2016-17 SERIE A 第31節 SAMPDORIA 2-2 Fiorentina スペクタクルな打ち合いはドロー

2017-04-26 20:08:18 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第31節 4/9(日)  12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ルッソ氏(Nola出身)

サンプドリア 2 - 2 フィオレンティーナ(前半1-0)

・(前半5分)サンプ[1] フェルナンデス

・(後半15分)フィオレンティーナ[1] G・ロドリゲス

・(後半26分)サンプ[2] アルヴァレス

・(後半44分)フィオレンティーナ[2] ババカル  

↑↑©sampnews24,.comより

ブルーノ・フェルナンデスの先制弾に沸き立つティフォージ!

 珍しく先制して常に先手を取る展開だったが、土壇場に追いつかれてしまって勝点3は獲得できず。8位の夢は遠のく・・・

[試合前情報]

 前節、アウェイでインテルにも勝利し意気揚々とホームに凱旋したサンプ。相手は3試合連続1-0で勝利中の強豪フィオレンティーナ。アンダータでの対戦時は先制を許したもののムリエルのゴールで追いつきドロー。ヴィオラには、来季サンプへの移籍が噂されるCBのゴンサロ・ロドリゲスや、サンプのアイドル、「エンリコ」キエーザの息子、「フェデリコ」キエーザなどがいる。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/dd6bb3b622967fe07be5a0e6eb8ea74c

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節インテル戦で勝利したメンガーは良かったので、変わったのは怪我したサーラに代わってベレシンスキがスタメンとなった右SBのみ。左SBは”売る為”のスタメン、ドド。レジーニが控えとなったのでキャプテンはクアリアレッラ。ベンチには人数不足の為、プリマヴェーラのFW29テッシオーレが入った。元フィオレンティーナ勢はヴィオラユース出身のパロンボGKヴィヴィアーノ。サンプに骨をうずめると言っているヴィヴィアーノだが、実は生粋のフィオレンティーナサポ。娘に”ヴィオラ”と言う名前をつけた程である。また10年前のミスターサンプ「フランチェスコ・フラーキ」も元々はヴィオラっ子であり、パロンボと言いサンプのバンディエラ的な選手は、フィオレンティーナと縁が有るのかもしれない。

 

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

 またこの試合から、前節の第2スポンサー「Lino Sonego」に続き、第1(メイン)スポンサー「Invent」もユニフォームに登場した。ソーラー発電器やコンデンサー等、電気エネルギーの会社。こちらもとりあえず今シーズンいっぱいの契約の模様。

 一方のフィオレンティーナはパウロ・ソウザ監督の3-4-2-1。GKは名手タタルサヌ。DFは先ほど触れたG・ロドリゲスを中心に右サンチェス、左アストーリ。ダブルボランチは攻のボルハ・バレロと種のバデリ。右ウィング・テージョに左ウィング・ミリッチ。1トップのババカルをイリチッチとベルナルデスキが支える形だ。元サンプ勢はいないが、一応親父がサンプのアイドルだったキエーザがいる

↑↑©sampnews24,.comより

★日曜日12時30分から行われたランチタイムゲーム。正確にはフィオレンティーナのチームバスが渋滞に巻き込まれて遅れた為に、試合開始が20分位遅らせられた。

 写真はKristyna Schick。モデルをやってるシックのお姉さんだ。ついに弟の応援の為に、ジェノヴァにおり立った。インスタグラムで際どい写真もどんどんUPしている彼女は、ちなみに日本にも来た事があるようだ。ハチ公交差点で写真を撮っていた

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 シック クアリアレッラ(cap) 

   フェルナンデス(65分プラート)

リネッティ    バッレート

(69分アルヴァレス)

    トレイラ

ドド(74分レジーニ)  ベレシンスキ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWテッシオーレ、ブディミル

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Fiorentina(3-4-2-1) 監督:パウロ・ソウザ

      ババカル

 ベルナルデスキ イリチッチ

 (81分サポナーラ)   (46分カリニッチ)

ミリッチ(73分キエーザ)   テージョ

   バレーロ バデリ

 アストーリ   サンチェス

     G・ロドリゲス(cap)

     タタルサヌ

ベンチ:Sportiello, De Maio, Olivera, Salcedo, Cristoforo, Hagi, Maistro, Mlakar, Tomovic.
*

備考:警告:前半25分G・ロドリゲス,後半22分プラート,30分アルバレス;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数2.558人(46.681 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半5分 フェルナンデスGoooooL:1-0

→トレイラの長いスルーパスに右斜めに走りこんだブルーノ。ダイレクトで豪快にファーにシュート。左隅に決まっていきなり先制!!

