2023-24 Serie B 第9節 Ascoli 1-1 SAMPDORIA この引き分けは意味ないんですよ…

2023-10-18 00:44:19 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ  MFベネデッティ  FWペドローラ、レミナ

前節で、もはや今季の大エースとも呼べるペドローラを怪我して失ってしまいました

デパオリやレミナも不在で、サイドのアタッカー陣を失ったピルロが急遽用いてきたフォーメーションは3-5‐2でした

DFラインに今季初先発となるファクンド・ゴンザレスを左CBに起用して3バック

両SBのストヤノヴィッチバッレーカがちょっと前目に位置取りしてそのままWB

MFはリッチに代えてジェペスがPLAYのポジションに入り、スタメン落ちしていたヴェッレカザミが返り咲いて総入れ替えの陣容となりました

そして2トップにボリーニエスポジトのベテラン若手コンビが入ります

元アスコリは昨季レンタルでプレーしたジョルダーノ

そして結局フィオも追い出されてサウジまでいったサビリもアスコリ出身でした

 SAMPDORIA<3-5‐2> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑦エスポジト   ⑯ボリーニ(80分⑨デ・ルーカ)        

 ⑩ヴェッレ(91分⑤アスキルドセン) ⑭カザミ(83分④ヴィエイラ)

③バッレーカ(80分㉑ジョルダーノ)  ㊵ストヤノヴィッチ(83分㉜ジレッリ)

         ㉘ジェペス

 ㉝ゴンザレス ㉙ムッルー(c)  ⑧⑦ギラルディ

        ㉒ラヴァーリア

ベンチ:GK①スタンコヴィッチ;DF:⑮ロティオネン;MF:⑥パナダ、⑧リッチ、⑰マラグリーダ;FW:⑳ラ・グミナ、⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ムッルー、ストヤノヴィッチ、ゴンザレス、ギラルディ 


※一方のアスコリはヴィアリ監督の4‐3‐3

ネストロフスキをCFに据え、右にはここまで得点ランク2位の5得点を決めているペドロ・メンデス、左にはパブロ・ロドリゲス

と強そうな名前が並びます

DFはキャプテンのボッテギンがCBで守備の中心

右SBのバイェイェは最近コンゴ代表にも選ばれた選手で、非常に私好みです

ただそのおかげで大好きなアジャポンが見られないのはちょっと残念

GKはサンプファンにとってはおなじみの”バッファロー”ことエミリアーノ・ヴィヴァーノ

元サンプはそのヴィヴィアーノだけみたいです

Ascoli<4-3-3>監督:ウィリアム・ヴィアリ

      ネストロフスキ(79分マンザーリ)

パブロ・ロドリゲス(69分ウフィッツィ) ペドロ・メンデス

ファルツェラーノ       カリガーラ(69分ジョヴァネ)

       ディタッキオ

ファラスコ              バイェイェ

 ボッテギン(c)(86分クアランタ) ベッルーシ

        ヴィヴァーノ  

ベンチ:Barosi, Bolletta, Haveri, Gnahore, Kraja, Adjapong, Milanese, Masini

イエロー:ディ・タッキオ、ネストロフスキ

*備考:アボナメント3.324人(1試合26.268 euro),有料入場者数4.193 (47.917 euro);芝状態最悪
*ロスタイム前半3分、後半5分

 

★土曜16:15キックオフで行われたアンティチポ。

今さらですが、”アンティチポ”とは通常の日程(セリエBだと今季基本的には日曜14:00か16:15がそれにあたる)より前倒しで行われる試合の事。アンティチパーレ=前倒しにする、繰り上げる から来てますね。その逆はポスティチポ。日曜ナイターや月曜の試合がそれにあたります


