2019-20 シーズン総括 選手寸評[2] DF編 +プチサンプニュース+北川さんへ謝罪ecc

2020-08-25 20:24:01 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

さてシーズン総括、次はディフェンダー編。メルカートの動きを含め、各選手の去就にも注目しながら今シーズンのディフェンス陣を振り返っていきたいと思う。

 

 

 

 

 DF陣は2018-19シーズンに比べると51失点から65失点と、数字を見れば大幅に悪くなった。特にディフランチェスコ監督時代のわずか7試合で16失点(1試合平均2.28点)。ラニエリ監督時代は31試合で49失点(1試合平均1.58点)と大分改善には成功した。ラニエリになってからはクリーンシートも8試合と健闘したが、逆に4失点以上も5試合と、やられる時には歯止めが効かなくなる傾向にあった。そこら辺は課題だろう。とにかくセンターバックが脆弱になった。ディフランチェスコ監督の時はMFの防波堤がかろうじてエクダル1人みたいな状態だったので、失点も当然DF陣だけの責任ではない。しかしやはりCBの補強は急務だ。

CBはコリームリージョがレギュラーでスタートしたが、アンデルセンの代わりと期待されていたムリージョが今一パッとせず・・・代わりのフェラーリはディフェンスは悪くないが怪我がちで、今季も長期離脱。我らがレジーニは当然の構想外で、冬のメルカートで慌てて吉田トネッリを補強した。コロナ中断で慣れる期間が与えられ、再開後は吉田が完璧なレギュラーに。トネッリが怪我がちだったので主にコリーとコンビを組んだ。

右SBは攻撃型のデパオリと守備型のベレジンスキ。デパオリは右MFで起用される事も多く、両者併用も目立った。2人ともいない緊急事態はMFトルスビーかCBの誰かでしのいだ。左はコロナ中断前はムッルーが盤石だったが、中断で髪の毛が伸びて別人のように弱体化してしまい、逆に出番を与えられて花開いたアウジェッロが最後はレギュラーとなった。

 ※ディフランチェスコ監督は4バック、4-3-3。基本的にはラインを高く保って裏へのボールはオフサイドを狙いにいっていたが、中盤のフィルターがスカスカで中盤から良い形でパスを出されるケースも多く、簡単に裏を取られた

ディフランチェスコ監督4バック

 ムッルー(アウジェッロ) ベレシンスキ(デパオリ)

    コリー  ムリージョ

 (チャボット)(フェラーリ)

ラニエリ監督も引き継ぎ後の4バックのメンツは大して変わらなかったが、ムリージョではなく基本はフェラーリをCBで起用。そのままムリージョが冬に放出されたが、フェラーリも怪我で長期離脱してしまった為に、慌てて吉田とトネッリを補強した。そしてコロナ中断後のレギュラーは以下の通り

ラニエリ監督4バック(コロナ中断後)

アウジェッロ(ムッルー) ベレシンスキ(デパオリ)

    コリー   吉田

 (チャボット)(トネッリ)

さて、DF陣ひとりひとりを振り返ってみる。

右SB 24 バルトシュ・ベレジンスキ 6 4年目となった今季、新加入のデパオリとのポジション争いが待っていた。しかしデパオリより守備に長けたベレジンスキがSBとしてはレギュラーを獲った。また、ディフラ監督が3バックを試した数試合では右のCBを務めたりもした。しかし11月に代表の試合で怪我を負って約2ヶ月戦線離脱する羽目に。これはチームにとってもかなり痛かった。コロナ中断から再開後は獅子奮迅の活躍。7試合連続スタメンを務めるなどタフネスっぷりを見せた。しかしDERBYで持ちすぎて失点のきっかけを作ってしまったプレーが悔やまれる。それも含めてたまーにディフェンスでやらかす事がある。それが無ければ6.5だった。

この状況も有り、ビッグクラブが狙っていると言う噂は減ってしまった。攻守ともにかなり精力的に動き回るが抜群のスピードやテクニックがあるわけではない。ムッルーとコリーと共に無得点DFトリオを形成しているが、一応ベレが一番先に抜け出しそうな気はするのだが・・・ポーランド代表には継続して選ばれ続けているが、怪我をして帰ってくるのはやめて欲しい(28試合/2561分/0ゴール/0アシスト)

CB 34 吉田 麻也  6 冬の移籍市場の最終日にサプライズで電撃加入。移籍してから1試合出場しただけでコロナ中断になってしまった。しかし逆にそれが良かったのかもしれない。中断中にラニエリのサッカーに慣れ、イタリア語を学び再開後はCBのレギュラーとなってほとんどフル出場。カバーリングとフィードの安定感は良かった点。それまでのサンプのCB陣が酷かったので、ディフェンス全体やや落ち着きを与えたとも言えるが、物足りなさも残る。やはり対人プレーが弱く距離も遠い。ルカク、ジェコ、サパタ、イブラヒモビッチと続いたワールドクラスのCF勢との対戦は全て完敗だった。

 イタリア語を頑張って覚えたり、チームメイトに明るく溶け込む姿勢などは高く評価できる。サンプにマスクも1万枚寄付したし。ただ、彼がレギュラーで有ると言うのはチームとして残念ながら物足りない。10試合出場を果たしたので、吉田側に契約を更新できる権利があるがどうなるだろうか?現在2年契約をベースに話が進んでいるようだが、トルコからもオファーがある様でまだわからない。個人的には日本で中継が見易くなるし、年棒が高くなければバックアッパーとしてもう1年いてもらっても良いと思う(14試合/1283分/0ゴール/1アシスト)

CB 15 オマール・コリー 6 ガンビア代表のキャプテン、2年目の今季は21⇒31試合と出場数を増やして、DF陣では一番の出場時間となった。クリバリ2世になって欲しいが、ちょっとそれは無理かなと言う限界が見えた。身体は強い方だが最強ではない。アジリティ含めて足があまり早くない。良い時は良いが、やや安定感に欠ける。しかし、どうしても黒人で下手だけど強いCB好きな私としては贔屓目に見てしまう。プレミアのクラブ中心にオファーはチラホラ来ているので来季もいるかはわからないが・・・もう1年サンプで見たいかな。早く1ゴール決めてくれ。(31試合/2982分/0ゴール/1アシスト)

左SB 29 ニコラ・ムッルー 5.5 昨季がっちりレギュラーを獲ったムッルー。左SBはディフェンス陣の中で一番盤石だと思っていた。実際コロナ中断前まではまずまずの出来。昨季とほぼ変わらないプレーを見せていた。しかしコロナ中断から再開後に別人のようになってしまった。髪も伸びて変な髪型になり、本当に別人になってしまったのでは?守り、攻め共にキレを失い・・・かつての情けない表情が度々顔に出るように。代わりに起用されたアウジェッロが逆にブレイクした為に、完全に下克上されてしまった。そして現役では最多となるDFでセリエA153試合出場していまだ無得点と言う不名誉な記録を更新中である。古巣のカリアリやジャンPのトリノなど、彼を狙っているクラブは有るから、良い値段なら売っても良いと思う。逆に残留しても控えとしては良いと思うし、

髪さえ切ればまた復活する可能性も有るとは思うのだが・・・(28試合/2429分/0ゴール/0アシスト)

左SB 3 トンマーゾ・アウジェッロ 6.5 ムッルーのところでも書いたが、コロナ中断前まではほとんど出場機会が無かったただの控えだったが、再開後にムッルーが調子を崩してチャンスが巡ってくるとそれを期待以上の出来で物にした。細かいテクニックがしっかり有り、ディフェンスも粘り強くスタミナも十分。かなりしっかり巻いてくるクロスの質も良く、実際左サイドのクロスから2アシストを決めている。このままレギュラーを確固たるものにしていけるのだろうか?来季もシーズン終盤の活躍を続けてこそ本物だ。ムッルーとは生まれた日も3ヶ月しか変わらない同級生なので、この2人のレギュラー争いは興味深い。(17試合/1230分/0ゴール/2アシスト)