↑↑©sampnews24.comより

前半20分 距離23.6mのFK。ベルナルデスキが左足で壁の外を巻くが、曲がりきらずに左に外れる

   21分 GKからのショートパスにプレッシャーをかけたクアリアレッラがカット。こぼれ球をシックが拾ってすぐにクアリアレッラにスルーパス。クアリアレッラがGKと1対1になるが、シュートをGKにぶち当てる

   23分 ババカルがGKが飛び出してきたのを見てロングループシュート。左に外れる

   25分 カウンターに入ったシックを倒したロドリゲスにイエロー

   32分 ハーフラインでボールを受けたクアリアレッラ。膝トラップでボールを浮かして、超ロングシュート。上に外れるが、意表を突いたアイデアにティフォージも拍手。クアリアレッラは昔からこういうプレーが得意で、かつてのサンプ時代のキエーヴォ戦では45m位のロングシュートを決めた事も有る

   37分 トレイラの怪我の治療中に、サイドラインに呼び出されたドドがジャンパオロに怒られる

   39分 テージョがペナ内右サイドで切り返しから左足シュート⇒ヴィヴィアーノがダイビングキャッチ

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ51%:フィオレンティーナ49%。シュート数はサンプ6本 (枠内2本):フィオレンティーナ6本(枠内1本)。サンプの開始5分での得点は、今季ここまでで一番早い時間帯での得点となった。そこで波に乗るが、あとは一進一退の攻防。両チームとも攻撃的にチャンスをつくりあう、スペクタクルな試合となった。さて、後半はヴィオラが逆襲してくるだろう

後半1分 イリチッチに代わってカリニッチ、なんとかッチ同士の交代

   9分 バッレートのミドル⇒やや弱く、タタルサヌにキャッチされる

  10分 ロングサイドチェンジから右サイドのテージョにボールが⇒ドリブルでペナ内に侵入し、切り返して左足でシュート⇒ポスト!

 

後半15分 G・ロドリゲスGoal:1-1

 

→左サイドのボルハ・バレロのCK⇒ニアでドンピシャでヘッド。自身の200試合出場を祝う同点弾。もう3歳若ければ、本当にサンプに欲しい選手だが・・・

  20分 やや疲れの見えたブルーノに代わってプラート投入

  22分 ボルハ・バレロを刈り取ったプラートに早速イエロー

  24分 リネッティに代わってリッキー・アルヴァレス投入。トップ下に入り、プラートが左MFに落ちる 

後半26分 リッキーGoooooL:2-1

→右サイドからシックのラストパス。ペナ内でDFサンチェスとの1対1⇒抜ききらずに思いっきり左足を振りぬく⇒GKのニア脇の下をすり抜けゴール!!今季初得点は昨年の同じくフィオレンティーナ戦以来 

  

↑↑©calciomercato.comより

 28分 ミリッチに代わってキエーザ投入位。攻撃的に

 29分 ドドに代わってレジーニ投入

 30分 ベルナルデスキを引っ張って倒したリッキーにイエロー

 33分 右からテージョの良いクロス。カリニッチがヘッドで合わせるもポスト!

 36分 ベルナルデスキに代わってサポナーラ投入

 

後半44分 ババカルGoal:2-2

 

→カウンターからサポナーラのパス⇒ババカールがこれを受け、やや前に出ていたGKヴィヴィアーノを見てペナ外からロングシュート⇒ヴィヴィアーノも頭上届かずゴール・・終了間際に同点・・・

↑↑©fiorentina.itより

ロスタイム4

  47分 リッキー、ペナ内突破して左足シュート⇒思いっきり打つが、タタルサヌのファインセーブ

 49分 ヴィヴィアーノ!ロビングで裏に抜け出たババカル。GKとの1対1となって、右足インサイドで流し込みに行くが、ヴィヴィアーノが足でセーブ!!

このまま終了。2-2。

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ23分05秒:フィオレンティーナ23分06秒。1秒差

・シュート数はサンプ11本(枠内5本):フィオレンティーナ16本(枠内8本)

・互いに多くのチャンスを作り、スペクタクルな試合

・サンプはCKの守りから何回もピンチを作られた

・シックは攻めは申し分無いが、FWとしてのディフェンスや、キープする場面でのキープなど1試合を通じての動きはまだまだ勉強が必要だろう

リッキーがここにきて存在価値を懸命にアピール

 互角ではあったが勝てたゲーム。ただ、最後ヴィヴィアーノのスーパーセーブが無ければ負けまで有ったから、まぁ妥当な引き分けか・・・これで本当に8位の望みも無くなってきた。ここからの試合のモチベーションの持っていき方がますます難しくなってくる。

 1試合、1試合、目先の試合を全力で戦う事、若手の成長、それに尽きるか。次節はイースターの為に土曜日の試合。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第32節 2017年 4/15(土) 対サッスオーロ@レッジョ・エミリア  現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00) 

’16-’17 SERIE A

31試合 12勝9分10敗 勝点45 得点39 失点37 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero145:

Tutti dovrebbero avere almeno una professoressa bona(←わざとこうしてる)

Questa si' che sarebbe la vera riforma della scuola.

格言145:

全てのやつに対して、少なくとも1人キレイな女教授が必要だ

それこそが、学校教育の本当の改革になるだろう


2016-17 SERIE A 第30節 Inter 1-2 SAMPDORIA 敵地サン・シーロで華麗なる逆転勝ち!

