手だ。チガリーニは素晴らしいクオリティを持った選手で、我々の中で一番周りを素早く見る事が出来る

 さあもうキックオフまであとわずか。ここから水曜のTIM CUPフィオレンティーナ戦、来週日曜のサッスオーロ戦と、また1週間内で3連戦が続く。2連敗後の重要な一戦だ。勝点3が欲しい!

 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第16節 2017年 12/9(土) 対カリアリ@カリアリ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00

’17-’18 SERIE A

14試合 8勝2分4敗 勝点26 得点28 失点20 得失点差+8 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第15節 SAMPDORIA 1-2 Lazio ロスタイムに痛恨の逆転負け・・・

2017-12-06 22:03:56 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第15節 12/3(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)

サンプドリア 1 - 2 ラツィオ(前半0-0)

・後半(11分)サンプドリア[1] サパタ

・   (35分)ラツィオ[1] ミリンコビッチ-サビッチ

・   (47分)ラツィオ[2] カイセド

 

↑↑©goal.comより

この日、攻守ともに素晴らしいプレーだったベレシンスキ。日本代表はW杯で彼とも対戦する事になるのか!?

ホーム全勝サンプ対アウェイ全勝ラツィオの対決。サパタのゴールで先制し勝てそうな流れだったが、一瞬のスキを突かれラツィオの執念にやられた。

[試合前情報] 

 TIM CUPの試合から中4日、リーグ戦ではアウェイでボローニャに惨敗を喫して以来の試合。5位ラツィオはヨーロッパリーグも含めて、アウェイでの試合は全勝。これはスゴイ。選手時代、サンプではみたいに太っていて全く使えなかったインザーギ弟(シモーネ・インザーギ)監督の2年目。昨年のキャプテンのビリアを引き抜かれたりしたが、3バックにシステムチェンジしながらも成熟させたより強いチームにここまでのところはなっている。スーパースターはいないが、アルバニアやアンゴラ、ボスニア等マイナーな国も含めた様々な国の代表実力者を揃えている。

 一方のサンプもコパ、DERBYでのアウェイも含めてマラッシでは9勝0敗。ユーヴェやミランにも勝っており、ホームでは内容も非常に良い。ただ昨季はラツィオには0勝2敗。アウェイでは7点も取られたし(3-7)、ホームでも1-2で敗れている。昔からラツィオ戦は1-1の引き分けか、大量失点と言うイメージが私にはある。ホームでマンチョが凱旋してきた1997-98の試合、現地で観ていたが0-4で負け。アウェイでも元サンプのミハイロビッチにFKでハットトリックされて2-5で負け。私が初めて生でオリンピコのアウェイクルヴァに入った2000年のコパイタリアでのラツィオvsサンプ。これもヴァザーリのゴールで先制するも、その後5点取られて2-5で負け。嫌な相手だ。これが昨季の試合。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6284f5c0462e07485be445bd0dd11c9a

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。TIM CUPではターンオーバーを敷いた為に、このラツィオ戦はほぼレギュラーメンバー。ただ、リネッティストリニッチが怪我で不在。特にストリニッチは痛い。よって左SBはムッルー。MFはプラートがスタメンに復帰。CBのシルヴェストレとトップ下のラミレスがコパも含めて元気に今週8日間の間に3連試合続でスタメン。2トップは鉄板コンビになったサパタクアリアレッラ。そのクアリアレッラがキャプテンマークを巻く。ベンチには久々ドドが怪我から戻ってきた。ちなみに現チームに元ラツィオ勢は特にいない 

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  サパタ  クアリアレッラ(cap)(70分コフナツキ)

      ラミレス(76分アルヴァレス)

