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税金で支える空港から割高499,900円スイス観光チャーター便ツアーを喜ぶ石川君

2008-12-21 13:13:52 | 静岡空港
島田市にも支店を持つ国内旅行会社がエーデルワイス航空機をチャーター(貸切)して来年7月15日~22日の8日間ツアーを計画していることの報告を受け、石川嘉延知事は「「スイスは大好き。食べ物も景色 もいい」と満面の笑顔で応じた」(産経新聞)という。
定期便でもない1回のチャーター便程度でこんなに喜ぶものかと失笑してしまうが、悪いことばかりの中ではわずかな事でも大きく感じられるのだろう。
しかし問題は経由便であるがゆえに3時間以上もロスする上に料金も割高という点だ。
昨日20日から募集されたツアーの旅行代金(2名様以上1室:お1人様)は燃油サーチャージ込みで499,900円。
今年の中部国際空港発着「エーデルワイス航空チャーター直行便で行く充実スイスハイライト8日間」という類似企画の料金が(398,000~408,000円)+(サーチャージ188ドル(当時の日本円で約2万円)×2)と45万円以下であり、原油も安くなり円高の今提示する料金としては割高感は否めない。

さらに問題は行き帰りとも新千歳を経由(離着陸)するため経由地からの搭乗・荷物の積み下ろしや機材整備のため通常3時間以上のロス(無駄)が生じるという点だ。
国外の着陸料や人件費の安い空港を経由するなら料金が格安になることもあって我慢することもできるが・・・

経由便なのに割高というのは、他に代替の手段がない地方空港で成り立つ企画だ。
結局はこの企画、県からの手厚い補助金や集客支援あっての企画だ。

(参考)<2008/2/17「空港利用者のための県新年度予算」>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/146.html
「読売新聞に「個人旅行値引きに補助」と紹介されているように
旅行会社に、チャーター便1座席当たり数千円か1機当たり数十万円の運航助成費と旅行パンフレットなど定期便を利用した旅行商品1商品につき約10万円の広報費補助。
さらに、閑散期の旅行商品を対象に、県が3000~5000円の値引き分を税金で負担。団体旅行客の送迎バスの借り上げ料も税金で補助。」

これでは、参加者は空港推進論者で占められ宗教団体の貸切旅行の様相が容易に想像できる。一般客にはさぞ居心地が悪いだろう。
とはいえ、石川君にはぜひ参加してもらいたいものだ。33万万円のビジネスクラス追加代金を払って賛同者らに貢献すべきだろう。ただし、くれぐれも任期中だからといって視察などの名目をつけて税金では行かないでもらいたいが。

さて、約50万円のスイスツアーを税金で援助する仕組みの意義・喜びとは?
優秀にして裕福な官僚出身知事の考えることは私には理解不能だ。

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1 コメント

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Unknown (元県民)
2008-12-22 23:42:47
大韓航空が就航表明したとのことですが…。
聞けばダイヤはアシアナと殆ど変わらないとのこと。ただでさえ、ウォン安で韓国人観光客が激減している時に、共唐黷ニなりかねないダイヤを組む
神経を疑います。それを無邪気に喜ぶ県や御用新聞の感性にも。一度、どん底まで落ちなければ静岡県は変革できないのかもしれません。
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