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkラヴァーリア 6  いきなりCK頭越されて直接入れられそうになったが、その後は彼なりに奮闘した。ただ失点はGKのミスでは無いが、SGGKなら止めていたかもしれない。もしかしたらスタンコヴィッチでも・・・
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 失点は彼のサイドから。攻撃も頑張ってはいたが、効果的な攻めとはならず
  • →83分 ジレッリ ND 
  •  ギラルディ 5.5 守備はやや安定感を取り戻したが、ボールが来た時に落ち着きが無かった
  •  ムッルー 5 やっと彼を堂々と批判できる(笑)。何気に今季ここまで頑張っている新たな”我らがキャプテン”だが、さすがに3バックのリベロと言うさらに新たなポジションは難しかったか。守備陣に落ち着きを与えられなかった。どうしてもレジーニの系譜を継いでる感が否めない
  •  ゴンザレス 5.5 待望の先発デビューとなった。まぁいつもの4バックではなく3バックだった事も有るし、いきなり過度な期待はできないか。良いディフェンスもあったし、今後の活躍に期待しよう
  •  バッレーカ 6 4バックの左SBより、より攻撃的な左WBとなりこちらの方が持ち味は出たか。ディフェンス面も負けなかったし、何本か良いクロスを供給した。点には結びつかなかったが
  • →80分 ジョルダーノ 6 わずかな時間だったが、最後決定的なチャンスを演出するアシストパスを出した
  • MFカザミ 5.5 相変わらずチャンピオンズリーグを闘ってきた男の片鱗は見えない…
  • →83分 ヴィエイラ ND
  •  ジェペス 6.5 やはりリッチより彼の方が良いと言うのを再認識させる。もう少し得点に直結するプレーが増えてくれがなお良い。ただしディフェンス面はそれほど強くは無い
  •  ヴェッレ 5.5 前回よりは少しマシになったが。彼によって守備をある程度犠牲にしてるのだから、セリエBではもっと効果的な攻撃面での働きが求められる
  • →91分 アスキルドセン ND
  • FWエスポジト 5 この日は正直良くなかった。PKを獲得したプレーは貢献したが、まぁ正直ラッキーなだけとも言える。彼にかかる期待はデカいので、さらなる飛躍と初ゴールが待たれる
  •  ボリーニ 6 試合全体のプレーは大した事無かったが、前半早々の直接入りそうだったCKを間一髪クリアして失点を防いだのと、PKとは言えこの日唯一のゴールを決めたと言う結果2つで6点
  • →80分 デ・ルーカ 5.5 わずかな時間ながら良い形でゲームには入ったが、FWなら最後の決定的なチャンスはやはり決めて欲しかった
  • 監督 ピルロ 5.5 試行錯誤する彼はついに3-5‐2にトライ。結果はともかく、フォーメーションにこだわらない柔軟性はプラス。ただ、苦悩が見えるGKの入れ替えは疑問。答えがどう出るかはわからないが。

後半、全員使いきって最終フォーメーションはこうなりました

[後半46分~ 3-5‐2]

   エスポジト デ・ルーカ

 アスキルドセン  ヴィエイラ

      ジェペス

ジョルダーノ      ジレッリ

  ゴンザレス ギラルディ

     ムッルー(C)

     ラヴァーリア

 (ポイント)

・最終的なポゼッションはアスコリ48%:サンプ52%

・最終シュート数はアスコリ13本(枠内4):サンプ12本(枠内4)

・前半はシュート数アスコリ8本(枠内4):サンプ4本(枠内3)だったので、後半盛り返したとは一応言えますが

・負けなかった事

・先制されてから追いついた事

・ファクンド・ゴンザレスが先発フル出場

まぁ正直ポジティブな要素はほとんどありません

・ペドローラ不在だと攻め手が無いと言う事を露呈しました

・正直、アスコリ相手でもサッカーの質でも普通に同等か負けていたぐらいです


周死氏の眼👀】

さぁ、問題は「ピルロ監督をどうするか」と言う事ですが・・・

正直、私はこの2週間空くところで是非解任して欲しかったのですが。結果はとりあえず留任でしょうね

もちろん私はピルロは選手としては物凄く好きで、人間的にも問題無い。

もっと長くピルロ政権を見たいとも思います。

ただ、このアスコリ戦で見えた事

過去の監督歴を見てもピルロがかなりはっきりしたサッカー感があって、それを貫こうとしている事は事実

ただし某ジャンパオロより柔軟性は有って、実際フォーメーションに関しては当初頑なに貫いていた4‐3‐3で結果が出ないと、ここ2試合は4‐4‐2、そして3-5‐2と試しています

それでもやはりGKからグラウンダーのパスを繋いで組み立てていくスタイルは変わりません。そして、それがやはり無理なのですよ、今のサンプでは。と言うかセリエBのクラブでは無理です。まずサラリーキャップが有るので、飛びぬけて技術がある選手達だけでチームを作る事は難しい。そしてセリエBのスタジアムは、街によって差は有れど、まぁピッチコンディションはなかなか酷いです。これではグアルディオラが指揮を執ったとしても理想を実現するのは難しいでしょう

