四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その63)

2022年11月30日 06時16分27秒 | 短歌
「口語短歌・水曜サロンの会」(その63)   短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 明るく、楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。 ☆☆☆
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。☆☆☆


 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。

 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見等をお寄せ頂ければ幸いです。

【サロンの運営について】
 運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。



     「皇帝ダリア」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】散歩道に転がっていたザクロの実。大きな赤い口をあけて白い種が
    見えます。すぐに鬼子母神を思い浮かべました。今では釈迦に帰依して
    安産と子供の守り神として信仰されています。
☆赤い口あけて転がるザクロの実 今日はどの子が餌食とならん
☆右の手にザクロを捧ぐ鬼子母神 種の数ほど救え幼子

                         夕庵さん

【解説】
 ザクロの実から鬼子母神を思い浮かべるのは、流石ですね。
 鬼子母神はお釈迦様に諭され自らの過ちを悟り、お釈迦様に帰依しその後
 安産・子育の神となったとのこと。
 今では、安産・子育の神として人々に尊崇されていますね。
 この神の来歴を二首の詠歌で表現しきる、作者の手並みも鮮やかと思います。
 改心した後の鬼子母神に「種の数ほど救え幼子」の想いは、多くの女性達の
 心からの祈りでもありますね。
 二首目の歌、幼子を救うたびに自ら犯した過ちを悔いたであろう鬼子母神の、
 深い哀しみと、悔悟の想いに寄り添い少し添削してみました。いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★悔いいるかザクロを捧ぐ鬼子母神 種の数ほど幼な救うも


【詞書】11月17日BSNHKで「京都の紅葉21年度版」をやっていました。
    奇しくも本日23日生中継があります。見ていますとcookieと行った京都の
    紅葉をまざまざと思い出しました。秋の京都の思い出は尽きませんが
    「東福寺(通天橋)、哲学の道(叶 匠寿庵)、高台寺(夜間照明)」等
    思い出しながら短歌を詠んで見ました。哲学の道には叶 匠寿庵京都茶室棟が
    ありますが、何回となく行きました。
☆煌びやか息のむ景色通天橋 君と写した真紅のもみじ    《東福寺》
☆臥龍池水面に映えた逆さもみじ 肩を寄せ合いねねの声聞く 《高台寺》
☆赤や黄色朝の陽射しに照らされて 君と歩いた哲学の道   《哲学の道》
                         浅間山明鏡止水さん

【解説】
 京都の紅葉は、今まさに旬を迎え、NHKをはじめいくつかのテレビ局でその様子を
 放映していますね。居ながらにして紅葉の絶景ポイントを眺められるのはいいで
 すね。奥様との思い出の場所も鮮やかに甦るものと思います。
 高台寺では臥龍廊・臥龍池などがライトアップされているようですね。
 このライトアップには賛否両論があるようですが…、夜間に訪れる方にとっては
 絶好の撮影スポットになっているようです。でも、「ねねの声」を聴くには少し
 騒がしすぎるかも知れませんが、水面に映えるもみじの影から響いてくるかも
 知れません。二首目を、少し、視点を変えて詠んでみましたがいかがでしょうか。
【ご参考】
 ★亡き人の菩提弔う ねねの声 逆さもみじの水面に響く




【詞書】時雨紅葉二首 奈良長谷寺にて
☆こもりくの初瀬の山の紅葉葉を
    おのが色にか
      時雨染めけむ
☆透明な時雨が残した
    紅葉を
      虹が
    染め歩いてるんだよ

                         自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 スランプなので、初心を思い返しています。
 2016年に奈良の長谷寺を訪れた時のものです。当時は、今日は時雨だ!と
 天気予報を見て、京都から奈良の秋篠や大阪の高安や長谷寺を出掛けておりました。
 一首目は、古今風で、こもりくのは、初瀬(長谷)を導く枕詞です。今、枕詞を
 使う人は稀なので、目新しいかも?時雨が木々を千々に染めて行くと言うのは、
 古今集にもあるのですが、時雨の気まぐれで色を染めていると言うのは有りません。
 二首目は、時雨の後よく虹が出るので。古来虹を歌った和歌は無く、自由律で
 作ってみました。透明な時雨が何故色を染めるのか?と言うのは新古今にも
 有りますが、染め残した葉を後に出た虹が染めると言うのは無いので。

【解説】
 最近のブログへの意欲的な記事掲載状況を拝見しますと、スランプの影も
 見えませんが…。止揚の理論ではありませんが、より高みへ向かう上昇過程に
 おける足踏みかとも思います。
 奈良長谷寺における時雨と紅葉、さらに虹との関連が「おかしみ」を込めて
 情趣深く詠まれており、新たな視点も示唆され学びになりました。
 「時雨が染め残した紅葉を、虹が染め歩く」と言う視点は面白く、歌としても
 説得力がありますね。
 古今調と自由律の二通りで詠み分けた紅葉の表現は、私たちの学びになりますので
 これからもご教授いただければ嬉しいです。


