2017-18 SERIE A 第21節 SAMPDORIA 3-1 Fiorentina 内容含めて快勝!!

2018-01-30 19:21:57 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第21節 1/21(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パスクア氏(Tivoli出身)

サンプドリア 3 - 1 フィオレンティーナ(前半1-0)

・前半(30分)サンプドリア[1] クアリアレッラ

・後半(16分)サンプドリア[2] クアリアレッラ

・   (23分)サンプドリア[3] クアリアレッラ

・   (35分)フィオレンティーナ[1] サンチェス

 

↑↑©genovatodayより

とにかく今日のヒーローはクアリアレッラ!!!3点取ったぞー!!!

コパ含めて3度目のフィオレンティーナ戦。老いてますます盛んなクアリアレッラのトリプレッタで、アウェイに引き続き快勝!!

[試合前情報] 

 2週間のお休みを経て、久々の試合。フィオレンティーナをホームに迎え撃つ。この日は”ドゥッチョ”こと故リカルド・ガッローネの命日。もう5年も経つのか~。カッサーノを厳格に追い出したのが最後の思い出となってしまったな・・・偶然ジェノヴァのピザ屋で会ったのが懐かしい。

↑↑©U.C.SAMPDORIA Ufficialeページより

 フィオレンティーナとはすでにリーグ戦とTIMカップで2回対戦している。共にアウェイで1勝1敗。ただ12月に戦ったTIMカップの試合は、サンプも少しターンオーバーを敷いてたのであまり参考にならないかもしれない。その時は打ち合いの末に、後半45分のPKで2-3で敗れた。ただ今年のヴィオラは、去年のチームよりは大分組みしやすい印象。実際ここまでのところ順位もサンプの方が上。やはりボルハ・バレロカリニッチベルナルデスキイリチッチなどの主力が大量に抜けたのは響いている。もちろん強豪なので、ある程度それに見合う補強はしているが、若い未知な選手も多くまだ結果に結びついていない。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/9b33b2c46f58461654d27069c5c1b514

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まず、前節退場になったサーラが出場停止。右SBはベレシンスキ先発。また2週間のお休みを経て、ストリニッチリネッティが怪我から復活。サパタも大分回復はしているようだが、まだベンチスタート。後はベストメンバーが組めた。ただトップのサパタの代役は、驚きのコフナツキ先発。コフナツキは去年のシックとちょうど同じような成長の軌跡を辿っている。まだレギュラーは遠いだろうが、若手を試すと言うよりは戦力としては十分考えられるまでになっている。キャプテンはクアリアレッラ。元ヴィオラ勢は娘の名前がヴィオラちゃんのGKヴィヴィアーノ、今季何個の元所属したクラブと対戦するかわからないぐらい多いクアリアレッラ、そしてヴィオラユースで6年間学んだカペッツィ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

アリアレッラ(cap) コフナツキ

 (75分カプラーリ)    (58分サパタ)

       ラミレス(84分バッレート)

 リネッティ   プラート

      トレイラ

ストリニッチ    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ドド、レジーニ、ムッルー

MF アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -

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 一方のフィオレンティーナはピオリ監督の3-5-2。4-2-3-1と表記していた新聞も有ったが、シメオネババカルを同時に起用してきて基本2トップ状態だった。そして左サイドのビラーギはほぼずっとウィングバック的なポジションにいたので、私には3-5-2にしか見えなかった。強いて言えば4-4-2か。だがCBのヴィトール・ウーゴペッツェッラの2枚に加え、右SBと言うかCBのロリーニは守備専業で全く上がってこなかったのでやはり3バックに見える。中盤はキャプテンのバデリをアンカーに、その前をエイゼリックベナッシが動き回る。そして右MFにキエーザ息子、左MFに先ほど触れたビラーギと言う布陣。過去2回のサンプとの対戦を踏まえての布陣なのだろうが、結論から言うとババカルとシメオネの同時起用はこちらにとって助かり、どちらか1人のワントップで中盤をもう1枚厚くされた方が嫌だったと思う。サンプに強いイメージが有るババカルをどうしても使いたかったのかな?元サンプ勢はいないが、サンプのアイドルのキエーザの息子、フェデリコ・キエーザがいる。

FIORENTINA(3-5-2) 監督:ステファノ・ピオリ

  シメオネ ババカル(65分ジル・ディアス)

 エイセリック  ベナッシ

 (71分サンチェス) (65分サポナーラ)

ビラーギ       キエーザ

      バデリ(cap)

 ヴィトール・ウーゴ ロリーニ

     ペッツェッラ

    スポルティエッロ

ベンチ:GKチェロフォリーニ、スポルティエッロ DFミレンコヴィッチ、ガスパール、オリヴェーラ

MFクリストフォロ FWゼクニーニ

 備考:警告;前半33分エイゼリック,39分ペッツェッラ,後半41分トレイラ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数2.448(53.540euro);芝状態=じゃがいも畑のよう

★日曜日15:00時キックオフで行われたレギュラーゲーム。フィオレンティーナは赤-赤-赤の3rdユニで挑んで来た。

この冬の寒い間のマラッシの芝状態は最悪で、良く敵監督から「こんなのセリエAの試合をやるレベルのピッチじゃない」とか文句を言われている。イタリア語の表現で、ピッチがじゃがいもの様だ、と言われるが私には今一その表現がピンとこない・・・・


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=fv54lmWsZjE

前半12分 ピンチ!右サイドからキエーザのクロス。フェラーリが触れずに後ろから来たシメオネがヘッド⇒わずかに左に外れる

   17分 決定的!右サイドからラミレスのゴールにむかうクロス⇒ファーでクアリアレッラがアクロバティックな折り返し⇒中央でどフリーのコフナツキがゴールに蹴りこむ⇒懸命に戻ったGKスポルティエッロが神がかり的なセーブ

   27分 トレイラの長~いスルーパス⇒飛び出してきたGKの目の前で先に追いついたコフナツキ、反転してシュートもGKに止められる

前半30分 クアリアレッラGoooooL:1-0

→右サイドからラミレスのクロス。ペナ内でDFペッツェッラとの争いに勝ってボールをトラップしたクアリアレッラがすかさずシュート。先制!!