プラート(83分ヴェッレ)バッレート

     トレイラ

ムッルー     ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ドド、サーラ、レジーニ

MFジュリチッチ、カペッツィ FWカプラーリ


一方のラツィオはシモーネ・インザーギ監督の3-4-2-1。怪我などで招集外はサンプの天敵フェリペ・アンデルソンワラセ、ディ・ジェンナーロ、ジョルダン、ナニ。F・アンデルソンがいないのは大きい。しかしラツィオも選手層は薄いわけでは無い。GKは完全にレギュラーとなったアルバニア代表のストラコシャ。DF-3バックは昨年、セリエAに慣れて覚醒したオランダ代表デ・フライを中心に左に元ルーマニア代表のラドゥ、右に珍しいアンゴラ代表のバストス。MFは中央にイタリア代表パローロルーカス・レイバ。左はキャプテンのボスニア代表ルリッチ。右はモンテネグロ代表マルシッチ。1トップ、ラツィオで大復活して再びアズーリにも返り咲いたインモービレを支えるのがルイス・アルベルトと、セリエA一苗字が長いセルビア代表ミリンコビッチ-サビッチ。”なんとかッチ”がたくさんいるが、全員代表国が違う。渋い国が多いが、やはりほぼ全員代表選手だ。元サンプ勢は監督のシモーネ・インザーギぐらいか

Lazio(3-4-2-1) 監督:シモーネ・インザーギ

    インモービレ

ミリンコビッチ-サビッチ L・アルベルト

ルリッチ(cap)(75分ルカク) マルシッチ

  ルーカス・レイバ パローロ

  (75分カイセド)

 ラドゥ       バストス(62分パトリック)

     デ・フライ

     ストラコシャ

ベンチ:GKグエリエーリ、ヴァルジッチ DFバスタ、フェリペ

MFネト、ムルジア FWパロンビ

 備考:警告:後半48分インモービレ;年間チケット保有者数16.513枚(1試合平均166.955euro);有料入場者数1.537枚(34.395euro);芝状態そこそこ

★日曜日20:45時キックオフで行われたポスティチポ


<あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=0Ou3oX71rYE

前半8分 クアリアレッラのスルーパス⇒バッレートが左足シュート⇒左に外れる

  17分 右CKのボールがファーまで流れフリーのインモービレのところに⇒インフロントでカーブをかけて狙うがわずかに右に外れる

  18分 ペナ内でサパタの落とし⇒ラミレスが左足で狙うがGK正面

  21分 右サイドからマイjナスのクロス⇒ルイス・アルベルトがダイレクトで合わせるが外れる

  23分 惜しい!右サイドからラミレスがサパタのブロックを利用してカットイン⇒左足で強烈なシュート⇒わずかに上に外れる

  30分 決定的!ラミレスのパスをダイレクトでプラートがスルーパス⇒サパタが体勢を崩しながらシュート⇒GKストラコシャ、右足でセーブ

  35分 右CKのこぼれ球をインモービレが強烈なシュート⇒GKヴィヴィアーノが反応してセーブ⇒L・アルベルトがこぼれ球を右サイドからシュートクロス⇒ベレシンスキがぎりぎりのところでクリア

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ11分10秒:ラツィオ13分09秒。得点こそなかったが非常にエキサイティングな前半。サンプもボローニャ戦の酷いプレーをTIMカップの快勝で忘れられたか、前節が嘘のような出来。やはりホームとアウェイでは全然違う。お互い攻撃的で、積極的に仕掛けて何個もチャンスを作る。入りはサンプの方が良かったが、最終的には互角の展開。両チームともストライカーのサパタとインモービレが特に目立っていた。間違いなく後半にゴールは産まれるだろうと予感させる前半だった。

後半6分 ポスト!右サイドからマルシッチのグラウンダーのクロス⇒ペナ内でトラップで浮かせたパローロがすぐボレーでシュート⇒ヴィヴィアーノは届かないが、ボールはファーポストに当たって跳ね返りがGKの元に収まる

 

後半11分 サパタGoooooL:1-0 

 

→トレイラの後方からのフィード⇒ペナ内でDF2人と競ったクアリアレッラがヘッドで絶妙な落とし⇒フリーのサパタがこのボールを受けてゴールに蹴りこむ!先制!!

