2019-20 Serie A 第17節 SAMPDORIA 1-2 逆賊Juve 善戦、惜敗

2019-12-18 21:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

セリエAは5/18から全体練習を再開

サンプも久々にボリアスコに選手達が元気な姿を見せている

今のところ恐る恐る全体練習を再開と言う感じで、サンプもGK以外の全体を3グループに分けてトレーニングを開始した。

3つのグループはクアリアレッラ主将のイタリア人チーム、エクダル主将のその他ヨーロッパ国籍チーム、バッレート主将のヨーロッパ以外国籍チーム。

という事はこんな感じか。そしてプリマヴェーラから有望FWダミーコも練習に帯同し始めてる

チームイタリア=クアリアレッラ主将、デパオリ、トネッリ、フェラーリ、ムッルー、アウジェッロ、

           ベルトラッチ、ガッビアディーニ、ボナッツォーリ、ラグミーナ、ダミーコ

チームヨーロッパ=エクダル主将、ベレシンスキ、チャボット、ヴィエイラ、リネッティ、ヤンクト、トルスビー、レリス

チームワールド=バッレート主将、コリー、吉田、ラミレス、マローニ

GK=アウデーロ、セクリン、ファルコーネ、(アヴォガドリ)

さて、19-20セリエA振り返り。DERBY快勝に続く2019年最後の試合である逆賊JUVE戦!
今年は初の試みでセリエAは長めの冬休みが取られる。勝って気分よく2019年を締めくくりたかったが…

Serie A 第17節 12/18(水) 18:55@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ロッキ氏(Firenze出身)

サンプドリア 1-2 逆賊ユーヴェ

得点者:前半19分ディバラ、35分カプラーリ②、45分C・ロナウド

↑↑©Sampdoria Newsより

このカプラーリのゴールで一旦は追いつくが…スーパーゴール2発に沈没

2019年最後の試合を飾れず

[試合前情報] 

 DERBYの勝利で16位になったサンプ。12/22にスーペルコッパイタリアーナ控えるユーヴェの我がままで、中3日で水曜の18:55と言うわけわからない時間に行われた試合。

首位のユーヴェはラツィオには負けたものの、CLのレヴァークーゼンは危なげなく勝ってグループ突破しており、直近のウディネーゼ戦も快勝。

新監督のサッリには様々な批評が出ているがとりあえずここまでは結果は出している。

ラニエリ監督は2007-09途中までユーヴェを率いた経験が有り、古巣対決となった。

以下がサンプvsユーヴェにまつわるデータ集↓↓

直近5試合 ホームでのユーヴェ戦(SERIE Aのみ)

ULTIMI 5 PRECEDENTI IN SERIE A:
2018-2019 Sampdoria-Juventus 2-0 84′ Defrel (S), 90′ Caprari (S)
2017-2018 Sampdoria-Juventus 3-2  52′ Zapata (S), 71′ Torreira (S), 79′ Ferrari (S), 91′ Higuaín (J), 94′ Dybala (J)
2016-2017 Sampdoria-Juventus 0-1  7′ Cuadrado (J)
2015-2016 Sampdoria-Juventus 1-2  17′ Pogba (J), 46′ Khedira (J), 64′ Cassano (S)
2014-2015 Sampdoria-Juventus 0-1  32′ Vidal (J)

※ここ5試合2勝3敗。ここ2年2連勝中。順位では近年は圧倒されているが、ホームでは互角の戦いをしている。

通算成績 サンプvsユーヴェ(セリエAでのサンプホーム)

試合:61
サンプ勝利:21
引き分け: 18
ユーヴェ勝利:22
サンプGol:72
ユーヴェGol:73

※私もホームでのサンプVSユーヴェは覚えている限り2回現地で観てる。

オルテガがFK決めたが、インザーギにロスタイムで決勝点を奪われて1-2で逆転負けした1998-99シーズン。

それからエデル、デ・シルヴェストリ、イカルディが決めて3-2で勝った2012-13シーズン最終戦。

そう言えばその試合はユーヴェのクアリアレッラにゴールを決められたんだっけな

通算成績 サンプvsユーヴェ(SERIE A全部)
試合: 122
サンプ勝利:26
引き分け:37
ユーヴェ勝利:59
サンプGol:120
ユーヴェGol:193

※通算はさすがに負け越してはいるが・・・・・・まぁ逆賊だからな・・・八百長もたくさん含まれてるだろう



さてサンプはラニエリ監督が4-4-2を継続。ヴィエイラが出場停止。エクダルが怪我をしてしまい、前節のダブルボランチが2人ともいなくなってしまった。怪我人の中ではヤンクトが戻ってきて…怪我人リストはエクダル、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ

DF4バックはDERBYの後半良かった右SBでムリージョが継続された。その他は変わらず中央はコリーフェラーリムッルーが左
MFはエクダルヴィエイラに代わってダブルボランチで左にリネッティの右にトルスビー。左にヤンクトが戻ってきて、右は変わらずデパオリ
FW2トップはクアリアレッラお休みでカプラーリが先発。ラミレスが再びFWで起用された

元ユーヴェはクアリアレッラ、アウデーロ、エクダル、そしてラニエリ監督。何気に多い

SAMPDORIA4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 カプラーリ■92分ラミレス

ヤンクト(62分ガッビアディーニ)デパオリ(51分レリス)

 リネッティ(cap)トルスビー

ムッルー(76分アウジェッロ) ムリージョ

  コリー フェラーリ

    アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFチャボット、レジーニ MFリゴーニ、マローニ、ポンペッティ FWクアリアレッラ

イエロー:ヤンクト、ムリージョ、ラミレス、カプラーリ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

逆族ユーヴェはサッリ監督の4-3-3。高校時代はヨーロッパサッカー博士を自認していたが、それも既に20年以上前の話。

サンプ愛の深まりと比例してどんどん他のクラブに興味が無くなって名前も覚えなくなってきている私。

そんな私でもスタメンはおろかベンチ入り選手も全員知っているという事は、やはりこのクラブは強いという事だろう

GKブッフォンは私とタメ。高校時代にタメのやつがセリエAデビューして、しかも当時強かったミランを完封と言うニュースで驚愕したものだ

そんなブッフォンがこのサンプ戦でセリエA通算647試合出場を達成。パオロ・マルディーニが持っていたセリエA最多出場記録に並んだ(その後648に更新)