先日、10/13にサンプドリアは裁判所から債務の再編の承認を得ました。フェレーロの魔の手から脱出を果たしたとはいえ、まだまだやる事はたくさんあったサンプ。この夏のメルカートを見ても、よくよく見ればほぼ1銭もお金を使っていない。ラドリッツァーニ&マンフレディが言ってる通り、今年はチーム再建の土台を作る年なのです。ただ、私もあと何年サンプを見られるかわからない身です。ハナから1年でのセリエA復帰を諦めて、「今年は再建の年だからしょうがないか」などと落ち着いて言えるほど、人間はできていません。100歩譲って、2年計画でセリエAに戻りその後長い間安定した強豪に戻る。そういうプロジェクトがしっかり見えれば賛同はしますが、それでもピルロは早々と見限るべきかなと思います。なぜなら、このままピルロがサッカーを変えなければ、何年たってもセリエBは突破できないと思うからです。別に彼の人格やサッカー哲学を否定するわけでは無いので、これがAに戻ってからでもう少し強い選手が与えられてからなら良かったと思います。林修先生の言葉の逆です。「今じゃない」

 また、まだ監督経験が浅いピルロ自身も現在は相当悩んでいると思います。その一つがこのアスコリ戦のGK交代。1試合お灸を据える作戦としてならわからなくも無いですが。明らかにGKとしてのポテンシャルはスタンコヴィッチの方が上。もう今年は若手と心中して来年で上がると決めているのなら、どんなにミスをしてもスタンコヴィッチ使い続けるべきだと思います。

まぁ若手に注力すると言いながら、意外とここまでスタメンにはリッチカザミヴェッレなど活躍してないベテランもかなり起用されていますが・・・

というわけで、過去比較的サンプの監督に関しては擁護派だった私ですが、今回は強くお勧めします

「ピルロはすぐに解任するべき」

代わりは誰だって?

それは非常に難しい質問ですね

正直、すぐ契約できる監督にそんなに魅力的な監督は残ってません

もちろん、セリエBを勝ち抜くためにはサンプの監督が解任されるたびに名前が出てくる「イアキーニ」みたいな監督が良いのでしょうが

2011-12、アッツォーリからイアキーニに監督が代わった時、ボリアスコのレストランでサンプの某選手が

「あーあ、監督変わってすげー走らなきゃいけなくなったよ。めんどくせーなー」

と言っていたらしいです

まぁセリエBを勝ち抜くにはGK、CB、点が獲れるCFのしっかりしたセンターラインを確立する事

そして、たくさん走る事。これが一番でしょう

ピルロが昨季トルコのチームを指揮していた時に、「ハーフタイムのロッカールーム内でも特にイタリア人優遇して喫煙を許していた」と、先日暴露していた選手がいました。これには昨季のGKヴィヴィアーノも反論していて、真偽のほどは怪しいですが・・・いずれにせよピルロのチームがここまでのところ「そんなに頑張って走るタイプのチーム」で無いのは間違いないと思います

まぁ今更イアキーニって言うのも「温めなおしたミネストローネ」は大して美味しくないと言う事で、僕もあまりだとは思いますが

あとは

ダヴィデ・ニコラ

パオロ・ザネッティ

マルコ・ザッファローニ

レオナルド・センプリチ

あたりでしょうか

アンドレア・ストラマッチョーニなんてのも面白そうですが、ちょっとモンテッラっぽいですかね

さぁ、ピルロさん

私に「あんな事言っていて、すみませんでした」

と言わせるぐらいここから巻き返してください!

 

みなさんはどうですか?ピルロ擁護派?解任派?

ぜひ、コメントしてください!


