2015-16 冬のメルカート中間報告 / Bologna戦直前情報

 BENVENUTI "Ranocchia"e"Škriniar"❗

ナポリ戦を前に冬のメルカートの新加入選手が2名正式決定！ 

イタリア代表"ラノッキア"
スロヴァキアU-21代表"シュクリニアール"

 まずは、スロヴァキアリーグのŽilina(ジリナ)からセンターバックのミラン・シュクリニアールを100万ユーロの完全移籍で獲得。もうすぐ2月11日に21歳と言う若武者。スロヴァキアのU-21代表であり、サンプのイヴァンとはチームメイト。昨年までいたゾレックと言い、サンプにはスロヴァキアのスカウトラインが有るのだろう。187㎝の長身を生かした左のCB。ハードマークとヘッドが特徴で、チームではPKキッカーも務める為に、得点もDFにしてはかなり多い。昨シーズンはスロヴァキアリーグで32試合6得点、今シーズンはここまで半年で18試合4得点。さらにヨーロッパリーグで8試合にも出場している。DFのレベルが高いセリエAなので、すぐに活躍は難しいかもしれないが将来に期待したい。背番号は37番。

Milan Škriniar　37　ミラン・シュクリニアール

• ポジション：CB
• 1995年2月11日生まれ(20歳)
• スロヴァキア　Žiar nad Hronom出身
• 187cm　80kg
• 昨季：ジリナ(スロヴァキアリーグ)　32試合6得点
• スロヴァキアU-21代表：14試合3得点

そしてもう一人はかねてから噂のあったこの人。インテルからセンターバックの”ラノッキア”をレンタルで獲得。ご存じバリバリのイタリア代表、しかもインテルの元キャプテンながら今シーズンは新加入組のあおりを受けて定位置を失っていた。EURO2016に向けて、プレーできる環境を選んだと言う事であろう。195㎝の長身を生かしたヘッドは当然大きな武器。さらに足元の技術もある。インテルで定位置を奪われていたのは、弱冠の守備の弱さか？まだ27歳とこれから一番脂の乗る年齢でもあり、ゼヒ完全移籍で欲しかった。背番号は16．

Andrea　Ranocchia　16　アンドレア・ラノッキア 

• ポジション：CB
• 1988年2月16日生まれ(もうすぐ28歳)
• アッシジ出身
• 195cm　81kg
• 昨季：インテル　33試合2得点
• イタリア代表：20試合0得点

※来るもの有れば、去る者あり。　インテルとは、おそらくドドやリッキー・アルヴァレスも含めて密約があるのだろう。ついに、ついに我らがエデルが放出されてしまった(T_T)

2011-12シーズンの冬に加入して以来、ちょうど4年間。素晴らしい思い出と結果を残してくれた。127試合44得点。そのゴールだけでなく、FWながらゴールラインまで追っかけての献身的なディフェンス。その頑張りがコンテにも認められ、ブラジル出身ながらイタリア代表にも選出。アズーリでもすぐに結果をだし、今や欠かせない選手となっている。久々にEUROにサンプばりばりのイタリア代表選手が出場すると、私も楽しみにしていたのだが・・・

　インテルには1,350万ユーロで売却。一応形式はレンタルだが、戻ってくることはまず無いだろう。エデルの完全移籍の条件に、ラノッキアやドドのサンプへの完全移籍が含まれている事を願う。

↓↓この2人の背番号23番対決が、今度は逆のチームとなる↓↓

”GRAZIE　EDER!GRANDE　IN　BOCCA　AL　LUPO!!”

　さらにCBのズカノヴィッチのローマ移籍も決定。290万ユーロで夏に買ったエルヴィンは、わずか半年で400万ユーロで売られる形となった。レギュラーとして16試合3得点。ヘッドも強く、左足のFKも強烈。私も好きになっていた選手だったので、正直この移籍は猛反対だ。今シーズンの残りも彼がいなくなるとやばいし、まだ値も上がりそうだから4年契約の彼を売り急ぐ必要は全く無い。不可解だ。フェッレーロのローマ愛が発動してしまったか？

 

”CIAO　ERVIN！”

あと、2日の移籍市場。ただまだ最後にひと波乱あるだろう。今可能性が高い移籍が以下の通り

IN

• FWファビオ・クアリアレッラ(トリノ）
• FWニコライ・ヨルゲンセン(コペンハーゲン)
• MFヤコポ・サーラ(ヴェローナ)
• MFヴラディミール・ワイス(Lekhwiya=カタール)

OUT

• DFヴァスコ・レジーニ(ナポリ)
• DFペドロ・ペレイラ(ヴェローナ) 

　エデルに去られたサンプ、さらにソリアーノも来シーズンにインテル行きが水面下で決定していると言う噂が有り、サンプファンの怒りは最高潮に達している。FWの代わりは必須だが、一番手が元サンプで現トリノのクアリアレッラ。300万ユーロ前後での獲得が噂されている。クアリアが破断した場合、デンマーク代表のヨルゲンセン。その他、前線の強化にヴェローナの若手MFサーラ(ゾレックの完全譲渡+ペレイラのレンタル移籍との交換)。また、3年前にセリエAのペスカラで活躍した、スロヴァキア代表のワイスの獲得も噂されている。一方レジーニのナポリ行きもほぼ決まり。DF陣は大幅な入れ替えとなりそうだ。

　エデルの移籍はもう、決定事項。結局、サンプは活躍して高くなった選手を売らなければやっていけないのだ。そして若くて安い選手を獲得したり、自前で育てて活躍させて売るのは上手いが、いざお金を持った時にそれを使うのが下手だ。メガクラブとの差はしょうが無いが、ナポリあたりと今差がついているのは、結局フェレーロもデ・ラウレンティスほど金は自由に使えないと言う事実。ガッローネより大盤振る舞いしているように見えても、誰かは売ってバランスはとらないといけないのだ。もしフェッレーロが会長に就任してから、たったここ2年ぐらいの間でサンプに関わった選手を、ある程度今の抱える事が出来ていたら、こんな夢の様なチームが出来る。

　　　　　カッサーノ　エデル

　　　　(ガッビアディーニ)(ムリエル)

　　　　　　　　コレア(リッキー)

オビアング　　　　　　　　　　ソリアーノ

 　　　　　　フェルナンド(パロンボ)

ドド　　　　　　　　　　　　デ・シルヴェストリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　ロマニョーリ　ムスタフィ

 　　　　　　　　　　　(ラノッキア)　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

こうなっていけば、ヨーロッパの常連クラブになれるのだが・・・まだ1歩も2歩も足りないだろう。結局調子が良いシーズンはＣＬやＥＬを狙える位置まで行き、逆に活躍した選手を売って、うまくその補填が出来ないシーズンは、Ｂ落ちの危機までいってしまう。