右SB 12 ファビオ・デパオリ 6 右SBのレギュラーを期待されて加入したが、結果的にはMFとしての起用の方が圧倒的に多かった。スピードも有るし、ドリブルも得意と攻撃に長けている。しかしディフェンスはまだまだ不安。という事での右のサイドハーフが現在のところ適性ポジションであろう。逆にMFとしてはまずまずだった。いずれにせよ23歳とまだ若いので、今後の伸びしろも含めて楽しみな選手だ。守備が上達した彼が右SBとして開花すればチームとして強くなると思うが。0ゴール1アシストの今季の数字は少し物足りない。(29試合/1996分/0ゴール/1アシスト)

CB 21 ロレンツォ・トネッリ 5.5 昨季、半レギュラーだったトネッリは高額だった買い取りオプションを行使しないように、ぎりぎり19試合の出場に抑えられてレンタル元のナポリへ戻っていった。しかし、ナポリでは結局全く出番が無く、本人の希望とCB補強急務のサンプの思惑が合致して冬の移籍市場で結局戻ってきた。要するに半年間我慢してトネッリの価値を安くしたという事だ。
チーム状況もあり、獲得されていきなり先発出場。実に259日間実戦から遠ざかっていたので、不安っちゃー不安だったが昨季とそれほど変わらない出来。ただ、コロナ中断から再開後は怪我が多く結局9試合出場に留まる。あと、攻めが好きなCBなので、攻め上がってはじき返されてそのカウンターから失点と言うのが2試合あった。彼1人だけのせいではないが、課題の1つだろう。残留する可能性は高いが若くはないし、吉田麻也と同じで長所も短所も有るのでレギュラーとしてはちょっと物足りないかな。変な風貌で個人的には好きだが。ちなみに今季は背番号が昨季の26から21に変わった。練習場でのファンに対してはトネッリが一番神対応。(9試合/751分/0ゴール/0アシスト)

CB 25 アレックス・フェラーリ 5.5 昨季の終盤戦である程度結果を残したが、開幕当初は新加入ムリージョの控え。しかしレギュラーとしてスタートしたムリージョが不安定だった事も有り、すぐに出場機会を増やしていく。しかしそんな最中に約3ヶ月以上離脱となる怪我を負ってしまった。コロナ中断後に復活してベンチには入ったが、まだ完調ではなくプレーする場面は無かった。ディフェンスの安定感もあってティフォージの評価は高いが、この大怪我癖を無くさないと私は厳しいと思う。とりあえず来季開幕までに120%の力を出せる状態に戻るか?貴重なバックアップとしては存在意義はあると思うし、まだ26歳だから更なる成長を見せて欲しい。(12試合/1088分/0ゴール/0アシスト)

CB 5 ジュリアン・チャボット 5.5 ムスタフィ⇒シュクリニアール⇒アンデルセンと続いた外国人ワールドクラスの系譜を継ぐのは彼ではと期待されて入団した。しかし22歳の彼はまだとてもその器ではない。とにかくスピードが遅い。さすがにセリエAはまだまだ厳しいのではと思わせる試合も有った。ただ、195㎝85㎏の身体はなかなか真似できない武器。実際イブラヒモビッチと互角にやりあったり、ポテンシャルは有る。スピード系FWには弱いがパワー系FWにはすでに通用している。CKからの強烈なヘディングで嬉しいセリエA初ゴールも決めた。現時点で簡単ではないが、大化けする可能性は彼が一番有る。パルプンテみたいな選手だ(8試合610分/1ゴール/0アシスト)

右SB 33 カイケ・ロシャ ND タヴァレス2世なので?はと言う謎の19歳は、結局今季はベールを脱がなかった。ブラジル人、19歳、195㎝、名門サントス出身。期待せざるを得ない殺し文句は揃っている。来季のデビューは有るだろうか?(0試合0分/0ゴール/0アシスト)

***途中放出選手*** 

左SB/CB 19 ヴァスコ・レジーニ ND 最近お決まりになってきたパターン。夏に買い手が無いがサンプでも出られずに、冬にレンタルで移籍。今季もそのパターンでパルマに旅立った。しかし残念ながらパルマでも2試合0得点。またサンプに帰ってきてしまう”我らがレジーニ”。もはや爆弾ゲームの爆弾みたいな扱いになってきたが、彼を引き取ってくれるクラブは有るのでしょうか・・・同じリグーリアで昇格したスペツィアとおか可能性有るんじゃないのかな!?ユースも含めてサンプドリアでの在籍期間だけは現役トップだろう。(3試合/0ゴール/0アシスト)

CB 21 ジェイソン・ムリージョ 4 アンデルセンを売ったお金で、ディフェンスリーダーとして期待されて加入した元コロンビア代表。その期待を残念ながら大きく裏切った。インテルでレギュラーを張っていた面影は無く。やはり故障して昨季も3試合しか出ていない選手と言う感じだった。しかし冬に早くもレンタルで出されたセルタ(スペイン)ではちょっとましで、11試合で1得点。是非ともセルタに買い取りオプションを行使してもらって買い取って欲しい。サンプは1300万ユーロ買い取りに払わないといけないが、そこから少し損してでも売り払った方が良い。と言うか彼が売れないと財政的にもヤバい。シーズン前は活躍したら彼のユニを買うと決めていたのに・・・私の眼は節穴過ぎる・・・本当にディフラが獲得を望んで獲っていたとしたら、CBに彼を選んだ事が彼の一番の罪だ(10試合/0ゴール/0アシスト)

 

 

 まだ全く移籍市場は動いておらず、DF陣で出ていく可能性がありそうなのはコリー、ムッルー、吉田、レジーニ(買い手あれば)か?

私の個人的な希望としては

残留 = アウジェッロ、チャボット、デパオリ、コリー、ベレジンスキ、ムッルー、ロシャ

どちらでも = フェラーリ、吉田

放出 = トネッリ、ムリージョ、レジーニ(買い手あれば)

 期間も短く財政も厳しい今年のメルカート。とにかく全ポジションで最もプライオリティが高いセンターバックの補強。ここに注力するために、SBは全く今の布陣で手付かずでも問題無いと思う。逆にCBは総入れ替えでも良いぐらい。まずはムリージョを上手く売って。クンブラ(ヴェローナ)とかマングラヴィティ(ブレッシャ)あたりは獲れないかなぁ?。


ほんのりサンプニュース

1.プリマヴェーラ監督にフェリーチェ・トゥファノ氏が返り咲き!               

 ↑↑©SampNews24.comより

2011-2013までの2年間もサンププリマヴェーラを率いて好成績を収めたFelice Tufano(57)がプリマヴェーラの監督となった。当時はGKファルコーネロンバルドの息子とかがいたかな?U-17、U-18を率いていて、プリマはU-19 なのでそのまま昇格したことになる。8/22(土)から練習を再開する予定。ちなみに昨季のコッタファーヴァはジャンパオロのトリノのプリマヴェーラへ旅立った・・・

2.こちらも返り咲き。6年ぶりにチームマネージャーにアルベルト・マランゴン

↑↑©SampNews24.comより

2年間バーリ、4年間フィオレンティーナでの生活を経て、6年振りにマランゴンがチームマネージャーとして戻ってきた。ちょうどガッローネ政権が終わってフェレーロになった時に旅立ったマランゴン。彼の帰還はフェレーロ政権の終焉が近付いている事をしめしているのか?そうであって欲しい。私もFacebookで友達になっているが、気の良いおっちゃんだ。写真はサンプ出身でドイツ代表のムスタフィとの1枚

3.リグーリア州第3のクラブ、スペツィア嬉しいセリエA初昇格!

7000 tifosi Spezia cantano chi non salta è genoano!

Pagina FB ULTRAS: https://www.facebook.com/pages/Tuttocurve/4476456019...