↑↑©lazionews24.comより

 16分 決定的!右サイドからバッレートのクロス⇒ファーでフリーのクアリアレッラが左足ボレーでダイレクトで狙うがふかしてしまう

 17分 バストスに代わってパトリック投入

 25分 クアリアレッラに代わってコフナツキ投入。コパの活躍が認められて抜擢か。でも個人的にはここは代えるならカプラーリの方が良いんじゃないかと思ったが・・・・キャプテンマークはシルヴェストレに

 30分 ルーカス・レイバに代わってカイセド(エクアドル代表のストライカー)

     ルリッチに代わってルカク。より攻撃的な2枚替え

 31分 ラミレスに代わってアルヴァレス投入。ラミレスはちょっと前に傷んでいたので、この交代はしょうが無いか

後半35分 ミリンコビッチ-サビッチGoal:1-1

→右サイドからL・アルベルトのFK。ペナ内中央でパローロのヘッド。混戦の中、こぼれた球いち早く反応したミリンコビッチーサビッチが叩き込む。同点・・・

↑↑©corriere della seraより

 38分 疲れの見えたプラートに代わってヴェッレ投入

ロスタイム3分

 

後半47分 カイセドGoal:1-2

 

→左サイドからミリンコビッチーサビッチがドリブルでするすると中央まで突破。ペナすぐ外からシュートとみせかけてスルーパス⇒インモービレと飛び出したGKヴィヴィアーノがもつれ合う⇒ヴィヴィはキャッチしきれず、こぼれ球を詰めてきたカイセドが叩き込む。ロスタイムに痛恨の逆転弾・・・・・・・

  

↑↑©passionedelcalcio.itより

 49分 トレイラ倒したインモービレにイエロー 

そのまま試合終了。1-2で逆転負け・・・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ21分39秒:ラツィオ24分59秒

・シュート数はサンプ11本(枠内3本):ラツィオ13本(枠内6本)

・1-0で80分までいって、勝てそうな流れだったが・・・

・ストリニッチ、リネッティの不在が痛く、交代選手のレベルがいつもより低かった

コフナツキの投入はやや疑問。クアリアレッラが下がってからチャンスはほとんど作れなくなり、防戦一方になってしまった

ヴィヴィアーノも復帰してから数試合だが、やはり一昨季の全盛時から比べると、飛び出しの面でやや衰えが見られる気がする。それでもプッジョよりは上なんだろうけど

・サンプで一番良かったのはベレシンスキか。良く走り、良く防ぎ、攻めでもドリブル突破もあり貢献した

・もちろんサパタも良かった。得点以外でもポストなどで攻撃の起点として貢献していた

・ラツィオではミリンコビッチ-サビッチがMVPか。名前が長いだけの選手では無い

・この試合で判定に不満が貯まったサンプウルトラの、主審マッツォレーニに対する攻撃的なチャントが罰金の対象となった。ティフォージの応援では良く見られる光景で、そんなに特筆するようなコールじゃなかったけどなぁ。今季から人種差別や、ウルトラのこういうチャントに特に厳しくなってるのかもしれない・・・なんかイタリアっぽく無いな。スタジアムに足を運ぶファンの数が激減したセリエAを復活させ観客動員を増やしていこうというならわかるが、一過性の物で終わってしまう気がする・・・

  ついにホーム無敗が崩れる。記録はいつかは途絶えるものだが、逆転負けだけに余計悔しい。これでリーグ戦は2連敗だが、この試合は内容は悪くなかった。次のアウェイでのカリアリ戦で同じような戦いを見せれば問題無い。逆にアウェイでの2回の失敗、ウディネーゼ戦とボローニャ戦のような戦いで万が一敗れると一気に崩れていく可能性が有る。幸い、ここまで勝点を積み上げてきたので、2連敗しても下とまだ勝点5離れて6位は堅守。現実的にはこの6位でヨーロッパリーグと言うのが今季の目標になっていくのかな?とにかくカリアリ戦は勝ちたい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第16節 2017年 12/9(土) 対カリアリ@カリアリ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00

’17-’18 SERIE A

14試合 8勝2分4敗 勝点26 得点28 失点20 得失点差+8 現在 6位(1試合未消化)


TIM CUP 4回戦 SAMPDORIA 4-1 Pescara ベスト16進出!!