DFは出戻りボヌッチ中心に、私の好きなCBデミラルがこの日は先発。彼はザ・ディフェンダーと言う感じのプレーヤーで、殺し屋っぽい雰囲気が良い

FWが驚異の3トップ。間違いなくこの3人の年俸だけでサンプの全選手および裏方、下手したらその家族や親戚一同まで買えてしまう3人。

CR7とイグアイン、ディバラ。まぁクリロナだけでもサンプ全員買えるかもしれないが(^^;

あとユーヴェについて詳しくは、親しくさせて頂いている月刊ユヴェントスさんの紹介でも見て下さい(笑)

https://getsu-juve.com/post-23026/

ちなみに元サンプは現在のユーヴェにはいない

逆賊ユーヴェ(4-3-3) 監督:マウリツィオ・サッリ

    イグアイン(69分ラムジー)

C・ロナウト  ディバラ(77分D・コスタ)

マトゥイディ  ラビオ

    ピアニッチ

アレックス・サンドロ ダニーロ

(82分デシリオ)

  ボヌッチ デミラル

    ブッフォン(cap)

ベンチ:ピンソーリオ、ペリン、デリフト、クアドラード、ピアツァ、エムレ・ジャン、ルガーニ、ベルナルデスキ、ポルタノーヴァ

イエロー:ピアニッチ、デミラル

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数6.105(222.052euro);芝状態良好

★水曜18:55ていう生まれた初めて聞く時間キックオフのアンティチポ。

12月の平日ナイターでこの入場者数と言うのはやはりユーヴェ戦という事と、DERBYに勝った事が大きいだろう


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=FGvD1Vi0WDw

https://www.youtube.com/watch?v=ohj-GwJ8N7E

DERBY勝利の勢いを勝ってか、前半からものすごく良かった。ラニエリも試合後のインタビューで言っていたが、DFも高いラインを保つ事に成功

今までで一番コンパクトなサッカーが体現できた。しかし、結果は2つのスーパーゴールに左右される

19分:アレックス・サンドロのアーリークロス⇒この長いボールをディバラがダイレクトボレーで、しかもギリギリのコースへ 0-1

↑↑©Reutersより

35分:サンプも反撃を見せて、ラミレスが敵DFのもたつきからペナ内に侵入してクロス⇒こぼれ球を突っ込んできたカプラーリがダイレクトでゴール!1-1

前半は1-1で折り返しかと思った45分:

またもアレックス・サンドロの長いクロス⇒ファーポストで鳥人的なジャンプを見せたC・ロナウド。マークしていたムッルーより1mぐらい高く飛んでヘッド。1-2

結果的に2m56㎝飛んでいたらしいこのゴールは、日本のスポーツニュース等でも度々取り上げられてた。

↑↑©Black&White&readalloverより

イタリア人の実況は”マイケル・ジョーダン並みのジャンピングヘッド”って言っていた。CR7はここ4試合で5ゴール

ロスタイム2分。前半は1-2で終了

後半もサンプは頑張って戦っていた。ラニエリも言っていたが、DERBYの激戦の疲れや怪我人が残っていて、特に最後の20分は少し息切れした、と。

軽い怪我を押して出場していたデパオリを6分にあきらめてレリス投入。逆に軽い怪我で最初から行けなかったガッビアを17分に投入。

ヤンクトのミドルやトルスビーのペナ内のシュート等惜しいチャンスはあった。

しかし、ムッルーも傷んで3枚目のカード、アウジェッロを切らざるを得なくなった為に、

最後に切り札で投入しようとしていたクアリアレッラが投入できなくなってしまったらしい

サンプ後半31分~ 4-3-1-2
カプラーリ■㊼分ガッビアディーニ
   ラミレス

リネッティ(cap) レリス

   トルスビー

アウジェッロ   ムリージョ
 コリー フェラーリ
   アウデーロ

そしてロスタイム2分にあり得ないレッドカードでカプラーリが退場して万事休す。

ロスタイム6分。そのまま1-2で惜敗

(ポイント )

・ポゼッションはサンプ29.2%:ユーヴェ70.8%。しかしシュート数はサンプ14本(枠内3):ユーヴェ12本(枠内4)
・もちろんユーヴェにボールは持たれたが、このスタッツを見てもサンプの健闘っぷりがわかる
・実はアレックス・サンドロのワンマンショーとも言える試合だった。2得点とも彼のクロスからだし、失点も彼のミスからで最後は彼の逆アシスト

・ラニエリは試合後のインタビューで⇒https://www.youtube.com/watch?v=BmSoP5oCVTs

"Rocchi con noi è stato italiano, con la Juve inglese.."

 =「ロッキ(審判)は我々に対してはイタリア人でユーヴェに対してはイングランド人だった」とコメント。

最後カプラーリが退場になったシーンを中心にラニエリ流の紳士的な皮肉を込めたコメントだ

結果は残念だったが、ラニエリと共に正しい道を進んでいる事が証明された試合と言えよう

中3日で強引にぶち込まれた日程が憎い!

しかし、ここで2週間半のウィンターブレイクに入る。

新年一発目はミラン

この期間に良い流れを忘れてしまわないように・・・

そして冬のメルカートはどうなるのだろうか?

とりあえず17試合、17位で2019フィニッシュ。良いお年を~

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

17試合 4勝3分10敗 勝点15 得点14 失点27 得失点差-13 現在17位

次節:セリエA 第18節 2021年 1/6(月) 対Milan@ミラノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)


2019-20 SERIE A 第16節 💩enoa 0-1 SAMPDORIA 第119回Derby della Lanterna 快勝‼!!!!!!!

2019-12-14 22:45:00 | Derby Della Lanterna

さて、振り返りはいよいよDERBY!
Derbyの前にDerby無し、Derbyの後にDerby無しとは誰の言葉だったか・・・(←作りました)
最悪に近い今シーズンのサンプ、そこまで最悪な気がしないのは(コロナの影響でストップしているのは置いておいて)、このDERBYに勝っているからだ!
それだけジェノヴァの両チームのファンにとってDERBYの勝敗は大きい。半年分の気分に直結するのだ。
ちなみにこれを書くのにあたって、個人的に現地で生観戦したDERBYの通算成績を調べたら
4勝1敗1分けだった。そりゃーこれだけ勝ち越していたら、あの雰囲気を味合うためだけに2泊だろうが3泊だろうがジェノヴァに行きたくなるわけだ。
負けた後の気分もはっきり覚えているが、あれが何回も続けば2度と行きたくなくなっていただろう・・・

Serie A 第16節 12/14(土) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)

サンプドリア 1-0 💩

得点者:後半40分ガッビアディーニ④

↑↑©NigeriaSoccernet.comより

Che Noia Vince Sempre la Sampdoria♪♪=いつもサンプが勝つからつまらない!

