SERIE A 第7節 Udinese - SAMPDORIA プレビュー

2017-09-30 16:31:13 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第7節 9/30(土) 18:30@ダチア・アレーナ(ウディネ)  主審:ファブリ氏(Ravenna出身)

サンプドリア  -  ウディネーゼ  

 

↑↑©mondoudinese.netより 

実はあんまり久しぶりではないこのウディネの対戦。昨シーズンのブービー節で対戦。約4ヶ月ぶりの対戦となる。その時は因縁のムリエルのゴール後のパフォーマンスを巡って揉めた

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/4e617252f03a97ec2e9d3aebc933e2ad

【試合前情報】

 さて今晩はウディネーゼvsサンプ。前節ミラン戦の素晴らしい勝利を継続して結果として残していきたいものだ。サンプの勝点11に対してウディネーゼは1勝5敗とはっきり言って不調だ。オーナーのポッツォ家のやる気が完全にプレミアのワトフォードに向いており(ポッツォ家はここのオーナーでも有る)、ウディネーゼの今季のメルカートはかなりの戦力ダウン。結果的に我々が頂いてしまったサパタテレオーの去年の2桁得点コンビを放出しながら、補強したのはミハイロビッチに”デブ”よばわりされた元サンプの”マクシ”ロペスなど。それがそのまま結果に現れてしまっている。

  直近5試合のvsウディネーゼは2勝2分1敗。昨シーズンは2戦とも引分け。あまり悪いイメージは無いが。思い出に残っているのが1996-97のアウェイでのウディネーゼ戦。カランブーとかが全盛時で、アウェイながら5点も取って確か5-4で勝った。向こうにもビエルホフとかがいたなー。それこそ監督、ザックだったんじゃないかな?いずれにせよ、アウェイでも結構点を取っているイメージ。以下が直近5試合↓↓

  1. 2017/5/17 UDINESE 1-1 SAMPDORIA
    5'(1°T) C. THEREAU 19'(2°T) L. MURIEL
  2. 2016/12/22 SAMPDORIA 0-0 UDINESE
  3. 2016/4/10 SAMPDORIA 2-0 UDINESE
    13'(2°T)[A] P. ARMERO, 40'(2°T) FERNANDO
  4. 2015/11/22 UDINESE 1-0 SAMPDORIA
    34'(1°T) E. BADU
  5. 2015/5/10 UDINESE 1-4 SAMPDORIA
    25'(1°T) R. SORIANO, 17'(2°T) R. SORIANO, 35'(2°T) A.
    ACQUAH, 42'(2°T) A. DI NATALE,44'(2°T) A. DUNCAN

ウディネーゼは先週1週間の3試合で3連敗。危機的状況と言う事で今週はミニキャンプを張った。相当気合は入ってるだろう。それが怖い。キックオフ直後から全開で行かなければ。サンプにとっての好情報は主審ファブリ氏との相性。なんと6勝1敗1分け。これが生きる事を期待しよう。

【予想スタメン】

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ミラン戦快勝のメンバーをほぼ生かすと思われるが、CBだけレジーニに変わりそう。フェラーリの出来はすごく良かったが、ミラン戦もレジーニに足の指の痛みが有った為に休ませたと言う事で、ジャンPの序列は変わっていないらしい。フェラーリ使って欲しいが・・・それに対して右SBはベレシンスキがスタメンを奪い取ったと思われる。中盤と前線は変わらずで問題無いだろう。ただ、ジャンパオロは記者会見でも言っていたが、リネッティ、カプラーリ、サーラ、フェラーリあたりは試合に出ていなくてもレギュラーと同じように考えていると。試合直前にコンディション等でスタメンを変える可能性は本当にあるんだろうなぁ。元ウディネーゼ勢はクアリアレッラ、サパタの2トップ。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

       ラミレス

プラート     バッレート

      トレイラ

ストリニッチ  ベレシンスキ

  レジーニ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFアンデルセン、サーラ、フェラーリ、ムッルー

MFアルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • 試合の準備には2種類の準備が有る。技術・戦術的な物と、精神的な物だ。今週私は特に精神的な準備を多くした。ミランと言う強敵を倒して、気が抜け過ぎないようにするためだ
  • ミラン戦の結果は、我々がどんな相手とも戦えると言う事を確信できる試合だった。しかし我々に対する試験は終わる事が無い。5月20日(シーズン最終戦)に積み重ねてきたものの結果が出るだろう。
  • 勝利に飢えていて、キャンプまで張っているウディネーゼは最初から全力で来るだろう。我々もキックオフ直後から頭は100%集中していないとならない。これが私がチーム全体に求めている、メンタル的に一つ階段を上ると言う事だ。
  • フェラーリは前節良いプレーを見せた私にとってはフェラーリはレギュラーだ。レジーニも同じようにレギュラーだ。例え11人しか先発で起用できないとしても、リネッティ、カプラーリ、サーラも(前節アhプレーしなかったが)レギュラーだ。アルヴァレスとヴェッレもレギュラーの力は持っている。また、アンデルセンやカペッツィも高く評価しているし、25人の選手全員が25通りの良い特徴を持っている。

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 一方のウディネーゼはデルネーリ監督の4-4-2。CBでキャプテン、去年ムリエルと揉めたダニーロが怪我で不在。また、一時サンプも獲得を狙っていた右SBヴィドマーも怪我。さらにMFアイスランド代表のハルフレッドソンもまだ治ってない。FWのペリツァは怪我から帰ってきたが、まだ先発は難しい状況らしい。