2017-04-14 20:49:42 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第30節 4/3(月)  20:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:チェーリ氏(Bari出身)

サンプドリア 2 - 1 インテル(前半0-1)

・(前半35分)インテル[1] ダンブロージオ

・(後半5分)サンプ[1] シック

・(後半40分)サンプ[2] クアリアレッラ(PK)  

↑↑©timesoccerより

シックの同点弾!

 前半先制されるも、後半に2点を奪って逆転勝ち!今季対インテル2勝0敗、またサン・シーロでも2勝0敗を飾る!

Icardi,tu sei un figlio di puttana!!

[試合前情報]

 前節ユーヴェには敗北を喫したものの、内容は好調をキープしている我らがサンプ。CL圏内が崖っぷちになってきたインテル相手に引導を渡すためにミラノにやってきた。アンダータの対戦の時はインテルの監督はまだフランク・デブールだった。ホームで攻守ともにインテルを上回る戦いぶりを見せて、クアリアレッラのゴールで1-0で勝利した

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/ed537b184fff00a75e3d8da8e71b2fa2

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。残念なニュースで、ムリエルがコロンビア代表の試合で負傷。今季内復帰が微妙と言われる重傷。代役はシック。シックの前節の怪我が大した事無くて良かった。一方GKヴィヴィアーノが出場停止から復帰。それ以外の変更点は左SB。前節、決勝ゴールを目の前で決められ、終了間際に絶好の同点ゴールのチャンスを外したレジーニがスタメン落ち。代わりにスタメンはドド。2年契約のドドはジャンパオロに全く信用されていないが、少しでも他チームの目に留まるようにこれから試合に出して市場価値を上げなければならない。と言う事だろう。それ以外は前節のスタメンと一緒。元インテル勢はそのドドシルヴェストレ、リッキー・アルヴァレス、わずかな間だがパロンボと、相変わらずたくさんいる。

 一方のインテルはピオーリ監督の4-2-3-1。GKはベテランのハンダノヴィッチ。DFはずんぐりボランチのメデルが守備力を生かしてCBにコンバートされている。マスチェラーノ的なやつだ。相棒はミランダ。両SBは右ダンブロージオと左は元ジェノアのアンサルディ。長友はサブ。アンサルディはまだしも、ダンブロージオに負けてるのはちょっと情けない。ダブルボランチは将来のアズーリを背負うと言われているガリアルディーニ(この冬アタランタから引き抜かれた)とブロゾヴィッチ。1トップの逆賊イカルディの下を、カンドレーヴァとペリシッチの両翼、そしてトップ下のバネガが支える。元サンプ勢は逆賊イカルディ、エデル、そしてビアビアニー。エデルもこんなスカッドで出られないのなら残ってれば良かったのに・・・

sonego

 

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

★月曜日20時45分、ナイターで行われたポスティチポ。サンプはアウェイユニ、白-白-白で登場

この試合から”Lino Sonego” International Seatingと新たに今シーズン最後までのスポンサー契約を結んだ。映画のセットやスポーツイベントの舞台装置などの会社。フェレーロのコネかな?しかし昔と違って、スポンサーも1シーズン通してでは無く、短いスパンでころころ変わるようになった。単にサンプ及びセリエAのビジネス影響力が乏しくなったからか?

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

シック クアリアレッラ(cap) 

   フェルナンデス(60分アルヴァレス)

リネッティ    バッレート

    トレイラ

ドド(69分レジーニ) サーラ(16分ベレシンスキ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

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Inter(4-2-3-1) 監督:ステファノ・ピオリ

       イカルディ(cap)

ペリシッチ バネガ カンドレーヴァ

(78分J・マリオ) (66分エデル)

 ブロゾヴィッチ ガリアルディーニ(46分コンドグビア)

アンサルディ     ダンブロージオ

   ミランダ  メデル

      ハンダノヴィッチ

ベンチ:Carrizo, Andreolli, Palacio, Biabiany, Sainsbury, Santon, Murillo,長友, Barbosa.

備考:警告:後半39分ブロゾヴィッチ,43分ミランダ;観衆47.043人;芝状態良好

<あらすじ>

前半9分 大ピンチ!左サイドのペリシッチからバネガへのパス。どフリーでシュートを放つもGKヴィヴィアーノ反応⇒そのこぼれがフリーのカンドレーヴァの元に⇒カンドレーヴァはシュートを左に外してくれる

  16分 負傷したサーラに代わってベレシンスキ投入。早くも1枚目のカード使用を余儀なくされる

  24分 ポスト!ペナ外中央でボールを奪ったクアリアレッラが思いきりよくロングシュート。意表を突く良いシュートだったが、惜しくもポスト

  26分 右サイドからのカンドレーヴァの良いクロス。イカルディが頭で合わせるも、わずかに左に外れる

  32分 右サイドのベレシンスキからのクロス⇒シックが頭で合わせるもバーの上

前半36分 ダンブロージオGoal:0-1

→右のCKからショートコーナー⇒バネガのクロス⇒後ろからダンブロージオが足で合わせ、ベレシンスキの足に当たり、コースが変わってゴール・・・

 38分 今度は左からのショートCK。ブロゾヴィッチがゴールに向かうクロス。ダンブロージオが突っ込むがわずかにあわず。良いクロスだった。

 45分 大チャンス!インテルDFのクリアミスをブルーノがダイレクトボレー⇒良いシュートだったがポスト⇒跳ね返りをシック⇒左足ボレーで合わせるが、無人のゴールに外す

