2017-18 SERIE A 第34節 Lazio 4-0 SAMPDORIA 完敗・・・

2018-05-21 18:39:31 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第34節 4/22(日) 15:00@スタディオ・オリンピコ(ローマ)  主審:オルサート氏(Schio出身)

サンプドリア 0 - 4 ラツィオ(前半0-2)

・前半(32分)ラツィオ[1] ミリンコヴィッチ-サヴィッチ

・   (43分)ラツィオ[2] デフライ

・後半(40分)ラツィオ[3] インモービレ

・   (43分)ラツィオ[4] インモービレ

↑↑©Tampa Day Timesより

対ラツイオ戦、アウェイで13年間勝ち星無しのジンクスを破れず・・・ヨーロッパが遠のく・・・

[試合前情報]

 サンプはユーヴェに完敗したが、ミッドウィークのボローニャ戦でロスタイムで勝ちを拾って息を吹き返した。まだまだヨーロッパリーグ出場権は狙える位置だ。一方のラツィオはCL出場権を巡ってインテルとローマと熾烈な3,4位争いを繰り広げている。ここ5試合は3勝2分け。ローマDERBYの0-0引分けや、前節のアウェイでのフィオレンティーナ戦で逆転で4-3で勝ったり難しい試合もこなしている。今年のラツィオはとにかく得点力がすごい。27得点で得点王争いのトップをひた走るインモービレを中心に、チームでもセリエA最多ゴールを上げている。

 前半戦、ホームでのラツィオ戦は先制しながら1-2で逆転負け。勝てそうな試合だっただけにもったいなかった。去年もラツィオには2連敗しているし、アウェイでは3-7と大量失点で敗れている。アウェイでは13年間ラツィオに勝てていないと言う事も含めて、ものすごく嫌な相手だ。フェリペ・アンデルソンやミリンコヴィッチ-サヴィッチなど、天敵も多い。これが前回の対戦https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d23ae75119cb8de3083cfe6e45452e3e

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中3日の試合の為にややメンバーをいじってきた。一番の驚きはアンデルセンの先発。ずっと出ずっぱりだったベテランのシルヴェストレの疲れを考慮してか休ませて、アンデルセンにとっては嬉しい2度目の先発。フェラーリとCBコンビを組む。左SBは前節に続いて再起用され始めたストリニッチ。中盤はラミレスがスタメンに戻ったが、リネッティはサブに回ってバッレートが先発。2トップもサパタが戻ってきたが、クアリアレッラはベンチスタート。カプラーリと2トップを形成する。クアリアレッラ、レジーニ、シルヴェストレがいない為、ヴィヴィアーノがキャプテンマークを巻く。ちなみに現チームに元ラツィオ勢は特にいない。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 カプラーリ  サパタ

(53分コフナツキ)(60分クアリアレッラ) 

    ラミレス(66分リネッティ)

プラート  バッレート

     トレイラ

ストリニッチ   ベレシンスキ

  フェラーリ アンデルセン

   ヴィヴィアーノ(cap)

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFサーラ、レジーニ、シルヴェストレ

MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー---

一方のラツィオはシモーネ・インザーギ監督の3-5-1-1。怪我などで招集外はルイス・アルベルト。GKはアルバニア代表のストラコシャ。DF-3バックはインテル行きがほぼ決定しているオランダ代表デ・フライを中心に左に元ルーマニア代表のラドゥ、右にはウルグアイのクラッシャーカセレス。MFは中央にイタリア代表パローロルーカス・レイバ、そして攻撃的な位置にセリエA一苗字が長いセルビア代表ミリンコビッチ-サビッチ。左はキャプテンのボスニア代表ルリッチ。右はモンテネグロ代表マルシッチ。”なんとかッチ”がたくさんいるが、全員代表国が違う。1トップ、ラツィオで大復活して得点王独走中のインモービレを支えるのがサンプの天敵フェリペ・アンデルソン。渋い国が多いが、やはりほぼ全員代表選手だ。元サンプ勢は監督のシモーネ・インザーギぐらいか

Lazio(3-5-1-1) 監督:シモーネ・インザーギ

   インモービレ

          F・アンデルソン(79分ナニ)

  ミリンコビッチ-サビッチ 

ルリッチ(cap)        マルシッチ

  ルーカス・レイバ パローロ

(87分ディ・ジェンナーロ) (19分ルカク)