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セリエA最後の1枠に、昇格プレーオフでネスタ監督率いるフロジノーネを破ってスペツィアがクラブ史上初のセリエA昇格を決めた。サンプと同じリグーリア州第3のクラブ。↑この映像は2014年のコパイタリアでミランと対戦した時に、スペツィアのティフォージ7000人がサン・シーロに詰めかけた時の模様。ご覧いただければわかる通り、”Chi non salta e' genoano"を大合唱。そう、彼らもサンプと同じく💩ェノアが宿敵なのだ。リグーリアで💩ェノア包囲網を敷く時が来た!

また、現監督はヴィンチェンツォ・イタリアーノだが、過去には ジャンピエロ・ヴェントゥーラ 、 ジャンルカ・アッツォーリ 、 ルイジ・カーニ、
 ドメニコ・ディ・カルロ などのサンプを率いた事がある監督も多い。選手もオカカや近いところで言うと一昨年のアウジェッロなども在籍している。結構縁が有るクラブなのだ。ちなみにGenovaから特急で約1時間半のラ・スペツィア。イタリア海軍の重要な軍港の所在地であるが、観光地ではない。ここで特急を降りて、世界遺産でも有るチンクエ・テッレを観に行くと言うパターンである。サッカーのチーム名は定冠詞が変わり、ロ・スペツィア

とりあえず

”Benvenuti Aquilotti in Serie A!!”


さて、フェレーロも選手の年棒総額を80%に抑えるとか言って、リネッティもアホみたいな価格でトリノに獲られそうなサンプのメルカート。獲得に関しても全く良い噂は聞かない。リネッティがいなくなると、育てて売る遺産もほぼ使い切り、本当に何もサンプには残らなくなる。2016-17シーズン、トレイラ、リネッティ、ブルーノ・フェルナンデス、プラートと、今考えると夢の中盤を買いそろえていた。DFシュクリニアール、FWにムリエルシック。良いチームだったんだなぁ・・・10位だったけど。個人的に一番好きな1996-97とか、コパで決勝まで行った2006-07とかなんとか6-7シーズンがサンプにとっては良いシーズンなのかもしれない。

とにかくその再現を狙って何とか若手のホープを掘り当てるしかないのだ。フェレーロが身売りするまでどうせ金は無いのだから。私的に希望の光はダムスゴール、アスキルドセン、ヴィエイラの3人のブレイク。あとの補強は一切期待していない。と言うかどうせ補強はマイナスだろう。望むはフェレーロの放出のみ!


【謝罪】DAZN実況北川義隆氏、ユーベvsサンプ実況中の発言を謝罪しつつセリエAファンとしての意地を見せる【意地】

セリエA黄金期を知らないキッズに絡まれたんだろうけどお気の毒 「91-93のマントバーニ黄金期を生で見ているものとして」という発言にセリエフ...

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ところで最近知ったのだが、普段日本語の実況なんて滅多に聞いていない(というかサンプの試合に日本語の実況が付く事がマレ)私が、この間のユーヴェvsサンプをDAZNで観てて、ユーヴェに負けていた腹いせもあって大人げなくこんなツィートをした

「サンプドリアとの試合にルガー二とか使ってデリフト休ませて…」 ってなんで中立のアナウンサーにそんな事言われなきゃいけないんですか? 中途半端なイタリア語もルー大柴のイタリア語版みたいでウザいし あーDAZNの副音声欲しい っていうかせめて日本語消させてくれ #北川義隆うざい #ユーベサンプ

そしたら、次の節のインテルvsナポリ戦で北川さんがなんと謝罪してた

すいません・・・

正直、負けてて、しかもユーヴェに。だから正直な私の心の声である事は間違いないですが、公共のSNSで北川義隆うざいのハッシュタグは良くないですかね。しかも一方的に謝らせてしまったのは本意では無いので、謝罪します

別に北川さんは嫌いじゃないですよ。と言うか申し訳ありませんが、そんなに存じ上げないですが・・・僕は2003年にイタリアから帰ってきてから日本語の実況は意味無く感じて、基本聞いてないので本当によく知らないのです。サンプ戦は海外からストリーミングする以外日本で見る手段は殆ど無いですからね。僕は西武ファンなんでNack5の実況の時の印象の方がまだあります。

「はっきり言ってライオンズびいきです」のライオンズナイターじゃないんだから、ただの中立なはずの実況であそこまでファン色を公にするのなら、アンチの攻撃を喰らう準備も出来ていると思います。しかもロマニスタを公言していて、ユーヴェ贔屓っぽい実況をするのも私的には謎ですし・・・大体謝罪に関しても、GENOVA DERBYがあんなトラックが有って見にくいRomaDERBYの次点に来てる時点で大して謝罪には感じませんし、ラニエリはともかくフェレーロはロマニスタですからそれを褒められても、サンプティフォージの95%はもはやアンチフェレーロですから!Mantovani時代を生で観てるのはコアなドリアーノなら当たり前で、僕は生でサンプ戦だけで100試合は現地で見てます。サンプクラブ東京の他会員も80年代からのファンも何人もいますし

・・・・ってもう止めましょう

北川さん抜きでこういう話を外からしていても卑怯だと思うので、機会が有れば飲みながらでも直接文句言いたいですねー。イタリアの知識見分は深い方でしょうから面白そうですし。こういう形で各クラブのファンが、プロレス的に自分のクラブ愛をだしつつ盛り上がれば、それでセリエAが盛り上がって良いんじゃないですか?こんな謝罪をされてるのは知らなかったですし、北川さんには申し訳ないとは思います。きっと趣味と仕事の狭間で、自分が100%出せずに苦しんでいるのかなと推察します。僕がサッカーやサンプ関係の仕事に絶対たずさわらかった理由がまさにそれですから。

だいぶ脱線してしまってすいません

 あっという間に8月も終わりを迎え、そろそろ練習再開が近付いている。繰り返しになるが、サンプの夏のメルカートはこのままだと悲惨な物になるだろう。とにかく若くてピチピチの原石をたくさん獲って。目標残留で良いから、ラニエリお爺ちゃんに1年育ててもらって。2年後のパロンボ新監督の時に躍進を遂げる!これしかないな、現在見られる夢は

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 


2019-20 シーズン総括 選手寸評[1] GK&監督編!!

2020-08-15 23:09:25 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

コロナの影響で例年と大分違う形で幕を閉じた2019-20のセリエA。チャンピオンズリーグは8月から再開されて現在もまだ試合が行われているが、アタランタが敗退した事でイタリア勢は全てCLから姿を消す事となった。あとイタリアカルチョ関連で残すのは世界最凶リーグ・セリエBの昇格プレーオフのみか。3位~8位までの6チームの変則トーナメントでわずか1枠をかけて争うプレーオフ。あとは決勝を残すのみとなっている。8/17と21にホーム&アウェイで行われる決勝。アレッサンドロ・ネスタ監督の元に昇格を狙うフロジノーネと、イタリアーノ監督の元にクラブ史上初のセリエAを目指す同じリグーリア州のスペッツィア。スペッツィアは歴史的に💩ェノアと仲が悪く、この2チームとの対戦もリグーリアDERBYと言う。なのでスペッツィアに掌握してもらって、サンプと2チームで💩ェノア包囲網を敷くと言うのも面白い

 ちなみに2020-21シーズンのセリエA開幕は9月19日(土)予定。そしてその前の週の日曜に、おそらくコッパイタリアがスタートすると思われる。夏のメルカート変則で9月1日(火)~10月5日(月)夜20:00(もちろんイタリア時間)まで。サンプのバカンス明けの集合日は今のところ8月26日(水)の予定だ。8月はまだメルカートは正式には契約を結べない仮スタートだが、日程がタイトなので動きはかなりあるだろう。ここからは昨季を振り返りつつ、来季も見据えつつ

さて、まずは2019-20シーズン総括 監督&GK

 