☆-----------☆ 「ネット歌会」開始 ☆------------☆
 【詞書】引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆山一つくれないに染め沈みゆく 秋の落暉は 瞬きに似て
                         ポエット・M
★輝きは老いつる身にもあると知れ落ちゆく秋の日輪のごと  
                         水仙さん
★老いてなお 望み秘めつつ越え行かん 落暉の染める山坂の果て
                         ポエット・M

★ぽこぽことパッチワークの嵐山 朝日のぼれば輝きはじむ 《朝日を詠みました》
                         夕庵さん 
★それぞれの色を秘めるや嵐山 朝日のぼれば彩どりを増し
                         ポエット・M
                         
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆遊ぶがに花弁を揺らす秋風に 皇帝ダリアの軸は揺らがず
                         ポエット・M

【解説】
 多くの花が朽ち枯れる中で、霜月の空にすっくと立ち威風堂々とした風姿を示しながら、
 どこか寂しげな花の皇帝ダリア。メキシコが原産のこの花は青空に映え、秋風と遊ぶかの
 ように花びらを揺らしています。また、雅さを漂わせながら魅入る私たちを楽しませて
 くれます。また、花びらを揺らしながらも、軸は揺らがず思いのほか幹は頑丈でしっかと
 立っています。花と無骨な幹の対比が面白く思わず即興で詠んでみました。



     「皇帝ダリアへ寄せて一首」

「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (6)
 
 1.貴女へのレクイエム(6)

   貴女(きみ)の御霊よ!永遠に安かれ!

    かの方の
      聖足(みあし)の跡を
             歩み行く
        大沢牧師
          高塚牧師

         若き日の
           貴女(きみ)も通いし
                   聖堂も
               保存されたる
                  〇〇〇教会

                痩せこけて
                   柩の中に
                     横たわる
                  貴女(きみ)を飾らん
                         小さき花で

         残された
           身の哀しさよ
               亡骸を
            焼かねばならぬ
                青き火をもて

     亡き貴女(きみ)を
        焼かねばならぬ
            火を持てり
          残れる者の
            業(わざ)また非情




【短歌入門・質問・提案コーナー】
 この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
 ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
 皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
 幸いです。
 なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
 反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
 それが学びに繋がれば嬉しい限りです。

【サロン参加者からのコメント】前週に引き続き掲載いたします。
   自閑さんよりのコメントです。
 今回は、新古今から離れて、建礼門院右京大夫を紹介します。

 建礼門院右京大夫は、建礼門院(平徳子)に出仕し、平資盛と恋仲となり、
 平家の都落ちで生き別れ、壇之浦の後、建礼門院を大原に訪ねる様子が、
 建礼門院右京大夫集にあります。
 滅多に古典を現代語に訳さないのですが、右京大夫集と今昔物語集だけは、
 訳をblogに掲載しております。右京大夫のイメージとして、若尾文子さんが、
 語りかける様にと自分では思っております。

  寿永の平資盛との別れ
   またためしたぐひも知らぬ憂きことを見てもさてある身ぞうとましき
    拙訳 また他に前例の無く、同じ樣な事も知らない生き別れという辛い経験を
       したのに、まだこうしてそのままに生きている自分がうとましい…

  大原訪問
   今や夢昔や夢と迷はれていかに思へどうつつとぞなき
    拙訳 今の詫び住まいが夢なのか、昔の栄華が夢なのか迷ってしまい、
       どう考えても現実のことと思われません

   仰ぎ見し昔の雲の上の月かかる深山の影ぞ悲しき
    拙訳 昔、宮中で拝見致しました雲の上の月の樣にお美しかった建礼門院樣が、
       この樣な深山にお住まいの御樣子を拝見致しますとは悲しい事であります。

   山深くとどめおきつるわが心やがてすむべきしるべとをなれ
    拙訳 (建礼門院樣のお住まいになる)この山深い大原に残して置いてきた
       私の心が、やがて出家するという導きの道標となっておくれ

 右京大夫集は、再度注目されたのが、太平洋戦争で、夫や恋人を出征で戦地に送った
 方々から読まれたとの事です。
 大原の寂光院の裏山には、右京大夫の墓との伝承の墓石があります。観光客も
 そこまでは行かないです。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
 各位に記入して頂いた短歌を基に、編集させて頂きます。
 従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
 当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
 各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。


     「咲き残る コスモス」

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
 (8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
    誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
 (9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
    ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
    できない場合もありますのでご了承願います。
                     了

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Unknown (1948219suisenも)
2022-11-30 06:46:33
今週も素晴らしい返しをしていただきまして、ありがとうございました。

★輝きは老いつる身にもあると知れ落ちゆく秋の日輪のごと  
                         水仙作

★老いてなお 望み秘めつつ越え行かん 落暉の染める山坂の果て
                         ポエット・M様作
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2022-11-30 06:48:51
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」11月24日「私のブログ」で日本の橋を取り上げました。なかでも山口県「襟帯橋」をShimaさんが注目して下さって嬉しかったです。山口県は私のふる里でもあり錦帯橋は何回も行きました。そこで錦帯橋を短歌で詠んでみました。錦帯橋はかの吉川栄治氏が「宮本武蔵」の著書で佐々木小次郎が燕返しの術を編み出した場所として着想し有名になりました、そして岩国城や白蛇も有名です・

