わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

セトウツミ

2017-03-28 | 映画・ドラマ・本
 またもや日本のKちゃんから、お宝が届きました。先日、オススメされた映画「セトウツミ」の、今度は原作漫画です。さすがはKちゃん、抜かりなし…!

 そういう風に見るからかもしれないけど、映画の瀬戸と内海役の俳優さん達がぴったり過ぎる。特にセト役は、この人を想定したキャラクターじゃないかと思うほど。髪形がツンツンじゃない時は、普通の男前な爽やか青年風なのに、セトになりきると、その辺の大阪男子に見えるからすごい。一方、ウツミは、映画の感想にも書いたけど、うちの若息子似。でも、普段の写真では全然似てない。高校生の役だけど、本当は二人とも20代半ばなのですね。まだ高校生役ができるうちに、早く続編を撮って欲しい~!

 漫画、映画よりも、コテコテ大阪度が高い気がしました。この絶妙な間の取り方、大阪弁ネイティブじゃなくても、ちゃんと伝わるのかな?って少し思ったんだけど、これって上から目線?クスッ…ではなく、いきなり爆笑型なので、一旦笑いだしたら、ここで数秒、転げ回りながら笑い続けるので、未だかつてなく読み終わるのに時間がかかりました。笑いながら転げる度に、犬猫の冷たい目が痛かったわ。

 初めの数巻に比べると、流石に4巻頃にはパワーが落ちてきたかもな、と、思いながら読んでたんだけど、最新刊、6巻の、「おばあちゃんの記念写真」では、呼吸困難になるほど笑い転げてしまいました。救急車で運ばれるおばあちゃんを記念撮影するおかん、この状況でピースサインする瀬戸、そして、担架の上でしっかりカメラ目線のおばあちゃん。大阪やなー!

 イチビリの大阪人にとっては、笑っちゃいけない状況なのに笑ってしまうとか、ふざけてる状況じゃないのに、つい茶々を入れてしまうという、全国的に見れば相当な顰蹙を買う危機が、日々に潜んでいます。人生、そういう失敗の多かった私は、日本を離れて30年になっても離れない、己に染み付いた大阪人っぷりを喚起し、老後は関西がいいなぁ…と、しみじみ思ってしまう漫画でした。

 とこで、2巻では、無駄に絵がうまい内海の才能が披露されます。この、瀬戸を危機に陥る羽目にはまらせた無情な友人絵は、ネットで調べたら、この絵のスマホケースがあった。こんなん、見る度に爆笑してしもて、電話出られへんやん!