↑↑©panorama.itより

33分 VARで悪事が後からバレたエイゼリックにイエロー  

39分 ラミレス倒したペッツェッラにイエロー

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ14分56秒:フィオレンティーナ9分21秒。立ち上がりだけ少しバタついたが、その後はサンプがボールを支配。やはりリネッティが帰ってきたのが大きい。バッレートにはバッレートの良い所は有るが、リネッティ-トレイラ-プラートの3人が揃った中盤はボールがより回るようになるし、奪取も出来る。またこの日はクアリアレッラがゴール以外にも非常に良かった。前半の時点ではまさか最終的に3点も取るとは思わなかったが・・・ポストプレーでかなり貢献しており、攻めのリズムを作っていた。対峙していたのが本来SBのロリーニと言うのが良かったのだろう。そこでしっかりボールをキープしてタメを作れていた。サパタが不在だとポストプレーの少なさがネックになっていたから。良い内容のまま後半に向かう

後半9分 惜しい!FKのこぼれ球からリネッティのシュートクロス⇒こぼれ球をフリーでシルヴェストレが左足シュート⇒わずかに上

  13分 コフナツキに代わって怪我明けのサパタ投入。コフナツキは頑張ってはいたが・・・前半の絶好機は決めたかったなぁ

 後半15分 クアリアレッラGoooooL:2-0

→リネッティのボール奪取からラミレスへ⇒ラミレスのスルーパス⇒ペナ内クアリアレッラが抜け出して、飛び出してきたGK肩越しにトゥーキックで豪快に決める!クアリアレッラ2点目は貴重な追加点!!

↑↑©la presse.itより

  20分 ベナッシに代わってサポナーラ

      ババカルに代わってジル・ディアス投入。4-5-1へシフトチェンジ

後半23分 クアリアレッラGoooooL:3-0

→プラートのスルーパスからペナ内でラミレスが絶妙なヒールでの残し⇒走りこんできたクアリアレッラが豪快に蹴りこむ!ハットトリック!!!

↑↑©violanation.itより

  26分 エイゼリックに代わってサンチェス投入

  30分 クアリアレッラに代わってカプラーリ投入。クアリアレッラには当然の大スタンディングオベーション 

後半35分 サンチェスGoal:3-1 

→右CKからニアでサポナーラがヘッドでつなぐ⇒そのボールをサンチェスがヘッドで押しこんで1点返す・・

  39分 ラミレスに代わってバッレート投入。ラミレスは素晴らしい3アシスト。バッレート右MFに入り、プラートがトップ下に

  41分 サポナーラを倒したトレイラにイエロー。これはもったいない。まだ大丈夫だがトレイラ出場停止になると痛い

  44分 リネッティのスルーパスからサパタがGKと1対1に。ただサパタはGKにぶち当ててしまいCKに

ロスタイム3分。そのまま試合終了。3-1!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ27分39秒:フィオレンティーナ19分53秒

・シュート数はサンプ13本(枠内10本):フィオレンティーナ11本(枠内5本)

・2週間の休みがプラスに働き、内容的にも素晴らしい快勝

リネッティの復帰による中盤の充実と、フィオの戦術的失敗が大きかったと思う

・フィオも気付いたのか途中からババカルを下げて1トップにするも時すでに遅し

クアリアレッラはまもなく35歳にして、自己最多ゴールを更新。しかもまだシーズン半ばで。20ゴールは狙えそうだ。この日はポストプレーなど得点以外でも貢献し、第2の春を謳歌している。

サパタはスピード、キレ共になく、まだ本調子では無いな

・フィオにはリーグ戦では2戦2勝

・この日はCBのキャプテン・アストーリがいなかったのも大きかったか?

  ここ最近の不調が嘘のような素晴らしい試合だった。個人的には、サンプの休み明けは結構弱いイメージがあったので心配だったが、今回はプラスに働いた。この戦いが出来れば後半戦もまだまだ面白い。さてここで、わずかだが動きがあった冬の移籍の情報

プチ移籍情報

  1. MF10番のフィリップ・ジュリチッチがレンタルでベネヴェントに移籍した。おそらく既に決まっていたが、ベネヴェントとの直接対決が1月6日にあったので、それが終わってからと言う事だったのだろう。レンタルとは言ってもサンプに帰ってくる可能性は無いだろうな・・・しかしあれだけtwitterでサンプを批判するような事を言っておきながら、移籍後に感謝の意を述べるとか笑える。なぜ彼に10番を与えたのかが未だに謎。どうせ出番が少ないだろうから、機嫌取りの為にせめて背番号は良いのを上げたのかな?
  2. MFのダヴィド・イヴァンもレンタルでセリエBのプロ・ヴェルチェッリに移籍。こちらも出番無しでの放出だが、若い分まだサンプに帰ってくる可能性は有るか?一昨年サンプでチャンスを掴み始めていたが、昨年の武者修行先での怪我が悔やまれる。ここから再スタートを切らないと将来は厳しい
  3. サンプでは無いが、去年までサンプにいたDFのペドロ・ペレイラ(ベンフィカ)がレンタルで、あろうことかジェノアに移籍。移籍が決まったとたんにインスタ上の過去のサンプでの画像を消去すると言う暴挙を犯し、すでにサンプティフォージの標的になる可能性が大だ。この移籍は個人的にも大失敗に終わって欲しい

 

 この快勝で次のローマとの2連戦が楽しみになってきた。日程の悪戯で、水曜日にローマ(雨で中止になった3節の延期試合)、なぜか日曜にもローマ。トーナメントの決勝戦、ホーム&アウェイの様な気持ちで見てみるのも面白い。ユーヴェ、ミラン、フィオに続きローマも撃破だ!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第3節(順延分) 2017年 1/24(水) 対ローマ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45

’17-’18 SERIE A

20試合 10勝3分7敗 勝点33 得点39 失点30 得失点差+9 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第20節 Benevento 3-2 SAMPDORIA なんでだ!?