ロスタイム2分。そのまま終了

前半は0-1。ポゼッションはインテル13分11秒:サンプ9分44秒。さすがにホームのインテルの方が球は持つが、サンプもしっかり守りショートカウンターで反撃。あまりチャンスが無かっただけに、ポストに2本当たったのは悔やまれる。特に終了間際のシックが外したのは、先制されて流れがインテルにかなり傾いた中だったので、決めて同点で終わりたかった。さて、いつもと違い、スーパーサブのシックはもう出てしまっているので、どうするか?

後半1分 ガリアルディーニに代わってコンドグビア投入。控えに移籍金50億円の選手がいるあたり、サンプとは違うなぁ

後半5分 シックGoooooL:1-1 

 

→左からのショートCK。ブルーノが切り返して左足でクロス⇒ファーでシルヴェストレがヘッドで競り勝ってシュート⇒そのままでも入りそうだったが、最後逆ポスト付近でシックが押し込みゴーール。シック自身8得点目は貴重な同点弾!!

 

 

 

  

↑↑©itasportpress.itより

 15分 ブルーノに代わってリッキー・アルヴァレス投入。元インテルのリッキーにはサン・シーロから拍手

 16分 ヴィヴィアーノ!右からのクロス、ファーでペリシッチがドンピシャでヘッド⇒ヴィヴィアーノがスーパーセーブ

 17分 カウンターからリッキーのラストパス。クアリアレッラがペナ内でシュートまで持ち込む⇒ハンダノヴィッチが足でセーブ。チャンスの応酬だ

 21分 バネガに代わって元サンプのエデル登場

 23分 入ったばかりのエデル。左サイドからカットインして良いシュート⇒ヴィヴィアーノセーブ!⇒跳ね返りをカンドレーヴァが狙うが外す

 24分 足が攣ったドドに代わってレジーニ投入

 27分 右サイドからペナ内に侵入したカンドレーヴァからラストパス⇒ファーでバカルディが外す!

 33分 ペリシッチに代わってファン・マリオ投入

 38分 トレイラのマタギフェイントで獲得した近距離のFK。リッキーが左足で狙ったボールを、ペナ内で壁に入っていたブロゾヴィッチがハンドでPK!これは明らかに正しい判定↓↓

 

↑↑©sampnews24.comより

後半40分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:2-1 

 

→このPKをクアリアレッラが豪快に真ん中上に蹴りこむ!アンダータに続いて今季インテル戦2戦連続ゴール。自身対インテル5得点目は貴重な逆転弾!! 

 

  

 

↑↑©outdoorblog.itより

 42分 シックを肘打ちで倒したミランダにイエロー

 44分 裏へのボールで抜け出したシック。ペナ内でメデルとの1対1に勝つが、シュートは止められる。最後こぼれ球をレジーニ、押し込めず

ロスタイム3分。そのまま終了。2-1で勝利!!

(ポイント)

・ポゼッションはインテル24分12秒:サンプ20分58秒

・シュート数はインテル16本(枠内6本):サンプ7本(枠内5本)

・60分過ぎからDFからFWが間延びして、ロングな展開に

・お互いチャンスの応酬となるが、サンプがそれを生かし切った

・ムリエル不在の中、シックとクアリアレッラの復調でカバー

リッキーが久しぶりに良かった。サン・シーロで、良かった頃の自分を思い出したか?

・今季、対インテル2戦2勝!!

 今季のサンプは本当に逆転勝ちが多いが、この日もそれを象徴する試合。正直、ミランとインテル相手にサン・シーロで両方勝利は1996~97以来記憶に無い。しかもインテルに2勝。素晴らしい!

 ただ、それでこの順位と言う事は、やはり取りこぼしが多すぎると言う事だ。まぁまさにそんなサンプだから、個人的には好きになったのだが。次も強豪フィオレンティーナ戦。1戦1戦、来季の為にもしっかり戦っていこう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第31節 2017年 4/10(日) 対フィオレンティーナ@ジェノヴァ  現地12:30Kick Off(日本時間19:30) 

’16-’17 SERIE A 

30試合 12勝8分10敗 勝点44 得点37 失点35 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero144:

Una professoressa bona(←わざとこうしてる)

aumenta la voglia di studiare.