 GKはイタリア全体で期待の若手、スクフェットでは無くベテランのビッザーリ。DFは右にデンマーク代表のストリガー・ラーセン。CBは巨漢コンビのナイティンクアンジェッラ。左SBはブラジル人のサミール。中盤はトゥーレ・ヤヤ2世と言われているフォファナとベテラン・ベーラミのダブルボランチ。左MFがチェコ代表ヤンクト、右MFがアルゼンチンのデ・パウル。この2人がウディネーゼ期待の若手2人でストロングポイントか。FWは美味しそうな名前のラザーニャと、元サンプの”マクシ”ロペスか。元サンプ勢はそのマクシ・ロペスと言わずと知れたデルネーリ監督。これでサンプは4試合連続、元サンプ選手の監督と戦う事になる

Udinese(4-4-2) 監督:ルイジ・デルネーリ

  マクシ・ロペス ラザーニャ

ヤンクト          デ・パウル

  ベーラミ フォファナ(バラク)

サミール       ストリガー・ラーセン

  ナイティンク アンジェッラ

      ビッザーリ

ベンチ:GK スクフェット、ボルセッリーニ DF ボフニェビッチ、アリ・アドナン、ペッツェッラ

MF バリッチ、バラク、インゲルソン FW バイッチ、エバンドロ、マトス、ペリツァ

《デル・ネーリ試合前公式会見》

  • 明日の試合は亡霊に取りつかれた頭を自由にするためにとても重要だ。明日の試合で結果を残して再出発点としなくてはならない
  • ダニーロ、ヴィドマーを除いて怪我人はほとんど戻ってきた。GKはスクフェットかビッザーリかって?明日はビザーリだ
  • 私の教え子のサパタとクアリアレッラが、私の前で良いパフォーマンスを見せたがっているって?もう十分見せてるじゃないか
  • ジャンパオロのサンプは良く組織されており、弱点が無いように見える。しかし弱点は有る。言わないがね。我々はとにかく90分間集中して戦わなければならない。

 ジャンパオロ監督にとってデルネーリは師匠に当たる人物である。ジャンPは指導者として最初に目指したのがアリゴ・サッキの哲学。その後は元サンプの監督でもあるデリオ・ロッシと元ウディネーゼ等の監督ガレオーネの戦い方をミックスさせていたが、一番彼のサッカー観に影響を与えたのがデルネーリだった。キエーヴォ時代のデルネーリのキャンプに招待されて彼のサッカーを学んで衝撃を受けた。攻撃はデルネーリの戦術に高速カウンターなど独自の戦術をプラス。守備に関しては4バックの守備の仕方、ラインを高く保ってオフサイドトラップを多用するやり方は非常に似ている。現在サンプの助監督を務めているのは、長年デルネーリのアシスタントだったフランチェスコ・コンティ。「多少のアレンジは加えられているが、守備の解釈において両監督のベースはほぼ同じ。ジャンパオロの方がビデオ分析を重視する傾向にある」と語る。

 また”ジジ”は近年のサンプでは記憶に新しい4位でCL圏を獲得してくれた監督でもある。我々も恩返しをしたいし、ユーヴェで教え子だったクアリアレッラ、まさに去年デルネーリとフルシーズン戦ったサパタも恩返ししたいだろう。正直、ここでサンプが勝ってしまうとデルネーリの首は非常に危ないと思うが、そこは勝負の世界。確かにデルネーリのサッカーははまると非常に強いが、逆に崩れると大量失点も多いもろ刃の剣サッカー。それはサンプ時代もそうだった。そこを上手くついて容赦なくやるしかない。さて、無敗記録を伸ばそう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

 

次節:セリエA 第7節 2017年 9/30(土) 対ウディネーゼ@ウディネ 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)

’17-’18 SERIE A

5試合 3勝2分0敗 勝点11 得点8 失点4 得失点差+4 現在 7位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第6節 SAMPDORIA 2-0 Milan 完全勝利!!

2017-09-27 20:01:50 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第6節 9/24(日) 12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ヴァレーリ氏(Roma出身)

サンプドリア 2 - 0 ミラン(前半0-0)

後半(27分)サンプ[1] サパタ

・後半(46分)サンプ[2] アルヴァレス

↑↑©la Gazzeta dello Sportよ

どうしたんだい?200億ユーロ投資したミラン君??

(ちなみにサパタ曰く、このポーズはサンプのエンブレムであるパイプを加えた水兵を真似しているらしい・・・)

↑↑©calciomercato.comよ

サンプにいれば良かったのに・・・

でも、仮に君がサンプに残ってジャンパオロがミランに行ってたら我々はミランに勝つ事は出来なかっただろうね

 今季一番の出来で、内容的にも完勝!無敗を守る

[試合前情報] 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。私の予想から外れたのはセンターバックだけ。なんだかんだ言ってキャプテンだし、レジーニ使うんだろうなぁと思っていたら、今季初のフェラーリが先発。待ってました。この影響でクアリアレッラがキャプテンマークを巻く。後は予想通り。 ベンチではGKのサブを1人だけにしてジュリチッチが復帰した。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ

       ラミレス(84分ヴェッレ)

プラート(91分アルヴァレス) バッレート

      トレイラ(93分カペッツィ)

ストリニッチ    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

       プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ、ムッルー

MFジュリチッチ、リネッティ FWカプラーリ、コフナツキ


 一方のミランはモンテッラ監督の3-5-2。プレビューの予想からは、こちらもセンターバックだけ違った。新加入のムサッキオでは無く、サンプのドゥヴァン・サパタの従兄弟、クリスチャン・サパタが先発。サパタ対決が実現した。元サンプ勢のアバーテ、ロマニョーリは先発。それ以外にモンテッラ監督と控えGKのストラーリ

