ほぼ週刊サンプ通信  第13節 サンプドリア 1-1 ラツィオ ミハイロビッチ監督初陣!

2013-11-24 18:19:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第13節 @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 

  サンプドリア 1- 1 ラツィオ  よみがえったサンプ。しかし結果は無情・・・

 

 第13節、2週間のインターバルが開けて、ミハイロビッチ監督初戦!!

 

Marcatori

 

サンプドリア(後半22分) ソリアーノ①:ガッビアディーニの強烈なシュートを敵GKが弾く。そこに詰めてきたソリアーノが、一旦はGKに止められるものの、高く上がったボールを再びヘッドで押し込みゴール!

 

①ラツィオ(後半49分) サナ:タイムアップ寸前、カウンターからラドゥが縦パス。フロッカリがそのボールを縦に加速させサナが完璧に抜け出す。コスタを切り返し1発でかわし、GKと1対1。右足を振りぬき同点・・・・

 

 

SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ

 

          ポッツィ(80分ペターニャ)

 

ゾレック  クルスティチッチ ガッビアディーニ

(59分ソリアーノ)

   パロンボ(90分マレスカ) オビアング

 コスタ                デ・シルヴェストリ

  ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 

           ダ・コスタ 

 

ベンチ:GKフィオリッロ、DF M・ロドリゲス、レジーニ、ポウルセン、フォルナジエール、MFレナン、ビャルナソン、ゲンツォグロウ、ガヴァッツィ

 

Lazio  (3-4-3): Marchetti; Ciani, Cana, Radu; Konko, Ledesma (23' s.t.  Hernanes), Onazi, Lulic; Candreva (25' s.t. Ederson), Floccari, Keita (12' s.t.  Perea).
A disposizione: Berisha, Strakosha, Biglia, Felipe,  Gonzalez, Pereirinha, Vinicius, Cavanda,  Novaretti.
Allenatore: Vladimir  Petkovic.
Arbitro: Orsato di  Schio.
Assistenti: Iori di Reggio Emilia e Padovan di  Conegliano.
Quarto ufficiale: Stefani di  Milano.
Arbitri addizionali: Giacomelli di Trieste e Roca di  Foggia.

 

 

 ロッシ監督解任を受け、OBのミハイロビッチ監督となった初戦。ただ、シニサは前職のセルビア代表監督の任期が直前まであり、サンプの監督に就任したのが直前の水曜日。ボリアスコで3回練習しただけで、いきなり試合となった。ただこの短期間にも、ミハイロイズムを叩き込むことには成功した模様。フォーメーションを変え「GKからでさえ、つなぎを重視する、ポゼッションサッカー。失点を恐れず、とにかく攻撃重視」基本はこういう事らしい。ミハイロビッチはエリクソン、そしてマンチョの系譜を受け継いでおり、個人的には面白いし、サンプにぴったりだと思う。

 

  • ミハイロビッチ監督はがらっと布陣を変え、攻撃的な4-2-3-1を採用。ポッツィを1トップに据え、その下にゾレック、クルスティチッチ、ガッビアディーニがトリデンテを形成。左は出場停止で無ければエデルが入る予定で、サイドからガッビアとエデルの切り込みにも期待している布陣だ。ボランチにはパロンボがDFから本職に復帰。オビアングとダブルボランチを形成する。4バックとなったディフェンス陣は、ムスタフィがセンターでレギュラーに抜擢。キャプテンのガスタとセンターバックコンビを組む。サイドバックは左のコスタと右のデ・シルヴェストリ共に今までのレギュラーと変わらず。とりあえずこれが新生サンプの布陣となる。
  •  

  • 前半から気合の入っていたサンプ。新システムも良く機能しているように見え、序盤からサンプペースで試合は進む。前線からの激しいプレスがすごくて、高い位置でボールを奪うと、すぐ前線の4人でショートカウンターを仕掛ける。シニサが言っている通り、かなり攻撃的な姿勢が見て取れた。前半はラツィオにシュート1本しか許さず、サンプは何度もチャンスを作っていた。ただ点には至らず・・・あと、特筆すべきことはもう一つ。前半からピッチ上にハトが何度も乱入。ハトの群れがピッチ上にたむろってる姿は初めて観た。前半0-0。
  • 後半試合は動く。いきなり開始18秒でクルスティチッチが一発退場。厳しすぎる判定だったが、そんなに新監督の道のりも簡単では無いという暗示か・・・ただ、この苦境にもミハイロイレブンは立ち向かう。数的不利ながらも、さほどそれを感じさせないゲーム運び。4-4-1の布陣のまま、後半投入したロッシ監督時代は出番が少なかったソリアーノが活躍。22分にガッビアの仕掛けから、そのソリアーノが先制点。チーム全体で取った得点と言う感じだ。そのままの流れで、1点差のまま逃げ切りそうだったサンプ。後半ロスタイムにロッシ監督に干されていたマレスカが交代で登場。ここでも前監督との違いが見れた。ただこのままでは試合は終わらない。

