静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で6か年を比較したグラフです。
以下、開港6年目の7か月目となる12月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向>
開港から6年目の12月実績は、先月同様歴代2位であった。
国内線にあってはFDAの福岡便と鹿児島便の2路線が12月としては過去最高となり低迷した札幌便を補う形で、行き帰り合わせて歴代2位の2万5,467人の利用数となった。
国際線にあっては、訪日中国人が全国的にも大きな伸びを見せ過去最高を更新していることもあって、ソウル便の減少分を補い、12月としては過去最高の行き帰り合わせて1万9,125人の利用数となった。
とはいえ、全体としてみれば、県が目標とする70万人達成に当たってまず越えなければならない開港初年度の壁(44,161人+上海推計1,600人)はまたも超えられなかった。
前年同月比では27。1%増となったものの、定期便だけで比較すれば対前年同月比は0.2%増であり、先月同様1便100万円の県補助金でチャーターした便が大きく貢献していることがわかる。
平成26年の訪日外国人が昨年の3割増しの1300万人を突破することが確実となっているが、補助金チャーター便で3割増しレベルを維持している現実は、利用者数の数字だけで諸手を上げてという訳にはいかない利便性の高い大空港に挟まれ競争にさらされている不利な空港という現実を示している。
<12月実績>
定期路線ごとに見た過去6年間の12月実績のみで比較した順位と比率は以下のとおり。
札幌線4,999人 4位/過去6年(1位の平成21年6,162人に対して81.1%)
福岡線10,195人 1位/過去6年(2位の平成21年8,781人に対して116.1%)
鹿児島線3,415人 1位/過去6年(2位の平成25年3,235に対して105.6%)
沖縄線6,424人 2位/過去6年(1位の平成24年7,545人に対して85.1%)
ソウル線2,723人 6位/過去6年(1位の平成22年14,911人に対して18.3%)
上海線3,879人 1位/過去5年(2位の平成25年1,430人に対して271.3%)
台湾線3,879人 1位/過去3年(2位の平成25年3,278人に対して118.3%)
また、上記路線以外のチャーター便を含む総利用者は44,592人で過去6年間で第2位、ピークの平成21年(44,161人+上海推計1,600人)に比べて97.4%であった。
国内線と国際線の過去6年間の推移を見ると、
先月同様、定期便中心の国内線が2年目以降横ばいで、国際線が緩やかな伸びのトレンドを示している。
国内線の内訳を見ると、
札幌が落ち込み、福岡は過去最高に、沖縄線は頭打ち、鹿児島線は過去最高とはいえ伸びの鈍化が見られる。
国際線にあっては、
前月同様、上海線が緩やかな伸びのトレンドを示す中、ソウル便が激減するのと対照的に補助金優遇のチャーター便が急な伸びを見せていることが分かる。
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で6か年を比較したグラフです。
以下、開港6年目の7か月目となる12月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向>
開港から6年目の12月実績は、先月同様歴代2位であった。
国内線にあってはFDAの福岡便と鹿児島便の2路線が12月としては過去最高となり低迷した札幌便を補う形で、行き帰り合わせて歴代2位の2万5,467人の利用数となった。
国際線にあっては、訪日中国人が全国的にも大きな伸びを見せ過去最高を更新していることもあって、ソウル便の減少分を補い、12月としては過去最高の行き帰り合わせて1万9,125人の利用数となった。
とはいえ、全体としてみれば、県が目標とする70万人達成に当たってまず越えなければならない開港初年度の壁(44,161人+上海推計1,600人)はまたも超えられなかった。
前年同月比では27。1%増となったものの、定期便だけで比較すれば対前年同月比は0.2%増であり、先月同様1便100万円の県補助金でチャーターした便が大きく貢献していることがわかる。
平成26年の訪日外国人が昨年の3割増しの1300万人を突破することが確実となっているが、補助金チャーター便で3割増しレベルを維持している現実は、利用者数の数字だけで諸手を上げてという訳にはいかない利便性の高い大空港に挟まれ競争にさらされている不利な空港という現実を示している。
<12月実績>
定期路線ごとに見た過去6年間の12月実績のみで比較した順位と比率は以下のとおり。
札幌線4,999人 4位/過去6年(1位の平成21年6,162人に対して81.1%)
福岡線10,195人 1位/過去6年(2位の平成21年8,781人に対して116.1%)
鹿児島線3,415人 1位/過去6年(2位の平成25年3,235に対して105.6%)
沖縄線6,424人 2位/過去6年(1位の平成24年7,545人に対して85.1%)
ソウル線2,723人 6位/過去6年(1位の平成22年14,911人に対して18.3%)
上海線3,879人 1位/過去5年(2位の平成25年1,430人に対して271.3%)
台湾線3,879人 1位/過去3年(2位の平成25年3,278人に対して118.3%)
また、上記路線以外のチャーター便を含む総利用者は44,592人で過去6年間で第2位、ピークの平成21年(44,161人+上海推計1,600人)に比べて97.4%であった。
国内線と国際線の過去6年間の推移を見ると、
先月同様、定期便中心の国内線が2年目以降横ばいで、国際線が緩やかな伸びのトレンドを示している。
国内線の内訳を見ると、
札幌が落ち込み、福岡は過去最高に、沖縄線は頭打ち、鹿児島線は過去最高とはいえ伸びの鈍化が見られる。
国際線にあっては、
前月同様、上海線が緩やかな伸びのトレンドを示す中、ソウル便が激減するのと対照的に補助金優遇のチャーター便が急な伸びを見せていることが分かる。
100万円あれば直接救える県民の命がどれだけあるのか、御楽団とか沼津にサッカー場とか自称お友達の入れ知恵と思いつきで動いている人は考えないんだろうなぁ。県民の命より中国人観光客だもんな。