 ラドゥ       カセレス(62分パトリック)

     デ・フライ

     ストラコシャ

ベンチ:GKグエリエーリ、ヴァルジッチ DFバスタ、ワラセ、フェリペ、バストス

MFクレッコ、ジョルダン FW -

備考:警告:前半24分レイヴァ,25分プラート,後半22分トレイラ;芝状態良好

↑↑©Genova Todayより

★日曜15:00から行われた久々のレギュラータイムの試合。この日は女性に対する暴力反対運動のキャンペーンから、選手全員がほっぺたに赤い紅みたいのを塗って試合に挑んだ。この写真のヴィヴィアーノの顔に付いてるのがそう。サンプは久々に紺の3rdユニで登場。相変わらず3rdユニの勝率は悪い・・・・


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=3XjRpH16Md8

前半は0-2。ポゼッションはラツィオ15分21秒:サンプ11分05秒。サンプは良い立ち上がりを見せた。前半29分にはバッレートがスタンディングボレーから強烈なミドルシュート。GKストラコシャのファインセーブにあったが、そのこぼれをトレイラが折り返しをミスらなければ惜しかった。しかし30分頃からラツィオのペースになってきて

前半32分 ミリンコヴィッチ-サヴィッチGoal:0-1

→左サイドのラドゥのクロスから、ストリニッチがマークを外されてミリンコヴィッチ-サヴィッチがヘッドで叩き込み先制

↑↑©Lazio News24より

 その後37分にもペナ内右サイドから侵入したF・アンデルソンのシュート、そしてこぼれをインモービレ。この2本はヴィヴィアーノがナイスセーブで防いだ。しかしラツィオの波状攻撃は止まらず

前半43分 デフライGoal:0-2 

→左サイドのCK。F・アンデルソンの蹴ったボールを、デフライがヘッドで競り勝ちゴール。これもストリニッチのマークだった・・・

そんなこんなで前半は0-2で終了。良い流れの時に点が奪えず、相手にペースを握られてしまったのでかなりきつい展開だ

後半もあまりペースは変わらず。ヴィヴィアーノがミリンコヴィッチ-サヴィッチのシュートを止めたり、インモービレのこぼれを押し込んだのがオフサイドだったりして、何とか0-2のまましのぐ。その後コフナツキを投入。またサパタが負傷してしまったため、やや無理やり感があるクアリアレッラも投入。

↑↑©il secolo XIXより

 ラミレスに代わってリネッティを投入してプラートがトップ下に上がる。色々もがくが、それほど変化は見せられず。そうこうしてる内に2点追加点を奪われて万事休す。

後半40分 インモービレGoal:0-3

→右サイドからペナ内に侵入したミリンコヴィッチ-サヴィッチの折り返しをインモービレが叩き込む

後半43分 インモービレGoal:0-4

→最終ラインでフェラーリのミスパスがナニにカットされる⇒インモービレにラストパス⇒インモービレがGKとの1対1を落ち着いて右上に蹴りこむ

。ダメ押しのダメ押し・・・

ロスタイム0分。そのまま試合終了。0-4・・・

(ポイント

・ポゼッションはラツィオ25分20秒:サンプ23分30秒

・シュート数はラツィオ15本(枠内10本):サンプ4本(枠内2本)

完敗

・相変わらずのアウェイでの弱さで、ついに得失点もマイナスに

・1,2点目を許したストリニッチのずさんなマークは酷い。移籍が決まってたり、ジャンPに干されたり、もう心ここにあらずか・・・

・この日のラツィオとの差は体格面が大きかったように思う。ヘッドで2点取られてるし。サンプのMF陣はテクニカルだが小兵ぞろいで、この日の面子でヘッドが強いのは両CBとサパタぐらい・・・

・負けも痛いがサパタの怪我も痛い。残りの猛スパートに彼は欠かせないのだが・・・

・またも3rdユニ、勝てず

 

6位    Atalanta 55
7位      Milan        54
8位 Sampdoria 51
9位  Fiorentina

51

 この日ミランとフィオも負けた事が唯一の救い。残り4試合。勝点9は必要になってきそうだ。サンプは厳しいナポリ戦を残しているので、それ以外は全部勝つつもりでやらないと。とりあえず、次節のカリアリ戦はホームだし必ず勝点3が必要だ! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第35節 2018年 4/29(日) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00

’17-’18 SERIE A

34試合 15勝6分13敗 勝点51 得点51 失点53 得失点差-2 現在 8位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero209:

Quando Donadoni era commisario tecnico,

a vedere certe partite c'erano piu gufi che spettatori.

