SERIE A 第11節 SAMPDORIA - Chievo Verona プレビュー

2017-10-29 12:15:36 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第11節 10/29(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)

サンプドリア  -  キエーヴォ 

 

↑↑©Sampnews24より 

 昨シーズンは最後の方に対戦し、5ヶ月ぶり位の対戦。その時はクアリアレッラのゴールで先制するも追いつかれて1-1の引き分け

 http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6291b2f9a3873c4390bed1d5e050028b

 渋い相手だが昨季は1分け1敗と勝ててない。勝点も2しか離れていないのでゼヒ勝利を!

【試合前情報】

 さてインテル戦の悔しい負けから中4日。相手のキエーヴォは中3日なので少しは優位に立てるか。そしてサンプは今季ホームで4戦4勝。ホームで5連勝と言うのは71年に及ぶサンプの歴史の中でまだ1度も無い。果たして歴史が変えられるのか?一方のキエーヴォは前節ホームでミラン相手に1-4と手痛い敗戦。ただその前はヴェローナDERBYやフィオレンティーナに勝ったり決して調子は悪くない。ベテランが多く選手層も厚く無いので、ミラン相手に中3日がキツかったのか。現在4勝3敗3分けで10位。デルネーリ監督の元、「ミラクル・キエーヴォ」と称され旋風を起こした時ほどの勢いは無いが、9年連続でA残留。特に現マラン監督になってからは危なげなく3年連続で残留を果たして常に中位にいる。実はジャンパオロ監督とマラン監督は共にデルネーリの薫陶を受けており、やってるサッカーは結構似ている。フォーメーションも同じだし。なかなか拮抗した勝負になるだろう。

最近の対キエーヴォ戦は分が悪く、直近5試合は2分け3敗。1度も勝っていないのだ。メッジョリーニとイングレーゼのFW2人にかなり点を取られているが、2人ともリーグ全体では大して点を取ってるわけでは無いので、サンプキラーと言えよう。今季も2人ともいるが、2人揃ってスタメンではなさそうかな?以下が直近5試合↓

  1. 2017/05/14 SAMPDORIA 1-1 CHIEVOVERONA
    11'(1°T) F. QUAGLIARELLA 1'(2°T) R. INGLESE
  2. 2016/12/18 CHIEVOVERONA 2-1 SAMPDORIA
    9'(1°T) R. MEGGIORINI, 42'(1°T) S. PELLISSIER 48'(2°T) P. SCHICK
  3. 2016/03/20 SAMPDORIA 0-1 CHIEVOVERONA
    24'(1°T) R. MEGGIORINI
  4. 2015/11/02 CHIEVOVERONA 1-1 SAMPDORIA
    34'(1°T) R. INGLESE 8'(1°T) EDER
  5. 2015/02/15 CHIEVOVERONA 2-1 SAMPDORIA

      2'(1°T) M. IZCO, 39'(1°T) R. MEGGIORINI 46'(2°T) L. MURIEL

 


 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。新しいニュースでは、ついにGKヴィヴィアーノが召集メンバーに帰ってきた!ただ、いきなりスタメンは無いかな?招集外はDFアンデルセン、MFジュリチッチ。スタメンは何箇所か予想が難しいところがある。まず右SB。サーラ優勢の声もあるが、私はベレシンスキを押す。そして毎回外してるシルヴェストレの相棒のCBだが、今回はレジーニだと予想する。左SBは怪我してなければストリニッチが帰ってくるはずだ。MF陣ではいよいよバッレートでは無くリネッティがスタメンか?トップ下はインテル戦の出来を考えるとラミレスを差し置いて好調のカプラーリを使わざるを得ないのではないか?2トップはサパタクアリアレッラで動かないだろう。元キエーヴォはGKプッジョーニ。キエーヴォ在籍時にジェノア移籍を拒否した為に、干されて冷遇されたつらい過去が有る

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

      カプラーリ(ラミレス)

リネッティ    プラート(バッレート)

      トレイラ

ストリニッチ  ベレシンスキ

  レジーニ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKヴィヴィアーノ、トッツォ DFドド、サーラ、フェラーリ、ムッルー

MFバッレート、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ、ラミレス FWコフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • (ホーム5連勝する事で)サンプの歴史に名を刻めるのは嬉しい事だが、一番重要な事では無い。この試合の一番の目的は勝って順位を上げる事と我々のやってるサッカーへの確信をより強くする事だ。試合は間違い無く難しい物となる。キエーヴォは歴史的にも常に強い相手だ
  • ヴィヴィアーノについて、外野の噂には興味が無い。彼は日に日に回復している。召集メンバーには入る
  • (レジーニとフェラーリについて)私はフェラーリに継続的にチャンスを与えたかったのでインテル戦も起用した。ただ私にとっては2人ともレギュラーだ。レジーニはバッレートやラミレスと同じように信頼している
  • バッレートのプレーに関して特に問題になってはいない。試合後少しコンディションに問題が有って、別メニューにしようと思っていたが、彼は通常練習をしたがった。私は常に選手達のコンディションを管理しないといけないが、バッレートは問題ない
  • W杯出場を決めたポーランド代表の3選手は、W杯へのモチベーションも有り非常に良い状態だ。そしてコフナツキは若いが注意深く、狡猾さを持っている。まだまだ成長する必要はあるが、彼には成長できる必要条件を持っている
  • キエーヴォの最新の4試合を見たが我々のチームにかなり似ている。特にディフェンスの方法が。有効にスペースを使う為に、かなり考えなければいけない試合になるだろう。
  • インテル戦はサイドで苦しめられただけでなく、インテルの個々の選手の技術にも苦しめられた。我々はチーム全体でその差を埋めなければならなかったが、それが特に前半は出来なかった。サイドに関してはムッルーの出来が悪かったわけではない。彼はサンプに来てから常に成長している。同じようにラミレスも
  • 我々はインテル戦を分析し、後半の反撃には満足している。特に後半の15分間はかなり良いプレーを見せていた。我々のチームは絶対に諦めないと言う特性を持っている。
  • キエーヴォには何年も一緒にプレーしている選手がたくさんいる。苦しい時間帯も耐えられる経験を持っている。そして前線にはメッジョリーニやペリシエと言う強力なFWがいる。アウェイでも好成績を残しているし、マラン監督がここ数年でチームの結束を強固なものとした。現在の順位が示しているが、全く互角の戦いとなるだろう