[試合前情報] 

 サンプ17位、💩ェノア18位。こんなにお互いに順位が悪いDERBYは今まであったのだろうか?まさに”残留DERBY"。💩ェノアはアンドレアッツォーリ監督で今季をスタートさせたが、1勝2分け5敗の成績を残し、パルマに1-5で大敗した8節で解任。後任にはクラブOBのティアゴ・モッタを招聘。その後も大して良くはなっておらず、このDERBYまで1勝3分け3敗できている(ちなみにこのモッタも12/28に解任されて、現在はダヴィデ・ニコラ監督)。お互い途中就任監督同士の対決となる。

ラニエリはイタリアで通算376試合指揮をしており、163勝119分け94敗。それに対してモッタはこの7試合(1勝3分け3敗)が通算成績と、大ベテランと新鋭、かなり対照的な対戦だ。まぁ、クラブOBとは言え、選手としてはかなりの実績を誇るモッタ、パリSGのU-19でちょっとだけ監督経験を積んだ後、いきなりこの最悪な💩ェノアの監督にさせられるとは可哀そうだ。まぁ関わったチームが悪かったな・・・

以下が「灯台ダービー」にまつわるデータ集↓↓

直近5試合 アウェイでのDERBY(SERIE Aのみ)

2018-2019 Genoa-Sampdoria 1-1 8′ Quagliarella (S), 17′ rig. Piątek (G)
2017-2018 Genoa-Sampdoria 0-2 24′ Gastón Ramírez (S), 84′ Quagliarella (S)
2016-2017 Genoa-Sampdoria 0-1 71′ Muriel (S)
2015-2016 Genoa-Sampdoria 2-3 18′ Soriano (S), 39′ Éder (S), 49′ Soriano (S), 69′ Pavoletti (G), 81′ Pavoletti (G)
2014-2015 Genoa-Sampdoria 0-1 75′ Gabbiadini (S)
※💩ェノアホーム扱いのDERBYはここ5試合、4勝1分け!圧勝!!直前のサンプホーム扱いでの対戦もデフレルの2-0で快勝!

通算成績 (セリエAでの💩ェノアホーム)

試合:37
サンプ勝利:15
引き分け: 13
💩勝利:9
サンプGol:40
💩Gol:36

通算成績 SERIE A (全部)
試合: 73
サンプ勝利:29
引き分け:27
💩勝利:15
サンプGol: 90
💩Gol:72

DERBY DELLA LANTERNA 通算成績  (全部)

 

試合数 

💩ェノア勝利

引分け 

サンプ勝利

Gol💩 

Golサンプ 

Serie A

73

17

27

29

72

90

Serie B

16

5

6

5

13

13

リーグ戦通算

89

22

33

34

85

103

コッパイタリア 

12

2

4

6

11

14

公式戦通算 

101

24

37

40

96

117

その他試合 

18

5

9

4

28

26

通算 

119

29

46

44

124 143
             


さてサンプはラニエリ監督が4-4-2に戻してきた。出場停止はいないが、デパオリが戻ってきたがヤンクトが怪我してしまい…怪我人リストはヤンクト、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ

DF4バックは右SBデパオリが戻ってきたのにも関わらず、彼はMFで起用されて、そのままトルスビー。その他は変わらず中央はコリーフェラーリムッルーが左
MFはエクダルヴィエイラとダブルボランチで左にリネッティの右にデパオリ
FW2トップはキャプテンのクアリアレッララミレスがFWでこの日は起用された

禁断の元💩はベルトラッチ。彼はベンチ外だったが、試合後のロッカーに登場して一緒にバカ騒ぎして素晴らしい裏切りでサンプ愛を見せていた

SAMPDORIA4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

クアリアレッラ(cap)ラミレス

(75分カプラーリ)      (75分ガッビアディーニ)

リネッティ    デパオリ

 エクダル(45分ムリージョ)ヴィエイラ

ムッルー      トルスビー

  コリー フェラーリ

     アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ MFリゴーニ、マローニ、レリス FW -

イエロー:ヴィエイラ、コリー、ラミレス

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

💩はモッタ監督の3-5-2。サンプもそうだが、プレツィオージ会長ももうずっと身売りしたがっている。それでやる気も無いだろうし、元々💩ェノアの大量獲得大量放出のアイデンティティの薄い補強で、今のチームはホントにわけわからん。

出てたメンバーで良く知ってるのはDFでキャプテンのクリッシト、あとは4年目となるビラスキ

MFのラドヴァノビッチぐらい。

FWは未完の大器候補のピナモンティ、サナブリア、この日不在のクアメ

あとはわけわからん。興味ない。ごたごたの寄せ集め。このチームを応援しないといけないファンも可哀そう

元サンプは怪我していて不在だが禁断のサポナーラ。彼も後悔してるであろう

💩(3-5-2) 監督:ティアゴ・モッタ

 ピナモンティ サナブリア

   ショーネ(66分ヤジエッロ)

パヤッチ(66分アンケルセン) ギリオーネ

 ラドヴァノビッチ カッサータ

 クリッシト(cap) ビラスキ

(89分クレオニセ) ロメロ

     ラドゥ

ベンチ:マルケッティ、ジャンドレイ、ゴルダニーガ、エル・ヤミク、ファヴィッリ

イエロー:ギリオーネ、カッサータ、クリッシト、ロメロ、クレオニーゼ

備考:芝状態良好

★土曜20:45から行われたアンティチポ。12月ナイターだと言うのに半袖の選手もいる。そう言えば暖冬だった

↑↑©TeleNordより

SUDは相変わらず美しいCoreografia!
色だけで語れる、唯一無二のクラブ
一方のNORDには
”Preziosi VATTENE!!” =プレツィオージ、いなくなれ!
の横断幕が
会長いなくなれ!はどちらも一緒か・・・


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=i1KYN8AOWVU

正直、両チームともに昨季よりも選手のクオリティは下がっており、しかもDERBYという事もありファールが多く潰しあい

見せ場は1個ぐらいしかない前半

ダブルボランチのせいか、いつもよりやや攻撃的だったエクダルがチャンスを迎えたぐらいか

ロスタイム3分。ここでエクダルが怪我をして、サンプはムリージョを右SBに入れてトルスビーをボランチにシステム変更

ただ、この日のムリージョは今季初めてと言うぐらい良かった。本来のポジションじゃないのに

前半は0-0で終了

後半もそれほど試合展開は変わらず、潰しあい
サンプは後半30分に思い切って2枚替え
クアリアレッララミレスに代えてカプラーリガッビアディーニを投入

サンプ後半30分~ 4-4-2
 カプラーリ ガッビアディーニ
リネッティ(cap)    デパオリ

 ヴィエイラ トルスビー
ムッルー     ムリージョ
 コリー フェラーリ
   アウデーロ

このまま0-0の泥試合DERBYかと言う雰囲気が漂い始めた後半40分、一つのミスが試合を決める
ギリオーネのミスパス
これをかっさらったリネッティが持ち込んでガッビアディーニにパス
走りこんだガッビアディーニはダイレクトで左足を振りぬき・・・
ゴーーーーーーーーール!!