格言209:

ドナドーニがイタリア代表監督だった頃、代表戦の何試合かは観客よりフクロウの方が多かった


2017-18 SERIE A 第33節 SAMPDORIA 1-0 Bologna 劇的勝利!!

2018-05-14 20:10:46 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第33節 4/18(水) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア 1 - 0 ボローニャ(前半0-0)

・後半(48分)サンプドリア[1] サパタ

↑↑©genova24.itより

後半ロスタイム3分、試合終了10秒前に奇跡の決勝ゴール!まだEL出場権の夢は続く

[試合前情報]

 サンプは前節のユーヴェ戦の惨敗から中2日、すぐさま立ち直りたいところ。ボローニャは残留はほぼ確実で、ただ上も臨めるわけでは無く去年の終盤戦のサンプ状態。モチベーションはそれほど高くないはずだが、そこはプロ。また選手個人個人は自分の売り込みの為にも、逆に必死にやってくる選手もいるだろう。しかし、そこはヨーロッパリーグ出場と言う確固たるチームの目標がまだ身近にある以上、モチベーションの差はしっかり出さないといけない。

 ちなみにアンダータのアウェイでのボローニャ戦は0-3で完敗。開始直後に点を取られてリズムを崩し、そのまま追加点を立て続けに許した酷い試合だった。内容的にも完敗で、その借りもかせさなければいけないところだ。https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/fd22ff5f1b1ce71754cf439dc6047a63

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中2日での試合の為、ミニターンオーバーを敷く。まず右SBはDERBYで負傷したベレシンスキが怪我から復帰。逆に左SBのムッルーの怪我は治らず(おそらく今季絶望)、レジーニも3日前にフル出場したと言う事でジャンパオロもついにタブーとなっていたストリニッチの起用に踏み切った。MFでは前節のバッレートに代わりリネッティがスタメンに復帰。トップ下はラミレスでは無くカプラーリが起用された。2トップのクアリアレッラの相棒はサパタでは無くコフナツキ。サパタは怪我で本調子では無いと言う事でベンチスタートとなった。元ボローニャ勢はラミレス。20歳の頃にボローニャでセリエAデビューして、2シーズン活躍した。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

コフナツキ クアリアレッラ(cap)(59分サパタ) 

   カプラーリ(69分ラミレス)

リネッティ(83分ヴェッレ)プラート

     トレイラ

ストリニッチ     ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ

MFバッレート、アルヴァレス、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー---

一方のボローニャはドナドーニ監督の3-5-2。何とアンダータで対戦した時から、GKミランテとFWヴェルディ以外の9人のスタメンが入れ替わっている。フォーメーションも当時の4-3-3から3-5-2に変わっているし。まぁ前回惨敗しているのでその方が良いか。ミランテの前を守るのがコスタリカ代表のゴンザレスと元サンプでは無い偽ロマニョーリ。そしてスウェーデン代表のエランデル。MFは右にローマのディフランチェスコ監督の息子、フェデリコ・ディフランチェスコ。左にマジーナ。中央はアンカーの位置にクリセティグ、その前をナジと元スイス代表のジュマイリ。2トップがウルグアイ人のアヴェナッティヴェルディだ。元サンプ勢はGKミランテ、ダ・コスタ、そしてMFのポーリ。ポーリはボローニャですらあまり出られなくなってしまっているのか・・・

Bologna(3-5-2) 監督:ロベルト・ドナドーニ 

 アヴェナッティ ヴェルディ(78分パラシオ)

  ジェマイリ  ナジ

マジーナ(63分ケイタ)ディ・フランチェスコ(90分オルソリーニ)

     クリセティグ

ドンサー       ポーリ

 エランデル  ゴンザレス

    ロマニョーリ

     ミランテ(cap) 