と言うわけで、19位のサンプは代表ウィークのお休みを経て、次はコセンツァと対戦します

朗報は怪我人が戻ってくる可能性がある事

エスポジトがいよいよ復調してきて、デパオリとペドローラ、コンティまで戻ってくればかなり大きいですが

ちなみに相手のコセンツァは現在5位。格上ですね

ちなみにサンプがここまで負けた相手は、ヴェネツィア3位、カタンザーロ4位、コモ6位、チッタデッラ8位と結構上位にいます

首位パルマと7位クレモネーゼとも対戦したので、コセンツァやればあとは2位のパレルモだけですか

まぁこれらのチームはサンプに勝ったから順位が高いのもあるので、なんの参考にもなりませんが(笑)

ペドローラ、帰ってきてくれーーー

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第10節 2023年 10/22(日) 対コセンツァ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

9試合 1勝3分5敗 勝点4(-2点ペナルティ) 得点8 失点13 得失点差 -5 暫定19位


2023-24 Serie B 第8節 SAMPDORIA 1-2 Catanzaro セリエBでほぼ最下位(笑)

2023-10-07 18:12:55 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

ピルロに私の声が届いたのか(⇐そんなわけない)、メンバーはほぼ変わらないもののピルロはフォーメーションを4‐4‐2に変えてきました

DFラインは前節と同じ。左SBは引き続きバッレーカ

台形のMFはヴィエイラリッチのダブルボランチ

守備に長けたヴィエイラを起用するのが肝で、私の考えと全く同じです

そして左にペドローラ、しかし右サイドハーフは意外なジレッリでした

これはどうですかね?

そして怪我がついに癒えたエスポジトボリーニの2トップです

怪我人続出でベンチの枠が余ったサンプは、プリマヴェーラからMFキラフィをベンチ入りさせました

↓↓

 

Ardijan Chilafi - Player profile 23/24

 

元カタンザーロはいないと思われます

 SAMPDORIA<4-4‐2> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑦エスポジト  ⑯ボリーニ        

⑪ペドローラ(30分⑦⑦デッレ・モナケ) ㉜ジレッリ(58分⑨デ・ルーカ)

 ④ヴィエイラ(78分⑭カザミ) ⑧リッチ(78分㉘ジェペス)

③バッレーカ(78分㉝ゴンザレス) ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ;MF:⑤アスキルドセン、⑩ヴェッレ、⑰マラグリーダ、㉞キラフィ;FW:⑳ラ・グミナ

イエロー:ジレッリ 


※一方のカタンザーロはヴィヴァリーニ監督の4‐4‐2

そもそもカタンザーロがクラシカルな4‐4‐2だからピルロも鏡面的に合わせてきた可能性はありますが

有名な選手はほとんどいませんが、イタリア人中心で昨季も一緒にやっていたメンツが多く残ります

FWイエメッロが中心で、左右MFのヴァンデプッテブリニョーラが積極的に攻撃に絡みます

DFはキャプテンで34歳のベテランのブリゲンティが中心となります

元サンプは左SBのクラインツと、わずか1ヶ月ちょっと前にレンタルで移籍したストッパ

武者修行先の方が強いってどういうこっちゃねん!!

Catanzaro<4-4-2>監督:ヴィンチェンツォ・ヴィヴァリーニ

  ビアシ(60分ダンドレア) イエメッロ

ヴァンデプッテ(60分ストッパ)  ブリニョーラ(78分アンブロジーノ)

  ヴェルナ   ギオン(73分ポンティッソ)

クラインツ         カツェリス(73分オリヴィエリ)

 ブリゲンティ(c)   スコニャミッロ

      フリニャーティ  

ベンチ:Sala, Borrelli, Krastev, Sounas, Miranda, Veroli, Donnarumma

イエロー:ギオン、ブリゲンティ、ビアーシ

*備考:アボナメント18.224人(1試合200.227 euro),ミニアボナメント281人(1試合3.832 euro),有料入場者数6.079 (104.173 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半3分、後半4分

 