2017-12-04 22:52:16 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

TIM CUP 4回戦 11/28(火) 21:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:フォルネオ氏(Roma 1出身)

サンプドリア 4 - 1 ペスカーラ(前半3-0)

・前半(2分)サンプドリア[1] コフナツキ

・   (9分)サンプドリア[2] ラミレス

・  (31分)サンプドリア[3] カプラーリ

・後半(7分)ペスカラ[1] ベナーリ

・  (29分)サンプドリア[4] コフナツキ

↑↑©tuttosportより

前半早々からのゴールショーでSerie Bのペスカーラを破り、コパイタリアは無事ベスト16進出。ボローニャ戦の嫌な負けのダメージをとりあえず軽減させる。それにしてもホームで強いなぁ

[試合前情報] 

★火曜日21時キックオフで行われたミッドウィークのナイター。コパイタリア4回戦の相手はセリエBのペスカーラ。昨季セリエAから降格したペスカーラだが、ゼーマン監督は留任。サンプもヴェッレとカプラーリを獲得してるように主力はある程度引き抜かれたが、1年でのセリエA復帰を目指している。ただ、セリエBは今首位から最下位までが勝点差12ぐらいでひしめき合っている大混戦。ペスカーラも現在中位だがまだ全くどうなるか予想がつかない。

 昨季の対戦はサンプの1勝1分け。ジェノヴァでのこの試合では、カプラーリもヴェッレもペスカーラの先発で出場していた。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/ba87446ce1eb7c72e0c012bc47f0a046

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ボローニャ戦から中2日のミッドウィークの試合という事で、大胆なターンオーバーが敷かれた。GKは久々プッジョーニ。DFではシルヴェストレだけが前節のスタメンから残り、後は右からサーラ、レジーニ、ムッルー。MFは今シーズン初めてカペッツィがボランチのスタメンを務める。トレイラ不在の試合は初めてで、どうなるか不安だが楽しみだ。リネッティが怪我の為にサイドはヴェッレと逆に怪我から復帰したプラート。トップ下はやや意外にもレギュラーのラミレスが先発。2トップはカプラーリコフナツキ。キャプテンマークは久々にレジーニが巻く。元ペスカーラ勢はトレイラヴェッレカプラーリ。ペスカーラは現在のサンプには重要な若手の供給源、もしくは修業場所となっている。後の2人は正に昨季までペスカラにいたホットなOBだ。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  カプラーリ コフナツキ

(76分ジュリチッチ)

      ラミレス(46分アルヴァレス)

ヴェッレ    プラート

     カペッツィ

ムッルー       サ-ラ

  レジーニ(cap)シルヴェストレ(81分アンデルセン)

     プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFドド、フェラーリ、ベレシンスキ

MFバッレート、トレイラ、イヴァン FWゴメス・リッチュッリ、サパタ

誰もこんなところに注目しないだろうが、この日聞きなれないGomes Ricciulliと言う選手がベンチ入りしたが、プリマヴェーラのアタッカンテ。ギニア出身の18歳だ。

  • Joao Claudio Gomes Ricciulli(ホアン・クラウディオ・ゴメス・リッチュッリ)
  • FWGomes Ricciulli

              ↑↑©U.C.SAMPDORIA Official Pageより

  • 1999年10月10日生まれ
  • Bissau (ギニア)

一方のペスカーラはゼーマン監督の4-3-3。ゼーマンは相変わらずの4-3-3攻撃サッカーを貫いている。センターフォワードのガンツ(サンプ、インテルで活躍したマウリツィオ・ガンツの息子)や、残留した10番のベナーリを中心にした攻撃陣。DFは元サンプのカンパニャーロ(懐かしい!)が中心。元サンプ勢は多く、GKフィオリッロ、そしてDFカンパニャーロ、フォルナジエール。さらにトップチーム経験は無いが、右SBのザンパーノはサンプユース出身で、ここ数年サンプの獲得候補に常に名前が挙がっている。ペスカーラはアウェイの全身蛍光黄色ユニで挑んで来た

Pescara(4-3-3) 監督:ズデネク・ゼーマン

       ガンツ

ベナーリ      マンクーソ

ブルグマン     クリバリ

    カッラーロ(80分カヌーテ)

マッツォッタ     ザンパーノ

(62分エリツァルデ)