ベンチ:GKダ・コスタ、ラヴァーリャ DFクラフト、ドゥメオ、ブリニャーニ、エムバイエ

MFポーリ FWファレッティ 

備考:警告:前半39分マジーナ,後半9分シルヴェストレ,35分パラシオ,39分クリセティグ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数928(12.950euro);芝状態良好

★ミッドウィーク、水曜の夜20:45から行われたナイター。対ェノア用のチャントで

「Oh Genoano,Sei figilo di Troia.... Pezzo di Merda sei tu

  Sei Rossoblu Sei Rossoblu」

=「おい、ジェノアーノ。お前は売春婦の息子だ。うんこ野郎とはロッソブルーのお前の事だ」

と言う歌が有るがユニの色もロッソブルー(赤青)で同じで、しかもサンプにとっては敵対関係のボローニャ相手にこの歌のGenoanoをBologneseに代えて歌われていた


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=YjmzcfuHnzk

前半は0-0。ポゼッションはサンプ14分33秒:ボローニャ10分06秒。中2日でのゲームの影響か、全体的に動きが重い。サンプも一応ボールは持てるが、それほど効果的なチャンスは作れず。一番のチャンスは前半29分。敵最終ラインでDFロマニョーリがトラップミスしたボールをクアリアレッラがかっさらい、GKと1対1に。Gkもかわして角度薄めのところからシュートを放つが、必死に戻ってきたDFロマニョーリにクリアされる。後はあまりチャンスも無く・・・

後半もなかなか点の臭いがしないが、24分にカプラーリに代わってラミレスが投入されて、この布陣が今年のレギュラー11と言えよう。その辺りからやや試合が活性化する。

  • 37分 GKヴィヴィアーノがジェマイリのシュートがDFフェラーリに当たってコースが変わったボールをスーパーセーブ
  • 41分 逆に決定的!ラミレスのスルーパスからペナ内でプラートがシュートを放つがDF懸命のブロック
  • 42分 ポスト!クアリアレッラの左サイドからのクロス、フェラーリがポストプレーで落としサパタが左足半分オ-バーヘッドキックで狙う⇒惜しくもポスト
  • 44分 途中出場のヴェッレのクロスからクアリアレッラのヘッド⇒わずかに右

と怒涛の攻撃を繰り広げたが得点は奪えず、ロスタイム3分。終了間際に

 

後半43分 サパタGoooooL:1-0
→右サイドFKからラミレスのゴールに向かうクロス⇒ファーでクアリアレッラがヘッドで折り返し⇒サパタが左足で密集にシュートを放つがブロックされる⇒そのこぼれ球をしぶとくもう一度右足でコロコロシュート⇒これが絶妙なコースに飛んでゴーーーーール!自身11得点目は貴重な貴重な勝ち越し弾!!

 

 

↑↑©BOLaroundより

そのまま試合終了。1-0!!!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ25分41秒:ボローニャ20分33秒

・シュート数はサンプ13本(枠内5本):ボローニャ7本(枠内2本)

・なかなかお目にかかれないサッカーのブザービートゴール。

・誰もが引き分けを覚悟した本当に最後のプレーで勝った!

・エンジンがかかるのが遅すぎだが、後半35分ぐらいからは何とか勝ちたい気持ちは少し伝わった

・やはりストリニッチの左SBは落ち着く。今まで通りのプレーを披露し、やはり出場できなかったのがコンディションでは無い事を証明…

↑↑©Getty Imageより

 とりあえず、この勝ちは物凄く大きい。これでまだまだEL出場権の土俵にはしっかり乗っかっている。この結果、33節終了時の順位は以下の通り。

 

6位      Milan        54

 

7位    Atalanta 52

 

8位 Sampdoria 51
9位  Fiorentina

51

 

泣いても笑ってもあと5試合。7位に入れば良い。次はローマに乗り込んで難敵ラツィオとのアウェイ戦。この勢いを生かして勝ちたいが・・・・現実、せめて勝点1でも欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第34節 2018年 4/22(日) 対ラツィオ@ローマ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00

’17-’18 SERIE A

33試合 15勝6分12敗 勝点51 得点51 失点49 得失点差+2 現在 8位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero201:

Non si dovrebbe mai piangere per una partita di calcio.

