Mitsuwa 旨いものフェア

　トーランス市にある日系スーパーのミツワでは、毎月のように色々なフェアが開催され、日本中の美味しいものを堪能することができます。そして、今日から、そんなミツワのフェアの中でも特に大規模な、年に一度の「全国・旨いものフェア」が日曜日まで開催中。去年は、このフェアでパートのおばさんして、とっても楽しかったんだけど、今年は本職の方がちょっと立て込んでてパートは無理だけど、去年、一緒に働いてお友達になった人が、今年もパートしてるので、お買一緒にランチできて、とっても楽しいひと時でした。

　既にラーメン激戦地のここ、サウスベイですが、更に追い打ちをかけて、フェア期間中には日本の人気ラーメンがお店を出します。今回は、塩ラーメンが売り物の千葉のかもめ食堂。私も今日は、このラーメンを頂きました。塩味が効いて美味しかったけど、このトシになると塩分摂取量を心配して、とてもじゃないがスープは飲めません。折角、日本全国、北海道から九州の味まで、色々な趣向を凝らしたラーメン屋さんがあるのに、私は数軒で食べてみただけ。特にお気に入りな味もなく（どこも、それなりにおいしい）、色々食べてみたいと思いつつも、元来の出不精もたたって、フリーペーパーのお店紹介や食べ比べ記事を読んでは、食べ比べた気になっています。ま、実際の所、塩分や炭水化物の摂り過ぎも気になるし、そもそも外食ばっかしてられるような身分じゃないし～（経済的に…orz）

　ラーメン一杯のお値段は、安い所で７ドルくらい、具の多いタイプになると10ドルを超えるメニューも少なくありません。外国で日本の味を再現するには、それなりに手間も余計にかかってるのでしょうし、日本と同じような感覚じゃラーメンだって食べられないとは思うけど、千円超えるラーメンって戸惑っちゃう。広告で楽しみにしていた道頓堀のたこ焼き屋さんは、トーランス店では出店していませんでした。残念だけど、トーランスのミツワのフードコートには常設のたこ焼き屋さんが入ってるから競合しちゃいますね。でも実際に出店してたら、東京でたこ焼きのお値段みて引っくり返りそうになってしまった私はお値段に負けて買わなかったかも。

　ところで、こういったフェアの度に思うんだけど、ミツワには、日本全国を回ってフェアに出店する候補になる美味しいものを探し、お店と交渉する役割の人がおられるのでしょうね。交渉とか、職人さんの手配、材料や商品輸送の手続き等々を成し遂げるには、経験、専門知識、交渉技術と揃ってなければ出来ない仕事だろうけど、それも含めて憧れるわぁ。本社のある場所とか、東京とかだけじゃなく、隠れた名産品を求めて日本全国、津々浦々を回って、プロとして味を吟味ってのは強力に夢の職業だけど、年に何度か日本に出張できるような仕事に憧れます。

　でも、日系の会社は自分には向いてないかも、と思い始めてるのね。先日の日系ジョブフェアでも、物凄く自分が場違いだって感じたんだけど、今までに面接してみた日本の会社は、なんかしっくりこない所ばかりだった。実際に日本の企業に勤めた時には、大阪人の本能で無意識のままにウケ狙いな軽口を叩いてしまって、仕事に対する態度に真剣さが足りないと評されたこともあるし、日本の会社で受け入れられるか不安。地元の大阪の会社じゃ、日常的に飛び交ってるようなジョークも、全国区で通じるとは限らない。同じ日本人だからと思っていると、かえって危険だと気付きました。解ってたつもりなんだけど、日本語環境に浸かっちゃうと、つい油断するみたい。

　国際機関に務めていた時には、世界最悪の官僚機関を上手く泳いでたと思うし、日本の政府機関での仕事は楽しかった。産後に仕事を辞めて、なんとなくそちらが本業になっちゃった翻訳は１７年やってて納期を逃したことは一度もないし、エージェントとも良い関係を築いていると思うのですが、実際に外に出て、直接に人と接するとなると、全く違った話。特に、日本の企業社会文化に馴染み、上手く人間関係をこなしていくのは、中々に難しいと実感しています。しかも、ここLA周辺のように、ミニ版日本社会が存在する場所ではなく、日本人は自分だけって街が長かっただけに、自分には日本人としての「常識」が欠けてんじゃないかと。

　でも、やっぱり「日本語ができる」というのは、最大のセールスポイントなので、上手く利用したいとも思うの。日本に出張できるような仕事探し、頑張るぞー！と、決意の千円ラーメンすすりながら鬨の声！なのでした。で、Mitsuwaでは中華三昧がセールで一袋99セントだったんで、まとめ買いしてきたよwww
　

ラーメンは大好きだけど、メタボも気になる…