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 一方のキエーヴォもマラン監督の4-3-1-2。キエーヴォには何と在籍17年目になるペリシエを始め、長く在籍している選手がたくさんいる。そしてセリエAの中でも断トツに平均年齢が高い。GKソッレンティーノやDFのガンベリーニ、ダイネッリ、ゴッビ、そして先ほどのペリシエはみんな37,8歳だ。DFの3人は共に最盛期をフィオレンティーナで過ごし、イタリア代表にも選ばれていた。ちょうど私と同じ年代の選手たちで、彼らが頑張っているのは少しうれしくなる。まぁ敵にそんな事も言ってられないが。中盤のフィンランド代表のヘテマイが出場停止。FWの新鋭ステンピニスキが怪我で召集外。トップ下の元ミランのレフティー・ビルサが攻撃の鍵を握っており、2トップはイングレーゼプッチャレッリと言う今夏にサンプも狙っていた2人がゴールを狙う。控えにはレジェンドのペリシエとサンプキラーのメッジョリーニも控える。元サンプ勢はDFカッチャトーレ。ゴール後のカッチャダンスが有名だ

Chievo Verona(4-3-1-2) 監督:ロランド・マラン

 イングレーゼ プッチャレッリ

      ビルサ

リゴーニ       カストロ

     ラドヴァノヴィッチ

ゴッビ        カッチャトーレ

  ガンベリーニ ダイネッリ

     ソッレンティーノ

ベンチ:GKセクリン、コンフェンテ DFヤロシンスキ、セザール、バーニ、デパオリ、トモヴィッチ

MFガッリターノ、ガウディーノ、バスティエン FWペリシエ、メッジョリーニ 

《マラン試合前公式会見》

  • 我々はミラン戦の過ちからすぐに立ち直って良いプレーを見せて、そしてそれに付随して結果も出さなければならない
  • サンプはクオリティーを持ち、組織力も優れているチーム。確実に難しい試合となるだろう
  • サンプとキエーヴォは同じ方法で試合に臨む
  • 試合を決めるのは我々か彼らの試合に挑む気持ちの持ちようだ

 さあ、今日からサマータイムが終わって通常の時差になったので23時からキエーヴォ戦。同盟国エラス・ヴェローナのライバルであるキエーヴォ・ヴェローナは味方の敵と言う意味で倒さなければいけないと言う側面も有る。キエーヴォの老練なおじさん達にサンプの若手MF陣達が勝てるのか?メインスタンドにはトレイラを追いかけるアトレティコ・マドリッドのフロントも来るらしい。EL出場権のポジションを維持するためには勝点3が欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第11節 2017年 10/29(日) 対キエーヴォ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00=この日から冬時間になります~

’17-’18 SERIE A

9試合 5勝2分2敗 勝点17 得点18 失点12 得失点差+6 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第10節 Inter 3-2 SAMPDORIA 遅すぎた反撃…

2017-10-28 23:46:03 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第10節 10/24(火) 20:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:グイーダ氏(Torre Annunziata出身)

サンプドリア 2 - 3 インテル(前半0-2)

・前半(18分)インテル[1] シュクリニアール

・   (32分)インテル[2] イカルディ

・後半( 3分)インテル[3] イカルディ

・   (19分)サンプドリア[1] コフナツキ

・   (40分)サンプドリア[2] クアリアレッラ

↑↑©sampnews24.comより

両チームの心臓、トレイラvsボルハ・バレロ

前半は圧倒的なインテルペース。0-3になってからサンプがやっと目を覚まして、そこからは逆に試合を作って1点差まで行くが、わずかに届かず

[試合前情報] 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。プレビューの予想からはDF陣が外れた。本当にレジーニとフェラーリの起用は全て裏をかかれる。この日のフェラーリ先発は、クロトーネ戦の零封が評価されての事か。中2日の疲れやキャプテンである事より、フェラーリ自身の実力が評価されての起用か。一方左SBはムッルーだったが、こちらはおそらくクロトーネ戦後コンディションが100%に戻らなかったと言う事であろう。そこで今節もクアリアレッラがキャンプテンマークを巻く。元インテルは前回も触れたがGKヴィヴィアーノ、DFシルヴェストレ、ドドとMFリッキー、FWカプラーリ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ(57分コフナツキ) 

      ラミレス(46分カプラーリ)

プラート     バッレート(65分リネッティ)