カンパニャーロ(cap)ペッロッタ

(67分フォルナジエール)

       ミランテ

ベンチ:GKフィオリッロ DFクレッシェンツィ

MFヴァルツァニア、ラッテ、カポーネ FWペッティナーリ、カッペルッツォ、バエス

 備考:警告:前半39分ペッロッタ,後半13分カンパニャーロ,47分フォルナジエール;有料入場者数4.858枚(41.650euro);芝状態そこそこ


 <あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=Lcg3GmApsIM

前半2分 コフナツキGoooooL:1-0

→右サイドからラミレスのFK。ゴールに向かうクロスをファーでヴェッレがヘッドで折り返し⇒詰めていたコフナツキが押し込む!先制!!

↑↑©zimbio.comより 

  3分 立て続けにチャンス!カプラーリがスルーパスで抜け出して、やや遠目でGKと1対1になるが、シュートはわずかに左に外れる 

前半9分 ラミレスGoooooL:2-0 

→レジーニのロングフィードから右サイド、コフナツキが抜け出す。中央にクロスを上げて、フリーで待ち構えたラミレスがヘッドで叩き込む!追加点!!

↑↑©zimbio.comより

 10分 さらに3点目のチャンス!カプラーリのスルーパスからコフナツキが右から折り返し⇒左サイドでラミレスのシュートを放つが、DFのブロックにあう 

前半31分 カプラーリGoooooL:3-0 

→カプラーリとラミレスが細かいワンツーを2回繰り返して中央突破⇒ペナ内に侵入したカプラーリが左足で決める!まだまだ止まらない!!

↑↑©zimbio.comより 3点目を決めたカプラーリと、ペスカーラのキャプテン、元サンプのカンパニャーロ 

 38分 右SBのザンパーノが自陣からドリブルで長い距離を持ち上がり、そのままミドルシュート⇒良いシュートだったがプッジョーニがパンチングでナイスセーブ

 39分 ラミレスを倒したペッロッタにイエロー

 40分 ↑それで得たFK。カペッツィが壁の下をインフロントで巻いて狙うが、GKファインセーブ。惜しい!

 41分 プッジョーニ!右からのザンパーノのクロス⇒中央でガンツがフリーでシュート⇒プッジョーニが反応!

ロスタイム1分

 46分 GK飛び出してきたところ、敵のパスをカットしたプラートがダイレクトで超ロングシュートを狙うが、わずかに外れる

そのまま終了

前半は3-0。開始早々のコフナツキのゴールも含め一気に3点取って、勢いも加味してほぼ試合を前半で決めてしまった。本当にボローニャ戦は何だったんだろう?と言う素晴らしい出来。相手が格下と言うのも有るが、こちらもターンオーバーを敷いている。ただやはり昨年よりは選手層は格段に増しており、ほぼ全員入れ替えたと言ってもそこまで見劣りするスカッドでは無い。逆にここぞとアピールしたいコフナツキ、カプラーリ、カペッツィあたりが物凄く良く、それにラミレスも絡んで素晴らしい攻撃だった。まぁ何はともあれチーム力が上がっている事は素晴らしい

後半1分 ラミレスに代わってアルヴァレス投入。ラミレスはお役御免。アルヴァレス先発で無く、ラミレスを連投で使った意味は十分あった

後半7分 ベナーリGoal3-1

→ライン裏に出たボールをGKピリアチェッリが飛び出してきて先にトラップ⇒そのままドリブルしてロングフィード⇒このボールが一気にチャンスとなり、左サイドで受けたベナーリがペナ内に侵入⇒シュートを放つとDFシルヴェストリに少し当たってコースが変わり、GKも反応できず・・・ペスカーラ1点返す

 13分 右サイドのザンパーノの短いクロスを中央でガンツがオーバーヘッド⇒GK正面でキャッチ

 17分 マッツォッタに代わってエリツァルデ投入

 22分 カンパニャーロに代わってフォルナジエール投入。元サンプ勢同士の交代 

後半29分 コフナツキGoooooL:4-1 

→高い位置でボールを奪ったリッキー⇒右のコフナツキにパス⇒コフナツキが中にクロスを出すような目線を送ってから、強烈なシュート⇒GKのニアを突き破る!ダメ押し!!!

