SERIE A 第7節 9/30(土) 18:30@ダチア・アレーナ(ウディネ) 主審:ファブリ氏(Ravenna出身)
サンプドリア - ウディネーゼ
↑↑©mondoudinese.netより
実はあんまり久しぶりではないこのウディネの対戦。昨シーズンのブービー節で対戦。約4ヶ月ぶりの対戦となる。その時は因縁のムリエルのゴール後のパフォーマンスを巡って揉めた
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/4e617252f03a97ec2e9d3aebc933e2ad
【試合前情報】
さて今晩はウディネーゼvsサンプ。前節ミラン戦の素晴らしい勝利を継続して結果として残していきたいものだ。サンプの勝点11に対してウディネーゼは1勝5敗とはっきり言って不調だ。オーナーのポッツォ家のやる気が完全にプレミアのワトフォードに向いており(ポッツォ家はここのオーナーでも有る)、ウディネーゼの今季のメルカートはかなりの戦力ダウン。結果的に我々が頂いてしまったサパタとテレオーの去年の2桁得点コンビを放出しながら、補強したのはミハイロビッチに”デブ”よばわりされた元サンプの”マクシ”ロペスなど。それがそのまま結果に現れてしまっている。
直近5試合のvsウディネーゼは2勝2分1敗。昨シーズンは2戦とも引分け。あまり悪いイメージは無いが。思い出に残っているのが1996-97のアウェイでのウディネーゼ戦。カランブーとかが全盛時で、アウェイながら5点も取って確か5-4で勝った。向こうにもビエルホフとかがいたなー。それこそ監督、ザックだったんじゃないかな?いずれにせよ、アウェイでも結構点を取っているイメージ。以下が直近5試合↓↓
- 2017/5/17 UDINESE 1-1 SAMPDORIA
5'(1°T) C. THEREAU 19'(2°T) L. MURIEL - 2016/12/22 SAMPDORIA 0-0 UDINESE
- 2016/4/10 SAMPDORIA 2-0 UDINESE
13'(2°T)[A] P. ARMERO, 40'(2°T) FERNANDO - 2015/11/22 UDINESE 1-0 SAMPDORIA
34'(1°T) E. BADU - 2015/5/10 UDINESE 1-4 SAMPDORIA
25'(1°T) R. SORIANO, 17'(2°T) R. SORIANO, 35'(2°T) A.
ACQUAH, 42'(2°T) A. DI NATALE,44'(2°T) A. DUNCAN
ウディネーゼは先週1週間の3試合で3連敗。危機的状況と言う事で今週はミニキャンプを張った。相当気合は入ってるだろう。それが怖い。キックオフ直後から全開で行かなければ。サンプにとっての好情報は主審ファブリ氏との相性。なんと6勝1敗1分け。これが生きる事を期待しよう。
【予想スタメン】
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ミラン戦快勝のメンバーをほぼ生かすと思われるが、CBだけレジーニに変わりそう。フェラーリの出来はすごく良かったが、ミラン戦もレジーニに足の指の痛みが有った為に休ませたと言う事で、ジャンPの序列は変わっていないらしい。フェラーリ使って欲しいが・・・それに対して右SBはベレシンスキがスタメンを奪い取ったと思われる。中盤と前線は変わらずで問題無いだろう。ただ、ジャンパオロは記者会見でも言っていたが、リネッティ、カプラーリ、サーラ、フェラーリあたりは試合に出ていなくてもレギュラーと同じように考えていると。試合直前にコンディション等でスタメンを変える可能性は本当にあるんだろうなぁ。元ウディネーゼ勢はクアリアレッラ、サパタの2トップ。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ サパタ
ラミレス
プラート バッレート
トレイラ
ストリニッチ ベレシンスキ
レジーニ シルヴェストレ
プッジョーニ
ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFアンデルセン、サーラ、フェラーリ、ムッルー
MFアルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ
《ジャンパオロ・試合前公式会見》
- 試合の準備には2種類の準備が有る。技術・戦術的な物と、精神的な物だ。今週私は特に精神的な準備を多くした。ミランと言う強敵を倒して、気が抜け過ぎないようにするためだ
- ミラン戦の結果は、我々がどんな相手とも戦えると言う事を確信できる試合だった。しかし我々に対する試験は終わる事が無い。5月20日(シーズン最終戦)に積み重ねてきたものの結果が出るだろう。
