SERIE A 第26節 SAMPDORIA - Udinese プレビュー!

2018-02-25 00:51:16 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第26節 2/25(日)15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ダマート氏(Barletta出身)

サンプドリア  -  ウディネーゼ  

↑↑©goal.comより

  前回の対戦は0‐4で完敗。滅多にない3本もPKを取られる・・・ただ、その時のGKプッジョーニはもういない

 ⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/54ed6e4282f78ce17c7051f8d96fa43d

【試合前情報】

 前節のミラン戦での手痛い敗戦。内容も良くなかったので、このホームでのウディネーゼ戦はしっかりした立て直しが待たれる。ウディネーゼは現在勝点差8で10位。一応ヨーロッパリーグ圏内を争う直接対決ということになるだろうか。今節は7位のミランがアウェイでローマと、8位のアタランタが同じくユーヴェと厳しい対戦なので、ここでゼヒ勝点3を取って差をつけたい。前回のアウェイの対戦では完敗したが、その時のデルネーリ監督はもういない。そして、その試合で2得点した元サンプのマクシ・ロペスは現在もまだ2得点。20試合も出ててあの試合以外点を取ってないってどういう事やねん!デルネ-リは、サンプ戦の後、第12節の19日にホームで行われたカリャリ戦で0─1で敗れた後に解任された。新監督は元イタリア代表オッド氏は現役時代右SB。2006年W杯で母国の優勝に貢献。監督としては2015‐16シーズンにペスカラを1部昇格に導いたが、再び降格となった今年2月に解任された。オッドになってからは6勝3敗3分けとチームは立て直されている。ただここ2試合はトリノとローマに2連敗中。

 

  直近5試合のvsウディネーゼは1勝2分2敗。昨シーズンは2戦とも引分け。あまり悪いイメージは無いが、前回敗戦。ただ今回は得意のホームだ。そしてジャンパオロにとっては自身のイタリアカルチョ通算100勝がかかってる。アスコリ、カリアリ、シエナ、カターニャ、ブレッシャ、クレモネーゼ、エンポリ、そしてサンプ。セリエA,B,Cで積み上げてきた勝星だ。そしてもう1勝すれば、セリエAで13勝というのは自己新記録。今まではシエナ、エンポリ、そして昨季のサンプでの12勝が最高だ。まぁさすがにあと1勝はするだろうから、今シーズンはジャンパオロにとってはキャリアハイのシーズンになるだろう。以下が直近5試合↓↓

 

  1. 2017/10/04 UDINESE 4-0 SAMPDORIA    Rodrigo De Paul (R) 27' Maxi Lopez (R) 66'  Maxi Lopez 85' Seko Fofana (R) 90'+5'
  2. 2017/5/17 UDINESE 1-1 SAMPDORIA
    5'(1°T) C. THEREAU 19'(2°T) L. MURIEL
  3. 2016/12/22 SAMPDORIA 0-0 UDINESE
  4. 2016/4/10 SAMPDORIA 2-0 UDINESE
    13'(2°T)[A] P. ARMERO, 40'(2°T) FERNANDO
  5. 2015/11/22 UDINESE 1-0 SAMPDORIA
    34'(1°T) E. BADU

【プチサンプニュース】

1.サプライズ代表

W杯予選敗退と言う信じがたい結果を残してしまったアズーリ。当然ヴェントゥーラは解任され(本人は潔く辞任しなかったが‥)、ただ後任が決まらずディビアッジョ暫定監督が率いるアズーリ。2018年代表初顔合わせと、フィオレンティーナのプリマヴェーラとの練習試合の為の招集メンバーが発表されて、なんとサンプからはFWカプラーリとDFフェラーリが嬉しい初選出!もちろん他のメンバーも初招集が多数のお試しアズーリだが、記録には残るし悪い事ではないだろう。これがいつの日か本代表に続くといいな。

↑↑©sampdoria.itより


2.ドド、ついに移籍

かねてからずっと放出候補に挙がっていた左SBのドドの移籍がついに決定した。母国ブラジルのサントスに2018年12月いっぱいのレンタルでの移籍。若くしてイタリアに渡ってきて、ローマーインテルーサンプと渡り歩いていたドドにとっては6年ぶりの帰還となる。サンプファンからは失敗の移籍と揶揄されていたドドだが、私は個人的には好きな選手だったので、母国での活躍を祈る。彼の場合、プロでやっていく武器は有る。ただ、イタリアのかっちりした監督の4バックの左SBは無理だ。3-5-2のウィングバックが適性だろうし、3トップのウィングの方がまだ可能性はあるだろう。個人的には彼は髪を切ってしまったから弱くなったと思っている。

↑↑©calcionews24.comより

 


 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。出場停止は無く、怪我人もプラートが戻ってきたが、まだベンチスタート。逆に怪我人はヴェッレ、サーラ。出場停止が解けた新加入のベレッツが2ndキーパーとして初めてベンチに入る。先発が微妙なのがまず左SB。引き続きムッルーストリニッチの争い。契約の問題からムッルーの方が優勢なのか。あとはトップ下とFWのクアリアレッラの相棒。前節あまりよくない出来で、途中交代で下がったサパタ。その際に交代で入るカプラーリとハイタッチしなかった事で騒がれたが、結局罰金は無し。ジャンパオロもサパタが問題を起こした事実は無いと言っている。サパタにとってウディネーゼは過去2年過ごしたクラブであり、是非とも試合には出たいだろう。カプラーリが調子良いだけにジャンパオロの決断が見物だ。もしかしたらトップ下にラミレスではなくカプラーリを使うパターンも考える。つまりこの3人で2枠を争う感じだ。ちなみに元ウディネーゼ勢はクアリアレッラサパタの2トップ。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ(カプラーリ)

      ラミレス

リネッティ   バッレート(プラート)

     トレイラ

ムッルー(ストリニッチ)  ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ、レジーニ、トミッチ

MFアルヴァレス、プラート、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • エルコラーノ(15歳)を練習に加えたことについて:サーラがケガしてそのポジションが足りなかったので使ってみた。私は彼のプレーを楽しんだよ。そしてどこ出身か彼に聞いた。カステッラマーレだと言っていたよ。と言うことはすでに正しい道を歩み始めていると言う事だ。(サンプの現キャプテン、クアリアレッラがこのカステッラマーレの出身)
  • 自身の記録については全く関心が無い。サンプは勝たなければいけない。ただ頑張るだけでは勝てない。頑張りを超越して頑張らないといけない
  • カプラーリとフェラーリの代表選出については嬉しい。彼ら自身も嬉しいだろう。ただ本気の代表でも選ばれ続けなければならない。クアリアレッラも仮に25歳だったとしたら間違いなく代表に選出されるであろうプレーをしている。
  • サパタは少し良くない時期にいるだけだ。10ヶ月もの間、この非常に高いレベルの中でプレーし続けるのは非常に難しい。だからこそ我々はレギュラーだけでなく20人以上の選手を抱えているのだ。一人の選手が調子悪ければ別の調子の良い選手を使う。全員がしっかり練習をして、毎回それに基づいて選手を起用していくだけだ
  • ミラン戦のビデオは2回見返した。ディフェンスの組織に関しては今季最高の出来と言える試合の一つだろう。ただ危険な攻撃を繰り出すこと、特にラストパスの精度、イメージに欠けていた。彼らのポゼッションに少しやられていたが、わずかな事で全然違う展開になっていた可能性もあった