監督 エウゼビオ・ディ・フランチェスコ 4.5 かなり期待を持って迎えられたディフラ(実際私もだった)監督。しかし7節終了時点で1勝6敗。シーズン始まってからわずか2ヶ月で辞任した。本来なら3点でも良いのだが、やはりフェレーロ会長のクラブ身売り騒動もあり、思うような補強をしてもらえなかったと言うエクスキューズは有る。彼の得意のサイドをめいいっぱいワイドに使う4-3-3は、あまりにその前3年間のジャンパオロサッカーと対極をなすものであった。そこで足りないピース(特にウィング)を埋める必要が有ったが、最後まで足りないピースは買ってもらえず・・・

ただ、やはり監督のせいも当然有る。だってラニエリ監督は同じ選手たちを使って、全然違う成績を残したんだから。サッカー界において監督はおおまかに2種類のタイプがいると言う。自分のスタイルをどんな選手層のチームでも当てはめようとするタイプと、選手層によってフォーメーションや繰り広げるサッカーを変えるタイプ。ディフラは明らかに前者だ。まだ監督としてはキャリアはそこまで無いディフランチェスコ監督には残念ながら、まだ戦術的柔軟性の引き出しが少なかったと言えよう。来季はカリアリの監督になる事が先日決まったディフラ。汚名挽回なるか?個人的には、なんとなく仲が良いモンテッラと同じようなキャリアになっていく気がしてならない・・・

7試合 1勝0分6敗 勝点3 得点4 失点16 得失点差-12 20位

監督 クラウディオ・ラニエリ 7.5 ディフェンスぼろぼろの最下位の時点で就任したラニエリ。別にやっていたサッカーが素晴らしいとは言わないが、とにかくあの状況から4試合を残して残留まで導いてくれた彼には感謝しかない。言わずと知れた名伯楽だが、もうお爺ちゃんで落ち目かと就任時には少し不安だったが・・・すいませんでした。やはりプレミアでレスターを優勝に導いた実績は並み大抵の物ではない。上で述べた2種類のタイプの監督の、ラニエリはまさに後者。決して満足なスカッドでは無かった今季のサンプ。まずディフェンスをしっかり整備するところから始め、冬も最低限の補強をしてもらったのみで、4-4-2、4-5-1、時には3バックも試したりしつつ残留を果たした。

ラニエリがすごいなと思った点が主に2つ

・これはコロナ中断から再開した後だが、彼は間違いなく捨て試合を作っていた。過密日程と自分たちの選手層を見比べ、また特殊な長期休暇明けの選手たちの状態の見極めて、最初のインテルとローマ戦は勝ちにこだわっていなかったと思う。降格圏から勝点1しか離れていなかった状態で簡単に出来る事ではない。結局再開後の2,3試合でベスト布陣及び、選手のやりくりの方向性を見出して、その後の勝点につなげた

・無観客で判明したが、とてもお爺ちゃんとは思えない声量の持ち主で、試合中はかなり細かく大きな声で自らディフェンスラインなどを指示していた事。加入したてでしかも日本人の吉田と、ガンビア人で比較的物静かなコリーと、コミュニケーション力がまだまだ低そうなCB陣を監督自らが統率していた

それ以外も、記者会見のウィットに富んだ語り口や、若手の積極的登用など個人的には好きな点は多い。今現在サンプは180万€であと1年の契約を、2年間で150万€/年の契約に伸ばそうと交渉している。この10月で69歳になるラニエリ。これがサンプにとっては出来る最長のオファーだろう。断られてもしょうがないと思う。少なくとも来季はジャンプアップの足固めの年にしてもらって・・・・その後はいよいよパロンボ監督かな!?

今季は大感謝で7.5だが、来季は最初から補強も少しはラニエリの意図も組み込まれるだろうし、真価が問われる年となる。どのクラブも財政的には危機的な状況を抱えているだろうし、期間も短いのでそこまでメルカートは例年より動かないと思われる。そこで最後の数試合に若手を積極的に試した効果が出てくると良いが

31試合 11勝6分14敗 勝点39 得点42 失点49 得失点差-7 15位


 GK編

GK 1 エミル・アウデーロ 5.5 昨季の大活躍。それを受けてサンプはユーヴェから2000万ユーロ(その内400万はプリマヴェーラのピータースを譲渡)で買い取りと言う英断をした。それで慢心したわけでもあるまいが、明らかに今季のパフォーマンスは落ちた。数字上も同じ36試合出場で失点が51⇒60に増加。もちろんGKだけの責任では無いが。

昨季見られた神がかった反射神経セーブもほぼ見られず、逆にハイボールを処理をミスしたり、一流のGKなら弾けてそうなボールに届かなかったり・・・なんか、ゴールを決められた後に飛んでいるシーンがやたら目に焼き付いた。そしてPKは全く止める気がしない(1本データ上では止めているが、あれはC・ロナウドが勝手に外しただけ)。ただ、コロナ中断後にややパフォーマンスを取り戻したと思う。サンプのティフォージの中でも辛口族はかなりアウデーロを批判するようになっている。ただ、これはやはり2000万€と言う価格の影響も有ると思う。これが300万€のGKだったら大して文句は無い。私個人的にはまだ見限るのは早いと思う。まだ23歳だし再浮上のチャンスは全然ある。全く年上にも物怖じせずにコーチングしているし、そんなに精神的に脆くはないだろう。アズーリ入りを目標に頑張ってもらいたい。個人的に、髪型と眉毛の濃さから、あるサンプファンから私が似ていると言われた事が有るので、他人な気がしないのだw(36試合/60失点)

GK 30 ウラディミーロ・ファルコーネ 6 うれしいうれしいセリエA初出場を果たした第3GK。サンプユース出身の彼はずっとレンタルで様々なクラブを渡り歩いてきた。久しぶりにサンプに第3GKとして留まった今季。最後の最後に消化試合で第2Gkセクリンを飛び越えて、チャンスを与えてもらった。まともにフルでプレーを見るのはほぼ初めてだったが、なかなか頑張っていた。195㎝と長身だが、動きもトロくは無い。正直アウデーロも金額高いし、GKにお金をかける余裕も無いサンプにとって来季の第2GKは彼で良いのでは?(2試合/5失点)

GK 22 アンドレア・セクリン ND キエーヴォから移籍期限最終日に加入した一応2ndGK。1試合も出ていないけど。怪我も有ったし、正直なにもしてないに等しい。しかし大分年下のはずのボナッツォーリと仲が良いようで、ボナッツォーリが輝いた終盤のスーパーゴール2本を決めた後、両方ともセクリンの所にパフォーマンスをやりに行った。性格は良いのだろう。一応買い取りオプション付きレンタルでサンプに選択の権利があるが、買い取りの可能性は低いかなぁ。10年後に彼がサンプにいた事を覚えてる人は何人いるだろうか?(0試合/0失点)

GK 35 ロレンツォ・アヴォガドリ ND アタランタからレンタル加入したプリマヴェーラのGK。将来を嘱望されてる選手っぽかったたが、コロナでプリマヴェーラのシーズンが打ち切りになった事もあり、わずか9試合19失点の成績で終わる。逆に後述する同い年のマッテオ・ラスパが伸びてきてプリマの正GKの座を奪った。アタランタに帰っていくだろう(0試合/0失点)

GK 28 マッテオ・ラスパ ND アヴォガドリの加入を受けて「なにくそ」と頑張ったサンプの下部組織生え抜きのGK。プリマヴェーラではアヴォガドリとのレギュラー争いに勝利して12試合17失点の成績を残す。そして最後の2試合、背番号28を与えられて嬉しいserieAのベンチ入りを果たした。イタリア人のしかも19歳とは思えない顔立ちだが、そのふてふてぶしさに期待しよう。そういえば、サンプユース出身GKと言えば、フィオリッロがセリエB残留プレーアウトでPK2本を止める活躍で、なんとかペスカーラをB残留に導いていた(0試合/0失点)

