2016-17 SERIE A 第14節 Crotone 1-1 SAMPDORIA まぁ最低限の引き分けか

2016-11-29 15:15:26 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第14節 11/27(日)  15:00@エツィオ・シーダ(クロトーネ)  主審:マレスカ氏(Napoli出身)

サンプドリア 1 - 1 クロトーネ(前半0-1)

  • (前半43分)クロトーネ[1] ファルチネッリ
  • (後半26分)サンプ[1] ブルーノ・フェルナンデス

 前半先制するも、後半追いついて何とか引き分け。南部の難しいアウェイゲームで貴重な勝点1と言う声も多かったが、最下位相手だしここは勝たないと上は目指せないと思うが・・・

 

 

↑↑©goal.comより

[試合前情報]

 前節の逆転勝利の勢いをかって連勝したいサンプ。相手は今年セリエBから初めて昇格してきたクロトーネ。現在勝点5で最下位。昨季は現ジェノアのユリッチ監督の下で攻撃サッカーを繰り広げ、念願のセリエA初昇格を勝ち取った。その立役者が、今サンプのFWの控えにいるブディミルだ。そしてユリッチはジェノアに引き抜かれたが、その後任に座ったニコラ青年監督も同じく攻撃サッカーを信奉。しかしメンバーは昇格チームにありがちな半分以上のレギュラーが入れ替わっている。

 さてサンプは右SBのサーラが前節負った怪我で招集外。また結局GKヴィヴィアーノはまだ間に合わず。スタメンでは右SBにペレイラが入り、GKは6試合目となるプッジョーニ。そしてなぜかブルーノ・フェルナンデスに代わってリッキー・アルヴァレスがスタメン。怪我かと思ったが、そうでは無かった。アウェイの悪いピッチで馬力を重視したと言う事か?不可解、と言うか大反対だ。ベンチのパロンボとチガリーニがSNSで、「MFには俺たちもいるぜ~」って歌っている動画を冗談でアップしてた。まぁある意味役割をわかっていると言うか、ちゃんと若手の実力を認めながらチーム力をアピールしていると言うか・・・彼らもコパイタリアではいよいよ出番が有るだろう

 一方のクロトーネはニコラ監督の4-3-3っぽい4-4-2。一応本来FWの憎きパッラディーノ(昔ジェノア在籍時にDERBYでゴールを決めて、サンプファンを煽った)が左MFと言う事らしい。2トップは低迷するクロトーネの希望の星、ファルチネッリ(ここまで3ゴール2アシスト)とポストプレイヤーのトロッタ。中盤には今年のトレイラと一緒で、来年サンプに加入する事が決まっているカペッツィがいるが、この試合はスタメン落ち。ここまで6試合連続スタメンで出ていて、怪我もしていないと言う事はおそらくサンプ戦は出さない密約があるのだろう。元サンプには他にも左SBのメスバー。サンプを契約解除になって拾ってもらった形だ。キャプテンはGKコルダス。彼は10年前、自分で運転していた車で事故って当時の彼女を亡くしているらしい…

★日曜日15時00分に行われた、久々の通常時間ゲーム

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 クアリアレッラ  ムリエル(88分シック)

     アルヴァレス(52分フェルナンデス)

リネッティ(46分プラート) バッレート

       トレイラ

レジーニ(Cap)     ペレイラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

         プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFドド、クラインツ

MFエラモ、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

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Crotone(4-4-2) 監督:ニコラ

   トロッタ ファルチネッリ

パッラディーノ     ローデン

(78分ストヤン)

  クリセディグ バルベリス

 (88分カペッツィ)  

メスバー(70分マルテッラ) ロージ

  フェラーリ チェッケリーニ

      コルダス

ベンチ: Festa, Cojocaru, Salzano, Dussenne, Sampirisi, Suljic, Fazzi, Borello, Nwankwo.

備考:警告:前半5分ロージ,38分トロッタ,40分フェラーリ;芝状態最悪

<あらすじ>

前半2分 いきなりメスバーのスルーパスから抜け出して、ファルチネッリがシュートを決めるがこれは明らかなオフサイド

   5分 長いドリブルを繰り広げたレジーニを倒したロージにイエロー

  23分 リッキーがボールを奪われてクロトーネのカウンター。パッラディーノのラストパスをファルチネッリが左足で狙うがミートせず。力んでいわゆる軸足キック

  26分 クアリアレッラ倒されて得た30m位のFK。リッキーが左足で狙うが、低いライナーは強烈だがGK正面でキャッチ

  37分 クアリアレッラを後ろからスライで倒したトロッタにイエロー

  40分 チャンス!左サイドを個人技で相手をかわしたリッキーが中へクロス。ムリエルがワントラップから切り返しでDFを外し、絶好のシュートに行くが、DFチェッケリーニが後ろからスライで何とかクリア

前半43分 ファルチネッリGoal:0-1

→右からロージのFK。ロングクロスをファーサイドでパッラディーノが左足強烈なボレー。GKプッジョーニが何とか弾くが、その跳ね返りをファルチネッリが同じく左足ボレーでゴールに突き刺す。先制を許す…

 ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-1。ボールポゼッションはクロトーネ8分41秒:サンプ13分27秒。相手がかなり引いて守ってきたので、ボールはサンプが回していた。しかしただ回すだけであまり効果的な攻めは見れず。相手のペースに合わせてしまっていた印象がある。むしろ一旦ボールにアタックに行くと、クロトーネの方がアグレッシブに精力的に動いていた。また左SBのレジーニはそこそこ上がっていたが、サーラ不在で右SBのペレイラの上がりはほぼ皆無。まぁ左MFパッラディーノは実質FWの様な位置だったので致し方ない面もあるが、効果的な攻めのバリュエーションが生み出せなかった要因の一つでもある。そして不可解なリッキーの先発。1個だけ決定的なチャンスを演出したが、それ以外はボールを失ってピンチを招く場面も多々あり、やはり謎のスタメンだ。0-0のまま前半終わるかと思ったが点を取られてしまったので、後半はブルーノやプラートの投入が有るだろう

↑↑©calcioweb.euより

後半1分 リネッティに代わってプラート投入。まずはプラートからだった。そのまま左MF。より攻撃的に

   7分 リッキーに代わってブルーノ・フェルナンデス投入。最初から出せや!