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 一方のウディネーゼはオッド監督の3‐5‐1‐1。FWに緊急事態が発生している。ペリツァが出場停止。そしてラザーニャが怪我。まともなFWは元サンプのマクシ・ロペスしかいない。またMFではベーラミもケガで出場できず。そこで2連敗中のオッドはマクシの下のトップ下にデ・パウルを起用するしかないだろう。MFはフォファナ、バラク、ハルフレッドソンの3人。右WBは冬に移籍した元サンプのザンパーノとの争いだがおそらくヴィドマー。左WBはイラクのロベカルことアリ・アドナン。3バックはキャプテンのダニーロ中心に同じブラジルのサミールとデンマーク代表のストリガー・ラルセンになりそうだ。GKはスクフェットが代表に選出されたが、起用されるのはベテランのビザーリ元サンプ勢はマクシ・ロペスザンパーノ

UDINESE (3-5-1-1): Bizzarri; Larsen, Danilo, Samir; Widmer, Barak, Hallfredsson, Fofana, Adnan; De Paul; Maxi Lopez. A disposizione: Scuffet, Borsellini, Angella, Nuytinck, Zampano, Pezzella, Balic, Pontisso, Ingelsson, Jankto.

Udinese(3-5-1-1) 監督:マッシモ・オッド 

    マクシ・ロペス

     デ・パウル

アリ・アドナン   ヴィドマー

 フォファナ   バラク

   ハルフレッドソン

 サミール    ラルセン

     ダニーロ

     ビザーリ

ベンチ:GKボルセッリーニ、スクフェット DFアンジェッラ、ナイティンク、ペッツェッラ、ザンパーノ

MFバリッチ、インゲルソン、ハンクト、ポンティッソ FWジョウロウ

 《オッド試合前公式会見》

  • 危機的な状況の時、私は逆に燃えてくる(2連敗中、そしてFWがいない)。新たな解決法を探す事は非常に面白い。この難しい相手に対して、なんとか勝点を持ち帰る事ができるように精一杯やるだけだ
  • ジャンパオロのサッカーは非常に好きだ。彼は偉大な監督だと思う。ただ我々は全然違うチームを率いている。サンプはテクニックに秀でているチームだ。フィジカルに特徴が有るチームでは無い。我々はその逆のチームだ。彼らのゲームの組み立て方は非常に好きだ。そしてカプラーリは様々な事を生み出せる良い選手だ。我々は彼らが何を出来るかよく知っており、それをやらせないようにプレーするだけだ
  • サンプは約2年間同じ監督の元、多くの同じ選手でプレーしている。それが今季の結果に表れている。我々はまだチームとして成熟していない。これは我々が良いプレーをする事が出来ないと言う事を示しているわけではなく、まだまだやらなければいけない事がたくさんあるというだけだ。
  • (両WBの)アリ・アドナンとヴィドマーは攻撃には非常に良いものを持っている。ただサイドバックとしてまだまだ勉強しないといけない事はたくさん有る。

さて明日キックオフのこの試合。再びヨーロッパリーグ出場圏内である6位を確保するためにも、ぜひ勝星が欲しい。フィジカルに優れるこの相手に対して、いかに自分たちのテクニックを生かしたボールを回すサッカーが取り戻せるか。古巣相手のサパタの復活ゴールに期待しよう! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

 

次節:セリエA 第26節 2017年 2/25(日) 対ウディネーゼ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

 

’17-’18 SERIE A 

25試合 12勝5分8敗 勝点41 得点44 失点33 得失点差+11 現在 6位

 


2017-18 SERIE A 第25節 Milan 1-0 SAMPDORIA VARとは??

2018-02-22 15:12:05 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第25節 2/18(日) 20:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)

サンプドリア 0 - 1 ミラン(前半0-1)

・前半(14分)ミラン[1] ボナヴェントゥーラ

↑↑©calciomercato.itより

どう見てもハンドでPKだろうが!!

PKストップ⇒先制許す⇒VARでPK取って貰えず⇒VARでミランの2点目は無効⇒結果負け・・・

[試合前情報] 

 前節のヴェローナ戦はホームで快勝したが、今節は7位のミランとアウェイでEL圏内をかけて直接対決。もちろんかつてのグランデミランの影はもはや消え失せた。ベルルスコーニ元首相の権力も衰え、今やただの華僑依存クラブ。前回のホームでの対戦は2-0で内容的にも圧勝だった。ただ、その時の監督のモンテッラは解任されて現在はガットゥーゾが監督になっている。ガットゥーゾも就任直後は厳しい戦いを強いられいたが、ここにきて調子を上げてきた。直近6試合は5勝1分け。一気に差も詰まってきた。モンテッラの3バックも辞めて4-3-3になっており、前回とは違うチームと思っても良いだろう。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/2ba030fed5e043823c247f071fe5132f

 昨季はサンシーロでは勝っている。今は無きムリエルのPKで1-0の勝利。サンシーロでのミラン戦は私も確か3回生で現地観戦した事あるが、1勝2敗。あの独特の雰囲気のスタジアムの圧倒的アウェイ感の中で勝つ喜びはひとしおだ。

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節出場停止だったラミレスが戻ってきてスタメン。それ以外は全く前節と同じ布陣。左SBはやはりストリニッチが干されはじめ、ムッルー。この日の対戦相手のミランと今日も密談があるのだろう。ただ、もったいない事に彼はこの決断でサンプでの出場機会を失い、W杯でのレギュラーの座を失う可能性も有る。サンプにあと1,2年いれば良かったのに。引き続き出場停止の新加入GKベレッツ、怪我のプラートサーラ、ブラジルのサントスへの移籍が秒読みとされているドドもベンチから外れた。人数不足の為にプリマヴェーラからMFテッシオーレ、DFエルコラーノがベンチに入った。ちなみに元ミラン勢はシルヴェストレ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ(54分コフナツキ)

    ラミレス(72分コフナツキ)

リネッティ  バッレート(54分ヴェッレ)