↑↑©Getty Imagesより

値千金のゴールを

ロスタイム4分。このまま守り切って1-0で大勝利!

(ポイント )

・とにかく勝てば官軍!この試合は結果が全て
・DERBYは戦犯が付き物。古くはボヴォ、イッツォ、ンチャムとか。この日やってくれたのはギリオーネだった
・サンプはオフィシャルページで、このガッビアディーニのゴールを1時間半の無限ループと言う動画を上げる。
こんな事をするのはイタリアだけ(笑)⇒
https://www.youtube.com/watch?v=iFZtw3-01oQ&list=RDCMUCYHKWbpx6eX_ydppBcOIOng&start_radio=1&t=317

↑↑©TV越しに筆者撮影より

いやー何度振り返っても気分が良い!
この勝利でラニエリ監督は、イタリア4大ダービー(ジェノヴァ、ローマ、ミラノ、トリノ)の全てに勝利した初めての監督となった

Genova e' solo BLUCERCHIATA!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

16試合 4勝3分9敗 勝点15 得点13 失点25 得失点差-12 現在16位

次節:セリエA 第17節 2020年 12/18(水) 対逆賊Juventus @ジェノヴァ 現地18:55Kick Off(日本時間深夜2:55)


2019-20 Serie A 第15節 SAMPDORIA 0-1 Parma PK外し痛恨の敗戦

2019-12-08 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

セリエAは今日(5/16)現在、6/13からリーグ戦を再開する事が有力になっている。

8月上旬までに週2試合ずつこなせば、コパイタリアも含めて全て終われるという予定。

だがイタリアの20チームのUltrasはSerieA再開反対で一致。私もそう思う。今の状況でやるべきでは無い
※決して再開したらサンプがB落ちしそうだから言ってるわけではありません

それもちょっと有るけど…
 感染者が各クラブに5人とかいて、全体の死者3万人オーバー。週2試合40℃超えの8月まで試合ってアホか!?

ちなみに我らがサンプの気違い会長も「今季はもう忘れるべき」と言う意見
「新型コロナウイルスに効果のあるワクチンが出るまで、我々はあらゆる情報に惑わされている。解決策が見つからなければ、落ち着いて暮らすことさえままならない。例えば選手が新たにウイルス感染したとしたら、どうすればいいんだ?隔離すべきか、それともケガをしたかのように扱うべきか。30日間もホテルに軟禁させたらそれでいいという問題ではないだろう」
「もはやカルチョはいつから再開するとか、そういう状況ではないんじゃないか。今季はもう忘れ、20-21シーズンを素晴らしい状態で迎えられるように事を進める必要があると思う」
「もし確かな安全という保証があるのなら、シーズン再開に同意する。来季の20-21シーズンは開幕がだいぶ後ろ倒しになり、シーズン終了後にすぐさまEUROを行うなんて果たしてリアリティのあることだろうか?」と述べている。

この意見は珍しく私と一緒だ

さて、振り返りは第15節まで来た。12月に行われたDERBY前の一戦

Serie A 第15節 12/8(日) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:アビッソ氏(Palermo出身)

サンプドリア 0-1 パルマ

得点者:前半21分クツカ

↑↑©TeleNordより

このクツカのヘッド一発で敗戦・・・

[試合前情報] 

 調子が上向きになってきたところで、サルデーニャ島でカンピオナートとコッパで2連敗。まだまだ残留に向けて余談は許さない。コッパイタリアから中2日での試合という事で、素早い切り替えが要求される。

同盟国のパルマはこの時点で5勝3分け6敗の9位。サンプの17位と比べればだいぶマシだ。サンプとパルマの対戦成績は以下の通り。昨季はホームでは快勝。

アウェイでは雨の中で寒さに震えながら3-3の引き分け。私は生観戦していたのではっきり覚えている

直近5試合 ホームでのサンプvsパルマ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Sampdoria-Parma 2-0 66′ Caprari (S), 69′ Quagliarella (S)
2014-2015 Sampdoria-Parma 2-2 53′ Romagnoli (S), 75′ Palladino (P), 79′ De Silvestri (S), 88′ Varela (P)
2013-2014 Sampdoria-Parma 1-1 44′ Éder (S), 64′ Lucarelli (P)
2012-2013 Sampdoria-Parma 1-0 58′ Icardi (S)
2010-2011 Sampdoria-Parma 0-1 65′ Zaccardo (P)
※パルマがセリエAにいなかった時期もあったが、ここ5回は2勝2分け1敗。

通算成績 (セリエAでのサンプホーム)
試合:20
サンプ勝利:11
引き分け: 5
パルマ勝利:4
サンプGol:34
カリアリGol:19


通算成績 SERIE A (全部)
試合: 40
サンプ勝利:14
引き分け:11
パルマ勝利:15
サンプGol: 52
パルマGol:47

※お互いホームでは強さを発揮して、通算ではほぼ互角。1990年台のパルマは強かったからなー。まぁサンプも今より強かったけど・・・ 


さてサンプはコッパイタリアの試合から中2日での試合だったが、その試合はかなりメンバーを入れ替えて休ませた。今節は彼らを全員戻してきたので、結果的に前節のリーグ戦でのスタメンと全く同じとなった。

怪我人リストはデパオリ、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ

DF4バックは右SBが2人とも不在のままで再びトルスビー。その他は変わらず中央はコリーフェラーリムッルーが左
MFはエクダルがアンカーで右にヴィエイラで左にヤンクト。トップ下にラミレス
FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラガッビアディーニ

元パルマはいない

SAMPDORIA4-3-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ

    ラミレス(59分レリス)

ヤンクト(80分カプラーリ) ヴィエイラ(59分リネッティ) 

    エクダル

ムッルー      トルスビー

  コリー  フェラーリ

     アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ、ムリージョ MFリゴーニ、マローニ FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パルマはダヴェルサ監督の4-3-3。ダヴェルサはちょうど私がイタリアに住んでいた時のセリエB時代のサンプに在籍していた。当時は左MF。バランサータイプのMFだった

パルマをセリエCから2年連続で昇格させてA残留。パルマで4年目となり評価もうなぎ上りだ。

DFはキャプテンの大ベテラン、ポルトガル代表のブルーノ・アウベスを中心に。右には元マンUのダルミアンという実力者もいる

MFはブラジル人のエルナニをアンカーに。右にはジェノア臭が強いクツカ

FWはこの日はデンマーク代表の巨人・コルネリウスをCFに、サイドを元祖スピードスターのジェルヴィーニョと19歳のスウェーデン人クルセブスキ

元サンプはダヴェルサ監督とベテランのムナーリ

Parma(4-3-3) 監督:ロベルト・ダヴェルサ

   コルネリウス(68分デルマク)

ジェルヴィーニョ クルセブスキ(85分グラッシ)

バリッラ     クツカ

   エルナニ(46分ブルグマン)

ガリオーロ    ダルミアン

ブルーノ・アウベス(cap)イアコポーニ

     セペ

ベンチ:コロンビ、アラストラ、ロリーニ、スコッツァレッラ、アドランテ、スプロカーティ、ペッツェッラ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数2.485(23.506euro);芝状態良好

★日曜18:00から行われたポスティチポ。トリブーナにはアズーリでマンチョのアシスタントを務めるロンバルドの姿も

↑↑©TeleNordより

SUDには
”“DAL ’77 DI PARMA SON LA GLORIA CURVA NORD MATTEO BAGNARESI”
の横断幕が
ジェメレッジョを結ぶBoys Parma(1977年創設)に向けたものだ。
Matteo Bagnaresiは2008年3月30日、トリノ郊外アスティのサービスエリアでパルマとユーヴェのサポーター同士のトラブルが発端となり非業の死を遂げたパルマのウルトラグループ「ボーイズ」メンバー(享年27)。バニャレージさんは05年1月6日のパルマ-ユベントス戦でも騒動を起こしたとして、3年間のスタジアム観戦禁止の処分を受けていたが、それが解かれたばかりの不幸だった。警察検分によると、サービスエリアで両サポーターの乗ったバスが鉢合わせとなり、50人以上のパルマサポーターがユベントスサポーターのバスを襲撃。身の危険を感じた乗客が運転手をせかしたためにドアも閉めずにバスは急発進。バスの運転手は「車輪の下に何かを感じたが、人だとは思わなかった」と話しており、人をひいたことに気づかず800mも走っていたという。


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=f69vf_xDPuc

前半からクツカは飛ばしていた。

15分、18分とシュートを放つ。そして21分

左からエルナニのCK。ニアでクツカがヘッドで合わせてパルマ先制 0-1

今季ホームでは点を取られた試合は全て先制されている・・・

サンプも反撃を見せる。まずムッルーがヤンクト、ガッビアと2回きれいなワンツーでペナ内に侵入。しかしセリエA通算0ゴールの悲しさか、放ったシュートは枠の外

さらにラミレスのスルーパルからペナ内に侵入したヴィエイラは、GKセペにシュートをぶち当てる

ロスタイム1分。0-1パルマリードで前半終了

パルマがこの日効いていたクツカに代えて頭からブルグマンを投入すると、後半もサンプペースで試合は進む。

左サイドからムッルーのクロスをラミレスのヘッド

さらには、ガッビアディーニの必殺FKはバーに阻まれる・・・

パルマは23分にFWコルネリウスに代えてDFデルマクを投入し、5バックにして1点を守りに行く

しかしこれが裏目に出て、デルマクがペナ内でクアリアレッラを倒してPK。やっと同点だ!と思った矢先

ここ数年、ブラックジャックの手術並みの成功率を誇っていたクアリアレッラのPKが有ろうことかGKセペに阻まれ・・・

こぼれ球をヤンクトが折り返してクアリアレッラが改めて決めて事無きを得たかと思ったが

もの言いがついてしまった同点ゴールは、VARの末にヤンクトが早く動き過ぎていたという事でノーゴール

その後も必死に攻め立てるが、コリーがGKとの1対1を外したりして、結局ゴールは奪えず・・・

ロスタイム6分。そのまま0-1で痛恨の敗戦となった

(ポイント )

サンプは間違いを犯した。パルマは間違えなかった

・残留に暗雲が立ち込めて、またお尻に火がついてきた

・この試合の前にクアリアレッラは2021年まで1年契約を延長。それで安心したわけでもないだろうに・・・

↑↑©TeleNordより

内容はそれほど悪くは無かったが、痛恨の連敗。

この物凄く悪い流れのまま17位vs18位と言う非常に低レベルな”DERBY DELLA LANTERNA"を6日後に迎える。まぁ、このDERBYに成績や調子は関係ないが

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

15試合 3勝3分9敗 勝点12 得点12 失点25 得失点差-13 現在17位

次節:セリエA 第16節 2020年 12/14(土) 対💩enoa@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)


2019-20 Coppa Italia 4回戦 Cagliari 2-1 SAMPDORIA 唯一のタイトルの望みが消える…

2019-12-05 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

まぁこんなの、5ヶ月も経った今さら言う事じゃないが

なんで、サンプの方が順位上なのに、カリアリのホームでコッパイタリアやらなきゃいけないんだ!?

組み合わせ発表された時は、この時点でカリアリがこんなに強くなってる予想も出来なかったし、あまり気にもとめなかったが・・・

はい、知ってます。前順位が上のミランがコパイタリアでサンプホームでやってくれた事も。

ようは💩ェノアも使うからこうなったんでしょ?じゃあ💩ェノア、お前がどけよ!