Milan(3-5-2) 監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ

    カリニッチ 

         スソ(78分クトローネ)

 ケッシエ ボナヴェントゥーラ(78分チャルハノール)

ロドリゲス       アバーテ(82分ボリーニ)

       ビリア

 ロマニョーリ   サパタ

      ボヌッチ

    G・ドンナルンマ

ベンチ:GK A・ドンナルンマ、ストラーリ DF パレッタ、ムサッキオ

MF ロカテッリ、マウリ FW A・シウヴァ

備考:警告:後半27分 ドンナルンマ,38分ボヌッチ;年間チケット保有者数16.513枚(1試合平均166.955 euro),有料入場者数5.383枚 (156.993 euro);芝状態良好

★日曜12時半キックオフのランチタイムゲーム。ミランの親元の中国や日本はディナー中のゴールデンタイムの時間となる。サンプは約1ヶ月ぶりにホームに帰ってきた。 


 <あらすじ>

前半2分 いきなりPK獲得!かと思いきや、今季から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)に判定を覆らされる。ストリニッチの左サイドからのクロスをケッシエが腕で止めたと言う主審の最初の判断だったが、ケッシエの腕はハンドとられないように意識してきっちり脇についており、肩ら辺に当たっているのでハンドでは無いと言う判定に⇒CKへ。この判定がどう出るか

  13分 左からのクアリアレッラのクロス。サパタがファーに流れながらヘッドで合わせる。体勢が悪く、シュートがやや弱かったのでGKドンナルンマがダイビングキャッチ。

  17分 サパタ対サパタ!左からのCK。サパタ(サンプの)がサパタに競り勝ってヘディングシュート。やや薄すぎて枠を外れる

  36分 チャンス!サパタがドリブルでペナ内に猛突進。切り返しでDF外してGkと1対1からシュート⇒ドンナルンマ足で何とかセーブ 

スタイム2分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ13分34秒:ミラン9分55秒。圧倒的なサンプペースだった前半。ボールを支配し、この試合始る前までセリエA全体でno.1のシュート数を誇っていたミランをシュート0に抑える。そしてハイライトもサンプのチャンスばっかり。ただ得点を奪えなかったのと、PKの判定が覆ったのが残念。ちょっと後半に向けて怖い気はする。

後半9分 バッレートの浮き球で右サイド、ラインぎりぎり抜け出したクアリアレッラ。ペナ内でシュートを放つが、惜しくも左に外れる。クアリアレッラはキャリア通算でミラン相手に20試合でわずか1ゴール。その相性の悪さが少し気になる

  18分 ラミレスのヒールからプラートがミドル⇒グラウンダーのシュートはDFに当たりわずかにコースが変わってGKキャッチ

  23分 トレイラ!ケシエのペナ内への侵入を、身体をぶつけてボールを奪って防ぐ。かなり危なかった⇒トレイラはこのプレーの後、足が攣る

後半27分 サパタGoooooL:1-0 

→ベレシンスキの後方からのフィード⇒”偽”サパタがヘッドでクリアが弱すぎ⇒”本物”サパタがこのボールを胸トラップして、豪快にボレーで叩き込む!先制!!ドンナルンマ、審判に抗議してイエロー。何の抗議か意味わからん

↑↑©fourfourtwo.itより  ↑↑©repubblica.itよ

 

後半46分 アルヴァレスGoooooL:2-0 

→交代で入ってわずか23秒。ボリーニの中途半端なクリアをかっさらったリッキーがそのままペナ内に侵入。GKと1対1から、ここしかないと言うファーサイドネットのコースに、左足で突き刺す!貴重な追加点!!

↑↑©a.espncdn.comよ

  48分 トレイラに代わってカペッツィ投入。トレイラは1回足が攣ったが結局ほぼ最後までプレーした 

のまま終了。2-0!! 

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ24分27秒:ミラン22分59秒

・シュート数はサンプ11本(枠内6本):ミラン4本(枠内1本)

・内容的にも完勝!ボランチのトレイラビリアの差がデカかったと思う

・ミランは前回のサンプ戦以来、27試合ぶりまたまたサンプ戦で無得点

サパタはマラッシ初ゴール!!サパタ対決を制する

リッキーの交代後わずか23秒での得点は記録らしい。ジャンパオロの信頼と采配に遂に答えた

・↓↓プッジョーニもここまで、ヴィヴィアーノの代役としては十分すぎる働き

↑↑©corriere.objects.itよ

 今まで強豪相手に勝ってきた試合はいくつも有ったが、その中でこの試合ほど内容的にも快勝な試合はそんなに無いだろう。準備も含めてジャンパオロには脱帽せざるを得ない。リッキーも試合後のインタビューで次のウディネーゼ戦に向けての感想を聞かれて言っていたが、ミランやユーヴェ、DERBYなど重要な試合には自然に気合が入る。そうじゃない試合も同じモチベーションで臨まないといけないと。でもそう言っているって言う事は、やはりやや軽い試合だと思っていると言う事だ。上の順位に行くためには、やはり取りこぼしをしない事が一番大事。この素晴らしい試合を見せてくれた後、ゼヒ勝点の積み重ねと言う結果につなげていって欲しい。まぁとにかく

Grazie Ragazzi!!

↑↑©la presse.itよ

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第7節 2017年 9/30(土) 対ウディネーゼ@ウディネ 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)

’17-’18 SERIE A

5試合 3勝2分0敗 勝点11 得点8 失点4 得失点差+4 現在 7位(1試合未消化)

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero186: 

I miei critici sono a corto di argomenti.