     トレイラ

ムッルー    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ、レジーニ、エルコラーノ

MFアルヴァレス、カペッツィ、テッシオーレ FW -

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 一方のミランはガットゥーゾ監督の4-3-3。GKはいよいよ代表正GKになるのかドンナルンマ。DFは右には若手のミラノだけどカラブリア。中央はキャプテンのボヌッチと元サンプのロマニョーリ。左SBにスイス人ぽくないスイス代表のロドリゲス。MFはビリアをアンカーにモントリーヴォボナヴェントゥーラ。3トップは右にサンプ戦に強いスソ、左に10番のチャラノーグル(イタリア語ではこう言ってる)。CFはカリニッチが怪我で不在で、若手のクトローネ。いつの時代もどんなチームも、チームが強くなるには自前の若手選手が不可欠であり、そういう意味でクトローネ、カラブリア、ドンナルンマと言う若くて将来有望な3人がスタメンに名を連ねるようになっているのは、ミランが再生の道を辿り始めてる事を示しているとは思う。後は是非外野がその道をぶっ潰して欲しい。昔ならベルルスコーニがそれをやっていたのだが、今は中国人がアホな金の使い方をしてくる事を願おう。元サンプ勢はロマニョーリ、アバーテ、ストラーリ

Milan(4-3-3) 監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ

     クトローネ(73分A・シルヴァ)

チャラノーグル    スソ

ボナヴェントゥーラ モントリーヴォ(86分ロカテッリ)

      ビリア

ロドリゲス      カラブリア

 ロマニョーリ ボヌッチ(cap)

   G・ドンナルンマ

ベンチ:GKグアルノーネ、A・ドンナルンマ DF G・ゴメス、C・サパタ、アバーテ、ムサッキオ、アントネッリ

MFマウリ、 FWボリーニ

備考:警告:前半40分リネッティ,後半9分フェラーリ,26分ボナヴェントゥーラ,34分ヴェッレ;観衆46.594人(1.010.446euro);芝状態良好

★日曜日20:45キックオフで行われたナイター。スタンドにはイタリア代表暫定監督のディ・ビアッジョの姿も有った。サンプは白-青-白のユニで挑む。


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=AruvuzkG51U

前半5分 いきなりPK献上!右からのカラブリアのクロスがムッルーの腕に当たり、ハンドを取られてPK

   7分 ヴィヴィアーノPKストップ!ロドリゲスが右下に蹴ったPKをヴィヴィアーノがストップ!ヴィヴィアーノは何気に3本連続PKストップ。セリエAで一番すごいPKストッパーかもしれない

↑↑©i.eurosprt.itより  

前半14分 ボナヴェントゥーラGoal:0-1

→チャラノーグルのサイドチェンジから右サイド、スソのスルーパスでカラブリアが縦に走り中へクロス⇒真ん中で走りこんできたボナヴェントゥーラがダイレクトボレーで合わせ先制・・・

 38分 VAR!これが暴騰の問題のシーン。後方からのロングフィードをサパタと競ったカラブリアがペナ内でハンドしたように見えた。プレーは続行されたが、VARが適用される。結果、どう見てもハンドだったがそれでも判定は覆らず・・・PKは無し。どうやらハンドはハンドらしいが、ペナ外であるという判断。そしてペナ外だとVARによる判定の変更は適用されないらしい・・・なんじゃそりゃ?殺人犯を追って監視カメラを眺めていたら、別の強盗を見つけたがそれは放っておくということか?

 40分 リネッティがビリアを倒してイエロー

 44分 オフサイド!FKのサインプレーでスソからチャラノーグルへ⇒中へクロスを上げると、突っ込んできたボヌッチが押し込み追加点・・・・・と思われたが、またもやVAR。今度は明らかにボヌッチはオフサイドでゴールの判定は取り消される

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-1。ポゼッションはサンプ10分29秒:ミラン15分36秒。序盤からミランに押し込まれるが、先制を許した後はサンプも盛り返す。ミランは4‐3‐3のFWの両翼の2人がかなりしっかりDFしており、実質4‐5‐1のような形。そこでサンプの中盤に自由にパス回しをさせずに、ミスを誘発してボールを奪うとショートカウンター。特に右サイドのカラブリアとスソのコンビがかなり効いていた。ムッルーはこの日かなり守備で手を焼く事に。今日のミランはやはり前回とはだいぶ違い、PKを止めた事で流れがこちらに来るかと思ったが、変わらずにあっさり先制を許す。正直ミランの方が良かったので、VARでPKを貰えそうになりこりゃラッキーだと思ったが、そこはなぜか認められず・・・いずれにせよ後半は何かを変えなければ

後半7分 バー!左サイドからカットインしたチャラノーグルがミドルを放つがバーに当たる

  9分 スソを倒したフェラーリにイエロー

  9分 サパタに代わってカプラーリ。そしてバッレートに代わってヴェッレの2枚替え。リネッティが右に回り、ヴェッレが左MFに入る

 26分 ボナヴェントゥーラ、シミュレーションでイエロー

 27分 ラミレスに代わってコフナツキ投入。カプラーリがトップ下に

  28分 クトローネに代わってアンドレ・シルヴァ投入。彼も3800万ユーロ使って0ゴールか・・・

 30分 チャラノーグルのパスを転びながら地面でA・シルヴァがヘッドで落とし⇒このボールをチャラノーグルがミドル⇒ヴィヴィアーノがパンチングでセーブ

 34分 カラブリア倒したヴェッレにイエロー。ヴェッレはアピールしたい気持ちが強いんだろうけど、まだディフェンスが無駄に荒い

 40分 モントリーヴォに代わってロカテッリ投入

 43分 ヴィヴィアーノ!ミランのカウンター、A・シルヴァのパスからカラブリアがペナ内に侵入してGKと1対1⇒ヴィヴィアーノが足でセーブ!

 44分 チャンス!リネッティからクアリアレッラにスルーパス⇒クアリアレッラが左足で絶妙なクロス⇒ファーにカプラーリが突っ込んで合わせるが、わずかに枠を捉えられず・・・

ロスタイム3分。そのまま試合終了。0-1・・・・

(ポイント

・ポゼッションはミラン30分05秒:サンプ22分28秒

・シュート数はミラン16本(枠内11本):サンプ5本(枠内3本)

・ミランがしっかりサンプ対策を立てており、ホームだが無駄に前がかりにならずにしっかり引いてきた

トレイララミレスの縦のラインへのマークが厳しく、その2人が消えていた

・こういう時に、スパイスとしてプラートの不在を感じるなぁ

・サンプのチャンスらしいチャンスは最後のカプラーリぐらい・・・

ムッルーも良くなかったので、ストリニッチをこのまま干しておくのはどうかとは思う。確実にいなくなる選手を使うのか、成長させる為に我慢するのか難しい所ではあるが・・・どうせ来年も左SBを補強するなら、ムッルーはよっぽど進化しなければ意味がない

