2018-19 シーズン総括 選手寸評[1] GK&監督編 + 新加入選手情報!!

2019-07-28 02:27:29 | ほぼ週刊サンプ通信 '18-'19

今日サンプはPonte di Legnoのキャンプを打ち上げた。毎年、いつかはサンプのこの夏のキャンプを観に行ってみたいと思っているのだが、今年も結局その夢はかなわなかった。確か5年目なるこのPonte di Legnoでのキャンプ。ハーフジップのトレーニングを着ている選手もいるぐらいだから、この真夏ながらある程度涼しい高原地なのだろう。ここなら家族のバカンスと言う事で喜ばせ、イタリアのザ・ど田舎を体験させながら選手のサインを貰いまくれる。ずっとそうは思っているのだが、なんせ東京から10000㎞のところに行くのはそう簡単ではない。

こんなタイミングで昨季の総括をするなんて我ながら頭がおかしいんじゃないかとは思うが、なかなか更新をサボっていたからしょうがない。ただ今まさに佳境になりつつある今年の補強を見る上でも昨季との対比は重要。仮に1年後にこの記事を読み返す事があれば、この遅さは大した問題にならないと思うので今更昨季を振り返りつつメルカートをリアルタイムに見ていきたいと思う。ちなみに7月29日(月)にセリエAの日程が発表されるが、開幕戦は8月24,25日の土日のところ。そしてサンプの公式戦デビューはその前の週の日曜に、ここ数年通りTIM CUPでスタートする事が決まっている。夏のメルカートの期限は9月2日(月)夜20:00(もちろんイタリア時間)まで。一方冬のメルカートは1月2日~1月31日までと発表されている。

さて、まずは2018-19シーズン総括 監督&GK

 

監督 マルコ・ジャンパオロ 6.5 3年目となる昨シーズン。結局前半戦は良くて後半戦失速するというサンプでのジャンパオロ政権を完結するシーズンとなってしまった。前半戦、18節が終わった時点では5位。2018年最終戦の逆賊ユーヴェ戦でVAR粗探し名人の努力の結晶とも言えるゴール取り消しにより悔しい負け方をしたが、全然まだまだEL、下手すればCLまで狙える位置で前半戦を終えた。前年より得点は増加、失点は減少。さらに課題のアウェイも少しは勝てるようになった。しかし激変は無かった。もちろん私個人的にはジャンパオロのサッカーは大好きで、現在のサンプの補強でジャンパオロが指揮を取った時の限界なのだとは思う。もっと良いスカッドを与えれば更なる結果を出す監督だとは思う。退任も決まった事だし、3年間のトータルで良い点と悪い点を振り返る。

良い点

・強豪相手にもブレずに細かくショートパスを繋ぐポゼッションサッカーを貫く

・掛川西校ばりの細かいフラッシュパスが決まった時の美しい流れの中からの得点

・ゾーンをコンパクトに保ち、4バックが連動して組織で守る守備

・DERBY6戦で4勝2分け、負け無しと言う素晴らしい結果

・若手の積極的な登用・育成

悪い点

・格下に引いて守られた時、ボールは持てるが無意味なパス回しで終わるケースが多い

・そうなった時の効果的な打開策が乏しい

・トップ下を潰される、もしくは調子が悪いと攻め手が激減

・これは個人的にだが、GKからの細かい繋ぎはハラハラするだけで、あまり効果的だった事が無い気がする

・サパタを放出した事

2017-18シーズンが間違いなくキャリアハイだと思っていたクアリアレッラが更なる進化を遂げて得点を量産し続けて得点王までになる。これは間違いなくジャンパオロの功績だろう。18-19シーズンはまさに彼の為にあったシーズンで、彼が失速すると勝てなくなった。その相棒に、ジャンパオロは自分のサッカーに合わないという事でサパタを切ってデフレルを取った。大反対だったがデフレルも序盤は活躍して、私はジャンパオロに「やっぱりごめんなさい」と言おうと思った。しかし最終的にはサパタが爆発してアタランタがCLに行った。この点に関しては私はジャンPの責任が4割、フロントの責任が6割だったと思う。ジャンパオロがサパタを使いこなせなかったのはまぁしょうがないにしろ、直接のライバルのアタランタにしかも大した金額でなく売ったのは最大の失敗だ。今シーズンのアタランタの躍進はサンプの責任が大きい。

