四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

百合の花束

2024年07月01日 17時12分25秒 | 日々の歩み

 今日から7月。早いもので能登半島地震で始まった2024年も既に半年が経過しました。
この地震は1月1日16時10分に、石川県の能登半島地下16 kmで発生した内陸地殻内地震でしたが、気象庁マグニチュード(Mj)は7.6であり、内陸部で発生する地震としては日本でも稀な大きさの地震であったとのことです。

 現在、災害関連死を含めた犠牲者は299人となり、未だ2200人以上の方が避難生活を送っています。石川県によりますと6月27日の時点で能登半島地震で、全半壊した建物を自治体が取り壊す「公費解体」は、2万800頭余りの申請に対して、完了したのは911棟と申請に対しておよそ4%にとどまっている状況とのことです。復旧の最初の一歩とも言える「公費解体」の一日も早い進捗が必要と考えます。
 能登半島地震で犠牲となられた皆様に改めて哀悼の誠を捧げるとともに、未だ避難生活を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 話は変わりますが、先日近くに住む息子が「仕事先で頂いた」とのことで、百合の花束を抱えてやってきました。自宅では飾らないので「お母さんへの贈物」として細君に渡してくれました。
 最近、我が家も仏花を除いて、生花は余り飾ることが無くなりましたが、沢山の、しかも豪華な百合の花束を抱えて細君は嬉しそうでした。大輪の百合が、赤、白、黄色と10数輪もあり、どう飾ろうかと思案に暮れる状態のようでした。大きな備前の鉢もあるのでそれに飾ることも検討しましたが、水替えが大変とのことで持っている花瓶を総動員して分けて飾りました。

 置く場所も玄関、リビング、寝室と分けて飾ったのですが百合の花の甘く濃厚な香りが部屋中に漂い、香りに酔う状態でした。
 咲いている状態を切り花として即届けられたようで、夏の暑さの中でも花は結構長持ちし、また、蕾も次々開花し、しばらくは見惚れる状態で、細君も嬉しそうに眺めていました。なお、白色の大輪の百合は「八重咲カサブランカ」と呼ばれるとのことですが、豪華な花で私も初めて見る花でした。

     「八重咲きカサブランカ」

 細君は、好みから言うと都忘れ等の楚々とした可憐な花が好きですが、今回の見事な百合の
大輪の花は嬉しそうに眺めていました。自宅では飾らず、花好きの細君に届けさせた息子のお嫁さんの心遣いにも感謝した次第です。


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3 コメント

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Unknown (1948of)
2024-07-01 18:41:16
微笑ましいお話しですね😊
息子さんご夫婦との睦まじい様子が伺えます、花は良いですね。
返信する
1948ofさんへ (ポエット・M)
2024-07-01 20:25:21
1948ofさん こんばんは。

温かな、心の篭もるコメントをお寄せ頂きありがとうございます。

細君は、息子たちのお嫁さんとは皆仲良しで、息子以上に語り合って
いるようです。
おっしゃる様に、花は種々ありますが、いずれも良いものですね。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2024-07-03 04:08:48
24年7月3日分短歌投稿
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出しますのでご指導よろしくお願いします

源氏物語巻名歌・25柏木(かしはぎ)
歌の背景
光源氏四十八歳。亡き柏木への思いにしずむ落葉宮を見舞う夕霧はその様に心をうたれ思わず歌を贈る。しかし、夫を偲ぶ落葉宮はその気持ちを拒む。
「ことならば 馴らしの枝に ならさなむ 葉守の神の 許しありきと」 夕霧

「柏木に 葉守の神は まさずとも 人ならすべき 宿の梢か」 落葉宮

返歌
「枝先が 一つになって 宿縁も 葉守の神の お許しこそが」

「突然の お言葉にこそ 驚いて 心の浅い 方のようにと」

紫式部集・25
ここにかく 日野の杉むら 埋(うず)む雪 小塩(おしお)の松に 今日やまがへる

返歌
「日野山の 埋む雪見て ふるさとは 都懐かしむ 小塩山の松」
返信する

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