*さて、ここでGKのメルカート情報を少し。

2020-21シーズンのGK陣は大きく変わらないと思われる。ジャンパオロのトリノがシリグの代わりにアウデーロを狙っているという噂も有るが、アウデーロが仮に出る事になったら激変するが。昨季の第3GKのヴィド・ベレッツ(今季はサンプからアポエルにレンタルで出されていた)が返ってくるが、カラバックと言うアゼルバイジャンリーグのチームに移籍が濃厚らしい。アヴォガドリセクリンがいなくなったとして、第2ファルコーネ第3ラスパで行くか?サブGKでベレッツが売れないか、誰かを獲得する可能性は一応あるかな?いずれにせよ重要度はかなり低い


ほんのりサンプニュース
 
↑↑©Blucerchiando Twitterより
 
 今季の新ユニフォームが発表された。5年間のJOMA生活がついに終わり、Macronが新しいテクニカルスポンサーとなった。まぁ初年度でいきなり冒険はしづらいという事で、ホームとアウェイはかなりシンプルな伝統的な物。3rdも比較的出現頻度が高い黒ベースだが、青のアクセントが効いていて悪くは無いと思う。Gkユニのツバメの巣みたいなデザインはどうなんだろう?ファッションセンスが無い私には、これがカッコ良いのかカッコ悪いのかよくわからん・・・しかし男性用トイレみたいなMACRONのマークがちょっと目立ちすぎていて気になる。思っていたよりは悪くないが、今のところ私はやはりJOMA派だなー
 
サンプメルカート情報

私はメルカートの噂が好きじゃない。イタリアの場合は本当にスポーツ紙の飛ばしネタも、「〇〇、××に移籍決定!」まで書いておいてフェイクニュースだったかのように覆すパターンも良くある。なのでオフィシャルで契約した情報が出るまでは、絶対信じない。そして噂に一喜一憂してもしょうがないから、基本的にはこのblogでは噂段階の情報は書かない。例えば

・コセンツァのFWエマヌエル・リヴィエール(1990年生まれ)獲得濃厚

・FWエデルがサンプに帰ってくる可能性がある。ボローニャとフィオと争奪戦

・ IFK NorrkopingのCBフィリップ・ダジェルスタル(1997年生まれ)を狙っている。競合にはヴェローナ、レッチェ、💩ェノア

・ユーヴェ保有で今季はペルージャでプレーしたMFハンス・ニコルッシ・カヴィッリャ(2000年生まれ)を狙っている

・DF吉田麻也と2022年6月まで契約延長濃厚

・FWジャンルカ・カプラーリをベネヴェント、アタランタ、トリノ、カリアリ、エラスなど様々なクラブが狙っている。まずはパルマがサンプに買い取りオプションを払って買い取るかだ

・MFリネッティをジャンパオロ・トリノが狙っている。リネッティの年棒は50万€といままでビックリするぐらい安かったが、トリノが200万€を提示。それを受けてリネッテイ側が180万€をサンプに要求してきた。これはサンプには厳しい。しかし移籍金でフェレーロは1200万€を要求。一方トリノは600万€を提示しているらしい。リネッティ以外にもジャンパオロが監督となってしまったトリノは、ラミレスやボナッツォーリやアウデーロなど様々な選手を狙っていると言う噂が立っている。

とにかくトレイラに続いてプラートまでいなくなったサンプ。リネッティだけは死んでも死守したい。外国人ながらあそこまでサンプ愛を感じられれて、キャプテンマークまで巻いた事ある選手はなかなかいない。年棒が安すぎるのは間違いないが、リネッティ自身にとってもトリノ移籍は別にジャンプアップではない。間違いなくもったいない。

こんな噂は基本的には書かない(←書いてるやん!)

とにかくやっぱり移籍市場では来季いっぱいまでしか契約が残ってない選手が狙われやすい。来季末までに契約更新も出来ずに売れもしなかったらタダで移籍になってしまうからだ。サンプで言うと、2021年6月で契約が切れる選手は以下の通り

  •  2021年6月で契約切れ選手:

    • Karol Linetty
    • Albin Ekdal
    • Fabio Quagliarella
    • Gaston Ramirez
    • Federico Bonazzoli
    • Dodò
    • Vid Belec

このうち問題なのはやはりリネッティボナだろう。クアリアとエクダルとラミレスは有ってももう1年契約延長ぐらいか。ドドとベレッツは既にサンプの戦力とは考えられていない

さらに、本来はもっと切羽詰まってるはずの今季いっぱいまでの選手

  • 2020年6月(コロナ特例で2ヶ月延長)で契約切れ選手:
      • Maya Yoshida 
      • Gonzalo Maroni 
      • Andrea Bertolacci 
      • Andrea Seculin 
      • Wladimiro Falcone

セクリンとマローニは買い取りオプション権利をサンプが持っているが、両方とも更新されないかなー

ベルトラッチも微妙、吉田麻也はこれから交渉次第。Gkファルコーネは最後の2試合がテストだったんだろうが、合格したのだろうか?共に選手側に契約延長オプションが付いていたが

 

 バルサが8失点で敗れるというショッキングな試合があった今朝。やはりサッカーは何が起きるかわからない。

来季サンプがスクデットを獲得する可能性だってあるのだ。ラニエリがレスターで優勝した時はこんな感じだったのかなぁ!?さすがにもう少し選手が必要だ。フェレーロさんよーーー

 まず、サンプのメルカートでやらないといけない事はムリージョ、カプラーリ、ヴェッレの3人をしっかりお金に変える事。そこからかな、補強は? 

というわけで次回までに少しは補強が進んでいる事を祈る!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 


2019-20 SERIE A 最終第38節 Brescia 1-1 SAMPDORIA さよならガスタルデッロ!

2020-08-05 23:07:01 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

6/21に再開したセリエAは怒涛の勢いで13試合を消化し、早くも最終節を迎えた。しかし長いようで短いようで長いシーズンだった。

ずーーっと言っているが私は一貫してセリエA再開には反対。無観客のプロスポーツの意味。超過密日程。降格しそうだったサンプ。色々理由は有ったが。ただ、無観客のスタジアムに響き渡るラニエリの声など、ちょっとした発見もあった

とりあえず残留した事がなにより。そして選手に大怪我が無かったのもなにより

来季は観客有りで開催できるのだろうか?

ブレッシャ1-1サンプドリア 

得点者:前半41分レリス①

   後半4分トッレグロッサ(PK)

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

サンプ旧キャプテンのガスタルデッロ、そして現キャプテンのクアリアレッラ。夢の2ショット
クアリアレッラは2006-07、そして2016-20にサンプ在籍。一方のガスタルデッロは2007-2015にサンプ在籍と、きれいにニアミスで同時にサンプでプレーした事は無いが・・・
この日は37歳のガスタルデッロの引退試合となった。ちなみにクアリアレッラはこの試合でサンプ通算200試合出場

[試合前情報]

最終戦となったこの試合。

勝点41で15位のサンプ。勝点24で19位のブレッシャは残念ながら既に降格が決まっている。
ブレッシャは今季セリエBから昇格してきて、悪童バロテッリを補強したりして話題を呼んだ。開幕戦こそ勝ったが、その後なかなか勝ち星に恵まれず。9節からは怒涛の6連敗。それこそサンプに抜かれて最下位になってからは、SPALを抜いて19位にはなる物の、降格圏から脱出する事は一度も無かった。監督も コリーニ (1ª-11ª)、グロッソ(12ª-14ª)、コリーニ (15ª-22ª)、ディエゴ・ロペス (23ª-)、と4度も変わる迷走っぷり

肝心のバロテッリも19試合5得点の成績に終わり、コロナ渦後は練習もサボるようになり実質そのまま解雇だろう。それでも私は一度はバロテッリサンプを見てみたいが(^^;

前回の対戦ではホームで5-1の圧勝。今季のサンプ最多得点試合だった↓↓

2019-20 SERIE A 第19節 SAMPDORIA 5-1 Brescia 前半戦最終戦、大勝!! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

今季いっぱいまでの契約選手、セリエAのクラブの場合は例年6月30日までの契約に普通はなっている。他の国のクラブも同じ問題を抱えているが、セリ...