Coppa Italia 4回戦 12/5(木) 21:00@サルデーニャ・アレーナ(カリアリ)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア 1-2 カリアリ

得点者:前半7分チェッリ

    後半3分ラガツ、後半41分ガッビアディーニ①

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

サルデーニャ島決戦、第2戦も負け。コッパイタリアは4回戦で敗退

[試合前情報] 

コッパイタリア3回戦が行われたのが8月18日。そこから3ヶ月半経って行われたトーナメント方式の4回戦。その時とは監督も変わっているが。運命のいたずらか、偶然カンピオナートと同じ相手、同じ場所で3日後にやる事になってしまった。カリアリとの対戦成績は前号で述べた。ここは鬼門中の鬼門、そしてそれ通りに3日前のカンピオナートではやられてしまった。

コッパイタリアでのカリアリvsサンプはカリアリ5勝サンプ4勝1引分け。お互いホームでしか勝っていない。ここではコッパイタリアについて少し。

サンプは1958年からコッパ・イタリアに登場し、これが63回目の登場。

1984-85、87-88、88-89、93-94の4回優勝している。ここ6年連続でベスト16で敗退。要は今のレギュレーション、セリエA勢が後から登場する形になったからはほぼ安定して2回勝って、強豪と当たったら負けるというパターンになってしまっている

これが3回戦の結果⇒

2019-20 Coppa Italia 3回戦 Crotone 1-3 SAMPDORIA 4回戦進出!!  - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

さて、時間を巻き戻して2019年夏。こんな試合有ったっけ?っていうぐらいマニアックな試合から振り返るのが、コアなサンプファンの特徴という事で...

2019-20 Coppa Italia 3回戦 Crotone 1-3 SAMPDORIA 4回戦進出!!  - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

さてサンプは中2日のカップ戦という事で大胆なターンオーバーを敷いてきた。GKアウデーロ以外に3日前もスタメンだったのは2人だけ。そのトルスビーフェラーリもそれぞれ3日前と違うポジションで出場。出場選手に合わせてだろうが、ラニエリ監督が4-3-3にフォーメーション変更。出場停止はいないが怪我人は変わらず多くて、デパオリ、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ。そしてクアリアレッラエクダルは帯同すらしていなくてダミーコがプリマヴェーラからベンチ入り

DF4バックは右SBが2人ともいないので、フェラーリが右にで出番が無かったチャボットムリージョが真ん中。左はアウジェッロ

MFはヴィエイラがアンカーで右にトルスビーで左にリネッティ

FWは左に前回のコッパイタリア以来3ヶ月以上ぶりのスタメンのマローニ、真ん中にカプラーリと右にレリス

元カリアリはムッルーとエクダル

SAMPDORIA4-3-3> 監督クラウディオ・ラニエリ

   カプラーリ(84分ガッビアディーニ)

マローニ(64分リゴーニ) レリス

リネッティ(cap)   トルスビー

   ヴィエイラ

アウジェッロ   フェラーリ(46分レジーニ)

 チャボット ムリージョ

    アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFムッルー MFヤンクト FWダミーコ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カリアリはマラン監督の4-3-2-1。カリアリもクラヴァンカストロの2人以外は全員スタメンを変えてきた

GKはリーグ戦は出場停止だったオルセンが戻ってきた

DFは右に元サンプのカッチャトーレがこちらも出場停止だったので戻ってきた。左はギリシャ代表のリコヤニス

MFは左のイオニータがこの日のキャプテン

FWは3日前に値千金の決勝点を決めたチェッリがスタメンに起用された

今季のカリアリは、モルドヴァ、エストニア、ポーランド、ギリシャ、スロヴェニア、ウルグアイ、スウェーデン、クロアチアなど渋い国を含めて様々な国籍の選手がいる

元サンプはカッチャトーレチガリーニ

Cagliari(4-3-2-1) 監督:ロランド・マラン

    チェッリ(83分ジョアン・ペドロ)

ラガツ(88分ナンデス)カストロ(74分ナインゴラン)

イオニータ(cap)  デイオラ

    オリヴァ

リコヤニス   カッチャトーレ

 クラヴァン ワルキエヴィッチ

    オルセン

ベンチ:アレスティ、チョッチ、ピンナ、マッティエッロ、ログ、チガリーニ、ピザカーネ、ファラゴー、シメオネ

備考:有料入場者数11.781(48.929euro),芝状態良好

★木曜21:00から行われた平日ナイター。正直平日ナイターでカップ戦で1万1千人はかなり入ってる方だと思うので、カリアリの現在の好調ぶりが伺える

カリアリは変わらないが、サンプは気分転換か3日前とは違う白-白-白のアウェイユニに変えてきた


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=kVN412BI1cI

いきなり3日前の悪夢のデジャブーか・・・

開始間もない7分:左からラガツの速いクロスをチェッリがニアでヘッドで再び合わせて先制

↑↑©il Secolo XIXより

その後も左SBのリコヤニスが70mぐらいドリブルで独走して惜しいシュートとか

サンプも久々出場のマローニがアピールを見せたり、カプラーリが頑張っていたがいかんせん前線は迫力不足

右からのクロスをペナすぐ外で受けたこの日キャプテンのリネッティ。切り返して右足で放ったシュートが一番決定機だったかもしれない

ロスタイム1分。0-1カリアリリードで前半終了

後半は怪我明けで連戦出場だったフェラーリを休ませて我らがレジーニを投入。彼がCBでムリージョが右SBに回る

さあ仕切り直しだっていうところ、いきなり試合が動く

3分:イオニータのスルーパスに抜け出したラガツ⇒しっかり腰を回してサイドネットに突き刺す 0-2

さすがに反撃を見せるサンプだが、チャンスらしいチャンスはカプラーリの右足、リネッティの左足の2本のミドルぐらい

なんでイタリアではここまでコッパイタリアが軽視されるんだろう?って言うお決まりの疑問をぼーっと考えていた後半残り3分

いつの間にか途中出場で入っていたガッビアディーニが、ヴィエイラの絶妙なロビングパスでオフサイドラインぎりぎり飛び出してフリーになる

絶妙なトラップから反転して、いきなり左足シュート⇒見事なゴール!1-2

しかし、火が付いたのが87分ではさすがに遅すぎた

この後も一応ガッビアの落としからヴィエイラのミドル、さらにガッビアのシュートとチャンスはあったが・・・

ロスタイム3分。そのまま1-2で試合終了

(ポイント )

・チャオ、コッパイタリア・・・今年はさらにあっけなかったね

・ずっと出番も無く、すでに冬には放出も有るか?と言われていたが、ここに来て急にラニエリ評価が上がって出場が激増したトルスビー。3日前は不慣れな右SBで、さすがに苦戦して左から何本か決定的なクロスを上げられてしまったが、ユーティリティっぷりを発揮し始めた。もくもくと走り続ける汗かき役。私の評価は”おとなしいガットゥーゾ”