      トレイラ

ムッルー    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFサーラ、ストリニッチ、レジーニ

MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -


 一方のインテルはスパレッティ監督の4-2-3-1。予想に反して全くターンオーバーは使わずに、3日前のナポリ戦と全く同じメンバーで来た。と言うか3試合連続同じスタメン。ブロゾヴィッチが怪我でアウト。GKはナポリにも立ちはだかったハンダノヴィッチ。DFは右からダンブロージオ、シュクリニアール、ミランダ、長友。MFはヴェシーノガリアルディーニのダブルボランチ。右にカンドレーヴァと左にペリシッチ。真ん中で攻撃のタクトを振るうのはボルハ・バレロ。そしてFWは憎きイカルディ。エデルやカンセロが試合途中に流れを変える切り札として使われそうだ。前回も触れたが、元サンプ勢は憎きイカルディエデル、ラノッキア、そしてGKの2人ベルニパデッリ、そしてシュクリニアール。そして監督のスパレッティをすっかり忘れてた。彼は1998-99のサンプB落ちの立役者だ

Inter(4-2-3-1) 監督:ルチアーノ・スパレッティ

       イカルディ(87分エデル)

ペリシッチ ボルハ・バレロ カンドレーヴァ

   ベシーノ ガリアルディーニ

 (73分ジュアン・マリオ)

長友(83分サントン)       ダンブロージオ

  ミランダ シュクリニアール

     ハンダノヴィッチ

ベンチ:GKパデッリ、ベルニ DFカンセロ、ラノッキア、ダウベルト

MF - FWカラモ、ピナモンティ 

備考:警告:後半16分ムッルー、40分クアリアレッラ、43分ガリアルディーニ、45分エデル;観衆54,451人;芝状態良好

★火曜20時45分キックオフのアンティチポ。アウェイのユニにも左胸の上にスポンサー”Invent”が入った。サンプは白-白-白で挑む


 <あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=Pe06BbUE_nY

前半15分 右サイドからペリシッチのグラウンダーのクロス。ダンブロージオが合わせるがわずかに外れる

   16分 右サイドからカンドレーヴァがペナ内に侵入してクロスでは無くシュート⇒GKプッジョーニがブロック

 

前半18分 シュクリニアールGoal:0-1

 

→右からカンドレーヴァのCK。ヘッドですらしたボールがGKのまん前のシュクリニアールへ。シュクリニアールのトラップが少し流れるがすぐにシュート。先制を許す。元サンプのシュクリニアールは喜ばず

↑↑©quotidiano.itより

    28分 プッジョーニがペナ外に飛び出すがクリアミス⇒このボールをハーフライン近くにいたペリシッチがダイレクトで無人のゴールに超ロングシュートを狙う⇒ポストに救われる

  30分 CKのこぼれ球を長友が35m位のロングシュートを狙う⇒左足の良いシュートだったがプッジョーニがパンチングでセーブ

  31分 右CKからイカルディがドンピシャヘッド⇒プッジョーニが反応してナイスセーブ

 

前半32分 イカルディGoal:0-2

 

→ベシーノの右からのクロス⇒シルヴェストレのクリアがやや小さい⇒ファーでフリーのイカルディがダイレクトボレーでこれを決める。一番決められたくない奴に・・・

↑↑©la presse.itより

  40分 右からのCK⇒イカルディがドンピシャでヘッド⇒ポスト

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-2。ポゼッションはサンプ9分59秒:インテル12分30秒。サンプは枠内シュート0。それに対してインテルは15本のシュートを浴びせた。まぁ圧倒的なインテルペース。開始10分まで、つまり入りはサンプがかなり良かった。前線からDF陣にもプレッシャーをかけ続けてペースを掴む。しかしそれは長く続かず、徐々にインテルがそのプレスをかいくぐってカウンターを繰り出すようになってくる。インテルの守備組織はかなり完璧で、サンプが回してから前線へのパスの出しどころがほとんど無い。そして無理矢理つけようとしたパスをかっさらわれてショートカウンターと言うパターンが多かった。また、平均的な体格差もかなり感じる。サンプの中盤の3人やサイドバックはテクニカルだが身長は小さいのに対して、インテルはボランチの2人含めて大柄な選手が多い。その差もあってかコーナーキックが度々大ピンチになった。さて後半はいよいよカプラーリを投入して何とか反撃を試みる

後半1分 ラミレスに代わってカプラーリ投入

後半9分 イカルディGoal:0-3 

 

→ベシーノのスルーパスからペリシッチのクロス⇒イカルディがこれをダイレクトで合わせる。このむかつくイカルディはしかもサンプ戦に強い・・・

 12分 サパタに代わってコフナツキ投入。この日のサパタはほぼ見せ場無し

 15分 ムッルーにイエロー

 17分 イカルディのスルーパスからペリシッチ⇒GKとの至近距離から強烈な左足シュート⇒クロスバーに直撃。この日はペリシッチの日では無い

後半19分 コフナツキGoooooL:1-3 

→カプラーリのスルーパス⇒クアリアレッラのふんわりクロス⇒ファーポスト近く、角度の無いところでコフナツキがこのボールに左足で合わせてゴール!コフナツキの2試合連続弾!!