ただ今さら後ろを振り返ってもしょうがないので、正直今冬のメルカートは不満だが、これからのフォーメーションを考えてみたい。現在17位とかなり危機的なポジションにおり、サンプファンの間では,冬にパッツォとカッサーノを売ってB落ちした2010-11シーズンに状況が似ていると言う話も出ている。しっかり考えていかないと本当にまずい。先週の試合を観ても、コレアの成長は期待できる。エデル無き今、コレアを中心に考えていった方が良いと思う。

ポイント

• コレア、もしくはリッキーを生かす事を考える
• さらに現在不調のムリエルも、獲得した金額を考えると絶対に見捨てられない、活躍してもらわないと困る選手
• +カッサーノと言う事を考えると、2トップ+トップ下を置いた4-3-1-2が最適だと私は思う
• MFの3人=ボランチはフェルナンドが鉄板(控えにパロンボ）、
• 両脇を攻撃的なら右ソリアーノ、左リッキー
• 守備的ならイヴァンとバッレート
• CBはシルヴェストレが昨季の調子を取り戻せば、ラノッキアーシルヴェストレ。そうでなければモイサンデル。シュクリニアールは4番手で経験を積む
• サイドバックは右デ・シルヴェストリ。怪我いえるまではカッサーニ。ペレイラはレンタルで修行に出す
• 左はドド。頼むよー！控えにメスバー

よってこんな感じ

　　　　　カッサーノ　クアリアレッラorムリエル

　　　　　　　　コレア(リッキー)

リッキー　　　　　　　　　　ソリアーノ

(バッレート)　　　　　　　　　　　　　(カルボネーロ)(サーラ）

 　　　　　　　フェルナンド(パロンボ)(イヴァン)

ドド　　　　　　　　　　　　デ・シルヴェストリ

(メスバー)　　　　　　　　　　　　　　　(カッサーニ)　　　　　　　　　　　

　　　ラノッキア　モイサンデル

 　(シュクリニアール)　(シルヴェストレ)　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFコーダ、ペレイラ

MFクリストドゥロプーロス、クルスティチッチ、ロッカ　FWロドリゲス

 まぁこれはあくまで私の希望で、実際モンテッラは4-3-3を使い続ける気がするが・・・

例えば次節のボローニャ戦は、まずカッサーニが出場停止で、デ・シルヴェストリが怪我の為に右SBはペレイラ。CBは人もいないので、いきなりラノッキアの先発が有りそうだ。

MFは左からバッレート、フェルナンド、ソリアーノ。バッレートの汚名返上に期待したい。

FWではカルボネーロが怪我で間に合わなそう。よってカッサーノの1トップを左コレア、右リッキーのウィングが支える形となろうか

　　　　　　　　　カッサーノ　

コレア　　　　　　　　　　　リッキー

バッレート　　　　　　　　　ソリアーノ

　　　　　　フェルナンド(Cap)

ドド　　　　　　　　　　　　　　ペレイラ　

　　　ラノッキア　モイサンデル

 　　　　　　　　　　(シルヴェストレ)　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

一方のボローニャは、出だしは最悪だったが、ドナドーニ監督に代わってから絶好調。いつの間にかサンプより上の12位。ガスタルデッロ元キャプテンと、これも元サンプのGKミランテを中心としたディフェンス。

FWではセンターフォワードのデストロを、ジャッケリーニとムニエの3トップが機能してきており侮れない。

サンプはアウェイ未勝利(一応アウェイ扱いのＤＥＲＢＹは勝ったが）、現在3連敗中。移籍メルカートのごたごたで、試合へ集中できてない状況。しかし4連敗は許されない！

Foooorza　Saaaaamp!!

   次節：セリエA第22節　2016年　1/31（日）　対ボローニャ　＠ボローニャ　現地15：00Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間23:00）

 ’15-’16　SERIE　A

21試合　6勝5分10敗　勝点23　得点　31　失点　36　得失点差　-5　現在17位

今日のカッサーノの“アフォリズム（格言）”

numero33：

 Le telefonate di complimenti dopo che hai giocato una grande partita,invece,contano poco.

格言33：

　それに対して(格言32に対して)、素晴らしいプレーをした試合の後の「おめでとう」の電話は、あまり意味が無い電話だ

2015-16 SERIE A 第21節 SAMPDORIA 2-4 Napoli 完璧な自滅・・・

SERIE　A　第21節　1/24(日) 15：00＠ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:オルサート氏(Schio出身)

サンプドリア　2－4　ナポリ（前半1-2） 

• (前半9分)  ナポリ[1]　イグアイン
• (前半18分)  ナポリ[2]　インシーニェ
• (前半45分)サンプ　コレア
• (後半15分)　ナポリ[3]　ハムシク 
• (後半28分)サンプ　エデル
• (後半35分)　ナポリ[4]　メルテンス

サンプのミスをナポリは見逃さず。何とか挽回しようとするが、退場で10人になり万事休す 

[試合前情報] 

サンプ対ナポリの通算成績はサンプ33勝、42引分、ナポリ40勝。サンプは2010年5月以来ナポリに勝っていない。2010年5月と言えば、リーグ戦最終戦、パッツォのゴールで1-0でナポリに勝ってチャンピオンズリーグ出場権を決めた試合だ。サンプは試合前の予想通りの布陣。ディフェンスはシルヴェストレが完治していないのだろう、出場停止明けのモイサンデルとズカノヴィッチ。左はさすがにいきなりドドの先発は無く、レジーニ。GKヴィヴィアーノ、ここまで85セーブは、堂々のセリエA単独トップ！キャプテンはエデル

一方のナポリは試合前の予想通りの布陣。週中のコパイタリアでインテルに負けた為、モチベーションもたっぷり。特にサッリ監督は、試合終了間際にマンチョに吐いた罵詈雑言が取りざたされていて、出場停止も含めた大問題となっている。元サンプ勢にはDFクリスチャン・マッジョとFWマノーロ・ガッビアディーニがいるが、残念ながら2人ともサブ。

★今年初のマラッシ日曜デイゲーム

SAMPDORIA　＜4－2ー3ー1＞　監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

 　　　　　　カッサーノ(65分ドド）

エデル(Cap)　コレア　　カルボネーロ

　　　　　　　　　(80分イヴァン）

 　　フェルナンド　バッレート(55分アルヴァレス）

レジーニ　　　　　　　　　カッサーニ■59分　　　　　　　　　

　　ズカノヴィッチ　モイサンデル　

 　　　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFペレイラ、シルヴェストレ

MFパロンボ、クルスティチッチ　FWロドリゲス、ムリエル

Napoli (4-3-3): GKレイナ;ヒサイ、アルビオル、クリバリ、グラム(71分ストリニッチ);アラン、ジョルジーニョ、ハムシク;カジェホン(84分エル・カドゥーリ),イグアイン、インシーニェ(75分メルテンス)
ベンチ:ラファエル、ガブリエル、ヴァルディフィオーリ、マッジョ、D.ロペス、キリケス、ガッビアディーニ、チャロバ、ルペルト
監督:サッリ