Hanno ritirato fuori la storia dell'Under 21.

Roba di dieci anni fa...E' come dire che non posso andare in Nazionale perche' a 12 anni facevo le impennate col motorino.

格言186:

俺への批判は的外れな物ばっかだ

あいつらはアンダー21時代の話を持ち出してきやがる

10年も前の・・・

それは、俺が12歳の頃にバイクでウィリーバッカやってたから、代表チームに行けないって言っているようなものだ


SERIE A 第6節 SAMPDORIA - Milan プレビュー

2017-09-24 00:09:13 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第6節 9/24(日) 12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ヴァレーリ氏(Roma出身)

サンプドリア  -  ミラン 

↑↑©i.eurosport.comより

昨年の9月以来約1年ぶりのマラッシでのミラン戦。前回は内容では上回ったが、一つのミスからバッカのゴールに沈んだ

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/e93bdf444c2795755568a1a061dd37a7

【試合前情報】

 さて明日はいよいよサンプvsサンプ。ヴェローナ戦から中3日での試合。ミランは中国人資本の元、大量補強で話題をさらって開幕2連勝。しかしラツィオに4失点で完敗を喫すると、その次の試合でモンテッラ監督は4バックから3バックにフォーメーションを変更。そして2連勝と、徐々にチームになってきている。結果4勝1敗で勝点12。1試合少ないが、無敗のサンプより勝点で4上回っている。サンプのホームでの対ミラン戦績はサンプ12勝、ミラン25勝、19引分けと意外と分が悪い。最後にマラッシでミランに勝ったのは2010年4月18日。サンプがCL出場権を勝ち取ったシーズンだ。先制を許すがパッツォとカッサーノのゴールで2-1と逆転勝利を収めた。直近5試合は1勝1分3敗。ただ昨季のアウェイでのミラン戦はムリエルのゴールで1-0で勝利!そして昨年、一昨年と0-1で連敗した時のスコアラーのバッカはもういない。以下が直近5試合↓↓

  1. 2017/02/05 MILAN 0-1 SAMPDORIA
    25'(2°T) L. MURIEL
  2. 2016/09/16 SAMPDORIA 0-1 MILAN
    40'(2°T) C. BACCA
  3. 2016/04/17 SAMPDORIA 0-1 MILAN
    26'(2°T) C. BACCA
  4. 2015/11/28 MILAN 4-1 SAMPDORIA
    16'(1°T) G. BONAVENTURA, 38'(1°T) M. NIANG, 4'(2°T) M.NIANG, 34'(2°T) L. ADRIANO
    42'(2°T) EDER
  5. 2015/04/12 MILAN 1-1 SAMPDORIA
    29'(2°T) N. DE JONG 13'(2°T) R. SORIANO

言わずと知れたビッグクラブのACミランであるが、実はその栄光はすでに過去の物。この4年は8位-10位-7位-6位と大した成績は上げていなく、ヨーロッパリーグすら逃している年も有る。まぁ極端に言えばサンプとあまり変わらない成績。理由はイタリア経済の凋落、サッカークラブのずさんな経営により、ほぼベルルスコーニ元会長のポケットマネーで成り立っていたミランは欧州列強の財力に到底かなわなくなってきたのだ。そこで今年の4月に遂にヨンソン・リー会長への身売りが決定。1990年台の世界一に君臨していたミランを知る身としては、彼らが中国人のチームに買われてしまうなんて信じられない現象だ。しかし現実はすでに進んでおり、ファッソーネ率いるフロント陣は2億ユーロ(約260億円)をメルカートに投じて、レギュラークラス10人を大量補強。今年は新体制になってここ数年間の凋落を取り戻そうと必死だ。まぁそんなに甘くいかないのがカルチョの世界だと言うところを見せたいが・・・

【予想スタメン】

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。水曜日に休ませた選手を復帰させて、現時点でのベストメンバーで臨むだろう。招集外はGKヴィヴィアーノと怪我のDFドドとMFイヴァン。退団を匂わせたジュリチッチはとりあえず召集メンバーに復帰。予想スタメン。GKは引き続きプッジョーニ。DFは右が微妙だが、私はサーラよりベレシンスキーを押す。そして不動のシルヴェストレとまたレジーニだろう。左SBはストリニッチ。MFはサンプの心臓トレイラに前節先発外されたバッレートは使われるはず。そしてガストンプラート。FWはサパタクアリアレッラのトリノ戦のペアか。ちなみに元ミラン勢はシルヴェストレ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

       ラミレス

プラート     バッレート

      トレイラ

ストリニッチ  ベレシンスキ

  レジーニ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、フットヴァグナー DFアンデルセン、サーラ、フェラーリ、ムッルー

MFアルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • 我々は開幕戦のベネヴェント戦から何も変わっていない。ただそこからずっとアウェイに出ていたので、マラッシに帰ってきた事が我々にとって大きな満足だ
  • ミランはまだ建設中のチームではあるが、すでにナポリに次いでセリエA2位のポゼッションを誇る。我々は勝つために100%以上の力を出す必要がある。
  • 我々はミラン対ラツィオを見て、ミランがどんなチームかある程度わかっている。3バックに変えてから彼らは良くなっており、私もその方が良いと思う。彼らはGKのパスからすでにポゼッションを始める。
  • ヴェローナ戦は勝ちたかった。後半の戦い方を最初からすれば勝てたかもしれない。勝利に対する執念が我々には足りなかった。
  • ミラン戦までの準備期間はものすごく少なかった。我々はビデオ中心にミラン対策を練った
  • フェレーロがELの可能性が有ると言った?もし我々がEL出場権を勝ちとったらそれはフェレーロの手柄だろう。もし出来なかったらその時は私が間違えたという事だろう

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のミランはモンテッラ監督の3-5-2。モンテッラもサンプが今セリエAでも他のチームより先行して組織されているチームと言う事はわかっており、来週行われるヨーロッパリーグよりこのサンプ戦に重きを置いてくるだろう。つまりここにレギュラーを起用してELで逆にターンオーバーを敷くと。相手にとって不足無し!