2018-01-26 23:19:40 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第20節 1/6(土) 15:00@チーロ・ヴィゴリート(ベネヴェント)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア 2 - 3 ベネヴェント(前半1-0)

・前半(46分)サンプドリア[1] カプラーリ

・後半(24分)ベネヴェント[1] コーダ

・   (39分)ベネヴェント[2] コーダ

・   (47分)ベネヴェント[3] ブリニョーラ

・   (49分)サンプドリア[2] コフナツキ

 

↑↑©sportal.itより

落胆の試合後のイレブン・・・

最下位、まだ1勝しかしてない相手にまさかの逆転負け。重傷だ。ただこの相手が1勝17敗のチームには感じなかったが・・・

[試合前情報] 

 2018年年明け最初の試合、後半戦初戦。1月6日はイタリアではエピファニア(公現祭)と言うカトリックの祝日の為にお休み。その日に試合が組まれた。開幕からずっと好調だったサンプだが、12月頃から不調に陥り12月はコパも含めて1勝1分4敗。ただ最後のスパル戦に勝てたので、格下が続くこのベネヴェント戦もアウェイだが勝点3欲しい所だ。

 ベネヴェントはセリエA初挑戦だが、強烈なAの洗礼を浴びており現在1勝1分17敗でダントツの最下位。開幕から14連敗と言う不名誉な記録を作ってしまったが、ミラン戦で元サンプのGKブリニョーリのロスタイムの起死回生の同点ヘッドで引き分けに持ち込み連敗を止める。そして前節は遂にキエーヴォに勝ってセリエA初勝利。調子は上向きだ。開幕戦で対戦した時はやや苦戦したがサンプが2-1で勝利。ただその時のバローニ監督は解任されており、デゼルビ監督が指揮を取る。この日のスタメンも開幕戦で対戦した時からだいぶ変わっていた

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/273f9789dd8fc792e4af7e807487c9e5

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節のスタメンからは左SBだけが変わった。ストリニッチが前節負傷して、ただムッルーでは無くレジーニが先発。またサパタの怪我はまだ完治しておらず、ベンチには入ったがスタメンはカプラーリ。右SBは前節に引き続きサーラが先発した。その他のメンバーは前節同様。リネッティもベンチ入りはしている。ちなみにレジーニがスタメンに戻ってきたが、キャプテンマークはクアリアレッラが巻いた。ついにそういう事か。元ベネヴェント勢はいない

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 アリアレッラ(cap)カプラーリ(67分コフナツキ) 

      ラミレス

プラート(59分リネッティ)バッレート

     トレイラ(76分ヴェッレ)

レジーニ       サーラ■82分

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ドド、ベレシンスキ、ムッルー

MF - FWテッシオーレ、サパタ

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 一方のベネヴェントはデ・ゼルビ監督の4-3-1-2。アンダータで対戦した時と同じスタメンは2トップとDF4人中の3人、あとGK。中盤は全員メンバーが違った。GKはスロヴェニアのベレッツ。ミラン戦で値千金のゴールを決めた元サンプのブリニョーリは控え。DF-4バックはキャプテンのルチョーニと元サンプのアンドレア・コスタがCB。MFはメムシャイとヴィオラ、ロンバルディ。前回の対戦でゴールも決めた攻撃のキーマン「チチレッティ」が怪我で不在。代わりにトップ下に抜擢されたのが弱冠18歳のブリニョーラ。背番号は99番。FW-2トップはコーダとプスカシュ。プスカシュはインテル下部組織出身のルーマニア代表。元サンプ勢はGKの控えブリニョーリ、DFコスタ

BENEVENTO(4-3-1-2) 監督:ロベルト・デ・ゼルビ

 プシュカシュ  コーダ

 (58分ダレッサンドロ)

    ブリニョーラ

ヴィオラ    ロンバルディ(81分ジャムフィ)

    メムシャイ

ヴェヌティ    ジムシティ

  コスタ ルッチョーニ(cap)

 (46分ビロング)

     ベレッツ

GKブリニョーリ DFレティツィア、スパランデオ、グラヴィホン

MFデル・ピント、チブサー、 FWアルメンタロス、ヴォルピチェッリ

 備考:退場:後半38分サーラ;前半32分ブリニョーラ,後半15分バッレート;年間チケット保有者数7.763,有料入場者数3.600;芝状態完璧では無い

↑↑©panorama.itより

★この日も最近流行りの土曜日15:00時キックオフで行われたゲーム。

カンパーニャ州、ベネヴェントでジャンパオロはデ・ゼルビとにっこり2ショット


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=8lSPzOTQtWs

前半17分 惜しい!右CKからクアリアレッラのグラウンダーのパス⇒トレイラがダイレクトでミドル⇒わずかに右上に外れる

   34分 ラミレス、股抜きからスピードに乗ったドリブル⇒そのままミドル⇒良いシュートだがGK正面

ロスタイム1分

前半46分 カプラーリGoooooL:1-0

 

→クアリレッラがラミレスとのワンツーでペナ内に侵入して左足シュート⇒GKがなんとか弾くが、詰めてきたカプラーリがこれを押し込んで先制!!

 

↑↑©virgilio.itより

そのまま終了 

前半は1-0。ポゼッションはサンプ14分25秒:ベネヴェント9分14秒。前半は圧倒的にサンプが支配。ただ決定的なチャンスはなかなか作れず、やはりサパタ、リネッティ、ストリニッチの不在を少し感じさせた。このまま前半は0-0なのかなーと思ってたらロスタイム土壇場で1点先制。これは良かった。前半はほとんど危なげなかったが、後半ベネヴェントがどんな反撃に出てくるか?

後半1分 元サンプのコスタに代わって昨日マリボルから加入したばかりのフランス人、ビロング投入。彼が右SBに入り、右SBだったジムシティがCBに

   5分 バー!左サイドからプスカシュのゴールに向かうクロス⇒ファーでコーダが右足ボレーで合わせる⇒ヴィヴィアーノが素晴らしい反応でバーに逃れる

  10分 ポスト!ペナすぐ外からコーダのミドル⇒ヴィヴィアーノも届かないが、今度はポストに救われる

  13分 プスカシュに代わってダレッサンドロ投入

  14分 プラートに代わってリネッティ投入。リネッティ久々の登場

  15分 ベヌーティを倒したバッレートにイエロー

  18分 左サイドからクロス⇒ブリニョーラ合わせる⇒フェラーリのクリア

  22分 カプラーリに代わってコフナツキ投入

 

後半24分 コーダGoal:1-1 

 