備考:退場：後半14分カッサーニ;警告　前半13分ジョルジーニョ,40分フェルナンド,27分カッサーニ

＜あらすじ＞

　前半4分　大ピンチ！一発のロビングでディフェンスラインの裏のイグアインにボールが渡る。あまりのあっさりさに、当然オフサイドかと思いきやオフサイドでも無く、トラップしたイグアインはすでにGkヴィヴィアーノと1対1。しかしワントラップして放ったボレーははるか上。助かった~

前半　9分　イグアインGoal　0-1：

 →前線からのナポリのプレス。ハムシクにつつかれたバッレートの痛恨のバックパスミス。これが絶妙なイグアインへのスルーパスとなり、すでにGKと1対1。イグアインは2度目の決定機は逃さず、先制を許す・・・

    13分　レジーニを倒したジョルジーニョにこの試合初のイエロー■

前半18分　インシーニェGoal　0-2：

 →ジョルジーニョの右からのCK。ゴール正面の高く上がったこぼれ球。アルビオルがボレーに行くと見せかけてフェイントでシャペウ。これに見事に引っかかったバッレートがアルビオルを倒してPK

→このPKをインシーニェが左下隅に決める。ヴィヴィアーノも読みは当たっていたが・・・

　26分　ハンドでカッサーニにイエロー。次節出場停止■

　32分　チャンス！カッサーノのパスからコレアがペナ内へ。なめドリブルでDFを一人外して左足シュート。ブロックにきた敵に当たってコースが変わるが、GKレイナはこれに反応・・！

前半45分　コレアＧoooooooooooＬ!!　1－2：

→カルボネーロが右サイド、クリバリのタックルをかわして突破。そのまま突進して、グラウンダーのクロスを中へ。ニアでエデルがスルーして、後ろから走りこんだコレアがGKの逆を取りながら、落ち着いてインサイドで蹴りこむ！コレア、2試合連続、そしてマラッシのファンの前では初ゴール！1点差！

↑↑まだまだあきらめないぞ！

　　46分　フェルナンドにイエロー■

 ロスタイム1分。そのまま1-2で終了

前半は1-2。サンプはナポリの前線からのプレスに苦しむ。やはりバルサもそうだが、強いチームは3トップであろうと、FWが結構守備をちゃんとやる。最初の失点もDFラインで思うようにボールを回せなかった結果だった。しかしこのミスによる失点は非常に痛かった。結果的にずっと追いかける展開になってしまう。0-2にされてからは、サンプも内容は良かった。コレアは引き続き好調を維持し、ボールにも良く絡みチャンスを作り出す。前半終了間際に追いつけたので、まだ希望を持たせる展開となった。全然関係ないけど、またピッチ上に鳩が多かった。去年もあったがあれも冬だったか？ジェノヴァの鳩は冬に活発になるだろうか？

後半4分　カウンターで持ち上がったクリバリが左足でアーリークロス。ヴィヴィアーノが果敢にエリア外付近まで飛び出して、スライディングで何とかイグアインを止める

　　10分　この日、残念ながら戦犯になってしまったバッレートに代わっていよいよ”リッキー”アルヴァレス投入。右MFに入り、カルボネーロがバッレートの位置に下がる。バッレートは引き上げる時にティフォージに謝罪のポーズ

　　14分　インシーニェをアフターで倒したカッサーニに2枚目のイエローで退場。ファールは間違いないが、これでレッドは厳しいんじゃないか、オルサートさん？1枚もらってたって事を忘れてたんじゃないかい？右SBにはカルボネーロが下がり、4-4-1に■■

後半　15分　ハムシクGoal　1-3：

 →左サイド、インシーニェのパスを貰ったハムシクがペナ内でドリブル開始。細かいステップでモイサンデルをかわし、倒れこみながら右足トゥーキックで押し込み再び突き放す

　20分　疲れの見えたカッサーノに代えて、こちらもデビュー。”ドド”投入。左MFに入り、エデルがトップに

　26分　グラムに代わってストリニッチ投入。同ポジションの交代

後半28分　エデルＧoooooooooooＬ!!　2－3：

→右からリッキーの蹴ったCK。低くて速いボールを、エデルがニアでヘッドで合わせてレイナの股下を抜く。エデルは自身12得点目。なかなか良いペースだ。再び1点差！

　29分　左サイドからペナ内に侵入したストリニッチ。やや遠いが、GKと1対1になり左足の強烈なシュート。しかしここはヴィヴィアーノがパンチングでセーブ！

　30分　インシーニェに代わってメルテンス投入。ここら辺は現在のナポリの選手層の厚さか。ガッビアが全然出られないんだもんなぁ

　31分　再びピンチ。オフサイドトラップのミスで、ジョルジーニョのDFライン裏へのロビングでイグアインがどフリーに。しかしイグアインはこのシュートをふかす。得点王も大した事無いな

後半　35分　メルテンスGoal　2-4：

 →メルテンスが左サイドでドリブル開始。対峙するカルボネーロは、疲れ+本職で無い弱みをもろに露呈し、尻餅をついてしまう。難無くペナ内に侵入したメルテンスが、左足で強烈なシュートを右サイドネットに突き刺す。3度突き放す

　35分　コレアに代わってイヴァン投入

　39分　カジェホンに代わってエルカドゥーリ投入

ロスタイム　4分　そのまま2-4で終了 

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ23分00秒：ナポリ28分25秒、とにかくミスが命取り。内容で完敗だったわけでは無い

・まだ1対2の後半開始時は、サンプの方が良いサッカーをみせており、同点の可能性を感じさせていたので、カッサーニの退場は非常に痛かった

・サンプのＭＶＰはコレア。継続しての活躍は、コンディションの良さ、そして成長を感じさせる。観ていてワクワクする選手になりつつある

・リッキーとドドも戦力になりそう。彼らがプレーできたのだけが収穫

・同郷の大先輩であるハムシクからイヴァンがユニ交換してもらってた

　試合中に負けてる展開でフラストレーションが貯まったSUDのティフォージから、ナポリティフォージを挑発するチャントがかなり長い時間唄われた。これがイタリアで、「人種差別」にあたるとして糾弾されている。そのチャント↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=qOwpATb3XJ4

歌詞はこんな感じ

”Napoli merda Napoli colera, sei la vergogna dell'italia intera, napoletano, lavora duro, che a Maradona devi dare pure il culo"

(直訳すると)ナポリうんこ、ナポリコレラ、お前らはイタリア中の恥だ、ナポリ人よ、ちゃんと働け、じゃなきゃマラドーナに尻でも掘ってもらえ！

というまぁかなり過激に見えるかもしれないが、昔からイタリアのサッカースタジアムでは良く唄われてるレベルだと思う。むしろ私なんかは、最近サンプウルトラが大分おとなしくなったなぁと思ってたので（元から過激な部類では全く無いが)、むしろ試合中聞いてて、「おぉ久しぶりに本気でキレてきたか」と嬉しく思ったぐらいだ。喜んで一緒に唄ってた。まさかこんなのがイタリアで反響を呼ぶとは思わなかった。元来、ジェノアとジェメラッジョ(同盟関係)であるナポリとサンプの仲は悪い。それプラスこの試合展開がそうさせたのであろう。