★日曜16:15キックオフで行われたレギュラーゲーム。スタンドには”マンチョ”、そして”クアリアレッラ”の姿も見られました。

はるかカラブリア州のカタンザーロからは2000人以上のファンが詰めかけました。頭が下がります

ちなみにジェノヴァ‐カタンザーロは1086㎞離れてます


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 5  やらかした最初の2試合以降は素晴らしい出来が続いていたが、この日は久しぶりに良くなかった。1失点目は彼だけの責任では無いが、やはりGKのミスであると言わざるを得ない
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 攻守ともに悪くは無かったが。持ちすぎたりする場面も有って、やや空回り感が
  •  ギラルディ 4.5 守備もいつもほどの安定感が無く、とにかく1失点目は40%は彼の責任
  •  ムッルー 5 2失点と言う結果は、やはり守備陣の責任でありその中心となっている彼の責任は重大と言えるだろう
  •  バッレーカ 5 ジョルダーノの不調から彼にずっと出番が回ってきているが、正直彼も大した働きは見せられていない。これならジョルダーノを早く戻した方が良い。伸びしろは彼の方があるのだから
  • →78分ゴンザレス ND ユーヴェに彼を起用するようにプレッシャーをかけられ始めたのかな?この日は本来のポジションではない左SBで最後の10数分だけプレー。まぁ確かにもう少しプレーさせてみたいが
  • MFジレッリ 5 頑張ってはいたが、テクニックとスピードで攻撃的な限界が見えている。攻撃的なサイドハーフは間違いなく彼のポジションでは無い
  • →58分デ・ルーカ 5.5 パワープレーの4トップのCFとして途中投入されたが、あまりチャンスは作れず・・・
  •  リッチ 5 守備でも攻撃でも目立たず。物足りな過ぎる。コンディション不足というなら、コンディション整うまでは試合に出さないでくれ
  • →78分ジェペス 5.5 リッチよりはさすがに良かったが、彼は試合を通じてリズムを作っていくタイプだろうから短時間で激変をもたらすのは難しかった
  •  ヴィエイラ 6 MF陣で唯一及第点がつけられる。起用にこたえて特に守備面で効いていた。もうすこし攻撃で違いを作り出せれば、安定したレギュラーにしてみたいが
  • →78分カザミ 5.5 出場時間も短くてあまりボールには絡めず
  • ペドローラ 6 本来の左に戻って、ちょっと位置を低くしたMFでもやはり存在感は際立っていた。30分に負傷で交代。今のサンプの唯一に近い希望が長期離脱しない事だけを祈る
  • →30分デッレモナケ 4.5 今までは出場時間が短かったり相手が弱かったりで目立たなかったが、ペドローラとはだいぶ差がついてしまってる事を露呈。まぁ18歳だからしょうがないが。守備はとてもセリエBレベルですら無い。2失点目の彼の1対1の守備は横綱vs幕下より差があった
  • FWエスポジト 6 絶好のチャンスのシュートをふかしてしまったのが惜しいが、チャンスメークの面で違いを見せて、今後に期待をのぞかせた。やはり生粋のCFタイプでは無いが、FWの軸は彼になっていくであろう
  •  ボリーニ 5.5 PKだが一応サンプ初ゴールを決めた事がここからの彼に好影響を与えれば良いが・・・逆にプレー全体では今までより良くなかった。特に右サイドからの流し込むだけのグラウンダーのクロスは決めたかった
  • 監督 ピルロ 5.5 私の言う事を聞いてくれて(⇐しつこい)4‐4‐2にする柔軟性を見せたり、何とか追いつこうと4トップを試したり、苦悩は伝わる。この日は監督の采配と言うよりは選手個人の問題でこの結果になったとは思うが。ただ、ジレッリの右MF起用はクエスチョンだし、得点直後のあの形の失点はやはり普段からの監督の指導不足と言われても仕方がない

後半、4トップの形でパワープレー、最終フォーメーションはこうなりました

[後半33分~ 4‐2‐4]

   エスポジト デ・ルーカ

デッレ・モナケ     ボリーニ

  カザミ   ジェペス

ゴンザレス     ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C)   ギラルディ

    スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ49%:カタンザーロ51%

・最終シュート数はサンプ17本(枠内6):カタンザーロ4本(枠内3)

