「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

知事ボーナス、30%カットから一転、全額カットへ

2008-11-25 18:54:10 | 静岡空港
昨日の昼のテレ静による第一報(ボーナス30%カット)から一転、今日の静岡新聞朝刊では全額辞退と報じられ知事が会見でこれを公表した。
おそらく、中途半端な減額では県民世論を抑えきれないことを察知した誰かが彼にアドバイスしたのだろう。
それを裏付けるかのようにこの朝刊にはわざわざ内輪話(「受け取るわけにはいかないと、手当の辞退を決めたとみられる」)を「みられる」との推定にした上で、いかにも知事が自らの意志で辞退したかのような記述を載せている。
うそをつくときには多弁になるというのと同じで、わざわざこのような知事擁護の推定に紙面を割く配慮からして、むしろ逆に知事自らの自主的判断ではないとみるのが政治的な読み方というものだ。
かつて、住民投票について否定的だった知事が一転肯定の姿勢に転じたときのことが思い出される。http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/tokubetu.html

しかし、今回はだまされてはいけない。
1億1千万円の責任が330万円ほどのボーナスカットでチャラにできるわけがない。
カットは当然の事実であって決して今回の問題の責任の取り方とはいえないことを忘れるべきでないのである。

それにしても、静岡空港の大失態を扱ったTBS系の「噂の!東京マガジン 」を今週は放送しない静岡放送(SBS)といい、休日にもかかわらず県から情報をもらって知事を擁護する記事を載せる静岡新聞といい、さすがに県のバラ色の予測を無批判に受け入れ静岡空港推進を強力に支持してきたグループ会社だけあってやることがえげつない。空港赤字についても、道義的責任ということでいえばA級戦犯。いくら県との付き合いが深く経営優先とはいってもジャーナリストの端くれなら少しは反省してもらいたいものだ。


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