四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

悲しき「放置」

2022年01月30日 15時38分15秒 | 短歌
 今、日本も含めて世界は新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による、感染爆発の中にあります。
東京都で、昨日29日、新たに1万7433人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。
2日続けて1万7000人を上回り、過去最多だった28日の感染者数1万7631人に続いて、2番目の多さとなりました。
重症者は22人で、感染者のうち3人の死亡が確認されました。
病床使用率は48%で、前の日よりも1.9ポイント上昇し、東京都は、病床使用率が50%を超えた場合、
緊急事態宣言の要請を検討するとのこと。


 与野党の政策責任者は本日、30日のNHK番組で、全国で感染が急拡大している新型コロナウイルスへの
対応をめぐり討論しました。自民党の高市早苗政調会長は、緊急事態宣言発令の可能性について
「あると思う」と言及し、「経済への影響はあるが、命が一番大事だ。(岸田文雄首相が)ちゅうちょなく
判断される」と語りました。


 一方、立憲民主党の小川淳也政調会長は「本当に抑えるのであれば人流抑制以外に方法はない」と主張し、
これまでの政府の対応に関し「無策に見える」と厳しく批判しました。
事実、「オミクロン株」感染爆発の対処に当たって、専門家会議からのコメントを別にすれば、これまで
政府からの国民に対して明確のメッセージは寡聞にして聞かれませんので、「無策に見える」と批判されても
やむを得ないと感じます。


私たちは再び外出自粛や会食自粛等をはじめとした、マスク、手洗い等基本的な感染対策の徹底が必要と考えます。
再び第五波に見られた、あの「悪夢のような」医療崩壊を起こさないためにも、私たち一人ひとりが出来る最大限の
対応を愚直に努めて参りたいと改めて思っています。


今まで、体力維持と、気分転換のため細君共々スイミングと、散歩等を意識的に行ってきましたが、
スイミングも更衣室等の状況を考慮し、最近は控えるようにしてきました。いきおい周辺の散歩や
ジョギング等がメインになりますが、遊歩道や、海岸道路では同様に考える方も多く、なじみの方に
出会う場面が増えています。「何とか凌ぐしかなさそうですね」が合言葉になりそうです。



こんな日々の徒然に詠んだ短歌を掲載させて頂きます。

    ☆  冬木立 碧空指して手を伸ばす 浅き春呼ぶ しぐさにも見ゆ
    ☆  大津港 鴎と鴨の住み分けて 小春日の海 煌めき初める 
    ☆  未だなお後遺症にも悩まされ コロナの怖さ尋常ならず
    ☆  ウイルスも入れ替わりゆく去年今年 悲しき「放置」あってはならぬ
    ☆  コロナ禍が再び荒ぶ日々にあり 届かぬワクチン何が足りぬか

コメント (2)
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