  • こんなに良かったサンプに、一瞬の悪夢が。ロスタイムに入って終了1分前。1本のカウンター、ロングパスから一瞬のスキをつかれて同点を許す。ドラマのような結末でした

  ただ、この悲惨な結果にもそれほどショックを受けなかったのは、やはり内容が良かったからであろう。新生ミハイロサンプには大いに期待できる内容だった。ただ、次節もアウェーでインテルと厳しい相手が続く。ミハイロビッチが現役の頃、サンシーロでインテル相手にFKとCKから得点を演出して、4-3で逆転勝ちした試合を思い出した。良いゲームを期待したい。

 

    FORZA SINISA!!IN BOCCA AL LUPO!!

 

次節:セリエA第14節 12/1(日) 対インテル @ミラノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

 

 ミハイロビッチ新監督に初勝利を!!

 

Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

 

’13-’14 SERIE A 

 

勝点10 13試合 2勝4分7敗 得点 14 失点 23 得失点差 -9 17


ほぼ週刊サンプ通信  第12節  フィオレンティーナ 2-1 サンプドリア 連敗、そしてロッシ監督解任・・・

2013-11-10 19:59:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第12節 @アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)

  サンプドリア 1- 2 フィオレンティーナ  終盤の追い上げも実らず・・・連敗

 第12節、ポスティチポ(ナイター)で行われたゲーム。

Marcatori

①フィオレンティーナ(前半11分) ロッシ(PK):CKからベラルディがアクイラーニを倒す。微妙な判定だったが、審判の判定はPKそしてイエローカード。このPKをロッシに落ち着いて決められて先制を許す・・・

②フィオレンティーナ(前半17分) ロッシ:先制点からすぐ6分後。同じロッシが、ペナ外から、きれいな弧を描くバナナシュート(表現が古いか・・・)。このシュートがゴール左隅に突き刺さりロッシ、ドッピエッタ。

サンプドリア(後半29分) ガッビアディーニ③:ドリブルから前を向いたエデルがスルーパス。このボールに走りこんだガッビアディーニが、GKとの1対1を間違えず。やや難しい角度だったが、左足で落ち着いて流し込み1点差。

SAMPDORIA <3-5-2> 監督デリオ・ロッシ

       エデル   ガッビアディーニ(84分ポッツィ)

    クルスティチッチ オビアング

ベラルディ(60分ガヴァッツィ) デ・シルヴェストリ

        ゲンツォグロウ(52分ゾレック) 

 レジーニ パロンボ(Cap) ムスタフィ 

          ダ・コスタ 

ベンチ:GKフィオリッロ、トッツォ、DFフォルナジエール、MFレナン、ビャルナソン、エラーモ、ソリアーノ、ポウルセン、FWペターニャ

Fiorentina  (4-3-3): Neto; Tomovic, G. Rodríguez, Savic, Pasqual; M. Fernández (39'  s.t. Vecino), Aquilani, Borja Valero; Joaquín (25' s.t. Vargas), G. Rossi,  Cuadrado (34' s.t. Rebic).
A disposizione: Munúa, Alonso,  Roncaglia, Compper, Pizarro, Wolski, Matos, Ilicic,  Olivera.
Allenatore: Vincenzo Montella.

Arbitro: Damato di  Barletta.
Assistenti: Paganessi di Bergamo e Costanzo di  Orvieto.
Quarto ufficiale: Bianchi di  Lucca.
Arbitri addizionali: Valeri di Roma 2 e Merchiori di  Ferrara.
Note: ammoniti al 10' p.t. Berardi, al 6' s.t.  Gentsoglou per gioco scorretto, al 39' s.t. Eder per proteste; recupero 0' p.t.  e 3' s.t.; terreno di gioco in buone condizioni.