2019-20 SERIE A 第19節 SAMPDORIA 5-1 Brescia 前半戦最終戦、大勝!! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

通算成績 ブレッシャvsサンプ(セリエAでのブレッシャホーム)
試合:11
サンプ勝利:3
引き分け: 4
ブレッシャ勝利:4
サンプGol:10
ブレッシャGol:12
※こんなに対戦数が少ないとは思わなかった。セリエBでの対戦も多いんだろうなー
通算成績 サンプvsブレッシャ(SERIE A全部)
試合: 23
サンプ勝利:11
引き分け:6
ブレッシャ勝利:6
サンプGol:32
ブレッシャGol:24
※サンプvsブレッシャと言うと、柳沢さんが唯一勝利に貢献した2003-04の対戦が忘れられない。GKカステラッツィに殴られてPK獲得。それをフラーキが決めて、その直後バッツァーニのゴールで勝ち越し。残りロスタイム入れて5分ぐらいから0-1をひっくり返した


ミラン戦からわずか中3日での試合。

出場停止はベレジンスキ。またエクダルダミーコが怪我していて招集外。
さて、ラニエリ監督は4-4-2を継続
GKファルコーネを継続。これがサンプ最後の試合にならなければ良いが

DFはセンター、吉田トネッリ
右は鉄人ベレジンスキが出場停止でデパオリ。左はアウジェッロが5戦連続スタメン。ムッルーは完全に干されてる。もしや移籍が決まってるのか?
MFはマローニを右、レリスを左に。ヴィエイラベルトラッチがダブルボランチ。今まで出場機会が少なかった4人がスタメンで起用された
そして2トップはキャプテンのクアリアレッラガッビアディーニ。どうやらボナッツォーリは本調子では無く、ベンチからも外れた

元ブレッシャはそのボナッツォーリ。3年前にサンプからレンタルで出されていた

SAMPDORIA<4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 クアリアレッラ(CAP)ガッビアディーニ

レリス(68分ヤンクト)     マローニ(68分リネッティ)

 ベルトラッチ ヴィエイラ

(72分アスキルドセン■91分) (72分トルスビー)

アウジェッロ    デパオリ

 トネッリ(19分コリー)吉田

    ファルコーネ

ベンチ:GKアウデーロ DFチャボット、フェラーリ、ムッルー、ロシャ MF - FWラミレス、ラ・グミーナ

イエロー:ヴィエイラ、ファルコーネ、アスキルドセン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブレッシャはロペス監督の4-4-2
DFパペッティが出場停止。ビゾーリとスクラブが怪我で不在

DFは引退試合となるキャプテン・ガスタルデッロを中心に4バック。インテルに移籍が決まったピルロ2世とも呼ばれるトナーリもこの日でブレッシャとお別れ。彼がMF中心。
ブレッシャには元サンプの選手が多数。
サンプでは長くキャプテンも務めたガスタルデッロ、あとデッセーナ。さらにサンプユース出身のマルテッラ
そして冬に加入したアイスランド代表のビャルナソン

ブレッシャ(4-4-2) 監督:ディエゴ・ロペス
 アイエ  トッレグロッサ
 (68分ドンナルンマ)   (78分ヴィヴィアーニ) 
シュパレク(58分ンドイ) ズムルハル

 デッセーナ トナーリ
マテユ     サベッリ

マングラヴィティ ガスタルデッロ(CAP)(58分センプリーニ) 

   アンドレナッチ

ベンチ:ヨロネン、アルフォンソ、チスティーナ、ゲッツィ

イエロー:ガスタルデッロ

*備考:無観客試合;芝状態良好

★土曜18:00に行われたアンティチポ、半ナイター試合


<あらすじ>

ハイライト動画

Brescia 1-1 Sampdoria | Relegated Brescia Earn Final Day Point | Serie A TIM

A second-half penalty from Ernesto Torregrossa earned a point for Bres...

youtube#video

 

暑さと選手の質の低さでか、だいぶゆっくりに見えた試合。ただアピールするのに必死の選手もいた

前半19分にトネッリが早くも怪我でコリーと交代。トネッリはこう怪我がちだと来季は今季厳しいかなぁ。年齢も含めて。

CBは間違いなくサンプの最大補強ポイントで、正直今いる5人総入れ替えぐらいでも良いと思っている

26分にはサンプ愛溢れるガスタルデッロがハンドでPKをサンプにくれる。

この日サンプ通算200試合出場のクアリアレッラが自らそれを祝うかと思いきや、珍しくインサイドで丁寧にコースを狙いに行って外す…

逆にブレッシャはズムルハルの強烈な左足グラウンダーシュートを放つが、これはファルコーネが触ってポスト

先制はサンプ。41分レリスがペナすぐ外で反転しながらシュート

⇒サンプ愛が止まらないガスタルデッロが背中でこのボールのコースを変えてゴール!(記録はレリスのサンプ初ゴール) 1-0

ロスタイム2分

前半は1-0サンプリードで終了。

ポゼッションはサンプ53.1%:ブレッシャ46.9%

ラニエリサンプにポゼッションで負けるとはブレッシャもよっぽどだ

勝っているとは言え前半も大して上手くいっていたわけでは無いサンプ。マローニをトップ下、ヴィエイラをアンカーにして、中盤を菱形にしてくる

しかし後半開始早々4分、スルーパスで抜け出したアイエをGKファルコーネが倒してPK

トッレグロッサがこのPKを右下に落ち着いて決めて 1-1

59分、ガスタルデッロが交代で退く。Grazie Daniele !!

↑↑©Buon Calcio a tuttiより

そう言えば吉田のディフェンスはちょっとガスタルデッロのディフェンスに似てるなぁ。もう少したくましくなって欲しいが

サンプはCKからコリーがドンピシャヘッド⇒GKアンドレナッチのナイスセーブ

69分:左サイドからのクロス⇒トッレグロッサがヘッドで決める・・・がVARでオフサイドの判定。ゴール取り消し

76分:ズムルハルのヘッドがポスト

サンプは68分、72分と中盤4人を全員代えて勝負に出る。

ダブルボランチはサンプ史上初、アスキルドセン、トルスビーのノルウェーコンビ

サンプ 後半27分~ 4-4-2
クアリアレッラ ガッビアディーニ

ヤンクト      リネッティ 

 アスキルドセン トルスビー

アウジェッロ    デパオリ
  コリー   吉田
   ファルコーネ

後半ロスタイム、アスキルドセンがカウンターを防ごうとして、チームの為に犠牲になるファール。しかしこれが2枚目のイエローとなり退場

これは痛い。この消化試合でアスキルドセンが来季開幕戦の出場停止になってしまったという事なのだ。もったいないお化け

ロスタイム5

最後に吉田麻也からの裏へのパスをクアリアレッラが受けて、豪快に蹴りこむ・・・がこれもオフサイドの判定で取り消し

結局試合は1-1の引き分けで終わった

(ポイント)

・後半のポゼッションはサンプ43.2%:ブレッシャ56.8%。最終シュート数はサンプ18本(枠内5):ブレッシャ16本(枠内4)

アスキルドセンが退場となり、来季開幕戦出場停止

・降格するブレッシャからサンプが誰かしら選手を獲得する可能性はかなり高い。そういう目でも見ていたが・・・

私が欲しいと思ったのは8番MFズムルハル。チェコ代表、なかなかの左足を持った良いサイドハーフだ。ヤンクトの先輩でもある。

もう一人はDFマングラヴィティ。まぁ特別欲しいとまでは全然いかないが、今のサンプのCB陣だったら彼くらいの若さで身長があるCBは魅力的に見えてしまう。

あとは特にいないかなぁ

・試合は普通にやってたら勝てたが・・・もはや両チーム勝敗以外のところで戦っていた

ラニエリ監督の試合後のインタビューを聞いてみよう⇒

Brescia-Sampdoria, Ranieri: «Ha vinto il caldo, ora vacanze meritate»

La Sampdoria chiude la Serie A 2019/20 pareggiando uno a uno a Brescia...

youtube#video

 