   9分 チャンス!右サイド、ペレイラの縦パス。ムリエルがヒールでボールを残したところを、突っ込んできたクアリアレッラがかっさらってドリブルで独走。そのままGK正面に持ち込みトゥーキックでシュート⇒GKパンチングでセーブ⇒跳ね返りをムリエルがボレー⇒再びGKダイビングセーブでCKへ

  16分 バー!バッレートのパスからムリエルがペナ内でDFと1対1。わずかにDFを外して右足強烈なシュートを放つがバー

  17分 GKコルダズの腿のテーピングを治す為に少し中断

  25分 ブルーノの右からのクロス。ムリエルが落としてバッレートが左足ボレー⇒やや弱くGKがキャッチ

  25分 元サンプのメスバーに代わってマルテッラ投入

後半27分 フェルナンデスGoooooL:1-1 

→右のペレイラからのクロス⇒ファーでクアリアレッラが左足ダイレクトボレー⇒このシュートクロスを中でオフサイドラインぎりぎり抜け出したブルーノが押し込んでゴール!ブルーノ自身3点目は全て途中出場から。同点!!

↑↑©ilsecoloXIXより

  34分 決定的!左からのブルーノのCK。フリーのムリエルが中央でドンピシャヘッドで合わせるが、ゴール右に外す・・・あんな難しいヘッドは決めるのに・・・

  33分 憎敵パッラディーノに代わってストヤン投入

  43分 クリセティグに代わって来年サンプに加入するカペッツィが出てきた。ちょっとなら良いのかな?

  43分 ムリエルに代わってシック投入。結構疲れてた。1点決めたかったなー

  44分 シックの個人技からペナ内に持ち込みラストパス⇒わずかにクアリアレッラに合わず

ロスタイム5分

  48分 クアリアレッラがつけパスを受け、ペナ内で反転しながら強烈なシュート⇒コルダズがナイスセーブ

  48分 シックを倒したフェラーリにイエロー

  49分 最後のチャンス。ブルーノの右からのFK。DFラインとGKの間に絶妙なクロスを送るが、突っ込んできた何人か誰も合わせる事できず

そのまま終了。1-1

(ポイント)

・最終的にポゼッションはクロトーネ17分10秒:サンプドリア28分24秒

・悪いピッチ、南部の少数だが熱いティフォージの声援

・良く追いついたし、難しいアウェイ戦ではあったがやはり勝たかった

・後半は相手もやや疲れたか、右SBのペレイラの上がるチャンスも増えた

・やはりブルーノの決定的な仕事!

・プラートは良くなかった。多分過去最悪の出来だった

・逆にシックはわずか5分の出場でインパクトを残した

↑↑©sportal.itより

 とりあえず、ユーヴェ戦を除けばこれで7試合負け無しで来ている。年内はあとホーム3試合、アウェイ1試合。ここで順位を6,7位まで上げたいものだ。次は前々監督のミハイロビッチ率いるトリノ。その後ラツィオ、キエーヴォ、ウディネーゼと続く。トリノは因縁深いし、簡単な相手では無い。クアリアレッラも古巣だけにやる気十二分だろう。逆に向こうには”ロロ”やマクシとかがいるが・・・

 さて次は久しぶりにコパイタリア。中2日空けて、水曜日にすぐ試合が有る。相手は同じくセリエAのカリアリ。9月にリーグ戦で当たった時には負けているだけに、その雪辱も果たしたい所だ。http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/336513f452296898fb4edccee4e337c4

この試合はかなりターンオーバーを敷くことが予想される。ここまで特にDF陣はほぼレギュラー固定だったので、今まで見られなかったサブ陣を見る良い機会になるのではないか?久々のドドや、謎のクラインツ、ジュリチッチなど見てみたい。冬のメルカートで放出されるか最終チェックにもなるのだろうが。もちろん試合は勝たなければいけない。これに勝つと次はいよいよベスト16で、ローマと当たる。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次試合:TIM CUP 4回戦 2016年 11/30(水) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間5:00)

’16-’17 SERIE A

14試合 5勝4分5敗 勝点19 得点17 失点20 得失点差-3 現在10位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero108:

Io ho lo stesso vizio di Michael Douglas.

L'unica differenza e' che lui l'hanno ricoverato,

io ancora non sono andato in clinica.

格言108:

俺はマイケル・ダグラスと同じ欠陥を持っている。

一つだけやつと違うところは、彼は家族たちによって入院させられたが、

俺はまだ病院に行っていないところだ。

(マイケルと言えばセッ○ス中毒症の過去があり、妻子がありがら、現在の妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズに一目ぼれし、「私の子供を産んでほしい」と即座にプロポーズしたことでも有名だ)


2016-17 SERIE A 第13節 SAMPDORIA 3-2 Sassuolo 超大逆転劇!!熱い!!

2016-11-22 22:39:33 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第13節 11/20(日)  12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)

サンプドリア 3 - 2 サッスオーロ(前半0-0)

  • (後半19分)サッスオーロ[1] リッチ
  • (後半29分)サッスオーロ[2] ラグーサ
  • (後半39分)サンプ[1] クアリアレッラ
  • (後半41分)サンプ[2] ムリエル
  • (後半46分)サンプ[3] ムリエル

 スーペル・サンプ!サンプ70周年の歴史でも無かったかもしれない、0-2から、残り6分での大逆転!!クアリアレッラのセリエA通算100ゴールを勝利で飾る

 

 

↑↑©repubblica.itより

[試合前情報]

 代表ウィークを挟んで2週間ぶりの試合。相手はここ数年躍進を遂げて、今年はELにも出場している(しかもそこそこ勝っている)、サッスオーロ。ただ、さすがにプロヴィンチャのクラブに2足の草鞋はやはりきつく、セリエAでは直近3試合3連敗で16位。不振にもがいている。やはり2つのリーグを同時に戦うには選手層が必要で、サンプもELやCLに出場を決めた次の年はほぼ成績が悪い。またこの対決はサッスオーロを率いるディ・フランチェスコと、我らがジャンパオロの若手注目監督同士の対決でもある。昨季の対決はホームで1-3の完敗。ちょうどモンテッラに監督が変わった直後の絶不調時だった。しかし、サッスオーロとの対戦にあまり良いイメージは無い・・・