↑↑©iiplsc.comより

 20分 バッレートに代わってリネッティ投入。さらに攻撃的に

 22分 カプラーリのスルーパスからクアリアレッラが絶好のチャンス⇒GKとほぼ1対1をクアリアがふかして外す。これを決めていれば勝機は出てきたのにな、と思った

 28分 ベシーノに代わってジュアン・マリオ投入

 38分 長友に代わってサントン投入。この日の長友は良かった

後半40分 クアリアレッラGoooooL:2-3 

→右からのプラートの完璧なクロス⇒走りこんだクアリアレッラがこれを叩きつけるヘッドで1点差!クアリアレッラは急いでボールを捕ろうとしてGKを突き飛ばしたと言う事でイエロー

↑↑©outdoorblog.itより 

  42分 バカルディに代わってエデル投入。元サンプ同士の交代

  43分 プラートを手を使って止めたガリアルディーニにイエロー

  45分 トレイラ倒したエデルにもイエロー

ロスタイム3分。そのまま試合終了。2-3・・・

(ポイント

・ポゼッションはサンプ22分02秒:インテル22分22秒

・シュート数はサンプ13本(枠内3本):インテル19本(枠内13本) 

・0-3になってからは逆にサンプペース。最終的にポゼッションもほぼ互角まで戻したし、シュートもかなり撃った

カプラーリが素晴らしい!機敏なドリブルとスルーパスで流れをガラッと変えた

・去年との差は、2トップ+トップ下だけでなく、プラートの成長でもう一人決定的な攻めを出来る選手が増えている

しかし反撃遅すぎ

・GKプッジョーニはセーブは悪くは無かったが、キックミスが流れを悪くした

・長友のインタビュー「サンプ戦は自分自身インテルに来てから最高の出来だったと思う。このユニを来てピッチに降りる事に誇りを感じている。ネッラズーロは私の心の中にある」

シュクリニアール⇒頑張ってワールドクラスになれよ!

・イカルディ⇒UOMO DI MERDA!!

  残念な結果に終わったが、前半の絶望感から比べればそこで終わらなかった選手たちは良くやったと思う。前半のひどい出来は忘れて、確かに強かったインテルに対しても、自分達の細かく繋ぐサッカーが通用した後半を自信にして欲しい。中4日空けてすぐにまた試合が有る。キエーヴォ戦。そしてその次はいよいよDERBY。順位的にも近いキエーヴォにはしっかりホームで勝ってDERBYに弾みをつけたい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第11節 2017年 10/29(日) 対キエーヴォ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00=この日から冬時間になります~

’17-’18 SERIE A

9試合 5勝2分2敗 勝点17 得点18 失点12 得失点差+6 現在 6位(1試合未消化)

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero193:

Il calcio senza tifosi non avrebbe senso.

I tuoi che ti vogliono bene e quelli avversari che se la prendono con tua madre.

Che derby sarebbe senza quelli del Genoa?

格言193:

ティフォージのいないカルチョは意味が無い。

お前の事を思ってる両親と、お前の母ちゃんと喧嘩をする敵

ジェノアのティフォージがいないDERBYはどんな風になってしまうんだい?


SERIE A 第10節 Inter - SAMPDORIA プレビュー

2017-10-24 18:17:54 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第10節 10/24(火) 20:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:グイーダ氏(Torre Annunziata出身)

サンプドリア  -  インテル 

↑↑©itasportpress.itより

 

 昨シーズンは実はインテルに2戦2勝。しかもサン・シーロではインテルとミランの両方に勝っている。何気に相性は良い!

 http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/4ed58ede5a623d76db716ced82c838d8

 今年はインテルも監督が変わっており強くなっているが、我々も強くなってるはず。好勝負を期待!

【試合前情報】

 さて前節の大勝からわずか中2日でインテルとの対戦。現在7勝2分け、無敗で2位と好調なインテル。前節はナポリとの首位攻防戦を0-0で引き分けた。スパレッティの元、組織的なサッカーを取り戻しており間違いなく強敵だ。今季のサンプの立ち位置を占う意味でも非常に重要な一戦となるだろう。

ミラノでのインテル対サンプは1947年2月2日以来通算66試合行われており、インテル39勝、19引分け、サンプ8勝とだいぶ分は悪い。ゴール数はインテル121に対してサンプ54。インテルはサンプがセリエAで通算1番負けてるチームでもある(63敗)。またゴールも1番決められている(214)。まぁインテルは一度もセリエBに落ちた事が無いので、強豪の中でも一番対戦数が多いのだろう。ただ昨シーズンはシックとクアリアレッラのゴールで勝っている。そして最近は相性が良くて3勝1敗1分け。以下が直近5試合↓

  1. 2017/04/03 Inter 1-2 SAMPDORIA
  2. 2016/10/30 SAMPDORIA 1-0 Inter
  3. 2016/02/20 Inter 3-1 SAMPDORIA
  4. 2015/10/04 SAMPDORIA 1-1 Inter
  5. 2015/03/22 SAMPDORIA 1-0 Inter

 インテルとサンプの両クラブ間での移籍は近年非常に多く、かなり因縁の対決となる。まず筆頭には憎きイカルディ、その他にもエデル、ラノッキア、そしてGKの2人ベルニパデッリもサンプ経験がある。それに今年さらにシュクリニアールが加わった。サンプが育てた選手をインテルが買うと言う流れが出来てしまってるのだ。一方サンプにはGKヴィヴィアーノ、DFシルヴェストレ、ドド、MFリッキー・アルヴァレス、ここにシュクリニアールと交換で手に入れたカプラーリが加わった。マンチョがこの流れを創り出したのは間違いないと思うが、今後もしばらくこの流れは続きそうな気がする。トレイラもスパレッティが狙ってるらしい・・・