・サンプで一番の出来はヴィヴィアーノと言う事になるのだろう。PKストップ率は神がかっている

サパタが途中交代で退く際にカプラーリとハイタッチもせずにそのまま去っていった。この日の出来にナーバスになっていたのだろうが、クラブからは罰金が科せられる模様

・ミランも特に気になった選手はいなかったが、右SBのカラブリアが目立ってチャンスを作っていた。ロマニョーリは早く代表に定着して欲しい

VARに関しては私は一貫して反対。ペナ内の出来事なら反映させるが、ペナ外だったら明らかなファールでも見逃すと言う意味が良くわからない。サッカーで度々プレーを止めては試合にかなりの支障をきたすのは明らかで、それならば誤審ありきで全て人間の手でやらせれば良い。VARを適用するプレーと適用しないプレーの定義も曖昧。どうしてもだったらゴールラインテクノロジーは別にあって良いと思うが、それ以外は必要無いと思うのだ。

  痛い敗戦だ。この直接対決に敗れた事で、ついにミランに追いつかれて6位タイだ。ミランにしっかり研究されていた事も有るが、この日のサンプは覇気が無かった。ボールを持ってもゆっくり回すだけで、なかなか効果的な攻めが作り出せない。前節のヴェローナ戦で攻め疲れたわけでもあるまいし。まぁミランがサンプを研究してきて戦い方を変えてくるとか、昔ならあまり考えられない事だが。それが唯一ポジれる事か。

 ここからは6位争いが激しくなるだろう。次のウディネーゼとアタランタの2試合も勝点が近い、いわば直接対決。ミランが調子を取り戻したのは厄介で、これからあまり取りこぼす事は無いような気がする。だからこそウディネーゼとアタランタの2試合は特に重要。コパイタリアの関係も有るので、とにかく6位を目指して最悪7位でもEL出場権は転がり込んでくるかもしれない。次はアウェイでは圧敗したウディネーゼなので、しっかり立て直して自分達のサッカーを!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第26節 2017年 2/25(日) 対ウディネーゼ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

25試合 12勝5分8敗 勝点41 得点44 失点33 得失点差+11 現在 6位


2017-18 SERIE A 第24節 SAMPDORIA 2-0 Hellas Verona 同盟国相手に快勝!

2018-02-17 17:54:57 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第24節 2/11(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パイレット氏(Nichelino出身)

サンプドリア 2 - 0 エラス・ヴェローナ(前半0-0)

・後半(4分)サンプドリア[1] バッレート

・  (40分)サンプドリア[2] クアリアレッラ(PK)

 

↑↑©onefootballより

この日先制ゴールのバッレート!

圧倒的にゲームを支配しながら決定機を外しまくる。少し嫌な予感が漂ったが、しっかり勝ちきった。6位を守り続ける!

[試合前情報] 

 前節のトリノ戦に引き続いて、ホームで連戦のサンプ。相手は19位のエラス・ヴェローナ。ご存じサンプはエラスとはジェメラッジョ(同盟関係)を結んでいる。ただ今季のエラスは現在のところ19位とかなり苦戦を強いられている。降格圏内まっただ中、と言うかかなり危ない。冬のメルカートでは積極的に動いてなんとかこの危機的状況を回避しようとしている。昇格の立役者だった元サンプの”パッツォ”ことパッツィーニを放出してボローニャからペトコヴィッチを獲得したりしているが、果たしてどうなるか。ここ7試合では2勝5敗だが、ミラン相手に3-0、フィオレンティーナにアウェイで4-1で勝ったり何故か大物食いをしている。まぁ今年のミランとフィオは名前だけで大物では無いか・・・(笑)

 前回の対戦は昨年の9月20日にアウェイで。ボールは支配して攻め立てたが点を取れず、最終的にロスタイムでの敵のミラクルクリアとかもあって0-0のドロー。ただ、その時のスタメンと今日のスタメンは、わずか半年もたっていないのに大きく変わる。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/b1898225a2dba4cb366e76d5c3da533b

 またこの試合、なぜか仲が良いヴェローナサポに対して自由なアウェイ観戦を許さず、Tessera del Tifosoが必要と言うレガカルチョの判断。今季はかなりの確率でアウェイ観戦が自由化されていたが、このティフォージ同士が仲が良い相手に対してのこの決定は本当に意味が分からない。サンプのウルトラはこの決断に抗議して、SUDは最初の5分間応援をボイコットすると言う声明を発表した

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。新加入のGKベレッツは、前所属のベネヴェント時代のレッドで出場停止。また前節のトリノ戦でイエローを貰ったラミレスも累積警告で出場停止。代わりのトップ下はFWのカプラーリ。それ以外は前節と全く一緒。プラートの怪我は当初の予想よりは早く帰ってこれそうだが(すでに軽いランニングを開始しているらしい)、まだベンチ外。サイドMFはバッレートリネッティ。また、左SBはストリニッチではなくムッルー。怪我の問題だけでは無い気がする。今年で契約の切れるストリニッチはなかなか更新せず、どうやらこの夏フリートランスファーでミランへの移籍が決定していると言う噂が有る。その為、今の瞬間ではストリニッチの方が総合的には上だが、将来性も見据えてムッルーをこれから積極起用していっている可能性が有る。ちなみに元エラス勢はサーラ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ(59分コフナツキ)

    カプラーリ(72分アルヴァレス)

リネッティ  バッレート(86分ヴェッレ)

     トレイラ

ムッルー    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、トミッチ、ストリニッチ、レジーニ

MFカペッツィ FW -

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 一方のヴェローナはペッキア監督の4-4-2。GKはここまで全試合出場のニコラス。右SBにキャプテンのロムロ。CBはカセレスが去って新加入したブコヴィッチ。西武ファンには懐かしい名前だ。MFはヴァローティブーシェルが真ん中。右に新加入のジャマイカ人アーロンズ。左も新加入、ウディネーゼから来たブラジル人のマトス。2トップはこれも新加入の192㎝のクロアチア人ペトコヴィッチと、弱冠18歳の”新しいバロテッリ”とも言われるケアン。元サンプ勢はパッツィーニが去ってしまったのでペッキア監督だけか。

Hellas Verona(4-4-2) 監督:ファビオ・ペッキア

  ケアン ペトコヴィチ(66分カルヴァーノ)

マトス        アーロンズ(59分ヴェルデ)

  ブーシェル ヴァローティ

(83分フェリチオーリ)

ファレス        ロムロ(cap)

 ブコヴィッチ カラッチョロ

      ニコラス

ベンチ:GKシルヴェストリ、コッポラ DFバルドル、スプレイェン、ウルトー

MFフォッサーティ、スクリーニ、 FW李承佑(イ・スンウ)、ベアルゾッティ

備考:警告:前半20分ベレスンスキ,後半13分ファレス;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro);芝状態良くない