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/dda131e898e4dc388e29f739b16bdb1f

 さてサンプは代表で2週間空いたが、前節と全く同じ布陣を採用。GK以外の10人が現在のレギュラーであろう。GKヴィヴィアーノは当初の報道では軽傷っぽかったが、結果的にはかなり長引いている。2週間空いたこの試合にも間に合わず・・・手首骨折と言う事だが大丈夫なのだろうか?それ以外では特にニュースは無く。ベンチには怪我からパロンボが復活したが、パヴロヴィッチ・カルボネーロは怪我で不在。トレイラの右後頭部に10円ハゲみたいのが出来ていたのだが、良く目を凝らしてみると丸いでかい肌色のテーピングをしていたみたいだ。頭を切ったのかな?

 一方のサッスオーロはディ・フランチェスコ監督の4-3-3。主力ではベラルディ、ポリターノ、そして元サンプのダンカンが不在。ポリターノはせっかく代表に初招集だったが、そこで怪我してしまった。Gkは若手実力派のコンシーリ。そしてDFは好調アチェルビがまとめる。中盤にはセリエC1時代からサッスオーロ一筋、バンディエラとも言えるマンニャネッリがいる。彼はサッスオーロの名誉市民でもある。しかし今年は完璧なレギュラーでは無くなっており、この試合もレジスタはミッシローリが務め、彼に代わってキャプテンマークを巻く。3トップはデフレルをセンターに若いラグーサとリッチが両翼。控えには元ユーヴェとかイタリア代表のマトリもいる。元サンプ勢には前述の、ダンカンがいるが怪我で不在。

★日曜日12時30分に行われた、サンプにとって今季初のランチタイムゲーム。試合途中から雨が降ってきた

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  ムリエル  クアリアレッラ

     フェルナンデス(78分シック)

リネッティ       バッレート(70分プラート)

       トレイラ

レジーニ(Cap)    サーラ(88分ペレイラ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

         プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFドド、クラインツ

MFエラモ、アルヴァレス、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Sassuolo(4-3-3) 監督:ディ・フランチェスコ

 ラグーサ  デフレル  リッチ

(82分アジャポン)(75分マトリ)

ペッレグリーニ      マッツィテッリ

     ミッシローリ(Cap)(61分マンニャネッリ)

ペルーゾ          ガッツォーラ

   アチェルビ  アンテイ

       コンシーリ

ベンチ:Pomini, Pegolo, Iemmello, Matri, Marin, Pierini, Lirola, Terranova, Cannavaro, Dell’Orco.
備考:警告:前半17分サーラ、21分アンテイ、29分シュクリニアール、後半7分シルヴェストレ、8分ミッシローリ、17分ペルーゾ、31分トレイラ;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro);有料入場者数3.263人(32.201 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半7分 ファーストシュート!クアリアレッラの落としから、バッレートがダイレクトで強烈なインステップシュート。コンシーリがパンチングでセーブ

  13分 トレイラのパスがエリア内フリーのクアリアレッラに。クアリア左足シュートは必死に戻ったDFのブロックにあう

  17分 ラグーザを倒してサーラにイエロー

  18分 ブルーノ・フェルナンデスが前を向いたドリブルからムリエルにパス。トラップがややデカくなるが、シュートまで強引に持ち込む⇒バーのわずかに上

  21分 ムリエルに激しいタックルでアンテイにイエロー

  25分 左サイドからペッレグリーニがカットインして右足シュート。ゴールわずかに右に外れる。前半サッスオーロ唯一のチャンスか

  29分 浮き球処理のミスから相手を倒したシュクrニアールにイエロー

  36分 決定的!クアリアレッラのかなり遠目から強引なロングシュート。GKが弾いたボールがペナ内どフリーのブルーノ・フェルナンデスへ。流れの中のPKみたいなシチュエーションだったが、ブルーノは力んでこのシュートをゴール左に外す 

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-0。ボールポゼッションも含めてかなりサンプペース。ブルーノがレギュラーを獲ってから、ブルーノ+2トップのショートカウンターと言う形がかなり増えた。そしてブルーノはかなり効果的なラストパスを出す。ただ、この日は彼自身の決定力を欠いたために前半は点を取れず。できれば良い流れの間に先制したかったが…後半は雨がマラッシに降ってきた

後半6分 ピンチ!右からのクロス。中央でシルヴェストリがクリアを空振り。後ろから詰めてきたペッレグリーニがのシュートは、コースが甘くプッジョーニが何とかキャッチ

   7分 ミッシローリに足裏を見せてスライに行ったシルヴェストリにイエロー

   8分 ブルーノが抜け出そうとしたのを手で止めたミッシローリにイエロー

   9分 チャンス!敵のバックパスミスをGKが飛び出してヘッドでクリア。その球をブルーノがペナ外で胸トラ⇒無人のゴールにボレー⇒わずかに外れる

  15分 ムリエルがセンターサークルからドリブルで持ち上がり、そのままグラウンダーのロングシュート⇒わずかに右に外れる

  16分 足が攣っていたミッシローリに代わってバンディエラのマンニャネッリ投入。キャプテンマークはガッツォーラに

  17分 カウンターから抜け出したムリエルをスライで倒してペルーゾにイエロー

後半19分 リッチGoal:0-1

 

→左サイド、ペッレグリーニから縦のラグーザへパス。ラグーザがゴールライン付近から左足で折り返し。詰めてきたリッチがジャンプしてインサイドボレーでゴールに流し込む。リッチ自身セリエA初ゴール。先制を許す…

 

  25分 バッレートに代わってプラート投入。攻撃的に

  28分 右サイドゴールから34,7mの所からFK。ブルーノがゴール前に速いクロスを上げる。全員ボールに殺到するが、惜しくも誰にもあわず・・・

 