・サンプはマラッシで196日間勝利無し

・サンプはここまでイエローカード25枚でナンバーワン

・CKも11本:2本とさすがに攻め立てましたが、結局PKの1点のみ。確かにGKフリニャーティは当たっていましたが・・・

 まぁメンタル面が一番大きいでしょう

・先制後にピルロ監督中心に歓喜の輪が出来た。チーム内の関係は一応悪くない模様です

・どんな形であれ、ボリーニにサンプ初ゴールが生まれました

・ホームでは先制して、その後2失点して1‐2で敗れると言う試合を3回繰り返してます。学習能力無し・・・

ペドローラを怪我で失いました

・レッコが89分から逆転されなければホントに最下位だった。まぁ大して変わりませんが


周死氏の眼👀】

ずっとAだったサンプとずっとCだったカタンザーロが対戦するのは実に久しぶりでした。七夕で織姫と彦星が出会うようなもの・・・

まず、この遠距離を2000人以上のサポが詰めかけたカタンザーロには敬意を表します

そして試合後にこの歌

🎵 "... Genoa-Cosenza Nessuna differenza..."🎵

=「💩ェノアとコセンツァ おまえら大して変わらなく(うざいよ・・・)」

と言うチャントを大合唱

カタンザーロとコセンツァは、実はカラブリアでは一番熱いDERBY。

そしてコセンツァと💩ェノアがジェメラッジョ関係に有ります。

そこで、敵の敵は味方。カタンザーロはサンプにこのような好意的な歌を歌ってくれたのですね

まぁ、もちろん彼らのチーム状況が良いと言うのも有ると思いますが

このようにサンプとカタンザーロは昔から悪くない関係にはあり、このままジェメラッジョに発展する可能性も有ると言われてます


と言うわけで、落ちるところまで落ちたサンプですが。次のアスコリ戦の後に代表ウィークで2週間空くと言う事で、とりあえずはこのタイミングでのピルロ監督の解任はありませんでした。セリエBで9試合戦って19位って(笑)ホントに笑えますね

レグロッタリエTDはやっと公式の場所で会見し、変わらぬピルロ監督への信頼を強調。しかしアスコリ戦の結果次第では当然余談は許されない状況になってます

もはや、「もし」も「たら」も「れば」も有りません

アスコリ戦に勝つのみ!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第9節 2023年 10/7(土) 対アスコリ@アスコリ・ピチェーノ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

8試合 1勝2分5敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点7 失点12 得失点差 -5 暫定19位


2023-24 Serie B 第7節 Como 1-0 SAMPDORIA 早くも4敗目・・・

2023-10-01 15:16:02 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

デパオリが前節で傷んで招集外になりました

中2日での試合の為に、前節のパルマ戦からはスタメンを何人か変えてきたピルロサンプ

まず、ついにエスポジトが今季初スタメン

ボリーニペドローラが本来のポジションに戻ってトリデンテを形成

また試合直前にカザミが負傷したために右MFはジレッリが先発

ヴィエイラではなくヴェッレがスタメンに戻りましたが、リッチは戻らず前節同様ジェペスがアンカーに入ります

左SBもバッレーカが連続でスタメンです

というわけでDFラインは前節と同じ面子となりました

元コモはいないと思われます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑦エスポジト(91分⑳ラ・グミナ)

⑯ボリーニ         ⑪ペドローラ

 ⑩ヴェッレ(81分⑧リッチ) ㉜ジレッリ(67分⑨デ・ルーカ)

     ㉘ジェペス(67分④ヴィエイラ)

③バッレーカ      ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑭カザミ、⑰マラグリーダ;FW:⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ボリーニ、、ストヤノヴィッチ、ムッルー、バッレーカ、ペドローラ 


※一方のコモはロンゴ監督の3‐4‐2-1

サンプの天敵チェッリが怪我でいなかったり、FW陣に故障者が続出しているためにエースのクトローネの1トップ

その下をヴェルディとダ・クーニャのダブルトップ下が支える形

そしてカギは右サイドのイオヴィーネと左サイドのイオアノウのサイド攻撃とガゼッタのコモ番記者が試合前に言ってましたが、まさにその2人によって得点を取られてしまいました

元サンプはいません

Como<3-4-2-1>監督:モレノ・ロンゴ

     クトローネ(85分チャイア)

 ダ・クーニャ   ヴェルディ

(74分アブリガール) (74分ガブリエッローニ)

イオアノウ(66分サーラ)  イオヴィーネ(66分カッサンドロ)

   コネ    ベッレーモ(c)

 バルバ        クルト

      オデンタル

      センペル

ベンチ:Vigorito, Solini, Baselli, Blanco, Kerrigan, Arrigoni, Scaglia.