★日曜日15:00キックオフで行われたレギュラーゲーム。


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=0W9C1SCFchE

前半2分 決定機①!トレイラからのつけパスをサパタの落とし⇒走りこんで来たカプラーリが左足で強烈なシュート⇒GKニコラスがファインセーブ

↑↑©sampnews24.comより

  8分 決定機②!後方からのパスをカプラーリが胸トラしてペナ内に侵入。絶妙な折り返しでフリーのリネッティがシュートを放つがGKニコラス足でミラクルセーブ

 11分 決定機③!カプラーリのパスからクアリアレッラ、ペナ内に入ったところぐらいから強烈なシュート⇒またもやGKセーブ

 14分 決定機④!リネッティのパスからカプラーリがペナ内をえぐる⇒中への折り返しは飛び出してきたGKに当たって高く上がる⇒クアリアレッラがGKいないゴールにヘッドで叩き込むが、DFブコヴィッチが何とかヘッドでクリアして、ポストに当たってゴールは割らず

 19分 決定機⑤!GKのバックパスの処理ミスをクアリアレッラがかっさらい、サパタにパス⇒サパタがGKと1対1からシュートを放つが、足で防がれる

 36分 チャンス!右からのCK。こぼれたボールが混戦になり、フェラーリがヒールでパスしたボールをサパタが押し込みに行くがブロックされる

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ14分56秒:ヴェローナ9分38秒。まぁごらんの通り圧倒的にサンプが押しており、決定機も特に②と④は入ったと思った。ただボールを支配するだけでは無く、効果的な攻めを何本も繰り出す。ラミレスの不在も全く感じさせないぐらいカプラーリが良くて、全ての攻撃に絡んでいた。これだけ攻めて点が取れないと、逆に怖い。攻めまくるもののワンチャンスを敵に決められて、そのまま堅く守られて逃げ切られる・・・・・サッカーでは有りがちなパターンがどうしても頭をよぎる

後半49分 バッレートGoooooL:1-0

→カウンターから右サイドのクアリアレッラがサイドチェンジ。左サイドからカプラーリのゴールに向かうクロス⇒ペナ内中央でバッレートがヘッドで合わせて先制!バッレートは嬉しい今季初ゴール!!

↑↑©d10paraguay.comより

後半11分 決定機⑥!カウンターからカプラーリが持ち上がり、バッレートに⇒バッレートのスルーパスでサパタが完璧に抜け出してGKと1対1⇒サパタはループを狙うが、高過ぎ

   14分 サパタに代わってコフナツキ投入。前回交代させられた時に不満を漏らしたと報道されていたが、この日はちゃんとジャンパオロにハグされていた。まぁ代わりたくは無さそうだったが

   27分 カプラーリに代わってリッキー・アルヴァレス投入。カプラーリは獅子奮迅の働きだった

    39分 PKリネッティのパスを受けたコフナツキがペナ内で切り返し→これにヴァローティが引っかかって倒してしまう⇒サンプPK獲得!

 

後半40分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:2-0

 

→クアリアレッラがこのPKを落ち着いて右に決める!クアリアレッラは自身最多ゴールを更新し続ける17ゴール目。貴重な追加点!!

 

 

↑↑©gazzetta.itより

   41分 バッレートに代わってヴェッレ投入。この日大活躍のバッレートにはスタンディングオベーション

↑↑©calcioweb.euより

ロスタイム4分。

  46分 カウンターからリネッティのアーリークロス⇒コフナツキが良いトラップでGKの前に⇒クアリアレッラがどフリーだったので、戻してパスすれば1点だっただろうが、シュートを選択してふかす。多分トラップで気をよくしたな

  49分 決定機⑦!ヴェッレのロングパスをコフナツキがダイレクトでクアリアレッラに浮き球パス⇒クアリアレッラが2点目を狙いにいくが、飛び出してきたGKニコラスに阻まれる

そのまま試合終了。2-0!!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ29分58秒:ヴェローナ19分08秒

・シュート数はサンプ17本(枠内10本):ヴェローナ4本(枠内1本)

・あらすじに1個もヴェローナのシーンが登場しないぐらい圧倒的なゲーム

・前半点が取れなかったので嫌な予感がしたが、内容通りきちんと勝てて良かった

・ただこの決定力不足は、強いチームが相手だと通用しないだろう。絶対流れを持っていかれてやられる

・途中出場したリッキー・アルヴァレスが後ろに戻すパスをする度にSUD中心にブーイング。確かにプレーぶりは物足りないが、特に人道的に悪い事をしてるわけでは無いので、この余裕の勝ちの展開でのブーイングはちょっとかわいそうな気がする。まあ私もスタメンで使って欲しくは無いが。それでもリッキーは試合後に子供を抱いてSUDの下に挨拶に来た

・ヴェローナGKニコラスはセービングは当たっていたが、足技にはかなり不安があった

  とりあえず勝てて良かった。これで5試合連続負けは無い。ただ次は勝点差3で1個下の7位のミランとアウェイで直接対決。モンテッラ解任直後のミランは、ガットゥーゾ体制になっても悪くなり続けていたが、ここにきて復調してる様子。気を付けなければならない。ただもちろん昔のグランデ・ミランの面影は全くない。決して恐れる相手では無い。去年もサン・シーロで勝ってるし、2年連続を狙おう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第25節 2017年 2/18(日) 対ミラン@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45

’17-’18 SERIE A

24試合 12勝5分7敗 勝点41 得点44 失点32 得失点差+12 現在 6位


保存版 冬のメルカート'17-'18 総集編

2018-02-10 16:01:59 | 保存版 サンプ名鑑

冬のメルカートが終了し、あとはこのメンツで残りのカンピオナートを戦う。サンプだけを見れば、今年は例年に無くものすごく静かなメルカートだった。ヨーロッパリーグも無く、TIM Cupも敗退したサンプ。しかしリーグ戦は内容も含めてなかなか好調で、シーズン序盤からずっと6位をキープしている。カップ戦が無い分、そこまでの選手層も必要無いが、メンツ的にはある程度満足できていると言う事でこの継続路線となったのだろう。

 結果から言うと第2GKのトレードと、余剰戦力2人のレンタル放出だけ。元々私は冬のメルカートでたくさん動くのは反対派なので、主力選手を誰も売らなかった今回のメルカートには満足。カプラーリには1800万ユーロで、結構大きいオファーがあったようだが、これを断ったとわざわざオフィシャルページで報告するほどクラブとして今季に関しては継続路線をアピールとした。強いて言えばここ数年よくやっていた、来季夏獲得の予約で有力な選手が欲しかったが・・・まだそこに関してはこれからも動きが有るだろうから見守ろう

 と言うわけで一番のニュースはサンプを愛する第2GKプッジョーニの移籍。サンプユース出身で、ジェノアからのオファーを断って失業までした男。そしてついに念願のサンプ移籍。年齢的にもこのままサンプで引退だと思っていたプッジョーニが、まさかこのタイミングで移籍と言うのは少しびっくりしたが。結果はベネヴェントの正GKベレッツとのトレード。プッジョは25万ユーロから倍の50万ユーロで2年半契約でしかも正GKと、確かに36歳のGKとしては断れないオファーだろう。ムードメーカーとして、また緊急時には貴重なGKのバックアッパーとしての戦力として、彼が今までサンプにもたらし物は非常に大きかったと思う。新天地でも頑張って欲しい。そしていずれその経験もプラスして指導者としてサンプに戻って来てくれるだろう。

 In Bocca al Lupo "Puggio!!"