格言201:

たかがサッカーの1試合なんかの為に、泣いてはいけない


2017-18 SERIE A 第32節 Juventus 3-0 SAMPDORIA 惨敗・・・

2018-05-10 14:51:43 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第32節 4/15(日) 18:00@アライアンツ・スタディアム(トリノ)  主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)

サンプドリア 0 - 3 逆賊ユーヴェ(前半0-1)

・前半(45分)ユーヴェ[1] マンジュキッチ

・後半(14分)ユーヴェ[2] ヘーヴェデス

・   (30分)ユーヴェ[3] ケディラ

↑↑©U.C.Sampdoria.itより

CL敗退直後で怒りに燃える逆賊ユーヴェの勢いに勝てず・・・

[試合前情報]

 サンプは前節のDERBYの残念な引き分けから1週間後の試合。一方のユーヴェはミッドウィークのチャンピオンズリーグのレアル・マドリッド戦。ホームで0-3で負けた後のアウェイ戦で、後半ロスタイムまで3-0で勝つと言う奇跡を起こしそうになりながらの敗戦。逆賊ユーヴェがイタリア内だは審判を自在に操る事が出来るが、ヨーロッパ全域まではその力が及ばない事が証明されてしまった。そこから中3日での試合と言う事で、ショックはでかいだろう。しかしユーヴェはナポリとのし烈なスクデット争いが有るので、すぐ切り替えなければならない。ちなみにこの試合の前に2位のナポリはインテルと引き分けて差が広がっていた。一方のサンプもヨーロッパリーグの為には、一番厳しいユーヴェのアウェイ戦とは言え、例え1点だけでも勝点を取らないといけない。

 そして、サンプは今季ユーヴェに黒星をつけた数少ないクラブでもある。ホームでの3-2勝利は、内容も含めて快勝だった。振り返ってみると、あの時期が今シーズンのサンプで一番良かった時期だったのかもしれない。https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/ec273d9e962b26d956e884fcf677b59e

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。DERBYで負傷したベレシンスキとムッルーの両SBは共にベンチ外。緊急事態だ。スタメンは右サーラの左レジーニ。こんな状況でもまだストリニッチは使わないのかい!ベンチ入りはしてるのに・・・その他、トップ下はカプラーリではなくラミレスがスタメンに復帰。またMFではリネッティではなくバッレートがスタメンで使われた。それ以外はレギュラーメンバー。元ユーヴェ勢はクアリアレッラ

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 サパタ クアリアレッラ(cap)(85分ヴェッレ) 

    ラミレス(60分カプラーリ)

プラート  バッレート(81分ヴェッレ)

     トレイラ

レジーニ      サーラ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ

MFアルヴァレス、リネッティ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー---

一方のユーヴェはアッレグリ監督の4-2-3-1。チャンピオンズリーグの疲れも考慮してイグアイン、アレックス・サンドロ、ベナティアなどがお休みで、デ・シーリオは負傷で招集外。まぁブッフォンとディバラ以外は出てる選手も実力は遜色ないので、あまり関係ないか。イグアインがいないのは結構大きいか。GK、永遠の19歳ブッフォン。DFは右から怪我明けのヘーヴェデス、ルガーニ、キエッリーニ、そしてずっと私がサンプに欲しいアサモア。MF、ダブルボランチはケディラピアニッチマンジュキッチの1トップを支えるのは右からサンプ戦に強いクアドラードディバラ、マトゥイディ。キャプテンはブッフォン元サンプ勢は現在のユーヴェにはいない。GMのマロッタぐらいか

Juventus(4-2-3-1) 監督:マッシミリアーノ・アッレグリ 

       マンジュキッチ

マトゥィディ  ディバラ  クアドラード

        (66分ベンタクール)

 ピアニッチ(43分D・コスタ) ケディラ(81分ストゥラーロ)

アサモア          ヘーヴェデス

    キエッリーニ ルガーニ

        ブッフォン(cap)

ベンチ:GKピンソーリオ、シェチェスニー DFベナティア、アレックス・サンドロ、バルツァーリ、リヒトシュタイナー

MFマルキージオ FWイグアイン 

備考:警告:前半33分アサモア,後半8分ヘーヴェデス;年間チケット保有者数22.837(1試合平均1.102.728euro),有料入場者数16.451(973.215euro);芝状態良好