イエロー:ダ・クーニャ、クトローネ

*備考:アボナメント3.157人,有料入場者数2.449人;芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半5分

★水曜20:30キックオフで行われたミッドウィークのナイター。サンプは白‐白‐白のアウェイユニで挑みました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 6  失点もGKに責任は無く、セービングは終始安定していた。この日の出来で特に問題は無いが、さらに高みを目指すとすればフィードと、さらなる守備範囲の拡大か
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 攻守に奮闘はしていたが、失点は彼のマークのずれからによるもの。その責任は大きい
  •  ギラルディ 6 クトローネをよくマークして、なんとか1失点に抑えた
  •  ムッルー 5.5 守備は頑張ってはいたが‥・若いペドローラに対して、キャプテンの威厳として怒ったのだろうが、結果的にはチーム内部の状況が良くない事を印象付けでしまっただけのような気がする
  •  バッレーカ 5.5 イオヴィーネとのサイドの攻防は激しかったが。なかなか攻め上がりが未だに見られない
  • MFジレッリ 5.5 突然のスタメンとなった。豪快な空振りを見せてくれたり技術的な限界は露呈している。その分、運動量とボール奪取でバッレートやリンコンばりにやってくれないと厳しい
  • →67分デ・ルーカ 5.5 途中投入で4トップのCFに。ヘディングのループが1本
  •  ジェペス 5.5 連戦の疲れか、パルマ戦よりは運動量が少なかったように感じる
  • →67分ヴィエイラ 6 低調だったチームに活を入れるべく、チームを鼓舞はしていたが。なかなか結果には結びつかず
  •  ヴェッレ 5 いる意味があるのか?と言う感じ。もともと守備は期待できないMFなのだから、攻撃でもっとチャンスを作ってくれないと厳しい
  • →81分リッチ ND 途中出場でダブルボランチとして10数分プレー。ごくろうさま
  • FWペドローラ 5.5 サンプに来て、初めて良くなかった。終盤にはファールを取ってもらえずにイラついて審判に暴言はいてイエロー。ムッルー主将に怒られる
  •  エスポジト 5.5 待望の初先発となったが、それほどのインパクトは残せず。ラ・グミナよりは期待は抱かせたが結果は残せなかった。やはり彼も生粋のCFタイプでは無いと思うが
  • →ラ・グミナ ND 91分の投入はいくらなんでも遅すぎ。それでも1本だけシュート撃った
  •  ボリーニ 5.5 まぁ彼だけの責任ではなくチーム全体の問題である事は間違いないが、効果的なチャンスは作れず。無理やりのバイシクルが1本あったぐらい
  • 監督 ピルロ 5 選手個別の採点を見てもわかる通り、誰が特別に悪かったわけでも良かったわけでもない。つまりチーム全体の問題。すなわち監督が一番の問題。サイド攻撃に対するマークのずれ。また交代のタイミングもワンテンポ遅い気がする。最後にパワープレーで4‐2-3-1(実質4‐2-4)のような形を見せたが・・・やけくそ感は否めず

後半、4人投入して最後のやけくそパワープレー、最終フォーメーションはこうなりました

[後半36分~ 4‐2‐3-1]

      デ・ルーカ

ボリーニ 46分~ラ・グミナ ペドローラ

   リッチ  ヴィエイラ

バッレーカ     ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C)   ギラルディ

    スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはコモ42%:サンプ58%

・最終シュート数はコモ8本(枠内4):サンプ13本(枠内5)

・中2日の試合のせいか、お互いにつかれば見えてトーンが低い試合でした

・前半はサンプのポゼッションはさらに高く、61%でした。まだ前半の方がサンプはちょっとはマシで、チャンスを作れていましたが・・・

・パスミスも多いが、激しいぶつかり合い、ボール奪取も多い。これがセリエBだなと言うしたね

特に無し

・とにかく結果。7試合ですでに4敗目

エスポジトがスタメンでも、4‐3‐3は機能しないと言う事を逆に証明してしまった

ペドローラが止められると攻め手無し

ムッルーペドローラのケンカに見られるチーム状態の悪さ


周死氏の眼👀】

せっかくのパルマ戦の引き分けを全て台無しにする敗戦となりました

元々、周りが言うよりは物凄い補強をされてるわけでは無いので(何気にレンタル除いて獲得費用は1€も使ってない)、ピルロに全ての責任を押し付けるのはかわいそうだとは思いますが

ただ、ついにエスポジトが先発して不発だった事により、今のチームにピルロの4‐3‐3が合っていないのが証明されてしまったのは事実だと思います。理由としては

  1. 4‐3‐3に合ってる強靭なCFがいない。ペターニャでもいれば別ですがね
  2. MF陣のドゥエルの弱さ。ベネデッティの怪我は痛かったですが
  3. セリエBのピッチコンディション、カンプノウの水がまかれたピッチではありません。サンプの現スカッドのテクニックと、セリエBのプレッシャー、守備戦術の強さ。それを考えると後ろからグラウンダーパスだけでの組み立てだけではやはりきびしいです