 さて、ジャンパオロは残念ながらミランに行ってしまって代わりにディフランチェスコが来る事になった。個人的には様々な候補が上がっていた中では一番良い選択をしてくれたとは思っている。ただ、キャンプが始まるとかなり不安な面も出てきた。ディフラのコメントを聞いてると、やたらウィングやサイドハーフに「とにかくピッチをワイドに使えと言ってる」と言う発言が多い。4バック、攻撃的なサッカー、若手を上手く起用するなどの類似点が多いと思っていたが、ジャンPとディフラでは実は真逆な点も有ったのだ。中盤の4人をコンパクトにして、細かいパス回しで中央から攻めるジャンパオロ。それに対してディフランチェスコは4‐3‐3で、中盤もFWもワイドにピッチを使って、そこからクロスなりカットインや対角線のラストパスで攻めていく。中央に密集するのに慣れていた選手がディフラに言われるのは当然だろう。

仮にジャンパオロが4年目も続投していたら、メルカートの結果である程度順位は予想できたんだと思う。ただ今年は、今後のメルカートでどういう選手が取れるかもかなり影響するし、ディフラのサッカーがフィットするかしないかもわからない。だから両極端の可能性がある。久々にドキドキのシーズンとも言えよう。最近でいうと、デルネーリがサンプを率いたシーズンのようになれば良いなぁと思っている。

さてウィングは誰になるのでしょうか??

 


 GK編

GK 1 エミル・アウデーロ 7.5 この若きイタリアU-21代表GKに賭けたサンプは正解だった。まず、面構えが良い。22歳とは思えないほど、ベテランとかにミスしたら怒る。負けん気も強いだろうし、若さなりの素晴らしい反射神経で幾度もピンチを救った。珍しくやらかした試合が33節のボローニャ戦ぐらいかな?あとはシーズン通して安定していた。ユーヴェから2000万ユーロ(その内400万は個人的に期待していたプリマヴェーラのピータースを譲渡)で買い取りと言う英断をサンプがしたのは称えたい。正直まさかGKにこの金額、しかもやや先行投資的にユーヴェにこの金額を払ってアウデーロを買ってくれるとは思わなかった。いざ買ってくれちゃうと、ちょっと高過ぎるなじゃないか?とか思ってしまうが、素直に喜ばないとバチが当たる。これで引き抜かれるまではGKは安泰だろう。

課題は、足元の技術が少し不安。ジャンパオロにものすごく細かいパス回しをやらされていたが、シーズン中いつかは失点につながるやらかしをするんじゃないかと思っていたが、意外と乗り切った。あとPKを少し止めてくれれば。前任のヴィヴィアーノがPKストッパーとして最後神がかっていたから余計そう思ってしまうのだろうが。イタリアアンダー代表でもナポリのメレトとのレギュラー争いに現時点では負けているので、まだまだ成長していって欲しい(36試合/51失点)

GK 33 ラファエル・カブラウ 6 ナポリから加入したが、アウデーロとの争いに敗れて第2GKとしての役割を全う。シーズン最後の2試合とTIM CUPで出場機会をもらったが、やはりアウデーロと比べると見劣りした。ただその2試合で結果無失点なのと、性格が良くて第2GK向きなのを含めて6点をあげよう。ブラジル代表経験があったり、何気に経験値はアウデーロより有るのだから良い兄貴分的に今後もサポートしてくれれば。(2試合/0失点)

GK 72 ヴィド・ベレッツND 17-18シーズン、プッジョーニとトレードで第2GKとして冬のメルカートでベネヴェントから加入。2シーズン目となったが、第2から第3GKに格下げとなって全く出番はなかった。一応スロヴェニア代表ではあるが、そちらでも第3GKを務める。さすがに移籍が決まって、来季はギリシャリーグのアポエルでプレーする。サンプ魂を胸に、頑張って!(0試合/0失点)

*さて、ここでGKのメルカート情報を少し。

2019-20シーズンのGK陣はもう陣容が固まってこれ以上動かないだろう。第3GKのベレッツが移籍して、レンタルバックのファルコーネが第3に。そして期待の17歳のロレンツォ・アヴォガドリをアタランタからレンタルで獲得。とりあえずプリマヴェーラの正GKか?化けそうなら買い取り交渉するのかな?そしてずっと第3務めたり、レンタル出されたりを繰り返していたトッツォはついにサンプから完全移籍で出て行く事が決まった。同盟国のテルナーナへ、3年契約で移籍。彼の年齢を考えるとラストチャンスだろうし、悪くないだろう。ちなみにFBで友達になっているが、めちゃくちゃ良いやつで奥さんがカワイイ。

In Bocca al Lupo ANDREA!!

