SERIE A 第34節 4/22(日) 15:00@スタディオ・オリンピコ(ローマ) 主審:オルサート氏(Schio出身)
サンプドリア 0 - 4 ラツィオ(前半0-2)
・前半(32分)ラツィオ[1] ミリンコヴィッチ-サヴィッチ
・ (43分)ラツィオ[2] デフライ
・後半(40分)ラツィオ[3] インモービレ
・ (43分)ラツィオ[4] インモービレ
↑↑©Tampa Day Timesより
対ラツイオ戦、アウェイで13年間勝ち星無しのジンクスを破れず・・・ヨーロッパが遠のく・・・
[試合前情報]
サンプはユーヴェに完敗したが、ミッドウィークのボローニャ戦でロスタイムで勝ちを拾って息を吹き返した。まだまだヨーロッパリーグ出場権は狙える位置だ。一方のラツィオはCL出場権を巡ってインテルとローマと熾烈な3,4位争いを繰り広げている。ここ5試合は3勝2分け。ローマDERBYの0-0引分けや、前節のアウェイでのフィオレンティーナ戦で逆転で4-3で勝ったり難しい試合もこなしている。今年のラツィオはとにかく得点力がすごい。27得点で得点王争いのトップをひた走るインモービレを中心に、チームでもセリエA最多ゴールを上げている。
前半戦、ホームでのラツィオ戦は先制しながら1-2で逆転負け。勝てそうな試合だっただけにもったいなかった。去年もラツィオには2連敗しているし、アウェイでは3-7と大量失点で敗れている。アウェイでは13年間ラツィオに勝てていないと言う事も含めて、ものすごく嫌な相手だ。フェリペ・アンデルソンやミリンコヴィッチ-サヴィッチなど、天敵も多い。これが前回の対戦⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d23ae75119cb8de3083cfe6e45452e3e
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中3日の試合の為にややメンバーをいじってきた。一番の驚きはアンデルセンの先発。ずっと出ずっぱりだったベテランのシルヴェストレの疲れを考慮してか休ませて、アンデルセンにとっては嬉しい2度目の先発。フェラーリとCBコンビを組む。左SBは前節に続いて再起用され始めたストリニッチ。中盤はラミレスがスタメンに戻ったが、リネッティはサブに回ってバッレートが先発。2トップもサパタが戻ってきたが、クアリアレッラはベンチスタート。カプラーリと2トップを形成する。クアリアレッラ、レジーニ、シルヴェストレがいない為、ヴィヴィアーノがキャプテンマークを巻く。ちなみに現チームに元ラツィオ勢は特にいない。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
カプラーリ サパタ
(53分コフナツキ)(60分クアリアレッラ)
ラミレス(66分リネッティ)
プラート■ バッレート
トレイラ■
ストリニッチ ベレシンスキ
フェラーリ アンデルセン
ヴィヴィアーノ(cap)
ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFサーラ、レジーニ、シルヴェストレ
MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -
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一方のラツィオはシモーネ・インザーギ監督の3-5-1-1。怪我などで招集外はルイス・アルベルト。GKはアルバニア代表のストラコシャ。DF-3バックはインテル行きがほぼ決定しているオランダ代表デ・フライを中心に左に元ルーマニア代表のラドゥ、右にはウルグアイのクラッシャーカセレス。MFは中央にイタリア代表パローロとルーカス・レイバ、そして攻撃的な位置にセリエA一苗字が長いセルビア代表ミリンコビッチ-サビッチ。左はキャプテンのボスニア代表ルリッチ。右はモンテネグロ代表マルシッチ。”なんとかッチ”がたくさんいるが、全員代表国が違う。1トップ、ラツィオで大復活して得点王独走中のインモービレを支えるのがサンプの天敵フェリペ・アンデルソン。渋い国が多いが、やはりほぼ全員代表選手だ。元サンプ勢は監督のシモーネ・インザーギぐらいか
Lazio(3-5-1-1) 監督:シモーネ・インザーギ
インモービレ
F・アンデルソン(79分ナニ)
ミリンコビッチ-サビッチ
ルリッチ(cap) マルシッチ
ルーカス・レイバ■ パローロ
(87分ディ・ジェンナーロ) (19分ルカク)
ラドゥ カセレス(62分パトリック)
デ・フライ
ストラコシャ
ベンチ:GKグエリエーリ、ヴァルジッチ DFバスタ、ワラセ、フェリペ、バストス
MFクレッコ、ジョルダン FW -
*備考:警告:前半24分レイヴァ,25分プラート,後半22分トレイラ;芝状態良好