　全く私は人種差別を擁護するつもりは無いが、元々スラングが多いイタリア語社会の中で、サッカー場でのスラングはある程度しょうが無いと思う。もちろん本気での誹謗中傷や、特定の個人選手を槍玉にあげての攻撃は良くないと思う。しかしクラブ間の歴史や、選手個人にまつわるストーリーに応じた応援。これはカルチョを観客から盛り上げる、良い文化の側面であると昔から思っているのだが。もちろんスタジアム内で思いきり騒ぎ、外に出たら変な遺恨を残さずにきっちり忘れると言うのが一番良いスタイルだと思うが。イタリア政府もなんでもかんでも規則で縛るのは良くない。全く現場レベルに即してない法律を彼らは平気でバンバン出していく。このままでは客離れは止まらない。

　さて次節はガスタルデッロ元キャプテンのボローニャ。4連敗は許されない！

Foooorza　Saaaaamp!!

   次節：セリエA第22節　2016年　1/31（日）　対ボローニャ　＠ボローニャ　現地15：00Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間23:00）

 ’15-’16　SERIE　A

21試合　6勝5分10敗　勝点23　得点　31　失点　36　得失点差　-5　現在17位

2015-16SERIE A 第21節 SAMPDORIA - Napoli 直前情報 新加入選手2名決定!!

BENVENUTI "Dodô"e"Ricky"❗

ナポリ戦を前に冬のメルカートの新加入選手が2名正式決定！

ブラジル代表"ドド"
アルゼンチン代表"リッキー・アルヴァレス"

まずはインテルから左SBのホセ・ロドルフォ・ピレス・リベイロ、通称”ドド”をレンタルで獲得。まだ23歳ながら20歳の時にローマに加入して、すでにセリエA出場は50試合を数える。試合出場は無いが、ブラジルA代表にもすでに選ばれている逸材。イメージ的にはレアルのマルセロのミニチュア版だと思っている。攻撃に長けており守備に難ありと言う感じか。でも若いし大歓迎！昔からサンプは左SBに苦労しており、こんな攻撃的で魅力的な左SBはいなかった。レンタルって言うのが残念だが、残りの半シーズンに期待しよう！フェルナンドはアンダー時代からブラジル代表でよく知っているらしく、チームに溶け込む手助けになるであろう。

　ちなみにドドの背番号はボナッツォーリが去った後の11番。FWフェデリコ・ボナッツォーリは、さすがに今のFW陣の中では出番が無く、武者修行の為にセリエBのヴィルトゥス・ランチャーノにレンタルで放出された。そこでは背番号10と期待されているので、出場機会はあるであろう。ちなみにヴィルトゥス・ランチャーノの監督はロベルト・ダヴェルサ。ちょうど私がイタリアに住んでいた2000-01シーズン、サンプで左MFとして活躍していた。あとFW9番には、これも元サンプのグイド・マリルンゴがいる。彼と2トップを組むことになるでのあろうか？

 

José Rodolfo Pires Ribeiro,”Dodô”　11　ドド

• ポジション：左SB
• 1992年2月6日生まれ(もうすぐ24歳)
• ブラジル　カンピナス出身
• 177cm　69kg
• 昨季：インテル　20試合0得点
• ブラジル代表：0試合0得点(ベンチ入りのみ）

そしてもう一人は、以前もご紹介したアルゼンチン代表のリッキー・アルヴァレス。ようやくプレミアリーグからの移籍許可証が届き、正式に登録できる見込みとなった。プレースタイルはやはりディマリアに似ていると思うが。ただ一番得意なポジションはトップ下らしい。モンテッラは彼やコレアを生かすために4-3-1-2、もしくは4-4-1-1にするのか？はたまたコレアと同じように3トップの左ウィングで使われるのか？いずれにせよ1年半の契約を結んだ模様で、怪我さえなければドドより長い目で期待してよさそうだ。背番号は25番。

Ricardo Gabriel　Álvarez　25　"リッキー"・アルヴァレス

• ポジション：MF
• 1988年4月12日生まれ(27歳)
• アルゼンチン　ブエノスアイレス出身
• 188cm　84kg
• 昨季：サンダーランド　13試合0得点
• アルゼンチン代表：9試合1得点

※結局契約が決まってから3週間、チームメイトと練習しかできなかったが、逆にナポリ戦はすぐにデビューが期待できる。彼の場合は実力は折り紙つきだから、課題はやはりケガと持ちすぎぐらいか。全く使い物にならないか、大活躍するかどっちかだと思う。

さらにインテルのキャプテンCBアンドレア・ラノッキアの加入もほぼ決定！まだ100%では無いが、ここまできたら期待して良いのでは無いか？早ければ来週の月曜に決定、火曜から練習場に合流の見込み。さらにエデルのインテル移籍の可能性も、フェレーロはほぼ否定した。ラノッキアは空中戦に弱いサンプにとっても、非常に大きい。ドドと同じく長くサンプにいて欲しい選手だ。アズーリでEUROに出場したい彼の為にも、キャプテンながら出場機会が激減しているインテルより、サンプの方が良いのではないか？

気が早いが、ラノッキアが加入して、怪我人が全て戻ってきて、新加入選手が慣れてきた前提でベストメンバーを考えてみる。バッレートやムリエルも控えに回る可能性があるぐらい魅力的な布陣になってきた。コパもＥＬも無いのが本当に惜しい。ちょっと選手を持て余す感じになってしまう感が有る。そして、ここに来て、ブラジル・アルゼンチン人が一気に増え、ムリエル・カルボネーロのコロンビア代表コンビやパラグアイのバッレート等、一気に南米色が強くなってきた。

　　　　　　　　カッサーノ(ムリエル)

リッキー　　　コレア　　　　エデル

　　　　　　　　(ソリアーノ)　(カルボネーロ)

 　　　フェルナンド　ソリアーノ(バッレート)

ドド　　　　　　　　　　　　デ・シルヴェストリ　　　　　　　　

　　ズカノヴィッチ　ラノッキア　

 　　(モイサンデル)　　(シルヴェストレ)　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFカッサーニ、コーダ、ペレイラ、レジーニ

MFパロンボ、クリストドゥロプーロス、クルスティチッチ、イヴァン　FWロドリゲス

 

そして今節ナポリ戦、今日の夜の展望。スカパーの中継もありまっせー

 SERIE　A　第21節　1/24(日) 15：00＠ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア　－　ナポリ(前半-） 

 主審:オルサート氏(Schio出身)

[試合前情報]