 31分 カプラーリに代わってジュリチッチ投入。これがサンプで最後の雄姿となるのだろうか・・・

 33分 プッジョ!左からのグラウンダーの折り返し⇒ガンツが合わせるが、プッジョーニが足でファインセーブ⇒詰めてきたベナーリはシュートをふかす

 35分 カッラーロに代わってカヌーテ投入

 36分 シルヴェストレに代わってアンデルセン投入。アンデルセンはうれしいサンプデビューを果たす!

ロスタイム2分。

 46分 コフナツキを倒したフォルナジエールにイエロー 

そのまま試合終了。4-1で快勝!! 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ31分28秒:ペスカーラ20分58秒

・シュート数はサンプ9本(枠内5本):ペスカーラ12本(枠内8本)

・シュート数は本当かな?後半さすがにサンプも少しペースを落としたからあり得るか?いずれにせよ、内容的には快勝。格の差を見せつけた

・とにかくコパイタリアは勝つ事が大事。これでベスト16!

コフナツキは本当に将来が楽しみだ。とにかく20歳とは思えない程ふてぶてしい。タイプは違うが、昨年のシックと同じような歩みを辿っている。

・ペスカーラで一番良かったのは右SBのザンパーノ。DFとは思えないテクニックを持ち、攻撃に効いていた。サンプユース出身だし、いつかはサンプに来ても良いかも

・初めてとなるトレイラ不在の試合。代役となったカペッツィは思いのほか(失礼?)良かった。トレイラほどのテクニックと思い切った縦パスはさすがに無いが、良く動きミス少なく適格にボールを散らした。これが出来ればサブは務まるだろう

↑↑©gettyimages.comより

  これでリーグ戦、TIM CUP×2試合、アウェイ扱いだったがDERBY。マラッシで行われた今季の試合は9勝0敗。本当に強い。そしてコパイタリアも順調に勝ち進み、次は

12月13日(水)17時30分キックオフ 対フィオレンティーナ@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)

 これによって、雨で延期されたローマ戦はさらに延期になって来年の1月24日(水)に行われる事になった。何とその次の1月27日(日)はまたローマ戦。4日間で2回ローマと対戦するとは、日本じゃあり得ないような日程の決め方だ

とにかくTIM CUPは一番狙いやすいタイトルなので、軽視せずに頑張って欲しい。次からはさすがに楽な試合は無くなる。一方のカンピオナートは再びホームでラツィオ。何気に勝点3しか離れておらず、5位対6位対決。今季のラツィオも強いがなんとかホームでの強さを生かして欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第15節 2017年 12/3(日) 対ラツィオ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45

’17-’18 SERIE A

13試合 8勝2分3敗 勝点26 得点27 失点18 得失点差+9 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第14節 Bologna 3-0 SAMPDORIA 惨敗・・・

2017-12-03 02:41:48 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第14節 11/25(土) 15:00@レナト・ダラーラ(ボローニャ)  主審:マレスカ氏(Napoli出身)

サンプドリア 0 - 3 ボローニャ(前半0-2)

・前半(3分)ボローニャ[1] ヴェルディ

・  (23分)ボローニャ[2] ムバイエ

・後半(28分)ボローニャ[3] オクウォンコ

↑↑©samptwitterより

また鬼門のアウェイでウディネーゼ戦の過ちを繰り返してしまった。とてもユーヴェを破ったチームと同じチームとは思えない出来・・・勝ったのは土曜昼にもかかわらず、大勢詰めかけたティフォージのみ!