↑↑©Genova Todayより
★日曜15:00から行われた久々のレギュラータイムの試合。この日は女性に対する暴力反対運動のキャンペーンから、選手全員がほっぺたに赤い紅みたいのを塗って試合に挑んだ。この写真のヴィヴィアーノの顔に付いてるのがそう。サンプは久々に紺の3rdユニで登場。相変わらず3rdユニの勝率は悪い・・・・
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=3XjRpH16Md8
前半は0-2。ポゼッションはラツィオ15分21秒:サンプ11分05秒。サンプは良い立ち上がりを見せた。前半29分にはバッレートがスタンディングボレーから強烈なミドルシュート。GKストラコシャのファインセーブにあったが、そのこぼれをトレイラが折り返しをミスらなければ惜しかった。しかし30分頃からラツィオのペースになってきて
前半32分 ミリンコヴィッチ-サヴィッチGoal:0-1
→左サイドのラドゥのクロスから、ストリニッチがマークを外されてミリンコヴィッチ-サヴィッチがヘッドで叩き込み先制
↑↑©Lazio News24より
その後37分にもペナ内右サイドから侵入したF・アンデルソンのシュート、そしてこぼれをインモービレ。この2本はヴィヴィアーノがナイスセーブで防いだ。しかしラツィオの波状攻撃は止まらず
前半43分 デフライGoal:0-2
→左サイドのCK。F・アンデルソンの蹴ったボールを、デフライがヘッドで競り勝ちゴール。これもストリニッチのマークだった・・・
そんなこんなで前半は0-2で終了。良い流れの時に点が奪えず、相手にペースを握られてしまったのでかなりきつい展開だ
後半もあまりペースは変わらず。ヴィヴィアーノがミリンコヴィッチ-サヴィッチのシュートを止めたり、インモービレのこぼれを押し込んだのがオフサイドだったりして、何とか0-2のまましのぐ。その後コフナツキを投入。またサパタが負傷してしまったため、やや無理やり感があるクアリアレッラも投入。
↑↑©il secolo XIXより
ラミレスに代わってリネッティを投入してプラートがトップ下に上がる。色々もがくが、それほど変化は見せられず。そうこうしてる内に2点追加点を奪われて万事休す。
後半40分 インモービレGoal:0-3
→右サイドからペナ内に侵入したミリンコヴィッチ-サヴィッチの折り返しをインモービレが叩き込む
後半43分 インモービレGoal:0-4
→最終ラインでフェラーリのミスパスがナニにカットされる⇒インモービレにラストパス⇒インモービレがGKとの1対1を落ち着いて右上に蹴りこむ
。ダメ押しのダメ押し・・・
ロスタイム0分。そのまま試合終了。0-4・・・
(ポイント)
・ポゼッションはラツィオ25分20秒:サンプ23分30秒
・シュート数はラツィオ15本(枠内10本):サンプ4本(枠内2本)
・完敗
・相変わらずのアウェイでの弱さで、ついに得失点もマイナスに
・1,2点目を許したストリニッチのずさんなマークは酷い。移籍が決まってたり、ジャンPに干されたり、もう心ここにあらずか・・・
・この日のラツィオとの差は体格面が大きかったように思う。ヘッドで2点取られてるし。サンプのMF陣はテクニカルだが小兵ぞろいで、この日の面子でヘッドが強いのは両CBとサパタぐらい・・・
・負けも痛いがサパタの怪我も痛い。残りの猛スパートに彼は欠かせないのだが・・・
・またも3rdユニ、勝てず
6位 Atalanta | 55 |
7位 Milan | 54 |
8位 Sampdoria | 51 |
9位 Fiorentina |
51 |
この日ミランとフィオも負けた事が唯一の救い。残り4試合。勝点9は必要になってきそうだ。サンプは厳しいナポリ戦を残しているので、それ以外は全部勝つつもりでやらないと。とりあえず、次節のカリアリ戦はホームだし必ず勝点3が必要だ!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第35節 2018年 4/29(日) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
’17-’18 SERIE A
34試合 15勝6分13敗 勝点51 得点51 失点53 得失点差-2 現在 8位
今日のカッサーノのアフォリズム(格言)”
numero209:
Quando Donadoni era commisario tecnico,
a vedere certe partite c'erano piu gufi che spettatori.
格言209:
ドナドーニがイタリア代表監督だった頃、代表戦の何試合かは観客よりフクロウの方が多かった
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