後半29分 ラグーザGoal:0-2

 

→前がかりになったサンプに対してロングカウンター一発。ハーフライン手前からペッレグリーニのスルーパスで抜け出したラグーザ。左サイドからペナ内に侵入してGKと1対1。左足強烈なシュートでプッジョーニの左手を弾き飛ばしてゴール。ラグーザは早いな、かなり。痛恨の追加点…

  30分 デフレルに代わってマトリ投入

  31分 トレイラがハイボールの競り合いでマッツィテッリをパンチングで倒してイエロー

  32分 惜しい!プラートからペナ内のクアリアレッラにパス。クアリアレッラは反転してすぐさま左足シュート。良いシュートだったが、コンシーリのファインセーブ

  33分 ブルーノに代わってシック投入。この日のブルーノは悪くは無かったが、決定機を外したのが悔やまれる

  37分 ラグーザに代わってアジャポン投入。18歳、イタリアU-19代表の黒人MF

  38分 プッジョーニ!GKの一発のロングキックからマトリがDFラインの裏に抜け出す。シュクリニアールと競り合いながら至近距離でボレー。しかしプッジョがスーパーセーブ!

後半39分 クアリアレッラGoooooL:1-2 

→トレイラ⇒ムリエル⇒クアリアレッラと縦、縦に速いパス。スルーパスに抜け出したクアリアレッラが飛び出してきたGKと1対1から右足でシュート。ポストに当たるが、奇跡的に自分の所に戻ってきて今度は左足でゴールに突き刺す。クアリアレッラのセリエA通算100ゴールで1点差!! 

 

後半41分 ムリエルGoooooL:2-2 

 

→敵の最終ライン、アチェルビが足を滑らせたところをクアリアレッラがボールをかっさらって独走。GK出てくるが、落ち着いて自分では無く左を並走してきたムリエルにパス。ムリエルはこれを確実に決めて同点!!

急げ、急げ!!

↑↑comunicaday.itより

 

  43分 傷んでいたサーラに代わってペレイラ投入

  44分 ピンチ!右からの眺めのクロス。中央にいたペッレグリーニがドンピシャでヘッド⇒プッジョーニ、がっちりキャッチ!

ロスタイム4分

  45分 ムリエルがペナ内まで持ち込み、倒れながらも中央のシックにパス。シックがワンタッチでアチェルビをかわそうとしたところを倒されてPK獲得!!

 

後半46分 ムリエルGoooooL:3-2 

 

→このPKをムリエルがコンシーリの逆をついて右下に決める!!ついに、ついに逆転!!!

↑↑il secolo XIXより

   49分 リネッティ!プラートが右サイドからゴールライン際を突破。エリア内中央にグラウンダーのパス。リネッティがダイレクトで強烈なシュートを放つが、GKコンシーリが何とかパンチングでセーブ。

そのまま終了。3-2!!

(ポイント)

・最終的にポゼッションはサンプ25分06秒:サッスオーロ19分59秒

・1点目は押していたのに点を取れなかったから招いた失点

・逆にサンプが逆転できたのは、0-2からマトリの3点目をプッジョーニが防いだおかげとも言える

・クアリア100ゴールが焼石に水にならずに良かった

・彼のセリエA初ゴールもアスコリ時代、何とジャンパオロの元で(まだライセンスが無くて助監督登録だったが)

・今季2度目のクアリア-ムリエルのアベックゴール

・サーラは怪我し過ぎ

・やっと内容に結果がついてきた

↑↑sampgenoa.comより

 この2トップは今のところ結果を残している。おかしいな~去年の後半戦も2人ともいたんだけどな?監督の違い、フォーメーションの違いももちろんあるが、一番はやはり彼らだけでなく、中盤の選手たちの活躍だろう。現在のカルテット+今のところスーパーサブになっているプラートの活躍は素晴らしい。しかもこの日途中出場からPKを獲得したシックも含めて、みんなまだまだ若い。後半戦に向けて楽しみだ

 あとはムリエルの調子がどこまで続くか。去年も序盤戦のエデル-ムリエルの2トップは最初は機能しており、結果も残していた。無駄な怪我が無いのを祈るのと、冬のメルカートでわけわからない補強・放出をしない事を祈る。はっきり言って今のチーム、MFに新たな選手は必要無い。出番を無くしている選手の行先を見つけて上げられれば。FWは良くを言えばもう一人欲しいが・・・カッサーノの処遇もあるし、最悪このままでも。DF陣はCBと左SBに1人ずつ欲しいか

 さて順位はジェノアを抜き去り、インテルに追いついて9位タイ。勝ち負けも五分になった。このまま1試合1試合、大切に勝点を積み重ねていこう!

VI VOGLIAMO COSI!!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第14節 2016年 11/27(日) 対クロトーネ@クロトーネ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

’16-’17 SERIE A

13試合 5勝3分5敗 勝点18 得点16 失点19 得失点差-3 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero106:

Uno con la mia testa e i piedi di Palombo,invece,l'avrebbero gia ricoverato.

Al manicomio.

格言106:

もし俺の頭とパロンボの足を持っている奴がいたら、パロンボの頭と俺の足を持っている奴と逆に、すでに収容されているだろう。

精神病院に


2016-17 SERIE A 第12節 FIORENTINA 1-1 Sampdoria 強敵相手に敵地で貴重な勝点1!