[試合前情報] 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。プレビューの予想からは、試合の直前にリネッティが怪我をして外れた。ベンチ入りはしたものの前節負った怪我でプラートも本調子でない為、ヴェッレが先発で左MF。あとは予想通りのレギュラーメンバー。最近定着してきたクアリアレッラがキャンプテンマークを巻く。元ボローニャ勢はラミレス。20歳の頃にボローニャでセリエAデビューして、2シーズン活躍した。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  サパタ  クアリアレッラ(cap)

      ラミレス(46分カプラーリ)

ヴェッレ    バッレート

     トレイラ

ストリニッチ(8分ムッルー)ベレシンスキ(66分アルヴァレス)

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ

MFプラート、カペッツィ FWコフナツキ


一方のボローニャはドナドーニ監督の4-3-3。怪我人はローマのディフランチェスコ監督の息子、フェデリコ・ディフランチェスコ。代わりには予想通りパラシオが入る。前線の予想は当たったが、バックラインがほぼ違った。右にセネガル代表のムバイエ。中央にマイエッタドゥマイオ。左がギリシャ代表のトロシディスだった。パラシオドゥマイオは非常にジェノア臭がして嫌な選手だ。でもこうやって見ると、ボローニャクラスのチームでもほとんどスタメンにイタリア人がいないのだから(まァサンプもそうだが)、イタリア代表は弱体しているわけだ。元サンプ勢はGKミランテ、ダ・コスタ、そしてMFのポーリ。ポーリもずっとサンプにいれば違う人生になっていただろうなぁ

Bologna(4-3-3) 監督:ロベルト・ドナドーニ 

     デストロ(46分マジーナ)

パラシオ(79分タイデル)ヴェルディ(69分オクウォンコ)

ドンサー       ポーリ

     プルガル

トロシディス■47分  ムバイエ

  マイエッタ  ドゥマイオ

      ミランテ

ベンチ:GKブルッツィ、ダ・コスタ DFクラフト、マジーナ、エランデル

MFクリセティグ、ナジ FWクレイチ、ペトコヴィッチ 

 備考:退場:前半47分トロシディス,警告:44分トロシディス,後半16分ベレシンスキ,25分フェラーリ;年間チケット保有者数13.620枚(1試合平均164.687 euro),有料入場者数6.572枚(257.883euro);芝状態そこそこ

★土曜15時キックオフで行われたアンティチポ。今年から無くなったTessera del Tifosoの影響か、アウェイながら多くのドリアーニが詰めかけた


 <あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=cpxX5Xs9i0I 

前半3分 ヴェルディGoal:0-1 

→ペナ内でポーリのスルーからボールを受けたデストロ⇒DF背負いながら反転してシュート⇒ヴィヴィアーノが何とか防ぐ⇒しかし詰めてきたヴェルディがこのボールを押し込んでいきなり先制を許す・・・

↑↑©cdnsaleminteraactivemeより

  8分 いきなりストリニッチがハムストリング負傷で交代。代わりはムッルー

前半23分 ムバイエGoal:0-2 

→右からのCK。ヴェルディが左足でゴールに向かうクロス⇒ニアでムバイエが強烈なヘッドを叩き込む。早くも追加点を許す・・・

↑↑©ccalcioweb.euより

  42分 チャンス!クアリアレッラのスルーパスが長すぎたが、ラミレスが強引にボールを奪い、角度が無い所から思いっきりシュート⇒GK正面でパンチング、CKに逃れる

 44分 バレートを削ったトロシディスにイエロー

 44分 ペナ内、ファーでどフリーになったクアリアレッラ⇒しかしキックミスでシュートは外れる

ロスタイム2分

 46分 トレイラのライン裏へのロビングパス。サパタが抜け出してボレー狙いにいくが、わずかに合わず・・・

 47分 スルーパスで抜け出そうとしたサパタを後ろから引っかけ、トロイディスに2枚目のイエロー、退場

 48分 そのFK。ラミレスが左足で直接狙うが、壁に阻まれる。そのまま終了

↑↑©zimbio.comより

前半は0-2。ポゼッションはサンプ15分25秒:ボローニャ9分30秒。前半は引いてる相手に対してペースを合わせ過ぎ。ボールはかなり持てるが、横につなぐだけで効果的な攻めは見せられず。そんな中、いきなり先制を許すもあまりペースは変わらず。苦手なCKから続けざまに追加点を許す。前半も35分過ぎからようやくエンジンがかかり始めて、いくつかチャンスは作るが。1点でも返しとけば大分気分的にも楽になったと思うが。ラインの裏へのロングパスがなかなか効果的だったが、それに気づくのが遅かった。そしてあまりファールを取らない審判の癖を見抜けてなかったと言うのも有る。終了間際にトロシディスが退場になったので、それを後半生かせるか?