 

IN

  • GKウラディミーロ・ファルコーネ(24) Wladimiro Falcone
   1995年4月12日 ローマ生まれ
   195㎝85㎏
   セリエCのルッケーゼからレンタルバック。ずっとサンプからレンタル生活が続くが、年齢的にもそろそろ正念場だ
  • GKロレンツォ・アヴォガドリ(17) Lorenzo Avogadri
   2001年8月21日 ベルガモ生まれ
   190㎝80㎏ 
   アタランタからレンタルで加入。まず名前が非常に覚えにくい。私事で恐縮だが、今仕事でギリシャのカラスミを売ろうとしていて、カラスミをギリシャ語でアヴゴタラホと言う。それと混ざってしまうのだ(関係ないか(;^_^))。サンプファン的にはこの年で話題になっているGKと言うと、”オレジーナの鷲”と言う異名で期待されていたヴィンチェンツォ・フィオリッロを思い出してしまうが、彼は結局サンプでは大成しなかった。そうならない事を祈る。


 
夏の練習試合
さて、最後にここまでの練習試合の結果とこれからの日程を少し。フォーメーションだけ載せておくので、現時点でのチーム状況を想像して楽しんでください。ちなみにここまでのディフラは一貫して4-3-3です。
  • 7月17(水) Sampdoria 15-0 Sellero Novelle 
前半 7′ 24′ 29′ 39′ Verre, 8′ Gabbiadini, 30′ Caprari, 38′ Murillo
後半 8′ Maroni, 10′ 27′ 40′ Bonazzoli, 38′ 39′ Sala, 43′ 44′ Thorsby.

<前半>    

カプラーリ  ヴェッレ ガッビアディーニ

ヤンクト          プラート(CAP)

       ヴィエイラ

アウジェッロ      ベレシンスキ

    コリー  ムリージョ 

      ラファエル

 ※ヴェッレが偽の9番!

 

<後半>    

 

マローニ ボナッツォーリ サーラ

リネッティ       トルスビー

     バッレート(CAP)

 

ムッルー        デパオリ

  チャボット フェラーリ

      ファルコーネ

※サーラが右のウィング!

去年も同じ相手で練習試合をスタートさせたが、去年は17-0だった

  • 7月20日(土)Sampdoria A 3-0 Real Vicenza A 30分ハーフ
後半16′ 30′ (pk) Ramirez, 20′ Praet.

カプラーリ クアリアレッラ(CAP) ラミレル

     (後半17分バーロウリ)

リネッティ(後半21分カペッツィ) プラート

       エクダル

ヤンクト           サーラ

   ムリージョ フェラーリ 

      ラファエル

 ※クアリア合流。プリマヴェーラからバーロウリが昇格・デビュー

  • 7月20日(土)Sampdoria A 8-2 Real Vicenza B 30分ハーフ

前半 4′ Bonazzoli, 14′ 19′ Verre, 18′ Vieira, 26′ Kyriakidis, 28′ Gabbiadini

後半 2′ (PK) Gabbiadini, 8′(PK) Konstantinidis, 20′ Vieira, 23′ Bahlouli.

マローニ ボナッツォーリ ガッビアディーニ

     (後半3分バーロウリ)

ヴェッレ(後半13分カペッツィ) トルスビー

     ヴィエイラ

アウジェッロ        デパオリ

  コリー ベレシンスキ(cap)

    ファルコーネ(後半17分アヴォガドリ)

※ベレのCBテスト、そしてキャプテン!

後半、バーロウリの胸トラ2回からオーバーヘッドのスーパーゴール。やはり只者ではない・・・

↓↓これがそのバーロウリ。私期待no.1の若手だ

© foto www.imagephotoagency.itより

  • 7月24日(水)Sampdoria 4-0 Pro Patria
前半 22′ Bonazzoli, 25′ Gabbiadini, 45′ Jankto
後半 45′ Bahlouli.