 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。招集外はGKヴィヴィアーノ、DFアンデルセン、ドド、MFジュリチッチ。前節にミニ-ターンオーバーを敷いた為に何人かの変更はありそう。DFは右にベレシンスキ、CBにレジーニが帰ってくると予想する。難しいのはMFで、休ませたとは言えバッレートラミレスが好調のリネッティカプラーリに代わって先発するかは微妙。ただ相手がインテルと言う事で、より守備が強いバッレートと本来のポジションであるラミレスが起用される可能性は高いか。カプラーリは途中から流れを変えられるジョーカーとして使えるし。2トップはサパタクアリアレッラで動かないだろう。元インテルは先ほども触れたがGKヴィヴィアーノ、DFシルヴェストレ、ドドとMFリッキー、FWカプラーリ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

       ラミレス(カプラーリ)

プラート     バッレート(リネッティ)

      トレイラ

ストリニッチ  ベレシンスキ

  レジーニ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFサーラ、フェラーリ、ムッルー

MFジュリチッチ、アルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • インテルはオリンピコとサンパオロで勝点を勝ち取った。そして未だ負け無し。どんな難しい試合でも戦えることを証明している
  • 以前のチームに比べ、チームとしてのまとまりが出てきている。以前はこの力は強くとも、各自が別々に自分の力を示していたにすぎなかった。今は違う。FWのイカルディがディフェンスを助けるために守備に奔走している姿がそれを証明している
  • (今季サンプから移籍したシュクリニアールについて)彼は余計な事はしゃべらないが、ずっと走り続ける。休むことなく全ての練習をこなすし技術的にもフィジカル的にも素晴らしいクオリティーを持っている
  • フォーメーションに関してはこれからいくつかのチョイスをしなければならない。クオリティーで優る者はどこでもプレーする事が出来、ポジションを得る事が出来るだろう。カプラーリはそのクオリティを持っている

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 一方のインテルはスパレッティ監督の4-2-3-1。ブロゾヴィッチが怪我でアウト。またナポリ戦でフル出場した長友ボルハ・バレロは控えに回りそうだ。ボルハ・バレロがいないのはサンプにとっては大きいと思う。GKはサンプ戦に強いハンダノヴィッチ。DFは右からダンブロージオ、シュクリニアール、ミランダ、そして長友の代わりはダウベルト。MFはヴェシーノガリアルディーニのダブルボランチ。右にカンドレーヴァと左にペリシッチ。ボルハ・バレロの代わりはポルトガル代表の10番フアン・マリオ。そしてFWは憎きイカルディ。エデルやカンセロが試合途中に流れを変える切り札として使われそうだ。先ほども出てきたが、元サンプ勢は憎きイカルディエデル、ラノッキア、そしてGKの2人ベルニパデッリ、そしてシュクリニアール

Inter(4-2-3-1) 監督:ルチアーノ・スパレッティ

      イカルディ

ペリシッチ マリオ カンドレーヴァ

  ガリアルディーニ ベシーノ

ダウベルト      ダンブロージオ

  ミランダ シュクリニアール

     ハンダノヴィッチ

ベンチ:GKパデッリ、ベルニ DFカンセロ、ラノッキア、サンドン、長友

MFボルハ・バレロ FWカラモ、エデル、ピナモンティ 

《スパレッティ試合前公式会見》

  • 我々は我々が進むべき正しい道の上を進んでいる。それは日に日に確かなものとなっている
  • マスメディアなどの外部要素がチームの成績に影響するかどうかは、選手たち1人1人の知性の問題だ
  • それは1試合だけの結果に作用されるものでは無い。結果だけでなく過程も含めて
  • 我々には我々のティフォージが必要だ。彼らのパワーを心や頭で感じる事が、我々にとって落ち着きや安らぎを与える

 さて、いよいよもうすぐインテル戦。今朝のガゼッタでは”インテル、目標首位奪取!”と言う見出しが出ている。万が一インテルがサンプに勝って、ナポリがジェノアに負ければ(それも可能性は薄い)インテルが首位に躍り出るからだ。そうはさせない!我々は我々のサッカーをアウェイのサン・シーロでもきっちりやるのみ。両チームの好調も手伝って、平日ナイターながらこの試合は5万人ぐらいの来場が見込めるらしい。逆賊イカルディを大観衆の前で血祭りに上げる絶好のチャンスだ!! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

 

次節:セリエA 第10節 2017年 10/24(火) 対インテル@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45

’17-’18 SERIE A

8試合 5勝2分1敗 勝点17 得点16 失点9 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)


2017-18 SERIE A 第9節 SAMPDORIA 5-0 Crotone スーパーゴールラッシュ!!

2017-10-23 19:53:45 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第9節 10/21(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:カルヴァレーゼ氏(Teramo出身)

サンプドリア 5 - 0 クロトーネ(前半3-0)

・前半(3分)サンプドリア[1] フェラーリ

・ (12分)サンプドリア[2] クアリアレッラ(PK)

・ (39分)サンプドリア[3] カプラーリ

後半(26分)サンプドリア[4] リネッティ

・  (31分)サンプドリア[5] コフナツキ

 

↑↑©blitzquotidiano.itよ

素晴らしすぎる!! Vi vogliamo cosi!!

開始早々の古巣への恩返しとなるフェラーリのゴールで流れをつかみ、その後は怒涛の攻撃で5得点。ホーム”マラッシ”で4戦全勝!! 