2016-11-09 19:09:09 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第12節 11/6(日)  18:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)  主審:リッツォーリ氏(Bologna出身)

サンプドリア 1 - 1 フィオレンティーナ(前半0-1)

  • (前半37分)フィオレンティーナ[1] ベルナルデスキ
  • (後半12分)サンプ[1] ムリエル

 前半先制されるが、後半は内容も良くムリエルのゴールで引き分け。堂々の勝点1だ

 

↑↑©calciomercato.comより

[試合前情報]

 強豪4連戦の4戦目。2004/05以来勝ってない敵地でのフィオレンティーナ戦。通算成績はフィオレンティーナ33勝、22分、サンプ8勝。ただジャンパオロは去年エンポリで、パウロ・ソウザ率いるヴィオラ相手に1勝1分け。負けてない。サンプは前節インテルに快勝しており、その勢いを持ち込みたい。一方のフィオレンティーナは木曜日にヨーロッパリーグを戦ったばかり。チェコのスロヴァン・リベレツに3-0で快勝。こちらはリーグ戦の突破をほぼ確実なものにした。中2日での試合ではあるが、この段階では彼らはリーグ戦の方にプライオリティを置いており、結構主力を休ませていた。ちなみに去年のフィレンツェでのフィオレンティーナ戦は1-1の引き分け。→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6aa30a1072967b5692690f83be94a62b

 この試合前からトスカーナ地方では大雨が降っており、近くのアルノ川が氾濫する恐れもあると言われていたぐらい。今週頭には「50年前に起きたそのアルノ川大氾濫から50年経った復興を祝う祭り」が催されたばかりだと言うのに、何とも皮肉な感じだ。多分マラッシなら中止になっていたレベルだが、当日試合時間にはほぼ雨が止んでいたのと、アルテミオ・フランキの水はけの良さで試合は無事開催された。

 またこの試合の前日にサンプはローマ法王の謁見を受ける事となった。フェレーロ会長、右腕のロメイ弁護士、オスティDSと加入したばかりのプラデの首脳陣。さらにチーム全員が参加。これにより今季初めてサンプはボリアスコで試合前日を行わずに、ローマからプルマン(チームバス)でフィレンツェ入りする事となった。

↑↑©tuttosportより ローマ法王に世界で一番美しいユニを献上

↑↑superscommesse.itより ローマ法王とサンプメンバー

 さてサンプは1週間前、インテルに快勝したイレブンをそのまま起用。やはりフェルナンデスがレギュラーをリッキーから奪った感じだ。よしよし。手首骨折のヴィヴィアーノは、この試合には間に合うのでは?と言われていたが結局間に合わずにプッジョーニが先発。ベンチ入りメンバーには怪我からドドが復活したが、パロンボ・パヴロヴィッチ・カルボネーロは怪我で不在。サンプの元ヴィオラ勢としてはヴィヴィアーノ、クアリアレッラ、パロンボ、トッツォ(ヴィオラユース出身)。なお、クアリアレッラが前節のゴールでセリエA通算99ゴール。節目の100ゴールにあと1ゴールと迫っている

 一方のフィオレンティーナはパウロ・ソウザ監督の4-2-3-1。ただ実際ゲーム中、左サイドバックのミリッチはかなり高い位置をずっと取っていたので、3-5-1-1に近かったが。右サイドバックは今年レギュラーっぽいサルセドではなくトモヴィッチ。後はほとんどベストの布陣。スタメンに旧ユーゴ諸国系の選手が多く、テクニックに長けた布陣だ。クロアチア3人(FWカリニッチ、MFバデリ、ミリッチ)、スロヴェニア1人(FWイリチッチ)、セルヴィア1人(トモヴィッチ)。キャプテンはDFをまとめるアルゼンチン人のゴンサロ・ロドリゲス。10番ベルナルデスキは、私も将来のアズーリを背負うのでは無いかと期待してる左利きのファンタジスタだ。元サンプは選手ではいないが、往年のサンプのアイドル、エンリコ・キエーザの息子のフェデリコ・キエーザがいる。弱冠19歳だが開幕戦でスタメンだったように、かなり期待はされてる。またチームマネージャー(広報みたいな)のアルベルト・マランゴンは2002/03~2004/05、2006/07~2013/14の足かけ11年に渡ってサンプのマネージャーを務めた元サンプの選手だ

↑↑©fiorentina.itより

★日曜日18時00分に行われたポスティチポ。大雨にもかかわらず詰めかけたドリアーニ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 クアリアレッラ ムリエル(83分ブディミル)

     フェルナンデス

リネッティ(46分プラート) バッレート

       トレイラ

レジーニ(Cap)    サーラ(71分ペレイラ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

         プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFドド、クラインツ

MFエラモ、アルヴァレス、チガリーニ、ジュリチッチ FWシック

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Fiorentina(4-2-3-1) 監督:パウロ・ソウザ

       カリニッチ

      イリチッチ

ベルナルデスキ  テージョ(65分キエーザ)

  ヴァレーロ   バデリ(71分サンチェス)

ミリッチ(86分ヴェシーノ) トモヴィッチ

  アストーリ G・ロドリゲス(Cap)

      タタルサヌ

ベンチ: Lezzerini, Dragowski, De Mario, Zarate, M. Olivera, Salcedo, Cristoforo, Babacar.

備考:警告:前半45分G・ロドリゲス、後半10分フェルナンデス、16分ミリッチ、26分バデリ、47分ペレイラ;年間チケット保有者数 20.154 (1試合平均308.120 euro),有料入場者数3.405 (incasso 52.758);芝状態完璧では無い

<あらすじ>

前半3分 チャンス!右サイドでスローインからサーラのクロス。ファーでクアリアレッラのオーバーヘッド。さすが十八番だけあってタイミングはドンピシャだったがわずかに右に外れる。いきなり通算100ゴールはならなかった・・

   4分 中央でインターセプトしたDFロドリゲスがそのまま持ち上がり、ロングシュート。わずかに左

 19分 決定的!ブルーノ・フェルナンデスが前を向いて持ち上がり、DFを引き付けて左のムリエルにスルーパス。ムリエルがGKと1対1のような形から狙うが、左足シュートはわずかに右に外れる・・・

 28分 バックパスの処理で少しもたつき、敵FWと接触もあったGKプッジョーニが少し負傷

 32分 左からのCKでサインプレー。トレイラがライナーで中央のブルーノに戻し、ブルーノがワントラップからロングシュート。タタルサヌがパンチング

 35分 カウンターからイリチッチがペナ内に侵入。右足でマイナスへのパスはややずれて、カリニッチのシュートは間一髪ブロック

 

前半37分 ベルナルデスキGoal:0-1

 