 GKは年棒6億円のドンナルンマ。18歳で6億稼ぐ青年の気持は一度味わってみたいものだ。3バックは移籍早々キャプテンのボヌッチと、サンプが育てた未来のアズーリを担うロマニョーリ。そして期待されて移籍してきたムサッキオ。この3バックはかなりバランスが良いと思う。右サイドはカラブリアとコンティが共に怪我で召集外となったのでアバーテか。左はスイス代表のロドリゲス。MFはアンカーのビリアの前をケッシエボナヴェントゥーラか本田の後の10番チャルハノール。FWはカリニッチの相棒を、サンプ戦に強いスソかクリロナが自分の後継者と呼んでいるA・シウヴァ。まぁさすがに強力な布陣だが、スタメンの半数以上は今季新加入。そこに付け入る隙が有ると見る。元サンプ勢は多く、まず言わずと知れたモンテッラ監督。そしてストラーリ、アバーテ、ロマニョーリ。サンプは3試合連続、元サンプ選手の監督と戦う事になる

Milan(3-5-2) 監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ

   カリニッチ スソ(A・シウヴァ)

  ケッシエ ボナヴェントゥーラ(チャルハノール)

ロドリゲス       アバーテ

       ビリア

 ロマニョーリ   ムサッキオ

      ボヌッチ

    G・ドンナルンマ

ベンチ:GK A・ドンナルンマ、ストラーリ DF パレッタ、サパタ

MF チャルハノール、ロカテッリ、マウリ FW ボリーニ、クトローネ、A・シウヴァ

《モンテッラ・試合前公式会見》

  • ジェノヴァに帰るのはいつも楽しみだ。サンプは戦術的にとても優れている。我々には速さとオーガナイズが必要だ
  • 新しい選手が多い中で今の成績には満足している。3日おきに試合があるここ数週の試合日程で、いつも全ての選手が万全にいる可能性はほぼ無い。しかし間違い無くその時点での裁量のフォーメーションで挑む
  • もしサパタが出場したら、対サパタは面白い戦いになるだろう
  • 前半に得点が多いと言う現在の結果はポジティヴな物だ。このままシーズン最後までいければ良いね
  • カリニッチ、スソ、シウヴァは素晴らしいアタッカー達だ。シーズンが進めば3人同時に出場する機会も出てくるだろう。現時点ではカリニッチには経験と言うアドバンテージが有る。シウヴァは大きな投資であり、将来性は抜群だがまだ21歳。慣れるのには時間がかかる。
  • スソは昨シーズン素晴らしい働きを見せた。しかしチャンピオンズリーグを目指すにはもっとゴールが必要だ。今年はさらにゴールに近いポジションでプレーする事になるので、彼はすぐにそのポジションに慣れてより点を決めるようになるだろう
  • 数字だけでサッカーは計れないが、ナポリに次ぐ2番目のポゼッション、そしてシュート数第1位、作られた決定機が一番少ないと言う数字はグランデミランの復活を予見させる。しかも我々のチームは若い。多分スタメンの平均年齢はセリエAでも一番若いんじゃないか?

 と言うわけで日曜日19:30と言う、我々日本に住むファンとしては比較的観戦しやすい時間帯のゲームだ。中国人資本が入り、ミランやインテルが中国人向けにこの時間帯の試合を増やすだろう恩恵に感謝するべきか。まぁ選手は大変になるだろうから、喜べるのは日本で観られる時間に関してだけだが。我々サンプドリアクラブも日曜は久々に集まって、日本から声援を送ります!!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第6節 2017年 9/24(日) 対ミラン@ジェノヴァ  現地12:30Kick Off(日本時間19:30) 

’17-’18 SERIE A

4試合 2勝2分0敗 勝点8 得点6 失点4 得失点差+2 現在 8位(1試合不足)


2017-18 SERIE A 第5節 Hellas Verona 0-0 SAMPDORIA 痛い引き分け・・・

2017-09-22 21:13:19 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第5節 9/20(水) 20:45@マルカントニオ・ヴェンテゴーディ(ヴェローナ)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア 0 - 0 エラス・ヴェローナ(前半0-0)

 

↑↑©la Repubblicaよ

”サンプの心臓”トレイラ対元サンプの”パッツォ”パッツィーニ

 がっちり引いて守る同盟国に対して必死に攻め立てるが、得点は奪えず。後半ロスタイムのサパタのヘッドもゴールライン上でクリアされて万事休す

[試合前情報]

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。私の予想からは少し外れ、FWはサパタが後からでクアリアレッラ先発。トップ下もガストン休ませてリッキー・アルヴァレスが先発。一方DFではフェラーリの先発デビューはならず、レジーニが先発でキャプテン。後は予想通り。ジャンパオロのレジーニとアルヴァレスへの信頼の厚さがわかった。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 カプラーリ クアリアレッラ(52分サパタ)

      アルヴァレス(52分ラミレス)