[試合前情報] 

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。予想外にミニ・ターンオーバーを敷いてきたジャンパオロ。「インテル戦の事は半目を開けて見てる」と言うジャンパオロの言葉はそういう意味だったのか。まず右SBはサーラ。CBにフェラーリ、MFはバッレートでは無くてリネッティ、トップ下にラミレスでは無くカプラーリ。これがプレビューの予想から外れた。カプラーリとリネッティに関しては、ターンオーバーと言うよりはアタランタ戦の後半の出来が良かったので、それをそのまま起用したと言う感じ。相手が攻撃力がそれほどないクロトーネと言う事で、全体的に攻撃重視の布陣と言う事か。しかしフェラーリとレジーニの起用に関しては全く当たらないなぁ。インテル戦はレジーニな気がするけど・・・今節はクアリアレッラがキャンプテンマークを巻く。元クロトーネは前にも触れたがDFフェラーリとMFカペッツィ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ

(56分ラミレス) 

      カプラーリ(75分コフナツキ)

リネッティ     プラート

      トレイラ

ストリニッチ(67分ムッルー) サーラ

  フェラーリ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKフットヴァグナー、トッツォ DFレジーニ、ベレシンスキ

MFバッレート、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -


 一方のクロトーネはニコラ監督の4-4-2。プレビューの予想からは右のMFだけ違った。攻撃的なローデンでは無く、センターMFもやるイツコが回り、ボランチにバルベリス元サンプ勢はブディミルパヴロヴィッチ

Crotone(4-4-2) 監督:ダヴィデ・ニコラ

  ブディミル ナリーニ(77分クロチャータ) 

ストイアン     イツコ(60分トロッタ)

 マンドラゴーラ バルベリス

パヴロヴィッチ   サンピリージ

 チェッケリーニ アイェティ(46分シミッチ)

      コルダズ

ベンチ:GKフェスタ、ラテッラ、ヴィスコーヴォ DFファラオーニ、カブレラ、MFローデン、アリストテレス FW - 

備考:警告:前半6分ブディミル,25分トレイラ,26分ストイアン,41分マンドラゴーラ;芝状態良好

★土曜18時キックオフのアンティチポ。この試合からユニの胸にスポンサー”Invent”が入った。ただ去年のユニが白赤黒の横のラインの下に”Invent" が入ったのに対して今年のはラインの上。これは1stスポンサーか2ndスポンサーかの違いで、スポンサーの契約料が違う。また残り何試合でスポンサーになるかによっても金額が違うようだ


 <あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=ipEE773rOn0

前半3分 フェラーリGoooooL:1-0 

→右サイドからFK。トレイラがゴールエリア中央にクロスを送り込む。このボールを後ろから走りこんできたフェラーリが強烈なヘッドで叩き込む!フェラーリの嬉しいサンプ初ゴールで早速先制!!フェラーリは古巣相手のゴールの為、喜ばず↓

↑↑©calcioweb.euよ

前半6分 トレイラをアフターでしかも後ろから倒した元チームメイトのブディミルにイエロー

  10分 サパタが強引な突破でペナ内に侵入し、たまらずマークしていたアイェティが引っ張って倒してPK獲得!

前半12分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:2-0 

→クアリアレッラがこのPKを左に豪快に決めて追加点!!

↑↑©panorama.itよ

 13分 決定的!左サイドのFKからエリア内にクロス⇒このボールをブディミルがヘッドでクリアしようとしたが、これが強烈なシュートとなって自陣ゴールに⇒ぎりぎりバーに当たって跳ね返ったが、あわやオウンゴール。ブディミルのサンプ愛か?

 25分 ブディミルにお返しとなるスライディングタックルをしてしまったトレイラにイエロー

 26分 カプラーリのドリブルを引っ張って止めたストイアンにイエロー

前半39分 カプラーリGoooooL:3-0

→サパタが敵を背負いながら、ドリブルでペナ内右サイドに侵入して強烈なシュートクロス⇒ファーに詰めていたカプラーリがこの強烈な球にしっかりあわせて3点目!!!

↑↑©sampnews24.comよ

  40分 サパタを後ろから倒したマンドラゴーラにイエロー

ロスタイム1分。

  46分 右サイドからのアーリークロス⇒ブディミルが今度こそ相手のゴールにヘッドするが、またもボールはバーを叩いてノーゴール

そのまま終了

前半は3-0。ポゼッションはサンプ18分08秒:クロトーネ7分47秒。やはり開始早々の得点が物凄く効いた。ボール支配してもなかなか得点が入らないと往々にしてリズムが悪くなり、無理やりせめてカウンター喰らったりするもんだが、この先制点のおかげで余裕をもって攻める事が出来た。ボールも圧倒的に支配して、ほぼ完ぺきな前半と言えるだろう。トレイラ、プラート、リネッティの3人がボールを細かく回し、左右のサーラとストリニッチも効果的なオーバーラップを繰り返す。トップ下に入ったカプラーリも、このポジションでも十分通用するテクニックを見せた。点は決めてないものの、2点目3点目はサパタの得点みたいなものだろう。

後半1分 アイェティに代わってシミッチ投入。アイェティはサパタに圧敗してたからなー

  10分 クアリアレッラに代わってラミレス投入。カプラーリがFWに上がる。クアリアには大スタンディングオベーション。キャプテンマークはシルヴェストレの元に

  15分 イツコに代わってFWトロッタ投入。3トップにして何とか攻撃的に

  22分 ストリニッチに代わってムッルー投入。ストリニッチ休ませる&ムッルーを久しぶりに試す

後半26分 リネッティGoooooL:4-0 

→カプラーリのスルーパスからプラートが上手くペナ内右サイドに侵入⇒良く敵を引き付けてマイナスにゴロで折り返し⇒そこに走りこんできたリネッティが豪快に蹴りこんでダメ押し!リネッティの2試合連続弾!!