→ペナ内でボールを受けたコーダ。切り返して左足インフロントでカーブをかけたシュート。これが豪快にネットに突き刺さる。コーダ3度目の正直で同点・・・

  26分 ヴィヴィアーノ!スピードに乗ったドリブルでペナ内に侵入してきたダレッサンドロのシュートをパンチング

  31分 傷んだトレイラに代わってヴェッレ投入

  36分 ロンバルディに代わってジャムフィ投入

  37分 サンプのCKをクリアされ、そこから大カウンターを食らう。ダレッサンドロのドリブルを身体で止めたサーラに一発レッド

 

後半39分 コーダGoal:1-2 

 

→そのFK。ペナすぐ外、左側からのFKをコーダが壁の上を巻いて直接ゴール。ヴィヴィアーノ触るも及ばず。コースはやや甘かった気もしたが・・・逆転を許す

ロスタイム4分。

 

後半47分 ブリニョーラGoal:1-3 

 

→カウンター、左サイドからコーダのクロス⇒真ん中に詰めてきたブリニョーラがスライディングで押し込む。ブリニョーラは18歳にして、嬉しいセリエA初ゴール。ダメ押し・・・

↑↑©tiscali.itより

後半49分 コフナツキGoooooL:2-3 

→ラミレスのスルーパスからコフナツキが角度少ない所から決める。ただ遅すぎた。焼石に水ゴール。ゴール決めた直後に試合終了。2-3・・・・

(ポイント

・ポゼッションはサンプ23分56秒:ベネヴェント22分26秒

・シュート数はサンプ10本(枠内6本):ベネヴェント12本(枠内9本)

・後半はうって変わってベネヴェントが良かった

・サンプは慢心も有ったか。ただベネヴェントも1勝17敗のチームとは思えない

・1-1の引き分けで、あーあ取りこぼしたかと思ってたらそれどころじゃなかった・・・

・交代で入ったダレッサンドロが特に流れを変えた。

・MVPは間違いなくコーダ。2得点1アシスト1バー1ポスト

トレイラが怪我で退いたのも響いたか

サーラの退場も痛かったが、チーム全体の責任だろう

  まぁ、信じられない負けだ。前半終わった時点ではこの展開は全く予想してなかった。せっかく前節勝ったのに、それをフイにする逆転負け。内容うんぬんより、1勝しかしてない最下位に敗北は言い訳の仕様が無い。ただここで2週間の冬休みに入る。12月から調子を崩しており、怪我人も抱えているサンプに取っては良い休暇となるか。・・・というかこれで復活してもらわなければ困る。

 冬のメルカートは、あまり動きを見せていない。それで良いと思う。何とか冬には売らずにこのメンツで1シーズン戦ってみたい。余剰戦力の整理は有るだろうが。2週間の休みの後にはフィオレンティーナ、そしてイタリアっぽい日程の悪戯で、水曜日にローマ(雨で中止になった3節の延期試合)、なぜか日曜にもローマ。1週間の間に強豪と3連戦。いきなり山場が来る。幸い変わらず6位はキープしてるので、ここから巻き返しだ!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第21節 2017年 1/21(日) 対フィオレンティーナ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

19試合 9勝3分7敗 勝点30 得点36 失点29 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第19節 SAMPDORIA 2-0 SPAL 終わりよければ全てよし!

2018-01-23 16:30:09 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第19節 12/30(土) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パイレット氏(Nichelino出身)

サンプドリア 2 - 0 スパル(前半0-0)

・後半(47分)サンプドリア[1] クアリアレッラ(PK)

・   (49分)サンプドリア[2] クアリアレッラ

 

 

↑↑©virgilio.itより

久しぶりの勝利をもたらしたのは我らがキャプテン!

ロスタイムに入ってからの終了間際の2ゴールで何とか久しぶりの勝利!内容はともかく、勝てば官軍

[試合前情報] 

 2017年、年内最後の試合。そして前半戦最後の試合。今年からの試みで、例年は休みのはずだったこの年末に試合が組まれた。サンプはリーグ戦では5試合勝ちが無い。そろそろまずい。相手は今季Bから昇格してきたSPAL。2015-16のレガプロ(セリエCに当たる)時代から2年連続でB⇒Aと昇格を果たした。49年ぶりのA昇格と言う事で、聞きなじみの無い名前ではあるが、昔はセリエA常連だった時代もあったらしい。1951年から1968年にかけて17シーズン中16シーズンもセリエAに在籍していた。監督として有名なカルロ・マッツォーネやファビオ・カペッロが現役時代選手として所属していた。エミリア・ロマーニャ地方・フェラーラに本拠地を置くクラブ。ちなみにフェラーラはモザイクで有名な街だ。

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まずサパタが怪我で今節は招集すらできなかった。代役はカプラーリリネッティもベンチ入りはしたものの、怪我が完治しておらずスタメンは外れた。そして右SBはベレシンスキではなくサーラが先発。コパのフィオ戦で意外とサーラが悪くなかったのと、ベレも疲れが溜まってるのかナポリ戦はあまり良くなかったからか?それ以外はレギュラーメンバー。ちなみに元SPAL勢はいない

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 アリアレッラ(cap)カプラーリ(83分コフナツキ) 

      ラミレス

プラート    バッレート

     トレイラ

ストリニッチ(46分レジーニ) サーラ(70分ベレシンスキ)

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ムッルー

MFジュリチッチ、アルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のスパルはセンプリチ監督の3-5-2。センプリチはレガプロから2年連続でスパルを昇格させた実力派監督である。GKはセネガル代表のゴミス。細身長身でバネが有るタイプで私好みだ。セネガル代表ではまだレギュラーではないみたいだが。DFは元サンプのサラモンやセリエAでも活躍してきたベテランのフェリペ含む3バック。アンカーにサンプも狙っていた事があるヴィヴィアーニ。その他5人ともMFはイタリア人。FW2トップはラツィオでも活躍したベテラン点取り屋のフロッカーリと、ゲームキャプテンを務めるアンテヌッチ。控えにはパロスキボナッツォーリがいる。スパルには元サンプ勢が多い。現在レンタル中でサンプが保有権を持つボナッツォーリ、DFのサラモンはリネッティの同胞の先輩、サンプユース出身のMFリッツォ、ジェノヴァの2チーム両方に所属したFWボリエッロ。ボリエッロは怪我でこの試合は招集外。