→右からのCK。ショートコーナーからベルナルデスキが左足でゴールに向かうクロス。アストーリがオフサイドラインをギリギリ抜け出して、GKの目前でヘッドの体制に。結局触れなかったが、プッジョーニはこの動きに惑わされてクロスに触れられず、そのままゴールイン・・・先制を許す

 

↑↑quotidiano.netより 

  38分 続けざまにピンチ!右サイド抜け出したイリチッチが左足アウトでラストパス。カリニッチも左足アウトのダイレクトボレーで合わせゴール・・・・はオフサイドでノーゴール

  44分 ロドリゲスがムリエルを倒してイエロー

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-1。ボールポゼッションはヴィオラ55%対サンプ45%。シュート数はヴィオラ11本(枠内3本):サンプ6本(枠内1本)。CKの数、ヴィオラ7本:サンプ1本。ボールポゼッションを上げてくるフィオレンティーナに対して、サンプは早いカウンターで対抗。両チーム多くのチャンスを作り、スペクタクルな試合となっている。試合の入りはサンプが良く、アウェイながら積極的にいくつかチャンスを作る。その後押しつ押されつの状態から、やや押され気味になってきた37分に先制を許す。しかしその直後に大ピンチがあったが、そこですぐ2点目を取られなかったのは救い。後半の巻き返しにかける。GKプッジョーニの負傷で第3GKトッツォがアップを始めたが、何とかプレー続行。しかし後半はシュクリニアールがゴールキックを蹴る事に

後半1分 リネッティに代えて後半頭からプラート投入。攻撃的に。ペスカーラ戦でプラート投入が遅いと私が指摘したが、この日は思い切って変えてきた

   1分 ブルーノのスルーパスから右サイド、クアリアレッラのミドル⇒タタルサヌ、パンチングでCKへ

   3分 再びブルーノのスルーパスからペナ内、プラートが身体を反転させながらニアポスト付近にシュート⇒またもタタルサヌがパンチ

   9分 ミリッチを倒したブルーノ・フェルナンデスにイエロー

後半12分 ムリエルGoooooL:1-1

 

→左サイドのレジーニからアーリー気味のクロス。ニアに走りこんだムリエルが強烈なヘッド!絶妙かつ強烈なシュートがゴールに吸い込まれて同点!!

 

 

↑↑©reppublica.itより

   15分 サーラが痛んで治療を受けるが、再度戻ってくる

   16分 ムリエルを倒したアストーリにイエロー

   20分 テージョに代わってキエーザ息子投入。このサイド、プラートの投入からサンプが押し始めたからそこを修正する狙いか

   21分 バッレートのラストパスから、右サイドのブルーノの強烈なシュート。解説も言っていたがブルーノはブレ球やインフロント、インステップ、色々なキックの種類を持っている

   24分 カウンターからムリエルが1対1で一人かわして右サイドからペナ内に侵入。中央へのラストパスをクアリアレッラがスルー。後ろからブルーノが走りこんで来たが、ややパスがずれて敵DFのブロックにあう

   25分 バデリ、クアリアレッラにボールを奪われて、慌ててクアリアを倒してイエロー

   26分 傷んでいたサーラに代えてペレイラ投入

       バデリに代わってサンチェス投入。この日のサンチェスは足に球がついておらず、この交代は逆に助かった

   27分 ハイボールの処理から身体を入れ替わって抜け出したクアリアレッラを倒して、ゴンサロがファールを取られる。かなりイエローっぽいファールだったが、カードは出されず・・・出されれば退場だったのに

   30分 プッジョーニ!右サイドからイリチッチが左足でゴールに向かうクロス。カリニッチがヘッドでわずかにコースを変えるが、GKプッジョーニが素晴らしい反応でスーパーセーブ!

   37分 右からのベルナルデスキのクロス。明らかにオフサイドだったが旗は上がらず・・・完璧にフリーでゴンサロがヘッドするが外れる

   38分 ムリエルに代わってブディミル投入

   41分 ミリッチに代わってベシーノ投入。4バックから3バックへ

   43分 右サイドからブルーノのクロス。ファーでブディミルが懸命に走りこむが、わずかに間にあわず

   44分 シルヴェストレ!キエーザのスルーパスからバレロがペナ内でどフリーのカリニッチに折り返そうとするが、シルヴェストレが気迫のスライでこれをブロック

ロスタイム4分

   46分 再びプッジョーニ!左からのイリチッチのFK。アストーリがドンピシャでヘッドで合わせるが、プッジョーニが反応!

   47分 ベルナルデスキを倒したペレイラにイエロー

   49分 最後のチャンス!ブルーノの左サイド35mFK。当然ゴール前にクロスを上げるかと思いきや、横にいたプラートへパス。プラートがワントラップから強烈なミドルシュート。しかしタタルサヌが何とかパンチングでセーブ。

そのまま終了。1-1

(ポイント)

・最終的にポゼッションはサンプ52%:フィオレンティーナ48%と後半で逆転

・前半フィオレンティーナ、後半サンプの試合と言えよう

・後半の見事な修正は、プラート投入がかなり大きかった

↑↑©sampdoria.itより

・MF陣トレイラは不動。今季復活したバッレートは守備力的に現在はレギュラー盤石。ブルーノも好調でリッキーを追い落とした。プラートを使いたいが、リネッティとどちらか選ばなければならないと言う嬉しい悩みに

・ムリエルは自分ではヘディングあんまり得意では無いと言っているが、このヘディングゴールは見事

・レジーニは初めてキャプテンとして貴重な仕事をした

※この後、代表試合ウィークの為に次の試合は2週間後

※コパイタリア4回戦の日程が決定

TIM CUP4回戦 2016年11/30(水) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間早朝5:00)

  やっと内容と勝点が追いついてきたサンプ。ブルーノ、プラートの期待の若手も徐々に活躍し始めた。しかしまだ現状13位。幸い勝点差は4位と比べても7点差と団子状態なので、まだまだEL圏も含めてチャンスはある。この強豪4連戦で勝点7は正直私の予想を上回る出来だった。ジャンパオロ監督の事は個人的には信じていたが、それでもこの4連戦の前は4試合で最悪勝点2とかもあり得るかなぁと思っていた。そしてメディアに耐えきれずにジャンパオロ解任みたいな・・・それに私がblogで文句言うって言う。

