トランプ政権は、先の16日に2018年度(2017年10月~18年9月)の予算教書(https://www.whitehouse.gov/sites/whitehouse.gov/files/omb/budget/fy2018/2018_blueprint.pdf)を公表しました。これでは、国防費と国教治安強化が増額され、その代わりに環境や教育、福祉が犠牲になっています。下の表は、ネットで見つけました。先日のワシントン・ポストに出ていた表の翻訳です。国防費、国土安全保障省、退役軍人省の予算が拡大されている一方で、環境省、国務省、農務省、労務省が20%以上の予算カットの憂き目に。
トランプの公約によれば、インフラへの投資や税制改革、そして環境等の規制緩和で経済成長と雇用創出をサポートするらしいのですが、インフラ投資とは例の国境の壁のこと?この政権は、環境保護を超嫌っているらしいので、環境省への実に3割以上もの予算削減は、それを裏付けているようですが、
上の表は連邦各省の予算編成のみを示していますが、ここに表されていない機関も、大幅に予算を削減されます。アメリカ国立衛生研究所が20%、アメリカ国立科学財団は10%、そして博物館や図書館、大学、公共テレビ放送(PBS)、ラジオ局(NPR)等の文化・教育活動を支援する全米人文科学基金と全米芸術基金への補助金全額。具体的には、ワシントン・ポストによりますと「全米芸術基金への1億4800万ドル、全米人文科学基金への1億4800万ドル、公共放送サービスへの $4億4500万ドル、そして全米の博物館と図書館をサポートする博物館・図書館サービス振興機構への 2億3000万ドルが、全部、なくなってしまうのです。
難病治療の発見のための研究も、セサミストリートも、スミソニアン博物館も、全てが政府からの補助金を打ち切られます。アメリカの国防費は、すでに中国の3倍、ロシアの10倍です。トランプの「Make America powerful/strong again(アメリカを再び偉大に)」の「偉大」は、一体何を意味しているのでしょうか?少なくとも、先進科学や宇宙開発を率先することでもなければ、レーガン時代の「世界の警察」を自負していた頃の影響力を取り戻すのでもないのは確か。国防予算を増やせば「偉大」なのでしょうか?
今までアメリカの培ってきた文化や科学の発展のための努力を、根こそぎ取り除こうとするかのような予算編成は、知の宝庫であった古代のアレクサンドリア図書館の喪失にも匹敵する、人類への打撃であり、人知への侮辱だと思います。
壁のこの部分は全米芸術基金を取っ払ったことで可能になりました。
(セサミストリートの「この番組は全米芸術基金によって可能になりました」のパロディー)
トランプの公約によれば、インフラへの投資や税制改革、そして環境等の規制緩和で経済成長と雇用創出をサポートするらしいのですが、インフラ投資とは例の国境の壁のこと?この政権は、環境保護を超嫌っているらしいので、環境省への実に3割以上もの予算削減は、それを裏付けているようですが、
雇用創出と言いつつ労務省予算削減
新しいスキルとか磨かんでもよろしい、約束したのは製造業における雇用の増大なんで、ひたすらライン工しててくれれば結構、とでも言いたいのか?
農務省への予算削減
メキシコから来る野菜や果物の関税は上げるけど、国内での農業は支援しないんで貧乏人は食いっぱぐれて下さいという感じですか?
日本の外務省に当たる国務省の予算を大幅に削減
他の国のことは気にしてませんから、別に世界でのあめりかの存在感が薄くなって、発言力が弱まっても、知ったこっちゃありません…って、まさか、プーチンさんの世界的な影響力増大のためにアメリカは身を引きます、ってんじゃないでしょうね?
と、ひたすら、悪い方に解釈してしまう。新しいスキルとか磨かんでもよろしい、約束したのは製造業における雇用の増大なんで、ひたすらライン工しててくれれば結構、とでも言いたいのか?
農務省への予算削減
メキシコから来る野菜や果物の関税は上げるけど、国内での農業は支援しないんで貧乏人は食いっぱぐれて下さいという感じですか?
日本の外務省に当たる国務省の予算を大幅に削減
他の国のことは気にしてませんから、別に世界でのあめりかの存在感が薄くなって、発言力が弱まっても、知ったこっちゃありません…って、まさか、プーチンさんの世界的な影響力増大のためにアメリカは身を引きます、ってんじゃないでしょうね?
上の表は連邦各省の予算編成のみを示していますが、ここに表されていない機関も、大幅に予算を削減されます。アメリカ国立衛生研究所が20%、アメリカ国立科学財団は10%、そして博物館や図書館、大学、公共テレビ放送(PBS)、ラジオ局(NPR)等の文化・教育活動を支援する全米人文科学基金と全米芸術基金への補助金全額。具体的には、ワシントン・ポストによりますと「全米芸術基金への1億4800万ドル、全米人文科学基金への1億4800万ドル、公共放送サービスへの $4億4500万ドル、そして全米の博物館と図書館をサポートする博物館・図書館サービス振興機構への 2億3000万ドルが、全部、なくなってしまうのです。
難病治療の発見のための研究も、セサミストリートも、スミソニアン博物館も、全てが政府からの補助金を打ち切られます。アメリカの国防費は、すでに中国の3倍、ロシアの10倍です。トランプの「Make America powerful/strong again(アメリカを再び偉大に)」の「偉大」は、一体何を意味しているのでしょうか?少なくとも、先進科学や宇宙開発を率先することでもなければ、レーガン時代の「世界の警察」を自負していた頃の影響力を取り戻すのでもないのは確か。国防予算を増やせば「偉大」なのでしょうか?
今までアメリカの培ってきた文化や科学の発展のための努力を、根こそぎ取り除こうとするかのような予算編成は、知の宝庫であった古代のアレクサンドリア図書館の喪失にも匹敵する、人類への打撃であり、人知への侮辱だと思います。
壁のこの部分は全米芸術基金を取っ払ったことで可能になりました。
(セサミストリートの「この番組は全米芸術基金によって可能になりました」のパロディー)