後半1分 ラミレスに代わってカプラーリ投入。カプラーリ投入は当然の予想通りだったが、守備的な選手を下げて入れるかと思いきや、同ポジションのラミレスを下げたのはやや意外

   1分 デストロに代わって左SBのマジーナ投入。トロシディスが退場になった為に左SBを入れ直して、4-3-2にチェンジ

  7分 ベレシンスキが右サイドを突破してペナ内に侵入。ラストパスはわずかにあわず・・・

 16分 マジーナ倒したベレシンスキにイエロー

 21分 イエロー貰ったベレシンスキに代わってリッキー・アルヴァレス投入。バッレートが右SBに下がり、カプラーリをさらに前目に

 23分 右CKからショートコーナー⇒バッレートのクロス⇒シルヴェストレのドンピシャヘッドはGKミランテがセーブ

 24分 ヴェルディに代わって19歳のナイジェリア人、オクウォンコ投入

 25分 パラシオ倒したフェラーリにイエロー

 

後半28分 オクウォンコGoal:0-3 

 

→リッキーのボールロストから大カウンターを食らう⇒左サイドをドンサーが猛進⇒ペナ内に侵入してラストパス⇒オクウォンコがこのボールをゴールに流し込む。サンプDF陣はオフサイドを主張するが、認められず。キツイ3点目

 

↑↑©new indian expressより

 32分 決定的!ペナすぐ外からヴェッレのシュートはポスト直撃⇒はね返りをカプラーリがシュートするが、GKミランテの超ファインセーブでCKに逃れられる

 34分 パラシオに代わってタイデル投入

ロスタイム3分。そのまま試合終了。0-3-の惨敗・・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ36分24秒:ボローニャ28分42秒

・シュート数はサンプ16本(枠内12本):ボローニャ12本(枠内7本)

・ほぼ70%のポゼッションながら、0-3の惨敗。やはりサッカーはボール回しゲームでは無い

・後半、1人少なくなったボローニャが当然ガチガチに守ってきたため、ボールはさらに持てるようになるが結局効果的な攻めはあまり繰り出せず

リネッティに続いたストリニッチ、この2人の怪我はでかい

・最後のカードは、リッキーじゃなくてFWのコフナツキで勝負して欲しかった

・相手のビッグクラブに比べると遅いテンポに合わせてしまった・・・そして一つのミスからカウンター決められて3点差になった時点で万事休す

・結局、強豪相手に素晴らしい出来で勝った後、アウェイで惨敗。ウディネーゼ戦と同じ過ちを繰り返してしまった

・相変わらずコーナーキックの守備が課題↓↓

  昨年から兆候はあったが、今年は特にコーナーキックの守備が弱い。かなり簡単にフリーでヘッドを決められている。ここは一つ早急に改善すべきポイント。確かに今のサンプのレギュラーは、ボランチのトレイラを筆頭にベレシンスキ、リネッティなど弱冠小さめの選手が多く、そこを衝かれてヘッドで点を取られている。私の提案では、トレイラを1トップでカウンター要因として置いといて、サパタやクアリアレッラ等ヘッドに強い選手をペナ内に置いてとりあえず空中戦を何とか頑張る。ボールを奪えれば、リネッティやバッレート等ヘッドより脚力が上な選手たちでカウンターを繰り出すと言うのはどうだろうか。

 残念ながら惨敗したサンプだが、今週は火曜に間髪いれずにTIM CUP(元々コパイタリア)の試合が有る。勝てばベスト16となる対戦で、去年セリエAからBに落ちたペスカラと対戦する。この惨敗を早く忘れるためにも、この日程はありがたいかもしれない。今年は去年より選手層も厚くなっているし、コパは数少ない狙えるタイトルなのだから積極的に狙って行って欲しい

 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:TIM CUP 4回戦 2017年 11/28(火) 対ペスカラ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00

’17-’18 SERIE A

13試合 8勝2分3敗 勝点26 得点27 失点18 得失点差+9 現在 6位(1試合未消化)