SPAL(3-5-2) 監督:レオナルド・センプリチ 

   フロッカリ アンテヌッチ(cap)(88分パロスキ)

 グラッシ(72分モーラ)スキアッタレッラ

マッティエッロ     ラッツァーリ

     ヴィヴィアーニ

  フェリペ    サラモン 

      ヴィカーリ(81分オイコノム)

       ゴミス

GKマルケジャーニ、メレット DFデッラ・ジョヴァンナ

MFベッレーモ、リッツォ、スキアヴォン、ヴィターレ FWボナッツォーリ

 備考:警告:前半13分ヴィヴィアーニ,15分バッレート,後半20分サーラ,27分ヴィカーリ,32分スキアッタレッラ,39分モーラ,39分ラミレス;年間チケット所有者数 16.513 (1試合平均166.955 euro),有料入場者数3.070(61.983 euro);芝状態良くない

↑↑©sampnews24.comより

日曜日は大晦日と言う事で一斉に試合は無く、土曜日15:00時キックオフで行われたゲーム。SUDでは中部イタリアで災害に苦しんでる人たち向けのメッセージが

そしてマラッシのピッチ状態は現在最悪。寒さで凍ったりハゲかけており良く滑る状態だ


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=9ZSCZ32ySPg

前半13分 ラミレス倒したヴィヴィアーニにイエロー

   15分 レイトタックルのバッレートにイエロー

   33分 左からのCKからニアでフロッカリのヘッド⇒ヴィヴィアーノのスーパーセーブ!。なんとかライン上でかき出す。

   38分 主審に抗議したラミレスにイエロー

   40分 サンプの波状攻撃!カプラーリのダイレクトスルーパスにバッレートが突っ込むが、ゴミスがダイビングセーブ 

ロスタイム0分。そのまま終了 

前半は0-0。ポゼッションはサンプ14分32秒:スパル9分07秒。あまり見どころが無かった前半・・・サンプもボールは持てるが、効果的な崩しはなかなか生まれず。一番得点になりそうだったのは相手のフロッカリのヘッドだった。スパルも5人のMFが頑張って動き回り、全体的に引いてスペースを潰してなかなかチャンスを作らせなかった。またサパタ不在でポストプレーがあまり無かったのも痛い。さて後半はどうなるか

後半1分 ストリニッチに代わってレジーニ投入。ストリニッチ怪我かな?

   8分 惜しい!トレイラのパスからプラート、ペナ内左からシュート。DFに当たって、わずかに右に外れる

   9分 立て続けにチャンス。トレイラのゴールに向かうクロスからカプラーリのバックヘッド⇒これもわずかに外れる

  11分 ラミレスのミドルシュート⇒わずかに上

  19分 自分のミスを取り返そうと必死にグラッシを倒したサーラにイエロー

  25分 サーラに代わってベレシンスキ投入

  26分 遅延行為でヴィカーリにイエロー

  27分 グラッシに代わって本来のキャプテン、モーラ投入 

  28分 大ピンチ!オフサイドラインぎりぎりで抜け出したンテヌッチが、浮き球を絶妙なトラップでペナ内GKと1対1まで持ってく。しかしヴィヴィアーノが抜群の反応でシュートを弾く!

  32分 プラートを止めたスキアッタレッラにイエロー

  35分 決定的!左サイドからプラートのクロス⇒ファーでクアリアヘッド⇒カプラーリが絶妙なちょんパス⇒ラミレスがゴール至近距離からボレー⇒わずかに右…

  36分 少し傷んだヴィカーリに代わってオイコノム投入

  38分 カプラーリに代わってコフナツキ投入

  38分 代わるや否や、プラートの左サイドからのクロスをコフナツキがヘッド⇒ゴミスキャッチ

  39分 ラミレスを後ろから蹴飛ばしたモーラにイエロー

  43分 アンテヌッチに代わってパロスキ投入

  45分 ラミレスがペナ内でヴィヴィアーニに倒されてPK獲得!

後半47分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:1-0 

→そのPKをクアリアレッラが右に決めて遂に先制!!

  48分 ペナすぐ外からフロッカリのミドル。危ない危ない・・・

後半49分 クアリアレッラGoooooL:2-0 

→バッレートの頑張りからトレイラが持ち上がりラストパス⇒コフナツキがペナ内からラストパス⇒クアリアレッラがゴール中央で合わせて試合を決める2点目!!

↑↑©ansa.itより 

ロスタイム4分。そのまま試合終了。2-0!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ30分10秒:スパル17分33秒

・シュート数はサンプ17本(枠内9本):スパル8本(枠内3本)

・後半はさすがにサンプも火が付いたのか、かなり積極的に攻める

・ただなかなか点を取れなくて、0-0が匂ってきたところでPK!

・ここ2試合連続、ホームでロスタイムにやられてきたから、逆の結果になって良かった

・スパル相手にそれほど褒められた内容では無いが、今は結果が全て

・負傷したストリニッチに代わってレジーニが左SBで投入されたと言う事は、ムッルーはかなり信頼を無くしている

サパタほもちろんだが、目立たないが中盤でリネッティの不在はかなり大きい

・PKや簡単な点もあるが、とにかくFWは点をとってナンボ。この年齢でディフェンスも誰よりもやり、しかも前半戦だけで12得点を決めている今季のクアリアレッラは素晴らしい。35歳になるが去年より若返ってる気がする

  終わり良ければ全てよし。サンプは2017年の最後の最後で何とか勝利をもぎ取り、最終的に勝点30の6位で前半戦を終えた。9勝6敗3分け。1試合少ない事も有るし、シーズン前の予想からするとなかなか良い結果と言えるだろう。ただ12月から少し調子を崩しているのも事実。昨季より選手層が厚くなっているとは言え、替えがきかない選手が何人かいるのも事実。サパタとリネッティの復帰が待たれる

 新年初戦は一回りしてアウェイでベネヴェント。ここで一気に勝点を回復させなければならない。まぁ今年は残留の心配はないだろうから、EL出場圏内(基本6位以内)をしっかりした目標に据えて後半戦を戦っていってもらいたいものだ!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第20節 2017年 1/6(土) 対ベネヴェント@ベネヴェント 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

18試合 9勝3分6敗 勝点30 得点34 失点26 得失点差+8 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第18節 Napoli 3-2 SAMPDORIA クリスマス飾れず・・・