格言144:

キレイな女教授は

勉強する意欲を増幅させる


2016-17 SERIE A 第29節 SAMPDORIA 0-1 Juventus 後半相手シュート0に抑えるも惜敗・・・

2017-04-08 00:16:36 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第29節 3/19(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:タリアヴェント氏(Terni出身)

サンプドリア 0 - 1 逆賊ユーヴェ(前半0-1)

・(前半7分)ユーヴェ[1] クアドラード

↑↑©indosamp.comより

選手たちは頑張ったが・・・

 前半早々に先制され・・・・その後は持ち直し、特に後半は互角以上の戦いを見せるも敗戦・・・

[試合前情報]

 ここ7試合で5勝2分けと好調のサンプ。何より前節のDERBYの快勝で、意気揚々とユーヴェ戦に挑む。一方のユーヴェは今さら説明する必要もなかろう。セリエAでは前人未到の6連覇に挑む、と言うかもうほぼ当確だろう。前回のアウェイでのユーヴェ戦は、ちょうどターンオーバーを敷いて臨まなければならないタイミングであった。それも有り惨敗・・・ただ、シックが初先発でゴールを挙げており、ここら辺から頭角をあらわし始めた。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/98881652bb4aa5ca59a0c2cfed36a7f5

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。素晴らしかったDERBYの唯一の代償はヴィヴィアーノの出場停止。いつも通りプッジョーニが代役を務める。それ以外はベストメンバー。快勝したDERBYのスタメンと、GK以外は全く同じ布陣となった。キャプテンマークを巻くのはレジーニ。元ユーヴェ勢としては流浪人クアリアレッラがいる。

 一方の逆賊ユーヴェはアレグリ監督の4-2-3-1。GKは鉄人ブッフォン。この日はボヌッチとキエッリーニがお休みの為、3バックでは無く4バック。若手ルガーニとバルツァーリがセンターを固め右がD・アルヴェス、左が個人的にサンプに欲しいアサモア。ケディラとピアニッチのテクニカルなボランチ。1トップの100億円イグアインをクアドラーロ、ディバラ、マンジュキッチの3人が支える。CFのマンジュキッチがいつの間にかこんなウィングっぽいポジションをやらされていたのは驚きだった。年々サンプ以外の試合を全く見なくなってきている弊害が出ているな^_^;

★久々日曜日15時00分、レギュラータイムのキックオフで行われた試合

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 ムリエル クアリアレッラ 

   フェルナンデス(53分シック)(75分ジュリチッチ)

リネッティ     バッレート

     トレイラ(62分プラート)

レジーニ(cap)   サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

      プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、ファルコーネ DFシミッチ、ドド、パヴロヴィッチ、ベレシンスキ

MFアルヴァレス、パロンボ FWブディミル

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Juve Merda(4-2-3-1) 監督:マッシミリアーノ・アレグリ

       イグアイン(85分リヒトシュタイナー)

マンジュキッチ ディバラ クアドラード

         (27分ピアツァ) (72分レミナ)

    ピアニッチ ケディラ

アサモア           D・アウヴェス

   バルツァーリ ルガーニ

      ブッフォン(cap)  

ベンチ:Neto, Audero, Chiellini, Marchisio, Alex Sandro, Bonucci, Sturaro, Rincon, Kean.

備考:警告:後半38分レジーニ、D・アウヴェス;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数9.338人(280.120 euro);芝状態完璧では無い

<あらすじ>

前半 6分 最初のチャンス!リネッティのスルーパスからクアリアレッラが抜け出す。ペナ内右寄りでGKとほぼ1対1からシュートを放つがわずかに左に外れる。

前半7分 クアドラードGoal:0-1

→左サイドからアサモアのダイレクトクロス。絶妙な早いクロス。クアドラードがレジーニを振り切って突っ込んできて、豪快なダイビングヘッドがゴールに突き刺さる・・・先制を許す・・・

↑↑©goal.comより  

 15分 ピンチ!右サイド、ディバラとクアドラードのワンツーの繰り返しでサンプDF4人を翻弄。ペナ内に侵入してクアドラードからのラストクロス。イグアインが合わせるもDFが懸命のブロック、さらにこぼれをマンジュキッチが狙うが何とかプッジョーニがセーブ

 19分 ピンチ!リネッティのびっくりする、殺人ミスパス。イグアインに絶好のアシストをしてしまい、イグアインはすぐさま反転シュート⇒プッジョーニのセーブ

 27分 ディバラ負傷してピアツァと交代。マンジュキッチが中央、ピアツァが左サイドに入る

 35分 CKのこぼれ球。ブルーノのミドル。GKブッフォンが弾くがすぐにリカバー

 44分 プッジョーニ!イグアイン、ピアツァとのワンツーから切り返しでDF1人外し、どフリーでシュート。しかしプッジョーニが足でスーパーセーブ

ロスタイム2分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ40%:ユーヴェ60%。シュート数はサンプ4本(枠内2本):ユーヴェ5本(枠内4本)。サンプはDFラインを果敢にも高く保ち、中盤もコンパクトにして前線からユーヴェの組み立てを阻止にかかる。しかし開始6分の決定機をサンプが外してしまって、逆にすぐにユーヴェに先制を許す。その後しばらくはユーヴェペース。ただディバラが負傷交代後には好転して、サンプが徐々にリズムを取り戻す。ただ同点には至らず・・・右サイド、中央、左サイドの1/3ずつ分けると、サンプの左サイド、ユーヴェの右サイドでのプレーが45%と圧倒的に多かった。やはりクアドラードが好調だったせいだろう。さて、後半はスーパーシックの投入は当然として、どう立て直すか?