　さあ現在首位のナポリをホームに迎えての対戦。サンプは2連敗中だが、ホームでの内容は悪くない。1位と14位っていうほどの実力差は全く無いはず。ただ、もう結果が問われてるので、少なくとも負けは許されない。アンダータでの対戦は、エデルのスーパーゴールなどで、0-2からアウェイで2-2に追いついた。↓↓

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/20e4d8c61fc5838400d89571bb22ab88

　サンプはソリアーノが出場停止。前節初ゴールをあげたコレアをトップ下で起用して、4-2-3-1(守備時は4-4-1-1)を使う可能性が高い。両サイドは左エデルの右カルボネーロか？もしかしたらリッキーのデビューもあるか？ダブルボランチはフェルナンドと、バッレートかイヴァンのどちらか。前者の方が弱冠有利か。ディフェンスはシルヴェストレが治ってれば彼とズカノヴィッチ。まだならモイサンデル。右はデ・シルヴェストリが怪我の為にカッサーニ。左はさすがにいきなりドドの先発は無いと思うので、レジーニか。GKは鉄板のヴィヴィアーノ。前半戦を終えて85セーブは、堂々のセリエA単独トップ！

　 一方のナポリでは、とにかくイグアインが絶好調。20試合で20得点はセリエAでは素晴らしいペースだ。そして現在15アシストでアシスト王のインシーニェ。カジェホンも含めたこの3トップは強力だ。週中のコパイタリアでインテルに負けた為、モチベーションもたっぷり。特にサッリ監督は、試合終了間際にマンチョに吐いた罵詈雑言が取りざたされていて、出場停止も含めた大問題となっている。元サンプ勢にはDFクリスチャン・マッジョとFWマノーロ・ガッビアディーニがいるが、残念ながら2人ともサブの予想。予想スタメンはこんな感じか？

GK　　　　　　       レイナ

DF　ヒサイ　アルビオル　クリバリ　グラム

MF　　ハムシク　ジョルジーニョ　アラン

FW　カジェホン　イグアイン　インシーニェ

 ★日曜15:00に行われる試合。以下予想スタメン↓↓

 SAMPDORIA　＜4－2ー3ー1＞　監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

 　　　　　　　カッサーノ

エデル　　　　コレア　　　カルボネーロ(リッキー）

 　　バッレート　　　フェルナンド

レジーニ　　　　　　　　　　　カッサーニ　　　　　　　　　

　　ズカノヴィッチ　シルヴェストレ　

 　　　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFモイサンデル、コーダ、ドド、ペレイラ

MFパロンボ、クルスティチッチ、イヴァン　FWロドリゲス、ムリエル

Fooooooorza　Saaaaaaamp!!

   次節：セリエA第21節　2016年　1/24（日）　対ナポリ　＠ジェノヴァ　現地15：00Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間23:00）

 ’15-’16　SERIE　A　

20試合　6勝5分9敗　勝点23　得点　29　失点　32　得失点差　-3　現在14位

今日のカッサーノの“アフォリズム（格言）”

numero32：

 Le telefonate di un amico vero,quando sei nella merda

non devi dimenticartele mai.

格言32：

　あなたがどん底の時にかけてくる、真の友からの電話は絶対わすれちゃいけない

→33に続く

2015-16 SERIE A 第20節 Carpi 2-1 SAMPDORIA 雑な取りこぼし・・・

 SERIE　A　第20節　1/17(日) 15：00＠アルベルト・ブラリア(モデナ)

 サンプドリア　1－2　カルピ（前半1-1） 

 主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)

　後半戦開幕、アウェイで痛恨の敗戦。相変わらずジェノヴァ以外では未勝利・・・

Marcatori

• (前半28分)  カルピ[1]　ロッロ
• (前半33分)サンプ　コレア
• (後半10分)　カルピ[2]　ムバコグ(PK) 

[試合前情報]

　さて、いよいよ総当たりのリーグ戦が一回りして、後半戦の開幕。19位のカルピとの対戦。今年セリエAに初昇格したカルピのホームでサンプが戦うのはもちろん初めて。昨年8月に行われた開幕戦では、サンプが5-2とカルピを一蹴した。↓↓

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a48823d4e16e3f98c1a1f1a93c70201a

　ただサンプはディフェンスが緊急事態。モイサンデルが出場停止。シルヴェストレ、デ・シルヴェストリ、メスバーが怪我。シルヴェストレだけ間に合う可能性もあるが…冬のメルカートではセンターバック部門でCBラノッキア(インテル)、ウルトー(ウディネーゼ)、ディアキテ(フロジノーネ)、サイドバック部門でドド(インテル)、サントン(インテル)、ムッルー(カリアリ)など名前は挙がっているが、まだ実現にいたってない。開幕戦で何気に先発だったコーダが先発を務めるかもしれない。あとは右からカッサーニ、ズカノヴィッチ、レジーニか？MF&FW陣は特にいじる必要は無いと思われる。ムリエルも開幕戦の頃は絶好調で、2点取っていたのになぁ・・・

　最終的にはシルヴェストレは何とか間に合って先発。逆にカッサーニがインフルエンザでダウンしたので、右SBはペレイラがスタメン。3トップでは、カルボネーロとの争いを制して久々にコレアが先発。スピードと攻撃力を買ったか。ユニは青ー青ー青を採用。

 　一方のカルピは勝点14で19位。前節はウディネーゼに勝ったものの、降格の可能性はまだかなり高い。そして13日(水)にコパ・イタリアでミランと戦ってから中3日。残念ながらミランに負けてしまった。今季のセリエAの中では0-0の引き分けが4試合と一番多い。その通り得点力不足にあえいでおり、19試合で17得点。しかも4得点でチーム内得点王だったボリエッロも移籍してしまう始末。フォーメーションはカストーリ監督の4-4-1-1。1トップはナイジェリア人のムバコグ。その下をロッロがトップ下。DF陣は元イタリア代表のザッカルドが中心か。

 ★日曜15:00に行われる、久々にレギュラー時間の試合

 SAMPDORIA　＜4－3ー3＞　監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

 　　　　　　　カッサーノ

コレア(80分ロドリゲス)　　　　エデル

 　　バッレート　　　ソリアーノ(Cap)

　　(64分ムリエル)

 　　　　　　フェルナンド

レジーニ　　　　　　　　　　ペレイラ(64分カルボネーロ)　　　　　　　　　

　　ズカノヴィッチ　シルヴェストレ　

 　　　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFコーダ

MFパロンボ、クリストドゥロプーロス、イヴァン　FW　-

Carpi (4-4-1-1): Belec; Zaccardo, S. Romagnoli, Gagliolo■, Letizia; Pasciuti, Cofie, R. Bianco (16′ s.t. Lasagna), Di Gaudio (21′ s.t. Crimi); Lollo; Mbakogu (30′ s.t. Mancosu).
A disposizione: Brkic, Matos, Crimi, Suagher, Martinho, Daprelà, Marrone.
Allenatore: Fabrizio Castori.
＊