2018-01-20 16:07:35 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第18節 12/23(土) 15:00@サンパオロ(ナポリ)  主審:マッサ氏(Imperia出身)

サンプドリア 2 - 3 ナポリ(前半2-3)

・前半(2分)サンプドリア[1] ラミレス

・  (16分)ナポリ[1] アラン

・  (27分)サンプドリア[2] クアリアレッラ(PK)

・  (33分)ナポリ[2] インシーニェ

・  (39分)ナポリ[3] ハムシク

 

↑↑©gettyimages.comより

屈強な両センターバック同士の対決。この日はクリバリに軍配か。クリバリはナポリにいなければ非常に私好みの選手なのだが・・

2度のリードを守りきれず逆転負け・・・首位チームを苦しめるが、惜敗・・・

[試合前情報] 

 さて、クリスマス直前の試合。例年セリエAはこの試合を最後にクリスマス休暇に入るが、今年は初の試みでこの後も年末年始続けて試合が有る。相手は首位のナポリ。開幕8連勝から始まり、まだユーヴェに負けた1敗のみ。昨季から変わらないメンツだが、前線の4人を中心に抜群の攻撃力を誇る。ナポリはご存じの通り憎敵チェノアとジェメラッジョ(友好同盟関係)を結んでいる。敵の味方は敵と言う事で、当然サンプとナポリも仲が悪い。最近はナポリが強豪の仲間入りをしているが昔から順位的にも同じような位置で争っている事が多く、非常に負けたくない相手だ。そしてサンプにとってナポリは鬼門の地。1998年以来、ここナポリでのアウェイゲームは勝っていない。昨季も先制したが追いつかれて、ロスタイムに劇的な逆転弾で敗れた・・・

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/0fcf693912e60fbb89645f5ffceea67a

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節負けはしたが、基本的にスタメンはほぼ変わらず。FWでサパタが怪我でベンチスタート、代わりにカプラーリが先発となった。またリネッティドドは怪我で引き続き不在。元ナポリ勢はサパタストリニッチクアリアレッラ、一応レジーニ。特にストリニッチはホットな元ナポリで、昨季の対戦ではサンプ相手の決勝ゴールをアシストしている。ナポリ生まれのクアリアレッラにとっては故郷への凱旋となる。昨季まではブーイングの嵐だったが、巻き込まれたスキャンダルの真相が明かされたので今季からは拍手となるだろう。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 カプラーリ クアリアレッラ(cap)(75分コフナツキ) 

      ラミレス

プラート    バッレート(71分ヴェッレ)

     トレイラ

ストリニッチ(83分サパタ)ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ、ムッルー

MFジュリチッチ、ヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のナポリはサッリ監督の4-3-3。GKは昨季サンプ戦でアカデミー賞ものの演技を見せたレイナ。DFは右が攻撃力抜群のアルバニア代表ヒサイー、中央がスペイン代表アルビオルと屈強なフランス人のクリバリ。左はグラムが怪我で不在の為マリオ・ルイ。ダブルボランチはイタロ-ブラジル人のジョルジーニョとブラジル-ブラジル人のアラン。アランは身体が非常に強くボール奪取能力が有るが、攻撃でもかなり効いておりナポリの隠れた心臓かもしれない。そして前線の強力3トップ+ナポリのクラブ最多ゴール更新がかかっているハムシク。今年もメルテンスの偽センターフォワードは機能してるようだ。その両サイドをインシーニェカジェホンのドリブルが得意なスピード溢れる2人が固める。インシーニェが怪我から帰ってきて、ほぼレギュラー勢揃いの面子で挑んで来た。相手にとって不足は無い。ちなみに元サンプはベテランDFマッジョ

Napoli(4-3-3) 監督:マウリツィオ・サッリ 

      メルテンス

インシーニェ(79分マッジョ)カジェホン

      ハムシク(cap)(70分ジエリンスキ)

 ジョルジーニョ アラン

 (56分ディアワラ)

マリオ・ルイ(■76分)  ヒサイー

   クリバリ  アルビオル

       レイナ

GKラファエル、セペ DFキルケッシュ

MFジャッケリーニ、マクシモヴィッチ、ログ FWレアンドリーニョ、オウナス

 備考:退場:後半32分マリオ・ルイ,警告:前半18分ストリニッチ,26分ヒサイー,後半7分マリオ・ルイ,12分ヴィヴィアーノ,17分トレイラ,21分メルテンス,27分ヴェッレ,37分ラミレス;芝状態良好

日曜日はナターレ直前と言う事で一斉に試合は無く、土曜日15:00時キックオフで行われたゲーム。

ナポリのサッリ監督とサンプのジャンパオロ監督は兄弟関係の様なもの。サッリが去ったエンポリの後で、サッリのサッカーを継承してやっていたのがジャンPだ。お互い手の内は熟知しているであろう。

サンプは今季リーグ戦は初めて紺-紺-紺の3rdユニを使用した


 

<あらすじ> 

 

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=a9FjcYbYavk&t=10s 

 

前半2分 ラミレスGoooooL:1-0 

 

→いきなり先制!カプラーリが倒されて獲得したFK。35m位距離が有ったが、ラミレスが左足を一閃。ほぼ無回転の強烈なブレ球が、名手レイナも全く触れずにゴールに突き刺さる!2017年のサンプ年間ベストゴール第2位に選ばれたスーパーゴールで先制!!

 

 

 

↑↑©zimbio.comより

 

前半9分 ピンチ!左サイドからインシーニェのアーリークロス⇒ファーでカジェホンがダイレクトボレー⇒ヴィヴィアーノがファインセーブ!

 

  12分 左サイドのインシーニェからのクロス⇒ペナ外で胸トラップしたメルテンスが反転してボレー⇒わずかに右に外れる

 

前半16分 アランGoal:1-1 

 

→バッレートからボールを奪ったメルテンス。左サイドからすぐクロスを上げて、オフサイドラインぎりぎり抜け出したカジェホンがボレー⇒ヴィヴィアーノが抜群の反応で止めるが、詰めてきたアランが押し込んで同点。サンプDF陣はオフサイドを主張するが、VAR後でもゴールの判定・・・

 

  17分 アランを倒したストリニッチにイエロー

 

  21分 笛鳴ってからもプレーを続けたメルテンスにイエロー

 

  26分 ヒサイーがドリブル粘ったラミレスをペナ内で倒してPK!ヒサイーにはイエロー

 

前半27分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:2-1 

 

→そのPKをクアリアレッラがど真ん中に決める!クアリアレッラは古巣への敬意を払って喜ばず。それにしても古巣相手のゴールが多い!

