選挙が終わったので再開します。
先週の金曜日に先に公文書開示請求していた部局調整費の開示があり、見分してきました。
結果、3件について疑義ある財務会計上の手続きがあり、使途に疑問がある件は多々ありましたが、うち1件について看過できない住民監査請求相当の事案が認知されたことから、8月12日付けで住民監査請求を行う計画で優先して準備を進めています。よって今日以降の部局調整費の紹介は作業完了後となります。(なお、監査請求事案の概要は遅くとも請求の前日までには、ここで公開の予定です)
今日は4月23日に疑義を示していた事案を以下に1件紹介しておきます。
上画像の1枚目が企画書というべきものであり、2枚目がその規格に対応した事業予算で、3枚目はそのうちの実際の機器購入の請書です。
この事業の問題点をざっと挙げれば、
・平成24年度の調査事業にもかかわらず機器の購入だけで終わっており年度内に事業として完了していない。(事後の具体的検証方法も不明)
・よって、年度末に余った予算を使い切るような物品発注事業である。
・しかも、事業に必要な機器仕様の検討がないまま、タブレット端末の中からiPadが機器選定されている。
・さらに、事業目的からは過大とも言えるLTE仕様やRetinaモデルを購入しており地方財政法第4条第1校「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない。」に違背する疑いがある。
・また別に購入したiTunesカードの使途が開示公文書上からは不明で私的使用の疑いがある。
などです。
特にiTunesカードは金券でありその受払状況や使用状況は公金の使途としての適否を左右するものであることから、以下について追加で文書開示請求を行いました。
「スマートデバイス活用情報共有事業で購入したiPadに係るiTunesカードの受払及び同カードで購入したソフト等の購入履歴(iPadのiTunesの購入済みの写し出力等)の分かる文書及びデータ」
ちなみに本県では平成16年12月3日付け出納局長通知により金券類の公簿整備と定期報告が求められています。
今回紹介のもの以外にも、必要性に疑問のある海外博物館視察や土木事務所の職員らによる母校訪問など、県民はもちろん多くの県職員も知らないところでのある意味贅沢な費用対効果無視の公金費消があり、節約の範を示すどころではない公務員体質・県庁組織風土が部局調整費には見て取れました。残念というよりも情けない限りです。
先週の金曜日に先に公文書開示請求していた部局調整費の開示があり、見分してきました。
結果、3件について疑義ある財務会計上の手続きがあり、使途に疑問がある件は多々ありましたが、うち1件について看過できない住民監査請求相当の事案が認知されたことから、8月12日付けで住民監査請求を行う計画で優先して準備を進めています。よって今日以降の部局調整費の紹介は作業完了後となります。(なお、監査請求事案の概要は遅くとも請求の前日までには、ここで公開の予定です)
今日は4月23日に疑義を示していた事案を以下に1件紹介しておきます。
上画像の1枚目が企画書というべきものであり、2枚目がその規格に対応した事業予算で、3枚目はそのうちの実際の機器購入の請書です。
この事業の問題点をざっと挙げれば、
・平成24年度の調査事業にもかかわらず機器の購入だけで終わっており年度内に事業として完了していない。(事後の具体的検証方法も不明)
・よって、年度末に余った予算を使い切るような物品発注事業である。
・しかも、事業に必要な機器仕様の検討がないまま、タブレット端末の中からiPadが機器選定されている。
・さらに、事業目的からは過大とも言えるLTE仕様やRetinaモデルを購入しており地方財政法第4条第1校「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない。」に違背する疑いがある。
・また別に購入したiTunesカードの使途が開示公文書上からは不明で私的使用の疑いがある。
などです。
特にiTunesカードは金券でありその受払状況や使用状況は公金の使途としての適否を左右するものであることから、以下について追加で文書開示請求を行いました。
「スマートデバイス活用情報共有事業で購入したiPadに係るiTunesカードの受払及び同カードで購入したソフト等の購入履歴(iPadのiTunesの購入済みの写し出力等)の分かる文書及びデータ」
ちなみに本県では平成16年12月3日付け出納局長通知により金券類の公簿整備と定期報告が求められています。
今回紹介のもの以外にも、必要性に疑問のある海外博物館視察や土木事務所の職員らによる母校訪問など、県民はもちろん多くの県職員も知らないところでのある意味贅沢な費用対効果無視の公金費消があり、節約の範を示すどころではない公務員体質・県庁組織風土が部局調整費には見て取れました。残念というよりも情けない限りです。
了解しました。