 30分 カプラーリに代わってコフナツキ投入

後半31分 コフナツキGoooooL:5-0 

→GKコルダズのキックミスをコフナツキが胸トラップしてそのままペナ内に侵入。追いすがるDFを弾き飛ばして、GKと1対1から股抜きシュートでゴーーール!コフナツキは代わって入ってファーストタッチで嬉しい嬉しいセリエA初ゴール!!完全にトドメの5点目!!!

↑↑©calcionews24.comよ

  32分 ナリーニに代わってクロチャータ投入 

  40分 左サイドからペナ内に切れ込んでブディミルのシュート⇒わずかに右に外れる

ロスタイム0分。そのまま試合終了。5-0!!!!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ36分54秒:クロトーネ18分36秒

・シュート数はサンプ6本(枠内5本):クロトーネ7本(枠内2本) 

・後半も全く危なげなく、しかもそこまでトーンダウンする事も無くちゃんと点を取って試合を終わらせた

・サンプのシュート数がこれしかなかったのが全く意外

・確かに後半は無理せず、効果的な時だけ攻めてる感じだったが

・ミニ-ターンオーバーを成功させたジャンパオロは評価に値する。仮にこの試合0-0とかだったらまた「何でサーラ使ったんだ」とか言われていただろ 

・ほぼ全員良かったが、MVPはサパタカプラーリか?カプラーリはこれからも色々な起用法が有るとという可能性を証明した

・CBのフェラーリ-シルヴェストレも盤石

コフナツキが予想より早くゴール!正に去年のシックと同じ臭いがしてきた

ムッルーは3-0から投入されて安全に回せと言われていたのかもしれないが、左サイドでボールを受けた時に一度は前を見て欲しい。あの持ち方だと、敵にとっては全く怖さが無い。彼自身のアピールの為にも

  素晴らしい勝利。とにかくこの一言に尽きる。ただ次の相手はそうはいかない。スパレッティになって強くなった現在2位のインテルが相手。しかも中2日とキツイ日程。ジャンパオロ采配で、少しは選手たちを休ませながらインテルに挑めるが。この試合で今年のチームの真の実力がある程度わかるだろう。 2連勝の勢いに乗ってインテルも叩こうじゃないか!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第10節 2017年 10/24(火) 対インテル@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45

’17-’18 SERIE A

8試合 5勝2分1敗 勝点17 得点16 失点9 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero192:

Anche se ti danno tanti soldi,il calcio non e' un lavoro.

Io non sono un professionista.

Per giocare veramente bene ho bisogno di amore.

格言192:

確かに金はたくさん貰えるかもしれないが、(俺にとって)サッカーは仕事では無い。

おれは(本当の)プロじゃない。

俺が本当に良いプレーを見せるには(みんなの)愛が必要だ


SERIE A 第9節 SAMPDORIA - Crotone プレビュー

2017-10-21 15:00:24 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第9節 10/21(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:カルヴァレーゼ氏(Teramo出身)

サンプドリア  -  クロトーネ 

 ↑↑©stretto.webより

 昨年はモチベーションが無かった時期に、残留争いまっただ中で必死だったクロトーネと当たり、何とホームで逆転負け

 http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/68911e0c598a7d6b8ba6371fcfcb9c78

この前回の記事を読むと、何気にDFフェラーリが今季サンプに来そうな事を予想しており的中している。初めて昔の自分を褒めてあげたい(笑)

【試合前情報】

 さて前節の逆転勝ちの勢いのままサンプはホームでもう1試合。土曜ナイターのアンティチポでクロトーネと戦う。南部の雄クロトーネは1勝3分4敗の勝点6で団子状態の13位タイ。今年も残留争いを繰り広げるであろうはっきり言って格下とも言える相手ではあるが、セリエAは今も昔も本当に簡単な試合は1試合も無い。特にサンプは、良い流れで来ている時に格下にコロッと取りこぼす事が多いから尚更だ。こういう試合できっちり勝点3を積み上げていかないと上位は望めない。ちなみにクロトーネはここ3試合で1勝2分け。前節も後半ロスタイムに元サンプの”ロロ”デ・シルヴェストリのゴールで追いつかれるまではトリノに勝っていた。間違いなく侮ってはいけない相手だ。

  サンプとクロトーネの対決は、セリエAでは昨シーズンの2試合しかない。そして1分1敗と負け越している。やはり侮れない。

  1. 2017/04/23 SAMPDORIA 1-2 CROTONE
    20'(1°T) P. SCHICK 22'(2°T) D. FALCINELLI, 35'(2°T) SIMY
  2. 2016/11/27 CROTONE 1-1 SAMPDORIA
    43'(1°T) D. FALCINELLI 26'(2°T) B. FERNANDES

セリエBでの対戦も含めてもホームでのサンプvsクロトーネはわずかに通算4試合。2勝2敗で得失点もプラマイ0。完璧に互角だ。セリエBでのマラッシでの対戦は2-1 (2000-2001)、0-2(2001-2002)、2-0 (2011-2012)の3試合。クロトーネとは移籍市場ではっこ2年ぐらい良好な関係を築いており、今回の対戦相手にもパヴロヴィッチブディミルと言う今季移籍していった元サンプの2人がいる。一方のサンプにもカペッツィフェラーリ2人がいる。