↑↑©Jawaposより

★日曜18:00から行われたポスティチポ。この試合からユニの後ろに”IBSA”のスポンサーが入った。サンプは青-青-青のアウェイ仕様で臨む。


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=dMXM6picC1g

前半は0-1。ポゼッションはユーヴェ16分09秒:サンプ14分01秒。前半7分にクアドラードの右からのクロスからチャンスを作られるが、ディバラのシュートはヴィヴィアーノがセーブ。一方のサンプも20分、右CKからラミレスのクロスをファーでクアリアレッラが合わせるビッグチャンスがあったが、先制は出来ず・・・その後もチャンスは作られるが何とか0-0で粘っていたが、後半終了間際に点を取られてしまった。前半43分にピアニッチが怪我でD・コスタと交代。この直後にそのD・コスタからの失点

前半45分 マンジュキッチGoal:0-1

→左サイドのドグラス・コスタからのクロス。GKの真ん前への絶妙なクロスに、走りこんで来たマンジュキッチがヘッドで合わせて先制を許す・・・

後半開始からクアリアレッラが負傷で白旗を上げて、コフナツキを投入そのコフナツキがいきなり最終ラインのキエッリーニからボールを奪って、ラミレスがすぐさまGKとの1対1と言う絶好のチャンスを迎える。しかし苦手な右足でこのシュートを外してしまい、この時点で勝負の流れは大きく変わってしまったのかもしれない。その後、攻勢に出たサンプの手薄になった守備陣をつかれて、2点取られる

後半14分 ヘーヴェデスGoal:0-2

→ケディラからペナ内左サイドのD・コスタへ⇒D・コスタから柔らかいクロスがファーへ⇒突っ込んで来たヘーヴェデスがヘッドで突き刺す

↑↑©SEKDRIVEより

後半30分 ケディラGoal:0-3

→右サイドをD・コスタがスピードで突破。ペナ内に侵入して、DFレジーニとの1対1もあっさりかわしてマイナスのグラウンダーのクロス⇒ケディラが落ち着いてこのボールをゴール左に流し込みダメ押し…

サンプもラミレスに代えてカプラーリ、バッレートに代えてヴェッレを投入して反撃を試みるが、得点は奪えず

ロスタイム3分

そのまま試合終了。0-3・・・

(ポイント

・ポゼッションはユーヴェ32分01秒:サンプ28分46秒

・シュート数はユーヴェ11本(枠内6本):サンプ7本(枠内4本)

ドグラス・コスタが急遽交代で出てきたのが大きかった。3点全てに絡む活躍

・サーラ、レジーニの両SBはやはり厳しい・・・

・サンプはケディラに弱い。普段あまり点を取らないケディラにやたら点を取られる気がする

↑↑©calciowebより どうも青-青-青ユニの時にあまり勝った記憶がないのだが・・

 まぁこの試合は正直しょうが無い。ほとんどのクラブがここで勝点を持って帰れてないのだ。幸い争っているフィオレンティーナとアタランタは共に引き分けて、まだ差はついてない。この試合を引きずらずに、次のボローニャ戦でしっかり勝点を取る事だ。3日後にはすぐにホームで試合が控える。 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第33節 2018年 4/18(水) 対ボローニャ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45

’17-’18 SERIE A

32試合 14勝6分12敗 勝点48 得点50 失点49 得失点差+1 現在 8位

 

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero198:

Ho giocato con Zidane,Ronaldo,Beckham,Buffon e Totti.I miei nipoti mi diranno:

"Nonno,basta!Sono 12 ore che racconti..."

格言198:

俺はジダン、ロナウド、ベッカム、ブッフォン、そしてトッティと共にプレーした事が有る。

将来俺の孫たちはこう言うだろう

「おじいちゃん、もうやめて!もう12時間も自慢話してるよ・・・」


2017-18 SERIE A 第31節 SAMPDORIA 0-0 Genoa Merda 第116回DERBYはスコアレスドロー

2018-05-08 17:35:32 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第31節 4/7(土) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マッサ氏(Imperia出身)

サンプドリア 0 - 0 (前半0-0)

↑↑©buoncalcioatuttiより

この日も勝者はティフォージ!