Note: 退場：後半41分Gagliolo;警告：前半45分Gagliolo、後半3分Cofie;28分Soriano; 年間チケット保有者数3.709 (1試合平均57.891 euro),有料入場者数5.960 (39.291 euro);芝状態良好、サイドライン際は剥げていた 

＜あらすじ＞

さあ試合開始！　　　　

　前半13分　ゴール！・・・かと思いきや、オフサイド。フェルナンドの右からのFK、カッサーノがヘッドで合わせて決めるがこれはオフサイド

　　　　21分　カウンターからカッサーノの絶妙なスルーパス。両サイドをDFに挟まれながらエデルが抜け出そうとして、ペナ内で倒される。エデルはPKを主張するが、笛は吹かれず・・・

　　　　24分　大チャンス！カウンターからコレアがスピードを生かしたドリブルで2，3人置き去りにして持ち上がる。3対２の形から右のソリアーノへパス。ソリアーノがクロスを真ん中に送り、カッサーノがドンピシャでボレーで合わせるが、GKベレツのファインセーブ。

そのこぼれ球をコレアが拾って、柔らかいパスをフェルナンドに。走りこんだフェルナンドは左足ボレーで合わせるが、またしても飛び出してきたベレツの気迫のセーブ。2度の決定機を逃す 

前半　28分　ロッロGoal　0-1：

 →スローインからレティツィアが左サイド、ペナ内に侵入。強引にシュートを放つがDFに当たって跳ね返る。このこぼれを抜群の出足で拾ったロッロがペナ内に侵入し、ゴールファーサイドにグラウンダーで流し込む。先制を許す・・・

 

前半33分　コレアＧoooooooooooＬ!!　1－1：

→ソリアーノの素晴らしいスルーパスから、ペナ内左サイドに侵入したコレア。コレアはGKと1対1になり、落ち着いて右足インフロントでゴールファーサイドに低く突き刺す！コレアは嬉しい、セリエA初ゴール!!同点!!!

 

　　　37分　バー！エリアのライン上位にいたカッサーノが、相手のクリアボールを胸トラップで浮かせて、右足の強烈なボレー。すばらしいシュートだったが、ボールは惜しくもバーに当たって地面に叩きつけられる。ノーゴール。

 ロスタイム1分。そのまま1-1で終了

前半は1-1。サンプはコレアのスピードや、ソリアーノのドリブルを生かして何度もチャンスを作った。ここはモンテッラの起用が当たったと言えよう。しかし24分の大チャンスでも得点が決められなかったので、その直後に一瞬の隙をつかれて先に点を奪われてしまう。どんなスポーツでも、やはり攻め立てて点が取れないと、必ずその後にしっぺ返しがくる。その典型的な感じだった。ただ、その嫌な流れの中ですぐ追いつけたのは良かった。ただその後もチャンスはあったので、やはり前半はリードで終えなければならなかった。カルピでは左サイドのレティツィアと、中盤のディガウディオが光る。レティツィアに不安な守備を突かれたペレイラは、やや自信を無くしていたように見えた。さて後半

　　後半3分　カウンターでドリブルに入ったエデルを、後ろから止めたコフィーにイエロー■

後半　10分　ムバコグGoal　1-2：

 →ディガウディオがペナ内で個人技。巧みなステップでフェルナンドを翻弄して、最終的にファールを誘う。PKが与えれる

そのPKをムバコグが左下に蹴りこみ再度勝ち越し・・・ムバコグは今シーズン初ゴール。

　　　　14分　カウンター。左から上がったレティツィアのクロス。絶妙なボールをムバコグがワントラップしてシュート。GKヴィヴィアーノがダイブでセーブ

　　　　16分　ポスト！ゴールから32mのFK。フェルナンドが右足インフロントで壁越しを狙うも、ポスト・・・

　　　　16分　そのカウンターから今度はカルピのチャンス。入ったばかりのラザーニャがドリブルで抜け出し、GKと1対1からシュートを放つがヴィヴィアーノが足でセーブ

　　　　19分　2枚替え。バッレートとペレイラに代わってムリエルとカルボネーロ投入。超攻撃的布陣に

　　　　21分　疲れの見えたディガウディオに代わってクリミ投入。ディガウディオは、積極的なドリブルの仕掛けでかなり効いていた

　　　　24分　大ピンチ！ロッロからの浮き球のパスで裏へ抜け出したムバコグ。GKと1対1からシュートを放つ。ヴィヴィアーノに当たりながらゴール方向に弾かれたボールは、必死で戻ったシルヴェストレがラインすれすれで間一髪クリア！

　　　　26分　決定機！エデルの右からのクロスを、GKの目の前で胸トラップしたムリエル。DFを外してフリーで放った反転左足ボレー、しかしGKにぶち当ててしまう。その跳ね返りを、もう一度右足のボレーで狙うが、これもブロックされる。なんでトラップでマークを外すまでは完璧なのに、あのシュートを決められないのだろう・・・

　　　　27分　審判に抗議したソリアーノに■

　　　　31分　またもチャンス。エデル→右のカルボネーロ→中央のコレアに折り返し。そしてDFともつれたボールをソリアーノがダイレクトで左足ボレーを放つが、惜しくもゴール左

　　　　35分　最後の切り札、ロドリゲスをコレアに代えて投入。攻撃的な選手は全て使い切った4トップ

　　　　40分　カッサーノを倒したガリオーロ。2枚目のイエローで退場。残り少ないが数的優位に■■

ロスタイム　5分

　　　　47分　ゴールから27mの距離でFK。カッサーノのトリックプレー。直接撃つと見せかけて、壁の裏にチップキック。面白い位アイディアだったが、ムリエルの足にボールがつかず、敵にクリアされてしまう

そのまま1-2で終了 

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ31分39秒：カプリ20分47秒

・サンプの被ファールは25。引いて守り、必死に守ったカルピを崩し切れなかった

・多分第3者からみれば、試合自体はチャンスもピンチも多くて面白かったが・・・

・Cattiveriaが足りない。マリーシアと言うポルトガル語が有名だが、イタリアではこう言う。簡単に言えば狡賢さか

・押してた、じゃ話にならない。もうリーグ戦も半分。19位相手に勝点0では話にならない

・収穫はコレアのゴール。コレアはやはり将来は楽しみだ。カカみたいなタイプになってきた。

・勝ちこされてから、カッサーノ・エデル・ムリエル・ソリアーノ・カルボネーロ・コレアの同時起用。最終的にはロドリゲスまで投入

・この共演は魅力的だったし、モンテッラの姿勢は感じた。しかし名が有るFWを並べただけで点が取れるほど、そんなにセリエAは簡単では無い。

・カルピはシーズン前の予想では、昨年のスタメンから11人全員代わるような予想だった。しかしこの日活躍したレティツィア、ロッロ、ディガウディオあたりは、全く無名のイタリア人だが、昨季レギュラーでA昇格に貢献した選手たち。こう言うのは良いと思う。

　このカルピ戦で勝点3はおろか、引き分けにすら持ち込めないと言うのは本当に情けない。しかし本当にアウェイで弱い。やはり個々の技術より、メンタルの部分が今年のチームには大きいのだろう。ここまでのところ、ゼンガ時代の4勝4分4敗に対してモンテッラは2勝1分5敗。DERBYに勝った事であまり言われないが、そろそろ結果を出していかないと今年の目標は本当に何も無くなる。

↑↑こんな姿がたくさん見たい！↑↑

　次節は首位のナポリ。ただ、ホームであれば、勝てない気は全くしない。メルカートの雑音もうるさい。DF陣の補強は楽しみな部分はあるが、エデルやソリアーノへの多数のオファーは、選手の集中力をそぐ結果にもなっているだろう。リッキー・アルバレスの登録も未だ出来ないし・・・でも、今週は一つぐらい決定する移籍があるかな？とりあえす試合に集中しよう！

Fooooooorza　Saaaaaaamp!!