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

それらも踏まえ、移籍を総括してみよう。まずニューカマーの紹介

’17-’18 冬メルカート 新入団選手

さて、そのプッジョーニに代わってサンプに来たのはベネヴェントのGKのヴィド・ベレッツ。買い取りオプション付きの今季終了までの一応レンタル。移籍直前までベネヴェントで正GKとして出場しており、それも含めてやや驚きの移籍だ。ずっと同じスロヴェニア代表のハンダノヴィッチが正GKを務めるインテルの下部組織出身で、インテルではなかなか出番が無くレンタル生活を続ける。しかしついにインテルから放出され、ここ2年はカルピ(セリエA⇒セリエB)の正GKを務め、今季からベネヴェントに移籍。GKとしては平均位の体格だが、バネがあり”ザ・猫”の異名を持つ。ただそれほどスーパーなGKと言う感じはしないが・・・プッジョより若いし、実力はやや上だと思うが、プッジョのロッカールームでの役割を考えると第2GKとしてはプラマイ0といった感じか。サンプ移籍直前のトリノ戦で退場になっており、正GKが次の試合にいなくなったベネヴェントの状況も影響したのかもしれない。何か政治の臭いがする移籍だ。スロヴェニア代表では2011年から継続的に招集されており、ヤスミンとサミールのダブル・ハンダノヴィッチの後の第3GKをずっと務めている。まぁまずは実力を見てみよう

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Vid Belec 72ヴィド・ベレッツ

  • ポジション:GK
  • 1990年6月6日生まれ(27歳)
  • スロヴェニア マリボル出身
  • 192cm 84kg
  • 今季:ベネヴェント(セリエA) 13試合27失点
  • スロヴェニア代表:4試合0得点

次は放出のニュース。かねてから噂になっていたMFフィリップ・ジュリチッチはベネヴェントに、また出番が無かったMFダヴィド・イヴァンはセリエBのプロ・ヴェルチェッリに、共に今季終了(6月30日)までのレンタルで移籍した。イヴァンはまだ少し可能性有るかもしれないが、ジュリチッチはもうサンプで活躍する事は無いだろうなー。未だに謎なのが、なぜ今季ジュリチッチに背番号10番が与えられたかだ

 

 Filip Đjuričić 10 フィリップ・ジュリチッチ 

 

  • ポジション:MF
  • 1992年1月30日生まれ(26歳)
  • セルビア Obrenovac出身(セルビア人)
  • 181cm 72kg
Dávid Ivan 95 ダヴィド・イヴァン
  • ポジション:MF
  • 1995年2月26日生まれ(22歳)
  • スロヴァキア Bratislava出身
  • 176cm 68kg

 

サンプが保有権を持ち、今季からセリエBのエンポリにレンタルで移籍していたDFロレンツォ・シミッチが、セリエAのSPALに再びレンタルで移籍した。エンポリでは半シーズンで15試合3得点と結果を出していたので、セリエAの舞台でさらなる成長を遂げて欲しい

プリマヴェーラに2人の新たな獲得選手が。エストニアからMFのソーメッツ、モンテネグロからFWのティエポヴィッチ

Ognjen Stijepovic 

Stijepovic

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

  • 22/10/1999
    Podgorica (Montenegro)
  • FW

Markus Soomets

Soomets

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

  • 02/03/2000
    Tartu (Estonia)
  • MF

 


この冬のメルカートの結果で、スタメンの選手が変わる事は無い。ただ余剰戦力の整理にはある程度成功して、スリムなスカッドになった。今シーズンはプラートが完全にレギュラーを奪取。ただリネッティ共々ケガで離脱する事は有り、バッレートの先発回数もなんだかんだ言って多い。またサーラとベレシンスキの立場は逆転して、ベレシンスキがレギュラーを奪っている。全体的にバランスが取れたスカッドで、全くアテにされてないドドが売れれば完璧だった。

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督マルコ・ジャンパオロ ※赤字が冬新加入

 91サパタ(99コフナツキ) 27クアリアレッラ(9カプラーリ)

           90ラミレス11リッキー・アルヴァレス)

16リネッティ(7ヴェッレ)     18プラート(8バッレート)

           34トレイラ(28カペッツィ)

17ストリニッチ(29ムッルー)(6ドド) 24ベレシンスキ(22サーラ)

  13フェラーリ 26シルヴェストレ

     (19レジーニ)     (3アンデルセン) 

           2ヴィヴィアーノ

          (72ベレッツ)(92トッツォ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じ
  • FW陣 8サパタの加入は大きかった。前任のムリエルより、自身のゴールは少ないが継続性があり、またポストプレーでの貢献が大きい。クアリアレッラが驚きの35歳にして自己新、ここまでで既に16ゴール。この要因にはサパタとラミレスとの関係もかなり大きいだろう。カプラーリもFWの控えとトップ下のひかえとして貴重な働き。レギュラーとも遜色は無い。コフナツキは去年のシックと同じ道を辿りつつあり、徐々に頭角を表し始めている。この4人はタイプや年齢なども考えて、なかなかバランスが取れたFW陣だ
  • MF陣 8⇒昨季からの継続路線に加えて、ラミレスが加わった形だ。ラミレスは昨季のブルーノ・フェルナンデスよりフィジカルが有り、継続性も有る。そしてイマジネーションも十分で、今のところ前任者を上回っていると思う。特にクアリアレッラとの相性が良く、クアリアレッラがハットトリックした試合では3アシスト全て彼だった。それ以外では上でも述べたとおり昨年からはバッレートプラートの立場が逆転した。トレイラはもう言うまでも無く、ジャンパオロサンプの心臓となっている。リネッティも含めたこの5人が充実しているので、今季加入したカペッツィヴェッレになかなかチャンスが回ってこないのが現状だ。この2人も、コパなどでの働きを見ているとそれほど悪くは無い。若いし期待も出来る。ただ、レギュラー陣が手強わすぎるのだ。ジュリチッチが放出された今、次に首が危ないのはリッキーだろう
  • DF陣 6⇒今季加入したフェラーリストリニッチが共にレギュラーを奪取。シュクリニアールの放出をすでに忘れさせる十分な働きを見せている。昨季スタメンだったキャプテンのレジーニが控えに追いやられたと言う事は全体的にレベルアップしたと言う事だろう。あとは右SBのベレシンスキが成長して、サーラからレギュラーを奪った。左SBのムッルーが思っていたよりストリニッチとの差があったが残念。ストリニッチは契約更新を今のところしておらず、今のところ今シーズンいっぱいでミランに移籍金0で移籍すると言う噂が高い。またCBの控えが左SBも兼ねているレジーニと、若いアンデルセンしかいないのが不安だ。シルヴェストレが柱として獅子奮迅の働きを見せているが、彼も若くはないので、彼の後釜の育成は急務だ。それこそスパルに移籍したシミッチも候補になるのかな
  • GK陣 6.5ヴィヴィアーノがやっと怪我から戻ってきて、何試合かは怪我の影響が有る感じで不安定だったが、ここにきてやっと本来のヴィヴィを取り戻してきた感じだ。カリアリ戦は確かに彼のミスで勝点2を失ったが、ローマ戦は彼のおかげで勝点+3した。ヴィヴィが問題なさそうと言うこともあってのプッジョーニ放出か。ベレッツがどう言う感じになっていくかはまだわからないなぁ