リネッティ(91分ヴェッレ)プラート

       トレイラ

ムッルー      ベレシンスキ

  レジーニ(cap)シルヴェストレ

       プッジョーニ

ベンチ:GKフットヴァグナー、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、フェラーリ、ストリニッチ

MFバッレート、カペッツィ FWコフナツキ


 一方のエラス・ヴェローナはペッキア監督の4-2-3-1。試合開始直前にペッキア監督は怪我でカセレスとフェラーリの2人のDFを失う。そこで予想とはだいぶ異なる陣容に。ユーティリティプレーヤーのロムロが左SBとなり、カラッチョロがCBに。本来FW登録の若手、ベアルゾットが右SBとなった。ロムロがDFになった為、左MFにヴァローティが先発。左のヴェルデが右に回った。後はボランチではブーシェルとの争いを制してフォッサーティが先発。1トップはキャプテンのパッツィーニ。元サンプ勢はそのパッツィーニ。それ以外にペッキア監督。

Hellas Verona(4-2-3-1) 監督:ファビオ・ペッキア

     パッツィーニ(cap)(76分ケアン)

ヴァローティ ベッサ ヴェルデ

(79分ザッカーニ)

  ズクリーニ フォッサーティ(87分ブーシェル)

ロムロ         ベアルゾット

   ウルトー カラッチョロ

      ニコラス

ベンチ:Silvestri, Coppola, Laner, Kean, Cerci, Zaccagni, Lee, Tupta, Kambulla, Stefanec.

備考:警告:前半20分カプラーリ,32分スクリーニ,

後半27分ヴァローティ,50分ケアン;年間チケット保有者数11.520(1試合平均130.935 euro),有料入場者数3.170枚(45.664 euro);芝状態そこそこ

★ミッドウィーク、水曜20時45分に行われたナイター。サンプは何気に3試合連続のアウェイ戦。ユニは前節と同じ”白-青-白”で臨んだ。


<あらすじ>

前半20分 フォッサーティを倒したカプラーリにイエロー

   23分 大ピンチ!右からベッサの折り返し⇒ヴァローティが超至近距離からボレー⇒プッジョーニのファインセーブ!

   31分 クアリアレッラを倒したスクリーニにイエロー

スタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはヴェローナ43%:サンプ57%。がっちり引いて守るヴェローナに対してサンプはボールは回せるもののなかなかチャンスは作れない。ヴェローナは引いてはいるが、バイタルエリアに入られるとそこへの寄せは物凄く早かった。たまにそれで球を奪うとそこからショートカウンターを繰り出す。あらすじからわかる通り、両チームほとんどチャンスは無い前半だったが唯一の決定機はヴェローナだった。サンプはターンオーバーの影響もあっただろう。特にトップ下のリッキーは全くインパクトを残せず、未だにジャンパオロの信頼の理由がよくわからない。後半は何かを変えなければならない。

↑↑©i.eurosport.itよ3試合連続ゴールのクアリアレッラもこの日は不発

後半7分 クアリアレッラに代わってサパタ投入。リッキーに代わってガストン投入の2枚替え。さて本気モードだ

  11分 決定的!左サイドからカプラーリのゴールに向かうクロスにサパタがヘッドで合わせる⇒叩きつけたボールはゴールのわずかに右に外れる

  14分 ピンチ!ベッサの絶妙なパスでパッツォがオフサイドラインを抜け出す⇒プッジョーニがペナ外まで飛び出してぎりぎりヘッドでクリア⇒両者交錯で傷む

  25分 左からムッルーのクロス⇒サパタの落とし⇒ラミレスのボレー⇒弱すぎてGKキャッチ

  26分 VARは?ラミレスのスルーパスに、飛び出してきたGKより先にサパタが触ってカプラーリにパス⇒カプラーリが中央にクロスを上げて、ラミレスが無人のゴールにヘッド⇒必死に戻ったDFウルトーの腕か肩微妙なところに当たって防がれる⇒ラミレスはハンドをアピールするが。こういう時にVARの出番じゃないのか?

  28分 決定的!ラミレスのスルーパス⇒カプラーリが抜け出してDF1人を切り返しでかわしてGKの目の前に。しかしここでシュートをGKニコラスがミラクルセーブ…

  30分 トレイラに激しいスライを見舞い、ヴァローティにイエロー

  31分 パッツィーニに代わってケアン投入。この交代にはティフォージもブーイング。彼らはパッツォ派だ。キャプテンマークはベッサに

  33分 ショートカウンターからベッサのシュート⇒GK弾いてロムロ詰めるが外す

  34分 ヴァローティに代わってザッカーニ投入

  39分 切り返しからラミレスの強烈なミドル⇒GKニコラスが右手1本でファインセーブ。惜しい!

  40分 大ピンチ!カウンターから2対2の形を作られ、ケアンのラストパス⇒ベレシンスキが懸命のスライディングクリアで救う

  42分 フォッサーティに代わってブーシェル投入

ロスタイム4分

  46分 リネッティに代わってヴェッレ投入。サンプデビューを果たす

  47分 超決定的!!ムッルーの左サイドからのクロスをファーでサパタが強烈なヘッド⇒GK届かず⇒ボールはゴールに向かう⇒DFカラッチョロがオーバーヘッドでライン上で懸命にクリア⇒そのボールが上のバーに当たって、ゴールじゃない方に弾かれる・・・

のまま終了。0-0

(ポイント)

・ポゼッションはヴェローナ22分17秒:サンプ29分18秒

・シュート数はヴェローナ10本(枠内6本):サンプ16本(枠内9本)

・今季初の無失点試合

・後半、特にサパタラミレスを投入してからはたくさんのチャンスを作り出す。しかし自らのミスと相手の頑張り、少しの不運で点は結局取れず

・決定機は最後のミラクルクリアされたのも含めて少なくとも5回はあった。対して決定的なピンチは1,2回

・こういう試合を勝ちきれないのがビッグクラブとの差だろうな・・・

・中3日の試合である程度はしょうが無いが、ターンオーバーの影響はやはりあった

・特にリッキーガストンの差が顕著過ぎる。ガストンを休ませなければいけないなら、まだプラートをトップ下にしてサイドMFにヴェッレとか使った方が良いのでは?