後半8分 ブルーノに代わって、いよいよスーパーサブのシック投入

  17分 ちょっと傷んだトレイラに代わってプラート投入。既定路線だったのか?とりあえずバッレートがアンカーの位置になって、右にプラート。さらに攻撃的な布陣に

  21分 クアリアレッラのでっかいサイドチェンジ、ムリエルがトラップしてペナ内にスルーパス。走りこんだシックがシュートに行くところをアサモアがスライディングでブロック。このプレーでシックが痛む・・

  27分 クアドラードに代わってレミナ。この日のクアドラードは良かった。って言うか私が見ると大体いっつもキレてる

  30分 ケガしたシックに代わってジュリチッチ投入。最後の枠も使い切る事になり、痛い交代だ

  38分 小競り合いを起こしたレジーニとダニエル・アウヴェス、両者にイエロー

  39分 右サイドからプラートのクロス。クアリレッラがペナ内で胸トラで球を浮かし、オーバーヘッド!惜しかったがわずかにゴール上

  40分 イグアインに代わってリヒトシュタイナー投入。ダニエル・アウヴェスがMFに上がる。守備固め

  43分 バッレートからのクロスをクアリアレッラがトラップして、反転シュート⇒ミートせず

ロスタイム5分。

  49分 最後の大チャンス!右からのムリエルのCK。中央でどフリーのレジーニがヘッドで合わせるも、ゴール上に外す・・・

そのまま終了。追いつけず0-1

↑↑©gettyimages.comより

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ25分30秒:ユーヴェ27分38秒

・シュート数はサンプ9本(枠内5本):ユーヴェ5本(枠内4本)

・あらすじが真っ青になっている通り、後半は圧倒的サンプペース!

・ポゼッションも前半の40%から48%に戻した事からもわかる。

・ユーヴェの後半のシュートはゼロ

・シックの怪我は痛かった・・・そして今後も心配。代表ウィークで空く間に治れば良いが

・ユーヴェのMVPはクアドラード。アサモアも良かった。唯ニ、ユーヴェから欲しい選手だ

・サンプではシュクリニアール。1試合通じてマーク相手のイグアイン相手に堂々と渡り合った。

・ムリエルはあまり出番無く、クアリアの方が目立った

・残念ながら今季の逆賊討伐はならず

 アンダータでの対戦とはうって変わって、互角の試合を繰り広げた。特に後半はシュートすら打たせず、完璧に支配した。しかしゴールは奪えず。こんな試合でも勝点3を持っていってしまうのが、ユーヴェの強さなのだろう。若い選手達には、ユーヴェ相手に堂々と戦えた事に自信を持ちつつも、そういう常勝チームのメンタリティーも学んで行ってもらいたい。

 さて、面白い試合は続く。次も、アウェイでインテル。ここには個人として最も憎むべき敵、イカルディがいる。DERBYから3試合連続して因縁が多い熱い試合となる。サン・シーロでエデル達に、サンプから出て行った事を後悔させてやろう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第30節 2017年 4/3(日) 対インテル@ミラノ  現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45) 

 ’16-’17 SERIE A 

29試合 11勝8分10敗 勝点41 得点35 失点34 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero143:

Una volta ho sognato di fare l'ingegnere.

E' stato proprio un brutto incubo.

格言143:

一度だけ俺はエンジニアになろうと夢見た事が有る。

それは本当に最悪の悪夢だった


2016-17 SERIE A 第28節 GenoaMERDA 0-1 SAMPDORIA 第114回DERBY 大勝利!!!

2017-04-01 18:45:42 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第28節 3/11(土)  20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:オルサート氏(Schio出身)

サンプドリア 1 - 0 うんこジェノア(前半0-0)

・(後半26分)サンプ[1] ムリエル

↑↑©Sampnews24より

Genova e' solo Blucerchiata!!

SUDの素晴らしいCOREOGRAFIA

 1959-60年以来、57年ぶりのセリエAでのダブル。年間DERBY2試合2連勝を飾った!!!

[試合前情報]

 ここ6試合で4勝2分けと好調のサンプ。一方の憎敵ジェノアは年明け絶不調。前節はアウェイでエンポリに勝ったが、それが2017年初勝利。1勝3分6敗となっている。監督もアンダータの時のユリッチが解任されて、マンドルリーニが就任。彼の右腕であったニコリーニが生粋のドリアーノだった為、一緒にジェノアに行くのを拒んだのは有名な話だ。

 アンダータのDERBYはムリエルのゴールと、記憶に新しい敵DFイッツォの自らのゴール裏”NORD”の下でのオウンゴールで快勝した!