   次節：セリエA第21節　2016年　1/24（日）　対ナポリ　＠ジェノヴァ　現地15：00Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間23:00）

 ’15-’16　SERIE　A　

20試合　6勝5分9敗　勝点23　得点　29　失点　32　得失点差　-3　現在14位

 今日のカッサーノの“アフォリズム（格言）”

numero25：

 Se sei nato povero,puoi tranquillamente vivere da ricco

mentre il contrario,e' abbastanza difficile.

格言25：

もしあなたが貧乏な家に生まれたならば、金持ちの生活をするのは簡単でしょう

しかし、その逆はなかなか難しい

2015-16 SERIE A 第19節 SAMPDORIA 1-2 Juventus 善戦はするも、惜敗・・・

SERIE　A　第19節　1/10(日)20：45＠ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア　1－2　ユヴェントス（前半0-1）

 主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)

　前半戦最終戦、勝利で飾る事は出来ず。DERBY快勝の勢いでユーヴェの9連勝を阻みにいったが、反撃が遅すぎた・・・しかし後半の勇敢な戦いに、ティフォージも拍手

Marcatori

• (前半17分)  ユーヴェ[1]　ポグバ
• (後半1分)　　ユーヴェ[2]　ケディラ 
• (後半20分)サンプ　カッサーノ

[試合前情報]

　さて、前節のDERBYでの素晴らしい結果、そして2連勝と波に乗り逆賊ユーヴェをホームに迎え討つ。ユーヴェは開幕当初はもたついたものの、ディバラ等の新戦力もフィットしてきており、ここにきて怒涛の8連勝。結局あれよあれよと首位グループに戻ってきた。昨年のユーヴェとのホームでの戦いは７ヶ月前。良い試合は見せたが、０-１で負けて目の前で胴上げを許した。その雪辱を晴らさなくては！

　サンプは、内容が良かったフォーメーションはいじる必要が無い、と言う事で前節のスタメン11人中10人はそのまま。唯一ケガで離脱したデ・シルヴェストリに代わってカッサーニが起用されたものの、これは必要に迫られてのものだ。カッサーノの1トップも板についてきた。そして現在のサンプには、特にユーヴェにゆかりのある選手はいない。ちなみにDERBY直前に正式獲得が決まったリッキー・アルヴァレスは、プレミアリーグからの移籍許可証がまだ届かず、今節も選手登録には間に合わず。

　一方のユーヴェはアッレグリ監督の3-5-2。アッレグリとカッサーノは、ミラン時代に非常に良い関係を築いており、この日も試合前に談笑していた。スタメンではMFマルキージオが出場停止。アンカーには初めてエルナネスが試される。２トップはディバラと若いモラタの２トップ。3バックでは移籍後初めてルガーニが起用された。私も狙っている選手で、ロマニョーリと同じく将来のアズーリを背負って立つ可能性が有るセンターバックだ。ユーヴェの元サンプ選手には、FWシモーネ・ザザがいる。そしてマロッタGMに、将来サンプに戻ってきて会長になるのでは？と言う噂がまことしとやかに流れている・・・

★日曜20:45から行われたPOSTICIPO　　↑↑今回のSUD↑↑　

”5-1-16　GRAZIE　RAGAZZI...AVANTI　SAMPDORIA！”

(2016年1月5日　ありがとうみんな。突き進め、サンプドリア！)　

とDERBYでの勝利を選手たちに感謝した。 

↑↑試合前にはブッフォンとカッサーノ、アズーリで長く共に戦った2人の抱擁が

SAMPDORIA　＜4－3ー3＞　監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

　　　　　　　カッサーノ

エデル(85分ロドリゲス)　　カルボネーロ

　　バッレート　　　ソリアーノ(Cap)

　　（73分ムリエル）　　（36分イヴァン）　　　　　　　　

　　　　　　　フェルナンド

レジーニ　　　　　　　　　　　カッサーニ

　　　　　　　　　　　　　　　　 

　　　ズカノヴィッチ　モイサンデル■94分　

 　　　　　　　　　　　　

　　　　　　ヴィヴィアーノ

ベンチ：GKプッジョーニ、ブリニョーリ　DFコーダ、ペレイラ、

MFコレア、パロンボ、クリストドゥロプーロス、クルスティチッチ　FW　- 

Juventus (3-5-2): Buffon; Rugani, Bonucci, Chiellini; Lichtsteiner (20′ s.t. Cuadrado), Khedira, Hernanes, Pogba, Evra; Dybala (44′ s.t. Padoin), Morata (32′ s.t. Zaza).
A disposizione: Neto, Audero, Caceres, Alex Sandro, Asamoah, Sturaro, Vitale.
Allenatore: Massimiliano Allegri.
＊

備考:退場　後半49分モイサンデル　警告：前半39分Bonucci,後半2分Pogba,22分Cassani,42分Hernanes,45分Khedira,47分Carbonero;年間チケット保有者19.114人(1試合平均152.366 euro),有料入場者数5.910人(211.260 euro);芝状態そこそこ

＜あらすじ＞

さあ試合開始！　　　　

　前半15分　この試合初のまともなシュート。エルナネスのミドル→ヴィヴィアーノがパンチングでセーブ 

前半　17分　ポグバGoal　0-1：

 →後方からボヌッチのフィード。ペナ内でゴールを背にしたポグバが、ジャンプしながら超人的な胸トラップ。そして着地してすぐに反転しながら左足ボレー。さすがにそんなに強いシュートでは無かったが、完璧なコースに飛んで、ヴィヴィアーノは懸命にダイブするも届かず。ポグバの怪物級の個人技で先制を許す

 