 

↑↑©calciomercato.comより

 

   30分 惜しい!クアリアレッラがロングパスで抜け出して、ペナ内からシュートを放つがわずかに左

 

前半33分 インシーニェGoal:2-2

 

→アランのボールカットからメルテンス⇒絶妙なコントロールから浮き球パス⇒インシーニェがダイレクトボレーで合わせて同点・・・

 

前半38分 ハムシクGoal:2-3 

 

→アランがペナ内で粘って、こぼれ球をうしろからメルテンスがフォロー⇒深くえぐって折り返し⇒中央でハムシク合わせてゴール。ハムシク、マラドーナのナポリ通算ゴール記録を更新する116ゴール目

 

ロスタイム1分。そのまま終了

 

前半は2-3。ポゼッションはサンプ15分06秒:ナポリ14分17秒。意外な事にポゼッション時間はサンプの方が多かったが、ナポリの方がチャンスは多かったか。左サイドからゴールに向かうクロスボールに、後ろからカジェホンが走りこむと言うパターンが非常に多かった。同じパターンにやられ過ぎだし、引いて守り過ぎずに積極的にラインを高く保って欲しい。ただ首位ナポリ相手に悪い戦いぶりでは無かった。非常にスペクタクルな前半

後半6分 ラミレスを蹴飛ばしたマリオ・ルイに1枚目のイエロー

  11分 ジョルジーニョに代わって期待の若手のディアワラ投入

  12分 ペナ外に飛び出してアランを倒したヴィヴィアーノにイエロー

  25分 ハムシクに代わってジエリンスキ投入。マラドーナ越えを果たしたハムシクにはスタンディングオベーション

  26分 バッレートに代わってヴェッレ投入

  27分 入って早々マリオ・ルイを倒したヴェッレにイエロー

  30分 クアリアレッラに代わってコフナツキ投入。クアリアレッラにはナポリティフォージからも拍手

  31分 コフナツキを激しいタックルで倒したマリオ・ルイにすぐさま2枚目のイエロー。退場!

  34分 その退場を受けて、インシーニェに代わって元サンプのマッジョ投入。4-2-2-1にシフトチェンジか

  39分 ストリニッチに代わって怪我のサパタを投入。何とか点を取りたい

ロスタイム3分。そのまま試合終了。2-3・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ29分46秒:ナポリ26分44秒

・シュート数はサンプ6本(枠内3本):ナポリ14本(枠内8本)

・後半は前半が嘘のような静かな展開

・数的有利にはなったが、全くそれを生かせず

・とにかく後ろからパスを回しての組み立てが全然できなかった

・ナポリではアランクリバリが目立った。2人とも身体が強く、随所に効いていた

・ここにきてサパタとリネッティの不在がやや響いているか・・

・特に後半、攻めての欠如を感じた

  後半トーンダウンしたのは残念だが、前半はしっかり戦ったし悪い戦いでは無かった。しかし結果は負け。ここ5試合で勝点1はちょっと深刻になってきた。序盤戦、勝っても勝っても順位が上がらないなぁと思っていたが、その貯金のおかげでこれだけ負けても6位をずっとキープしている。ここから2戦、スパルとベネヴェントと言う絶対勝点を取らないといけない試合が続く。そこで流れを変えていきたい。次節は2017年最終戦

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第19節 2017年 12/30(土) 対スパル@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

17試合 8勝3分6敗 勝点27 得点32 失点26 得失点差+6 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第17節 SAMPDORIA 0-1 Sassuolo 90分に決勝点を決められ、痛恨の負け

2018-01-19 15:46:44 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第17節 12/17(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ガヴィルッチ氏(Latina出身)

サンプドリア 0 - 1 サッスオーロ(前半0-0)

・後半(45分)サッスオーロ[1] マトリ

 

↑↑©canalesassuolo.itより

サンプティフォージに抜群の人気を誇る”ベッペ”イアキーニ、マラッシへの凱旋試合

互角の展開から終了間際にPKを止めて、「勝ちたかったけど結果なんとか引き分けか~」と思っていたら、さらに点を取られて敗戦・・・

[試合前情報] 

 ミッドウィークのTIMカップの試合を挟んでリーグ戦に戻ったサンプ。相手は監督が解任されてイアキーニ新監督になったばかりのサッスオーロ。イアキーニ体制になってから1勝1分け。昨季のホームでのサッスオーロ戦は劇的な試合に。2点取られてから終了間際から3点取って大逆転。サッスオーロは侮れない相手で、常に接戦、しかも打ち合いになる試合が多い気がする

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6d9174b1d782b8106d99ecb7d9df3e18

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ミッドウィークのTIMカップでターンオーバーを敷いたので、この試合はほぼレギュラー。リネッティが引き続き怪我で不在。左SBはTIMカップからストリニッチが復帰。その他は前節のカリアリ戦と全く同じスタメン。元サッスオーロは特にいない。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 クアリアレッラ(cap)サパタ(57分カプラーリ) 

      ラミレス(79分コフナツキ)

プラート    バッレート

     トレイラ

ストリニッチ   ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ、ムッルー

MFジュリチッチ、ヴェッレ、カペッツィ、イヴァン FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のサッスオーロはイアキーニ監督の4-3-3。GKは若手期待のコンシーリ。DFはセンターをアチェルビとサンプにも来そうだったゴルダニーガが固める。右はスペイン人、ユーヴェ保有のリローラ。左のペルーゾもビッグクラブ経験を持つ実力者だ。中盤はミスター・サッスオーロのマンニャレッリが中央を務めキャプテン。左を元サンプの左の大砲ダンカン、右を運動量抜群のミッシローリが固める。3トップは昨季クロトーネで名を上げて帰還したファルチネッリがCF。右に代表のベラルディ、左にドリブル抜群のポリターノ。元サンプ勢はMFのダンカン、あとはイアキーニ監督

Sassuolo(4-3-3) 監督:ジュゼッペ・イアキーニ 

    ファルチネッリ(91分カンナヴァーロ)

