ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

秋のバラ in 旧古河庭園

2014-10-13 01:20:27 | 名勝

秋のバラ in 旧古河庭園 

上中里から王子まで、秋の薔薇を見ながら、散歩 ・・・

この界隈の散策のルートの出発点は、内田康夫の小説の主人公・浅見光彦の地元ですから、最寄り駅はJR上中里駅です。そこから、平塚神社へ寄って参詣し、平塚亭の団子を買って頬張りながら旧古河庭園に行き、洋館を見て西洋庭園で薔薇を堪能し、日本庭園の回廊を散策するのが良かろうと思います。ここや、岩崎邸の洋館建築は、明治の政財界の西洋かぶれをいい意味で感じることが出来ます。建物内部は、流石に、生活スタイルまで西洋風になれなかったらしく、和洋折衷の妥協の産物のようですが・・・。内部まで見学できるかどうかは、定かではありません。
旧古河邸に飽きたら門を出て、右に行けば駒込・六義園方面ですが、来た道を戻り、本郷通りをそのまま下ります。地下鉄・南北線・西ヶ原駅の左手の住宅街は、浅見光彦の家のある西ヶ原3丁目、小説の中の家ですから架空です。時間があれば、右手に、桜で有名な「飛鳥山公園」があります。公園内は、青淵文庫、渋沢栄一資料館、飛鳥山博物館、紙の博物館が並びます。時間を食いそうなので、見ていきたい誘惑を押さえて、やり過ごします。「飛鳥山公園」を過ぎると王子駅。駅前商店街。ここでは石鍋商店のくず餅、「扇屋」の「釜焼き玉子焼き」。・・・特に、江戸落語「王子の狐」にちなんでの玉子焼きは絶品とか。散歩を堪能 ・・・

平塚神社 ・・八幡神社、昔この地にあった平塚城の鎮守
御祭神:八幡太郎 源義家命
 ・・ 源義家 岩清水八幡宮で元服したので八幡太郎と。
 ・・ 賀茂次郎 源義綱命:義家公の次弟。賀茂神社で元服したので賀茂次郎。
 ・・ 新羅三郎 源義光命:義家公の三弟で武田氏、佐竹氏、小笠原氏の先祖。
        新羅明神で元服したので新羅三郎。

 

新羅明神は、園城寺 (三井寺) の本尊の一つ。名前からして朝鮮と関係が深そうですが ・・・
神仏習合も、ここまで来ると、寺なのか神社なのか、さっぱり凡人には理解出来ません。
最初は、源氏武将の鎮守だったのが、いつの間にかこの地方の郷社になっていた ・・とか。


 

名探偵・浅見光彦や光彦のご母堂の好物の”だんご”。まあ・・美味しい!が、絶品とまでは ・・?1本¥130!

 

旧古河庭園 秋のバラ・フェスティバル

入場券:大人¥150

 

パンフレットから ・・・

旧古河庭園では、秋バラの見ごろに合わせ「秋のバラフェスティバル」を開催します。 秋のバラは、香りや色彩を長い期間お楽しみいただけます。 大正初期に建てられた重厚な洋館と、約90種180株のバラが織りなす旧古河庭園で、秋ならではの バラの美しさをご堪能ください。
日時:平成26年10月11日(土)~26日(日) :9時~17時(最終入園は16時30分)

 

西洋庭園

緑の中の彩り 薔薇も多いが・人出も多い。・・・顔はぼかしました。


秋の薔薇

 

 

セレクトは、筆者の好みで。グラディション、ベルベットタッチ、色変化 ・・・

 

苦にならない程度のアップダウン、洋から和への変化 ・・・意外に疲れない ・・・

 

旧古河邸
所在地:東京都北区西ヶ原1-27-39(電話03-3910-8440)
建築年:1917年(大正6年):設計者:ジョサイア・コンドル
:構造:煉瓦造地上2階・地下1階建
概要:
ジョサイア・コンドルの設計。、陸奥宗光の邸宅跡に、古河財閥三代目当主・古河虎之助の別邸として建てらた。煉瓦造で、外壁は荒い仕上げの安山岩を使い、落ち着いた雰囲気を見せています。・・旧古河邸は、和洋館並列型ではなく、洋館単独の建物です。外観はまったくの洋風なのですが、2階には床の間や違い棚、付け書院のある伝統的な和室が組み込まれています。・・ 建物に劣らず魅力的な庭園は、斜面に沿って洋風庭園から日本庭園へと続いています。洋風庭園にはバラが植えられ、5月と10月にはたくさんの見物客が訪れます。回遊式の日本庭園の作庭は、京都の名庭師・小川治兵衛の手。

 ジャサイア・コンドルの設計・建築 ・・・恐らく日本の建築造形に、多大の影響を与えたのでしょう ・・・

外壁は、煉瓦だと思ったが、石です。安山岩と書いてあります。

 

日本庭園

池は、心字池。池の周りに、大きな石灯籠 ・・・灯りが付いた模様を見て見たい。 ・・・幻想的かも !

日本庭園の池の周りの紅葉は 、少し色付きました。 少しだけ、秋です。