圧倒的に攻め立てるも、ただひたすら守るカテナチオを崩せず。非常にストレスの貯まるドロー

[試合前情報]

 アタランタ戦での久々の快勝から中3日でのDERBY。実はジャンパオロが監督になってからDERBYは3回戦って3勝。ここら辺もジャンパオロの支持率が高い一つの要因になっているか。ェノアは前回のDERBYに負けてからユリッチ監督が解任されて、バッラルディーニ監督が就任。そこからは持ち直して、当初降格圏内にあえいでいたのが残留はほぼ安全な中位にまで順位を戻してきている。ただ、上の方の目標はほぼ何も無く去年のサンプの終盤戦状態。逆に言うとこのDERBYに賭けるモチベーションは、他に何も目標が無いだけに高いかもしれない。前回は2-0でサンプの快勝!

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a9b21902006f1a2246e6d76560fc14aa

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。4日前の試合で休ませたトレイラ、シルヴェストレ、クアリアレッラがスタメンに復帰。トップ下はちょっとした驚きでラミレスではなくてカプラーリが先発となった。その他はほぼ現時点でのベストメンバー。2トップにはサパタとクアリアレッラのコンビが復活した。中盤もトレイラ、プラート、リネッティの素敵な3人。DFもケガ人は無く右からベレシンスキ、シルヴェストレ、フェラーリ、ムッルーの布陣。ちなみに今のメンバーには禁断の移籍をしたェノア勢はいない

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 サパタ クアリアレッラ(Cap) 

   カプラーリ(81分ラミレス)

リネッティ  プラート

    トレイラ

ムッルー(10分レジーニ)ベレシンスキ(51分サーラ)

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ

MFバッレート、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FWコフナツキ

ーーーーーーーーーーーーーー---

↑↑©genovatodayより このDERBYでは初対決となる両監督

一方のェノアはバッラルディーニ監督の3-5-2。と言っても実質5-3-2の様な形だったが。GKはキャプテン、唯一在籍が長いペリン。DFは右からビラスキスポッリ、そして元サンプのズカノヴィッチ。中盤、右ウィングに裏切り者のペレイラ、左に高速ドリブルのラクザール。中央はベルトラッチを中心にヒリエマルクリゴーニがその前を動き回る。2トップはベテラン、元マケドニア代表のパンデフラパドゥーラ元サンプ勢は裏切り者のペレイラと、ズカノヴィッチ

enoa(3-5-2) 監督:ダヴィデ・バッラルディーニ

  パンデフ ラパドゥーラ

(61分コフィー) (88分ガラビノフ)

 L・リゴーニ ヒリエマルク

ラクザール     ペレイラ

    ベルトラッチ

ズカノヴィッチ ビラスキ

     スポッリ

     ペリン(cap)

ベンチ:GKラマンナ、ジーマ DFロッセンティーニ、ミリオーレ

MFターラブト、ラゾヴィッチ、ベッサ、オメオンガ FWメデイロス、G・ロッシ

備考:警告:前半24分パンデフ、46分ベレシンスキ、L・リゴーニ;年間チケット保有者数13.694(1試合平均146.311euro),有料入場者数16.423(511.210euro);芝状態不良

↑↑©ilsecoloXIXより

SUDでは

「Canti in inglese,Non sai il Genovese,Ci provi in Latino...

Genoano SENZA IDENTITA'!」 Ultras

と言う横断幕が。

「英語で歌い、ジェノヴァ方言を知らず、ラテン語を練習している。アイデンティティの無いジェノアーノ!」

と言う意味。実際”You'll never walk alone"をクラブの応援歌で使ったり、イタリア最古のクラブとしては悲しいほどオリジナリティが無い。これは友達のジェノアーノですら認めていた事だ・・・

↑↑©repubblicagenovaより

★土曜の20:45キックオフで行われたアンティチポ。ホーム扱いの今回のDERBYは、バックスタンドにもサンプのコレオグラフィアが 


 <あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=IjBW2Ptspf8

前半は0-0。ポゼッションはサンプ16分18秒:ェノア10分33秒。前半10分にいきなり左SBのムッルーが負傷してレジーニを左SBで投入すると言うアクシデントはあった。しかしボールはサンプの方が支配し、危なげなく試合は進める。ただ、ボールは持てるが両チーム共にほとんど有効なチャンスは産み出せなかった。ここ最近はスペクタクルなDERBYが続いてきたが、久しぶりに激しい潰しあいのDERBY。相手の良い所を消しあい、勝負にこだわってお互い負けを恐れるDERBYとなっている