「今日、ブレッシャはものすごい蒸し暑さだった。両チーム共に良い試合を見せてくれたと思う。とにかくベンチに座っているだけでも大変な暑さだった」
「私がサンプの監督に就任した時、この試合が残留をかけた最後の重要な試合になっていた可能性もあった。そう考えると、4試合残して残留を決めていた事は素晴らしかった」
「クアリアレッラにはサンプ200試合出場をゴールで飾らせたかった。PKを外してしまったりオフサイドになってノーゴールになってしまったのは残念だ」
「勝って勝点44まで行きたかった。私の目標は常に前の試合より一つでも上の順位に行くことだ」
「さてバカンスだ。過密日程で疲れた選手たちは良いバカンスを過ごす権利が有る。エネルギーとメンタルの疲れを回復して来シーズンに備えたい」

Gastaldello: «Smetto ma la Samp mi resta dentro»

«Mando un grande abbraccio virtuale a tutta la Sampdoria e a tutti i t...

youtube#video

 

そしてガスタルデッロのインタビュー↑↑

「私のサッカー選手としての運命はサンプと共に有った。引退試合がサンプ相手と言うのもまさにそれを示している。今日で引退するがここまでプレーしてきた事を誇りに思うが明日からは0からの挑戦だ。サンプではキャリアで一番長い時間を過ごした。私はサンプに全てを捧げたし、サンプは私に様々な物をくれた。8年間の間にチャンピオンズリーグまで行ったし、サンプのおかげで私の一番の夢だったイタリア代表でプレーする事も出来た。今後は15日間だけバカンスを過ごして、ブレッシャ(街)に残ってすぐに監督修行を始める。0からの新しい挑戦だ。たくさんの事を勉強しないといけないが、非常に楽しみだ。サンプを離れてから5年も経つが、私の心の中にはいつもサンプが有る。全てのサンプ関係者やファンにありがとうを言いたい」

Brescia-Sampdoria, Yoshida: «Grazie a tutti. Futuro? Cianìn, cianìn»

L’esordio con il Verona, il lockdown e poi il ritorno in campo. Da que...

youtube#video

 

そして、吉田麻也のインタビュー↑↑

自身の公式ツイッターでは「加入時からシーズン最後にイタリア語でインタビュー受けることを目標に勉強してきました。そして今日やってみました!長友先輩に評価してもらいましょう。笑」と投稿。これに長友も「吉田くん半年でこれは凄いよ。今後から吉田先生と呼ばせて頂きますね。笑」と絶賛。

私も半年でこれだけしゃべれるのは凄いと思う。イントネーションが良い。やっぱりこう言う姿勢が有るのと無いのでは海外で成功するにあたって全然違う。残念ながらディフェンススタイル・ディフェンス力はあまり好きでは無いが、それ以外は良いと思う。少なくともY沢さんよりはだいぶw ちなみに内容は

「全員にとって、とても暑く湿度も高くて大変な試合だった」
「僕たちはセリエAだ。何よりも重要な事。セリエA残留はとてもうれしい。監督、スタッフ、チームドクター、ファンの皆さんに感謝している。難しい期間だったが、なんとか皆で頑張ることができた」
「新しい挑戦だった。7年間英国で生活した後では全てが新しい事に見えて大変だった。でも全ての経験を楽しめた」
「将来についてはまだ何も分からない。しかし、1つだけ言えることがある。少なくとも僕はあと1年は残ることができる可能性があるということ。だけど、クラブにとっても僕にとっても、長期契約があった方が良いと思う。バカンスの間、代理人も通してクラブと話していきたいと」「上手くいくといいが、どうなるか見てみよう。チャニン、チャニン(気長にね)=ジェノヴァ方言」

 彼は10試合に出場して契約条項を満たしたため、吉田側が希望すれば契約を1年延長できる。トルコのベジクタシュがオファーを出しているみたいだが 

最終的に15位フィニッシュの2019-20。やっと寝不足から解放される!

さて、メルカートと来シーズンも全くどうなるか謎。どうなるのでしょうか?

次号から来季に向けて書いていきます。

とりあえずドリアーノの皆さん、お疲れ様でした!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

38試合 12勝6分20 勝点42 得点48 失点65 得失点差-17 15


2019-20 SERIE A 第37節 SAMPDORIA 1-4 Milan モチベ失い3連敗

2020-08-03 23:48:31 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

サッカーと言うのは実はかなりのメンタルスポーツ

特にこの無観客の中、残留と言う目標を達成してしまったサンプにもはやモチベーションは無い

そこに来て相手はコロナ禍の影響を最も良い方に左右させたミラン

そのまま結果につながってしまった・・・

サンプドリア 1- 4 ミラン

得点者:前半4分イブラヒモビッチ

    後半8分チャルハノール、13分イブラヒモビッチ、42分アスキルドセン①、48分レオン

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

19歳にして、嬉しいセリエA初ゴールを決めたアスキルドセン

パッと見エクダルの彼は、サンプの希望だ

[試合前情報]

ホーム最終戦となったこの試合。

マッチプレビューで予想したスタメンからはサンプは4人外れた。GKアウデーロでは無くてセリエA初出場のファルコーネを使って来たり、完全育成モード

なかなか当てるのは難しい。一方ミランは全部当たった。なぜか敵の方が当たるな(^^;

ミランは一応ローマを抜いて、EL予備予選無しでストレートインの5位を目指している。そしてサンプ中2日とミラン中5日のハンデ戦


逆賊ユーヴェ戦からわずか中2日での試合。
出場停止はトルスビー。またエクダルダミーコが怪我していて招集外。逆にヴィエイラコリーが出場停止から戻ってくる
さて、ラニエリ監督は4-4-2を継続
最大のサプライズはGKファルコーネの起用。1年間頑張ってサブGKを務めた彼へのご褒美は嬉しいセリエA初出場!

DFはセンター、吉田と戻ってきたコリー
右は鉄人ベレジンスキが肉離れだったはずなのにすぐ戻ってきた。左はアウジェッロが4戦連続スタメン。ムッルーは完全に干されてる。もしや移籍が決まってるのか?まぁここに来てのアウジェッロのパフォーマンスも素晴らしいが
MFはデパオリを右、ヤンクトを左に。ヴィエイラリネッティがダブルボランチ
そして2トップはキャプテンのクアリアレッラの下をラミレスが支える形。

元ミランはベルトラッチ。あまり良い思い出が無いはずのミラン相手に出場して燃える事が出来るか?

SAMPDORIA<4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 クアリアレッラ(CAP) ラミレス

  (74分ガッビアディーニ)    (46分マローニ)

ヤンクト           デパオリ(46分レリス)

 リネッティ ヴィエイラ

(74分アスキルドセン)(74分ベルトッラッチ)

アウジェッロ    ベレジンスキ

   コリー  吉田

     ファルコーネ

ベンチ:GKアウデーロ DFトネッリ、フェラーリ、ムッルー、ロシャ MF - FWボナッツォーリ、ラ・グミーナ

イエロー:ベレジンスキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミランはピオリ監督の4-2-3-1。
ピオリは繋ぎのはずだったが、セリエA再開後の躍進で何と契約を更新して来季も指揮を振るう事になった
怪我で不在はロマニョーリコンティ、ムサッキオ
今のミランに興味は全く無いので無責任な事を言いまくるが、まぁ一昔前、二昔前に比べると大分選手の質が落ちたなぁと言う印象。

一時期私はアウェイ、サン・シーロでのミランvsサンプを生観戦するのに闘志を燃やしていた時代があった。

一つはルイジ・フェラリスは別格として、「サンシーロ」はやはりイタリアで初めて生観戦してその壮大さに感動したスタジアムで有るという事。

そしてミランが嫌いでかつ、倒しがいのある強いチームだったという事。もはやその面影はあまり無い。

しかし、この冬の移籍で加入のイブラヒモビッチ、サレマーカーズ(なんて読むかわからない)、ケアはかなり試合に出ており、大きな補強だったのだろう
特にイブラは再び王様に君臨しており、要はイブラのワンマンチームだろう。彼の加入も含めて、アンダータで対戦した時とは全然違うチームになっている
ちなみに元サンプはこの日は怪我で不在だがロマニョーリ彼には、Made in Samp印が入っているので、いつでも返してくれ
ミラン(4-2-3-1) 監督:ステファノ・ピオリ
   イブラヒモヴィッチ(79分パケタ)