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a5328053b8fd6c862d184df8bf20e641

そして私個人的に久々現地に馳せ参じる。事前にSAMPファンのBLOGでいくつかインタビューを受けており、その中で今回のDERBYを観に行くと答えていた

https://blucerchiando.com/2017/03/08/sampdoria-derby-genoa-giappone-club-tokyo/

ので、空港に着くやいなやジェノヴァの地元紙=”Il Secolo XIX"(イルセコロ ディチャノヴェージモ)の突撃インタビューを受け、次の日の新聞に載ってしまった↓↓

↑↑内容としては、DERBYに向けてのサンプ、ジェノア両チームの海外のサポーターの紹介。サンプはサンプドリアクラブ東京の私が、「この試合を観る為にわざわざ12時間以上のフライトを経てやってきた」と

一方のジェノア側はオランダから来た「ジェノアクラブ・アムステルダム」。電車で16人の集団でやってきた、と。

さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。出場停止も重要な怪我人もおらず、万全の態勢でDERBYに挑んだ。レギュラー争いが激しいポジションの中で、トップ下はブルーノ・フェルナンデスが先発。左MFはプラートとの争いを制してリネッティ。左SBは前節のパヴロヴィッチでは無く、レジーニが先発に復帰してキャプテンマークを巻く。現在のベストの陣容と言えよう。

 一方ジェノアはマンドルリーニ監督の3-5-2。GKはペリンが怪我で長期離脱の為ラマンナ。DFは裏切り者のムニョスとキャプテンのブルディッソ、そして前回素晴らしいオウンゴールを決めてくれたイッツォ。中盤は右にラゾヴィッチ、左にラグザール。中央はアンカーにコフィー、その前を私もサンプに狙っていたヒリエマルクと10番のヌチャム。2トップは売出し中のシメオネ息子と、出戻りのピニージャ。元サンプ勢としては先ほどのDFムニョスだけか

 

★土曜日20時45分キックオフで行われたアンティチポ。SUDの2階を仕切るのは新たなグループ、”Cattivi Maestri”

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 ムリエル クアリアレッラ

 (87分ジュリチッチ) (67分シック)

   フェルナンデス(75分プラート)

リネッティ     バッレート

     トレイラ

レジーニ(cap)   サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ DFシミッチ、ドド、パヴロヴィッチ、ベレシンスキ

MFアルヴァレス、パロンボ、チガリーニ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

Merda(3-5-2) 監督:アンドレア・マンドルリーニ 

  シメオネ ピニージャ

  ヒリエマルク ヌチャム(91分モロジーニ)

ラグザール    ラゾヴィッチ(76分パッラディーノ)

     コフィー(83分タアラブト)

 イッツォ     ムニョス

    ブルディッソ(cap)  

     ラマンナ

ベンチ:Rubinho, Edenilson, Gentiletti, Biraschi, Beghetto, Pandev, Brivio, L. Rigoni, Cataldi.

備考:警告:前半20分コフィー,41分サーラ,45分ピニージャ,後半6分ヌチャム,7分バッレート,27分ムリエル,41分ブルディッソ,47分ヴィヴィアーノ;芝状態完璧では無い 

さぁ試合、いよいよ開始だー(これはスタジアムすぐ外、サンプファンの聖地=Via del Piano)

<あらすじ>

前半 8分 最初のチャンス!クアリアレッラのパス⇒ムリエルがスルー⇒リネッティが右足アウトでムリエルに返してムリエルのシュート⇒左に外れる

   18分 前を向いたヌチャムがスルーパス⇒シメオネが抜け出すが、シュクリニアールが後ろから何とか追いすがりコースを制限⇒ヴィヴィアーノがセーブ

   19分 ピンチ!左からのシメオネのクロス。ピニージャが合わせるもヴィヴィアーノが足でセーブ⇒そのこぼれをヒリエマルクがシュートするがDFブロック

   20分 カウンターのドリブルに入ったムリエルを倒してコフィーにイエロー

   41分 ラグザールを倒したサーラにイエロー

   45分 ヘディングの競り合いでシルヴェストレを倒したピニージャにイエロー。この試合何度もヘディングの競り合いで悪質なファールを繰り返していた。3度目の正直

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはジェノア13分58秒:サンプ14分03秒。シュート数はジェノア3本(枠内2本):サンプ5本(0本)。両チームともチャンスはほとんど無し。サンプは2トップとブルーノに、バッレートかリネッティがワンツーとか細かいパスで中央から崩しに行く。一方のジェノアは両サイドをワイドに。ラグザールとブロゾヴィッチのクロスからチャンスを作ろうとする。ただ、両チームとも戦術的に相手の良い所をお互い潰そうとする展開。負けられないDERBYならではの展開か 

後半6分 バー!ムリエルが右サイドからカットインして、左足のシュート。惜しいシュートだったが、クロスバーに当たってゴール後ろへ

   7分 ヒリエマルクに足裏を見せて倒したバッレートにイエロー

  11分 トレイラからやや長めのクサビのパス。クアリアレッラがDFを背負いながらこのボールを受け、反転して左足シュート。わずかに右に外れる

  22分 クアリアレッラに代わっていよいよシック投入。シックの人気は日増しに高まっており、この日もシック入場の際にはティフォージから「オォォォーーーー」の歓迎の歓声が。ちなみにクアリアレッラは4試合連続得点ならず

  23,24分 トレイラ、バッレートと立て続けにミドルシュート。共にGKにキャッチされるが、良いシュート。

後半26分 ムリエルGoooooL:1-0 

→ヌチャムのミスパスをムニョスが受けた瞬間を狙ってカットしたムリエル。そのままドリブルでペナ内に持ち込み、右足インサイドで狙い澄ましたシュート。先制!ムリエル、DERBY連続得点!!