<前半>    

カプラーリ ボナッツォーリ ガッビアディーニ

ヤンクト        プラート(CAP)

      エクダル

サーラ         ベレシンスキ

    コリー  ムリージョ 

      ラファエル

 ※左SBが怪我で2人とも不在!

<後半>    

マローニ クアリアレッラ(cap) ラミレス

(25分バーロウリ)

リネッティ       トルスビー

     ヴィエイラ

ヤンクト(14分バッレート)   デパオリ

  コリー(14分レジーニ) フェラーリ

     アウデーロ

※イタリアU-21代表のEUROで合流が遅れたアウデーロ。この日が実戦デビュー

ヤンクトの左SB!

今後の日程
  • 8月3日(土)19:30 Sampdoria vs Monaco (stadio “Louis II”, Principato di Monaco)
  • 8月7日(水)20:30 Sampdoria vs Spezia (stadio “Picco”, Spezia)
  • 8月10日(土)20:30 Sampdoria vs Parma (stadio “Tardini”, Parma)

あっという間にキャンプも終わって、練習試合もあと3試合。その翌週はコパイタリア、そしてさらに翌々週は早くも開幕戦とあっという間だ。ちなみに練習試合は全てアウェイだが、ルイジ・フェラリスでは今、芝の張替え作業が行われている。イタリアの工事あるあるで、開幕に間に合うか微妙・・・少なくともコパ・イタリアはほぼ間に合わないのが確定のようで、他のところで3回戦を戦うハメになるようだ。


メルカートは前回の更新からはCBにコロンビア代表のムリージョ、そして左SBにアウジェッロを補強していてDF・MFはある程度整備されてきているが、とにかくディフランチェスコの肝とも言えるウィンガーの補強がなかなか決まらない。一番候補のナポリのヴェルディは、サンプは8月のセールを待っているとか。 

というわけで次回までに補強が進んでいる事を祈る!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 


2019-20 新体制 Benvenuto Eusebio!!

2019-07-02 18:08:28 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

みなさま、ご無沙汰しております

決してユヴェンティーノに鞍替えしたわけでも、マグロ漁船に乗って周遊していたわけでもなく。ただ人生初の転職をして、なかなか時間と人生の構築しかたがわからず・・・むしろ最近はイタリアに3週間行ったりして、今までよりサンプ漬けの2019年でした。書きたいネタはたくさんあるが、時間と根気が無い・・・( ;∀;)

 そんな事はさておき、最近のサンプの話題に

2018-19のサンプは残り3試合を残して早々と順位を確定させる。上にも下にもいかない9位と言う絶妙な中途半端な順位を確定させて早くから来シーズンに備えた。そしてオフの一番のトピックスとしてここ3年間、我々にDERBYの歓喜(4勝2分け)ボールポゼッションの美学、そしてつねに前半戦まではあわよくばCLまでと言う小さな夢を見続けさせてくれたジャンパオロ監督がついにサンプから離れる事になった。ジャンパオロはビッグクラブに十分値する良い監督だと個人的には思う。トップ下を封じられたらどうなってしまうのか?と言う不安はあるが、サンプ以上のスカッドを与えられたらさらに花開く可能性はあるだろう。シニサやモンテッラと、サンプで成功した監督をかっさらうしか能が無い赤黒悪魔軍団に、3年前なんとかバレなかったがついにバレてしまっただけだ。3年前、アエロプラニーノがMilanに行ってGiampaoloがサンプに来た時に私はほくそ笑んだ物だ。サンプも、3年経ったマンネリ、ジャンパオロの要求通りに放出したサパタがアタランタで大活躍など、そろそろジャンP政権からちょうど変わらなければいけない時期だったのだろう。残念だがしょうがない。そして、後任が決まった

 ↑↑©calcioweb.euより

 エウゼビオ ディフランチェスコ 新監督

 主にローマで活躍したディフランチェスコは現役引退後、2008-09シーズンにセリエCのヴィルトゥス・ランチャーノで監督キャリアをスタート。その後レッチェ、サッスオーロと渡り歩き、2017年の6月にローマの監督に就任した。初年度はチャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナを逆転で下し準決勝に進出。あと少しのところまでリヴァプールを追い詰めたものの、決勝進出は叶わなかった。2年目となる今シーズンは主力の流出の影響もあり、ラツィオとのローマダービー、CLラウンド16ポルト戦に敗れたことで、3月に解任されていた。現役時代は左利きの左MF。そして息子のフェデリコが現在サッスオーロでウィングとしてプレーしている。ちなみにすごく似てる