レビッチ チャルハノール サレマーカーズ

(46分レオン)  (62分ボナヴェントゥーラ)

  ベナセル  ケシエ(79分ビリア)

テオ・ヘルナンデス   カラブリア(62分カスティジェホ)

   ガッビア  ケア

   G・ドンナルンマ

ベンチ:ベゴヴィッチ、A・ドンナルンマ、クルニッチ、ドゥアルテ、ラクザール、ブレッシャニーニ、マルディーニ

イエロー:レビッチ

*備考:無観客試合;芝状態良好

★水曜19:30、ミッドウィークに行われた半ナイター試合


<あらすじ>

ハイライト動画

Sampdoria 1-4 Milan | Zlatan Scores in Both Halves as Milan see off Sampdoria | Serie A TIM

Zlatan bagged a brace and provided an assist while Donnarumma saved a ...

youtube#video

 

この試合もあんま興味ないから簡単に

今季のサンプはホームで開幕戦、ラツィオ戦で0-3の完敗を喫して幕を開けた。そしてホームでの最終戦。同じくミランに1-4と完敗で幕を閉じる事になってしまった。

しかし変わっている事はいくつもある。まず監督。ディフランチェスコ監督で始まったサンプはラニエリ監督で幕を閉じる

そして目標はもう達成しているという事。まだなにも決まっていなかった開幕戦と違って、だいぶ下方修正にはなったが残留と言う最低限の目標を達成したサンプ。

来季もラニエリ監督続投になりそうなサンプは早くも来季に向けてこの試合を既に若手中心にあまり出場機会の無かった選手たちを試す試合にしてきたのだ

というわけのサンプはいきなり前半4分、先制を許す

左サイドからレビッチのクロス⇒皇帝ズラタンの強烈なヘッド。0-1

せっかくデビューのファルコーネにとっては可哀そうな幕開けとなってしまった。あれはアウデーロだろうが止められないだろう

↑↑©the AC Milan Offsideより

しかし、その後はGKファルコーネは頑張っていたと思う。攻められっぱなしのサンプの中で、8分にもテオ・ヘルナンデスとカラブリアの強烈なシュートを2発連続でファインセーブ

サンプも11分にリネッティの左足シュートなどが有ったが、あとは大して見せ場も無く・・・

クロスは左右から上げるところまでは行くが、ミランの中央のDFはしっかりしていた

ロスタイム4分

前半は0‐1で終了。

ポゼッションはサンプ39.7%:ミラン61.3%

後半開始からサンプはラミレスデパオリに代えてマローニレリスの2枚替え

まず3分にいきなり決定機。近距離のFKをクアリアレッラが強烈なシュート

⇒GKドンナルンマが何とかセーブ⇒ボールは無人のゴールの前にいたコリーのところに来るが、ジャンプのタイミングが合わず無人のゴールに流し込めない・・・

彼はゴールアレルギーなのだろうか?

GKアウデーロがせっかく前節PKを初ストップして無PKストップ記録止めた(まぁ他力だが)が、DFコリームッルーがゴールを決める姿だけは想像できない・・・

ちなみにコリーはまだ44試合と大したことないが、ムッルーは153試合、そしてサンプではベレジンスキが99試合出場でセリエA0得点。セリエAの得点を決めない選手トップ10に堂々とランクインしている

ムッルーは何とトップ!2位がサントンの132試合、3位には我らがレジーニが129試合でランクイン。まぁベレはいつか決めると思っているが・・・

話がそれたが、試合は個の決定機を逃したサンプにミランが制裁を加える

7分 イブラヒモビッチがクロスをヘッドで落として、走りこんだチャルハノールのボレー 0-2

13分 カウンター、チャルハノールのスルーパスからイブラヒモビッチ 0-3

瞬く間の2失点で試合が決まった

後半29分にはサンプはガッビア、アスキルドセン、ベルトラッチの3枚を一気に投入する

サンプ 後半29分~ 4-2-3-1

  ガッビアディーニ

ヤンクト マローニ レリス 

 ベルトラッチ アスキルドセン

アウジェッロ  ベレジンスキ

  コリー  吉田

   ファルコーネ

32分には代わって入ったベルトラッチがペナ内で倒されてPK獲得!

ガッビアディーニが譲ったらしく、マローニが蹴ったがドンナルンマに止められる・・・

そして42分にはついにサンプファンの希望の光が✨

中盤でボールを奪い、アスキルドセンが約25mの豪快なミドルシュート!1-3

代表正GKドンナルンマもなすすべもない、ビューティフルゴールだった

19歳の選手がまぐれで決める初ゴールではなく、今後も成長するであろう片鱗を見せたゴールだと思う

アスキルドセンダムスゴールヴィエイラの中盤の未来は楽しみだ

レリスは楽しみじゃない

試合はまだ終わらず、ロスタイムに入った47分

レオンの目の覚めるようなシュートで 1-4

これは吉田麻也の寄せが甘かったと思うが・・・

ロスタイム4分。そのまま1-4で終了・・・

いいの、いいの、結果は・・・・ってやっぱり完敗は嫌だ

(ポイント)

・後半のポゼッションはサンプ46.6%:ミラン53.4%。最終シュート数はサンプ19本(枠内6):ミラン20本(枠内9)

ベレジンスキがイエローを貰って次節出場停止

・GKファルコーネは頑張っていたが・・・さすがにアウデーロには及ばないし、第2GKとしても盤石ではないかな・・・悪くはないが

ミランとは来季、ちゃんとモチベが有る状態で戦おう

ラニエリ監督の試合後のインタビューを聞いてみよう⇒

Sampdoria-Milan, Ranieri: «Energie e qualità hanno fatto la differenza»

«I ragazzi hanno dato tutto, hanno raschiato il fondo del barile delle...

youtube#video

 

「サンプは負けたが、良ーく分析して欲しい。強豪ミラン、しかも絶好調の相手だった。サンプは月曜の朝4時にジェノヴァに帰ってきた。それから火曜だけ挟んで試合だ。ミランは中5日の試合だ。後半開始早々同点のチャンスが有ったが外してしまった。それからスタミナが切れて、スタミナが切れてプレスが効かなくなると個人のテクニックが物凄く生きてしまう」

「ファルコーネはずっと真面目に練習してきたから、一度強豪相手の試合で見たかった。彼のプレーは良かった。4失点はほとんどGKにはどうする事も出来ない失点だった」

「マローニはついてなかった。良いプレーを見せていたがPKを外してしまった。残念だ。彼に蹴らせてあげたガッビアディーニの判断は良かったと思う」

「アスキルドセンは若いし凄く楽しみだ。すでにイタリアに来てから身体つきが変わっている。真面目に練習するしこれからも順調に成長して欲しい。(彼を獲得したのは)良い投資だったと思う」

「4試合残して残留を決める事が出来た。ポジティブに考えて、最終戦のブレッシャでは結果に追われる事無く、良い形で締めくくる事に集中すればよい。選手達はすでに褒めてあげたい。12試合連続、3日ごとに試合で選手たちは当然疲れ切っている」

などとコメント

さて結果は3連敗だが、残留決めてからの3連敗なのでまぁしょうがないだろう

いよいよ最終戦。元キャプテンのガスタルデッロが引退表明しているので、彼にとっては記念すべき愛するクラブとの引退試合となるだろう

これでホームは終わりだが、来季はマラッシに観客を入れての試合は出来るのだろうか・・・?

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

37試合 125分20 勝点41 得点47 失点64 得失点差-17 現在15

次節:セリエA 第38節 2020年 8/1(土) 対ブレッシャ@ブレッシャ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)