【プチサンプニュース】

1.サンプの2ndスポンサーが決定。昨季に引き続き、新エネルギー会社のInvent Srl。このクロトーネ戦からユニに名前が入る予定。


  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まずはMFバッレートが前節の出場停止から戻ってくる。おそらくスタメンで来るはずで、前節活躍したリネッティは残念ながらベンチスタートか。あと微妙なのはCBとトップ下。CBはレジーニとフェラーリの争いで、残念ながらレジーニか。トップ下も前回の活躍でカプラーリの可能性も有るが、スタメンはラミレスで動かないか?GKヴィヴィアーノは引き続き間に合わない。元々左ひざの怪我だったが、リハビリの最終段階で激しい運動の時に、今度は逆に右足を少し痛めてしまったみたいだ。元クロトーネは先ほども触れたがDFフェラーリとMFカペッツィ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

       ラミレス(カプラーリ)

プラート     バッレート(リネッティ)

      トレイラ

ストリニッチ  ベレシンスキ

  レジーニ シルヴェストレ

      プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFアンデルセン、サーラ、フェラーリ、ムッルー

MFジュリチッチ、アルヴァレス、リネッティ、ヴェッレ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • アタランタ戦の勝利は我々に歓喜をもたらしたが、うぬぼれてはならない。全ての試合は全く新しい試合であり、ノートに書いたなぐり書きは消して新たにまた書き始めないとならない
  • 明日の試合の勝点3は、今まで獲得した勝点3と同じ価値を持つ。技術的にも戦術的にも難しい試合になるだろうが、私の選手たちはこの試合に向けて準備万端だ
  • ここから1週間でクロトーネ、インテル、キエーヴォと連戦になる。この過密な日程は選手からエネルギーを奪うだろうが、1試合1試合別々に考えていきたい。まずはクロトーネ戦に一番適してる選手を選ぶ事しか考えていない。インテル戦の事は半眼だけ開けて考えている

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 一方のクロトーネはニコラ監督の4-4-2。若手監督のニコラがリヴォルノ監督時代から得意にしていた4-3-3を封印して、昨季クロトーネで4-4-2を採用。奇跡の残留に導いた。フォーメーション、GKは反射神経抜群のコルダズ元サンプ勢はブディミル、パヴロヴィッチ。この2人に偶然か意図してかこのサンプ戦でチャンスが与えられそうだ。4バックは柱のCBチェッケリーニは変わらずだが、フェラーリを引き抜いてしまったので相棒はアルバニア代表のアイェティ。右サンピリージで左はレギュラーのマルテッラが完調では無くてパヴロヴィッチが起用されそうな予想だ。ボランチはベテランのイツコバルベリスがユーヴェからレンタル中の期待の若手左利き、マンドラゴーラとコンビを組む。右MFのスェーデン代表ローデンと左MFのルーマニア代表ストイアンはクロトーネのストロングポイントか。FW陣はやや貧弱。俊敏な198㎝、去年もサンプ戦でゴールを決めたナイジェリア人のシミーが怪我で不在。そこで数年前まで溶接工の詩ことを掛け持ちしていたナリーニと去年ムリエルの控えだった元サンプのブディミル。いずれにしても去年のエースでサンプキラーでもあったファルチネッリが抜けたのはありがたい。元サンプ勢はそのブディミルパヴロヴィッチ

Crotone(4-4-2) 監督:ダヴィデ・ニコラ

  ブディミル ナリーニ 

ストイアン     ローデン

 マンドラゴーラ イツコ(バルベリス)

パヴロヴィッチ   サンピリージ

 アイェティ チェッケリーニ

      コルダズ

ベンチ:GKラテッラ、ヴィスコーヴォ DFファラオーニ、シミッチ、カブレラ、MFアリストテレス、クロチャータ、バルベリス FWトロッタ、トネフ、シミー 

《ニコラ試合前公式会見》

  • ルイジ・フェラリスでの試合はとても重要で、正しい意欲とメンタルを持って試合に臨み勝点をもぎ取らないとならない
  • サンプは昨年のチームから多少改良されており、ヨーロッパリーグを争うだろう
  • いずれにせよ1敗しかしていない強い相手。質的にも意欲的にも強敵だが、彼らを困らせるように頑張らなければならない

 繰り返しになるが、セリエAに簡単な試合は一つも無い。これは昔から今まで変わらない他国と違うセリエAの特徴でもある。ホームだし今年のチームの特徴を考えると、ある程度ボールは回せるだろう。そこからいかに効果的なチャンスを作れるか、決定機を確実に決められるか。去年は決定的を決めずにだらだら回す展開から、鋭いカウンターを許して1-0から1-2に逆転された。その試合は教訓にしないといけない。

 ここから8日間でクロトーネ、インテル、キエーヴォと過密日程だが、サンプはここまでホームで3戦全勝。ティフォージの応援を味方につけて、ホーム連勝をどんどん伸ばしていきたい!ここで勝点3をしっかり積み上げられれば、インテル戦も順位的にもより面白くなる!! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第9節 2017年 10/21(土) 対クロトーネ@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’17-’18 SERIE A

7試合 4勝2分1敗 勝点14 得点11 失点9 得失点差+2 現在 6位(1試合未消化)