 細かい経歴とかはWikipediaで見てもらうとして、私はジャンパオロの後考えうる中では最良の選択をしたと思う。その他に挙がっていた候補、アンドレアッツォーリやピオリなどど比べれば断然良い。個人的はデ・ゼルビだけ天秤にかけていたが、彼はまだ経験が浅い。サッスオーロの名前をここまでにしたのは間違いなくディフランチェスコの功績だし、ローマの2年目の不本意な成績はナインゴランなどの彼のサッカーの主力を放出されてやや可哀そうな面がある。不安な点といえば2点。攻撃色が強すぎる事と、サンプ色が全く無い事。とりあえず、仕事っぷりで我々の心をつかんでくれ!!

↑↑©sempremilanより

Grazie Marco e In Bocca al lupo Eusebio!!

 さて、この交代で一番変わるのがフォーメーション。ジャンPの固くなまでの4-3-1-2についに終止符が打たれ、ディフランチェスコは4-3-3で行くことを明言した。今後のメルカートもこのフォーメーションを元に組み立てられるだろう。監督交代によって、息を吹き返す可能性があるのがヤンクトガッビアディーニの2人。期待されながら去年は不本意な出来だった2人だが、彼らにとってはジャンPの4-3-1-2より、ディフランチェスコの4-3-3の方が力を発揮できる可能性が高い。逆にトップ下が無くなったラミレスにとっては正念場。また正直、クアリアレッラも厳しくなる気がする。どちらにせよ彼にはすでに最大限の敬意を表して多くは望まないし、活躍しなくても絶対文句は言わない。ちなみに一新されたスタッフ陣の中で、われらがアンジェロ・パロンボだけ残留したのはうれしい。異なる2人から学び、また一歩監督への道も近づくだろう。個人的に仲が良かった助監督のフランチェスコ・コンティがジャンパオロについて行ってしまったのは残念だが・・・


実は冬に決まっていた移籍も含めて、もうすでに移籍市場は動き始めている。詳しくはまた書くとして、今のところこんな感じ。

IN(金額は全て推定)

  • DFエラスモ・ムレ(20)⇒トラパニ(セリエB)から45万ユーロで完全移籍
  • DFジュリアン・チャボット(21)⇒グローニンゲン(オランダ)から370万ユーロで完全移籍。ドイツ人 
  • DFファビオ・デパオリ(22)⇒キエーヴォ(セリエB)から450万ユーロで完全移籍
  • MFモルテン・トルスビー(23)⇒ヘーレンフェン(オランダ)よりフリートランスファーで完全移籍。ノルウェー代表
  • FWゴンサロ・マローニ(20)⇒ボカ・ジュニオールズ(アルゼンチン)から100万ユーロでレンタル。買い取りオプション1500万ユーロ。アルゼンチン人

総額965万ユーロ+1500万ユーロ(買い取りオプション全て) 

OUT (金額は全て推定)

  • GKヴィド・ベレッツ(29)⇒アポエル(ギリシャ)に買取義務オプション付きレンタルで移籍。スロヴェニア代表
  • DFロレンツォ・トネッリ(29)⇒ナポリにレンタルバック。
  • MFリッカルド・サポナーラ(27)⇒フィオレンティーナにレンタルバック。
  • FWグレゴワール・デフレル(28)⇒ローマにレンタルバック。フランス人
  • FWダヴィド・コフナツキ(22)⇒フォルトゥナ・デュッセルドルフに900万ユーロで完全移籍。早くいなくなれ!  

総額900万ユーロ

 まだまだ全然変わるでしょうけど、こんな感じをたたき台にして  CBとFWとにかく急務!