 もう負けられないサンプ。相手は元サンプのモンテッラ監督の元、セリエA一美しいサッカーを見せるヴィオラ。今年もメンバーは変わったが好調を維持している。

  • ロッシ監督は3-5-2の布陣でヴィオラに挑む。出場停止のレギュラーDFガスタとコスタに代わり、レジーニとパロンボが入り3バックを形成。この試合キャプテンとなったパロンボは、セリエA通算300試合、プロ通算400試合出場を達成。左サイドハーフでは久しぶりにベラルディが先発。2トップはガッビアディーニが戻り、あとはレギュラー布陣。
  • 前半はフィオレンティーナペース。開始早々に疑惑の判定のPKで先制を許すと、その直後にロッシに素晴らしいゴールを決められてしまう。開始からまだ浮き足立っているところに決められてしまった感じだ。しかしその後は反撃を見せるサンプ。オビアングのポストをかすめる惜しいシュートなどもあったが・・・前半0-2。
  • 後半も必死の反撃を見せるサンプ。特にゾレックを投入してから流れがかなり良くなった。さらにはガヴァッツィを投入して、攻撃的な4-4-2にチェンジ。それが実り、29分にやっと1点差に迫るガッビアゴール。さらにゾレックのドリブルとパスから何度かチャンスを作る。終了間際にはポッツィまで投入し、2つ決定的チャンスを作るが・・・・残念ながら敗戦

 この結果、噂されていたロッシ監督の解任が決定。順位も再び降格圏内の18位に落とす。ただ、もう過去を振り返っていてもしょうがない。新生サンプはOBのシニサ・ミハイロビッチ。左足のFKの魔術師で、私も大変好きだった選手だ。マンチョの片腕を務めており、サンプ黄金時代のスヴェン・ゴラン・エリクソンの薫陶も受けている。何気に、近年サンプでプレーしたOBが監督になるのは久しぶりだ。現役時代を良く知ってる選手がこうやって監督になっている姿を観ると、残念ながら自分も歳を取ったなぁーと感じるが・・・とにかく

    FORZA SISA!! IN BOCCA AL LUPO!!

次節:セリエA第13節 11/24(日) 対ラツィオ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

 ついにロッシ監督解任。新生ミハイロビッチ監督に期待大陣

Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

’13-’14 SERIE A 

勝点9 12試合 2勝3分7敗 得点 13 失点 22 得失点差 -9 18


ほぼ週刊サンプ通信  第11節 サンプドリア 3-4 サッスオーロ 壮絶な打ち合いの末連敗

2013-11-03 17:07:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第11節 @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

  サンプドリア 3- 4 サッスオーロ  残留争い直接対決、壮絶な打ち合いの末敗北・・・

  第11節、久々のデーゲーム。

 Marcatori

 サンプドリア(前半19分) ポッツィ②:クルスティチッチの蹴ったFK。ペナ内でコスタがヘッドで競り勝って落とす。そこに走りこんだポッツィがヘッドで叩き込んで先制!!

 

 ①サッスオーロ(後半4分) ベラルディ:左からのクロスをコスタがヘッドでクリアミス。高く上がったボールがベラルディの下に。GKと1対1になったベラルディに決められてしまう・・・

サッスオーロ(後半7分) ベラルディ(PK):ペナ内に勢いよくドリブルで突っ込んできたベラルディ。コスタがたまらず引っかけてしまいPK。そして1発レッドこのPKを同じベラルディに決められて逆転を許す。

 

サッスオーロ(後半18分) フローロ・フローレス:ムスタフィのクリアミスから大カウンター。独走したフローロ・フローレスがGKとの1対1から豪快に決める。

サンプドリア(後半20分) エデル④:デ・シルヴェストリの右からのクロスを、今度はポッツィがヘッドで落とす。そこに走りこんできたエデルがGKの鼻先でダイレクトボレー1点差。

サンプドリア(後半36分) デ・シルヴェストリ②:ゾレックの左からのCK。まず1発デ・シルヴェストリがヘッド。バーに当たって跳ね返ってきたボールが再び”ロロ”の下に。もう1発今度は足で押し込み、ついに同点

サッスオーロ(後半44分) ベラルディ(PK):カウンターから、ファリアスのドリブルに振り回され、耐えきれずにデ・シルヴェストリがペナ内でファール。ベラルディにハットトリックとなるPKを決められて、再逆転を許す