また、ここまでの7試合でピッチ上でピルロが怒鳴っているのをほとんど聞いた事がありません。もちろん性格的な物でしょうが、コロナ渦の無観客試合の時、当時のサンプのラニエリ監督の指示の怒号はすさまじかった。これが良いか悪いかはともかくとして、今のサンプは完成された大人の選手が多数いるユーヴェのようなチームではありません。

確かに開幕戦の勝利と、ゴール後にピルロを中心にみんなで喜んでいたシーン。あの印象に少し騙されてしまった感は有ります。若手を「名前だけで黙ってついてこさせる事が出来る」ぐらい”アンドレア・ピルロ”のネームバリューは有りますが。しかしさすがに結果も出て来なく、本人もあまり感情を前面に出してこないと限界があるでしょう

8節のカタンザーロと9節のアスコリ戦。この2試合の後、2週間のお休みがあります。この2試合で結果が最悪な物だと、すでにピルロの解任は現実的な物となるでしょう。

ピルロが4‐3‐3を捨てられるか。捨てなくても、サッカーの内容を変えて結果を出せるか。それが無理なら早々に見限った方が良いかと思います

前も言いましたが、現状のサンプの陣容を鑑みて私なら4‐4‐2か4‐3-1‐2を試してみたいです。

もちろんピルロは絶対やらないと思いますが

4‐3-1‐2だとペドローラをトップ下にするのですが、ウィングタイプが全員行き場を失ってしまうので、とりあえず4‐4‐2で考えてみます

賛成も反対も有るでしょうが、本気で勝点にこだわるフォーメーション

SAMPDORIA 2023-24<4‐4‐2> 仮想監督Shussissi ※2023・9・30現在

     ⑯ボリーニ ⑦エスポジト

    (⑨デ・ルーカ) (⑳ラ・グミナ)

ペドローラ(⑦⑦デッレモナケ)  ㉓デパオリ(⑩ヴェッレ)(⑭カザミ)

(⑨②レミナ)          (⑰マラグリーダ)

 ④ヴィエイラ(⑧リッチ) ㉘ジェペス(⑧⓪ベネデッティ🏥)

  (⑤アスキルドセン)   (⑥パナダ)(㉜ジレッリ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)   ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

MFはベネデッティが帰ってきたら変わると思いますが、まずはディフェンスも出来るMFと言う事で、ヴィエイラとデパオリを選びました。やはり守備が上手なMFが全然いないと言う事で、なんとかダブルボランチを守備重視の2人にしてフィルターをかけ、サイドMFはスピード生かして縦突破。負けてる時はヴェッレやデッレモナケを投入できます

ただ、ピルロ解任後の新監督として名前が挙がってるのが

ピッポ・インザーギ

ファビオ・リヴェラーニ

の2人です

2人とも4‐3‐3なんですよね・・・

あまり変わらないような・・・

そして、毎回名前が挙がってくる”モチベーションおじさん”のイアキーニ。そして金払わなくてよくなるジャンパオロ

うーん

なんかパッとしないですな

まぁもうパロンボで良いんじゃないですかね!?


昇格組(ダントツで)のカタンザーロはテルナーナ、スペツィア、レッコといきなり3連勝したり、今季の台風の目となっているチームです

パルマに0-5と大敗してちょっとトーンダウンしましたが、決して侮れないチームです

ただ、攻撃力は有りますが、DFはそれほど強くないので撃ち合いが予想されます

逆にこの相手にサンプがいくら「プレッシャーがかかるホームの大声援」の中でプレーしなければならないとしても、この相手に得点を取れないようだと、もう本当にピルロは見限った方が良いでしょう

ちなみに、私はピルロが嫌いなわけではありません。むしろ少なくとも現役時代は敵ながら”あっ晴れ”と思ってました

彼が変わってチームが立ち直れば何の文句もありません

昨日の記者会見見た感じだと、ピルロも瘦せこけた気がします・・・

そりゃートルコとはプレッシャーが違いますよね

そう、一つ言える事は、今日の試合は

「背水の陣」

です

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第8節 2023年 10/1(日) 対カタンザーロ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

7試合 1勝2分4敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点6 失点10 得失点差 -4 暫定16位