  ↑↑©sampnews24より

  28分 右サイドからシックがドリブル。細かいタッチで3人を抜いてペナ内、最後にDFにつつかれてこぼれたボールを、ムリエルがシュート。しかしDFにブロックされる

  30分 ブルーノ・フェルナンデスに代わってプラート投入

  31分 ラゾヴィッチに代わってパッラディーノ投入。むかつくパッラディーノは、いつの間にかまたジェノアに戻ってきていた。ジェノア、3トップへ

  34分 シック、今度はドリブルで4人抜き!しかしDFの股抜いて撃ったシュートは弱く、GK正面・・・

  38分 コフィに代わってタアラブト投入

  42分 傷んだムリエルに代わってジュリチッチ投入

ロスタイム4分。

  47分 ヴィヴィアーノ、遅延行為でイエロー

そのまま終了。1-0の大勝利!

(ポイント)

・ポゼッションはジェノア27分49秒:サンプ30分02秒

・シュート数はジェノア5本(枠内4本):サンプ10本(枠内5本)

・あらすじが真っ青になっている通り、後半は圧倒的サンプペース!

・敵のミスからの得点だったが、その前から得点の臭いはしていた

・これでジェノアとは勝点12差!

・DERBY通算 サンプ41勝 ジェノア29勝 引き分け44

 雨も無く、オフサイドも無く、PKも無く、ジェノア側には何の言い訳も出来ない完璧な勝利だろう!2002-03の時にも1年で3試合DERBYが有り(コパイタリアでも当たった)、3連勝。しかしこの時はSerie B。Serie Aではなんと57年ぶりの年間2試合2勝だったようだ。57年前のメンバーと言えば、Ultras の名前にもなっている”Tito Cucchiaroni" とかがプレーしていたらしい。どれだけ古いかがわかる。

 ところで、今回渡伊して様々な情報を得る事が出来たが、一番びっくりしたのがこの”Ultras Tito Cucchiaroni"が解散していた事。サンプのティフォージでの最大派閥だったウルトラス・ティトは、”Tessera del tifoso”に対するスタンスを巡って内部分裂。最初からこのアウェイゲームでの身分証提示義務制度に大反対していたウルトラスだったが(イタリアのほとんどのチームのウルトラも同様)、様々なデモやボイコット等を行っても政府が変わらない。このままでは一生アウェイゲームにはわずかなファンしかいられない事になる。俺たちが好きなのはサンプで、あくまでサンプを支えないといけないと言う事で、ある程度妥協案を飲もうと言う事になっていた、ティトの重鎮・幹部連中。

それに対して一部の若者達があくまで強硬的にアウェイゲーム帯同拒否を続けた事から内部分裂。そのまま彼らがTitoから脱退。一方元々の幹部はTitoの事務所もそのまま使用して、”Cattivi Maestri”と言うグル―プを新たに作り活動を始めた。私も今回会って友人にもなれたマウロっていう、元々Titoで書記をやってた奴がリーダーとなる。ちなみに彼の職業は弁護士。イタリアのサッカーのティフォージと聞いて、まさか弁護士がやってると想像する人はいないだろう(笑)

 時間は過ぎ、こうして様々な事は変わっていく。しかし我々のサンプへの愛は変わらない。DERBY連勝と言う素晴らしい結果を残してくれた選手たち。今はただ感謝しかない。

Grazie Ragazzi!!

 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第29節 2017年 3/19(日) 対逆賊ユーヴェ@ジェノヴァ  現地15:00Kick Off(日本時間23:00) 

 ’16-’17 SERIE A 

28試合 11勝8分9敗 勝点41 得点35 失点33 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero141:

Il mio sogno nel dopo carriera e' continuare a lavorare nel mondo del calcio,

ma senza troppe responsabilita'.

Il ruolo ideale per me e' quello di team manager,come il nostro Giorgio Aiazzone:

in pratica ti danno dei soldi per non fare niente

格言141:

俺のサッカー選手のキャリアを終えた後の夢は、カルチョの世界で働き続ける事。

ただ、そんなに責任が重くない仕事で

一番俺にとって理想的なのはチームマネージャー。

我々のチームマネージャー、ジョルジョ・アイアッツォーネのように。

現実的には、ほとんど何もしないで金がもらえる素晴らしい仕事だ