ポリターノ(88分ラグーザ)ベラルディ(73分マトリ)

ダンカン       ミッシローリ

     マンニャレッリ(cap)(40分ファリアス)

ペルーゾ       リローラ

  アチェルビ ゴルダニーガ

      コンシーリ  

GKマルソン、ペゴーロ DFガッツォーラ、ロジェリオ

MFマッツィテッリ、フラッテシ、カッサータ FWスカマッカ、ピエリーニ

 備考:警告:前半38分ファルチネッリ,後半4分リローラ,22分ラミレス,27分ベラルディ,48分コンシ-リ;年間チケット保有者数16.513 (1試合平均166.955 euro),有料入場者数1.050(21.750 euro);芝状態そこそこ 

★日曜日15:00時キックオフで行われたレギュラーゲーム。

前々関係ないけど、スタンドには当時イアキーニの教え子でもあった、かつて ”未来のキャプテン”と呼ばれていた元サンプのクルスティチッチが自国リーグのバカンスを利用して観戦に訪れていた。

↑↑©genovapost.comより 


<あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=8U8nySDDkqk

 

前半19分 惜しい!左サイドからストリニッチがグラウンダーのクロス⇒戻りながらDFがスライディングでクリアに行く⇒そのこぼれがあわやオウンゴール。。。しかし触られたおかげでファーに詰めていたクアリアレッラは触れず

   19分 その右からのCK⇒シルヴェストレが強烈なヘッドで合わせるが、わずかに右に外れる

   22分 ペナすぐ外でトレイラが倒されてFK獲得⇒サッスオーロのGKコンシーリは、その壁をニアを空けてファーを防ぐ形で立たせる。最近の流行はこうなのかな??

   32分 左からのCK。ニアでバッレートがヘッドですらす⇒後ろでサパタがヘッドするがふかす

   37分 ファールを取ってもらえなかった事に文句を言い続けたファルチネッリにイエロー

   40分 サッスオーロの波状攻撃!右サイドからのクロスをファーでポリターノのボレー⇒ヴィヴィアーノがセーブ⇒こぼれ球をダンカン左足ミドル⇒フェラーリがブロック⇒こぼれ球をファルチェネッリがシュート⇒再びヴィヴィがセーブ!!

   41分 そのCK、クリアで高々上がったボールをポリターノがダイレクトボレー⇒わずかに外れる

   44分 惜しい!右サイドからペナ内に侵入したベレシンスキ。グラウンダーでマイナスの折り返し⇒クアリアレッラがトラップしてシュート⇒DFに当たって外れる

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ16分35秒:サッスオーロ6分39秒。確かに前半はチャンスもかなり作ったが、この数字ほど圧倒してはいなかったと思うが。ボールは回していたが、効果的なチャンスの数は同じずつぐらいか。25分までのチャンスで点を取れていれば、大分展開も変わったんだろうなぁ。イアキーニのチームは、ピッチ全体をダイナミックに使う感じだ。サンプでの4-3-1-2の時もそうだったな。レナン-オビアング-ムナーリの中盤だった。さて後半、点を取って勝たねば

後半4分 サパタを倒したリローラにイエロー

   7分 ポリターノ、カウンターから左サイドを独走。ベレシンスキを振り切りペナ内に侵入してシュート⇒わずかに右に外れる

  12分 サパタに代わってカプラーリ投入。最初ラミレスを下げる予定だったが、直前にサパタが傷んで急遽変更した模様

  21分 ラミレスにイエロー。度重なるファールのせい

  28分 ストリニッチにヘッドの競り合いで肘打ちをしたベラルディにイエロー

  28分 そこで少し傷んだベラルディに代わってマトリ投入

  34分 ラミレスに代わってコフナツキ投入

  36分 右からのポリターノのクロス⇒フェラーリの手に当たってしまいPK

  37分 ヴィヴィアーノ、PKセーブ!ヴィヴィアーノがポリターノのPKを左に飛んで完璧なセーブ!こぼれを折り返され、ごちゃごちゃになるが、トレイラが身体を張って懸命のセーブ(ちょっとこれもハンドっぽかったが)。

  43分 ポリターノに代わってラグーザ投入 

後半45分 マトリGoal:0-1 

→左サイドからラグーザのクロス⇒ニアにきたボールをマトリが左足ボレーできれいに合わせる⇒ボールはゴール左隅に吸い込まれる・・・マトリ、セリエA通算90ゴール目

↑↑©il secolo XIXより 

ロスタイム6分

  46分 ファルチネッリに代わってカンナヴァーロ弟投入。守備強化して時間稼ぎ

そのまま試合終了。0-1・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ29分23秒:サッスオーロ15分44秒

・シュート数はサンプ8本(枠内4本):サッスオーロ13本(枠内11本)

・PKを止めたので引き分けかと思いきや、さらにもう1段階ドラマが有るとは・・・

・サッカーはボールを回せば良いゲームでは無い。スタッツが示す通りボールは持っていたがチャンスは最終的にサッスオーロの方が多かった

・連戦の疲れか、全体的に動きがスローな気がした。特にサパタが良くない(良い時に比べれば)。最終的に怪我して引っ込んだが・・・

・ラグーザ、マトリの2人の交代選手にやられてしまった。マトリはさすがにセリエで点を取ってきたストライカーと言うところを見せた

ヴィヴィアーノはカリアリ戦の汚名返上で、PKストップ以外にも頑張っていた。最後の失点はGKはノーチャンスだろう

★ちなみにこの試合の前に、GKコーチが変わって2002-03にはサンプの正GKも務めたルイジ・トゥルチが就任した。懐かしい。派手では無かったが、実力者だったなー

↑↑©cesenamio.itより 

  わざわざTIMカップでターンオーバーで主力を休ませながらこの敗戦は非常に痛い。またもや終了間際の勝点逃し。これはメンタルによるところが大きいのだろう。リーグ戦はここ4試合で1分け3敗。キエーヴォ、DERBY、ユーヴェ相手で3連勝した勢いはどこに行ってしまったのだろう。次は強敵ナポリ。立て直しが必要だ。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第18節 2017年 12/23(土) 対ナポリ@ナポリ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

16試合 8勝3分5敗 勝点27 得点30 失点23 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)