 とりあえずしばらくその話題は遠ざかりそうなので、落ち着いてジャンパオロに仕事させてあげて。ここからやや緩くなる前半戦残り7試合で、少なくとも6,7位くらいまで順位を上げたい。そして冬のメルカートでトレイラを売ったりする事が絶対無いように。出場機会を失っているエラモとか余剰戦力の整理と、FW・DF1人ずつ補強は必要だが、あとはあまり今年の冬のメルカートは動くべきでは無いと思う。現実はそうはならないと思うが・・・フロントに新加入したプラデも、自分の実力を見せたいだろうし・・・

 さてサンプから代表に招集されている選手は以下の通り

 

  • ルイス・ムリエル(コロンビア代表)
  • カロル・リネッティ(ポーランド代表)
  • パトリック・シック(チェコ代表)
  • ミラン・シュクリニアール(スロヴァキア代表)
  • ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガルU-21代表)
  • ペドロ・ペレイラ(ポルトガルU-19代表)

せっかく良い流れが出来たので、この中断で流れが切れる事が無いように祈る。そして代表戦で怪我することなど無いよう

 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第13節 2016年 11/20(日) 対サッスオーロ@ジェノヴァ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30=ランチタイムゲーム)

’16-’17 SERIE A

12試合 4勝3分5敗 勝点15 得点13 失点17 得失点差-4 現在13位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero102:

Ai miei esterni ho sempre detto un cosa:

correte e io vi faccio trovare soli davanti alla porta.

Ci vediamo dopo per i festeggiamenti.

格言102:

俺、チームのサイドのやつにいっつもこう言ってる:

とにかく前に走れば、俺があとはゴール目の前で押し込むだけにしてやる

あとは、ゴール後のハグでまた会おう


2016-17 SERIE A 第11節 SAMPDORIA 1-0 Inter クアリアゴールでインテルに快勝!!

2016-11-01 19:51:16 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第11節 10/31(日)  20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)

サンプドリア 1 - 0 インテル(前半1-0)

  • (前半44分)サンプ[1] クアリアレッラ

 攻守ともに積極的な戦いぶりをみせ、堂々の勝利。貴重な勝点3だ

 

↑↑©i.eurosport.comより 

この試合のMVPブルーノ・フェルナンデスと、落胆するバカルディ(笑)

[試合前情報]

 ここ1週間で3試合目の試合。DERBY快勝!の後を受けてユーヴェ戦はターンオーバーを敷いて惨敗。それもこのインテル戦で勝てば意味の有るものとなる。インテルはここ数年選手・監督も含めて行き来が非常に大きいクラブで、因縁の多い相手。我らがバンディエラ、マンチーニ監督の突然の辞任で、カルチョ未経験のフランク・デブールが監督になっており、正直混乱状態。当然選手のネームバリューから見ればサンプより上では有るが、決して調子は良くない。チャンスだ。

 ちなみに去年のサンプホームでのインテル戦は1-1の引き分け。→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/040fd187241f9b496e61d2a0e6353cad

 さてサンプは再び中3日でのこの試合。ターンオーバーを敷いてお休みだったレギュラー陣が戻ってきた。つまりDERBYと同じ布陣。やはり前節感じたのは、中盤の2人=トレイラ、リネッティが特に大きいか。もちろん2トップもだが。GKはまだヴィヴィアーノの怪我が治らず、3度プッジョーニ。トップ下はリッキーでは無くブルーノ・フェルナンデス。やっとレギュラーを奪ったか。絶対リッキーよりブルーノの方が良い。それかプラートか。サンプの元インテル勢としてはドド、シルヴェストレ、リッキー・アルヴァレス、パロンボ、カッサーノ

 一方のインテルはフランク・デブール監督の4-3-3。インテルのティフォージとも揉めてるアホなキャプテン”イカルディ”を1トップに、左エデル右カンドレーヴァの3トップ。中盤はバネガがアンカーの位置で舵を取り、ブロゾヴィッチとジョアン・マリオが動き回る。DF陣はGKハンダノヴィッチとセンターバックコンビ=ムリージョ・ミランダのコンビは去年と変わらず。右は元ジェノアで去年のDERBYでは活躍してたアンサルディ、左はサントン。よって長友は控え。仲の良いカッサーノもおらず、長友にとっては寂しい試合であろう。インテルの元サンプ勢としてはエデル、ラノッキア、ビアビアニー、GKベルニ、そしてアホルディ

↑↑©calciomercato.comより

★日曜日20時45分に行われたポスティチポ。SUDにはこの横断幕が

”FERRERO ORA BASTA

SE NON CONOSCI LA NOSTRA STORIA...

STAI ZITTO !!!”

=フェレーロ(会長)、もうたくさんだ!我々の歴史を知らないなら、黙ってろ!!!

フェレーロが「私が来るまでサンプは、レッコからキアヴァリ(共にジェノヴァ近郊の観光都市)の間でしか知られていなかった。(=私がサンプを有名にした)」とインタビューで発言した事に対してのウルトラスの声明。フェレーロはDERBY前にオフィシャルのHPでこの発言を謝罪したが、ウルトラスの怒りは収まらなかった・・・

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

  ムリエル  クアリアレッラ 

(88分アルヴァレス) (77分ブディミル)

     フェルナンデス

リネッティ     バッレート

      トレイラ

レジーニ(Cap)       サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

        プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ、クラピカス DFアムジー、ペレイラ、クラインツ

MFエラモ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWシック

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Inter (4-3-3) 監督:フランク・デブール

      イカルディ(Cap)

エデル(76分パラシオ)   カンドレーヴァ(76分ペリシッチ)

 ブロゾヴィッチ ジョアン・マリオ

          バネガ 

サントン         アンサルディ

  ムリージョ  ミランダ

    ハンダノヴィッチ

ベンチ: Carrizo, Andreolli, Biabiany, Ranocchia, Gnoukouri, D’Ambrosio, 長友, Miangue.