↑↑この怪獣はどこまで行くのだろう・・・

　　　33分　右からのディバラのFK。左足でゴールに向かって巻いた強いボール。敵も寄ってきて難しいボールだったが、ヴィヴィアーノは飛んでパンチングでCKに逃れる

　　　36分　ソリアーノが眩暈を訴え、交代。代わりに急遽イヴァンが入る。キャプテンマークはエデルの下に

　　　38分　フェルナンドがカッサーノのパスから中央突破。ゴール正面、ペナすぐ外で倒され絶好の位置でFKをもらう。倒したボヌッチにイエロー■

　　　→このFKはフェルナンドが壁の下を通そうとするが、ややボールが浮いてしまって壁に阻まれる

 ロスタイム2。そのまま0-1で終了

前半は0-1。ポゼッションはサンプ10分45秒：ユーヴェ12分50秒。前半はサンプがあまりにも引き過ぎていた印象。確かにチャンスらしいチャンスはあまり作らせなかったが、ポグバのゴールは、超個人技だったとはいえ、ペナ内に何人も侵入を許してる結果とも言えよう。そしてチャンスらしいチャンスは殆ど作れなかった。カルボネーロは殆ど消えており、カッサーノも孤立してキエッリーニやボヌッチの厳しいマークにあった為、途中から左右に流れたりぐっと下がったりで何とかボールを引き出そうとしていた。このままでは勝ち目は無い。そしてちょうど後半開始時から、雨がかなり強くなってきた・・・

 後半　1分　ケディラGoal　0-2：

 →中央からディバラの素晴らしいスルーパス。2列目から飛び出してきたケディラを、一瞬ズカノヴィッチのマークが遅れてフリーになったところを通した。ケディラは右足アウトで完璧なトラップで持ち出し、飛び出してきたGKをあざ笑う右足アウトのころころシュートでゴールファーに流し込む。0-2・・・　

　

　後半2分　激しいスライでイヴァンを倒したポグバにイエロー■

　　　14分　ゴールラインぎりぎりからのカッサーノのクロス。GKの頭上を越して、ファーでエデルがヘッドで合わせる。しかしわずかに右に外れる・・・しかし、この画像を見ていただきたい！このクロスの競り合いの中で、ペナ内で明らかにイヴァンがルガーニに倒されていた。PKだろ!!

　　　　17分　ディバラが中央ドリブルで突破して、左足でミドル。ヴィヴィアーノ、右手1本で何とかセーブ。ディバラのシュートが強烈だったのだろう。ヴィヴィアーノは止めた後、しきりに肩を痛がっていた

　　　　18分　右サイドからのクロスに、オフサイドトラップをかいくぐったモラタが完璧に抜け出す。0-3かと思ったが、至近距離からのモラタのヘッドはわずかに右に外れる。助かった～。そして、ピンチの後にはチャンス

後半20分　カッサーノＧoooooooooooＬ!!　1－2：

→カッサーニがトップのカッサーノへ縦パス。カッサーノがDFを背負いながらダイレクトでこのボールを右のカルボネーロにはたく。カルボネーロがまたダイレクトでカッサーノにリターン。きれいなワンツーが決まり、最後はカッサーノが素早いトラップから倒れながらシュート。ブッフォンも一歩も動けない絶妙なコースに決まる！カッサーノは、サンプでは1911日ぶりのゴーーール!!

　後半20分　リヒトシュタイナーに代わってクアドラード

　　　　21分　惜しい！息を吹き返したサンプは、左サイドからフェルナンドがカットインして強烈なミドル。ブッフォンも反応できないが、わずか30cm左に外れる・・・

　　　　22分　モラタを倒したカッサーニにイエロー■ 

　　　　28分　バッレートに代えてFWムリエル投入。4-4-2(4-2-4)にして点を取りに来た！

　　　　32分　モラタに代わって、元サンプのザザ登場

　　　　40分　エデルに代わって最後の切り札、FWロドリゲス投入。キャプテンマークは久しぶりにカッサーノの元に

　　　　42分　カッサーノを倒したエルナネスにイエロー■

　　　　→そのFkを右サイドからフェルナンドがクロス。ズカノビッチがヘッドで合わせるが、惜しくもバーの上

　　　　43分　ディバラに代わってパドイン投入。守備固め

　　　　45分　ムリエル倒したケディラにイエロー。ユーヴェイレブンにも疲れが見える■

　　　　46分　GKヴィヴィアーノも上がったCk。しかしボールを奪われ一転ピンチに。カルボネーロが神風ファールでクアドラードを止めてイエローをもらう■

　　　　49分　ペナ内に放り込んだボール。フェルナンドをボヌッチが足をあげて足裏で倒した。しかしPKもファールすら取ってもらえず。

　　　　　ここからユーヴェのカウンターを許し、ザザを神風スライで止めたモイサンデルに一発レッド。なんなんだ、この判定は！■

ロスタイム4分

　　49分　最後の大チャンス！ショートコーナーからカッサーノがふわりとしたクロスをゴール前に上げる。混戦からバックヘッドですらしたボールが枠に飛ぶが、キエッリーニが何とかこれをヘッドでクリア・・・

サンプは最後まであきらめなったが、そのまま1-2で終了 

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ24分28秒：ユーヴェ27分43秒

・前半は引き過ぎでユーヴェペース。1点返してからはサンプペース

・臆病になり過ぎた、引き過ぎた作戦も敗因か・・・

・後半の立ち上がり、集中力を欠いた失点が非常にもったいない

・確かにユーヴェびいきの判定もあったが、良くて引き分け、まぁ妥当な負けだろう

・カッサーノは遂に90分フルでプレーし、遂に初ゴール。遂にキャプテンマークも巻く。モンテッラが言っていた通り、確かに10kg位痩せたのかもしれない 

　前半戦は勝点23の13位で終了。昨年の勝点33の3位に比べると大分悪い。しかしモンテッライズムは徐々に浸透してきている。カッサーノも復調してきたここからが勝負！メルカートでは、決定してるはずが決まらないMFリッキー・アルヴァレス以外でもインテル勢が噂に上っている。左SBドドと、CBラノッキア。この2人は決まれば非常に良い補強だと思うが。心配なのはムリエルの不調。カッサーノ、エデル、ソリアーノ、カルボネーロ、コレアとどう共存していくか、モンテッラがどう生かしていくかが見もの。

　とりあえず次節のDF陣はピンチ！モイサンデル出場停止。シルヴェストレとデ・シルヴェストリ、メスバーの怪我はおそらく間に合わないだろう。いきなり使えるかはともかく、DFは一刻も早く欲しい。そして補強はDF陣だけで私は良いと思うが。アウェイとは言え、降格圏内のカルピからは勝点3が絶対欲しい！

Fooooooorza　Saaaaaaamp!!

   次節：セリエA第20節　2016年　1/17（日）　対カルピ　＠モデナ(A・Braglia)　現地15：00Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間23:00）

 ’15-’16　SERIE　A　

19試合　6勝5分8敗　勝点23　得点　28　失点　30　得失点差　-2　現在13位

今日のカッサーノの“アフォリズム（格言）”

numero22：

La piu' figa delle 700 donne che ho avuto non vale la meta' di te(Carolina).

格言22：

今まで寝た700人以上の女を全部足しても、お前(Carolina=現妻)の半分の価値にも満たない。