SAMPDORIA <3-4-1-2> 監督デリオ・ロッシ

       エデル   ポッツィ(74分ペターニャ)

       クルスティチッチ(66分ソリアーノ)

ガヴァッツィ(78分ゾレック)   デ・シルヴェストリ

    ゲンツォグロウ   オビアング

 コスタ ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ 

          ダ・コスタ 

 ベンチ:GKフィオリッロ、DFM・ロドリゲス、ベラルディ、パロンボ、レジーニ、フォルナジエール、MFレナン、ビャルナソン、エラーモ

Sassuolo (3-4-3): Pegolo; Antei, Bianco,  Acerbi; Gazzola (41' s.t. Farias), Magnanelli, Marrone, Longhi; D. Berardi,  Floro Flores (29' s.t. Alexe), Masucci (19' s.t. Missiroli).
A  disposizione: Pomini, Rosati, Pucino, Laribi, Marzorati, Kurtic,  Rossini, Chibsah, Ziegler.
Allenatore: Eusebio Di  Francesco.
Arbitro: Tagliavento di  Terni.
Assistenti: La Rocca di Ercolano e Iannello di Novi  Ligure.
Quarto ufficiale: Meli di Parma.

 調子を取り戻したかに見えたサンプだが、前節のヴェローナ戦で痛い敗戦。このホームでの残留争いの直接のライバルに負けるわけにはいかない。

  • ロッシ監督は3-4-1-2に布陣を再び戻す。ガスタを中央に据えてムスタフィとコスタで3バックを形成。厳しい日程の為、ガッビアは怪我の影響もありお休み。代わりはポッツィ。ゲンツォグロウがボランチで先発し、クルスティチッチがトップ下となった。スタジアムにはティフォージが「93」のプラカードを掲げる。先日のリヴォルノ戦で、アウェー用の「Tessera del tifoso」(アウェーの試合観戦用の、身分証明書のようなもの)を持たないサンプティフォージ93人が、試合観戦しようとした際に、過剰な処罰を受けた事に対する抗議の為。元より、イタリアのほとんど全てのウルトラは、この「Tessera del tifoso」制度に大反対している。さて、試合。
  • 前半から気合が入ってたサンプ。流れは明らかに勝ち試合のものだった。久々先発の”DinDon”ポッツィが幸先よく先制弾。コスタがヘッドで競り勝ち、絶妙な落としがゴールにつながった。さらに攻め立てたサンプは追加点のチャンスもあったが、決めきれず。ピンチも無かったが、ガスタが次節出場停止となるイエローカードを貰ったりして、少し暗雲が立ち込める・・・前半1-0。
  • 後半すぐに不安が現実のものとなってしまう。開始早々4分、コスタの一つのクリアミスから同点弾を許す。さらにその3分後、スピードに乗ったベラルディのドリブルを誰も止められず、たまらず再びコスタがペナ内で倒す。PKアンド2枚目のイエローでコスタは退場。後半わずか7分で悪夢だ。さらに、その11分後、気を取り直して攻めるサンプに対して、ムスタフィの1個のクリアミスから大カウンターを許す。元サンプのフローロ・フローレスに決められ、あれよあれよの内に1対3。さらに数的不利
  • しかし絶対負けられないサンプは、ブチ切れ寸前のティフォージの後押しもあり、あきらめない。まず、エデルがポッツィの落としから抜群の詰めを見せて1点差。さらに数的不利を感じさせない猛攻を見せ、CKからデ・シルヴェストリが気迫の同点弾。選手達の執念を感じた・・・・・・・しかし、気合だけで何とかならない時もあるのがサッカー。同点に追いついて、ややトーンダウンしたサンプに対して、後半終了間際。途中出場のフレッシュなファリアスのドリブルを止める体力は、10人で疲れていたサンプには残っていなかった。PKを与えてしまい、ベラルディにハットトリックとなる再勝ち越し弾を決められてしまう・・・

 色々あったが、結果はホームで痛すぎる敗戦。気迫は感じたが、次節も厳しい戦いが待っている。

      FORZA RAGAZZI!!

次節:セリエA第12節 11/10(日) 対フィオレンティーナ @フィレンツェ 現地20:45Kick Off(日本時間4:45)

 負けたらロッシ監督解任の噂。背水の陣 

Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

 ’13-’14 SERIE A 

 勝点9 11試合 2勝3分6敗 得点 12 失点 20 得失点差 -8 17