「景観は錦の名こそふさわしく 春夏秋冬色彩豊か」

「小次郎は逸話に残るイケメンと 姿形は違い討ち死にす」

「赤とんぼもみじに染まる錦帯橋 もののふのあわれ白蛇に宿す」
返信する
栄枯盛衰 (チョウキチ)
2022-11-30 14:35:20
亡き人の菩提弔う ねねの声 逆さもみじの水面に響く

秀吉の妻寧々の声でしょうか。逆さ紅葉は家康でしょうか。華やかな紅葉にも哀愁が込められているのでしょう。
返信する
水仙さんへ (ポエット・M)
2022-11-30 22:26:12
水仙さん こんばんは。
早速にコメントを頂きありがとうございます。

「ネット歌会」に、いつも素敵な返歌をお寄せいただき感謝しています。
水仙さんの自負と矜持が滲むお歌に、私も返歌させて頂きました。
「輝きは老いつる身にもあると知れ」の上の句の鋭さがいいですね。

岡本かの子の「年々のわが悲しみは深くして いよいよ華やぐ命なりけり」
の「命の華やぎ」にも通じる「耀き」が詠まれていると感じます。
これからもよろしくお願いします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2022-11-30 22:29:12
Kenさん こんばんは。
いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

故郷山口県の「襟帯橋」「佐々木小次郎」「白蛇」を詠んだ三首の詠歌には
望郷の想いも滲んでいると感じます。
また、岩国市の「白蛇」は天然記念物に指定されており、遺伝によって白化
(アルビノ)が子孫の代にも受け継がれているとのこと。
「もののふのあわれ」をしっかりと受け止めてみたいと思います。

それぞれの歌をじっくりと味合わせて頂きますね。
これからもよろしくお願いします。
返信する
チョウキチさんへ (ポエット・M)
2022-11-30 22:30:25
チョウキチさん こんばんは。
いつも、短歌の核心を撞いた歌評をお寄せいただきありがとうございます。

高台院は、秀吉の菩提を弔おうと北政所(ねね)が寺院の建立を発願し、徳川家康も
その建立を支援したと言われています。
紅に染まるモミジと、逆さもみじが映える池の水面からねねの声が今にも響いてくる、
そんな錯覚すら感じる寺域のまとう哀愁。それは「浪速のことも 夢のまた夢」と
辞世の句を詠んだ秀吉の、想いに重なる故かも知れません。

これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (夕庵)
2022-12-01 11:25:44
ポエットMさん
今週の3首です。

詞書
1首目は、昼間鮮やかだった紅葉もライトアップされると、とても怪しい雰囲気を醸し出します。
ふと、お能に出てくる「鬼女紅葉伝説」を思いました。諸説あるようですが、平維茂が鬼女を討伐したあのお話です。
2首目は宝厳院を訪ねたときのことです。
京都嵐山の天竜寺の塔頭の宝厳院の庭園には苔むした大きな岩が(獅子岩)と名付けられ、見る方向によるとあたかも獅子が大きな口を開けているようでした。

☆紅葉の波も日ぐれて鎮もれり 鬼女も出そうな京の古寺

☆紅葉の宝厳院の庭巡り 苔むす獅子岩大き口あく

☆紅葉は炎となりて燃え上がり吾(あ)もまた噴きたき日のあるものを

よろしくおねがいします。
返信する
Unknown (夕庵)
2022-12-01 11:30:29
ネット歌会
☆遊ぶがに花弁をゆらす秋風に 皇帝ダリアの軸は揺らがず   ポエットMさん

★見下ろしてもの言う仕草につけられし「皇帝ダリア」と人は嘯く 
   夕庵
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2022-12-01 13:13:37
夕庵さん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
いずれも、紅葉にまつわる詠歌を学びつつ味合わせて頂きました。

紅葉伝説は室町時代から江戸時代にかけて、能や浄瑠璃、歌舞伎では「紅葉狩」
という題名で描かれ演じられてきていますね。
おっしゃるように、いくつかの異なる物語になっていますが、平維茂が鬼女・紅葉と戦い、
討ち取る話となっていますね。女性が鬼女に成らざるを得なかった哀しい物語も
あるでしょうが、終焉の耀きとも言える紅葉を見ると、その妖しさが鬼女を連想させますね。

伝説は北信濃戸隠山の紅葉ですが、一首目の「京の古寺」に置き換えも可能ですね。
三首目の、「吾(あ)もまた噴きたき日のあるものを」の想いと、燃え上がる紅葉との
対比が鮮やかですね。

「ネット歌会」へも出詠頂きありがとうございます。
なお、「見下ろしてもの言う仕草につけられし」の視点も、新鮮ですね。
これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (I.SATO)
2022-12-02 14:31:30
ポエット・Mさん>11月に農作業の手伝いに行って人参の収穫をしました。
今は機械収穫の時代ですが、手で一本ずつ抜く農家でした。
穴から育てた土の匂いと育った人参の甘い香りがして、小さな農家の1年を感じました。

送詠します。
■引き抜いて丸き穴から人参の暮らしの薫りがゆらりと昇る
返信する

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