      クアリアレッラ

マローニ(カプラーリ)  ガッビアディーニ(ラミレス)


ヤンクト(トルスビー) リネッティ(バッレート)

     ヴィエイラ(エクダル)

 ムッルー           デパオリ(サーラ)

   コリー  チャボット(フェラーリ)

     アウデーロ(ラファエル)

新しいディバラとか言われているマローニの獲得がもてはやされているが、私はデパオリの獲得が一番うれしい。私の獲得リストに乗っかっていた選手だし(←どこにあるんだ、そんなの)、若くして完全移籍だし。

そしてサンプに反旗を翻したアホ・コフナツキの交渉が泥沼化せずに売れて良かった。正直、ジャンパオロからディフランチェスコに代わって、4-3-3になれば彼はCFとして活躍する可能性があると思っていたが、心がここに無いのならしょうがない。ブンデスなら活躍する可能性もあるとは思うが、心がジェノヴァに無いならしょうがない。900万ユーロは安すぎもしないし、売れずにサンプに不貞腐れてくすぶられてしまっても困る。サンプに来たタイミングが悪かったかなぁ

🇮🇹以外の特に東欧からの選手発掘に関しては、私はここ数年のサンプのスカウト陣には絶大な信頼を寄せている。なんなら楽しみでもある。今年もすでに決まっているチャボット、トルスビーとか。

でも念のためにセリエAの中で周死氏サンプの獲得希望選手をオスティに伝えておきたい

DFヒサイー、ルカ・ペレグリーニ、リローラ、べゲット、ザンパーノ

MFフォファナ、チブサー 

FWクトローネ、ヴェルディ、ババカル、ベラルディ、シック

 結構現実的に、ディフランチェスコゆかりの選手を加味しながら😁

よろしくカルロ!

ちなみに現実に挙がってる名前は

DF ロチャ(サントス)、ヴィエツカ(レギア・ワルシャワ)、ボニファツィ(トリノ)、ヴァヴロ(コペンハーゲン)、アウジェッロ(スペッツィア)

MF マリノフスキ(ゲンク)

FW ブレカロ(ヴォルフスブルグ)、ウルタード(ヒムナシア・ラプラタ)、ヴェルディ(ナポリ)、オルセン(ノルジャランド)、ステピンスキ(キエーヴォ)、ラメルス(PSV) 


サンプトピックス

※未来のサンプを担う、サンプ・プリマヴェーラの新監督が発表された。昨季は元サンプの選手でもあったシモーネ・パヴァンの元、10番バーロウリを中心に戦ったサンプ・プリマヴェーラ。しかし中々苦戦続きで、最終節のキエーヴォ戦に大勝して何とか残留を決めた。今季、任されるのは

Marcello Cottafava = マルチェッロ・コッタファーヴァ

国籍・出身 Italia Italia Genova
誕生日 1977年9月8日
身長・体重 185㎝ 84㎏

 1991年~96年までサンプユースで過ごしたコッタファーヴァ。ディフェンダーだった彼は96-97にトップチームに召集経験はあるものの、残念ながら出場機会はなかった。その後C1のカッラレーゼ、レッコ、トレヴィーゾ、ジュリアノーヴァなどを転々として、再度トレヴィーゾでセリエAの舞台も経験。その後はセリエBのレッチェ、トリエスティーナ、グッビオ、ラティーナと渡り歩き、最後はレガプロ(現在のセリエC)のスパルでで引退。そのままSPALのUnder17で監督のキャリアをスタートさせ、2017~2019はSPALのプリマヴェーラで監督を務めた。1年契約

彼はインタビューで

  • 自分がキャリアをスタートさせたサンプのプリマヴェーラの監督になるという事にものすごく興奮している
  • 常にプロ意識を持って仕事をしていたが、ここサンプではそれ+@で情熱を注げるだろう
  • SPALでは最後の最後、決勝でラツィオに負けてプリマヴェーラ1に行けなかったが、私自身はものすごくよい経験、そして成長できたと思う。
  • 私がサンプ・プリマヴェーラでプレーしていた頃は今のような整った環境、組織ではなかった。しかしマンチーニやヴィアッリ、インヴェルニッツィなどと共にボールを蹴れたのは別世界の経験だった
  • プリマヴェーラは明らかにトップチームと連動して、トップチームの意向を組みながら活動していかなくてはならない。選手たちの成長を助け、一日も早く一人でも多くの選手をサンプの為に送り込めるように頑張りたい

たのんだよー マルチェッロ。サンプ愛を生かしてバーロウリを早く一人前にしてくれ! 

というわけでまた次回

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!