↑↑©Corriere dello Sportより

・確かに1試合当たりの試合手当はだいぶセリエAカンピオナートより少ない。でもコッパイタリアも優勝すれば520万ユーロ、さらにUEFAからヨーロッパリーグ出場ボーナスや、スーペルコッパ・イタリアーナとかもあるから1,030万ユーロは少なくとも入る計算になる。そんなにはした金では無いと思うんだけどなぁ。まぁ確かにサブのメンバーがコッパでも出番が無いと、本当に腐ってしまうというのはわかる。しかもほぼ必ずミッドウィークに試合は開催されるからターンオーバーもどうしても必要になるが。

完璧にレギュラーを酷使して勝ちに行けとは言わないが、もう少し力を注いでも良いと昔から思ってるんだけどなぁ。

と言うのも、ボスマン採決以来サンプみたいなクラブは正直スクデットが物凄く難しくなっている。しかし過去4回も優勝している通り、昔はかなりコッパイタリア得意だった。そんなサンプがまず身近でタイトル取れるとしたらコッパイタリアしかないのだ。最近では2008-09のコッパイタリアでは決勝まで行って、惜しくもラツィオにPKで敗れた。敵地ローマのオリンピコでの試合だったにも拘わらず、片側クルヴァを埋め尽くすサンプティフォージが押しかけ、コレオグラフィアはきれいだった。久しぶりにあの再現が見たい!

コッパイタリアも無くなり、もはや今年の目標は残留のみになった
4日間の悪夢のサルデーニャ島旅行も終わり、中2日で容赦なく試合はやってくる
同盟国パルマが相手だが、試合では当然助けてはくれない・・・

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

14試合 3勝3分8敗 勝点12 得点12 失点24 得失点差-12 現在17位

次節:セリエA 第15節 2020年 12/8(日) 対Parma@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)


2019-20 Serie A 第14節 Cagliari 4-3 SAMPDORIA なんて日だ!

2019-12-02 22:45:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ブンデスリーガは半ば強引に再開されるようだが、イタリアはどうなるのであろうか

とりあえずは5/18の全体練習再開OKの日の状況で、ある程度今後の動きが見られるか

さて今回の振り返りは去年の12月。今思い出したが、冬クソ寒い中4時半頃に起きだして震えながら見ていた覚えがある。

しかし、試合内容はそれに反してメチャクチャ熱かった!結果を除けば・・・

Serie A 第14節 12/2(月) 20:45@サルデーニャ・アレーナ(カリアリ)  主審:アウレリアーノ氏(Bologna出身)

サンプドリア 3-4 カリアリ

得点者:前半38分クアリアレッラ(PK)②

    後半7分ラミレス③、24分ナインゴラン、25分クアリアレッラ③、29分、31分ジョアン・ペドロ、51分チェッリ

↑↑©EuroSportより

後半25分まで3-1で勝っていたが・・・4位カリアリの勢いに負けて、後半ロスタイム51分に大逆転負け

[試合前情報] 

やっとサンプも少し調子が出てきた12月最初の試合。ただ相手のカリアリはこの時点ではセリエAで旋風を巻き起こしていた。

この試合まで11試合負けなし(7勝4分け)。

チーム愛で復帰したナインゴランを中心に、マラン監督率いる攻撃サッカーが機能してこの時点でなんと勝点25で4位。今季の台風の目となっていた。

一方のサンプは勝点12の16位。

しかもジェノヴァから地中海を挟んだ向こう岸のサルデーニャ島、この島でのアウェイの対戦はかなり相性が良くない。セリエAでは33試合中、わずか4試合しか勝っていない(12%)。1964年の初対戦からサンプの初勝利まで31年もかかった。正に鬼門中の鬼門だ

昨季のアウェイでの対戦はこれ⇒

2018-19 SERIE A 第6節 Cagliari 0-0 SAMPDORIA 失った勝点2… - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

SERIEA第6節9/26(水)21:00@サルデーニャ・アレーナ(カリアリ)主審:ロッキ氏(Firenze出身)サンプドリア0-0カリアリ...

2018-19 SERIE A 第6節 Cagliari 0-0 SAMPDORIA 失った勝点2… - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

それも含めて対戦成績がこんな感じ

直近5試合 アウェイでのサンプvsカリアリ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Cagliari-Sampdoria 0-0
2017-2018 Cagliari-Sampdoria 2-2 12’ e 19’ Quagliarella (S), 56’ Farias (C), 60’ Pavoletti (C)
2016-2017 Cagliari-Sampdoria 2-1 37’ João Pedro (C), 86’ Fernandes (S), 88’ Melchiorri (C)
2014-2015 Cagliari-Sampdoria 2-2 28’ Gabbiadini (S), 38’ Obiang (S), 59’ rig. Avelar (C)
2013-2014 Cagliari-Sampdoria 2-2 26’ Ekdal (C), 89’ Gabbiadini (S), 90’+1 Conti (C), 90’+3 De Silvestri (S)

※1敗4分け。物凄く悪い通算成績にしては最近は悪くは無いか。ただ、勝てる試合をGKの空振りで引き分けたりやはり鬼門は鬼門。ちなみに同じこの5年間、ホームでのカリアリ戦は4勝1分け。決してカリアリ自体と相性が悪いわけではない

通算成績 (セリエAでのカリアリホーム)
試合:33
サンプ勝利:4
引き分け: 12
カリアリ勝利:17
サンプGol: 32
カリアリGol:55

通算成績 SERIE A (全部)
試合: 66
サンプ勝利:13
引き分け:30
カリアリ勝利:23
サンプGol: 71
カリアリGol:81

※アウェイの成績が圧倒的に悪いので通算してもサンプはカリアリに負け越している。ただ1960年台カリアリが強かった頃、サンプが黎明期でまだ弱かった頃にかなり負けており、近年は巻き返しの傾向にある


さてサンプはラニエリ監督が4-3-1-2に変更。やはりトップ下の方がしっくりくるこの日誕生日のラミレス、彼にラニエリが誕生日プレゼントとして元のポジションに戻してあげた感じだ。出場停止はいないが怪我人が多くなってきた。GKセクリンが戻ってベンチ入りしたが、怪我人リストはデパオリ、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ

DF4バックは右SBが2人ともいなくなってしまったので、前節途中から急遽務めたトルスビー。その他は変わらず中央はコリーフェラーリムッルーが左

MFはエクダルがアンカーで右にヴィエイラで左にヤンクト。トップ下にラミレス

FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラガッビアディーニ

元カリアリはムッルーエクダル

SAMPDORIA4-3-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ(80分リゴーニ)     

    ラミレス(77分カプラーリ)

ヤンクト    ヴィエイラ

    エクダル(74分リネッティ)

ムッルー      トルスビー

  コリー フェラーリ

    アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ、ムリージョ

   MFマローニ、レリス FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カリアリはマラン監督の4-3-1-2

GKは正GKクラーニョが怪我して、急遽補強したオルセンも出場停止で第3GKのブラジル人のラファエル

DFはキャプテンのチェッピテッリが怪我で不在。左のルカ・ペッレグリーニはユーヴェに買い取られてる将来のアズーリ有望株

MFはトップ下のマランチルドレンの1人、ビルサが怪我で不在の為にナインゴランがトップ下でアンカーに元サンプのチガリーニ

FWはエースのパヴォレッティは長期離脱で、中心は10番ジョアン・ペドロシメオネ息子。シメオネ息子はメルカート土壇場でサンプではなくてカリアリを選んだので許せん

元サンプはこの日は出場停止だったカッチャトーレチガリーニ

Cagliari(4-3-1-2) 監督:ロランド・マラン

ジョアン・ペドロ シメオネ(92分チェッリ

   ナインゴラン(cap)

ログ(84イオニータ) カストロ(57分ナンデス

    チガリーニ

ルカ・ペレグリーニ ファラゴー

 クラヴァン ピザカーネ

    ラファエル

ベンチ:アレスティ、チョッチ、ピンナ、マッティエッロ、オリーヴァ、リコヤニス、ラガツ、デイオーラ

備考:年間パス保有者数15.658(1試合平均154.168euro),芝状態良好

★月曜20:45から行われたポスティチポ。

↑↑©La Sampより

ラニエリお爺ちゃんが監督キャリアを実質スタートしたのがこのカリアリ。1988年に当時セリエCだったカリアリの監督に就任して、2年間でセリエAまで引き上げた。その功績が認められて1991年にナポリ、そしてヴィオラとそこからのキャリアはご存じの通りだ。この日はカリアリのスタジアムに飾られていた懐かしい自分の写真にサインを書く


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=FYjZW1YX8Wc&t=3s

ファラゴーのミドルから開けた試合。サンプもラミレスの惜しいスルーパスとかがあって一進一退


まず最初の決定機はヴィエイラの右からのクロスをクアリアレッラがオーバーヘッドで完璧にミート
⇒クアリア得意のアクロバティックシュートはしかし、GKラファエルのミラクルセーブに阻まれた。
しかしその少し後にサンプのフラッシュパスがつながる。

ヤンクト⇒クアリア⇒ラミレスヒールとダイレクトにつながり、たまらずペナ内に入ったガッビアペッレグリーニが倒してPK

↑↑©Samp News 24より
クアリアレッラが落ち着いてそのPKを決めて先制!クアリアレッラは3ヶ月ぶりのゴール

ロスタイム3分。1-0でサンプがリードして終了

後半は壮絶な打ち合いとなる
7分 後方からのロビング⇒ラミレスがペナ内でトラップして落とし⇒クアリアがそのボールをスルーパス⇒抜け出したラミレスが左足で豪快にゴール!
  ラミレスが自ら誕生日を祝い2-0!!
17分 カウンターからガッビアディーニのゴール・・・はオフサイドで取り消し。これが決まっていればさすがに試合決まってたかな
24分 ナインゴランのカットインからのミドル⇒絶妙なコースではあったが、遠さ的にアウデーロ弾く事は出来たのでは?ブラインドだったっぽいけど。2-1

↑↑©Bolsa Maniaより
25分 右からのガッビアディーニのクロス⇒ファーでクアリアレッラが左足ダイレクトボレー!オスカー賞ものの芸術ボレー!3-1
   このゴールでクアリアレッラはセリエA通算156ゴールで19位の我らがマンチーニ、ピッポ・インザーギ、そしてこの日の相手のカリアリのバンディエラ”ジジ・リーヴァ”に追いつく。
   (もちろんその後も得点を伸ばして、現在は162ゴールで18位となってる)
29分 左サイドからペッレグリーニのクロス⇒ジョアン・ペドロがヒールで合わせてゴール。3-2
31分 ナインゴランの右からのクロス⇒ジョアン・ペドロが倒れながらスタンディングボレー・・・3-3
そしてなんと提示は5分で最終的に10分までいったロスタイムの
51分 左からのペッレグリーニのクロスを、3分前に投入されたばかりの196㎝チェッリが値千金のヘッド・・・3-4

ロスタイム10分。もう反撃の気力は残っていなかった。そのまま3-4で試合終了

(ポイント )

・ポゼッションはカリアリ64.6%:サンプ34.5%。シュート数はカリアリ13本(枠内7):サンプ8本(枠内5)

実は最近感じているのだが、この日のナインゴランに決められたシュートあたりからアウデーロに以前のような輝きが無い気がするという事を。
どうも反応が一歩遅い。決められた後に飛んでいるシーンをすごく良く見るのだ・・・
昨季はもちろん、ディフラ・サンプの時はザルDFの後ろでかなり孤軍奮闘していたが。
あまり話題にはなっていないが、正直ちょっとパフォーマンスが落ちてる気がする

↑↑©La Sampより

・得点は少し取れるようになってきた。なによりクアリアに得点が生まれたのが大きい。オーバーヘッドあたりから、今日はちょっと違うのでは?と思っていた

・カリアリの4位も勢いだけで大した事無いなぁと後半途中まで思っていたが、攻撃力は本物だった。ガッビアディーニのゴールが取り消されて、3-2にされた時は嫌な予感がしたが。
ただ、この試合で運を使い切ってしまったか、カリアリはこの勝利以来リーグ戦で勝ってない。現在は11位まで落ちてしまった

ショックの残る敗戦。しかも3日後も同じスタジアムで同じ相手と対戦・・・
でも、離れ島だしてっきりそのまま泊まるのかと思っていたら1回ジェノヴァに帰るのね
どんなに夜遅くなって次の日朝早くても、1回家帰って風呂入りたいっていうのと一緒か(←ホントか?)

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

14試合 3勝3分8敗 勝点12 得点12 失点24 得失点差-12 現在17位

次節:コッパイタリア 4回戦 2020年 12/5(木) 対Cagliari@カリアリ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00)