***********************

 さて次節はホームで同盟国エラス・ヴェローナ戦。残り15試合、最低6位を目指すためにはこういう試合で勝点3を取れないと、取りこぼしにあたる。その次のアウェイでのミラン戦に弾みをつけるためにも絶対勝たねば! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第24節 2017年 2/11(日) 対エラス・ヴェローナ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

23試合 11勝5分7敗 勝点38 得点42 失点32 得失点差+10 現在 6位


2017-18 SERIE A 第23節 SAMPDORIA 1-1 Torino 激しい戦いの末ドロー

2018-02-07 22:20:13 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第23節 2/3(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ロッキ氏(Firenze出身)

サンプドリア 1 - 1 トリノ(前半1-1)

・前半(11分)サンプドリア[1] トレイラ

・前半(25分)トリノ[1] アクアー

 

↑↑©sampdoria.itより

クアリアレッラ対元サンプでこの日退場になったアクアーの戦い

数的有利も生かせず、ヨーロッパを巡る戦いは勝ちきれず・・

[試合前情報] 

 フィオレンティーナとローマ×2の1週間3連戦を2勝1分けで乗り切ったサンプ。ホームに勝点5差で10位のトリノを迎え撃つ。トリノはサンプと共にEL圏内を争ういわば直接のライバル。補強を見ても、財力やクラブの格式などサンプと似ているところがある。ただ今季のトリノはスーパーエースのベロッティが怪我がちで4ゴールしか取れておらず、それに歩調を合わせるように今一調子に乗れない。引き分けが多く、5勝10分け4敗の時点でミハイロビッチ前監督は解任されてしまった。直接の原因はTIMカップでユーヴェとのトリノダービーに0-2で敗れて敗退した試合であるが。我々も良く知っての通り、シニサのサッカーはディフェンスの構築は上手いが、攻撃はかなり個人技頼みなところがある。その意味でベロッティの故障は大きかったのだろう。

 後任となったのは、これも元サンプの監督であるヴァルテル・マッツァーリ。サンプの後にナポリでも名を上げ、プレミアリーグにわざわざ招聘されるようになった。イタリアはやや久しぶりか。ずっと3バックの使い手であったが、ここトリノではとりあえず4バックを引き継いでいる。彼に変わってから2勝1分け。相手はともかくとりあえずチームのリフレッシュ化には成功してるようだ。そして、ちょうどこのサンプ戦にベロッティが怪我から復活してくる可能性が有る。アンダータの試合はスペクタクルな試合で2-2の引き分けだったが、全く別の試合となるだろう。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/414ee492a4c50f06ff55ab35fd6e6e08

 ジェノヴァでのトリノ戦の相性はすごく良い。通算29勝26分け8敗。昨季もシックとバッレートのゴールで2-0で勝利している。セリエBでの対戦の時(2011-12)に1-2で負けているが、セリエAでの対戦では1992-93を最後に負けていない。その相性に期待したいところだ。

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節のローマ戦から変わったのは、FWにクアリアレッラが戻ってきた事だけ。左SBストリニッチも戻ってきたがベンチに座り、前節株を上げたムッルーが引き続き先発。あとGKの控えは、後ほど詳しく紹介するがプッジョーニがトレードで放出された。代わりに加入したベレッツは前節のレッドカードで出場停止。それゆえ若手GK2人がサブに入る。MFはプラートが引き続き長期離脱で不在。それ以外のスタメンは全く前節と一緒。元トリノ勢はトリノユース出身でもあるクアリアレッラ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

クアリアレッラ(cap)サパタ(59分コフナツキ)

    ラミレス(72分カプラーリ)

リネッティ  バッレート(79分ヴェッレ)

     トレイラ

ムッルー    ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、トミッチ、ストリニッチ、レジーニ

MFアルヴァレス、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のトリノはマッツァーリ監督の4-2-3-1。怪我からエースのベロッティが戻って来てスタメンの噂も有ったが、とりあえずベンチスタート。また10番のリャイッチも怪我からベンチ入りは果たした。一方リャンコはまだ怪我で招集外。GKは安定したセービングを見せているシリグ。DFは中央にバルサも狙ってたンコロウと憎きジェノア臭がするブルディッソ。右SBは元サンプのムードメーカ、”ロロ”ことデ・シルヴェストリ。左はキャプテンのモリナーロ。中盤はこれも元サンプの潰し屋アクアーと元ジェノアのベネズエラ代表リンコン。1トップのニアングを支える3枚は右からヤゴ・ファルケ、サンプに欲しかったバゼッリ、オビの3人。ニアングとヤゴ・ファルケも元ジェノアに在籍しており、現在のトリノは元サンプと元ジェノアの融合体のようだ。元サンプ勢はマッツァーリ監督、デ・シルヴェストリ、アクアー

Torino(4-2-3-1) 監督:ヴァルテル・マッツァーリ

    ニアング(72分ベロッティ)

オビ バゼッリ ヤゴ・ファルケ

(37分アンサルディ)

  リンコン  アクアー■73分

(76分ヴァルディフィオーリ)

モリナーロ(cap) デ・シルヴェストリ

 ブルディッソ ンコロウ

     シリグ

ベンチ:GKイチャソ,V・ミリンコヴィッチ-サヴィッチ DFモレッティ,バレッカ,ボニファツィ

MFリャイッチ,ベレングエル FWエデラ

 備考:退場:後半28分アクアー,43分マッツァーリ監督;警告;前半11分ラミレス,前半23分バッレート,49分アクアー,後半13分バゼッリ,16分ニアング,ヴィヴィアーノ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数2.400(55.390euro);芝状態良くない