・MVPはまたまたトレイラ。全てのボールに絡み、檻の中のライオンのように獰猛だった

・サブ組のムッルー、カプラーリ、ベシンスキは十分な働き。ベレはサーラより良いのでは?彼らがサブになれればチーム力は高くなる

リネッティがいつもより良くなかった。少し残念。このままでは進化するプラートの方がレギュラーだろうな

 正直勝たなきゃいけない試合だった。最低限の結果ではあるが、これをまぁいいやで済ませてるとゆくゆく絶対来るであろうスランプの時期に後悔するだろう。この引き分けを生かすためには、厳しいが次のミランから勝点3を上げる事。100億補強とか言ってるが、まだ寄せ集めチームから成熟はしていないし何より我々はホーム。モンテッラに一泡吹かせてやるのだ!!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第6節 2017年 9/24(日) 対ミラン@ジェノヴァ  現地12:30Kick Off(日本時間19:30) 

’17-’18 SERIE A

4試合 2勝2分0敗 勝点8 得点6 失点4 得失点差+2 現在 7位(1試合未消化)

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero185:

Ai miei figli provero' a insegnare l'educazione.

Ma sara' difficile.Mi diranno:

"Papa',proprio tu che hai tirato la maglietta all'arbitro..."

Ho ancora qualche anno per distruggere tutte le prove.

格言185:

俺の子供たちには良いしつけをしたいと思っている。

でもそれは難しいだろう。やつらは俺に

「パパ、パパだって審判にユニフォーム脱いで投げつけたじゃん・・・」

この証拠を消し去るには後何年かかかるだろう


SERIE A 第5節 Hellas Verona - SAMPDORIA プレビュー

2017-09-20 17:28:32 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第5節 9/20(水) 20:45@マルカントニオ・ヴェンテゴーディ(ヴェローナ)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア  -  エラス・ヴェローナ 

↑↑©U.C.Sampdoria オフィシャルページより

昨季エラスがBに落ちていたので、2年ぶりの対戦。同盟国対決。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/35d9d04195926358fb0afde666005319

【試合前情報】

 さて今夜はエラス・ヴェローナvsサンプ。トリノ戦から中2日で試合。まだ黒星無しのサンプはその街道を伸ばしたいものだ。セリエB降格からわずか1年、2位でセリエAに戻ってきたエラス・ヴェローナ。しかしセリエAはそんなに甘くは無く、1分け3敗とまだ未勝利。確かに相手はきついが、ナポリとローマに3失点ずつ、フィオレンテイl-ナにはホームで5失点。厳しい戦いとなっている。サンプのヴェローナでの対エラス戦績はサンプ4勝、エラス12勝、13引分けと意外と分が悪い。直近5試合は勝ってばかりだったので、かなり相性が良いと思っていたが・・・以下が直近5試合↓↓4勝1分け、しかも内4試合は3得点以上。

  1. 2016/3/5 HELLAS VERONA 0-3 SAMPDORIA
    6'(1°T) R. SORIANO, 11'(1°T) A. CASSANO, 30'(1°T) L.CHRISTODOULOPOULOS
  2. 2015/10/25 SAMPDORIA 4-1 HELLAS VERONA
    11'(1°T) L. MURIEL, 28'(1°T) E. ZUKANOVIC, 46'(1°T) R.SORIANO, 9'(2°T) EDER 30'(2°T) A. IONITA
  3. 2015/4/29 SAMPDORIA 1-1 HELLAS VERONA
    20'(2°T) L. DE SILVESTRI 23'(2°T) L. TONI
  4. 2014/12/8 HELLAS VERONA 1-3 SAMPDORIA
    37'(1°T) L. TONI 28'(1°T) EDER, 12'(2°T) S. OKAKA, 17'(2°T) M. GABBIADINI
  5. 2014/3/23 SAMPDORIA 5-0 HELLAS VERONA
    4'(1°T) G. SANSONE, 23'(1°T) G. RENAN, 38'(1°T) R.SORIANO, 3'(2°T) R. SORIANO, 13'(2°T) A. PALOMBO

ロミオとジュリエットの舞台となってる街、ヴェローナ。この街のスタジアム、マルカントニオ・ベンテゴーディを使用するチームは2チームある。いわばイタリア第5の同一球場を使用するDERBYがあるチームだ(トリノは分かれてしまったが・・・)。近年はデルネーリ監督が旋風を起こして以来、キエーヴォ・ヴェローナの方がセリエAでの印象は強いが、歴史と規模で言えば圧倒的にエラスの方が上。ブリーゲル(サンプにも来た)等を擁して1984年にはスクデットも獲得している。サンプとエラスのティフォージはGemelaggio(同盟関係)を結んでいるが、その歴史は深い。1973年からなので、今年でエラスとの関係はもう44年にもなる。まぁ試合となると特に選手たちにはそれは関係無いが

【プチサンプニュース】

1.カッサーノはもしかしたらこの日、愛すべきサンプと戦うかもしれなかった。しかし「ロミオとジュリエッタ」と同じようなオペラ劇を繰り広げた結果、現在は無職。カッサーノはこの試合を前にイタリアのゴシップTVから受けたインタビューで