- 勝利に飢えていて、キャンプまで張っているウディネーゼは最初から全力で来るだろう。我々もキックオフ直後から頭は100%集中していないとならない。これが私がチーム全体に求めている、メンタル的に一つ階段を上ると言う事だ。
- フェラーリは前節良いプレーを見せた私にとってはフェラーリはレギュラーだ。レジーニも同じようにレギュラーだ。例え11人しか先発で起用できないとしても、リネッティ、カプラーリ、サーラも(前節アhプレーしなかったが)レギュラーだ。アルヴァレスとヴェッレもレギュラーの力は持っている。また、アンデルセンやカペッツィも高く評価しているし、25人の選手全員が25通りの良い特徴を持っている。
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一方のウディネーゼはデルネーリ監督の4-4-2。CBでキャプテン、去年ムリエルと揉めたダニーロが怪我で不在。また、一時サンプも獲得を狙っていた右SBヴィドマーも怪我。さらにMFアイスランド代表のハルフレッドソンもまだ治ってない。FWのペリツァは怪我から帰ってきたが、まだ先発は難しい状況らしい。
GKはイタリア全体で期待の若手、スクフェットでは無くベテランのビッザーリ。DFは右にデンマーク代表のストリガー・ラーセン。CBは巨漢コンビのナイティンクとアンジェッラ。左SBはブラジル人のサミール。中盤はトゥーレ・ヤヤ2世と言われているフォファナとベテラン・ベーラミのダブルボランチ。左MFがチェコ代表ヤンクト、右MFがアルゼンチンのデ・パウル。この2人がウディネーゼ期待の若手2人でストロングポイントか。FWは美味しそうな名前のラザーニャと、元サンプの”マクシ”ロペスか。元サンプ勢はそのマクシ・ロペスと言わずと知れたデルネーリ監督。これでサンプは4試合連続、元サンプ選手の監督と戦う事になる
Udinese(4-4-2) 監督:ルイジ・デルネーリ
マクシ・ロペス ラザーニャ
ヤンクト デ・パウル
ベーラミ フォファナ(バラク)
サミール ストリガー・ラーセン
ナイティンク アンジェッラ
ビッザーリ
ベンチ:GK スクフェット、ボルセッリーニ DF ボフニェビッチ、アリ・アドナン、ペッツェッラ
MF バリッチ、バラク、インゲルソン FW バイッチ、エバンドロ、マトス、ペリツァ
《デル・ネーリ試合前公式会見》
- 明日の試合は亡霊に取りつかれた頭を自由にするためにとても重要だ。明日の試合で結果を残して再出発点としなくてはならない
- ダニーロ、ヴィドマーを除いて怪我人はほとんど戻ってきた。GKはスクフェットかビッザーリかって?明日はビザーリだ
- 私の教え子のサパタとクアリアレッラが、私の前で良いパフォーマンスを見せたがっているって?もう十分見せてるじゃないか
- ジャンパオロのサンプは良く組織されており、弱点が無いように見える。しかし弱点は有る。言わないがね。我々はとにかく90分間集中して戦わなければならない。
ジャンパオロ監督にとってデルネーリは師匠に当たる人物である。ジャンPは指導者として最初に目指したのがアリゴ・サッキの哲学。その後は元サンプの監督でもあるデリオ・ロッシと元ウディネーゼ等の監督ガレオーネの戦い方をミックスさせていたが、一番彼のサッカー観に影響を与えたのがデルネーリだった。キエーヴォ時代のデルネーリのキャンプに招待されて彼のサッカーを学んで衝撃を受けた。攻撃はデルネーリの戦術に高速カウンターなど独自の戦術をプラス。守備に関しては4バックの守備の仕方、ラインを高く保ってオフサイドトラップを多用するやり方は非常に似ている。現在サンプの助監督を務めているのは、長年デルネーリのアシスタントだったフランチェスコ・コンティ。「多少のアレンジは加えられているが、守備の解釈において両監督のベースはほぼ同じ。ジャンパオロの方がビデオ分析を重視する傾向にある」と語る。
また”ジジ”は近年のサンプでは記憶に新しい4位でCL圏を獲得してくれた監督でもある。我々も恩返しをしたいし、ユーヴェで教え子だったクアリアレッラ、まさに去年デルネーリとフルシーズン戦ったサパタも恩返ししたいだろう。正直、ここでサンプが勝ってしまうとデルネーリの首は非常に危ないと思うが、そこは勝負の世界。確かにデルネーリのサッカーははまると非常に強いが、逆に崩れると大量失点も多いもろ刃の剣サッカー。それはサンプ時代もそうだった。そこを上手くついて容赦なくやるしかない。さて、無敗記録を伸ばそう!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第7節 2017年 9/30(土) 対ウディネーゼ@ウディネ 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)
’17-’18 SERIE A
5試合 3勝2分0敗 勝点11 得点8 失点4 得失点差+4 現在 7位(1試合未消化)