↑↑©cronachedi.itより

これは後半、プラートがエリア内で倒された問題シーン。PKっぽかったが・・・

後半も開始早々に今度は右SBのベレシンスキが負傷してサーラと交代。早い時間で2枚の交代カードを切る事を余儀なくさせられ、おまけに両レギュラーSBを失った。しかしこの試合に限ってはそれほど影響は無かった。サンプは後半になるとより攻勢を強める。と言うより、ェノアはひたすら引いて守る事を選択。ELの為には引き分けでは無く勝ちが欲しいサンプと、残留は余裕になってきて引き分けでも十分なェノアとの差が出ていた。サンプはカプラーリを中心に必死に攻め立てるが、なかなかチャンスは作りだせない。トレイラのミドルや、ペナ内でプラートが倒された疑惑のPKっぽいプレー、そしてカプラーリのスルーパスからリネッティのペナ内左足シュートなど惜しいチャンスもあったが、結局ゴールはこじ開けられず。

ロスタイム2分。結局試合は0-0でDERBYとしては久しぶりのスコアレスドローに終わった

(ポイント

・ポゼッションはサンプ34分35秒:ェノア18分52秒

・シュート数はサンプ12本(枠内8本):ェノア4本(枠内4本)

・ポゼッションで65%を記録しながらもったいない0-0の引き分け。

・今季のサンプは引かれて守られると弱い

・試合後、公式会見時にバッラルディーニ監督はサンプのエンブレムが入ってる椅子と言う事で、座るのを拒否して立ってインタビューを受ける。とんだ茶番だ!そうまでしてェノアーノに取り入りたいのか!!

・同じく試合後、ェノアのチームバスが1台立ち往生して、他のバスを通れなくして渋滞を巻き起こす。おめーら迷惑しかかけねーなー 

  勝ちたかったが、最低最低限の引分け。この結果DERBYの通算成績は以下の通りとなった

DERBY della LANTERNAの通算成績(116試合)

  • SAMPDORIA 42勝 142得点
  • 45引分け
  • enoa 29勝 124得点

以下が直近10試合のDERBY。サンプが1シーズンだけBに落ちた後、セリエAに昇格した2013-14シーズンから↓↓直近10試合はサンプの6勝2分け2敗と格の差を見せつけている!

 

 

 

1. 2018/04/07 SAMPDORIA 0-0 

 

2.2017/11/04  0-2 SAMPDORIA
得点:ラミレス、クアリアレッラ

 

3.2017/03/11  0-1 SAMPDORIA
得点:ムリエル

 

4. 2016/10/22 SAMPDORIA 2-1 
得点:ムリエル、リゴーニ、オウンゴール(イッツォ)

 

5. 2016/05/08 SAMPDORIA 0-3
得点:パヴォレッティ、スソ×2

 

6. 2016/01/05 2-3 SAMPDORIA
得点:ソリアーノ×2、エデル、パヴォレッティ

 

7. 2015/02/24 SAMPDORIA 1-1 
得点:ヤゴ・ファルケ、エデル

 

8. 2014/09/28  0-1 SAMPDORIA
得点:ガッビアディーニ

 

9. 2014/02/03 0-1 SAMPDORIA
得点:マクシ・ロペス

 

10. 2013/09/15 SAMPDORIA 0-3 
得点:アントニーニ、カライオ、ローディ

 

 まぁとにかく痛い引き分けだ。引き分けながら負けたような気分になったドリアーノは私だけでは無いだろう・・・そりゃあいつらは目標も無いから、強敵相手のアウェイ戦(一応)、そしてDERBYの連敗を止めただけで御の字なのだろうが、ヨーロッパを目指すためにはそんなのに付き合っている余裕は我々には無いのだから。そして次は 厳しいアウェイでの逆賊ユーヴェ戦が控える。とは言ってもアンダータも勝ってるし、5年前にはアウェイでもイカルディのドッピエッタで快勝した事も有る。決して不可能では無い。残り7試合。何とか勝点1でも!

Genova e' solo Blucerchiata!! 

次節:セリエA 第32節 2018年 4/15(日) 対逆賊ユーヴェ@トリノ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00

’17-’18 SERIE A

31試合 14勝6分11敗 勝点48 得点50 失点46 得失点差+4 現在 8位