「レアルからサンプに行った時は、俺がサンプを強くすると言う責任感、やる気が有った。しかし今回のエラス移籍ではその感情が湧きあがってこなかった。この歳になって間違いなく残留争いするチームに全力を尽くすのはキツイ」と語った

2.9/19、アレッツォは元サンプのクラウディオ・ベルッチ監督の解任を発表。自身初めてトップチームの指揮を振るったベルッチだったが、ピストイエーゼとピアチェンツァに連敗した事で、シーズン開幕してから1ヶ月も持たない解任となってしまった

3.9/17、元サンプ監督のエウジェニオ・ベルセッリーニがプラートの自宅でお亡くなりになった。享年81歳。1975-77年までサンプの監督を務めた後、1984-85シーズンに再び監督に返り咲くと、サンプ初のタイトルとなるコパ・イタリアを獲得。この時期にヴィアッリ-マンチーニの黄金コンビも形成されて、パオロ・マントヴァーニ会長の元、「サンプ・ドーロ」(黄金のサンプ)の基礎を築いた監督だ。謹んでご冥福をお祈りします。

4.前節トリノ戦は”Tessera del Tifoso"撤廃の影響も有って、久々アウェイに1500人のドリアーニが詰めかけた。このエラス戦は、友好関係を結んでいるチームと言う事で、以前からドリアーニもアウェイチケット自由に買えたのでそれほど影響は無いだろうが。今後のアウェイ試合が楽しみだ

【予想スタメン】

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。今節は難しいな。ミッドウィークの試合と言う事でどれだけジャンPがターンオーバーするか。招集外は前節と変わらず。GKヴィヴィアーノと怪我のDFドドとMFジュリチッチ、イヴァン。予想スタメン。GKは引き続きプッジョーニ。DFは右から良くなかったサーラに代わってベレシンスキー、そして不動のシルヴェストレ。さらにCBは遂にフェラーリを使ってくれると信じ、左SBはストリニッチがこの間攣っていたのでムッルーが起用されると予想する。MFはトレイラは外さないだろう。前節先発外されたリネッティは使われるはず。大胆に休ませるならプラートとラミレスに代えて、リッキーヴェッレ。でも前に3週間休みあったし、そこまではしない気がするな・・・FWはカプラーリを使って、サパタクアリアレッラのどちらかを相棒にする感じか?クアリアは歳だから休ませるなら彼かな?ちなみに元エラス勢はサーラ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

カプラーリ  サパタ(クアリアレッラ)

       ラミレス

リネッティ    プラート(ヴェッレ)

      トレイラ

ムッルー      ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、フットヴァグナー DFアンデルセン、ストリニッチ、レジーニ、サーラ

MFバッレート、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FWクアリアレッラ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • この試合は間違えてはいけない試合だ。前節から3日目の試合と言う事で難しさはある
  • いくつかのポジションでローテーションは必要だが、あくまで一番戦える11人を選ぶためだ
  • セリエAのリーグ戦で簡単な試合は一つも無い。しっかりした気持ちと準備で試合に入らないと、セリエBのチームにさえ負ける
  • エラスはまだ勝ち星が無いと言う事で、必死に勝ちに来るだろう

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 一方のエラスはペッキア監督の4-3-3では無く、点取られ過ぎなのと怪我人が多い為に4-2-3-1で来る模様。CBのスプライアンが出場停止。DFフェリチョーリ、去年サンプ入りの噂も有ったビアンケッティ、FW10番のチェルチとファレスが怪我で不在。GKはニコラス。DFには元ウルグアイ代表、ユーヴェの仕事人カセレス。CBはこっちにもいたフェラーリ。そして元ウディネーゼのウルトー。MFではリヒテンシュタイン代表のブーシェルをボランチに。攻めでは元イタリア代表のロムロと左のヴェルデがカギを握るか。1トップにはご存じ我らがCL出場権獲得の立役者”パッツォ”ことパッツィーニ。元サンプ勢はそのパッツィーニ。それ以外にペッキア監督。サンプは2試合連続、元サンプ選手の監督と戦う事になる

Hellas Verona(4-2-3-1) 監督:ファビオ・ペッキア

     パッツィーニ

ヴェルデ ベッサ  ロムロ

  ズクリーニ ブーシェル

カラッチョロ       カセレス

   ウルトー フェラーリ

      ニコラス

ベンチ:GK Silvestri, Coppola, Laner, Bearzotti, Fossati, Zaccagni, Valoti, Kean, Tupta, Cerci.

《ペッキア・試合前公式会見》

  • 勝ち点を取るためには過去2試合と違う事をしないとならない
  • フォーメーション?フォーメーションが問題では無い。前と違う顔つきで試合に臨まなければ勝てない。
  • 勝つためにはもっとゴールにシュートを撃たなければ。相手に脅威を与えゴールを決めれがばこのチームは再出発できる力はある。

 

 と言うわけで今晩深夜3:45からヴェローナ戦。ここで勝てば、気持ちよく久しぶりのホームに凱旋できる。次は強敵ミランだし、勝点3が欲しい!同盟国よ、頑張ろうじゃないか。forza Verona.. Avanti Butei!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第5節 2017年 9/20(水) 対エラス・ヴェローナ@ヴェローナ  現地20:45Kick Off(日本時間深夜03:45) 

’17-’18 SERIE A

3試合 2勝1分0敗 勝点7 得点6 失点4 得失点差+2 現在 7位(1試合不足)