↑↑©blitzquotidianoより

★土曜日18:00キックオフで行われたアンティチポ。試合前に、元イタリア代表監督”アゼリオ・ヴィチーニ”監督が亡くなったと言う事で1分間の黙とうが捧げられた。1990年、地元イタリアで行われたW杯時の監督。救世主スキラッチの活躍もあって3位の成績を残した。マンチョやヴィエルコウッドを選んでくれなかったのはマイナスだが、謹んでご冥福をお祈りします


<あらすじ>  

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=wSfiXnfnuRI

前半8分 ピンチ!左サイドからのクロス。こぼれ球がファーのヤゴ・ファルケの元に。ファルケはシュートフェイントでDF1人外し、左足でシュート⇒懸命にスライで防ぎに行ったムッルーがブロック

  10分 審判に文句言ったラミレスにイエロー

前半11分 トレイラGoooooL:1-0

→約30m位のFK。トリノの壁に紛れたバッレートとフェラーリが、蹴ると同時にしゃがむ。トレイラがその空いた空間に絶妙なシュートを叩き込む。全くボールの出所が見えないシリグは一度逆に動いてしまい、なすすべ無し。素晴らしい練習されたFKだ!先制!!

↑↑©giornatasportivaより

   16分 ニアングがシルヴェストレの頭を蹴飛ばしてイエロー

   20分 右サイドからニアングがペナ内に侵入。最後シュートクロス⇒GKヴィヴィアーノが触ってコースが変わり、バゼッリも合わせられず

   20分 リンコン蹴飛ばしてバッレートにイエロー

 

前半25分 アクアーGoal1-1 

 

→サイドチェンジから右サイドペナ内でヤゴ・ファルケがタメを作る。そして落としたボールに走りこんで来たアクアーがシュート⇒ボールはDFフェラーリに当たってコースが変わり、シュートに反応していたヴィヴィアーノも逆を突かれてなすすべ無し・・・同点に追いつかれる・・・

 

  28分 ピンチ!ヤゴ・ファルケのスルーパスからニアングが抜け出して1対1⇒ニアングがループを狙うが、飛び出してきたGKヴィヴィアーノは落ち着いて身体で対処、CKに

 

  37分 オビが傷んでアンサルディと交代

 

ロスタイム4分

 

  46分 左サイドからアンサルディのクロス⇒ヴィヴィアーノが頭を越されそうになりキャッチできずに弾く⇒こぼれをニアングがシュート狙うが、ヴィヴィアーノが身体でなんとかブロック

 

  49分 クアリアレッラ倒したアクアーにイエロー

そのまま終了

前半は1-1。ポゼッションはサンプ10分43秒:トリノ13分00秒。前半はトリノが良かった。激しいプレスからサンプに自由にボールを回させずに。ニアングを起点にヤゴ・ファルケやバゼッリがそれに良く絡んでいく。また右サイドのサイドに張ったファルケへの大きいサイドチェンジも効果的だった。サンプもFKは見事だったが、それ以外はあまりチャンスを作れず、後半の奮起が待たれる

 

後半11分 チャンス!右サイドをえぐったラミレスがマイナスにラストパス⇒詰めてきたサパタがダイレクトで狙うがふかす

 

   13分 サパタ倒したバゼッリにイエロー

 

   14分 サパタに代わってコフナツキ投入。サパタは不満そうだったが、確かにこの日はあまり出来も良くなかった

 

   15分 ヴィヴィアーノ!右からのCK、高く上がったボールをリンコンがダイレクトボレー⇒ヴィヴィアーノがダイビングで弾く

 

   16分 惜しい!リネッティのスルーパスからクアリアレッラ抜け出すが、GKが一瞬早く追いつく

 

   19分 チャンス!左サイドからラミレスのFK。ゴール前にクロスを上げ、そのボールにシルヴェストレと敵DF2人が突っ込むが、モリナーロが間一髪クリア⇒ゴールに入ったのは人だけ

 

   26分 ペナ内左サイドを深くえぐったリネッティがクロスを上げる⇒ンコロウが手で防ぐが、ハンドは見逃される・・

   27分 ニアングに代わっていよいよエースのベロッティ投入

   27分 ラミレスに代わってカプラーリ投入

   28分 カプラーリに足裏を見せてタックルにいき、アクアーが2枚目のイエロー。退場!審判の目の前でのプレーだったのが災いしたか。サンプ数的有利に

   31分 ケガしたリンコンに代わってヴァルディフィオーリ投入

   34分 バッレートに代わってより攻撃的なヴェッレ投入

   40分 素早いFKからDFラインの裏を抜け出したベロッティ⇒GKと1対1になるがシュートを外す。そのリスタートに抗議したヴィヴィアーノにイエロー

 

 

↑↑©repubblica.itより

   43分 クアリアレッラとデ・シルヴェストリがヘッドの競り合いで頭が激突。”ロロ”は鼻血ぶー

   43分 主審に抗議したマッツァーリ監督、退場

ロスタイム5分。

   47分 リネッティの落としからヴェッレの強烈なミドルシュート⇒シリグが右手1本でトリノの敗戦を防ぐミラクルセーブ

そのまま試合終了。1-1

(ポイント

・ポゼッションはサンプ23分51秒:トリノ21分23秒

・シュート数はサンプ5本(枠内3本):トリノ10本(枠内7本)

・お互い中盤が激しい、潰しあいのゲームだった

・後半はサンプの出足も戻って、押していた。特に数的優位になったのもありポゼッションも最終的にはサンプが上回る

・ただ数的有利はそれほど効果的には生かせず・・

・サパタ筆頭にFW陣があまり良くなかったのも有るが、トリノのDF陣の身体を張った集中した守りが目立った

・左SBムッルーは、1対1の時に下がり過ぎ。せっかく前節株を上げたのに・・

  数的有利になったのも有り勝ちたい試合だったが、トリノも簡単な相手では無かった。ベロッティとリャイッチが本格的に戻ってくれば、また今後の順位も上がってきそうなので注意しなければいけない。強豪3連戦が終わって気が抜けたわけでは無いのだろうが、前半は特に動きが良くなかった。プラートの不在で、やはり攻撃にもう一味スパイスが足りない気がする。

 次もホームで、同盟国エラス・ヴェローナ戦。トリノ戦は最悪引き分けでも良かったが、このエラス戦は勝点3を絶対取らなければならない。冬のメルカートも閉幕して、もうこのチームで最後まで行くのだから、ここから再度ギアを上げなければ。プッジョーニ移籍以外ほとんど動きが無かったメルカート情報は、一応次にお伝えしようと思う。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第24節 2017年 2/11(日) 対エラス・ヴェローナ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

23試合 11勝5分7敗 勝点38 得点42 失点32 得失点差+10 現在 6位