わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

今年もこの日がやってきた

2017-03-12 | 日記
 毎年恒例、夏時間に文句百曼荼羅の日がやってまいりました。アメリカで最も心臓発作や交通事故、脳卒中の発生率が高い日。時計を1時間早める日です。かつては、半年づゝで切り替わっていましたが、この頃毎年、夏時間の日数が増えてきて、今年は、今夜、あと小一時間後に時計を早め、11月5日に戻します。ざっと8ヶ月も続く。

 夏時間とは言いますが、このごろアメリカでは、サマータイムとは言わず「Daylight Saving Time(日光節約時間)」が主流。明日の予報なんか、雪なんですよ。日中最高気温が氷点下なんですよ。これで、「Summer」とか言われた日にゃ、卓袱台ひっくり返すよね!((ノ`Д′) ノ彡┻━┻ 

 この制度は、むかし、アメリカが農業国だったころに、日の早いうちから遅くまで、日法をフルに使うために採用されたというのが定番ですが、実際にはウッドロー・ウィルソン大統領が1918年に、戦時中の省エネ対策として始めたそうです。その後、何度も撤廃されたり、再採用されたり、改定されたりのスッタモンダを経て、今に至る、と。

 このシステムが本当に省エネになっているのかの確認は、何度も試まれましたが、未だに確認はできないそう。緯度の高い私の住むエリアなんて、やーっと朝起きても真っ暗じゃなくなったと思ったら、また、会社に行く頃はまだ暗いに逆戻り。早めに暖房をつけて、電灯も付けなきゃなんないので、かえって電気を使ってる。今時は、ネットを通じて時計は自動的に変えられるので、年二回、各々のサーバでは、その為のプログラミングもタダではあるまい。加えて、生活リズムの変化による体調不良。むしろ無駄に費用かかってるやん!

 来年は、日光節約時間の100周年。これを機に撤廃しちゃおう。この制度を廃止するために必要なのは、議会の承認だけ!共和党議会とトランプ政権、1回くらい役に立つことしましょうよっ!!