備考:警告:後半29分アンサルディ、30分ミランダ、38分ジョアン・マリオ、39分サーラ;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均 164.806 euro);有料入場者数4.117人(122.208 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半7分 チャンス!サーラの縦パスをバッレートがスルー。センターバックもバッレートにつり出されたので、クアリアレッラがフリーで抜け出しペナ内でシュート。しかし力んでゴール左に外れる・・・左にはムリエルもいたが・・・

  12分 再びチャンス!ブルーノ・フェルナンデスが前を向いて持ち上がり、DFを引き付けて左のムリエルにスルーパス。ムリエルがGKと1対1のような形から狙うが、わずかに右に外れる・・・

  15分 カンドレーヴァがペナ外右側からミドルシュート。強烈なシュートだったがプッジョーニ落ち着いてセーブ

  26分 カンドレーヴァの右からのクロス、プッジョーニ飛び出すも届かず頭を越すが、詰めてきたエデルも間に合わず

  28分 右からのCK。ブルーノ・フェルナンデスのボール。ニアでイカルディに競り勝ってバッレートがボレーを放つがポスト!

  35分 先ほどと同じような右サイドから再びカンドレーヴァの弾丸ミドル。今度もプッジョーニがパンチングでセーブ

  38分 アンサルディのスルーパスからブロゾヴィッチがペナ内に。切り返して左足シュート→バーに救われる!

  39分 カウンター、左サイドでエデルがドリブルで縦に突破。左足でニアにクロスを上げる。イカルディが肩で狙うが外す。ばーーか

 

前半44分 クアリアレッラGoooooL:1-0 

 

→ブルーノのペナ内左へのスルーパス。リネッティのファーストタッチがクアリアレッラへの絶妙なパスとなる(おそらくトラップで1人かわそうとした)。そのボールをクアリアレッラが豪快に左足で叩き込み先制!!

↑↑©BBCより

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ボールポゼッションはサンプ13分24秒:インテル12分14秒。シュート数はサンプ7本(枠内3本)、インテル5本(枠内3本)。強豪相手にポゼッションでもサンプが上回るのは珍しい。それが示す通り、かなりのサンプペース。前節のユーヴェ戦は何だったの?と言うぐらい、ホームで水を得た魚のように全員溌剌と動き回る。トレイラ、リネッティ、バッレートの中盤は運動量・ボール奪取・つなぎ共に申し分なく、相手を圧倒。それをブルーノ・フェルナンデスが魔法で絶好のチャンスに変える。クアリアレッラとムリエルの2トップも積極的にフィニッシュまで持ってく。DF陣は盤石とは言えないが、集中力を持って名前負けせずに頑張った。後半もこのペースで行きたい

後半15分 カウンターから3対2の形。前を向いて持ったリネッティがクアリアレッラへのラストパスをミスる

   27分 ブロゾヴィッチが右サイドからペナ内に侵入。左足でラストクロス。中央どフリーのイカルディがヘッドに行くが、力んで肩に当たり外す。ばーーか。ばーーーーか

   28分 ブルーノ・フェルナンデスのユニを引っ張って倒したアンサルディにイエロー

   30分 ブルーノ・フェルナンデスを激しく倒したミランダにイエロー

   31分 トレイラの左サイドからのFK。バッレートが抜け出してボレーで合わせるが、オフサイド

   31分 カンドレーヴァ、エデルに代えてペリシッチとパラシオ投入。2枚替え

   32分 クアリアレッラに代わってブディミル投入。クアリアレッラにはスタンディングオベーション

   35分 右のサーラからのクロス。ブディミルに合いそうだったが、直前でムリージョが間一髪でクリア

   38分 リネッティを無意味に倒したジョアン・マリオにイエロー

   39分 カウンターに入ったパラシオを後ろから倒したサーラにイエロー

   41分 大チャンス!カウンターからブルーノのラストスルーパス。完璧にGKと1対1になったが、ブディミルの股下を狙った左足シュートはハンダノヴィッチがセーブ

   43分 ムリエルに代わってリッキー・アルヴァレス投入

ロスタイム3分

   45分 左サイドのペリシッチが1人かわして、ニアへグラウンダーのクロス。パラシオが詰めてきたが一度はGKプッジョーニがブロック。両者倒れながら、パラシオが倒れたままループで狙うがボールはバー。そしてそのまま下に落下。インテルはゴールを主張するが、ゴールラインテクノロジーはしっかり見ていた

そのまま終了!1-0!!

(ポイント)

・十分勝利に値する内容。そして貴重な勝点3!

・ホームはこれで3勝1敗1分

・課題は、後半41分のブディミルのチャンスでしっかりトドメをさせなかった事

・そのせいで最後、パラシオのヒヤっとするシュートがあった

・敵ながらムリージョは良いDFだ。彼とハンダノヴィッチじゃなければもう2点ぐらい入ってたのでは?

・しかし、現在のバッレートは去年はどこにいたのだろう?この試合でセリエA通算200試合出場達成

・中盤はこの日の4人が良い。加えてプラートもレギュラー争いに加わってくれば盤石

※この後、デブール監督は解任されてしまいました・・・

 今シーズン、ローマとミラン相手には良いサッカーを見せたが結果が出なかった。このインテル戦でやっと結果が出たのは大きい。これでジャンパオロ解任の報道もひとまず落ち着くだろう。DERBYとこの勝利を自信に変えて、次のフィオレンティーナ戦に挑んで欲しい。GKヴィヴィアーノも次は多分帰ってくるかな?とりあえず

GRAZIE RAGAZZI!!

ICARDI,UOMO di MERDA!!

↑↑©i.eurosport.comより 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第12節 2016年 11/6(日) 対フィオレンティーナ@フィレンツェ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00=サマータイム終了!)

’16-’17 SERIE A

11試合 4勝2分5敗 勝点14 得点12 失点16 得失点差-4 現在12位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero98:

Sono cambiato.

Se vale la pena faccio il terzino,il portiere ,il magazziniere,il raccattapalle.

Se vale la pena...

格言98:

俺は変わった

もしその意味があるならサイドバックもやるし、GKもやる、倉庫番だってやるし、ボールボーイもやる

もし意味があるならば